JP2002095316A - 水田作業機 - Google Patents

水田作業機

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JP2002095316A
JP2002095316A JP2000286986A JP2000286986A JP2002095316A JP 2002095316 A JP2002095316 A JP 2002095316A JP 2000286986 A JP2000286986 A JP 2000286986A JP 2000286986 A JP2000286986 A JP 2000286986A JP 2002095316 A JP2002095316 A JP 2002095316A
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JP
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working device
sensitivity
working
control
angular velocity
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JP2000286986A
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English (en)
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Hiroto Kimura
木村  浩人
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耕盤の荒れに起因して作業装置がハンチング
することによる作業不良の発生を防止する。 【解決手段】 作業装置4に装備した接地体15の上下
動に基づいて作業装置4の昇降を制御する自動昇降制御
手段29Bと、手動設定器38の操作位置に基づいて自
動昇降制御手段29Bの制御感度を設定する感度設定手
段29Cとを装備し、感度設定手段29Cが、走行機体
1に装備した検出手段Aにより検出される走行機体1の
ピッチング角速度がしきい値以下である場合には、手動
設定器38の操作位置に応じた制御感度を自動昇降制御
手段29Bの制御感度に選定し、走行機体1のピッチン
グ角速度がしきい値よりも大きい場合には、手動設定器
38の操作位置に応じた制御感度よりも鈍感側の制御感
度を自動昇降制御手段29Bの制御感度に選定するよう
に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体に作業装
置を駆動昇降可能に連結するとともに、前記作業装置が
所定の接地作業高さ位置に維持されるように、該作業装
置に装備した接地体の上下動に基づいて前記作業装置の
昇降を制御する自動昇降制御手段と、手動設定器の操作
位置に基づいて前記自動昇降制御手段の制御感度を設定
する感度設定手段とを装備してある水田作業機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような水田作業機の一例で
ある乗用田植機においては、例えば、特開平11ー89
354号公報で開示されているように、自動昇降制御手
段の制御作動によって、圃場泥面の起伏の変化にかかわ
らず作業装置の一例である苗植付装置を所定の接地作業
高さ位置である植え付け位置に維持できることから、苗
植付装置による苗の植え付けを予め設定された植え付け
深さで安定して行えるようになっている。
【0003】又、感度設定手段の制御作動によって、圃
場泥面の状態を考慮した状態で自動昇降制御手段を制御
作動させることができるようになっており、これによっ
て、圃場泥面の状態にかかわらず苗植付装置を所定の植
え付け位置に維持することができて、苗植付装置による
苗の植え付けを予め設定された植え付け深さでより安定
して行えるようになっている。
【0004】ちなみに、圃場泥面が硬い場合や荒れ気味
である場合には、自動昇降制御手段の制御感度が鈍感に
なるように手動設定器を操作することで、接地体を備え
る作業装置を下降気味にすることができて接地体の接地
圧を高めることができるようになり、これによって、硬
い圃場泥面や荒れ気味の圃場泥面に沿って接地体が頻繁
に上下動することを防止できることから、接地体の頻繁
な上下動に基づいて作業装置を不必要に繰り返して昇降
させるハンチングに起因した作業不良の発生(例えば、
水田作業機が乗用田植機である場合は浅植えによる浮き
苗の発生や整地フロートの泥押しによる苗倒れの発生)
を防止することができ、又、圃場泥面が軟らかい場合に
は、自動昇降制御手段の制御感度が敏感になるように手
動設定器を操作することで、接地体を備える作業装置を
上昇気味にすることができて接地体の接地圧を低下させ
ることができるようになり、これによって、軟らかい圃
場泥面に沿って接地体を上下動させることができるの
で、接地体が圃場泥面に沿ってあまり上下動しないこと
に起因した作業不良の発生(例えば、水田作業機が乗用
田植機である場合は整地フロートの泥押しによる苗倒れ
