JP2005183806A - 電気化学キャパシタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気化学キャパシタにおいてアンダーコート層を介したショートを防止する。
【解決手段】 本発明による電気化学キャパシタは、集電体111,121、分極性電極層112,122集電体と分極性電極層とを接着するアンダーコート層113,123をそれぞれ含む第1及び第2の電極と、分極性電極層112,122同士が向き合うように、第1及び第2の電極間に挟まれたセパレータ130とを備え、アンダーコート層113,123の端部は、それぞれ対応する分極性電極層112,122の端部と同じか外側に位置しており、且つ、いずれもセパレータ130の端部よりも内側に位置している。これにより、分極性電極層が集電体から剥離する可能性が低くなり、しかも、アンダーコート層同士が接触したり、一方の電極のアンダーコート層と他方の電極の集電体とが接触することがなくなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気化学キャパシタに関し、特に、電極にアンダーコート層が設けられた電気化学キャパシタに関する。
電気二重層キャパシタをはじめとする電気化学キャパシタは、小型化、軽量化が容易に可能であるため、例えば、携帯機器(小型電子機器)等の電源のバックアップ用電源、電気自動車やハイブリッド車向けの補助電源等として期待されており、その性能向上のための様々な検討がなされている。特に、電気自動車用電源のように大容量が要求される場合には、セパレータを介して電極を多数積層した構造を採用すること一般的である(特許文献1、2参照)。
このような電気化学キャパシタに用いられている電極は、集電体と分極性電極層を含む積層構造を有しているが、集電体と分極性電極層との密着強度を高めるため、これらの間に接着層であるアンダーコート層が設けられる場合がある。このようなアンダーコート層は、抵抗値の増大を防止すべく、導電性の高い材料が用いられることが一般的である。
アンダーコート層は、集電体と分極性電極層を接着するための層であることから、アンダーコート層を設ける領域は分極性電極層を設ける領域と同じか、これにより広く設定する必要がある。
特開2001−250742号公報 特開2001−284184号公報
しかしながら、アンダーコート層にはある程度の厚みが存在することから、これを設ける領域が広すぎると、電極を積層した場合に隣り合う電極のアンダーコート層同士が接触したり、アンダーコート層と隣の集電体とが接触し、ショートを招くおそれがあった。このような問題は、セパレータを介して電極を多数積層した構造を採用する場合、特に重要な問題となる。
したがって、本発明の目的は、アンダーコート層を介したショートが防止された電気化学キャパシタを提供することである。
本発明の一側面による電気化学キャパシタは、集電体、分極性電極層及び前記集電体と前記分極性電極層とを接着するアンダーコート層をそれぞれ含む第1及び第2の電極と、前記分極性電極層同士が向き合うように、前記第1及び第2の電極間に挟まれたセパレータとを備え、前記アンダーコート層の端部は、それぞれ対応する分極性電極層の端部と同じか外側に位置しており、且つ、いずれも前記セパレータの端部よりも内側に位置していることを特徴とする。
本発明によれば、アンダーコート層の端部が分極性電極層の端部と同じか外側に位置していることから、分極性電極層と集電体との間には必ずアンダーコート層が存在することになる。これにより、分極性電極層が集電体から剥離する可能性が非常に低くなる。しかも、アンダーコート層の端部がセパレータの端部よりも内側に位置していることから、第1の電極に含まれるアンダーコート層と、第2の電極に含まれるアンダーコート層との間には、必ずセパレータが介在することになる。これにより、アンダーコート層同士が接触したり、一方の電極のアンダーコート層と他方の電極の集電体とが接触することもない。以上により、分極性電極層の剥離やショートの発生が効果的に防止されることから、高い信頼性を確保することが可能となる。上記の条件は、第1及び第2の電極の全ての端部(全外周)において満たされていることが好ましい。
また、前記集電体はいずれも引き出し電極を有しており、前記セパレータの端部は前記引き出し電極の端部よりも内側に位置していることが好ましい。これによれば、引き出し電極と外部回路との接続においてセパレータが障害となることがない。また、同電位となる複数の引き出し電極間にシムを介在させる場合にも、シムとアンダーコート層とが干渉しにくくなり、電気化学キャパシタ全体の形状を正しく保つことが可能となる。
