JPH09173264A - モップ用塵埃除去用具 - Google Patents

モップ用塵埃除去用具

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JPH09173264A
JPH09173264A JP35016395A JP35016395A JPH09173264A JP H09173264 A JPH09173264 A JP H09173264A JP 35016395 A JP35016395 A JP 35016395A JP 35016395 A JP35016395 A JP 35016395A JP H09173264 A JPH09173264 A JP H09173264A
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mop
hole
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tool
dust
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JP35016395A
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Takeshi Hoshino
野 武 星
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着塵剤等を使用するタイプのモップの拭布部
から、掃除機を利用して、周囲に飛散すること無く塵埃
を除去することを可能にする新規な構造のモップ用塵埃
除去用具を提供する。 【解決手段】 用具本体1内に、上側面に複数の連通部
8aおよび多数の溝8bが形成された吸引板8が仮着状
に配されると共に、吸引板8の背面側に位置する空間部
に望む一方の外側部2には、掃除機の吸引ホース6を接
続するためのパッキング7が設けられ、モップ9の拭布
部9aを吸引板8上で摺動ないし上下動することによ
り、拭布部9aから塵埃を、周囲に飛散することなく、
効率的に除去し、掃除機に吸引させてしまう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、屋内用の乾燥型掃除具の一
つであって、主として静電気や界面活性剤を利用する着
塵剤等によって塵埃を吸着、除去するモップに組み合わ
せ、使用して重宝なモップ関連用具に関するものであ
り、モップ拭布部に付着した塵埃を、清掃中の屋内にお
いて飛散することなく確実に除去することを可能にし、
モップによる清掃を極めて効率的に実施することができ
るようにした新規な構造からなるモップ用塵埃除去用具
を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】我が国における住宅環境は、経済成長や
金利政策等の甲斐あって、ここ10年程の間にかなり整
備されてきていて、上下水道の拡充、街路樹や花壇の配
備、騒音対策等々、好ましい環境作りは、今後更に進展
いくものと予想される。こうした環境の中に位置するよ
うになった住宅の方といえば、必ずしも十分な広さを確
保できないという事情や、洋風化傾向が強まってきてい
る等の理由から、最近建築される住宅の多くは、ダイニ
ングキッチンからリビングまでを仕切りの無い1つのフ
ロアーにして広い空間で使用する等、限られた住空間を
充分に有効活用できるように工夫し、洋風デザインを取
り込んだ新たなスタイルの住宅が増えてきている。
【0003】こうした傾向はまた、比較的湿度の高い我
が国において、ダニやカビ等の発生を抑制する住宅とし
ても有効である上、屋内の掃除方法、特に床面を拭いて
いく掃除についても、これまでの箒や雑巾を使った掃除
に代わり、化学雑巾やモップを使って簡便に行える掃除
方法の採用を可能にしている。即ち、従来までの雑巾や
モップを濡らして行う掃除は、清掃の途中でその都度水
に浸して洗い、埃や汚れを取り去っては絞るという工程
によるものであって、水洗する度ごとに水が汚れてい
き、したがって、頻繁に水を汲み替える必要が有る等、
手間が掛る上、手が汚れてしまって衛生的ではなかった
り、煩わしい等といった欠点を有していたのに対し、化
学雑巾やとしたモップ、特に柄の先に角度自在に取り付
けた拭布部に各種着塵剤を含浸済みとしたレンタル式の
新たな器具を使った掃除は、付着した塵埃を何処かで払
