JP2001327906A - ストライプ塗布装置 - Google Patents

ストライプ塗布装置

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JP2001327906A
JP2001327906A JP2000153850A JP2000153850A JP2001327906A JP 2001327906 A JP2001327906 A JP 2001327906A JP 2000153850 A JP2000153850 A JP 2000153850A JP 2000153850 A JP2000153850 A JP 2000153850A JP 2001327906 A JP2001327906 A JP 2001327906A
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metal
coating
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JP2000153850A
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English (en)
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Koji Nishida
耕次 西田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産効率の大幅な向上と電池製造の総合的な
コストを下げることができないという課題がある。 【解決手段】 少なくとも二つ以上の吐出スリット5c
を有し、各吐出スリット5cの吐出口面の下流側リップ
5bが上流側リップ5aより塗料の吐出方向を基準とし
て後ろ側に切り欠かれているダイ5と、連続走行する基
材8を摺動支持する支持部材6とを備え、ダイ5と支持
部材6は、基材8を挟み込むように配置され、ダイ5と
支持部材6との間に、所定のギャップが設けられてお
り、吐出スリット5cから塗料を吐出して基材8にスト
ライプ塗布することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材に塗料をスト
ライプ塗布するストライプ塗布装置に関し、特に集電体
となる金属基材の片面あるいは両面に電池用活物質及び
電解質部材を含有する活物質層を塗布して電池極板の製
造に用いられるストライプ塗布装置であり、特に、再充
電可能な二次リチウム及びポリマー電池極板の製造に用
いられるストライプ塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高容量化・薄型軽量化が望まれて
いる電池、特にリチウムイオン二次電池やリチウムポリ
マー二次電池の電池電極は、集電体となる金属基材の片
面あるいは両面に活物質及び電解質部材を含有する活物
質層を塗布して形成する製造方法で作製されている。
【0003】ここでは一従来例として、リチウムポリマ
ー電池の製造方法について、図13〜17を用い説明す
る。前段工程において、図13に示すように帯状アルミ
及び銅多孔体ラスメタル状金属基材1及び2の両面幅方
向の非塗布部分相当である両端と引き出し電極として用
いる中央の所定幅位置3ヶ所にマスキングテープ11を
長手方向に沿って貼り付ける。
【0004】図13に示すようにマスキングテープ11
が両面の所定位置に貼付処理された前記アルミ多孔体ラ
スメタル状金属基材1には正極活物質3を、帯状銅多孔
体ラスメタル状金属基材2には負極活物質4をそれぞれ
マスキングテープ11上から単一幅吐出ノズル10によ
って両面側から同時塗布を行い、図15に示す塗布され
た状態にする。塗膜の乾燥工程を通過後、巻き取り時
に、図示しないが前記アルミ多孔体ラスメタル状金属基
材1及び帯状銅多孔体ラスメタル状金属基材2の両面の
3カ所に貼り付けたマスキングテープ11を塗布された
活物質とともに基材面から引き剥がす。
【0005】図16に示したように単一幅に塗布された
塗膜は、前記マスキングテープ11の引き剥がしによっ
て、両面とも2条のストライプに形成された電池電極を
製造することができる。このような製造方法によって、
電池電極を一度のストライプ塗布製造により2つ分の電
池電極の生産を行うことができる。
【0006】次に図17に示すように、別工程で、絶縁
層セパレータ12を、塗布支持体となるPET等のフィ
ルムシート13の片面に塗布し乾燥工程を経て製造され
る。
【0007】次に、前記アルミ多孔体ラスメタル状金属
基材1及び帯状銅多孔体ラスメタル状金属基材2の両面
に形成された2条のストライプ状塗膜のいずれかの条側
正極活物質3及び負極活物質4と、塗布支持体となるP
ET等のフィルムシート13の片面に塗布形成された絶
縁層セパレータ12とを、所定の電池セル形状の金型で
所定の大きさに打ち抜く。
【0008】その後、電池として積層化した電池1セル
分の基本構成を作製するものであった。
【0009】前記、電池極板の製造方法は、アメリカ合
衆国のベル コミュニケーションズリサーチ,インコー
ポレイテッドが出願・登録している米国特許第5,55
2,239(それに対応する日本語訳特許:特表平9−
510825)、米国特許第5,840,371、米国
特許第5,456,000、米国特許第5,470,3
57、米国特許第5,540,741に示されて提案さ
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
〜16に示す従来技術による電池電極の製造方法によれ
ば、前段工程において、予め帯状アルミ及び銅多孔体ラ
スメタル状金属基材1及び2の両面幅方向の非塗布部分
相当である両端と、引き出し電極として用いられる中央
の所定幅位置にマスキングテープ11を3カ所貼り付け
る。
【0011】次いで、図14に示すようにマスキングテ
ープ11を両面の所定位置に貼り付けた前記アルミ多孔
体ラスメタル状金属基材1の両面に正極活物質3を、帯
状銅多孔体ラスメタル状金属基材2の両面に負極活物質
4を単一幅吐出ノズル10で塗布を行う。
【0012】乾燥工程の通過後、巻き取り段階におい
て、図15に示す前記帯状多孔体ラスメタル状金属基材
1及び2の両面に単一幅で塗布された正極活物質3及び
負極活物質4を、前段工程で両面3カ所の所定位置に貼
り付けたマスキングテープ11とともに引き剥がす。
【0013】これによって、前記帯状多孔体ラスメタル
状金属基材1及び2上の両面には、図15に示す2つの
ストライプ電池電極を製造できる。このようにマスキン
グテープ11を用いて、ストライプ塗布をおこなってい
た。
【0014】しかしながら、このような電池電極の製造
方法では、工程の複雑化と生産工程数の増大を招き、さ
らにはマスキングテープ11の引き剥がし速度との兼ね
合いによって、塗布速度のスピードアップを図ることが
できなかった。
