JP2002093490A - 基板接続用コネクタ - Google Patents

基板接続用コネクタ

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JP2002093490A JP2000270584A JP2000270584A JP2002093490A JP 2002093490 A JP2002093490 A JP 2002093490A JP 2000270584 A JP2000270584 A JP 2000270584A JP 2000270584 A JP2000270584 A JP 2000270584A JP 2002093490 A JP2002093490 A JP 2002093490A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ全体の小型化を図ること、コネクタ
相互の位置合わせ機能を良好にすること、ガイドピンの
取付強度や取付作業性を向上させること、ガイドピンと
基板とを簡易な方法で電気的に確実に接続できること。 【解決手段】 一方の基板K1の表面に実装されるプラ
グコネクタ10と、他方の基板K2の表面に実装される
レセプタクルコネクタ20とを備える。プラグコネクタ
は、レセプタクルコネクタが挿入される開口11を有す
るハウジング12と、そのハウジング内においてハウジ
ングの軸方向に沿って延び、プラグコネクタ及びレセプ
タクルコネクタ相互の位置合わせ機能を有する導電性ガ
イドピン13とを備える。レセプタクルコネクタは、ガ
イドピンが挿入されるガイド孔21を有するハウジング
22と、ガイド孔に沿って配置されガイドピンに対して
電気的に接触するコンタクト23とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板同士を電気的
に接続するための基板接続用コネクタに関する。特に、
コネクタ相互の位置合わせ用のガイドピン及びガイド孔
を備えたコネクタの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化や薄型化に伴い、電子
回路の実装密度を上げる目的で、あるいは複数の回路基
板を立体配置する目的で、回路基板同士を相互に接続す
る基板接続用コネクタが多く用いられている。
【0003】この基板接続用コネクタは、一般にプラグ
コネクタとレセプタクルコネクタとからなる。この種の
コネクタは、プラグコネクタが一方の基板側に、レセプ
タクルコネクタが他方の基板側にそれぞれ実装される。
そして、一対の基板を重ねて接続した状態では、双方の
コネクタは一対の基板で挟まれた形態となる。また、両
コネクタを結合した状態において、一方の基板表面と他
方の基板表面とがほぼ直角に交差する形態あるいは直線
状となるものもある。
【0004】前者の基板接続用コネクタとしては、例え
ば特開平5−275147号公報、特開平11−329
636号公報に記載されている。後者の基板接続用コネ
クタとしては、例えば特開平10−172652号公報
に記載されている。
【0005】ところで、この種のコネクタにおいても、
基板同士を高精度に位置決めして接続できるように、コ
ネクタ相互の位置合わせ用ガイドピン及びガイド孔を設
けた構成とすることがある。後者の特開平10−172
652号公報に記載のコネクタには、コネクタ相互の位
置合わせ用のガイドピン及びガイド孔が設けられてい
る。ガイドピンはプラグコネクタ側に、ガイド孔はレセ
プタクルコネクタ側に設けられている。また、ガイドピ
ンを導電性金属材料で形成することで、ガイドピンを本
来の位置合わせ機能に加えて接地用端子にも兼用可能に
した技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、コネクタ
相互の位置合わせ用ガイドピン及びガイド孔を設けたコ
ネクタは、従来から知られている。さらに、ガイドピン
を接地用端子に兼用可能にする技術も知られている。し
かし、ガイドピン付きの従来の基板接続用コネクタは、
次のような点で解決すべき課題があることが判った。
【0007】第1に、コネクタ全体の小型化を図り難い
という問題である。即ち、特開平10−172652号
公報に記載のコネクタでは、ガイドピン及びガイド孔を
ハウジングの外側に配置している。そのため、プラグコ
ネクタではそのハウジングとガイドピンとが並列配置と
なり、レセプタクルコネクタではそのハウジングとガイ