また、前記アンダーコート層の端部と、対応する分極性電極層の端部との距離が0.5mm以下であることが好ましい。これは、上記の距離が0.5mmを超えると分極性電極層の面積が必要以上に減少し、その結果、容量が減少するためである。
本発明の他の側面による電気化学キャパシタは、複数のセパレータと、前記セパレータを介して交互に配置された複数の第1及び第2の電極を備え、前記第1及び第2の電極は、引き出し電極を有する集電体、前記集電体の両面に設けられた分極性電極層及び前記集電体と前記分極性電極層とを接着するアンダーコート層をそれぞれ含み、前記アンダーコート層の端部は、それぞれ対応する分極性電極層の端部と同じか外側に位置しており、且つ、いずれも前記セパレータの端部よりも内側に位置していることを特徴とする。本発明によれば、大容量を実現しつつ、分極性電極層の剥離やショートの発生を効果的に防止することが可能となる。
また、前記第1の電極に含まれる複数の引き出し電極間、並びに、前記第2の電極に含まれる複数の引き出し電極間にそれぞれ配置されたシムをさらに備えていることが好ましい。このようなシムを備える場合であっても、本発明ではシムとアンダーコート層とが干渉しにくく、その結果、電気化学キャパシタ全体の形状を正しく保つことが可能となる。
このように、本発明によれば、分極性電極層の剥離やショートの発生が効果的に防止され、これにより、高い信頼性を確保することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による電気化学キャパシタ100の組み立て前の状態を示す分解斜視図である。
図1に示すように、本実施形態による電気化学キャパシタ100は、第1の電極110と、第2の電極120と、これら第1及び第2の電極110,120間に挟まれたセパレータ130とを主要素として含んでいる。第1の電極110は、集電体111と、分極性電極層112と、これらの間に設けられたアンダーコート層113によって構成され、集電体111には引き出し電極111aが設けられている。同様に、第2の電極120は、集電体121と、分極性電極層122と、これらの間に設けられたアンダーコート層123によって構成され、集電体121には引き出し電極121aが設けられている。セパレータ130は、図1に示すように、分極性電極層112と分極性電極層122が向き合うようにして、第1の電極110と第2の電極120によって挟まれる。
本実施形態による電気化学キャパシタ100は、セパレータ130を第1及び第2の電極110,120によって挟んだ後、図示しないケースに収容し、ケース内に電解質溶液を充填することにより完成する。これにより、引き出し電極111aを一方の端子とし、引き出し電極121aを他方の端子としたキャパシタとして機能する。
集電体111,121は、それぞれ分極性電極層112,122への電荷の移動を十分に行うことができる良導体であればその材料としては特に制限されず、公知の電気化学キャパシタに用いられる集電体材料、例えばアルミニウム(Al)を用いることができる。集電体111,121の厚さについても特に限定されないが、電気化学キャパシタをより小型化するためには、機械的強度が十分に確保される限度においてできる限り薄く設定することが好ましい。具体的には、集電体111,121の材料としてアルミニウム(Al)を用いた場合、その厚さを20μm以上、50μm以下に設定することが好ましく、20μm以上、30μm以下に設定することがより好ましい。アルミニウム(Al)からなる集電体111,121の厚さをこの範囲に設定すれば、十分な機械的強度を確保しつつ、電気化学キャパシタの小型化を達成することが可能となる。
分極性電極層112,122は、それぞれ111,121上に形成される層であり、電荷の蓄電と放電に寄与する。分極性電極層112,122は、その構成材料として電子伝導性を有する多孔体粒子と、多孔体粒子を結着可能なバインダーとを少なくとも含有している。特に限定されるものではないが、分極性電極層112,122における多孔体粒子の含有量は、分極性電極層112,122全量を基準として84〜92質量%とすることが好ましく、バインダーの含有量は、分極性電極層112,122全量を基準として6.5〜16質量%とすることが好ましい。特に、分極性電極層112,122全量を基準として、84〜92質量%の多孔体粒子、6.5〜16質量%のバインダー及び0〜1.5質量%の電子伝導性を有する導電助剤からなることが好ましい。
