JP2002175948A - 電気二重層キャパシタ及び非水系電解液 - Google Patents

電気二重層キャパシタ及び非水系電解液

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JP2002175948A JP2000374807A JP2000374807A JP2002175948A JP 2002175948 A JP2002175948 A JP 2002175948A JP 2000374807 A JP2000374807 A JP 2000374807A JP 2000374807 A JP2000374807 A JP 2000374807A JP 2002175948 A JP2002175948 A JP 2002175948A
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仁 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低抵抗の非水系極性溶媒を電解液の溶媒として
使用することにより、出力の高い電気二重層キャパシタ
を提供する。 【解決手段】炭素材料を主成分とする電極と、該電極と
の界面に電気二重層を形成する電解液と、を有する電気
二重層キャパシタにおいて、前記電解液として、含フッ
素プロピオニトリル、含フッ素スルホラン、含フッ素メ
チルスルホラン、含フッ素炭酸アルキレン及び含フッ素
炭酸ジアルキルからなる群から選ばれる1種以上の有機
溶媒を5%以上含む非水系極性溶媒に、好ましくは第4
級オニウム塩からなる溶質を溶解した溶液を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気二重層キャパシ
タ及び非水系電解液に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気二重層キャパシタの形状とし
ては、集電体上に形成した活性炭を主体とする一対の分
極性電極の間にセパレータを挟んだ素子を、電解液とと
もに金属ケースに収容し、ガスケットを介して金属蓋に
よって密封したコイン型、又は一対のシート状分極性電
極の間にセパレータを介して巻回してなる素子を電解液
とともに金属ケース中に収容し、ケースの開口部から電
解液が蒸発しないように封口した巻回型、がある。
【0003】また、大電流大容量向けとして、多数のシ
ート状分極性電極を、間にセパレータを介して積層して
なる素子が組み込まれた積層型の電気二重層キャパシタ
も提案されている(特開平4−154106、特開平3
−203311、特開平4−286108)。すなわ
ち、矩形に成形されたシート状分極性電極を正極及び負
極とし、間にセパレータを介して交互に積層して素子と
し、正極及び負極それぞれの端部に正極リード部材及び
負極リード部材をかしめにより接続した状態でケース中
に収容し、素子に電解液を含浸して蓋で密閉している。
【0004】従来の電気二重層キャパシタの電解液に
は、硫酸等の鉱酸、アルカリ金属塩又はアルカリを含む
水系電解液の他、各種非水系電解液が用いられている。
非水系電解液の溶媒には、プロピレンカーボネート、γ
−ブチロラクトン、アセトニトリル、プロピオニトリ
ル、N,N−ジメチルホルムアミド(特開昭49−68
254)や、スルホラン誘導体(特開昭62−2377
15)等が知られている。
【0005】耐電圧を比較すると水系電解液は0.8V
であるのに対し、非水系電解液は2.5〜3.3Vであ
り、キャパシタの静電エネルギーは耐電圧の2乗に比例
するので、静電エネルギーの点では非水系電解液の方が
有利である。しかし、高出力の電気二重層キャパシタを
得るためには、非水系電解液の抵抗を低くすることが必
要とされている。また、実際の使用温度範囲を想定した
場合、例えばスルホランは融点が高いため低温では使用
しにくい問題がある。また、アセトニトリル等の場合は
毒性の点からキャパシタの構造面等に様々な配慮をする
必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上述
の問題点を解決し、低抵抗の有機溶媒を電解液に使用す
ることにより、高出力の電気二重層キャパシタを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素材料を主
成分とする電極と、該電極との界面に電気二重層を形成
するための電解液と、を有する電気二重層キャパシタに
おいて、前記電解液は、含フッ素プロピオニトリル、含
フッ素スルホラン、含フッ素メチルスルホラン、含フッ
素炭酸アルキレン及び含フッ素炭酸ジアルキルからなる
群から選ばれる1種以上の有機溶媒を含むことを特徴と
する電気二重層キャパシタを提供する。
【0008】また、本発明は、電極と電解液を備えるエ
ネルギー貯蔵装置用の非水系電解液であって、電解質と
