JP2002093663A - 電気二重層コンデンサ - Google Patents
電気二重層コンデンサInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
レータ中の電解液濃度の上昇を抑制することができるた
め、サイクル劣化を抑制することができる電気二重層コ
ンデンサを提供する。 【解決手段】 セパレータ44に含浸されている電解液
量aと、セパレータ44と流通可能で分極性電極42以
外の領域に存在する電解液量bとの合計が、セパレータ
44に含浸されている電解液量aと、セパレータ44と
流通可能で分極性電極42以外の領域に存在する電解液
量bと、分極性電極42に含浸されている電解液量cと
の合計に対して、7%以上になるように設定する。
Description
デンサに関する。
パシタ」という。)は、ファラッド級の大容量を有し、
充放電サイクル特性にも優れることから、電子機器のバ
ックアップ電源や自動車を始めとした各種輸送機のバッ
テリーとして用いられている他、エネルギーの有効利用
の観点からは、夜間電力の貯蔵といった用途での使用も
検討されている。
レータや分極性電極に含浸されている電解液に溶解して
いる電解質の負イオン及び正イオンを、分極性電極を構
成する材料の表面に吸着させ、放電時に負イオン及び正
イオンを脱着、放出させる。
液(溶媒+電解質)の量が少ないと、放電中に正極、負
極のそれぞれから脱離した電解質の負イオン及び正イオ
ンがセパレータに集中するため、セパレータ中の電解質
濃度が上昇し、電解液の溶解度を超えた場合、セパレー
タ内で電解質の析出が起こる。充放電サイクルの経過に
伴い、このような電解質の析出が起こると、実質的に電
解液中に溶解している電解質濃度が低くなり、電気二重
層コンデンサの静電容量が小さくなり、内部抵抗が大き
くなってしまうため、サイクル劣化が大きくなるという
問題点があった。特に、高出力用途の電気二重層コンデ
ンサの場合、静電容量当たりの電流密度が大きくなり、
セパレータ部分の電解質濃度の上昇が急激となるため、
電解質の析出が顕著であった。このため、上記電気二重
層コンデンサは、サイクル劣化を抑制するため、余剰の
電解液が必要であるため、大型になってしまうという問
題点があった。
な従来技術の有する課題を鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、大きな電流密度での放電時で
あっても、セパレータ中の電解液濃度の上昇を抑制する
ことができるため、サイクル劣化を抑制することができ
る電気二重層コンデンサを提供するものである。
ば、電解液と、前記電解液に浸漬された正電極及び負電
極とからなり、前記正電極及び前記負電極が、その間に
セパレータを介して配置されてなる電気二重層コンデン
サであって、前記セパレータに含浸されている電解液量
と、前記セパレータと流通可能で分極性電極以外の領域
に存在する電解液量との合計が、前記セパレータに含浸
されている電解液量と、前記セパレータと流通可能で分
極性電極以外の領域に存在する電解液量と、分極性電極
に含浸されている電解液量との合計に対して、7%以上
になるように設定することを特徴とする電気二重層コン
デンサが提供される。
の主な特徴は、セパレータに含浸されている電解液量
と、セパレータと流通可能で分極性電極以外の領域に存
在する電解液量との合計が、セパレータに含浸されてい
る電解液量と、セパレータと流通可能で分極性電極以外
の領域に存在する電解液量と、分極性電極に含浸されて
いる電解液量との合計に対して、7%以上になるように
設定することにある。これにより、大きな電流密度での
放電時であっても、セパレータ中の電解液濃度の上昇を
抑制することができるため、電気二重層コンデンサのサ
イクル劣化を抑制することができる。以上のことから、
本発明の電気二重層コンデンサは、余剰の電解液が不要
であるため、より小型で、コンパクトにすることができ
る。
説明する。図1は、本発明の電気二重層コンデンサの一
例を示す概要図である。図1に示すように、本発明の電
気二重層コンデンサは、電解液48と、電解液48に浸
漬された正電極18及び負電極19とからなり、正電極
18及び負電極19が、その間にセパレータ44を介し
て配置されてなるものである。
含浸されている電解液量aと、セパレータ44と流通可
能で分極性電極42以外の領域に存在する電解液量bと
の合計が、セパレータ44に含浸されている電解液量a
と、セパレータ44と流通可能で分極性電極42以外の
領域に存在する電解液量bと、分極性電極42に含浸さ
れている電解液量cとの合計に対して、7%以上、より
好ましくは、10%以上30%以下になるように設定す
ることが重要である。これは、この比率を10%より大
きくすれば、サイクル劣化をさらに抑制できるが、30
%より大きくすると、電解液量が多くなりすぎて、キャ
パシタの重量エネルギー密度が低下するからである。
タ用として工業化されている活性炭を炭素材料とし、カ
ーボンブラック等の導電材や有機バインダを添加し、混
合・混練し、シート状に成形したものである。集電体
は、表面をエッチング処理したアルミ箔を好適に用いる
ことができる。電極端子は、電気伝導性と電解液に対す
る安定性から高純度アルミニウムが好適に用いることが
できる。セパレータは、コンデンサ用の紙セパレータ
や、ポリエチレン、ポリプロピレン、テフロン(登録商
標)製の多孔性樹脂フィルムを用いることができる。
も適用できるが、キャパシタとして耐電圧が高くエネル
ギー密度を大きくできる有機系電解液が好ましい。有機
系電解液の溶媒としては、プロピレンカーボネート、γ
−ブチルラクトン、エチレンカーボネート、ジメチルカ
ーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカー
ボネート、スルホランがあり、これらを単独で、あるい
は、複数種混合したり、この他の溶媒や界面活性剤等の
添加剤を加えた溶媒が好適に用いられる。電解質として
は、4級アンモニウム塩、例えば、テトラエチルアンモ
ニウム、テトラブチルアンモニウム、トリエチルメチル
アンモニウムの4フッ化ホウ素塩または6フッ化リン酸
塩、あるいは、4級ホスホニウムの4フッ化ホウ素塩ま
たは6フッ化リン酸塩などを用いることができるが、電
解質の溶解度の点からトリエチルメチルアンモニウムの