分極性電極層112,122に含有される多孔体粒子は、電荷の蓄電と放電に寄与する電子伝導性を有する多孔体粒子であれば特に制限はなく、例えば、粒状又は繊維状の賦活処理済みの活性炭等が挙げられる。これら活性炭としては、フェノール系活性炭や、椰子ガラ活性炭等を用いることができる。この多孔体粒子の平均粒径は、好ましくは3〜20μmであり、窒素吸着等温線からBET等温吸着式を用いて求められるBET比表面積は、好ましくは1500m/g以上、より好ましくは2000〜2500m/gである。このような多孔体粒子を用いれば、高い体積容量を得ることが可能となる。
また、分極性電極層112,122に含有されるバインダーは、上記多孔体粒子を結着可能なバインダーであれば特に制限されず、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、フッ素ゴム等を用いることができる。これらの中でも、フッ素ゴムを用いることが特に好ましい。これは、フッ素ゴムを用いれば少ない含有量であっても多孔体粒子を十分に結着することが可能となり、これにより分極性電極層112,122の塗膜強度が向上するとともに、二重層界面の大きさが向上し、体積容量を向上させることができるからである。
フッ素ゴムとしては、例えば、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF−HFP系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−HFP−TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−ペンタフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF−PFP系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−ペンタフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−PFP−TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−パーフルオロメチルビニルエーテル−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−PFMVE−TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−クロロトリフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−CTFE系フッ素ゴム)等が挙げられるが、VDF、HFP及びTFEからなる群から選択される少なくとも二種が共重合してなるフッ素ゴムが好ましく、密着性や耐薬品性がより向上する傾向があることから、上記群の三種が共重合してなるVDF−HFP−TFE系フッ素ゴムが特に好ましい。
更に、分極性電極層112,122に必要に応じて含有される上記導電助剤は、集電体111,121と分極性電極層112,122との間での電荷の移動を十分に進行させることが可能な電子伝導性を有するものであれば特に制限はなく、例えば、カーボンブラック等が挙げられる。
上記カーボンブラックとしては、例えば、アセチレンブラック、ケッフェンブラック、ファーネスブラック等が挙げられるが、本発明においてはアセチレンブラックが好ましく用いられる。カーボンブラックの平均粒径としては、好ましくは25〜50nmであり、BET比表面積としては、好ましくは50m/g以上、より好ましくは50〜140m/gである。
また、分極性電極層112,122の厚さは、電気化学キャパシタ100の小型化及び軽量化を図る観点から、50〜200μmであることが好ましく、80〜150μmであることがより好ましい。なお、分極性電極層112,122の厚さが均一でない場合(例えば、表面にエンボスが形成されている場合)、上記厚さは最大膜厚を意味するものとする。分極性電極層112,122の厚さを上記範囲とすることにより、電気化学キャパシタの小型化及び軽量化が可能となる。
アンダーコート層113,123は、それぞれ対応する集電体111又は121と分極性電極層112又は122との間に設けられ、これらに物理的及び電気的な密着性を付与する役割を果たす。アンダーコート層113,123の材料としては、抵抗値の増大を防止すべく導電性の高い材料を用いることが好ましく、例えば、導電性粒子と、該導電性粒子を結着可能なバインダーによって構成することができる。この場合、特に限定されるものではないが、アンダーコート層113,123における導電性粒子の含有量は、アンダーコート層113,123全量を基準として50〜70質量%とすることが好ましく、バインダーの含有量は、アンダーコート層113,123全量を基準として30〜50質量%とすることが好ましい。