非水系極性溶媒とにより構成され、該極性溶媒には含フ
ッ素プロピオニトリル、含フッ素スルホラン、含フッ素
メチルスルホラン、含フッ素炭酸アルキレン及び含フッ
素炭酸ジアルキルからなる群から選ばれる1種以上の有
機溶媒が前記極性溶媒中に5%以上含まれることを特徴
とする非水系電解液を提供する。
【0009】アセトニトリル、プロピオニトリル、スル
ホラン、メチルスルホラン、炭酸プロピレン等の炭酸ア
ルキレン、炭酸ジメチル等の炭酸ジアルキルは、電気二
重層キャパシタの電解液の溶媒として使用できることが
知られている溶媒であるが、高出力の電気二重層キャパ
シタを得るには、溶媒自体の導電性は充分ではない。本
発明では、これらの溶媒に含まれる水素原子の1つ又は
2つ以上がフッ素原子と置換されることにより低抵抗と
なった溶媒を使用する。
【0010】すなわち、本発明において使用する、含フ
ッ素プロピオニトリル、含フッ素スルホラン、含フッ素
メチルスルホラン、含フッ素炭酸アルキレン及び含フッ
素炭酸ジアルキルからなる群から選ばれる1種以上の有
機溶媒(以下、本発明における含フッ素溶媒という。)
は、誘電率が高くて溶質を高い濃度で溶解できる非水溶
媒であり、電気化学的にも安定であるうえ、低抵抗の溶
媒である。また、プロピオニトリルはフッ素化されるこ
とにより毒性が低下し、スルホランはフッ素化されるこ
とにより融点が低くなるのでキャパシタの使用条件の幅
も広がる。
【0011】また、本発明は、含フッ素プロピオニトリ
ル、含フッ素スルホラン、含フッ素メチルスルホラン、
含フッ素炭酸アルキレン及び含フッ素炭酸ジアルキルか
らなる群から選ばれる1種以上の有機溶媒が含まれるこ
とを特徴とする非水系電解液を提供する。
【0012】本発明における含フッ素溶媒は、電気二重
層キャパシタだけではなく、非水系電解液を用いるリチ
ウム二次電池、リチウムイオン二次電池等の他のエネル
ギー貯蔵装置の電解液の溶媒としても、低抵抗で電気化
学的に安定な極性溶媒である点から好ましく使用でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】上記含フッ素炭酸アルキレンや上
記含フッ素炭酸ジアルキルとしては溶質の溶解性の観点
から炭素数が5以下であることが好ましく、含フッ素炭
酸アルキレンとしては含フッ素炭酸プロピレン、含フッ
素炭酸エチレン、含フッ素炭酸ブチレン等が好ましく、
含フッ素炭酸ジアルキルとしては含フッ素炭酸ジエチ
ル、含フッ素炭酸ジメチル、含フッ素炭酸エチルメチル
等が好ましい。本発明における含フッ素溶媒のなかで
も、特に式1、式2又は式3で表される溶媒が好まし
い。これらの溶媒は、合成が容易である。
【0014】
【化2】
【0015】本発明における含フッ素溶媒は、1種単独
で使用してもよく、2種以上のものを混合して使用して
もよい。また、電解質の濃度を高める目的等で従来より
使用されている電解液の溶媒と混合して用いてもよい。
この場合、混合する溶媒としては、フッ素原子を含まな
い炭酸プロピレン、炭酸ブチレン、炭酸ジエチル、炭酸
エチルメチル等のカーボネート類、γ−ブチロラクトン
等のラクトン類、スルホラン、メチルスルホラン等のス
ルホラン類、アセトニトリル等が挙げられる。これらの
有機溶媒と混合する場合、電解液を低抵抗に保つため
に、電解液中の全溶媒中に本発明における有機溶媒は5
%(質量百分率であり、本明細書において同じ。)以
上、特に20%以上、含まれることが好ましい。
【0016】また、本発明の電気二重層キャパシタの電
解液に使用される電解質は、第4級オニウム塩であるこ
とが好ましい。第4級オニウム塩のなかでも、R12
34+又はR1234+で表されるカチオンとBF
4 -、PF6 -、Cl-、CF3SO3 -、AsF6 -、N(SO
2CF32 -、NO3 -、ClO4 -、Br-及びI-からなる
群から選ばれるアニオンとからなる第4級オニウム塩が
好ましい。ここで、R 1、R2、R3及びR4はそれぞれ独
立に1価の有機基であるが、特に炭素数1〜4のアルキ
ル基であることが好ましい。また、R1、R2、R3及び
4はすべて同じであってもよいが、2種以上のアルキ
ル基からなることが好ましい。
【0017】R1、R2、R3及びR4が2種以上のアルキ
ル基からなるカチオンを有する第4級オニウム塩は、R
1、R2、R3及びR4がすべて同じであるカチオンを有す
る第4級オニウム塩に比べて、本発明に使用する溶媒に
対する溶解度が大きく、電解液中の溶質の濃度を高濃度
にできる。溶質を高濃度化することによって電解液の電
気伝導度がより高くなるので好ましい。
【0018】具体的に本発明において好ましい第4級オ
ニウム塩のカチオンを例示すれば、(C253(C
3)N+、(C252(CH32+、(C25)(C
33+、(C373(CH3)N+、(C37
2(CH32+、(C37)(CH 33+、(C
373(C25)N+、(C372(C252+
(C37)(C253+、(C253(CH3