ド孔を形成する筒体とが並列配置となり、その分、コネ
クタ全体の小型化を図り難い問題がある。
【0008】第2にコネクタ相互の位置合わせ機能の問
題である。対となるガイドピン及びガイド孔は、通常、
ハウジングの外側の左右対称位置にそれぞれ配置され、
全体で2対設けられる。この点、特開平10−1726
52号公報に記載のコネクでは、小型化を図る目的で、
ガイドピン及びガイド孔をハウジングの片側に一対のみ
設けている。そのため、二対のものに比べてコネクタ相
互の位置合わせに偏りが生じる問題がある。
【0009】第3に、ハウジングや基板に対するガイド
ピンの取付強度及び取付作業性の問題である。ガイドピ
ンは、コネクタ相互の位置合わせのために充分な強度を
必要とする。さらに、ハウジングも基板に対してしっか
りと固定する必要がある。この点、ガイドピン及びハウ
ジングを基板に対して別々に固定する構成とした場合、
強度的に相互に補完し合う構成とならない。そのため、
ガイドピンの取付強度が低下したり、取付作業性が悪化
したりするという問題が生じる。この問題は、特に、コ
ネクタの小型化が進むに従って顕著な問題となる。
【0010】第4に、ガイドピンと基板との電気的接続
の信頼性及び接続作業性の問題である。作業性を考慮し
た場合、ガイドピンと基板とは従来のように手間やコス
トのかかる半田付け等を行うことなく、簡易な方法で電
気的に確実に接続できる構成とすることが望まれるから
である。
【0011】本発明の第1の課題は、コネクタ全体の小
型化を図りやすくすることにある。
【0012】本発明の第2の課題は、ガイドピン及びガ
イド孔を一対のみ設けた場合でも、コネクタ相互の位置
合わせ機能を良好にすることにある。
【0013】本発明の第3の課題は、ハウジングや基板
に対するガイドピンの取付強度や取付作業性を向上させ
ることにある。
【0014】本発明の第4の課題は、ガイドピンと基板
とを簡易な方法で電気的に確実に接続できるようにする
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板同士を電
気的に接続するための基板接続用コネクタであって、一
方の基板表面に実装されるプラグコネクタと、他方の基
板表面に実装されるレセプタクルコネクタとを備え、プ
ラグコネクタは、レセプタクルコネクタが挿入される開
口を有するハウジングと、そのハウジング内においてハ
ウジングの軸方向に沿って延び、プラグコネクタ及びレ
セプタクルコネクタ相互の位置合わせ機能を有する導電
性ガイドピンとを備え、レセプタクルコネクタは、ガイ
ドピンが挿入されるガイド孔を有するハウジングと、ガ
イド孔に沿って配置されガイドピンに対して電気的に接
触するコンタクトとを備え、ガイドピンは一方の基板に
対して電気的に接続され、コンタクトは他方の基板に対
して電気的に接続されている構成とした。
【0016】本発明によれば、ガイドピンがハウジング
内においてハウジングの軸方向に沿って延びているた
め、ガイドピンをハウジングの外に配置するのに比べ
て、コネクタ全体の小型化を図りやすい構成とすること
ができる。また、このように、ガイドピンはハウジング
内においてハウジングの軸方向に沿って延びているた
め、ガイドピン及びガイド孔を一対のみ設けた場合で
も、コネクタ相互の位置合わせ機能を良好にすることが
できる。
【0017】本発明の基板接続用コネクタは、プラグコ
ネクタとレセプタクルコネクタとが結合した状態におい
て、一方の基板表面と他方の基板表面とがほぼ直角に交
差する形態となる場合に好適に利用できる。また、プラ
グコネクタとレセプタクルコネクタとが結合した状態に
おいて、一方の基板表面と他方の基板表面とが直線状と
なる場合にも好適に利用できる。
【0018】ガイドピンとしては、プラグコネクタのハ
ウジングの中央部又は中央部付近に配置され、そのハウ
ジングの開口からガイドピンの先端部が突出している構
成とすることが望ましい。ハウジングの開口からガイド
ピンの先端部が突出していることで、ガイドピンとガイ
ド孔とが最初に位置合わせ可能になる。その際、ガイド
ピンはハウジングの中央部付近に配置されているため、
ハウジング同士も必然的に位置合わせされる。その結
果、コネクタ相互の位置合わせ作業がさらに容易にな
る。
【0019】本発明では、一方の基板に導電層を有する
スルーホールを設け、ガイドピンの基端部は、プラグコ
ネクタのハウジングを貫通してスルーホールに挿入する