【0015】また、前段工程におけるマスキングテープ
11の貼付コスト、後段工程における塗布乾燥後の巻き
取り段階でのマスキングテープ11の引き剥がし、マス
キングテープ11の廃棄による無駄なコスト等の問題に
よって、極板製造のコスト低減を図ることができなかっ
た。
【0016】さらに、巻き取り段階において、電極とし
て用いられる活物質塗膜は残るが、マスキングテープ1
1上の活物質は、引き剥がしにより廃棄されていた。少
量でも廃棄することを前提にすると、活物質材料のペー
スト精製コスト及び材料コストが増大し、電池製造にお
ける総合的なコストに影響するものであった。
【0017】また、マスキングテープ11の引き剥がし
が安定して行われず、途中で破断し、引き剥がし不良の
発生と、残すべき塗膜が欠落、また、前記マスキングテ
ープ11の長手方向エッジに沿って、塗布した不要部分
に相当する活物質層を安定して直線的に引き剥がすこと
ができないなどの問題によって電池極板の製造歩留まり
の低下を招くものであった。
【0018】すなわち、従来の電池電極の製造方法で
は、生産効率の大幅な向上と電池製造の総合的なコスト
を下げることができないという課題がある。
【0019】本発明は、上記課題を考慮し、生産効率の
大幅な向上と無駄の無い活物質材料の有効活用、それに
よる材料コストの低減、さらに材料の廃棄ロスを解消す
ることによって電池製造の総合的なコストを下げること
ができるストライプ塗布装置を提供することを目的とす
るものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の本発明(請求項1に対応)は、少なくと
も二つ以上の吐出スリットを有し、前記各吐出スリット
の吐出口面の下流側リップが上流側リップより塗料の吐
出方向を基準として後ろ側に切り欠かれているダイと、
連続走行する基材を摺動支持する支持部材とを備え、前
記ダイと前記支持部材は、前記基材を挟み込むように配
置され、前記ダイと前記支持部材との間に、所定のギャ
ップが設けられており、前記吐出スリットから塗料を吐
出して前記基材にストライプ塗布することを特徴とする
ストライプ塗布装置である。
【0021】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、前記支持部材は、前記吐出スリットと対向する位置
に凹部を有することを特徴とする第1の本発明に記載の
ストライプ塗布装置である。
【0022】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、前記下流側リップに有する切り欠き幅寸法をL1、
前記支持部材の凹部の幅をL2としたとき、L1≦L2
を満たすことを特徴とする第2の本発明に記載のストラ
イプ塗布装置である。
【0023】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、前記基材は、塗料が浸透して裏側に現れる性質を持
っており、前記塗料を前記基材に浸透させることで、前
記基材の両面に前記塗料を塗布することを特徴とする第
2または3の本発明に記載のストライプ塗布装置であ
る。
【0024】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記ダイの上流側リップの先端面は、前記下流側リ
ップの切り欠かれていない部分の先端面と同一位置に存
在することを特徴とする第1〜4の本発明のいずれかに
記載のストライプ塗布装置である。
【0025】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記吐出口面の両側及び前記下流側リップの両側
に、前記吐出口面及び前記下流側リップの先端面より前
記基材側に突出した第1のガイドが設けられており、さ
らに、前記第1のガイドの下流側に第2のガイドが設け
られていることを特徴とする第1〜5の本発明のいずれ
かに記載のストライプ塗布装置である。
【0026】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、前記基材に予め塗布形成された下塗り層の塗布幅を
M1、前記塗料の塗布幅をM2としたとき、M1≧M2
を満たすことを特徴とする第1〜6の本発明のいずれか
に記載のストライプ塗布装置である。
【0027】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、前記吐出スリットの幅寸法をN1、前記吐出スリッ
トの下流側リップの切り欠き幅寸法をN2としたとき、
N1≦N2を満たすことを特徴とする第1〜7の本発明
のいずれかに記載のストライプ塗布装置である。
【0028】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、前記塗料の粘度を10,000mPa・sec以上35,0
00mPa・sec以下の範囲で作成することを特徴とする第
1〜8の本発明のいずれかに記載のストライプ塗布装置
である。
【0029】また、第10の本発明(請求項10に対
応)は、前記基材は、集電体基材であり、前記塗料は、
活物質ペーストであり、前記集電体基材に前記活物質ペ
ーストを塗布することによって電池電極を製造するため
に用いられることを特徴とする第1〜9の本発明のいず
れかに記載のストライプ塗布装置である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を用いて説明する。
【0031】(実施の形態1)まず、実施の形態1につ
いてその構成を動作とともに説明する。
【0032】図1、2は、本発明の実施の形態1のスト
ライプ塗布装置を示す概略図である。
【0033】図1において、所定幅で帯状であるアルミ
及び銅の金属箔基材8を垂直方向に走行させている。前
記金属箔基材8に対して水平方向の片面側に所定幅を持
つ2つの塗料吐出スリット5c、且つ前記吐出スリット
5cと同じ位置に相当させて下流側リップ5bに凹部切
り欠き5dを兼ね備えたダイノズル5を設け、連続走行
する前記金属箔基材8を摺動支持する部材6を設ける。
塗布開始時に被塗布面基材の裏側を部材6先端に備えた
支持リップ6aを前記金属箔基材8に摺接させる。
【0034】前記金属箔基材8の走行状態は、連続的あ
るいは間欠的に走行させても良い。また、走行速度は、
特に規定するものでは無い。
【0035】前記金属箔基材8には、開孔処理を機械的
あるいは化学的に多数の細孔が施された薄い帯状の金属
平板及び金属箔のパンチングあるいはラスメタル、ある
いは紙に金属系導電材もしくは金属系繊維を配合した基
材、高開孔率が得られる繊維状の金属繊維・金属樹脂複
合繊維を三次元的に配置したものを用いても良い。
【0036】前記部材6には、図1,2に示す部材に限
定するものでなく、被塗布該当部分に相当する前記金属
箔基材8を裏面から支持できる形状であれば、円筒のロ
ール等でも良い。
