JP2002095340A - 刈取収穫機の排ワラ処理装置 - Google Patents

刈取収穫機の排ワラ処理装置

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JP2002095340A JP2000286989A JP2000286989A JP2002095340A JP 2002095340 A JP2002095340 A JP 2002095340A JP 2000286989 A JP2000286989 A JP 2000286989A JP 2000286989 A JP2000286989 A JP 2000286989A JP 2002095340 A JP2002095340 A JP 2002095340A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排ワラ処理作業形態の切替えを能率良く、容
易に行なうことができるばかりでなく、長ワラ放出処理
作業時における排ワラの詰まりに起因する脱穀フードチ
ェーンや切替え部材等の変形、破損を抑制するととも
に、排ワラの詰まり解除作業も迅速、容易に行なうこと
ができるようにする。 【解決手段】 脱穀フードチェーン2の搬送終端部の下
方位置にシリンダカッターFを配設し、シリンダカッタ
ーFのワラ導入口8に供給される排ワラを受け止めて機
体後方に放出案内する排ワラ放出姿勢と、ワラ導入口8
への排ワラの供給を許容する開放姿勢とに切替え操作自
在な切替え部材4を設け、切替え部材4が排ワラ放出姿
勢にあるとき、脱穀フードチェーン2の搬送終端部での
排ワラの巻込みを検知するセンサ28と、このセンサ2
8の検出信号に基づいて少なくとも脱穀フードチェーン
2の駆動を停止する制御手段30とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀フードチェー
ンの搬送終端部の下方位置に、脱穀処理後の排ワラを細
断処理するシリンダカッターを配設してある刈取収穫機
の排ワラ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の刈取収穫機の排ワラ処理装置で
は、脱穀フードチェーンの搬送終端部を含む状態でシリ
ンダカッターのワラ導入口の上側部を覆う上部カバーを
固定状態で設け、この上部カバー内に、前記シリンダカ
ッターのワラ導入口に供給される排ワラを受け止めて、
上部カバーの後側板に形成されたワラ排出口を通して機
体後方に放出案内する排ワラ放出姿勢と、ワラ導入口へ
の排ワラの供給を許容する開放姿勢とに切替え操作自在
な切替え部材、及び、脱穀フードチェーンの搬送終端部
から送出されてくる排ワラをシリンダカッターの掻込み
作用領域内に送込み案内する送込み案内姿勢と、脱穀フ
ードチェーンの搬送終端部から離脱させた非案内姿勢と
に揺動切替え自在な排ワラガイド杆を設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】排ワラを細断処理する
場合には、排ワラガイド杆を送込み案内姿勢に、切替え
部材を開放姿勢にそれぞれ設定することにより、シリン
ダカッターに対する安全性を確保しながら、脱穀フード
チェーンの搬送終端部から送出されてくる排ワラをシリ
ンダカッターのワラ導入口を通して掻込み作用領域内に
確実、スムースに移動案内すことができる。
【0004】また、排ワラを長稈のまま放出処理する場
合には、排ワラガイド杆を脱穀フードチェーンの搬送終
端部から離間させた非案内姿勢に、切替え部材を排ワラ
放出姿勢にそれぞれ切替えることにより、脱穀フードチ
ェーンの搬送終端部から送出されてくる排ワラを排ワラ
放出姿勢にある切替え部材で受止めて、これを上部カバ
ーの後側板に形成されたワラ排出口を通して機体後方に
放出案内することができるから、排ワラ細断処理作業と
長ワラ放出処理作業との切替えを、重量のあるシリンダ
カッターを一々取外すこと無く能率良く容易に行なうこ
とができる。
【0005】しかしながら、長ワラ放出処理作業時にお
いて、脱穀フードチェーンの搬送終端部から送出される
排ワラの一部が、脱穀フードチェーンの搬送力で戻り経
路側に巻込まれる可能性があり、このような現象が発生
すると、戻り経路側に巻込まれる排ワラが、脱穀フード
チェーンの搬送終端部と排ワラ放出姿勢にある切替え部