アンダーコート層113,123に含有される導電性粒子は、集電体111,121と分極性電極層112,122との間での電荷の移動が十分に進行可能な電子伝導性を有する粒子であれば特に制限はなく、例えば、電子伝導性を有する炭素材料等からなる粒子が挙げられ、具体的な炭素材料としては、カーボンブラックやグラファイト等が挙げられる。
カーボンブラックとしては、例えば、アセチレンブラック、ケッフェンブラック、ファーネスブラック等が挙げられ、中でも、アセチレンブラックが好ましく用いられる。カーボンブラックの平均粒径としては、好ましくは25〜50nmであり、BET比表面積としては、好ましくは50m/g以上、より好ましくは50〜140m/gである。
また、グラファイトとしては、例えば、天然グラファイト、人造グラファイト、膨張グラファイト等が挙げられ、特に人造グラファイトが好ましく用いられる。また、グラファイトの平均粒径としては、好ましくは4〜6μmであり、BET比表面積としては、好ましくは10m2/g以上、より好ましくは15〜30m2/gである。このようなグラファイトを用いることによって、アンダーコート層113,123に優れた電子伝導性を付与することが可能となり、内部抵抗が十分に低減される傾向がある。
一方、バインダーとしては、分極性電極層112,122に含有されるバインダーと同様、導電性粒子を結着可能な材料であれば特に制限されず、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、フッ素ゴム等を用いることができる。これらの中でも、フッ素ゴムを用いることが特に好ましい。これは、フッ素ゴムを用いれば少ない含有量であっても導電性粒子を十分に結着することが可能となり、さらに、集電体111又は121と分極性電極層112又は122との物理的及び電気的な密着性が向上するからである。フッ素ゴムとしては、分極性電極層112,122に含有されるバインダーとして好ましく挙げた上記材料を用いることができる。
アンダーコート層113,123の厚さは、全体の厚みをできる限り薄くし且つ電極110,120の抵抗値の増大を防止する観点から、集電体111又は121と分極性電極層112又は122とを十分に接着可能である限度において、できる限り薄いことが望ましい。具体的には、0.2μm以上、10μm以下とすることが好ましい。
セパレータ130は、分極性電極層112,122間における電解質溶液の移動を可能としつつ、これら分極性電極層112と分極性電極層122とを物理的に分離するための膜である。セパレータ130は絶縁性の多孔体から形成されていることが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリオレフィンからなるフィルムの積層体や上記樹脂の混合物の延伸膜、或いは、セルロース、ポリエステル及びポリプロピレンからなる群より選択される少なくとも1種の構成材料からなる繊維不織布等を用いることができる。セパレータ130の厚さは、特に限定されるものではないが、15μm以上、200μm以下とすることが好ましく、30μm以上、100μm以下とすることがより好ましい。
また、電解質溶液としては、公知の電気二重層キャパシタ等の電気化学キャパシタに用いられている電解質溶液(電解質水溶液、有機溶媒を使用する電解質溶液)を使用することができる。ただし、電気化学キャパシタ100が電気二重層キャパシタである場合、電解質水溶液は電気化学的に分解電圧が低いためキャパシタの耐用電圧が低く制限されるので、有機溶媒を使用する電解質溶液(非水電解質溶液)であることが好ましい。具体的な電解質溶液の種類は特に限定されないが、溶質の溶解度、解離度、液の粘性を考慮して選択することが好ましく、高導電率でかつ高電位窓(分解開始電圧が高い)の電解質溶液であることが特に望ましい。代表的な例としては、テトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレイトのような4級アンモニウム塩を、プロピレンカーボネート、ジエチレンカーボネイト、アセトニトリル等の有機溶媒に溶解したものが使用される。なお、この場合、混入水分を厳重に管理する必要がある。
このような構成からなる電気化学キャパシタ100は、全体としての厚さ(最大膜厚)が70〜250μmであることが好ましく、100〜180μmであることがより好ましい。このような厚さとすることによって、電気化学キャパシタ100の小型化及び軽量化が可能となる。
図2は、電気化学キャパシタ100の一部を拡大して示す部分断面図である。
図2に示すように、本実施形態による電気化学キャパシタ100では、分極性電極層112の端部とアンダーコート層113の端部との距離を「a1」とし、分極性電極層112の端部とセパレータ130の端部との距離を「a2」とした場合、