【0037】次に、このような本実施の形態のストライ
プ塗布装置を用いて電池電極を製造する方法について図
1〜3を用いて説明する。
【0038】所定幅で帯状であるアルミ及び銅の金属箔
基材8を垂直方向に連続走行させながら、前記金属箔基
材8に対して水平方向片面側に所定幅を持つ2つの塗料
吐出スリット5cを備え、前記吐出スリット5cと同一
位置・幅に相当させて塗布下流側リップ5bに凹部切り
欠き5dを兼ね備えたダイノズル5を設ける。
【0039】相対位置に前記金属箔基材8を挟んで前記
ダイノズル5の塗料吐出スリット5cの位置に相当して
塗布支持リップ6aを備えた部材6を設ける。
【0040】塗布段階に垂直方向へ走行している前記金
属箔基材8へ、前記部材6に備えた塗布支持リップ6a
を摺接させる。
【0041】ダイノズル5の先端には、前記金属箔基材
8への被塗布面のストライプ幅に相当させた塗料吐出ス
リット5cを形成している。
【0042】さらに前記塗料吐出スリット5cの開口幅
と同一幅に塗布下流側リップ5bへ凹部切り欠き5dを
形成している。この凹部切り欠き5dによって塗布幅と
厚みを制御するものである。
【0043】なお、塗布上流側リップ5aの先端面は、
塗布下流側リップ5bの凹部切り欠き5dを設けていな
いリップ面と同一位置に存在する。
【0044】前記金属箔基材8を挟んで対向した位置に
設けた部材6は、前記ダイノズル5の塗料吐出スリット
5c開口部と対向した位置に設けている。この構成によ
って、図2に示したように前記部材6に備えた塗布支持
リップ6aを前記金属箔基材8に摺接させることで、前
記ダイノズル5のリップ先端5a及び5bと前記金属箔
基材8の被塗布面との空隙を平行且つ一定に保つことが
できる。
【0045】また、塗料吐出スリット5cから正極活物
質3あるいは負極活物質4ペーストを吐出する。このと
きの塗布幅と厚みは、塗布下流側リップ5bに備えた凹
部切り欠き5dの幅と深さによるとともに、前記金属箔
基材8の被塗布面との一定空隙によって、精度よく制御
できる。
【0046】以上のストライプ塗布装置を用いて製造す
ることによって、図3に示した前記金属箔基材8の片面
上に塗布されたストライプ状塗膜の電池電極を製造する
ことができる。
【0047】そして最後に、ストライプ状に構成された
正極活物質層3及び負極活物質層4それぞれを幅方向中
央に設けた所定形状の引き出し電極部を含み、ストライ
プ塗膜の幅両端エッジ際を金型等で切断し、電池組立に
用いる。
【0048】なお、本実施の形態の部材は本発明の支持
部材の例である。
【0049】(実施の形態2)次に、実施の形態2につ
いて説明する。
【0050】図4,5は、本発明の実施の形態2のスト
ライプ塗布装置を示す概略図である。所定幅で帯状であ
るアルミ及び銅の多孔体ラスメタル金属基材1及び2を
垂直方向に連続走行させている。前記金属基材1及び2
に対して、片面側に本実施の形態1と同構成のダイノズ
ル5を設ける。前記金属基材1及び2を挟んで、前記塗
料吐出スリット5cに対向した位置に凹部7aを備えた
部材7を設けている。
【0051】図18に部材7を別の角度から見た場合の
斜視図を示す。図から明らかなように部材7は凹部7a
を備えている。
【0052】塗布開始時に、前記金属基材1及び2へ前
記部材7の凹部7aを備えたリップ部を摺接させる。
【0053】前記金属基材1及び2の走行状態は、間欠
的に走行させても良いが、連続的に走行させるのが好ま
しい。また、走行速度は、特に規定するものでは無い。
【0054】前記金属基材1及び2には、開孔処理を機
械的あるいは化学的に多数の細孔が施された薄い帯状の
金属平板及び金属箔のパンチングあるいはラスメタル、
あるいは紙に金属系導電材もしくは金属系繊維を配合し
た基材、高開孔率が得られる繊維状の金属繊維・金属樹
脂複合繊維を三次元的に配置したものを用いることがで
きる。なお本実施の形態の金属基材は本発明の塗料が浸
透して裏側に現れる性質を持っている基材の例である。
【0055】図5では、前記金属基材1及び2に摺接さ
せている凹部7aを備えた部材7を用いているが、これ
に限定するものでなく、凹部7aに相当した形状を形成
したグラビアもしくは円筒状のロール等でも良い。
【0056】次に本発明の実施の形態2のストライプ塗
布装置を用いて電池電極を製造する方法を図4〜6を用
いて説明する。
【0057】所定幅で帯状であるアルミ及び銅の多孔体
ラスメタル金属基材1及び2を垂直方向に走行させなが
ら、前記金属基材1及び2に対して、本実施の形態1と
同構成のダイノズル5を設ける。
【0058】前記金属基材1及び2を挟んで、前記ダイ
ノズル5の塗料吐出スリット5cに対向した位置に凹部
7aを備えた部材7を設けている。
【0059】塗布開始時に、前記金属基材1及び2へ前
記部材7の凹部7aを備えたリップ部を摺接させる。前
記金属基材1及び2の走行速度は、特に規定するもので
は無いが、適切に前記多孔体ラスメタル基材の被塗布面
の裏側まで塗料の突き抜けができ、裏側に皮膜形成でき
る速度条件が好ましい。
【0060】ダイノズル5の先端形状は、本実施の形態
1と同構成のため省略する。なお、下流側リップ5bの
切り欠き5dが設けられていないリップ面と同一位置に
上流側リップ5aは存在する。
【0061】前記金属基材1及び2を挟んで、対向した
位置に設けた部材7に備える凹部7aは、前記ダイノズ
ル5の塗料吐出スリット5c開口部に対向した位置に設
けている。この構成によって、図5に示すように部材7
の凹部7aを備えたリップ部を前記金属基材1及び2に
摺接させることで、凹部7aと基材間の空隙を一定にで
きる。また、被塗布面となる基材面は前記部材7のリッ
プ部の摺接により平面化できる。
【0062】すなわち、前記ダイノズル5のリップ先端
5a及び5bは前記金属基材1及び2の被塗布面との空
隙を一定且つ平行に保つことができる。
【0063】塗料吐出スリット5cから正極活物質3あ
るいは負極活物質4ペーストを吐出する。このときの被
塗布面側の塗布幅と厚みは、下流側リップ5bに備えた
凹部切り欠き5dの幅と深さによるとともに、前記金属
基材1及び2の被塗布面との一定空隙によって、精度よ
くストライプ塗膜の幅と厚みを制御できる。
【0064】さらに、前記金属基材1及び2表面に処理
された開孔部から正極活物質3あるいは負極活物質4ペ
ーストは、被塗布面から裏側へ液圧によって突き抜け、
凹部7aに接する。前記凹部7aの凹幅、凹深さによっ
て、突き抜けてきた前記正極活物質3あるいは負極活物
質4ペーストの被覆幅及び厚みを制御する。
【0065】以上のストライプ塗布装置を用いて製造す
ることによって、図6に示した前記金属基材1及び2の
両面同一位置にストライプ状塗膜を塗布形成された電池
電極を製造することができる。
【0066】そして最後に、ストライプ状に構成された
正極活物質層3及び負極活物質層4それぞれを幅方向中
央に設けた所定形状の引き出し電極部を含み、ストライ