材との間に詰まり易くなる。
【0006】特に、シリンダカッターに対する安全を確
保するために、脱穀フードチェーンの搬送終端部を含む
状態でシリンダカッターのワラ導入口の上側部を覆う上
部カバーが設けられている場合では、脱穀フードチェー
ンの搬送終端部と排ワラ放出姿勢にある切替え部材との
間で発生した排ワラ詰まり現象の発見が遅れ易く、その
結果、排ワラの詰まり解除作業に多くの手間を要するば
かりでなく、脱穀フードチェーンや切替え部材等の変
形、破損を招来し易い。
【0007】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、排ワラ細断処理作業と
長ワラ放出処理作業との切替えを能率良く、容易に行な
うことができるばかりでなく、長ワラ放出処理作業時に
おける排ワラの詰まりに起因する脱穀フードチェーンや
切替え部材等の変形、破損を抑制するとともに、排ワラ
の詰まり解除作業も迅速、容易に行なうことのできる刈
取収穫機の排ワラ処理装置を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
特徴構成は、脱穀フードチェーンの搬送終端部の下方位
置に、脱穀処理後の排ワラを細断処理するシリンダカッ
ターを配設し、このシリンダカッターのワラ導入口に供
給される排ワラを受け止めて機体後方に放出案内する排
ワラ放出姿勢と、ワラ導入口への排ワラの供給を許容す
る開放姿勢とに切替え操作自在な切替え部材を設けてあ
る刈取収穫機の排ワラ処理装置であって、前記切替え部
材が排ワラ放出姿勢にあるとき、脱穀フードチェーンの
搬送終端部での排ワラの巻込みを検知するセンサを設
け、この巻込み検知センサの検出信号に基づいて少なく
とも脱穀フードチェーンの駆動を停止する制御手段を設
けた点にある。
【0009】〔作用〕上記特徴構成によれば、前記切替
え部材の切替え操作により、脱穀フードチェーンの搬送
終端部から送出されてくる排ワラをシリンダカッターの
ワラ導入口に供給する排ワラ細断処理作業と、脱穀フー
ドチェーンの搬送終端部から送出されてくる排ワラを排
ワラ放出姿勢にある切替え部材で受止めて、これを機体
後方に放出案内する長ワラ放出処理作業とに切替えるこ
とができる。
【0010】しかも、長ワラ放出処理作業において、脱
穀フードチェーンの搬送終端部から送出される排ワラの
一部が、脱穀フードチェーンの搬送力で戻り経路側に巻
込まれたとき、この排ワラの巻込みを検知する巻込み検
知センサの検出信号に基づいて制御手段が作動し、少な
くとも脱穀フードチェーンの駆動を停止することによ
り、脱穀フードチェーンの搬送終端部と排ワラ放出姿勢
にある切替え部材との間での排ワラの詰まりを初期の段
階で停止させることができる。
【0011】〔効果〕従って、排ワラ細断処理作業と長
ワラ放出処理作業との切替えを能率良く、容易に行なう
ことができるばかりでなく、長ワラ放出処理作業時にお
ける排ワラの詰まりに起因する脱穀フードチェーンや切
替え部材等の変形、破損を抑制するとともに、排ワラの
詰まり解除作業も迅速、容易に行なうことができる。
【0012】本発明の請求項2による刈取収穫機の排ワ
ラ処理装置の特徴構成は、前記巻込み検知センサが、脱
穀フードチェーンの搬送終端部での排ワラの巻込みに伴
う切替え部材の変位を検知するように構成されている点
にある。 〔作用・効果〕上記特徴構成によれば、排ワラ細断処理
作業と長ワラ放出処理作業とに切替えるための切替え部
材が、排ワラの巻込みを検知するための検知部材として
兼用構成されているから、巻込み検知センサ構造の簡素
化と製造コストの低廉化を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1、図2は、
刈取収穫機の一例である二条刈り軽量型コンバインを示
し、これは、左右一対のクローラ走行装置Aを備えた機
体Bの前部に、二条の植立穀稈を引起して刈取ったのち
後方上方に向かって縦搬送する刈取部Cと、操縦塔D1
及び運転座席D2を備えた操縦部Dとが左右方向に配備
されているとともに、機体Bの前後方向中央部には、刈
取部Cの縦搬送装置1から送られてくる刈取穀稈を扱口
に沿って挾持搬送する脱穀フィードチェーン2を備え、
かつ、脱穀された穀粒を機体の左右方向に沿って移送し
ながら選別処理するように構成された脱穀装置Eが配備