+、(C252(CH32+、(C25)(CH3
3+等が挙げられる。
【0019】ここで、C37は独立にn−プロピル基で
もイソプロピル基でもよく、C49は独立にn−ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基のいずれであってもよい。また、(n−C373
(i−C37)N+等も使用できる。さらに、例えば
(C373(CH3)N+は(n−C373(CH3
+でも(n−C372(i−C37)(CH3)N+
も(n−C37)(i−C372(CH3)N+でも
(i−C373(CH3)N+でもよく、他のブチル基
又はプロピル基を2以上有するカチオンについても同様
である。
【0020】電気二重層キャパシタの電解液の電解質と
しては、溶媒に対する溶解度、溶液の電気伝導度及び電
気化学的安定性等の点で、特に(C253(CH3)N
BF 4が好ましい。
【0021】電解液の電気伝導度を高めるためには、電
解質の濃度が高い方が好ましいが、濃度が高すぎると粘
度が高くて取り扱いにくくなるので、電解質の濃度は
1.0〜2.0モル/Lとするのが好ましく、1.2〜
1.8モル/Lとするのがさらに好ましい。
【0022】また、本発明における含フッ素溶媒を含む
本発明の非水系電解液をリチウム二次電池やリチウムイ
オン二次電池に使用する場合は、電解質としてリチウム
塩を含有させる。具体的には、LiBF4、LiPF6
LiClO4等が電解質として使用される。そして、リ
チウムイオンを吸蔵、脱離可能な活物質を含む正極及び
負極とともに非水系電解液をケースに収容し、二次電池
を構成する。
【0023】本発明の電気二重層キャパシタに使用され
る電極は、炭素材料を主成分とする。該炭素材料として
は比表面積が500〜3000m2/g、さらには70
0〜2000m2/gであることが好ましく、具体的に
は活性炭、カーボンブラック、ポリアセン等が挙げられ
る。特に、高導電性のカーボンブラックを導電材として
用い、活性炭と混合して用いることが好ましい。この場
合、導電材としてのカーボンブラックは電極中に5〜2
0%含まれることが好ましい。5%未満では電極の抵抗
の低減効果が少なく、また、通常高導電性カーボンブラ
ックは活性炭ほど電気二重層キャパシタの容量を大きく
できないので、含有量を20%以下とすることが好まし
い。
【0024】本発明において炭素材料を主成分とする電
極は、電極自体の形状、強度を保つため、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等のバインダを
含んでなることが好ましい。バインダが多すぎると電気
二重層キャパシタの容量が低下し、またバインダが少な
すぎると強度が弱くて電極の形状保持が困難であるた
め、バインダは電極中に5〜20%含まれることが好ま
しい。
【0025】本発明における電極は、例えば炭素材料と
ポリテトラフルオロエチレンとの混合物を混練した後、
シート状に成形して得られる。このようにして得られた
電極シートは、金属集電体に導電性接着剤を介して接合
することが好ましい。ここで金属集電体としてはアルミ
ニウム、ステンレス鋼等の金属の箔が好ましい。2枚の
電極をセパレータを介して対向させ電解液を含浸させて
コイン型のケースに収容する場合は、ケース及び蓋を金
属製として集電体の機能を持たせてもよい。
【0026】また、ポリフッ化ビニリデン等のバインダ
を溶媒に溶解又は分散させた液に炭素材料を分散させて
スラリーとなし、該スラリーを金属集電体に塗工するこ
とによっても電極を形成できる。
【0027】通常、上記電極を正極と負極の両極に用い
て電気二重層キャパシタを構成するが、正極又は負極の
一方のみを上記電極とし、他方を充放電可能な二次電池
用活物質材料を含む非分極性電極としても電気二重層キ
ャパシタを構成できる。
【0028】本発明の電気二重層キャパシタは、正極と
負極との間にセパレータを挟んだ素子を電解液とともに
金属ケースに収容し、ガスケットを介して金属蓋によっ
て密封したコイン型、正極と負極との間にセパレータを
介して巻回してなる素子を電解液とともに金属ケース中
に収容して封口した巻回型、多数のシート状の正極及び
負極を、間にセパレータを介して交互に積層してなる素
子が組み込まれた積層型等いずれの型でも使用できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例(例1〜5)及び比較
例(例6、7)によって詳しく説明するが、本発明はこ
れらによって限定されない。
【0030】[例1]水蒸気賦活された比表面積180
0m2/gのやしがら活性炭80%、ポリテトラフルオ
ロエチレン10%及びカーボンブラック10%からなる
混合物にエタノールを加えて混練し、シート状に成形し
た後、厚さ0.6mmにロール圧延し、得られたシート
を直径12mmの円盤に打ち抜き、正極及び負極とし