拭しさえすれば、かなりの回数繰り返して掃除を行うこ
とができることから、極めて手軽で衛生的であり、多く
の家庭でこの新しい器具による掃除を採用している。
【0004】しかし、この新しい掃除用具も、拭布部に
付着した塵埃をそのままにしていたのでは、新たな塵埃
の付着、除去効果がなく、掃除機能を果たせなくなって
しまうことから、拭布部への塵埃の付着具合を見計らっ
て、付着した塵埃を払い落とすようにしなければなら
ず、そのため、何処か適当な屋外に出るか、窓から突き
出す等した上、柄を持って先端の拭布部を揺り動かし、
拭布部に付着した塵埃を辺りに振り払う必要を生じるこ
ととなるが、一戸建て住宅で十分空き地がある場所なら
未だしも、マンション、アパート等の集合住宅や、一戸
建て住宅でも近隣が立て込んでいるような場所にあって
は、辺り構わず拭布部の塵埃を撒き散らすことが不可能
であり、バケツや大きめのごみ袋の中に拭布部を突っ込
んで注意深く塵埃を振るい落とす等、辺りに気を配った
扱いをしなければならないことになる。
【0005】そこで、このような不都合に対処すべく、
モップ拭布部に使い捨て用の不織布を装着して、畳、床
面の区別なく埃を吸着し、清掃終了後には、汚れた不織
布を取り外して捨てることができるモップが実用化さ
れ、市場を賑わせている。この使い捨て用の不織布を用
いたモップは、確かに便利であって、不織布を交換する
ことによって、埃を立てずに衛生的に使用することがで
きることから、特に飲食店等の業務用として欠くことの
できない掃除用具となっているが、使い捨てられる不織
布は、合成樹脂の繊維等の繊維素材からなるものであっ
て、塵埃を吸着後に外されてゴミとして棄てることにな
るが、増え続けて止まない大量のゴミ処理が大きな社会
問題となっている昨今において、このような清掃方法
が、業務用に加えて一般家庭までにも普及してしまうこ
との是非は、大いに論議の余地が残されているとしなけ
ればならない。
【0006】本願発明者は、この問題に関し、一般家庭
にまで、ゴミを増大させ、しかも資源の無駄使いの要因
にも繋がるような清掃方法の普及を由とせず、その代わ
りに、従前から使用されてきているモップや化学雑巾の
清掃中に付着した塵埃を、辺りに気を使うことなく簡単
且つ衛生的に除去することを可能とするようにした新た
な手段の模索を始め、例えば、全面に櫛状の突起部を備
えたプレート上で摺動させ、着塵部に付着した埃や絡み
付いた髪の毛等を除去する等の試験を繰り返してみた
が、それらは、何れも使用頻度を高まると塵埃除去性能
が低下する外、衛生面でも問題を生じる等、必ずしも好
ましい結果を得るまでには至らず、更に継続して試作検
討を繰り返す中、遂にここにきて、現在、何処の家庭に
でも普及している掃除機を利用した全く新規な技術的思
想に基づくモップ用塵埃除去用具の実現化に成功したも
のであって、以下に、その構成の詳細を、図面に示すこ
の発明を代表する実施例と共に、逐次開示していくこと
とする。
【0007】
【発明の構成】図面に示した代表的な実施例からも明確
に理解されるように、この発明のモップ用塵埃除去用具
は、基本的に次のような構成から成り立っている。即
ち、モップ先端の拭布部が収容可能な大きさの内部空間
を有する用具本体の、側壁部適所には掃除機ホース接続
用の貫通孔が形成されると共に、同内部空間には、前記
貫通孔を含む底部に面した側の空間と貫通孔を含まない
空間とに二分できる位置に仮着状となってモップ拭布部
着塵面を載置可能とし、且つ区分された空間相互に連通
するスリットもしくは小孔等の連通部を形成した吸引部
材が配設されてなるものとする一方、用具本体には、そ
の内部空間の中の貫通孔を有しない側に区分された空間
に通じる箇所に、モップ拭布部挿入用の開口部が形成さ
れてなるものとしたことを特徴とするモップ用塵埃除去
用具である。
【0008】上記のとおりの基本的な構成からなるこの
発明のモップ用塵埃除去用具を、望ましい構成からなる
ものに限定した構成のものとして示すと、モップ先端の
拭布部が収容可能な大きさの内部空間を有し、折り畳み
自在構造とした用具本体の、側壁部下端近傍には、掃除
機ホース接続用の貫通孔が形成されると共に、同内部空
間には、前記貫通孔を含む底部に面した側の空間と貫通
孔を含まない空間とに二分できる斜かい(はすかい)位
置に仮着状となってモップ拭布部着塵面を傾斜状に載置
可能とし、且つ区分された空間相互に連通するスリット
もしくは小孔等の連通部を形成した吸引部材が配設され