され、更に、機体Bの後部には、脱穀フィードチェーン
2の搬送終端部から送出されてくる脱穀処理済みの排ワ
ラを細断処理する排ワラカッターの一例で、排ワラを二
つ折りにした状態で細断処理するシリンダカッターF
と、脱穀装置Eで脱穀処理された一番穀粒を袋詰めする
籾処理部Gとが左右に配備されている。
【0014】そして、図3、図4に示すように、前記シ
リンダカッターFのケーシング7の上側部に、脱穀フー
ドチェーン2の搬送終端部を含む状態でシリンダカッタ
ーFのワラ導入口8の上側部を覆う上部カバー3が、脱
穀装置Eの後端上部に位置する左右方向の水平軸芯P周
りで上下揺動操作自在に配設されていて、該上部カバー
3を上方に移動させた開放姿勢に切替え操作したとき、
上部カバー3の下端とケーシング7の天板7a上面との
間に、脱穀フードチェーン2の搬送終端部から左右方向
に沿う水平姿勢又はそれに近い横向き姿勢で送出されて
くる排ワラを長稈のまま機体後方に放出案内するための
排ワラ放出通路を現出するように構成してある。
【0015】また、前記上部カバー3で囲まれたケーシ
ング7の天板7aの後端部には、シリンダカッターFの
ワラ導入口8を閉止した状態でこれに供給される排ワラ
を受け止めて機体後方に放出案内する排ワラ放出姿勢
と、ワラ導入口8への排ワラの供給を許容する開放姿勢
とに切替え操作自在で、かつ、開放姿勢にあるとき、上
部カバー3の後側板3aに形成された開口3bを閉止可
能なカバー状の切替え部材4が設けられ、更に、前記上
部カバー3には、脱穀フードチェーン2の搬送終端部か
ら送出されてくる排ワラをシリンダカッターFのワラ導
入口8を通して掻込み作用領域内に移動案内する排ワラ
ガイド杆5が設けられていて、前記上部カバー3が開放
姿勢に切替え操作されたとき、排ワラガイド杆5が脱穀
フードチェーン2の搬送終端部から離間した非案内姿勢
になるように構成されている。
【0016】前記脱穀フィードチェーン2は、脱穀装置
Eの扱口の下側に沿って配設される挾持搬送チェーン2
Aと、この挾持搬送チェーン2Aの上側挾持搬送部分に
対向配置される複数の挾持レール2Bと、脱穀装置Eに
設けた取付けフレーム6に対して各挾持レール2Bを上
下方向の一定範囲内で移動自在に支持する支持杆2C
と、各挾持レール2Bを挾持搬送チェーン2Aの上側挾
持搬送部分側に移動付勢する状態で支持杆2Cに装着さ
れる圧縮コイルスプリング2Dとから構成されている。
【0017】前記シリンダカッターFは、図3〜図6に
示すように、脱穀フィードチェーン2の搬送終端部の下
方位置に配設されたケーシング7内に、該ケーシング7
の天板7aに形成された排ワラ導入口8を通してほぼ水
平姿勢又はそれに近い横向き姿勢で送込まれる排ワラを
下方に掻込むための掻込みロッド9を備えた第1掻込み
ドラム10と、第1掻込みドラム10の掻込みロッド9
とで排ワラを二つ折りにするための周溝11a及び多数
の掻込み突起11bを備えた第2掻込みドラム11と、
二本(一本又は三本以上であっても良い)の刃体12a
を備えた回転切断具12と、該回転切断具12の刃体1
2aとによって二つ折りにされた排ワラを細断するため
の固定刃18とを配設して構成されている。
【0018】また、図5、図6に示すように、前記第2
掻込みドラム11の回転軸11Aを第1掻込みドラム1
0に対する遠近方向に沿ってケーシング7の側板7bに
形成された長孔7cの範囲内で揺動自在に支承する揺動
アーム13が設けられ、この揺動アーム13とケーシン
グ7の側板7bとの間には、第2掻込みドラム11を第
1掻込みドラム10に対して近接する側に移動付勢する
コイルスプリング19が設けられているとともに、前記
ケーシング7の天板7a上面が、脱穀フィードチェーン
2の搬送終端部から送出されてくる排ワラを長ワラのま
ま機体後方下方に向かって滑降状態で放出案内可能な後
方下がりの傾斜面に形成されている。
【0019】図5、図6に示すように、前記シリンダカ
ッターFの入力部となる回転切断具12の回転軸12A
に一体回転状態で設けられた第1スプロケット15A
と、第1掻込みドラム10の回転軸10Aに一体回転状
態で設けられた第2スプロケット15Bと、揺動アーム
13の揺動支点軸13Aに自由回転状態で設けられた第
3スプロケット15Cと、ケーシング7の側板7bに固
着の支軸15Dに対して自由回転状態で設けられた第4