た。この円盤状の正極及び負極を、コイン型セルの集電
体兼ハウジング部材とするステンレス鋼製ケースの正極
側及び負極側の内側に、それぞれ黒鉛系導電性接着剤を
用いて接着した。次にこのステンレス鋼製ケースごと減
圧下で加熱処理して水分等を除いた。
【0031】次いで、CF3CH2CNに、1.5モル/
Lの濃度で(C253(CH3)NBF4を溶解させた
電解液を、正極と負極に含浸させた。正極と負極との間
にポリプロピレン繊維不織布製のセパレータシートを挟
んであわせ、ステンレス鋼製ケースを絶縁体であるガス
ケットを介してかしめ封口し、直径18.4mm、厚さ
2.0mmのコイン型電気二重層キャパシタを得た。
【0032】[例2]電解液として、式2で表される含
フッ素スルホランに、濃度1.5モル/Lの(C25
3(CH3)NBF4を溶解させた溶液を用いた他は、例
1と同様にしてコイン型の電気二重層キャパシタを得
た。
【0033】[例3]電解液として、式3で表される含
フッ素炭酸プロピレンに、濃度1.5モル/Lの(C2
53(CH3)NBF4を溶解した溶液を用いた他は、
例1と同様にしてコイン型の電気二重層キャパシタを得
た。
【0034】[例4]電解液として、CF3CH2CN
に、濃度1.0モル/Lの(C254NBF4を溶解し
た溶液を用いた他は例1と同様にしてコイン型の電気二
重層キャパシタを得た。
【0035】[例5]電解液として、式2で表される含
フッ素スルホランに、濃度1.0モル/Lの(C25
4NBF4を溶解した溶液を用いた他は例1と同様にして
コイン型の電気二重層キャパシタを得た。
【0036】[例6(比較例)]電解液として、プロピ
レンカーボネートに、濃度1.5モル/Lの(C25
3(CH3)NBF4を溶解した溶液を用いた他は例1と
同様にしてコイン型の電気二重層キャパシタを得た。
【0037】[例7(比較例)]電解液として、スルホ
ランに、濃度1.5モル/Lの(C253(CH3)N
BF4を溶解した溶液を用いた他は例1と同様にしてコ
イン型の電気二重層キャパシタを得た。
【0038】[評価]例1〜7の各電気二重層キャパシ
タについて、放電容量と内部抵抗を測定した。なお、内
部抵抗は各放電電流における電圧降下より算出した。放
電条件は2.5Vから1.0Vまで、0.5mA及び
5.0mAで行った。結果を表1に示す。表1からわか
るように、本発明による電気二重層キャパシタは、大電
流放電するときでも低電流での放電時に比べ容量低下と
内部抵抗の増加が少ない。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明の電気二重層キャパシタは、電解
液の溶媒の抵抗が低くかつ該溶媒中の電解質の濃度も高
くできるので電解液の抵抗が低く、そのため出力が高
い。さらに、含フッ素スルホランの場合はスルホランに
比べ融点が低いため低温でも使用できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素材料を主成分とする電極と、該電極と
    の界面に電気二重層を形成するための電解液と、を有す
    る電気二重層キャパシタにおいて、前記電解液は、含フ
    ッ素プロピオニトリル、含フッ素スルホラン、含フッ素
    メチルスルホラン、含フッ素炭酸アルキレン及び含フッ
    素炭酸ジアルキルからなる群から選ばれる1種以上の有
    機溶媒を含むことを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  2. 【請求項2】前記有機溶媒は、式1、式2又は式3で表
    される化合物である請求項1に記載の電気二重層キャパ
    シタ。 【化1】
  3. 【請求項3】前記電解液には、溶質としてR1234
    +又はR1234+(ただし、R1、R2、R3及び
    4は、それぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基で
    ある)で表されるカチオンとBF4 -、PF6 -、Cl-
    CF3SO3 -、AsF6 -、N(SO2CF32 -、N
    3 -、ClO4 -、Br-及びI-からなる群から選ばれる
    アニオンとからなる第4級オニウム塩が含まれる請求項
    1又は2に記載の電気二重層キャパシタ。
  4. 【請求項4】電極と電解液を備えるエネルギー貯蔵装置
    用の非水系電解液であって、電解質と非水系極性溶媒と
    により構成され、該極性溶媒には含フッ素プロピオニト
    リル、含フッ素スルホラン、含フッ素メチルスルホラ
    ン、含フッ素炭酸アルキレン及び含フッ素炭酸ジアルキ
    ルからなる群から選ばれる1種以上の有機溶媒が前記極
    性溶媒中に5%以上含まれることを特徴とする非水系電
    解液。
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