てなるものとする一方、用具本体には、その内部空間の
中の貫通孔を有しない側に区分された空間に通じる箇所
に、モップ拭布部挿入用の開口部が形成されてなるもの
としたことを特徴とするモップ用塵埃除去用具となる。
【0009】用具本体は、後述する実施例のような矩形
箱状のものとする外、円筒状のものとしたり、台形状側
面の立方体とする等、適宜立体形に形成したものとする
ことができ、上方を完全に開口させ、全体を開口部とす
るようにしたものから、モップ拭布部を出し入れする上
で必要となる大きさの開口部を、上面の一部や、上面と
側面との隅角部に渡って開口したものとすることも可能
であり、全体が一体構造の立方体に形成されたものとす
るだけではなく、適宜組立て、分解可能な構造のものと
したり、一部が折り畳み自在となる構造とした、例えば
後述する実施例のようなものとして形成することもで
き、それら採用する構造によって、素材も木製、プラス
チック製、金属製その他硬質素材によるものから、部分
的に厚布製や強靭紙製等といった可撓性素材を組み合わ
せたり、あるいは可撓性素材だけからなるものまで適宜
選択、採用できる。
【0010】吸引ホースを接続する接続孔は、モップ拭
布部から用具本体内に篩落とされる塵埃を確実に吸引で
きるようにするために、上記した用具本体の1側面の、
できるだけ底部に近い位置に穿設されるようにするのが
望ましく、更に、吸引ホースの先端を差し込んだときの
機密性が確保されるよう、例えば、軟質合成樹脂やゴム
等からなるリング状パッキンが嵌合された構造のものと
したり、あるいは、布を筒状に縫合し、その一端を側面
部に設けた接続口に一体化する一方、他端には吸引ホー
スを受け入れ、その外周を適宜固定バンドや縛り紐やゴ
ム紐等で抜け止め固定するようにしたものとして、掃除
機の吸引力が用具本体内で効果的に作用するようにした
ものとするのが望ましい。なお、掃除機メーカー毎に吸
引ホースのサイズが異なることを予め想定して、接続孔
に、適宜交換可能な接続用アダプターが組み合わされる
ようにしたものとすることも勿論可能である。
【0011】吸引板は、用具本体の内部中空部に仮着状
に配されてモップ拭布部底面を載置状にすることがで
き、その上でモップ拭布部を擦ったり上下動させること
により、拭布部にまとわり付いた塵埃を解き放って、用
具本体内下方に落下させてしまうことができるよう機能
する部分であり、その機能を果たすため、全体に無数の
通孔やスリット等の連通部を形成した平板体、湾曲板
体、あるいは、網体、格子体等が採用され、用具本体に
対して、貫通孔を含む底部に面した側の空間と貫通孔を
含まない空間とに二分できる位置、例えば、底部から所
定間隔離反した位置に水平状あるいはやや斜かい(はす
かい)状としたり、あるいは、後述する実施例のように
大きく傾斜させて筋違状配置にして、仮着状、即ち、適
宜着脱自在な構造として、それ自体の連通部の目詰まり
を掃除したり、区分された中の貫通孔を含む底部に面し
た側の空間を必要に応じて点検、掃除できるようにした
ものとして組み合わされるようにしなければならない。
【0012】なお、吸引板の連通部は、全体が規則的配
置とした通孔やスリットとする外、塵埃の吸引を効果的
ならしめるため、意図的に不規則配置にしたものとした
り、あるいは、孔の大きさや、配置密度等までも意図的
に変えたものとして形成することができる。更に、吸引
板全体形状は、平板状のものとするだけではなく、側断
面が下側に向けて膨らむ円弧形状を成す湾曲状のものに
形成したり、あるいは、側断面で連続山型状のものとし
たり、表面側、即ちモップ拭布部底面に当接する面側
に、適宜突起や凹凸部を形成したものとしたり、場合に
よっては平行する複数本の回転ローラが組み合わされた
ものとする外、吸引板の背面に摺動可能な調節板を重ね
合わせ状態に装着し、この調節板を進退もしくは回動す
ることによって連通部の大きさを調節自在となるように
し、塵埃の付着状態に応じて吸引力を自在に調節できる
ようにしたものとする等、モップ拭布部にまとわり付い
ている塵埃を効果的に解き放つことを可能にする様々な
手段を併用したものとすることも当然可能である。
【0013】以上の構成の外、用具本体には、持ち運び
の利便性から把手やハンドル付きのものとしたり、ある
いは、それが折り畳み自在構造からなるもののものにあ
っては、その折り畳み状態を保持するための固定用バン
ド等を付設したものとしたり、あるいはまた、付属品や