の発生)を防止できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接地体
が上下動する原因としては、圃場泥面の起伏の変化だけ
ではなく、車輪が接地する耕盤の起伏に起因して走行機
体とともに作業装置が一体的にピッチングすることも原
因の一つであるのに対し、上記の従来技術では、圃場泥
面の状態のみを考慮して自動昇降制御手段の制御感度を
調節するようにしていることから、耕盤の荒れによって
走行機体とともに作業装置が激しく頻繁にピッチングす
る場合には、そのピッチングに伴う接地体の上下動に基
づいて自動昇降制御手段が作業装置を不必要に繰り返し
て昇降させるハンチングに起因した作業不良が発生し易
くなっていた。
【0006】例えば、水田作業機が乗用田植機である場
合は、枕地旋回後の轍によって耕盤が荒らされた状態と
なる枕地に苗を植え付ける回り植え走行時に走行機体と
ともに苗植付装置が激しく頻繁にピッチングするように
なり、そのピッチングに伴う整地フロートの上下揺動に
基づいて自動昇降制御手段が苗植付装置を昇降させるこ
とで、苗植付装置が不必要に繰り返して昇降するハンチ
ングが発生し、これによって、浅植えによる浮き苗や整
地フロートの泥押しによる苗倒れなどの作業不良が発生
し易くなっていた。
【0007】本発明の目的は、耕盤の荒れに起因して作
業装置がハンチングすることによる作業不良の発生を防
止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成
するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、走
行機体に作業装置を駆動昇降可能に連結するとともに、
前記作業装置が所定の接地作業高さ位置に維持されるよ
うに、該作業装置に装備した接地体の上下動に基づいて
前記作業装置の昇降を制御する自動昇降制御手段と、手
動設定器の操作位置に基づいて前記自動昇降制御手段の
制御感度を設定する感度設定手段とを装備してある水田
作業機において、前記走行機体に、そのピッチング角速
度を検出する検出手段を装備し、前記感度設定手段が、
前記検出手段により検出される前記走行機体のピッチン
グ角速度がしきい値以下である場合には、前記手動設定
器の操作位置に応じた制御感度を前記自動昇降制御手段
の制御感度に選定し、前記走行機体のピッチング角速度
がしきい値よりも大きい場合には、前記手動設定器の操
作位置に応じた制御感度よりも鈍感側の制御感度を前記
自動昇降制御手段の制御感度に選定するように構成し
た。
【0009】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、耕盤があまり荒れていない場合は、走行機体に装備
した検出手段によって検出される走行機体のピッチング
角速度がしきい値以下になり、自動昇降制御手段の制御
感度が手動設定器により圃場泥面の状態を考慮して設定
された制御感度になることから、従来通りに、圃場泥面
の状態にかかわらず作業装置を所定の作業高さ位置に維
持することができて、作業装置による作業を安定して行
えるようになる。
【0010】又、耕盤が激しく荒れている場合は、走行
機体に装備した検出手段によって検出される走行機体の
ピッチング角速度がしきい値よりも大きくなり、自動昇
降制御手段の制御感度が手動設定器により圃場泥面の状
態を考慮して設定された制御感度よりも鈍感になること
から、接地体を備えた作業装置を下降気味にすることが
できて接地体の接地圧を高めることができるようにな
り、これによって、耕盤の荒れによって走行機体ととも
に作業装置が激しく頻繁にピッチングしても、そのピッ
チングに伴って接地体が激しく頻繁に上下動することを
防止できるようになり、その結果、接地体の上下動に基
づいて自動昇降制御手段が作業装置を不必要に繰り返し
て昇降させるハンチングの発生を防止することができ、
もって、そのハンチングに起因した作業不良の発生を回
避できるようになる。
【0011】しかも、耕盤の荒れ具合を考慮した自動昇
降制御手段の制御感度の選定を、走行機体に装備した検
出手段からの検出に基づく感度設定手段の制御作動で自
動的に行えることから、操縦者が耕盤の荒れ具合を判断
して自動昇降制御手段の制御感度を選定する必要がない
ので、操縦者にかかる負担が大きくなることを回避でき
るようになる。
【0012】〔効果〕従って、操縦者に新たな負担を強
いることなく、耕盤の荒れに起因して作業装置がハンチ
ングすることによる作業不良の発生を防止することがで
きるのであり、もって、耕盤の状態にかかわらず作業装
置による作業を安定して行えるようになった。
【0013】〔構成〕本発明のうちの請求項2記載の発
明では、走行機体に作業装置を駆動昇降可能に連結する
とともに、前記作業装置が所定の接地作業高さ位置に維
持されるように、該作業装置に装備した接地体の上下動
に基づいて前記作業装置の昇降を制御する自動昇降制御
手段と、手動設定器の操作位置に基づいて前記自動昇降
制御手段の制御感度を設定する感度設定手段とを装備し
てある水田作業機において、前記作業装置に、そのピッ
チング角速度を検出する検出手段を装備し、前記感度設
定手段が、前記検出手段により検出される前記作業装置