プ塗膜の幅両端エッジ際を金型等で切断し、電池組立に
用いる。
【0067】(実施の形態3)次に、実施の形態3につ
いて説明する。
【0068】図7、8は、本発明の実施の形態3のスト
ライプ塗布装置を示す概略図である。
【0069】所定幅で帯状であるアルミあるいは銅の金
属箔基材8を垂直方向へ連続走行させている。前記垂直
方向へ走行する金属箔基材8に対して片面側に、2つの
吐出スリット9cを備えたダイノズル9を設けている。
前記金属箔基材8を挟んで、前記ダイノズル9の吐出ス
リット9cに対向した位置に塗布支持リップ6aを備え
た部材6を設けている。塗布段階に、前記金属箔基材8
へ前記部材6の支持リップ6aを被塗布該当面に対して
裏側に摺接させる。
【0070】前記ダイノズル9先端には、下流側リップ
9bの吐出面から基材側に摺接させる突き出たガイド9
dを2つの吐出スリット9cの幅方向両端位置に設けて
いる。さらに前記ガイド9dは、下流側リップ9bの厚
みより厚い所定の厚みを持たせている。
【0071】前記下流側リップ9bに備えた前記ガイド
9dは、吐出されたペーストの塗布幅を制御するために
設け、前記下流側リップ9bの厚みより前記ガイド9d
を厚くすることで、塗膜の幅両端エッジに長く接し、エ
ッジ形状を制御することができる。
【0072】つまり、下流側リップ9bが塗布時の正極
活物質3あるいは負極活物質4ペーストの塗膜面に接し
た時間に比べ、前記吐出面から基材側に摺接するガイド
9dが塗布幅両端エッジに接する時間を長くさせて、ス
トライプ塗膜の幅及び両端エッジ形状を精度よく制御す
る構成としている。
【0073】なお、本実施の形態3では、片面のみに塗
布を行う構成としているが、部材6を前記ダイノズル9
と同構成のノズルに置き換え、基材の両面に上述した塗
布方法でストライプ塗膜の両面塗布を行っても良い。な
お、前記金属基材8の走行状態は連続的あるいは間欠的
な走行を行っても良い。
【0074】前記金属基材8には、開孔処理を機械的あ
るいは化学的に多数の微細孔が形成された薄い帯状の金
属平板及び金属箔のパンチングあるいはラスメタル、開
孔処理の無い薄い帯状の金属平板及び金属箔等、あるい
は金属箔面上へ繊維状の金属繊維・金属樹脂複合繊維を
林立もしくは三次元的に配置したもの、あるいは不織布
へ金属系導電材を含浸処理した基材、あるいは紙に金属
系導電材もしくは金属系繊維を配合した基材を用いるこ
とができる。
【0075】図8に示すようにダイノズル9先端、吐出
スリット9cの幅方向両端位置に備えたガイド9dを、
前記金属箔基材8の被塗布面へ摺接する。
【0076】吐出スリット9cから正極活物質3あるい
は負極活物質4ペーストを吐出する。下流側リップ9b
が、正極活物質3あるいは負極活物質4ペーストの塗膜
面に接している時間をt1とし、前記ガイド9dが塗膜
幅両端エッジに接している時間をt2とした場合、ペー
ストへの接触時間はt1<t2の関係になる。
【0077】この時間差によって、塗布形成されたスト
ライプ塗膜は、図3に示したような塗膜の両端エッジ形
状を鋭角的にでき、長手方向での両端エッジは直線的な
形状のストライプ状電池極板を得ることができる。
【0078】そして最後に、ストライプ状に構成された
正極活物質層3及び負極活物質層4それぞれを幅方向中
央に形成される無地部の基材面を引き出し電極部として
ストライプ塗膜幅両端エッジ際を金型等で切断し、電池
組立に用いる。
【0079】(実施の形態4)次に、実施の形態4につ
いて説明する。
【0080】図9は、本発明の実施の形態4のストライ
プ塗布装置を示す概略図である。所定幅で帯状である集
電体とするアルミ及び銅の多孔体ラスメタル金属基材1
及び2、あるいは金属箔基材8の両面に2つの所定幅で
下塗り層14を設ける。
【0081】前記下塗り層14を、本実施の形態4で
は、被塗布面である前記金属基材1及び2あるいは8と
電池用活物質である正極活物質3及び負極活物質4層と
の電気的抵抗を極少に引き下げ、且つ前記活物質塗膜の
密着力を向上させる目的に形成している。
【0082】前記下塗り層14の塗布幅をL1とし、前
記活物質層3及び4の塗布幅をL2とした場合、L1>
L2の構成とした。尚、L1=L2の塗布幅構成として
も良い。なお、L1とL2はそれぞれ本発明の下塗り層
の塗布幅M1、塗料の塗布幅M2の例である。前記下塗
り層14及び前記活物質層3及び4の形成手段は、特に
限定するものではなく、本実施の形態1〜3の図1及び
7に示すダイノズル5及び9、あるいはグラビアロー
ル、凹版転写ロールなどを用いても良い。前記金属基材
1及び2には、開孔処理を機械的あるいは化学的に多数
の微細孔が形成された薄い帯状の金属平板及び金属箔の
パンチングあるいはラスメタル、あるいは金属箔面上へ
繊維状の金属繊維・金属樹脂複合繊維を林立もしくは三
次元的に配置したもの、あるいは不織布へ金属系導電材
を含浸処理した基材、あるいは紙に金属系導電材もしく
は金属系繊維を配合した基材を用いることができる。
【0083】(実施の形態5)次に実施の形態5につい
て説明する。
【0084】図10は、本発明の実施の形態5のストラ
イプ塗布装置を示す概略図である。所定幅で帯状である
アルミ及び銅の多孔体ラスメタル金属基材1及び2、あ
るいは金属箔基材8を垂直方向へ走行させながら、水平
方向の両面所定位置に、本実施の形態1〜3の図1ある
いは7に示す2つの塗料吐出スリットを備えたダイノズ
ル5あるいは9を対向して設ける。
【0085】前記ダイノズル5あるいは9から吐出され
る電池用活物質ペーストの粘度を、一般的にペーストの
粘性評価に用いるB型粘度計で測定したとき、10,0
00mPa・sec以上35,000mPa・sec以下の範囲
になるように正極活物質3及び負極活物質4ペーストを
混合・均一分散して精製する。
【0086】前記ダイノズル5あるいは9先端の塗料吐
出スリットから前記粘度で精製したペーストを吐出さ
せ、前記金属基材1及び2、あるいは8の片面あるいは
両面の所定位置にストライプ塗膜を形成するようにし
た。
【0087】(実施の形態6)次に、実施の形態6につ
いて説明する。
【0088】本発明の実施の形態6のストライプ塗布装
置について図1、7に示す概略図を用いて説明する。
【0089】図1に示すダイノズル5に備える2つの吐
出スリット5cの各幅寸法をL1とする。前記吐出スリ
ット5cと同じ位置に備えた下流側リップ5bの切り欠
き5d幅の寸法をL2とする。前記吐出スリット5cと
切り欠き5dとの幅を同等のL1=L2、あるいは前記
吐出スリット5cに対して前記切り欠き5dの幅を少し
広げたL1<L2の寸法設定とした場合、吐出される電
池用活物質ペーストの粘性及び性状に影響されることな
く、集電体となる金属基材の被塗布面にストライプ塗膜
を形成することができる。なお、L1、L2はそれぞれ
本発明の吐出スリットの幅寸法N1、切り欠き幅寸法N
2の例である。