0≦a1<a2
に設定されており、同様に、分極性電極層122の端部とアンダーコート層123の端部との距離を「b1」とし、分極性電極層122の端部とセパレータ130の端部との距離を「b2」とした場合、
0≦b1<b2
に設定されている。
ここで、a1の値はアンダーコート層113の端部が分極性電極層112の端部よりも外側に位置している場合(図2に示す状態)に正の値をとり、同様に、b1の値はアンダーコート層123の端部が分極性電極層122の端部よりも外側に位置している場合(図2に示す状態)に正の値をとる。また、a2,b2の値は、セパレータ130の端部が分極性電極層112,122の端部よりも外側に位置している場合(図2に示す状態)に正の値をとる。
したがって、アンダーコート層113,123の端部は、それぞれ対応する分極性電極層112,122の端部と同じか外側に位置し、且つ、いずれもセパレータ130の端部よりも内側に位置することになる。これにより、分極性電極層112,122の下部には必ずアンダーコート層113,123がそれぞれ存在することから、分極性電極層112,122に剥がれが生じることはない。しかも、アンダーコート層113とアンダーコート層123との間には必ずセパレータ130が介在することから、アンダーコート層同士が接触したり、一方の電極のアンダーコート層と他方の電極の集電体とが接触することもない。
また、図2に示すように、セパレータ130の端部は引き出し電極111a,121aの端部よりも内側に位置していることから、引き出し電極111a,121aと外部回路との接続においてセパレータ130が障害となることもない。
尚、図2は、電気化学キャパシタ100のうち引き出し電極111a,121aが設けられた部分を拡大して示しているが、他の部分は図1に示すように、集電体111(121)と分極性電極層112(122)とアンダーコート層113(123)の端部がいずれも実質的に一致した状態となっている。つまり、
a1=b1=0
となっている。但し、セパレータ130との関係においては、a1<a2、及び、b1<b2が満たされており、これによってショートの発生が防止されている。
ここで、0≦a1(又は0≦b1)が満たされていない場合の問題点、並びに、a1<a2(又はb1<b2)が満たされていない場合の問題点について図面を用いて説明する。
図3は、0≦a1が満たされておらず、0>a1となっている(つまり、分極性電極層112の端部よりもアンダーコート層113の端部が内側に位置している)場合における部分断面図である。0≦a1が満たされていない場合、図3に示すように、分極性電極層112の端部が集電体111から浮いた状態となってしまう。このため、分極性電極層112の端部において集電体111からの剥離が生じるおそれがあり、製品の信頼性を損なってしまう。図示しないが、このような問題は0≦b1が満たされておらず、0>b1となっている場合も同様である。
一方、図4は、a1<a2が満たされておらず、a1≧a2となっている(つまり、アンダーコート層113の端部よりもセパレータ130の端部が内側に位置している)場合の部分断面図である。a1<a2が満たされていない場合、図4に示すように、セパレータ130を介することなくアンダーコート層113の端部が集電体121と直接対向する状態となってしまう。このため、アンダーコート層113と集電体121が接触してショートを引き起こす可能性があり、製品の信頼性を損なってしまう。図示しないが、このような問題はb1<b2が満たされておらず、b1≧b2となっている場合も同様である。また、a1<a2及びb1<b2の両方が満たされておらず、a1≧a2、且つ、b1≧b2となっている場合には、これに加えてアンダーコート層113とアンダーコート層123が接触してショートを引き起こす可能性も生じる。アンダーコート層113,123には所定の厚みが存在することから、アンダーコート層同士の接触は、アンダーコート層と集電体の接触よりも容易に発生する。つまり、a1≧a2、且つ、b1≧b2となっている場合、製品の信頼性は特に低くなる。
尚、図示しないがセパレータ130の端部が分極性電極層112,122の端部より内側にあると分極性電極層112と分極性電極層122がショートするおそれがあり、セパレータ130の端部を分極性電極層112,122の端部より外側とする必要があることはいうまでもない。
これらに対し、本実施形態による電気化学キャパシタ100では、図2に示したように、
0≦a1<a2、且つ
0≦b1<b2