のピッチング角速度がしきい値以下である場合には、前
記手動設定器の操作位置に応じた制御感度を前記自動昇
降制御手段の制御感度に選定し、前記作業装置のピッチ
ング角速度がしきい値よりも大きい場合には、前記手動
設定器の操作位置に応じた制御感度よりも鈍感側の制御
感度を前記自動昇降制御手段の制御感度に選定するよう
に構成した。
【0014】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、耕盤があまり荒れていない場合は、走行機体に連結
されていることで走行機体とともに一体的にピッチング
する作業装置に装備した検出手段によって検出される作
業装置のピッチング角速度がしきい値以下になり、自動
昇降制御手段の制御感度が手動設定器により圃場泥面の
状態を考慮して設定された制御感度になることから、従
来通りに、圃場泥面の状態にかかわらず作業装置を所定
の作業高さ位置に維持することができて、作業装置によ
る作業を安定して行えるようになる。
【0015】又、耕盤が激しく荒れている場合は、作業
装置に装備した検出手段によって検出される作業装置の
ピッチング角速度がしきい値よりも大きくなり、自動昇
降制御手段の制御感度が手動設定器により圃場泥面の状
態を考慮して設定された制御感度よりも鈍感になること
から、接地体を備えた作業装置を下降気味にすることが
できて接地体の接地圧を高めることができるようにな
り、これによって、耕盤の荒れによって走行機体ととも
に作業装置が激しく頻繁にピッチングしても、そのピッ
チングに伴って接地体が激しく頻繁に上下動することを
防止できるようになり、その結果、接地体の上下動に基
づいて自動昇降制御手段が作業装置を不必要に繰り返し
て昇降させるハンチングの発生を防止することができ、
もって、そのハンチングに起因した作業不良の発生を回
避できるようになる。
【0016】しかも、耕盤の荒れ具合を考慮した自動昇
降制御手段の制御感度の選定を、作業装置に装備した検
出手段からの検出に基づく感度設定手段の制御作動で自
動的に行えることから、操縦者が耕盤の荒れ具合を判断
して自動昇降制御手段の制御感度を選定する必要がない
ので、操縦者にかかる負担が大きくなることを回避でき
るようになる。
【0017】〔効果〕従って、操縦者に新たな負担を強
いることなく、耕盤の荒れに起因して作業装置がハンチ
ングすることによる作業不良の発生を防止することがで
きるのであり、もって、耕盤の状態にかかわらず作業装
置による作業を安定して行えるようになった。
【0018】〔構成〕本発明のうちの請求項3記載の発
明では、走行機体に作業装置を駆動昇降可能に連結する
とともに、前記作業装置が所定の接地作業高さ位置に維
持されるように、該作業装置に装備した接地体の上下動
に基づいて前記作業装置の昇降を制御する自動昇降制御
手段と、手動設定器の操作位置に基づいて前記自動昇降
制御手段の制御感度を設定する感度設定手段とを装備し
てある水田作業機において、前記走行機体に、そのピッ
チング角速度を検出する検出手段を装備し、前記走行機
体のピッチング角速度がしきい値よりも大きい場合に
は、前記作業装置の上昇速度が遅くなり、かつ、下降速
度が速くなるように、又、前記検出手段により検出され
る前記走行機体のピッチング角速度がしきい値以下であ
る場合には、前記作業装置の上昇速度が速くなり、か
つ、下降速度が遅くなるように、前記自動昇降制御手段
が前記作業装置の昇降速度を調節するように構成した。
【0019】〔作用〕上記請求項3記載の発明による
と、耕盤が激しく荒れている場合は、走行機体に装備し
た検出手段によって検出される走行機体のピッチング角
速度がしきい値よりも大きくなり、作業装置の上昇速度
が遅くなるとともに下降速度が速くなることから、接地
体を備えた作業装置を下降気味にすることができて接地
体の接地圧を高めることができるようになり、これによ
って、耕盤の荒れによって走行機体とともに作業装置が
激しく頻繁にピッチングしても、そのピッチングに伴っ
て接地体が激しく頻繁に上下動することを防止できるよ
うになり、その結果、接地体の上下動に基づいて自動昇
降制御手段が作業装置を不必要に繰り返して昇降させる
ハンチングの発生を防止することができ、もって、その
ハンチングに起因した作業不良の発生を回避できるよう
になる。
【0020】又、耕盤があまり荒れていない場合は、走
行機体に装備した検出手段によって検出される走行機体
のピッチング角速度がしきい値以下になり、作業装置の
上昇速度が速くなるとともに下降速度が遅くなることか
ら、耕盤が激しく荒れている際に上述したように上昇速
度が遅くなるとともに下降速度が速くなった作業装置の
昇降速度を本来の昇降速度に戻すことができるので、従
来通りに、圃場泥面の状態にかかわらず作業装置を所定
の作業高さ位置に維持することができて、作業装置によ
る作業を安定して行えるようになる。
【0021】しかも、耕盤の荒れ具合を考慮した作業装
置の昇降速度の調節を、走行機体に装備した検出手段か
らの検出に基づく自動昇降制御手段の制御作動で自動的
に行えることから、操縦者が耕盤の荒れ具合を判断して
作業装置の昇降速度を調節する必要がないので、操縦者
にかかる負担が大きくなることを回避できるようにな