【0090】また、図7に示すダイノズル9の場合も同
じようにノズル先端に備えた2つの吐出スリット9cの
各幅寸法をL1とし、前記吐出スリット9cの幅方向両
端に設けたガイド9d間をL2としたとき、前述同様に
L1≦L2の幅寸法設定にしても集電体となる金属基材
の被塗布面にストライプ塗膜を形成することができる。
【0091】(実施の形態7)次に実施の形態7につい
て説明する。
【0092】本発明の実施の形態7のストライプ塗布装
置について図4に示す概略図を用いて説明する。
【0093】図4に示すダイノズル5の先端に備える2
つの吐出スリット5c、及び前記吐出スリット5cと同
じ位置・幅に相当して同等幅の下流側リップ5bの切り
欠き5d幅の寸法をL1とする。金属基材1及び2を挟
んで、対向した位置に設けた部材7に備える凹部7a
は、前記ダイノズル5の吐出スリット5c開口部に対向
した位置に設けている。前記部材7に備える凹部7aの
幅をL2とする。前記L1寸法との関係をL1=L2と
した場合、吐出スリット5cから正極活物質3あるいは
負極活物質4ペーストを吐出すると、前記金属基材1及
び2表面に処理された開孔部から正極活物質3あるいは
負極活物質4ペーストは、被塗布面から裏側へ液圧によ
って突き抜け、凹部7aに接する。前記凹部7aのL2
凹幅が、突き抜けてきた前記正極活物質3あるいは負極
活物質4ペーストの被覆幅を制御することができる。L
1<L2の幅関係であっても、高精度に塗膜及び被覆膜
を形成することができる。
【0094】
【実施例】(実施例1)本発明の実施例1について、図
1〜3を用いて以下に説明する。
【0095】芯材厚み10μm、幅300mmの帯状であ
るアルミあるいは銅の箔状金属基材8を垂直方向へ走行
させながら、前記金属基材8に対して水平方向片面側に
図1及び図2に示す2つの吐出スリット5c、且つ前記
吐出スリット5cと同一位置の下流側リップ5bに凹部
切り欠き5dを兼ね備えたダイノズル5と、前記金属基
材8を挟んで相対位置に塗布支持リップ6aを備えた部
材6を設けた。
【0096】図2に示す塗布開始時に前記部材6に備え
た塗布支持リップ6aを、垂直方向へ走行している前記
金属基材8の被塗布面に対して裏側に摺接させる。その
後、前記ダイノズル5を被塗布面に向かって、一定の空
隙を保持させて近接させる。吐出スリット5cから、L
iCoO2を主成分に導電性カーボンと架橋性ポリマ
ー、及びアセトン溶剤を主とした1種類以上の有機溶剤
の混合液とを一緒に練合し均質分散した正極活物質3ペ
ースト、あるいは平均粒径30μmの球状黒鉛を主成分
に架橋性ポリマーと1種類以上の有機溶剤の混合液を一
緒に練合し均質分散した負極活物質4ペーストを、2つ
のストライプ幅で塗布を行った。
【0097】塗布幅の設定は、前記金属基材8の300
mm幅に対して、両端20mm、中央40mm程の非塗布部を
残し、2つの塗布幅120mmの設定とした。さらに前記
吐出スリット5cの開口幅と同等の幅に下流側リップ5
bへ形成された凹部切り欠き5dは、塗布直後の厚みを
本実施例1では、600μmに制御するため、狙いの塗
布厚と同等の凹深さとした。
【0098】上流側リップ5aは、前記下流側リップ5
bに備えた凹部切り欠き5dに前記ペーストを溜め、液
垂れを防止するため、前記下流側リップ5bのような加
工を施していない。前記金属基材8を挟んで対向した位
置に設けた部材6に備えた塗布支持リップ6aは、前記
ダイノズル5の吐出スリット5cの開口部と対向した位
置に設けている。
【0099】前記金属基材8の被塗布面に対して裏側へ
部材6の塗布支持リップ6a先端を摺接させる。被塗布
面は、前記塗布支持リップ6aの摺接によって、シワ等
を解消し平面化される。これによって、被塗布面に近接
した状態である前記ダイノズル5先端の前記塗布下流側
リップ5bに備えた凹部切り欠き5dの空隙を一定に保
持でき、塗膜は均一に塗布を実施でき、幅と厚みを均一
に制御できるようにした。
【0100】以上の塗布方法によって、製造されたスト
ライプ状電池極板は、図3に示したように塗膜両端エッ
ジの形状は鋭角にでき、エッジの形状変化が少ないスト
ライプ塗膜を形成することができた。これにより、スト
ライプ塗膜の両端エッジ際まで電池極板として利用でき
る生産効率の良い極板を製造することができた。
【0101】(実施例2)本発明の実施例2について、
図4〜6を用いて以下に説明する。
【0102】芯材厚み50μm、幅300mmの帯状であ
るアルミの多孔体ラスメタルの金属基材1あるいは芯材
厚み50μm、幅300mmの帯状である銅の多孔体ラス
メタルの金属基材2を垂直方向へ走行させながら、前記
金属基材1あるいは2に対して水平方向片面側に図4及
び図5に示す2つの吐出スリット5c、且つ前記吐出ス
リット5cと同一位置の下流側リップ5bに凹部切り欠
き5dを兼ね備えたダイノズル5と、相対位置に前記金
属基材1あるいは2を挟んで、前記ダイノズル5の吐出
スリット5cの開口部との対向位置に凹部7aを備えた
部材7を設けている。塗布段階に、前記金属基材1ある
いは2へ前記部材7の凹部7aを備えたリップ部を摺接
させる。
【0103】前記ダイノズル5の吐出スリット5cから
正極活物質3あるいは負極活物質4ペーストを、前記金
属基材1あるいは2の被塗布面へ塗布を行う。前記下流
側リップ5bに備えた凹部切り欠き5dは、塗布直後の
厚みを600μmに制御できるように同等の凹深さとし
た。
【0104】上流側リップ5aは、前記下流側リップ5
bに備えた凹部切り欠き5dに前記ペーストを溜め、垂
れを防止するため、前記塗布下流側リップ5bのような
加工を施していない。前記部材7に備えた凹部7a幅と
位置は、前記ダイノズル5の吐出スリット5cの開口幅
と同一の120mmに形成している。被塗布面から前記金
属基材1あるいは2の開孔部を突き抜けてくる前記正極
活物質3あるいは負極活物質4ペーストは、前記凹部7
a面に接する。前記凹部7aの凹深さによって、裏面へ
突き抜けてくる被覆厚みを制御するものである。
【0105】本実施例2では、被塗布面側の塗布直後の
厚みが600μmとした場合、裏面側に突き抜けてきた
被覆厚みは120μmに、8:2の割合で塗膜を制御で
きるようにした。つまり、前記凹部7aの凹深さは12
0μmの設定とした。塗布幅は前記凹部7aを120mm
幅に設定しているため、同等の幅で制御するようにし
た。尚、前記凹部7aの凹深さを被塗布面への塗布直後
の厚み600μm相当の設定にし、金属基材の両面への
塗布割合を5:5にしても良い。
【0106】以上の塗布方法によって、製造されたスト
ライプ状電池極板は、図6に示したように部材7が接し
た面の塗膜は両端エッジを鋭角形状とでき、被塗布面側
の塗膜両端エッジ形状の変化量を微少にでき、なおかつ
表裏両面とも同一位置、塗布厚みを所望した状態に形成
することができた。これにより、ストライプ塗膜の両端
エッジ際まで電池として、有効な充放電極板として利用