に設定されていることから、図3や図4を用いて説明した問題が生じることがなく、高い信頼性を確保することが可能となる。a1及びb1の具体的な値については特に限定されないが、0〜0.5mmの範囲内であることが好ましい。これは、0.5mmを超えると、分極性電極層112,122の面積が必要以上に減少し、その結果、容量が減少するためである。これに対し、塗布精度を考慮すればa1及びb1を0.5mm以下に設定することは十分に可能であり、これにより高い容量を確保することが可能となる。
次に、電気化学キャパシタ100の製造方法について説明する。
まず、アンダーコート層113,123の材料となる塗布液、並びに、分極性電極層112,122の材料となる塗布液を調製する。
アンダーコート層113,123の材料となる塗布液は、上述した導電性粒子、バインダー、後述する液体を混合装置に投入し、撹拌する。同様に、分極性電極層112,122の材料となる塗布液は、上述した多孔体粒子、バインダー、後述する液体及び必要に応じて上記の導電助剤を混合装置に投入し、撹拌する。いずれの塗布液を調製する場合も、混練操作及び/又は希釈混合操作を含むことが好ましい。ここで「混練」とは、液が比較的高粘度の状態で撹拌することにより材料を練り合わせることを意味し、「希釈混合」とは混練された液にさらに溶剤等を添加して比較的低粘度の状態で混ぜ合わせることを意味する。これら操作の時間や操作時の温度としては特に制限されないが、均一な分散状態とする点で、混練時間は30分〜2時間程度、混練時の温度は40〜80℃程度とすることが好ましく、希釈混合時間は1〜5時間程度、希釈混合時の温度は20〜50℃程度とすることが好ましい。これにより、アンダーコート層113,123の材料となる塗布液及び分極性電極層112,122の材料となる塗布液を調製することができる。
上記液体としては、バインダーを溶解又は分散可能なものであれば特に制限はなく、例えば、メチルエチルケトン(MEK)やメチルイソブチルケトン(MIBK)等のケトン系溶剤等を用いることができる。
塗布液における液体の配合量は、アンダーコート層113,123の材料となる塗布液においては、塗布液中の固形分全量100質量部に対して600〜2000質量部とすることが好ましく、分極性電極層112,122の材料となる塗布液においては、塗布液中の固形分全量100質量部に対して200〜400質量部とすることが好ましい。
アンダーコート層113,123の材料となる塗布液における導電性粒子及びバインダーの含有量は、アンダーコート層113,123を形成した後における導電性粒子及びバインダーの含有量が先に説明した範囲になるように設定することが好ましい。同様に、分極性電極層112,122の材料となる塗布液における多孔体粒子及びバインダーの含有量は、分極性電極層112,122を形成した後における多孔体粒子及びバインダーの含有量が先に説明した範囲となるように設定することが好ましい。
このようにして2つの塗布液を調製した後、図5に示すように、集電体シート140を一方向(図5では左方向から右方向)に搬送しながら、アンダーコート層用の塗布液をグラビアシリンダー150より供給し、分極性電極層用の塗布液をグラビアシリンダー160より供給する。このとき、図5に示すように、グラビアシリンダー150よりもグラビアシリンダー160の方が下流側に配置されていることから、集電体シート140の表面にはまずアンダーコート層113,123が形成され、その上に分極性電極層112,122が重ねて形成されることになる。塗布方法としては、公知である種々の塗布方法を特に制限なく使用することができる。例えば、エクストルージョンラミネーション法、ドクターブレード法、グラビアコート法、リバースコート法、アプリケーターコート法、スクリーン印刷法等の方法を採用することができる。
アンダーコート層113,123を形成するグラビアシリンダー150の幅W1と、分極性電極層112,122を形成するグラビアシリンダー160の幅W2は、
W1≧W2
である必要があり、また、塗布時における位置調整の精度を考慮すれば、
W1>W2
とすることが好ましい。これは、W1<W2であると、積層体の一方の端部171又は他方の端部172において必ず分極性電極層112,122がアンダーコート層113,123からはみ出してしまうからであり、また、W1=W2であると、塗布位置に僅かなずれが生じただけで、いずれかの端部171,172において分極性電極層112,122がはみ出すからである。
但し、グラビアシリンダー150の幅W1とグラビアシリンダー160の幅W2との差は、
W1−W2≦1.0mm
であることが好ましく、
W1−W2≦0.5mm
であることがより好ましい。これは、W1−W2≦1.0mmに設定すれば、アンダーコート層113,123の露出幅(a1又はb1に対応)を少なくとも一方の端部171,172について0.5mm以下とすることができるからである。特に、W1−W2≦0.5mmに設定すれば、アンダーコート層113,123の露出幅を両方の端部171,172について0.5mm以下とすることが可能となる。