ことで基板に電気的に接続した構成とすることもでき
る。このように構成すれば、ガイドピンを基板に対して
電気的に接続する構造と、ガイドピンを基板に固定する
構造の両方を同時に達成することができる。
【0020】その場合、ガイドピンの基端部側の端面に
ネジ孔を設け、ガイドピンの基端部は、一方の基板の裏
面側からネジ孔にねじ込む頭部付きネジによって一方の
基板に固定した構成とすることもできる。このようにす
れば、基板に対してガイドピンとプラグコネクタのハウ
ジングとを簡易にしかも確実に固定することができる。
【0021】また、一方の基板の裏面の、スルーホール
の周囲に、スルーホールの導電層に導通するランドを設
けた構成とすることもできる。そうすれば、頭部付きネ
ジの頭部を直接的にあるいは導電性の金属ワッシャー等
を介して間接的にランドと接触させることができる。こ
れにより頭部付きネジを締め付けるだけでガイドピンと
基板との電気的接続をさらに確実なものにすることがで
きる。
【0022】また、ガイドピンの基端部近くに、ガイド
ピンの外周に沿って一周する非円形のフランジが設けら
れ、プラグコネクタのハウジングには、ガイドピンの基
端部が貫通する部分に、フランジが緊密に嵌合する凹部
が設けられている構成とすることが望ましい。このよう
に構成すれば、プラグコネクタのハウジング及び一方の
基板に対してガイドピンをその軸回りに回転不可能な状
態で固定することができる。
【0023】本発明では、レセプタクルコネクタのコン
タクトは複数設けられ、ガイドピンに対して少なくとも
3点接触するように、ガイドピンの周方向に間隔をおい
て配置されている構成とすることが望ましい。3点接触
により、ガイドピンとコンタクトとの電気的接触を確実
にする作用に加え、ガイドピンをコンタクトの中央にガ
イドする作用も発揮できるからである。
【0024】前記コンタクトには、他方の基板に設けら
れた導電層付きの複数のスルーホールにそれぞれ挿入さ
れる複数のテールが設けられ、各テールが他方の基板に
対して半田付けされている構成とすることも望ましい。
各テールを基板に対して半田付けすることで、レセプタ
クルコネクタの基板への固定を確実にし、レセプタクル
コネクタのハウジングに作用するこじり荷重等に対して
充分に耐え得る構造となる。
【0025】前記各コンタクトは、その先端同士が互い
に接近する方向にプリロードされた状態で、各コンタク
トの先端がガイド孔の入口近くの壁部に係止されている
構成とすることも望ましい。このように構成すれば、各
コンタクトがプリロードされた状態となるため、ガイド
ピンと各コンタクトとの接触が強まり、電気的接続をよ
り確実にすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0027】図1は本発明に係るプラグコネクタの断面
図であり、図2はレセプタクルコネクタの断面図であ
る。図3はプラグコネクタの正面図である。図4はコン
タクトの正面図、平面図及び側面図を示す。
【0028】この実施の形態は、本発明を、基板表面が
直角に交差するいわゆるL字形接続となる基板間に配置
されて基板同士を電気的に接続するための基板接続用コ
ネクタに適用した例を示す。この基板接続用コネクタ
は、一方の基板K1の表面に実装されるプラグコネクタ
10と、他方の基板表面に実装されるレセプタクルコネ
クタ20とを備える。
【0029】プラグコネクタ10は、図1に示すよう
に、レセプタクルコネクタ20が挿入される開口11を
有するハウジング12と、そのハウジング12内におい
てハウジング12の軸方向に沿って延び、プラグコネク
タ10及びレセプタクルコネクタ20相互の位置合わせ
機能を有する導電性ガイドピン13とを備えている。ガ
イドピン13は一方の基板K1に対して電気的に接続さ
れている。
【0030】ハウジング12は絶縁性樹脂で形成され、
全体として箱の3面が開放された断面コ字形に形成され
ている。即ち、開口11部分と、図3に示すように相対
する両側面とが開放されている。したがって、背面板1
4と、上板15と底板16とを有する。
【0031】レセプタクルコネクタ20は、図2に示す
ように、ガイドピン13が挿入されるガイド孔21を有
するハウジング22と、ガイド孔21に沿って配置され
ガイドピン13に対して電気的に接触するコンタクト2
3とを備えている。コンタクト23は他方の基板K2に
対して電気的に接続されている。
【0032】ガイドピン13は、図1に示すように、プ