でき、同時に生産効率の高い電池電極を製造することが
できた。
【0107】(実施例3)本発明の実施例3について、
図7、8を用いて以下に説明する。
【0108】所定幅で帯状であるアルミあるいは銅の箔
状金属基材8を垂直方向へ走行させながら前記金属基材
8に対して水平方向の片面側に、2つの吐出スリット9
cを備えたダイノズル9を設ける。
【0109】前記金属基材8を挟んで、前記ダイノズル
9の吐出スリット9cの開口部に対向した位置に塗布支
持リップ6aを備えた部材6を設けている。塗布段階
に、前記金属基材8へ前記部材6の塗布支持リップ6a
を被塗布面に対して裏側に摺接させる。ノズル先端に
は、塗布上流及び下流側リップ9a及び9bの吐出面か
ら基材側に摺接させる突き出たガイド9dを2つの吐出
スリット9cの幅方向両端位置に設けている。
【0110】さらに前記ガイド9dは、ノズル先端の下
流側リップ9bの厚みより所定の厚みを持たせている。
前記下流側リップ9bに備えた前記ガイド9dは、吐出
されたペーストの塗布幅を制御するために設けられ、ま
た同時に塗膜幅の両端エッジに接し、塗膜のエッジ形状
を制御するものである。つまり、下流側リップ9bが塗
布時の正極活物質3あるいは負極活物質4ペーストの塗
膜面に接した時間に比べ、前記吐出面から基材側に摺接
するガイド9dが塗布幅両端エッジに接する時間を結果
的に長くさせて、ストライプ塗膜の幅及び両端エッジ形
状を制御する構成としている。
【0111】図8に示すように前記ダイノズル9先端、
吐出スリット9cから正極活物質3あるいは負極活物質
4ペーストを吐出させる。前記ダイノズル9に備えた下
流側リップ9bへ、前記活物質ペースト3あるいは4の
塗膜面が接している時間をt1とし、前記基材側に摺接
するガイド9dが塗膜幅両端エッジに接している時間を
t2とした場合、ペーストへの接触時間はt1<t2の
関係となる。ここでのt1は、下流側リップ9bの厚み
と前記金属基材1あるいは2の走行速度との関係で決定
される。
【0112】本実施例3では、前記下流側リップ9bの
厚みを3mmとした。前記金属基材1あるいは2の走行速
度は、0.3m/minの設定で行った。前記基材側に
摺接するガイド9dの長さは10mmとした。よって、t
1は、0.6secとなり、t2は2secと差を持つことと
なる。この時間差によって、塗布形成されたストライプ
塗膜の両端エッジ形状は断崖的な形状に形成できた。塗
膜中央の膜厚と比較して両端のエッジ際の膜厚との差を
皆無にでき、両端のエッジ際まで有効的に利用できる電
池電極を得ることができた。
【0113】(実施例4)本発明の実施例4について、
図9を用いて以下に説明する。
【0114】所定幅で帯状である集電体となるアルミ及
び銅の多孔体ラスメタル金属基材1及び2、あるいは金
属箔基材8の両面に2つの所定幅で下塗り層14を設け
る。前記下塗り層14を、本実施例4では、被塗布面で
ある前記金属基材1及び2あるいは8と電池用活物質で
ある正極活物質3及び負極活物質4層との電気的抵抗を
極少に引き下げ、且つ前記活物質塗膜の密着力を向上さ
せる目的に形成している。
【0115】前記下塗り層14の塗布幅をL1とし、前
記活物質層3及び4の塗布幅をL2とした場合、L1>
L2の構成とした。尚、L1=L2の塗布幅構成として
も良い。本実施例4では、前記活物質層3及び4ペース
トの塗布幅を120mmとしたため、前記下塗り層14の
塗布幅は、122mmの設定にして塗布を行った。このと
きの塗布厚みを、本実施例4では箔状金属基材8に片面
2μm厚に行った。
【0116】また、多孔体ラスメタル金属基材1、2の
場合には、片面4μm相当の吐出量で塗布を行い、前記
金属基材1、2に備えた開口部から裏側まで突き抜けさ
せてラスメタル構造に被覆処理をさせるものである。塗
布及び被覆処理された下塗り層14上に、前記活物質3
及び4ペーストを120mm幅で塗布を行う。このときの
塗布手段は、前述した本実施例1及び3で示す図1、7
のダイノズルを用いる。下塗り層14は、本実施例4で
は、図1に示すノズルを使用し、前記活物質3および4
ペーストの塗布には図7のノズルを用いた。
【0117】以上の塗布方法で製造された電池電極のス
トライプ塗膜の電気的抵抗値は、使用する活物質材料に
配合される樹脂成分によって差は生じるものであるが、
全般的に下塗り層14が介在しない場合と比較して、約
1/3程度の数mΩに下げることができた。また、塗膜
の密着強度は、金属基材に塗布した活物質塗膜に30mm
角の粘着材を貼付、この粘着材を垂直方向上方へ引っ張
り上げるピーリング強度試験によって評価した。その結
果、下塗り層14を塗布及び被覆処理が無い電池電極基
材では、10gf/30mm(30mm角の面積あたり1
0gf)前後であった。
【0118】これに対し、下塗り層14を介在させた活
物質塗膜のピーリング強度は、最大200gf/30mm
(30mm角の面積あたり200gf)と約20倍程度
向上できた。活物質塗膜のピーリング強度を上げること
は、所定の電池セル形状に打ち抜く時に、衝撃及び金属
基材の反りによって、活物質層と金属基材との界面での
剥離及び塗膜の欠落などの問題を解消することができ
る。また、電池電極の製造工程の後段工程での作業者の
ハンドリング性を大幅に向上できるため、作業者による
塗膜の欠落及び剥がれなどの不良等を解消できた。
【0119】(実施例5)本発明の実施例5について、
図10〜12を用いて以下に説明する。芯材厚み50μ
m、幅300mmの帯状であるアルミあるいは銅の多孔体
ラスメタルの金属基材1あるいは2、芯材厚み10μ
m、幅300mmの帯状であるアルミあるいは銅の箔状金
属基材8の両面方向から、本実施例1及び3で提示した
図10に示す2つの吐出スリットを備えたダイノズル5
あるいは9を、基材を挟み、吐出スリットの開口部を同
一位置に対向させて設ける。
【0120】本実施例5では、塗布する正極活物質3及
び負極活物質4ペーストに均一分散する固形分と溶剤比
率とを変更させたものを用いた。従来のペーストの固形
分率58%に対し、7%アップの固形分率65%設定で
溶剤と活物質粉体とを混合・均一分散しペースト状にし
た。図11には、固形分率65%をペーストAとし、固
形分率58%をペーストBとした剪断速度と粘度のレオ
ロジー測定データを示す。剪断速度0.1(1/sec)
のときが塗膜状態のペースト粘度であり、剪断速度が1
00(1/sec)のときは塗布開始時のペースト粘度で
ある。図11に示すようにペーストAがペーストBに比
べ、剪断速度100(1/sec)のとき2倍強の粘度差
を持たせたペーストに作製した。
【0121】また、ペーストAを一般的な粘度評価の尺
度として使われるB型粘度計評価では、測定子No6ロー
ターを20rpmで1分間回転させたときの粘度が27,
000mPa・sec、比較として固形分率58%のペース
トBのB型粘度数値は3,500mPa・secと約7倍近