スプロケット15Eとに亘って、第1伝動チェーン15
Fを巻回するとともに、第2掻込みドラム11の回転軸
11Aには、第3スプロケット15Cに一体形成された
ギヤ部15Gに噛合する受動ギヤ15Hを一体回転状態
で設け、更に、前記第1掻込みドラム10の回転軸10
Aに一体回転状態で設けられた第5スプロケット15J
と、シリンダカッターFの出力部となる回転出力軸15
Kに一体回転状態で設けられた第6スプロケット15L
とに亘って第2伝動チェーン15Mを巻回して、シリン
ダカッターFの各構成部材をスリップのない状態で連動
駆動する第1動力伝達機構15が構成されている。
【0020】また、図3、図4、図6に示すように、前
記脱穀装置Eの構成部材のうち、機体の左右方向に沿っ
て選別風を発生する唐箕14の回転軸14Aから回転切
断具12の回転軸12Aに動力を伝達する第2動力伝達
機構16を設けるとともに、前記回転出力軸15Kから
脱穀フィードチェーン2の入力部となる搬送終端側の入
力軸2Eにスリップのない状態で動力を伝達する第3動
力伝達機構17を設けて、脱穀装置Eの唐箕14からシ
リンダカッターFを経由して脱穀フィードチェーン2を
駆動するように構成されている。
【0021】前記第2動力伝達機構16は、ケーシング
7の側板7bに固定された伝動ケース16A内に、回転
切断具12の回転軸12Aに一対のベベルギヤ16Bを
介して連動された機体の前後方向に沿う回転伝動軸16
Cを設けるとともに、前記唐箕14の回転軸14Aに固
着した駆動プーリー16Dと回転伝動軸16Cに固着し
た従動プーリー16Eとの間に亘って伝動ベルト16F
を巻回し、更に、前記伝動ベルト16Fに対するテンシ
ョンプーリー16Gを設けて構成されている。
【0022】前記第3動力伝達機構17は、脱穀フィー
ドチェーン2の搬送終端部に位置する前記入力軸2E
に、挾持搬送チェーン2Aの搬送終端部を巻回するスプ
ロケット2Fと、入力用のスプロケット17Aとを一体
回転状態で設けるとともに、前記入力用スプロケット1
7Aとこれに相対向する回転出力軸15Kの中間部分に
一体回転状態で設けられた出力用スプロケット17Bと
に亘って伝動チェーン17Cを巻回して構成されてい
る。
【0023】そして、上述のようにシリンダカッターF
を経由して脱穀フードチェーン2を駆動することによ
り、例えば、シリンダカッターFでの単位時間当たりの
細断処理量が増大して作業負荷が一時的に増大した場
合、それに連れてシリンダカッターFでの単位時間当た
りの細断処理能力が低下するが、このとき、シリンダカ
ッターFを経由して動力を受けている脱穀フードチェー
ン2の搬送速度も低下するため、該脱穀フードチェーン
2による排ワラ供給量排が、シリンダカッターFの低下
した細断処理能力に応じた供給量に自動的に修正され
る。
【0024】従って、シリンダカッターFでの単位時間
当たりの細断処理能力が一時的に低下した場合でも、そ
の低下後の処理能力に対応した排ワラ供給量に自動的に
修正して、詰まり発生を抑制した状態で能率良く細断処
理することができるとともに、シリンダカッターFを介
して脱穀フードチェーン2を駆動するといった伝動系統
の合理的な改造で済むから、例えば、シリンダカッター
Fの作業負荷の検出に基づいて脱穀フードチェーン2の
駆動速度を制御する場合に比して、製造コスト面で有利
に実施することができる。
【0025】前記上部カバー3は、図1、図2に示すよ
うに、機体後方及び排ワラの株元側に向かって開口形成
されたメインカバー3Aと、このメインカバー3Aの株
元側開口縁に揺動開閉自在に枢着されるサイドカバー3
Bとからなり、前記メインカバー3Aは、、図3、図4
に示すように、脱穀装置Eの後部ブラケットに水平軸芯
P周りで上下揺動自在に枢着された取付け基材3Cに固
定されている。
【0026】また、前記取付け基材3Cに枢支された左
右方向に沿う支持軸20には、メインカバー3Aに形成
された貫通孔を通してグリップ部21Aが上方に突出す
る開閉操作レバー21が取付けられ、この開閉操作レバ
ー21には、脱穀装置E側の取付けフレーム6の後端部
に設けた係止ピン22に係合して、上部カバー3を開放
操作位置及び閉止操作位置で選択的に保持可能な操作ガ
イド孔23が形成されているとともに、前記係止ピン2
2が操作ガイド孔23の開放操作位置及び閉止操作位置