る。
【0022】〔効果〕従って、操縦者に新たな負担を強
いることなく、耕盤の荒れに起因して作業装置がハンチ
ングすることによる作業不良の発生を防止することがで
きるのであり、もって、耕盤の状態にかかわらず作業装
置による作業を安定して行えるようになった。
【0023】〔構成〕本発明のうちの請求項4記載の発
明では、走行機体に作業装置を駆動昇降可能に連結する
とともに、前記作業装置が所定の接地作業高さ位置に維
持されるように、該作業装置に装備した接地体の上下動
に基づいて前記作業装置の昇降を制御する自動昇降制御
手段と、手動設定器の操作位置に基づいて前記自動昇降
制御手段の制御感度を設定する感度設定手段とを装備し
てある水田作業機において、前記作業装置に、そのピッ
チング角速度を検出する検出手段を装備し、前記作業装
置のピッチング角速度がしきい値よりも大きい場合に
は、前記作業装置の上昇速度が遅くなり、かつ、下降速
度が速くなるように、又、前記検出手段により検出され
る前記作業装置のピッチング角速度がしきい値以下であ
る場合には、前記作業装置の上昇速度が速くなり、か
つ、下降速度が遅くなるように、前記自動昇降制御手段
が前記作業装置の昇降速度を調節するように構成した。
【0024】〔作用〕上記請求項4記載の発明による
と、耕盤が激しく荒れている場合は、走行機体に連結さ
れていることで走行機体とともに一体的にピッチングす
る作業装置に装備した検出手段によって検出される作業
装置のピッチング角速度がしきい値よりも大きくなり、
作業装置の上昇速度が遅くなるとともに下降速度が速く
なることから、接地体を備えた作業装置を下降気味にす
ることができて接地体の接地圧を高めることができるよ
うになり、これによって、耕盤の荒れによって走行機体
とともに作業装置が激しく頻繁にピッチングしても、そ
のピッチングに伴って接地体が激しく頻繁に上下動する
ことを防止できるようになり、その結果、接地体の上下
動に基づいて自動昇降制御手段が作業装置を不必要に繰
り返して昇降させるハンチングの発生を防止することが
でき、もって、そのハンチングに起因した作業不良の発
生を回避できるようになる。
【0025】又、耕盤があまり荒れていない場合は、作
業装置に装備した検出手段によって検出される走行機体
のピッチング角速度がしきい値以下になり、作業装置の
上昇速度が速くなるとともに下降速度が遅くなることか
ら、耕盤が激しく荒れている際に上述したように上昇速
度が遅くなるとともに下降速度が速くなった作業装置の
昇降速度を本来の昇降速度に戻すことができるので、従
来通りに、圃場泥面の状態にかかわらず作業装置を所定
の作業高さ位置に維持することができて、作業装置によ
る作業を安定して行えるようになる。
【0026】しかも、耕盤の荒れ具合を考慮した作業装
置の昇降速度の調節を、走行機体に装備した検出手段か
らの検出に基づく自動昇降制御手段の制御作動で自動的
に行えることから、操縦者が耕盤の荒れ具合を判断して
作業装置の昇降速度を調節する必要がないので、操縦者
にかかる負担が大きくなることを回避できるようにな
る。
【0027】〔効果〕従って、操縦者に新たな負担を強
いることなく、耕盤の荒れに起因して作業装置がハンチ
ングすることによる作業不良の発生を防止することがで
きるのであり、もって、耕盤の状態にかかわらず作業装
置による作業を安定して行えるようになった。
【0028】
【発明の実施の形態】図1には水田作業機の一例である
乗用田植機の全体側面が示されており、この田植機は、
走行機体1の後部に、油圧シリンダ2の作動で昇降揺動
するリンク機構3を介して作業装置の一例である苗植付
装置4を駆動昇降可能に連結し、かつ、施肥装置5を搭
載することによってミッドマウント施肥仕様に構成され
ている。
【0029】走行機体1は、その前部に搭載されたエン
ジン6からの動力を、ベルト式伝動機構7、静油圧式無
段変速装置8、及びギヤ式変速装置9、などを介して左
右の前輪10及び後輪11に走行用動力として伝達する
四輪駆動形式に構成され、その中央部には、左右の前輪
10に操向操作可能に連係されたステアリングホイール
12や運転座席13などを備えた搭乗運転部14が形成
されている。
【0030】苗植付装置4は、機体の走行に伴って接地
体の一例である複数の整地フロート15が苗植え付け箇
所を前もって整地する一方で、ギヤ式変速装置9からの
作業用動力がフィードケース16に伝達され、そのフィ
ードケース16からの分配動力で、苗載台17が左右方
向に一定ストロークで往復駆動されるとともに、複数の
ロータリ式の植付機構18が、苗載台17の下端から苗
を所定量ずつ取り出して圃場に植え付ける植え付け作動
を行うように構成されている。
【0031】施肥装置5は、機体の走行に伴って各整地
フロート15に装備された複数の作溝器19が施肥溝を
形成する一方で、ギヤ式変速装置9からの作業用動力で
複数の繰出機構20が肥料ホッパ21内の肥料を所定量
ずつ繰り出し、電動ファン22の作動で各繰出機構20
にて繰り出された肥料を案内ホース23を介して対応す
る作溝器19に向けて圧送することで、圃場における植
え付け苗の横側方箇所に肥料を埋没させるように構成さ
れている。
【0032】図1及び図2に示すように、苗植付装置4