モップ用着塵剤等を収納するための収納スペースを有し
たものとする等、より付加価値を高めるための新たな機
能が追加されたものとすることは、極めて有効なことで
ある。以下、図面に示す実施例について、夫々詳述する
ことにより、この発明に包含されるモップ用塵埃除去用
具の構成が、より具体的且つ明確に把握できるようにす
ることとする。
【0014】
【実施例1】先ず、図1のモップ用塵埃除去用具の正断
面図、図2の折り畳み状態の正断面図、図3の破断面を
有して示す斜視図、図4の折り畳み状態の斜視図、およ
び図5の吸引板の正面図に示される事例は、この発明の
最も代表的な構成から成るものである。モップ用塵埃除
去用具1は、各図に示すとおり、上部が開口する矩形箱
体であり、左右には四角形状の木またはプラスチック等
の材質からなる板材が平行に対峙されることにより左右
壁面2,3が形成され、底面4aおよび前後壁面4b,
4cは蛇腹状に折曲可能な布や、プラスチック等からな
る軟質の密閉シート4により形成されて、左右壁面2,
3は軟質の密閉シート4部分を折り畳むことにより互い
に近接させ折り畳むことができる。
【0015】左右外側部2,3を形成する板材の縁部に
は、軟質の密閉シート4の縁部が鋲や接着剤等により密
閉性を確保する状態で結合されている。また、密閉シー
ト4の底面4a上には、図示しないヒンジ金具が設けら
れ、中央部で2つ折りに折り畳み可能な床板5が平板状
となるように形成される一方、その左右の縁部が外側部
2,3の下側縁部間に張り詰めされた状態に挿着され、
折り畳みする場合には、用具本体1内で2つに折り畳む
ことにより、底部4aから取り外すことが可能になって
いる。
【0016】更に、左右外側部2,3の中の、図面中、
左側に位置する外側部2の中央付近には、掃除機の吸引
ホース6を、密閉性を欠くことなく差し込み、接続可能
とする接続孔用のパッキング7が嵌着されて、該パッキ
ング7は、外側部2の厚み方向に貫通された円形状の接
続孔の縁部に外嵌状に挿着されると共に、用具本体1内
側には、接続される吸引ホース6の先端側外周部に弾性
的に当接して密閉性を確保する口唇部を備えたものに形
成され、特に部品交換することなく、各社各様となって
いる掃除機の吸引ホース6の外径寸法に全て対応可能な
構造のものとされている。
【0017】吸引板8は、右側の外側部3と床板5とが
交わる隅角部と、左側の外側部2の上縁部近傍との間に
掛け渡し状態に配されて約45°の角度に傾斜し、平面
視上、その4辺の周縁部の全てが用具本体1の内周面に
当接、仮着状となって密閉性が確保されるようにしてあ
る。また、その表面形状は、図5に示されるように、板
厚方向に貫通させた直径7mm前後の無数の連通部8
a,8a,……と、表面水平方向に刻設された複数条の
溝8b,8b,……とを備え、該溝8b,8b,……
は、溝幅約10mm程度、深さ約5mm程度のもので、
縦断面が三角形状のものとなるように形成されている。
吸引板8は、その傾斜表面上にモップ9の拭布部9aを
当接状とし、その傾斜面に沿わせて摺動させたり、その
面上に打ち当てるよう上下動操作することにより、拭布
部9aにまとわり付いている塵埃を効果的に掻き落とす
ことができるものとなる。
【0018】
【作 用】以上説明したこの発明の最も代表的な構成か
らなるモップ用塵埃用具は、図1および図3に示される
使用状態において、軟質シート4が密閉性を確保し、吸
引板8が、左外側部4bの上部と右外側部4cの下部と
の間に掛け渡し状態となって、傾斜配置に仮着状とさ
れ、用具本体1の内部空間部において筋違構造を果たす
ように形成され、折り畳み自在な用具本体1が、使用過
程でその立体形状を崩すことのないようにした上、パッ
キング7に対し、外側から掃除機の吸引ホース6の先端
を挿入、接続してから、掃除機の作動スイッチを入れる
と、用具本体1内、特に吸引板8で区切られた底部5に
面する空間側が、常時負圧状態に維持されることとな
る。
【0019】この状態の吸引板8の表面に、モップ9の
拭布部9aを載置、当接状とし、吸引板8に沿って溝8
b,8b,……に逆らう方向に摺動操作することによ
り、拭布部9aにまとわり付いていた埃を、多数の溝8
b,8b,……内に解き放たれるようにした上、それら
塵埃を、無数の連通部8a,8a,……から貫通孔側の
空間部に吸い出して、掃除機で全てを吸引してしまうよ
うにする。つまり、掃除機の作動により、用具本体1の