に形成された係止孔部23a,23b内に係入する方向
に開閉操作レバー21を揺動付勢する捻じりコイルバネ
24が設けられている。
【0027】前記排ワラガイド杆5のうち、上部カバー
3の取付け基材3Cに設けたブラケット25にボルト・
ナット等で固定される取付け基部5Aは、背面視で左右
方向に沿う長円環状形に形成されていて、上部カバー3
に対する左右方向での取付け位置を長円孔の範囲内で調
節することができるように構成されているとともに、前
記取付け基部5Aに連なる途中部分5Bは螺旋状(コイ
ル状)に曲げ形成され、この螺旋部分5Bの捻じり弾性
力を利用して、排ワラガイド杆5のガイド部分を、脱穀
フードチェーン2の搬送終端部から送出されてくる排ワ
ラのボリューム変化に対してスムースに追従させながら
弾性変位させることができるように構成されている。
【0028】また、前記上部カバー3を開放姿勢に切替
え操作すると、排ワラガイド杆5は、脱穀フードチェー
ン2の搬送終端部から後方上方に上部カバー3と一体的
に離間移動して、該排ワラガイド杆5の下端が切替え部
材4の揺動切替え領域外に退避した非案内姿勢に変更さ
れる。つまり、切替え部材4の開放姿勢又は排ワラ放出
姿勢への切替え揺動を許容する非案内姿勢に変更され
る。
【0029】前記切替え部材4のうち、第1掻込みドラ
ム10の回転に連れてそれの回転軸芯に対して径方向に
偏芯した位置で回転しながら該第1掻込みドラム10の
径方向に出入するように構成された前記掻込みロッド9
に対応する部位には、切替え部材4が排ワラ導入口8を
閉止する排ワラ放出姿勢にある状態で、排ワラ導入口8
を通して外方に突出移動する掻込みロッド9の通過移動
を許容する凸状の通過許容部4aが膨出形成されている
とともに、前記切替え部材4の取付け基端部には、該切
替え部材4を開放姿勢又は排ワラ放出姿勢に切替え操作
するための操作レバー26が固着され、更に、前記ケー
シング7の側板7bには、操作レバー26を開放操作位
置又は排ワラ放出操作位置で係脱自在に挾持保持するレ
バー保持部材が設けられている。
【0030】図3、図4、図7、図8に示すように、前
記切替え部材4のうち、操作レバー26の取付け部より
も先端側部分は、脱穀フードチェーン2の搬送終端部か
ら送出されてくる排ワラがチェーン戻り経路側に巻込ま
れて、排ワラ放出姿勢にある切替え部材4と脱穀フード
チェーン2の搬送終端部との間の間隙に押込まれたと
き、そのときの押込み力で下方に弾性変位可能に構成さ
れているとともに、前記切替え部材4の弾性変位可能部
位に対応した特定箇所には、脱穀フードチェーン2の搬
送終端部での排ワラの巻込みを、それに伴う切替え部材
4の弾性変位をもって検知するセンサ28が設けられ、
この排ワラ巻込み検知センサ28の検出信号に基づい
て、少なくとも脱穀フードチェーン2の駆動を停止する
制御手段30の一例で、脱穀フードチェーン2を含む全
ての駆動源となるエンジン29を自動的に停止制御する
エンジン自動停止装置が設けられている。
【0031】そして、長ワラ放出処理作業において、脱
穀フードチェーン2の搬送終端部から送出される排ワラ
の一部が、脱穀フードチェーン2の搬送力でチェーン戻
り経路側に巻込まれたとき、この排ワラの巻込みを検知
する排ワラ巻込み検知センサ28の検出信号に基づいて
エンジン自動停止装置30が作動し、脱穀フードチェー
ン2含めた全ての駆動を停止することにより、脱穀フー
ドチェーン2の搬送終端部と排ワラ放出姿勢にある切替
え部材4との間での排ワラの詰まりを初期の段階で停止
させることができる。それ故に、長ワラ放出処理作業時
における排ワラの詰まりに起因する脱穀フードチェーン
2や切替え部材4等の変形、破損を抑制するとともに、
排ワラの詰まり解除作業も迅速、容易に行なうことがで
きる。
【0032】〔その他の実施形態〕 (1) 上述の第1実施形態では、脱穀フードチェーン
2の搬送終端部での排ワラの巻込みを検知する排ワラ巻
込み検知センサ28を、排ワラの巻込みに伴う切替え部
材4の弾性変位をもって検知するように構成したが、こ
の排ワラ巻込み検知センサ28の検知部を、切替え部材
4に形成した貫通孔や切欠き部に臨ませたり、或いは、
切替え部材4から外れた位置に配置して、脱穀フードチ
ェーン2の搬送終端部で巻込まれた排ワラを直接検知す
るように構成してもよい。要するに、前記センサ28と