において、各整地フロート15は、左右向きのフロート
支点軸24から後下方に向けて延設された複数の支持ア
ーム25のうちの対応するものに横向きの軸心P1周り
に上下揺動可能に支持されている。
【0033】尚、図示は省略するが、苗植付装置4は、
各植付機構18に対する各整地フロート15の高さ位置
を所望の高さ位置に一体的に設定変更できるようになっ
ており、これによって、植え付け作業時における圃場に
対する各植付機構18の突入量を調節することができ、
もって、苗植付装置4による苗の植え付け深さを一体的
に調節できるようになっている。
【0034】ステアリングホイール12の右下方には、
中立復帰形の操作レバー26が配備されており、操作レ
バー26は、その下方の操作位置への操作が第1スイッ
チ27によって検出され、上方の操作位置への操作が第
2スイッチ28によって検出され、各スイッチ27,2
8は、それぞれの検出情報を、走行機体1に搭載された
マイクロプロセッサなどからなる制御装置29に出力す
るようになっている。
【0035】図2に示すように、左右中央に位置する整
地フロート(以下センサフロートと略称する)15は、
図外の付勢機構によって下降付勢されるとともに、その
軸芯P1周りでの上下揺動角を検出する回転式のポテン
ショメータからなるフロートセンサ30が装備されてお
り、フロートセンサ30は、その検出情報を制御装置2
9に出力するようになっている。
【0036】制御装置29は、第1スイッチ27により
操作レバー26の下方の操作位置への操作が検出される
と、電磁弁31の作動を制御して油圧シリンダ2を伸張
作動させることで、苗植付装置4を所定の接地作業高さ
である植え付け位置まで下降させ、苗植付装置4を所定
の植え付け位置まで下降させた後に再び第1スイッチ2
7により操作レバー26の下方の操作位置への操作が検
出されると、苗植付装置4への伝動を断続する植付クラ
ッチ32、及び、施肥装置5への伝動を断続する施肥ク
ラッチ33の伝動状態が現出されるようにクラッチモー
タ34の作動を制御することで、植え付け作業を開始さ
せるようになっている。又、この植え付け作業中におい
て第2スイッチ28により操作レバー26の上方の操作
位置への操作が検出されると、植付クラッチ32及び施
肥クラッチ33の伝動遮断状態が現出されるようにクラ
ッチモータ34の作動を制御することで植え付け作業を
停止させるとともに、電磁弁31の作動を制御して油圧
シリンダ2を短縮作動させることで、苗植付装置4を所
定の上限位置まで上昇させるようになっている。
【0037】つまり、制御装置29には、操作レバー2
6の操作に基づいて苗植付装置4及び施肥装置5の作
動、並びに、苗植付装置4の昇降を制御する手動制御手
段29Aが制御プログラムとして備えられている。
【0038】制御装置29は、フロートセンサ30によ
りセンサフロート15の上下揺動角が予め設定された目
標角の不感帯幅内に収まったことが検出されることで、
苗植付装置4の所定の植え付け位置への到達を検知し、
走行機体1の後部に装備された上限スイッチ35がリン
ク機構3によって押圧操作されることで、苗植付装置4
の所定の上限位置への到達を検知するようになってい
る。
【0039】操作レバー26の操作に基づく手動制御手
段29Aの制御作動は、運転座席13の右側方に配備さ
れた植付クラッチレバー36を「自動」位置に位置させ
た状態においてのみ実行されるようになっており、植付
クラッチレバー36を「自動」位置に位置させていない
状態においては、手動制御手段29Aは、植付クラッチ
レバー36の操作位置に基づいて苗植付装置4及び施肥
装置5の作動、並びに、苗植付装置4の昇降を制御する
ようになっている。尚、図2における符号37は、植付
クラッチレバー36の「自動」「上昇」「中立」「下
降」「入(植付け)」「切(植付け)」の各操作位置へ
の操作を検出して制御装置29へ出力する回転式のポテ
ンショメータから構成されたレバーセンサである。
【0040】制御装置29には、植え付け作業時におい
てフロートセンサ30により検出される圃場泥面の起伏
の変化に伴うセンサフロート15の上下揺動に基づい
て、センサフロート15の上下揺動角が予め設定された
目標角の不感帯幅内に収まるように苗植付装置4の昇降
を制御する自動昇降制御手段29Bが制御プログラムと
して備えられている。
【0041】自動昇降制御手段29Bは、フロートセン
サ30により検出されたセンサフロート15の上下揺動
角の移動平均(以下、単に検出角と略称する)を算出す
るとともに、その検出角と予め設定された目標角(以
下、単に目標角と略称する)とを比較し、その比較結果
から、目標角に対して検出角が大きい(センサフロート
15が目標角よりも前上がり方向にある)と判断した場
合には苗植付装置4を上昇させることによって、逆に、
目標角に対して検出角が小さい(センサフロート15が
目標角よりも前下がり方向にある)と判断した場合には
苗植付装置4を下降させることによって、センサフロー
ト15の上下揺動角を目標角の不感帯幅内に納めるよう
になっており、これによって、圃場の起伏にかかわらず
苗植付装置4を所定の植え付け位置に維持することがで
き、もって、苗植付装置4による苗の植え付けを予め設