く粘度差がある。このときの粘度評価の数値は、図11
に示す剪断速度では、およそ70(1/sec)の粘度数
値に相当する。このペーストAを、120mmのストライ
プ幅で塗布形成した。
【0122】その結果を図12のエッジ形状評価グラフ
に示す。比較としてペーストBの場合での塗膜形成の結
果を示す。塗膜のエッジ形状を比較するため、横軸のス
ケールは120mmの塗膜幅の表示では図示都合上見にく
いため、44mm幅に換算して表示している。図12の
(b)に示すペーストBでは、塗膜両端のエッジからm
ax7mmの範囲でなだらかに形状変化が発生している。
【0123】図12の(a)に示すペーストAでは塗膜
両端のエッジが断崖状になり、塗膜中央との膜厚に差が
無い良好なストライプ塗膜を形成できたことが判った。
【0124】従来までは、図12の(b)のような塗膜
形状となった場合、エッジの形状変化が発生している部
分を別工程で除去していたが、本実施例5で提案するペ
ースト粘度を用いることでストライプ塗膜幅方向の両端
エッジ際まで極板として活用でき、別工程での除去作業
を解消できた。また、塗膜幅方向の両端エッジ際まで電
池セルの大きさに相当させて製造ができ、打ち抜き後、
重ね合わせて絶縁層セパレータ12を面内方向でエッジ
際から確実に接合できるため、大幅な電池組立での歩留
まりの向上と電池電極の設計自由度を向上させることが
できた。
【0125】(実施例6)本発明の実施例6のストライ
プ塗布装置について図1、7に示す概略図を用いて説明
する。
【0126】図1に示すダイノズル5に備える2つの吐
出スリット5cの各幅寸法をL1とする。前記吐出スリ
ット5cと同じ位置に備えた下流側リップ5bの切り欠
き5d幅の寸法をL2とする。
【0127】本実施例6では、前記吐出スリット5cを
L1=120mmとしたとき、前記切り欠き5dとの幅は
同等の120mmとした。また、前記吐出スリット5cに
対して前記切り欠き5dの幅を少し広げたL1<L2の
寸法設定とした場合、前記切り欠き5dの幅は、0.0
5mm以上1.0mm以下の広がり差にする。
【0128】本実施例6では、前記吐出スリット5cの
幅が120mmとした場合、幅両端に対して0.5mmずつ
広げ、前記切り欠き5d幅は121mmとできる。吐出ス
リット5cと切り欠き5dとの幅がL1≦L2の関係に
構成された場合、吐出スリット5cから吐出された電池
用活物質ペーストの塗膜形状は、エッジ形状の変化を微
少にすることができる。仮にL1>L2とした場合、塗
膜の両端エッジ形状は、中央塗膜の厚みに対して厚くな
る。また、L2の幅を1.0mm以上の設定にしたら塗膜
の両端エッジ形状は膜厚に変化が大きいこととなる。よ
って、L2の幅を0.05mm以上1.0mm以下の広がり
差の設定にすることで、集電体となる金属基材の被塗布
面にストライプ塗膜を高精度に形成することができた。
【0129】また、図7に示すダイノズル9の場合も同
じようにノズル先端に備えた2つの吐出スリット9cの
各幅寸法をL1とし、前記吐出スリット9cの幅方向両
端に設けたガイド9d間をL2としたとき、前述するダ
イノズル5と同様にL1≦L2の幅寸法設定にすること
で、集電体となる金属基材の被塗布面にストライプ塗膜
を高精度に形成することができた。
【0130】(実施例7)本発明の実施例7のストライ
プ塗布装置について図4に示す概略図を用いて説明す
る。
【0131】図4に示すダイノズル5の先端に備える2
つの吐出スリット5c、及び前記吐出スリット5cと同
じ位置・幅に相当して同等幅の下流側リップ5bの切り
欠き5d幅の寸法をL1とする。多孔体ラスメタル金属
基材1及び2を挟んで、対向した位置に設けた部材7に
備える凹部7aは、前記ダイノズル5の吐出スリット5
c開口部に対向した位置に設けている。前記部材7に備
える凹部7aの幅をL2とする。前記L1を120mm
とし、L2を同等の120mmとした場合、図5に示す
部材7の凹部7aを備えたリップ部を前記金属基材1及
び2に摺接させて、凹部7aと基材間の空隙を一定にさ
れ、同時に被塗布面となる基材面は平面化される。吐出
スリット5cから正極活物質3あるいは負極活物質4ペ
ーストを吐出する。前記金属基材1及び2表面に処理さ
れた開孔部から正極活物質3あるいは負極活物質4ペー
ストは、被塗布面から裏側へ液圧によって突き抜け、凹
部7aに接する。このときの凹部7aのL2凹幅が、前
記吐出スリット5cの幅と同等であるため、突き抜けて
きた前記正極活物質3あるいは負極活物質4ペーストの
被覆幅は被塗布面での幅と同等に制御することができ
た。
【0132】また、L1<L2の幅関係をL1=120
mm、L2=121mmとした場合、被塗布面の幅に対して
凹部7aでは、1mm広い被覆面が形成されることになる
が、このようにすることでラスメタル金属基材を挟んで
被塗布面と被覆面との密着性を上げることができた。L
2幅を狭くした場合、被塗布面に対して、裏面側の被覆
面が狭いと被塗布面の活物質塗膜はラスメタル金属基材
から欠落する不良を発生させる。この不良を解消するた
め、L1≦L2の関係が最も望ましく、高精度に塗膜及
び被覆膜を形成することができる。
【0133】以上述べたところから明らかなように、本
発明は、集電体となる帯状金属基材の片面あるいは両面
へ正極活物質あるいは負極活物質ペーストを塗布製造段
階からストライプ状に塗布幅、厚み、さらに塗膜両端の
エッジ形状を鋭角的に形成できる。
【0134】よって、従来の技術で行われていたマスキ
ングテープの引き剥がしによるストライプ極板の製造方
法のように、生産効率の悪いうえに、マスキングテープ
などの不要な材料コストをかけることなく、無駄のない
必要最小限の材料を有効的に活用でき、同時に生産効率
の向上を両立できたストライプ塗布装置を提供すること
ができる。
【0135】また本発明の実施の形態にはリチウムポリ
マー二次電池用電池極板の製造方法についてのみ記載し
たが、ニッケル水素電池、並びにリチウムイオン二次電
池に応用しても同様の結果を得ることができる。
【0136】なお、本実施の形態では、ストライプ塗布
装置を用いて電池電極を製造する方法について説明した
が、これに限らない。本実施の形態のストライプ塗布装
置を電池電極以外のものを製造する際に用いても構わな
い。
【0137】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、電池製造などの総合的なコストを下げること
ができるストライプ塗布装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第5、6の実施の形態を示す
製造方法概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す製造方法の側
面概略図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態で製造されたストラ