ラグコネクタ10のハウジング12の中央部付近に配置
され、そのハウジング12の開口11からガイドピン1
3の先端部13aが突出している。ハウジング12の開
口11からガイドピン13の先端部13aを突出させる
ことで、ガイドピン13とガイド孔21とを最初に位置
合わせ可能にしている。さらに、ガイドピン13をハウ
ジング12の中央部付近に配置することで、ハウジング
12、22同士も必然的に位置合わせされるように配慮
している。
【0033】一方の基板K1には、内表面に導電層(図
示せず)を有するスルーホール1が設けられている。ハ
ウジング12の背面板14の中央部付近には、ガイドピ
ン13の基端部13bを貫通させるための貫通孔14a
が設けられている。ガイドピン13の基端部13bに
は、その周面にローレット13cが設けられている。ロ
ーレット13cは、基端部13bの周方向に間隔をおい
て軸方向に延びる複数のリブ(突条)により形成されて
いる。
【0034】そして、ガイドピン13の基端部13b
を、背面板14の貫通孔14aを貫通させてスルーホー
ル1に挿入(圧入)することで、ガイドピン13を一方
の基板K1に電気的に接続した構成としている。この構
成により、ガイドピン13を一方の基板K1に対して電
気的に接続する構造と、ガイドピン13を一方の基板K
1に固定する構造の両方を同時に達成できるように配慮
している。
【0035】さらに、ガイドピン13の基端部13b側
の端面にネジ孔(図示せず)が設けられている。そし
て、ガイドピン13の基端部13bは、一方の基板K1
の裏面側からネジ孔にねじ込む頭部付きネジ17によっ
て一方の基板K1に固定している。これにより、一方の
基板K1に対してガイドピン13とプラグコネクタ10
のハウジング12とを簡易にしかも確実に固定できるよ
うに配慮している。
【0036】一方の基板K1の裏面には、スルーホール
1の周囲に、スルーホール1の導電層に導通するランド
2が設けられている。このランド2を設けた理由は、頭
部付きネジ17の頭部17aを直接的にあるいは導電性
のある金属ワッシャー3を介して間接的にランド2と接
触させることができるようにするためである。したがっ
て、頭部付きネジ17を締め付けるだけでガイドピン1
3と一方の基板K1との電気的接続をさらに確実にする
ことができる。
【0037】ガイドピン13の基端部近くには、ガイド
ピン13の外周に沿って一周する六角形(非円形)のフ
ランジ13fが設けられている。ハウジング12の背面
板14の中央付近には、ガイドピン13の基端部が貫通
する貫通孔14aの周囲に、フランジ13fが緊密に嵌
合する凹部14bが設けられている。このフランジ13
fと凹部14bとの組合せは、プラグコネクタ10のハ
ウジング12及び一方の基板K1に対してガイドピン1
3をその軸回りに回転不可能な状態で固定できるように
するためである。
【0038】一方の基板K1には、スルーホール1から
離れた部位に、位置決め孔4が複数設けられている。ハ
ウジング12の背面板14の背面(一方の基板K1と接
する面)には、位置決め孔4に嵌合する円柱状の突起
(ペグ)14pが複数設けられている。この位置決め孔
4と突起14Pは、プラグコネクタ10のハウジング1
2を一方の基板K1に対して回転不可能に位置決めする
ために設けたものである。
【0039】なお、ハウジング12の上板15の内面に
は、図3に示すように、溝幅の異なる2つのキー溝15
a、15bが設けられている。これらのキー溝15a、
15bは、レセプタクルコネクタ20のハウジング22
の上面に設けられた2つのリブ22a、22bがそれぞ
れ嵌合する。これは、コネクタ相互が天地逆に結合され
たりするのを防止するためのものである。
【0040】レセプタクルコネクタ20のハウジング2
2のガイド孔21は、図2に示すように、入口側が広が
ったガイド部24と、そのガイド部24に連なる端子装
着部25とを有する。端子装着部25内には、複数(図
では3つ)のコンタクト23を有するコンタクト装置2
30が装着されている。
【0041】コンタクト装置230の各コンタクト23
は、ガイドピン13に対して3点接触するように、ガイ
ドピン13の周方向に間隔を有するように配置されてい
る。3点接触により、ガイドピン13と各コンタクト2
3との電気的接触を確実にする作用に加え、ガイドピン
13を各コンタクト23の中央にガイドする作用も発揮
できるからである。勿論4点接触あるは2点接触する構