定した所望の植え付け深さで安定して行えるようになっ
ている。
【0042】搭乗運転部14には、「1」〜「7」の7
段階に切り換え可能なダイヤル式の手動設定器38が装
備されており、制御装置29は、手動設定器38の操作
位置に基づいて、その操作位置の値が大きいほど大きい
値(センサフロート15の上下揺動角を前上がり方向に
大きくする値)の目標角を設定するようになっている。
【0043】例えば、手動設定器38を「1」側の操作
位置に操作するほど、制御装置29は、センサフロート
15の上下揺動角を前下がり方向に大きくする目標値を
設定し、その不感帯幅内にセンサフロート15の上下揺
動角が収まるように苗植付装置4の昇降を制御すること
から、苗植付装置4が上昇気味になるとともにセンサフ
ロート15の接地圧が低くなって、センサフロート15
が圃場泥面の起伏の変化に応じて敏感に上下揺動するよ
うになり、結果、圃場泥面の起伏の変化に応じて苗植付
装置4が自動昇降制御手段29Bの制御作動で敏感に昇
降する敏感状態を現出することができるようになってい
る。
【0044】逆に、手動設定器38を「7」側の操作位
置に操作するほど、制御装置29は、センサフロート1
5の上下揺動角を前上がり方向に大きくする目標値を設
定し、その不感帯幅内にセンサフロート15の上下揺動
角が収まるように苗植付装置4の昇降を制御することか
ら、苗植付装置4が下降気味になるとともにセンサフロ
ート15の接地圧が高くなって、センサフロート15が
圃場泥面の起伏の変化に応じて敏感に上下揺動し難くな
り、結果、圃場泥面の起伏の変化に応じて苗植付装置4
が自動昇降制御手段29Bの制御作動で敏感に昇降しな
い鈍感状態を現出することができるようになっている。
【0045】これによって、圃場泥面が硬い場合や荒れ
気味である場合には、その圃場状態に応じて自動昇降制
御手段29Bの制御感度が鈍感になるように手動設定器
38を操作することで、硬い圃場泥面や荒れ気味の圃場
泥面に沿ってセンサフロート15が頻繁に上下動するこ
とを防止でき、センサフロート15の頻繁な上下動に基
づいて苗植付装置4を不必要に繰り返して昇降させるハ
ンチングに起因した浅植えによる浮き苗の発生や整地フ
ロート15の泥押しによる苗倒れの発生を防止すること
ができ、又、圃場泥面が軟らかい場合には、その圃場状
態に応じて自動昇降制御手段29Bの制御感度が敏感に
なるように手動設定器38を操作することで、軟らかい
圃場泥面に沿ってセンサフロート15を上下動させるこ
とができ、センサフロート15が圃場泥面に沿ってあま
り上下動しないことに起因した整地フロート15の泥押
しによる苗倒れの発生を防止できるようになっている。
【0046】つまり、制御装置29には、手動設定器3
8の操作位置に基づいて自動昇降制御手段29Bの制御
感度を設定する感度設定手段29Cが制御プログラムと
して備えられており、この感度設定手段29Cの制御作
動によって、圃場泥面の状態を考慮した状態で自動昇降
制御手段29Bを制御作動させることができ、これによ
って、圃場泥面の状態にかかわらず苗植付装置4を所定
の植え付け位置に維持することができて、苗植付装置4
による苗の植え付けを予め設定された植え付け深さでよ
り安定して行えるようになっている。
【0047】走行機体1には、そのローリング角とピッ
チング角とを検出する角度センサ39が装備され、制御
装置29には、植え付け作業時において角度センサ39
により検出される圃場耕盤の起伏の変化に伴う走行機体
1のローリング角に基づいて、苗植付装置4が水平姿勢
に維持されるように走行機体1に対する前後向きの軸芯
P2周りでの苗植付装置4のローリングを制御するロー
リング制御手段29Dが制御プログラムとして備えられ
ており、このローリング制御手段29Dの制御作動によ
って、圃場耕盤の起伏に起因した走行機体1のローリン
グにかかわらず苗植付装置4を水平姿勢に維持すること
ができて、苗植付装置4による苗の植え付けを予め設定
された植え付け深さでより安定して行えるようになって
いる。
【0048】図3に示すように、感度設定手段29C
は、植え付け作業時において角度センサ39により検出
される圃場耕盤の起伏の変化に伴う走行機体1のピッチ
ング角に基づいて走行機体1のピッチング角速度を算出
するとともに、そのピッチング角速度がしきい値以下で
ある場合には、手動設定器38の操作位置に応じた制御
感度を自動昇降制御手段29Bの制御感度に選定し、走
行機体1のピッチング角速度がしきい値よりも大きい場
合には、手動設定器38の操作位置に応じた制御感度よ
りも1段階鈍感側の制御感度を自動昇降制御手段29B
の制御感度に選定するように構成されている。
【0049】つまり、走行機体1のピッチング角速度が
しきい値以下である場合は圃場耕盤の状態があまり荒れ
ていない状態であることから、感度設定手段29Cが、
自動昇降制御手段29Bの制御感度として、手動設定器
38により圃場泥面の状態を考慮して設定された制御感
度を選定するのであり、これによって、上述した通り
に、圃場泥面の状態にかかわらず苗植付装置4を所定の
植え付け位置に維持することができて、苗植付装置4に
よる苗の植え付けを予め設定された植え付け深さで安定
