JP2002094143A5 - - Google Patents
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Description
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気抵抗効果型素子は、式L2(A1-zRz)2An-1MnO3n+3+xにより表される組成を有し、結晶構造内に(L-O)2層を有する層状ペロブスカイト型酸化物と、
前記酸化物を挟むように前記酸化物に接して形成された一対の強磁性体と、を含み
一対の強磁性体の一方がペロブスカイト型酸化物からなり、他方が金属強磁性体であることを特徴とする。この素子では、上記(L-O)2層を介してバイアス印加を行うことにより、磁気抵抗トンネル効果が発現する。
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気抵抗効果型素子は、式L2(A1-zRz)2An-1MnO3n+3+xにより表される組成を有し、結晶構造内に(L-O)2層を有する層状ペロブスカイト型酸化物と、
前記酸化物を挟むように前記酸化物に接して形成された一対の強磁性体と、を含み
一対の強磁性体の一方がペロブスカイト型酸化物からなり、他方が金属強磁性体であることを特徴とする。この素子では、上記(L-O)2層を介してバイアス印加を行うことにより、磁気抵抗トンネル効果が発現する。
Claims (19)
- 式L2(A1-zRz)2An-1MnO3n+3+xにより表される組成を有し、結晶構造内に(L-O)2層を有する層状ペロブスカイト型酸化物と、
前記酸化物を挟むように前記酸化物に接して形成された一対の強磁性体と、を含み
一対の強磁性体の一方がペロブスカイト型酸化物からなり、他方が金属強磁性体であることを特徴とする磁気抵抗効果型素子。
ただし、AはCa、SrおよびBaから選ばれる少なくとも1種の元素を、
LはBi、TlおよびPbから選ばれる少なくとも1種の元素を、
MはTi、V、Cu、Ru、Ni、Mn、Co、FeおよびCrから選ばれる少なくとも1種の元素を、
Rは希土類元素をそれぞれ示し、
nは1、2または3であり、
x、zは、それぞれ、−1≦x≦1、0≦z<1により示される範囲内の数値である。 - 前記ペロブスカイト型酸化物からなる強磁性体に接して形成された酸化物電極体をさらに含む請求項1に記載の磁気抵抗効果型素子。
- ペロブスカイト型酸化物からなる強磁性体が、式((R1-pLp)1-yAy)mMOm+2-dにより表される組成を有する請求項2に記載の磁気抵抗効果型素子。
ただし、A、L、M、Rは、それぞれ上記と同様の元素を示し、
mは1または2であり、
d、p、yは、それぞれ、0≦d≦1、0≦p≦1、0≦y≦1により示される範囲内の数値である。 - pが0<p≦1により示される範囲内の数値である請求項3に記載の磁気抵抗効果型素子。
- ペロブスカイト型酸化物からなる強磁性体と、層状ペロブスカイト型酸化物とが、元素Lとして、同一種類の元素を含有する請求項4に記載の磁気抵抗効果型素子。
- 0.05≦y≦0.55であり、かつ0.05≦1-z≦0.55である請求項3に記載の磁気抵抗効果型素子。
- 0.8(1-z)≦y≦1.2(1-z)の関係が成立する請求項3に記載の磁気抵抗効果型素子。
- 酸化物電極体がペロブスカイト型酸化物からなる請求項2に記載の磁気抵抗効果型素子。
- ペロブスカイト型酸化物からなる酸化物電極体が、式(A1-vRv)j(X1-rTr)Oj+2-qにより表される組成を有する請求項8に記載の磁気抵抗効果型素子。
ただし、A、Rは上記と同様の元素を示し、
Tは前記酸化物電極体が接する強磁性体に含まれる元素Mと同種の元素であり、
XはTi、V、Cu、Ru、NiおよびCrから選ばれる少なくとも1種の元素(ただし、前記Tを除く)を示し、
jは1または2であり、q、r、vは、それぞれ、0≦q≦1、0≦r≦1、0≦v≦1により示される範囲内の数値である。 - 0<r≦1である請求項9に記載の磁気抵抗効果型素子。
- 金属強磁性体が、式NixCoyFezにより表される強磁性体を含む請求項1に記載の磁気抵抗効果型素子。
ただし、x、y、zは、以下の(1)および(2)のいずれか一方と、x+y+z=1とを満たすように定めた数値である。
(1) 0.6≦x≦0.9、0≦y≦0.4、0≦z≦0.3
(2) 0≦x≦0.4、0.2≦y≦0.95、0≦z≦0.5 - 金属強磁性体が、ZMnSb合金強磁性体を含む請求項1に記載の磁気抵抗効果型素子。
ただし、Zは、Ni、PtおよびPdから選ばれる少なくとも1種の元素である。 - 一対の強磁性体の保磁力の大きさが互いに相違する請求項1に記載の磁気抵抗効果型素子。
- 一対の強磁性体の厚さが互いに相違する請求項1に記載の磁気抵抗効果型素子。
- 一対の強磁性体のいずれか一方に接して形成した反強磁性体をさらに含む請求項1に記載の磁気抵抗効果型素子。
- 反強磁性体およびこの反強磁性体に接する強磁性体がともにペロブスカイト型酸化物からなる請求項15に記載の磁気抵抗効果型素子。
- 希土類元素Rが、La、Pr、NdおよびSmから選ばれる少なくとも一種である請求項1に記載の磁気抵抗効果型素子。
- 請求項1に記載の磁気抵抗効果型素子を含むことを特徴とする磁気記憶素子。
- 請求項1に記載の磁気抵抗効果型素子を含むことを特徴とする磁気ヘッド。
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JP2001156018A JP3795346B2 (ja) | 2000-05-24 | 2001-05-24 | 磁気抵抗効果型素子ならびにこれを用いた磁気記憶素子および磁気ヘッド |
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JP5493278B2 (ja) * | 2008-03-13 | 2014-05-14 | 株式会社村田製作所 | 強磁性セラミック、ならびにそれを用いて構成される磁気抵抗素子および磁気センサ |
WO2012140971A1 (ja) * | 2011-04-14 | 2012-10-18 | 富士電機株式会社 | ペロフスカイト型マンガン酸化物薄膜 |
JP6643609B2 (ja) * | 2015-01-09 | 2020-02-12 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 記憶装置及びその製法 |
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