左外側部2と床部5、軟質シートの外側部の前後外側部
4b,4c、および吸引板8とによって包囲された内部
空間が負圧状態とされ、唯一その空間と連通状となる連
通部8a,8a,……を通じ、吸引板8の表面側に載置
状とされたモップ9の拭布部9aから篩落とされる塵埃
を貫通孔側の空間に引き込み、該環通孔を通じて掃除機
に吸引してしまうものである。この作用中、モップ9か
らの塵埃が周辺に飛散してしまわないよう、左外側部3
および前後外側部4b,4cがその隔壁の作用を果た
す。
【0020】一方、予定どおりに掃除を終えてしまった
後には、掃除機の吸引ホース6を用具本体1のパッキン
グ7から抜き外すと共に、吸引板8も上方開口部から外
し、更に、図3中、鎖線で示すように、床部5を二つ折
りに折り畳み状として取り外した上、軟質シート4によ
って構成された底面4aおよび前後外側部4b,4cの
部分を、図2および図4に示される状態に蛇腹状に折り
畳み、左右外側部2,3を近接させて用具本体1を小型
化してしまい、内部空間を縮小した状態の用具本体1の
該空間内に、二つ折り状とした床部5、吸引板8を共に
挿入、格納してしまうと共に、使用したモップ9も、そ
の拭布部9a側を納めるようにしてしまえば、該用具本
体1が、それらの格納用に兼用できるものとなる。
【0021】
【効 果】以上のとおり、この発明のモップ用塵埃用具
本体は、先ず何よりも、静電気や界面活性剤を利用する
着塵剤等によって塵埃を吸着、除去するモップを使用し
た掃除において、モップ拭布部に付着した塵埃の除去
が、全て屋内において衛生的且つ迅速に実施することを
可能にし、団地やマンション等といった、これまでこの
種モップを使用できなかった箇所においても、何等支障
なくその使用を可能にするという大きな特徴を発揮する
上、従前までであれば、掃除の途中で頃合を見計らって
は屋外にで出てモップの塵埃を払い落としていた人々に
とっても、一々掃除を中断して屋外まで出る所作を全く
必要とせず、効率的な掃除をすることを可能とするとい
う利便性が得られるものとなることから、この種モップ
による掃除の普及の面で大いにその威力を発揮するもの
になるといえる
【0022】特に、この発明を代表する構造のモップ用
塵埃用具として示した実施例のものでは、矩形箱状に形
成された用具本体1の内側に吸引板8を筋違構造となる
ように所定仮着状に組み合わせるようにしたものでは、
折り畳み可能な構造として取扱性に秀れたものとした
上、折り畳みとしたことから使用段階の形状維持が不安
定になるところを、吸引板8の筋違構造によって充分な
剛性が得られるものとなり、且つ、傾斜させた吸引板8
上で効率的なモップからの塵埃除去作業がなし得るよう
にしていて、作業者の負担を大巾に軽減化することがで
きるようにする外、掃除終了後には、用具本体1をコン
パクトなものとして邪魔にならないものとすることがで
きるだけではなく、モップ立てとしても兼用する構造の
ものとなっていて、上記した特徴に加え、更に便利な特
徴を兼ね備えたものとすることができるという秀れた特
徴を奏するものとなる。
【0023】叙上の如く、この発明のモップ用塵埃用具
本体は、新規な構成によって、確実に所期の目的を達成
可能とするものであり、しかも、製造も簡単であって安
価に提供することも可能となることから、静電気や界面
活性剤を利用する着塵剤等によって塵埃を吸着、除去す
る形式のモップの普及に大いに威力を発揮し、この種モ
ップが、我が国の多くの住宅の清掃に採用され、有用な
掃除用具として評価される上で、大きな手助けとなるこ
とが予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明のモップ用塵埃用具本体の技術的思想
を具現化した最も代表的な実施例を示すものである。
【図 1】この発明のモップ用塵埃用具の使用状態を示
す正断面図である。
【図 2】図1のモップ用塵埃用具を収納する状態を示
す正断面図である。
【図 3】図1のモップ用塵埃用具を、一部破断して示
す斜視図である。
【図 4】図2のモップ用塵埃用具本体を、一部破断し
て示す斜視図である。
【図 5】吸引板の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 用具本体 2 左外側部 3 右外側部 4 蛇腹状に折曲可能な軟質シート 4a 底面 4b 前外側部 4c 後外側部 5 床部 6 掃除機の吸引ホース 7 パッキング(接続孔) 8 吸引板 8a 連通部 8b 溝 9 モップ 9a 拭布部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モップ先端の拭布部が収容可能な大きさ