して行えるようになっている。
【0050】又、走行機体1のピッチング角速度がしき
い値よりも大きい場合は圃場耕盤の状態が激しく荒れて
いる状態であることから、感度設定手段29Cが、自動
昇降制御手段29Bの制御感度として、手動設定器38
により圃場泥面の状態を考慮して設定された制御感度よ
りも1段階鈍感側の制御感度を選定するのであり、これ
によって、苗植付装置4をより下降気味にすることがで
きてセンサフロート15の接地圧を高めることができる
ようになり、もって、耕盤の荒れによって走行機体1と
ともに苗植付装置4が激しく頻繁にピッチングしても、
そのピッチングに伴ってセンサフロート15が激しく頻
繁に上下動することを防止できるようになり、その結
果、センサフロート15の上下動に基づいて自動昇降制
御手段29Bが苗植付装置4を不必要に繰り返して昇降
させるハンチングの発生を防止することができるので、
そのハンチングに起因した浅植えによる浮き苗の発生や
整地フロート15の泥押しによる苗倒れの発生を回避で
きるようになっている。
【0051】要するに、走行機体1に装備した角度セン
サ39と制御装置29の感度設定手段29Cとから、走
行機体1のピッチング角速度を検出する検出手段Aが構
成されており、この検出に基づく感度設定手段29Cの
制御作動によって、圃場耕盤の荒れ具合を判断して自動
昇降制御手段29Bの制御感度を選定するといった新た
な負担を操縦者に強いることなく、圃場耕盤の状態にか
かわらず苗植付装置4を所定の植え付け位置に維持する
ことができて、苗植付装置4による苗の植え付けを予め
設定された植え付け深さでより安定して行えるようにな
っている。
【0052】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 (1)水田作業機としては、走行機体1の後部に作業装
置4の一例である直播装置や除草装置などを駆動昇降可
能に連結して構成された直播機や除草機などであっても
よく、又、作業装置4に施肥装置5を装備したリヤマウ
ント施肥仕様に構成されたものであってもよい。
【0053】(2)角度センサ39としては、走行機体
1のピッチング角のみを検出するものであってもよい。
【0054】(3)作業装置4に、角度センサ39を装
備するようにしてもよい。
【0055】(4)検出手段Aを、走行機体1のピッチ
ング角速度を検出するように走行機体1に装備した角速
度センサや、作業装置4のピッチング角速度を検出する
ように作業装置4に装備した角速度センサで構成するよ
うにしてもよい。この構成によると、角度センサ39に
より検出されたピッチング角からピッチング角速度を算
出する場合に比較して、ピッチング角速度を検知するま
でのタイムラグを小さくすることができて迅速な対応を
行えるようになる。
【0056】(5)感度設定手段29Cが、検出手段A
により検出される走行機体1又は作業装置4のピッチン
グ角速度がしきい値よりも大きい場合には、手動設定器
38の操作位置に応じた制御感度よりも2段階又は3段
階鈍感側の制御感度を自動昇降制御手段29Bの制御感
度に選定するように構成してもよい。
【0057】(6)図4に示すように、自動昇降制御手
段29Bが、検出手段Aにより検出される走行機体1又
は作業装置4のピッチング角に基づいて、そのピッチン
グ角速度がしきい値よりも大きい場合には、作業装置4
の上昇速度が遅くなり、かつ、下降速度が速くなるよう
に、又、そのピッチング角速度がしきい値以下である場
合には、作業装置4の上昇速度が速くなり、かつ、下降
速度が遅くなるように、電磁弁31に対するデューティ
ー比を調節して作業装置4の昇降速度を調節するように
構成してもよい。
【0058】この構成によると、耕盤が激しく荒れてい
る場合は、検出手段Aによって検出される走行機体1又
は作業装置4のピッチング角速度がしきい値よりも大き
くなり、作業装置4の上昇速度が遅くなるとともに下降
速度が速くなることから、作業装置4を下降気味にする
ことができて接地体15の接地圧を高めることができる
ようになり、これによって、耕盤の荒れによって走行機
体1とともに作業装置4が激しく頻繁にピッチングして
も、そのピッチングに伴って接地体15が激しく頻繁に
上下動することを防止できるようになり、その結果、接
地体15の上下動に基づいて自動昇降制御手段29Bが
作業装置4を不必要に繰り返して昇降させるハンチング
の発生を防止することができ、もって、そのハンチング
に起因した作業不良の発生を回避できるようになる。
【0059】又、耕盤があまり荒れていない場合は、検
出手段Aによって検出される走行機体1又は作業装置4
のピッチング角速度がしきい値以下になり、作業装置4
の上昇速度が速くなるとともに下降速度が遅くなること
から、耕盤が激しく荒れている際に上述したように上昇
速度が遅くなるとともに下降速度が速くなった作業装置
4の昇降速度を本来の昇降速度に戻すことができるの
で、従来通りに、圃場泥面の状態にかかわらず作業装置
4を所定の作業高さ位置に維持することができて、作業
装置4による作業を安定して行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の全体側面図