しかしながら、グラビアシリンダー150の幅W1とグラビアシリンダー160の幅W2との差が小さすぎると、塗布位置のずれによって分極性電極層112,122がはみ出すおそれが高くなることから、塗布精度を考慮すれば、
0.2mm≦W1−W2≦0.5mm
に設定することが特に好ましい。
このようにして、集電体シート140の表面にアンダーコート層113,123及び分極性電極層112,122を重ねて形成した後、図6に示す一点鎖線180に沿ってこれを切断すれば、図1に示した第1の電極110又は第2の電極120が完成する。そして、既に説明したように、第1及び第2の電極110,120によってセパレータ130を挟んだ後、図示しないケースに収容しケース内に電解質溶液を充填すれば、引き出し電極111aを一方の端子とし、引き出し電極121aを他方の端子とした電気化学キャパシタ100が完成する。
尚、アンダーコート層113,123及び分極性電極層112,122が形成された集電体シート140を切断する前に、ロールプレス等により分極性電極層112,122を圧縮し、その密度を高めておけば、容量を低下させることなくいっそうの薄型化を達成することが可能となる。
以上、分極性電極層を一対しか持たない電気化学キャパシタ100について説明したが、本発明の適用が可能な電気化学キャパシタがこれに限定されるものではなく、むしろ、多数の分極性電極層が積層された構造を採用する場合に本発明の効果は顕著となる。
図7は、本発明の好ましい他の実施形態による電気化学キャパシタ200の分解断面図である。
図7に示すように、本実施形態による電気化学キャパシタ200は、交互に配置された複数の第1及び第2の電極210,220と、それぞれ隣り合う電極間に配置された複数のセパレータ230によって構成される。したがって、第1の電極210をアノードとすれば第2の電極220はカソードであり、第1の電極210をカソードとすれば第2の電極220はアノードである。第1及び第2の電極210,220は、それぞれ集電体211,221と、集電体の一方の面に設けられた分極性電極層212,222と、集電体の他方の面に設けられた分極性電極層213,223と、集電体211,221と分極性電極層212,222をそれぞれ接着するアンダーコート層214,224と、集電体211,221と分極性電極層213,223をそれぞれ接着するアンダーコート層215,225によって構成される。集電体211,221にはそれぞれ引き出し電極211a,221aが設けられており、複数の引き出し電極211aは互いに同一方向を向くように配置され、複数の引き出し電極221aは互いに上記方向とは異なる同一方向を向くように配置されている。
このような構成からなる電気化学キャパシタ200は、隣り合う電極間にそれぞれセパレータ230を挟んだ後、図示しないケースに収容し、ケース内に電解質溶液を充填することによって完成し、キャパシタとして機能する。この場合、図8に示すように、複数の引き出し電極211a間には、これらを電気的に接続するとともに引き出し電極211aを機械的に保持するシム211bが挿入され、同様に、複数の引き出し電極221a間には、これらを電気的に接続するとともに引き出し電極221aを機械的に保持するシム221bが挿入される。シム211b,221bは、引き出し電極間を導通(接続)させるとともに高さ調整の機能をもっている。シム211b,221bの材料としては通電性があり、厚み精度があるものであればよく、アルミ、ステンレス等が好ましい。
本実施形態による電気化学キャパシタ200でも、図8に示すように、分極性電極層212(又は213)の端部とアンダーコート層214(又は215)の端部との距離を「a1」とし、分極性電極層212(又は213)の端部とセパレータ230の端部との距離を「a2」とした場合、
0≦a1<a2
に設定されており、同様に、分極性電極層222(又は223)の端部とアンダーコート層224(又は225)の端部との距離を「b1」とし、分極性電極層222(又は223)の端部とセパレータ230の端部との距離を「b2」とした場合、
0≦b1<b2
に設定されている。
これにより、アンダーコート層214,215,224,225の端部は、それぞれ対応する分極性電極層212,213,222,223の端部と同じか外側に位置し、且つ、いずれもセパレータ230の端部よりも内側に位置することになる。したがって、積層構造によって短絡の可能性のある箇所が増えているにもかかわらず、上記実施形態と同様、ショートの発生を効果的に防止することが可能となる。