    の内部空間を有する用具本体の、側壁部適所には掃除機
    ホース接続用の貫通孔が形成されると共に、同内部空間
    には、前記貫通孔を含む底部に面した側の空間と貫通孔
    を含まない空間とに二分できる位置に仮着状となってモ
    ップ拭布部着塵面を載置可能とし、且つ区分された空間
    相互に連通するスリットもしくは小孔等の連通部を形成
    した吸引部材が配設されてなるものとする一方、用具本
    体には、その内部空間の中の貫通孔を有しない側に区分
    された空間に通じる箇所に、モップ拭布部挿入用の開口
    部が形成されてなるものとしたことを特徴とするモップ
    用塵埃除去用具。
  2. 【請求項2】 モップ先端の拭布部が収容可能な大きさ
    の内部空間を有し、折り畳み自在構造とした用具本体
    の、側壁部下端近傍には、掃除機ホース接続用の貫通孔
    が形成されると共に、同内部空間には、前記貫通孔を含
    む底部に面した側の空間と貫通孔を含まない空間とに二
    分できる斜かい(はすかい)位置に仮着状となってモッ
    プ拭布部着塵面を傾斜状に載置可能とし、且つ区分され
    た空間相互に連通するスリットもしくは小孔等の連通部
    を形成した吸引部材が配設されてなるものとする一方、
    用具本体には、その内部空間の中の貫通孔を有しない側
    に区分された空間に通じる箇所に、モップ拭布部挿入用
    の開口部が形成されてなるものとしたことを特徴とする
    モップ用塵埃除去用具。
  3. 【請求項3】 用具本体が、上方を開放してモップ拭布
    部挿入用の開口部とする箱型構造のものとなり、貫通孔
    の形成された側壁部およびそれに対峙する側壁部を除い
    た側壁部相互および底部だけを折り畳み自在構造のもの
    に形成し、箱型構造とした用具本体の立体形状が、貫通
    孔の形成された側壁部の上端近傍とその側壁部に対峙す
    る側壁部下端隅角部とを仮着部として傾斜状配置とした
    吸引部材の筋違構造で固定されるようにしたことを特徴
    とする請求項2記載のモップ用塵埃除去用具。
  4. 【請求項4】 用具本体が、貫通孔の形成された側壁部
    とその側壁部に対峙する側壁部とを、略平行、立設状に
    したまま折り畳まれ、内部空間を縮小させた箱型に変形
    し、該縮小された内部空間を、吸引部材およびモップ拭
    布部を直立状に収納可能とする格納箱に兼用するものと
    してなることを特徴とする、請求項2または3何れか記
    載のモップ用塵埃除去用具。
  5. 【請求項5】 傾斜状配置とする吸引部材が、傾斜の下
    側に向けて次第にその連通部形成密度を密にしてなるも
    のとしたことを特徴とする請求項2ないし4何れか記載
    のモップ用塵埃除去用具。
JP35016395A 1995-12-22 1995-12-22 モップ用塵埃除去用具 Pending JPH09173264A (ja)

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JP35016395A JPH09173264A (ja) 1995-12-22 1995-12-22 モップ用塵埃除去用具

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JP35016395A JPH09173264A (ja) 1995-12-22 1995-12-22 モップ用塵埃除去用具

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JPH09173264A true JPH09173264A (ja) 1997-07-08

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JP35016395A Pending JPH09173264A (ja) 1995-12-22 1995-12-22 モップ用塵埃除去用具

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