【図2】制御構成を示すブロック図
【図3】ピッチング角速度と制御感度の関係を示す図
【図4】ピッチング角速度と昇降速度の関係を示す図
【符号の説明】
1 走行機体 4 作業装置 15 接地体 29B 自動昇降制御手段 38 手動設定器 29C 感度設定手段 A 検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に作業装置を駆動昇降可能に連
    結するとともに、前記作業装置が所定の接地作業高さ位
    置に維持されるように、該作業装置に装備した接地体の
    上下動に基づいて前記作業装置の昇降を制御する自動昇
    降制御手段と、手動設定器の操作位置に基づいて前記自
    動昇降制御手段の制御感度を設定する感度設定手段とを
    装備してある水田作業機であって、 前記走行機体に、そのピッチング角速度を検出する検出
    手段を装備し、前記感度設定手段が、前記検出手段によ
    り検出される前記走行機体のピッチング角速度がしきい
    値以下である場合には、前記手動設定器の操作位置に応
    じた制御感度を前記自動昇降制御手段の制御感度に選定
    し、前記走行機体のピッチング角速度がしきい値よりも
    大きい場合には、前記手動設定器の操作位置に応じた制
    御感度よりも鈍感側の制御感度を前記自動昇降制御手段
    の制御感度に選定するように構成してある水田作業機。
  2. 【請求項2】 走行機体に作業装置を駆動昇降可能に連
    結するとともに、前記作業装置が所定の接地作業高さ位
    置に維持されるように、該作業装置に装備した接地体の
    上下動に基づいて前記作業装置の昇降を制御する自動昇
    降制御手段と、手動設定器の操作位置に基づいて前記自
    動昇降制御手段の制御感度を設定する感度設定手段とを
    装備してある水田作業機であって、 前記作業装置に、そのピッチング角速度を検出する検出
    手段を装備し、前記感度設定手段が、前記検出手段によ
    り検出される前記作業装置のピッチング角速度がしきい
    値以下である場合には、前記手動設定器の操作位置に応
    じた制御感度を前記自動昇降制御手段の制御感度に選定
    し、前記作業装置のピッチング角速度がしきい値よりも
    大きい場合には、前記手動設定器の操作位置に応じた制
    御感度よりも鈍感側の制御感度を前記自動昇降制御手段
    の制御感度に選定するように構成してある水田作業機。
  3. 【請求項3】 走行機体に作業装置を駆動昇降可能に連
    結するとともに、前記作業装置が所定の接地作業高さ位
    置に維持されるように、該作業装置に装備した接地体の
    上下動に基づいて前記作業装置の昇降を制御する自動昇
    降制御手段と、手動設定器の操作位置に基づいて前記自
    動昇降制御手段の制御感度を設定する感度設定手段とを
    装備してある水田作業機であって、 前記走行機体に、そのピッチング角速度を検出する検出
    手段を装備し、前記走行機体のピッチング角速度がしき
    い値よりも大きい場合には、前記作業装置の上昇速度が
    遅くなり、かつ、下降速度が速くなるように、又、前記
    検出手段により検出される前記走行機体のピッチング角
    速度がしきい値以下である場合には、前記作業装置の上
    昇速度が速くなり、かつ、下降速度が遅くなるように、
    前記自動昇降制御手段が前記作業装置の昇降速度を調節
    するように構成してある水田作業機。
  4. 【請求項4】 走行機体に作業装置を駆動昇降可能に連
    結するとともに、前記作業装置が所定の接地作業高さ位
    置に維持されるように、該作業装置に装備した接地体の
    上下動に基づいて前記作業装置の昇降を制御する自動昇
    降制御手段と、手動設定器の操作位置に基づいて前記自
    動昇降制御手段の制御感度を設定する感度設定手段とを
    装備してある水田作業機であって、 前記作業装置に、そのピッチング角速度を検出する検出
    手段を装備し、前記作業装置のピッチング角速度がしき
    い値よりも大きい場合には、前記作業装置の上昇速度が
    遅くなり、かつ、下降速度が速くなるように、又、前記
    検出手段により検出される前記作業装置のピッチング角
    速度がしきい値以下である場合には、前記作業装置の上
    昇速度が速くなり、かつ、下降速度が遅くなるように、
    前記自動昇降制御手段が前記作業装置の昇降速度を調節
    するように構成してある水田作業機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314209A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Yanmar Co Ltd 作業機の姿勢制御装置
JP2015159739A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 井関農機株式会社 苗移植機

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