成としても構わない。しかし、上記ような作用とコンタ
クト装置230の製作性の点から、3点接触する構成と
する方が望ましい。
【0042】コンタクト装置230は、図4に示す例で
は1枚の金属板の加工により形成されている。即ち、金
属板の打ち抜き加工、プレス加工、曲げ加工等により形
成されている。これらの加工によって、3つのコンタク
ト23と、左右にそれぞれ3つ、合計6つのテール26
と、ハウジング22内の左右の側面に係止させる一対の
側部係止片27と、ハウジング22の前部側の内面に係
止させる前部係止片28とが形成されている。
【0043】各コンタクト23、テール26、側部係止
片27、及び前部係止片28はそれぞれ分離することな
く、接続プレート部分Pを介して一体に構成されてい
る。接続プレート部分Pは、いわゆる金属板の打ち抜き
残余の部分である。この接続プレート部分Pは、図4
(C)に示すように、正面から見て逆U字状に曲げ加工
されている。即ち、両側板部27a、27aと、天板部
27bとを有するように形成されている。
【0044】これにより、二つのコンタクト23は両側
板部27a、27aから突出し、残り一つのコンタクト
23は天板部27bから突出する形態となっている。側
部係止片27は天板部27bから側方へ突出する形態と
なっている。テール26は側板部27a、27aから下
方(基板K2側)に突出する形態となっている。
【0045】ハウジング22の内部には、コンタクト装
置230をハウジング内の定位置にしっかりと固定でき
るように、側部係止片27の進入部(図示せず)や前部
係止片28の進入凹部28aが設けられている。
【0046】コンタクト装置230の各テール26は、
他方の基板K2に設けられた導電層付きの複数のスルー
ホール30にそれぞれ挿入され、各テール26が他方の
基板K2に対して半田付けされている。各テール26を
基板K2に対して半田付けすることで、レセプタクルコ
ネクタ20の基板K2への固定を確実にし、レセプタク
ルコネクタ20のハウジング22に作用するこじり荷重
等に対して充分に耐え得る構造となる。なお、各テール
26には、曲げ剛性を高めるためのプレス加工により膨
出部26aが設けられている。
【0047】各コンタクト23は、その先端同士が互い
に接近する方向にプリロードされた状態で、各コンタク
ト23の先端23bがガイド孔21の入口近くの壁部2
3cに係止されている。この構成により、各コンタクト
23がプリロードされた状態となるため、ガイドピン1
3と各コンタクト23との接触が強まり、電気的接続を
より確実にすることができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の基板接続用コネ
クタによれば、コネクタ全体の小型化を図りやすくする
ことができる。また、ガイドピン及びガイド孔を一対の
み設けた場合でも、コネクタ相互の位置合わせ機能を良
好にすることができる。また、ハウジングや基板に対す
るガイドピンの取付強度や取付作業性を向上させること
ができる。さらに、ガイドピンと基板とを簡易な方法で
電気的に確実に接続できることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラグコネクタの断面図である。
【図2】本発明に係るレセプタクルコネクタの断面図で
ある。
【図3】本発明に係るプラグコネクタの正面図である。
【図4】本発明に係るコンタクト装置を示す図であり、
(a)は平面図、(b)は側面図、(C)は断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スルーホール 2 ランド 3 ワッシャー 10 プラグコネクタ 11 開口 12 ハウジング 13 ガイドピン 14 背板 14a 貫通孔 14b 凹部 17 頭部付きネジ 20 レセプタクルコネクタ 21 ガイド孔 22 ハウジング 23 コンタクト 230 コンタクト装置 23a 接点部 26 テール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01R 15/10 Fターム(参考) 5E021 FA02 FA14 FA16 FB02 FC31 FC32 JA05 JA08 JA09 JA11 5E023 BB22 BB29 CC12 CC22 CC23 EE02 EE14 EE27 FF09 HH01 HH05 HH08 HH16 HH17 HH18 HH28 5E077 BB12 BB21 BB31 CC15 CC22 CC23 DD12 DD13 EE04 FF13 FF19 HH08 JJ10 JJ11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板同士を電気的に接続するための基板