しては、脱穀フードチェーン2の搬送終端部での排ワラ
の巻込みを検知することのできるものであれば、如何な
る構造のものを使用してもよい。 (2) 上述の第1実施形態では、前記排ワラ巻込み検
知センサ28の検出信号に基づいて、エンジン29を自
動的に停止制御するエンジン自動停止装置30を作動さ
せることにより、脱穀フードチェーン2の駆動を停止さ
せるように構成したが、前記排ワラ巻込み検知センサ2
8の検出信号に基づいて、脱穀装置Eの出力部からシリ
ンダカッターFの入力部に動力を伝達する第2動力伝達
機構16中に介装したクラッチを自動的に切り作動させ
るソレノイド等のアクチュエータを設けて、シリンダカ
ッターF及び脱穀フードチェーン2の駆動を停止させる
ように構成してもよい。更に、前記排ワラ巻込み検知セ
ンサ28の検出信号に基づいて、シリンダカッターFの
出力部から脱穀フードチェーン2の入力部に動力を伝達
する第3動力伝達機構17中に介装したクラッチを自動
的に切り作動させるソレノイド等のアクチュエータを設
けて、脱穀フードチェーン2の駆動のみを停止させるよ
うに構成してもよい。 (3) 上述の第1実施形態では、シリンダカッターF
の出力部から脱穀フードチェーン2の入力部に動力を伝
達する第3動力伝達機構17をチェーン伝動機構から構
成したが、ギヤ伝動機構やタイミングベルト式伝動機構
等の他の伝動機構から構成して実施してもよい。 (4) 上述の第1実施形態では、前記上部カバー3の
閉じ姿勢と開放姿勢との切替え操作、及び、前記切替え
部材4の開放姿勢と排ワラ放出姿勢との切替え操作を各
別に行なうように構成したが、上部カバー3の閉じ姿勢
への切替え操作に連動して切替え部材4を開放姿勢に切
替え揺動させ、かつ、上部カバー3の開放姿勢への切替
え操作に連動して切替え部材4を排ワラ放出姿勢に切替
え揺動させるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すコンバイン全体の
側面図
【図2】コンバイン全体の平面図
【図3】排ワラ細断処理作業時の要部の断面側面図
【図4】長排ワラ放出処理作業時の要部の断面側面図
【図5】排ワラ処理部の駆動系統を示す分解側面図
【図6】排ワラ処理部の駆動系統を示す展開背面図
【図7】排ワラ細断処理作業時の要部の斜視図
【図8】長排ワラ放出処理作業時の要部の斜視図
【符号の説明】
F シリンダーカッター 2 脱穀フィードチェーン 4 切替え部材 8 排ワラ導入口 28 排ワラ巻込み検知センサ 30 制御手段(エンジン自動停止装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸田 登 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 村田 充 山形県酒田市両羽町332 株式会社斎藤農 機製作所内 Fターム(参考) 2B097 AA03 CA06 CC01 CG02 CG05 CJ08 HA06 JA01 JE01 JN13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀フードチェーンの搬送終端部の下方
    位置に、脱穀処理後の排ワラを細断処理するシリンダカ
    ッターを配設し、このシリンダカッターのワラ導入口に
    供給される排ワラを受け止めて機体後方に放出案内する
    排ワラ放出姿勢と、ワラ導入口への排ワラの供給を許容
    する開放姿勢とに切替え操作自在な切替え部材を設けて
    ある刈取収穫機の排ワラ処理装置であって、 前記切替え部材が排ワラ放出姿勢にあるとき、脱穀フー
    ドチェーンの搬送終端部での排ワラの巻込みを検知する
    センサを設け、この巻込み検知センサの検出信号に基づ
    いて少なくとも脱穀フードチェーンの駆動を停止する制
    御手段を設けてある刈取収穫機の排ワラ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記巻込み検知センサが、脱穀フードチ
    ェーンの搬送終端部での排ワラの巻込みに伴う切替え部
    材の変位を検知するものである請求項1記載の刈取収穫
    機の排ワラ処理装置。
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