しかも、a1及びb1の値を0〜0.5mmの範囲内に設定すれば、アンダーコート層214,215とシム211bが干渉したり、アンダーコート層224,225とシム221bが干渉することがないので、セパレータ230を介して例えば数百層の電極を積層した場合であっても、所望の形状を保つことが可能となる。これに対し、例えばa1>a2となっている場合には、図9に示すように、アンダーコート層214,215とシム211bが干渉する可能性があり、この場合、数百層の電極を積層するとアンダーコート層214,215の厚みの分、この領域において全体の厚みが増大し、所望の形状を保つことができなくなってしまう。
このように、本発明は、多数の分極性電極層が積層された構造を採用する場合において、より顕著な効果を得ることが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、本発明により製造される電気化学キャパシタ用電極は、電気二重層キャパシタ用の電極として用いることができる他、擬似容量キャパシタ、シュードキャパシタ、レドックスキャパシタ等の種々の電気化学キャパシタ用の電極として利用することが可能である。
本発明の好ましい実施形態による電気化学キャパシタ100の組み立て前の状態を示す分解斜視図である。 電気化学キャパシタ100の一部を拡大して示す部分断面図である。 0≦a1が満たされておらず、0>a1となっている場合における部分断面図である。 a1<a2が満たされておらず、a1≧a2となっている場合における部分断面図である。 集電体シート140の表面にアンダーコート層113,123及び分極性電極層112,122を形成する方法を説明するための図である。 集電体シート140から電極を取り出す方法を説明するための図である。 本発明の好ましい他の実施形態による電気化学キャパシタ200の分解断面図である。 積層状態における電気化学キャパシタ200の部分断面図である。 a1>a2となっているためにアンダーコート層214,215とシム211bが干渉している状態を示す図である。
符号の説明
100 電気化学キャパシタ
110 第1の電極
120 第2の電極
111,121 集電体
111a,121a 引き出し電極
112,122 分極性電極層
113,123 アンダーコート層
130 セパレータ
140 集電体シート
150,160 グラビアシリンダー
171 積層体の一方の端部
172 積層体の他方の端部
180 切断すべき部分
200 電気化学キャパシタ
210 第1の電極
220 第2の電極
211,221 集電体
211a,221a 引き出し電極
211b,221b シム
212,213,222,223 分極性電極層
214,215,224,225 アンダーコート層
230 セパレータ

Claims (5)

  1. 集電体、分極性電極層及び前記集電体と前記分極性電極層とを接着するアンダーコート層をそれぞれ含む第1及び第2の電極と、前記分極性電極層同士が向き合うように、前記第1及び第2の電極間に挟まれたセパレータとを備え、前記アンダーコート層の端部は、それぞれ対応する分極性電極層の端部と同じか外側に位置しており、且つ、いずれも前記セパレータの端部よりも内側に位置していることを特徴とする電気化学キャパシタ。
  2. 前記集電体はいずれも引き出し電極を有しており、前記セパレータの端部は前記引き出し電極の端部よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の電気化学キャパシタ。
  3. 前記アンダーコート層の端部と、対応する分極性電極層の端部との距離が0.5mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気化学キャパシタ。
  4. 複数のセパレータと、前記セパレータを介して交互に配置された複数の第1及び第2の電極を備え、前記第1及び第2の電極は、引き出し電極を有する集電体、前記集電体の両面に設けられた分極性電極層及び前記集電体と前記分極性電極層とを接着するアンダーコート層をそれぞれ含み、前記アンダーコート層の端部は、それぞれ対応する分極性電極層の端部と同じか外側に位置しており、且つ、いずれも前記セパレータの端部よりも内側に位置していることを特徴とする電気化学キャパシタ。
  5. 前記第1の電極に含まれる複数の引き出し電極間、並びに、前記第2の電極に含まれる複数の引き出し電極間にそれぞれ配置されたシムをさらに備えていることを特徴とする請求項4に記載の電気化学キャパシタ。
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