    接続用コネクタであって、 一方の基板表面に実装されるプラグコネクタと、他方の
    基板表面に実装されるレセプタクルコネクタとを備え、 前記プラグコネクタは、前記レセプタクルコネクタが挿
    入される開口を有するハウジングと、そのハウジング内
    においてハウジングの軸方向に沿って延び、プラグコネ
    クタ及びレセプタクルコネクタ相互の位置合わせ機能を
    有する導電性ガイドピンとを備え、 前記レセプタクルコネクタは、前記ガイドピンが挿入さ
    れるガイド孔を有するハウジングと、前記ガイド孔に沿
    って配置され前記ガイドピンに対して電気的に接触する
    コンタクトとを備え、 前記ガイドピンは前記一方の基板に対して電気的に接続
    され、前記コンタクトは前記他方の基板に対して電気的
    に接続されている、基板接続用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記プラグコネクタと前記レセプタクル
    コネクタとが結合した状態において前記一方の基板表面
    と前記他方の基板表面とがほぼ直角に交差する形態であ
    る、請求項1記載の基板接続用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ガイドピンは、前記プラグコネクタ
    のハウジングの中央部又は中央部付近に配置され、その
    ハウジングの開口から前記ガイドピンの先端部が突出し
    ている、請求項1記載の基板接続用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記一方の基板に導電層を有するスルー
    ホールが設けられ、前記ガイドピンの基端部は、前記プ
    ラグコネクタのハウジングを貫通して前記スルーホール
    に挿入されることで前記基板に電気的に接続されてい
    る、請求項1〜3の何れかに記載の基板接続用コネク
    タ。
  5. 【請求項5】 前記ガイドピンの基端部側の端面にネジ
    孔が設けられ、前記ガイドピンの基端部は、前記一方の
    基板の裏面側から前記ネジ孔にねじ込む頭部付きネジに
    よって前記一方の基板に固定されている、請求項4記載
    の基板接続用コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記一方の基板の裏面の、前記スルーホ
    ールの周囲に、そのスルーホールの導電層に導通するラ
    ンドが設けられている、請求項4又は5に記載の基板接
    続用コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記ガイドピンの基端部近くに、ガイド
    ピンの外周に沿って一周する非円形のフランジが設けら
    れ、前記ハウジングには、前記ガイドピンの基端部が貫
    通する部分に、前記フランジが緊密に嵌合する凹部が設
    けられている、請求項1〜6の何れかに記載の基板接続
    用コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記レセプタクルコネクタのコンタクト
    は複数設けられ、前記ガイドピンに対して少なくとも3
    点接触するように、ガイドピンの周方向に間隔をおいて
    配置されている、請求項1記載の基板接続用コネクタ。
  9. 【請求項9】 前記コンタクトには、前記他方の基板に
    設けられた導電層付きの複数のスルーホールにそれぞれ
    挿入される複数のテールが設けられ、各テールが前記他
    方の基板に対して半田付けされている、請求項1又は8
    記載の基板接続用コネクタ。
  10. 【請求項10】 前記各コンタクトは、その先端同士が
    互いに接近する方向にプリロードされた状態で、各コン
    タクトの先端が前記ガイド孔の入口近くの壁部に係止さ
    れている、請求項1又は請求項8記載の基板接続用コネ
    クタ。
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