イプ状電池電極概略図である。
【図4】本発明の第2及び第7の実施の形態を示す製造
方法概略図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す製造方法の側
面概略図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態で製造されたストラ
イプ状電池電極概略図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す製造方法概略
図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示す製造方法の側
面概略図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態で製造されたストラ
イプ状下塗り層の塗布状態と電池極板概略図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態を示す製造方法概
略図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態で製造されたスト
ライプ塗膜に用いられる塗料レオロジーの比較粘度デー
タである。
【図12】本発明の第5の実施の形態で製造されたスト
ライプ塗膜の断面形状を表した形状評価測定グラフであ
る。
【図13】従来の製造方法の金属基材へのマスキングテ
ープ貼付概略図である。
【図14】従来の製造方法による電池電極の製造概略図
である。
【図15】従来の製造方法による電池活物質の塗布状態
の概略図である。
【図16】従来の製造方法により、マスキングテープを
剥がしストライプ状電池電極を作製した概略図である。
【図17】従来の製造方法により、ストライプ状電池電
極を用いた積層型電池セルの製造概略図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態における部材の凹
部の形状を示す図である。
【符号の説明】
1:アルミの多孔体ラスメタル金属基材 2:銅の多孔体ラスメタル金属基材 3:正極活物質 4:負極活物質 5:ダイノズル 5a:上流側リップ 5b:下流側リップ 5c:吐出スリット 5d:凹部切り欠き 6:部材 6a:塗布支持リップ 7:凹部を備えた部材 7a:凹部 8:アルミあるいは銅の箔状金属基材 9:ダイノズル 9a:上流側リップ 9b:下流側リップ 9c:吐出スリット 9d:ガイド 10:単一幅に吐出するダイノズル 11:マスキングテープ 12:絶縁層セパレータ 13:塗布支持体PETフィルムシート 14:下塗り層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC04 AC09 AC92 DA03 DA04 DB06 DB07 DC19 4F041 AA05 AA12 AB02 BA13 BA23 CA04 CA11 CA22 4F042 AA06 AA22 BA04 BA08 BA25 DF23 DF27 DG04 DG12 5H050 AA19 BA17 GA22 GA29 HA04 HA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つ以上の吐出スリットを有
    し、前記各吐出スリットの吐出口面の下流側リップが上
    流側リップより塗料の吐出方向を基準として後ろ側に切
    り欠かれているダイと、 連続走行する基材を摺動支持する支持部材とを備え、 前記ダイと前記支持部材は、前記基材を挟み込むように
    配置され、 前記ダイと前記支持部材との間に、所定のギャップが設
    けられており、 前記吐出スリットから塗料を吐出して前記基材にストラ
    イプ塗布することを特徴とするストライプ塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、前記吐出スリットと対
    向する位置に凹部を有することを特徴とする請求項1記
    載のストライプ塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記下流側リップに有する切り欠き幅寸
    法をL1、前記支持部材の凹部の幅をL2としたとき、
    L1≦L2を満たすことを特徴とする請求項2記載のス
    トライプ塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記基材は、塗料が浸透して裏側に現れ
    る性質を持っており、 前記塗料を前記基材に浸透させることで、前記基材の両
    面に前記塗料を塗布することを特徴とする請求項2また
    は3に記載のストライプ塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記ダイの上流側リップの先端面は、前
    記下流側リップの切り欠かれていない部分の先端面と同
    一位置に存在することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のストライプ塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記吐出口面の両側及び前記下流側リッ
    プの両側に、前記吐出口面及び前記下流側リップの先端
    面より前記基材側に突出した第1のガイドが設けられて
    おり、 さらに、前記第1のガイドの下流側に第2のガイドが設
    けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載のストライプ塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記基材に予め塗布形成された下塗り層
    の塗布幅をM1、前記塗料の塗布幅をM2としたとき、
    M1≧M2を満たすことを特徴とする請求項1〜6記載
    のストライプ塗布装置。
  8. 【請求項8】 前記吐出スリットの幅寸法をN1、前記
    吐出スリットの下流側リップの切り欠き幅寸法をN2と
    したとき、N1≦N2を満たすことを特徴とする請求項
    1〜7のいずれかに記載のストライプ塗布装置。
  9. 【請求項9】 前記塗料の粘度を10,000mPa・sec以
    上35,000mPa・sec以下の範囲で作成することを特徴
    とする請求項1〜8のいずれかに記載のストライプ塗布
    装置。
  10. 【請求項10】 前記基材は、集電体基材であり、 前記塗料は、活物質ペーストであり、 前記集電体基材に前記活物質ペーストを塗布することに
    よって電池電極を製造するために用いられることを特徴
    とする請求項1〜9のいずれかに記載のストライプ塗布
    装置。
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