4フッ化ホウ素塩が好ましい。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。 (実施例)活性炭、アセチレンブラック(導電剤)及び
ポリテトラフルオロエチレン(バインダ)を10:1:
1の割合で混合、混練して厚さ0.5mmのシート状と
した。これから打ち抜いた直径19mmのディスクを分
極性電極とした。上記分極性電極を、アルミニウムから
なる集電体に添着して正極及び負極とを作製し、更にこ
れらを組み合わせて電極対を作製した。
極19との間に、紙セパレータ44を介在させた後、濃
度1mol/lのEt4NBF4が溶解されたプロピレン
カーボネート(PC)からなる電解液48にケース46
内で浸漬させることにより、電解液分配比が3〜18%
である電気二重層コンデンサをそれぞれ作製した。電解
液分配比は紙セパレータの厚みを変化させることにより
行った。
した。 電解液分配比[%]=100(a+b)/(a+b+
c) a:セパレータに含浸されている電解液量 b:セパレータと流通可能で分極性電極以外の領域に存
在する電解液量 c:分極性電極に含浸されている電解液量
コンデンサは、100000サイクルの充放電試験(条
件:室温、0V〜2.5Vの範囲で、コンデンサの容量
ファラッド当り50mAの電流密度)を行うことによ
り、サイクル試験後の静電容量維持率[%]を算出し
た。
[%]は、初期静電容量を100%とした時における1
00000サイクル経過後の静電容量の割合を示すもの
である。
の電解液分配比(セパレータ)とサイクル試験後の静電
容量維持率との関係を図2に示す。
電解液分配比[%]が7%以上(より好ましくは、10
%以上30%以下)になるように設定することにより、
サイクル試験後の静電容量維持率の劣化を抑制すること
ができた。
電流密度での放電時であっても、セパレータ中の電解液
濃度の上昇を抑制することができるため、サイクル劣化
を抑制することができる。これにより、本発明の電気二
重層コンデンサは、余剰の電解液が不要であるため、よ
り小型で、コンパクトにすることができる。
概要図である。
液分配比(セパレータ)とサイクル試験後の静電容量維
持率との関係を示すグラフである。
集電極、42…分極性電極、44…セパレータ、46…
ケース、48…電解液。
Claims (1)
- 【請求項1】 電解液と、前記電解液に浸漬された正電
極及び負電極とからなり、前記正電極及び前記負電極
が、その間にセパレータを介して配置されてなる電気二
重層コンデンサであって、 前記セパレータに含浸されている電解液量と、前記セパ
レータと流通可能で分極性電極以外の領域に存在する電
解液量との合計が、前記セパレータに含浸されている電
解液量と、前記セパレータと流通可能で分極性電極以外
の領域に存在する電解液量と、分極性電極に含浸されて
いる電解液量との合計に対して、7%以上になるように
設定することを特徴とする電気二重層コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000284615A JP2002093663A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 電気二重層コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000284615A JP2002093663A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 電気二重層コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002093663A true JP2002093663A (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=18768798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000284615A Pending JP2002093663A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 電気二重層コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002093663A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006024611A (ja) * | 2004-07-06 | 2006-01-26 | Nisshinbo Ind Inc | 電気二重層キャパシタ |
US7268995B2 (en) | 2005-09-26 | 2007-09-11 | Nisshinbo Industries, Inc. | Electric double layer capacitor |
JP2013527628A (ja) * | 2010-06-02 | 2013-06-27 | フロリダ・ステイト・ユニバーシティ・リサーチ・ファウンデイション・インコーポレイテッド | 高エネルギー密度電気化学キャパシタ |
-
2000
- 2000-09-20 JP JP2000284615A patent/JP2002093663A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006024611A (ja) * | 2004-07-06 | 2006-01-26 | Nisshinbo Ind Inc | 電気二重層キャパシタ |
US7268995B2 (en) | 2005-09-26 | 2007-09-11 | Nisshinbo Industries, Inc. | Electric double layer capacitor |
JP2013527628A (ja) * | 2010-06-02 | 2013-06-27 | フロリダ・ステイト・ユニバーシティ・リサーチ・ファウンデイション・インコーポレイテッド | 高エネルギー密度電気化学キャパシタ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040428 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050726 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051122 |