JP2001043933A - プラグコネクタ - Google Patents

プラグコネクタ

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JP2001043933A
JP2001043933A JP2000215089A JP2000215089A JP2001043933A JP 2001043933 A JP2001043933 A JP 2001043933A JP 2000215089 A JP2000215089 A JP 2000215089A JP 2000215089 A JP2000215089 A JP 2000215089A JP 2001043933 A JP2001043933 A JP 2001043933A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はインピーダンス整合型電気コネクタ
用のプラグコネクタに関し、いたずらに対する保護の確
実性を向上することを目的とする。 【解決手段】 ピン状の雄信号端子106は4列で且つ
多数行に配列してあり、グランド電位とされる板状の雄
導体114は、隣り合う行の間に配置してある。雄導体
114のうちプラグハウジング105の凹部105c内
に突き出している板部114bは、「列」の方向におい
て、第1、第2の列107,108の雄信号端子106
のうちプラグハウジング105の凹部105c内に突き
出している部分と対面している。板部114cは、
「列」の方向上、第3、第4の列109,110の雄信
号端子106のうちプラグハウジング105の凹部10
5c内に突き出している部分と対面している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインピーダンス整合
型電気コネクタを構成するプラグコネクタに係り、特に
コンピュータ装置において、CPUが実装されたCPU
ボードをマザーボードに接続する個所に適用しうるイン
ピーダンス整合型電気コネクタを構成するプラグコネク
タに関する。
【0002】コンピュータ装置にあっては、オプション
としてのCPUボードが複数用意してあり、所望のCP
Uボードをマザーボードに電気コネクタを介して接続す
ることにより、機能の向上等を自由に図ることが出来る
ようにしてある。
【0003】上記電気コネクタは、マザーボードのイン
ピーダンス特性(一般には50Ωである)と整合したイ
ンピーダンス特性を有する構成であることが必要とされ
る。電気コネクタの個所で、信号の反射等が起きないよ
うにするためである。
【0004】こゝで、インピーダンスの整合のために
は、電気コネクタを、マイクロストリップライン構造又
はストリップライン構造とする必要がある。マザーボー
ド及びCPUボードとのインピーダンス整合をマイクロ
ストリップライン構造によりとろうとすると、インピー
ダンスが不安定となったり、クロストークが高くなる問
題がある。従って、インピーダンスの整合のためには、
ストリップライン構造を得る必要がある。
【0005】また、コンピュータ装置が処理する信号の
種類の増大に伴って、上記電気コネクタは端子の数が3
00程度と多ピン化の傾向がある。
【0006】一方、電気コネクタは、マザーボード上の
実装スペースを小さくするためにサイズが小さいこと、
及びコストが安価であることが望まれている。
【0007】
【従来の技術】図11は、特願平3−107437号に
示されるインピーダンス整合型電気コネクタ10を示
す。
【0008】電気コネクタ10は、プラグコネクタ部材
11と、これが係合するジャックコネクタ部材12とよ
りなる。ジャックコネクタ部材12はマザーボード18
上に、プラグコネクタ部材11はCPUボード19上に
固定してある。
【0009】プラグコネクタ部材11は、図12及び図
14に併せて示すように、合成樹脂製の本体13と、本
体13に固定された第1列の雄信号端子群14と、本体
13に固定された第2列の雄信号端子群15と、本体1
3に固定されて、第1列の雄信号端子群14と第2列の
雄信号端子群15との間に位置する雄グランド端子板1
6と、本体13を囲んでいる金属製のグランド用シェル
17とを有する構成である。
【0010】ジャックコネクタ部材12は、図13及び
図14に併せて示すように、合成樹脂製の本体20に、
第1列の雌信号端子群21、雌グランド端子群22、及
び第2列の雌信号端子群23が組込まれた構成である。
【0011】プラグコネクタ部材11は、図11に示す
ように、グランド用シェル17が本体20の周囲と係合
し、第1列の雄信号端子群14が第1列の雌信号端子群
21と係合し、第2列の雄信号端子群15が第2列の雌
信号端子群22に係合し、雄グランド端子板16が雌グ
ランド端子群22に係合して、ジャックコネクタ部材1
2と電気的に接続される。
【0012】図14に併せて示すように、第1列の雄信
号端子群14及び第1列の雌信号端子群21と、雄グラ
ンド端子板16(雌グランド端子群22)と、グランド
用シェル17の一方の側壁17aがストリップライン構
造を形成する。
【0013】同様に、第2列の雄信号端子群15及び第
2列の雌信号端子群23と、雄グランド端子板16(雌
グランド端子群22)と、グランド用シェル17の反対
側の側壁17bとがストリップライン構造を形成する。
【0014】これにより、電気コネクタ10はインピー
ダンスが50Ωとされて、マザーボード及びCPUボー
ドとインピーダンス整合がとられている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記の二列構造を踏襲
して、多ピン化に対応しようとすると、電気コネクタは
長さ方向に延び、細幅で長さが相当に長い形状となっ
て、機械強度的に弱くなってしまう。
【0016】そこで、図15に示すように列と列との間
に雄グランド端子板(雌グランド端子群)を配しつつ、
雄信号端子群の列の数を増やして、4列とする構成が考
えられる。
【0017】この場合は、雄グランド端子板(雌グラン
ド端子群)16,16−1,16−2が、第1列の信号
端子群14と第2列の信号端子群15との間に加えて、
第2列の信号端子群15と第3列の信号端子群30との
間、及び第3列の信号端子群30と第4列の信号端子群
31との間にも配されることになる。
【0018】このため、隣り合う列の間のピッチP1が
約2.6mmと広くなってプラグコネクタ部材の幅寸法
W1が予想以上に大きくなってしまい、小型化が図れな
い。
【0019】また、グランド用シェル17は金属製であ
り、コストは高い。
【0020】そこで、本発明は、上記課題を解決したプ
ラグコネクタを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、本発
明のインピーダンス整合型電気コネクタ40は、プラグ
コネクタ部材41と、これに係合するジャックコネクタ
部材42とよりなる。
【0022】プラグコネクタ部材41は、絶縁材料製の
プラグハウジング43と、プラグハウジング43に、複
数列多数行に整列して固定された多数の雄信号端子44
と板状の雄導体60〜64よりなる。
【0023】図1中、X方向の並びが一の列を構成す
る。
【0024】こゝで、Y方向に並びを一の行と定義す
る。
【0025】列の数は4であり、行の数は便宜上5であ
る。
【0026】多数の雄信号端子44は、第1列の雄信号
端子群45と、第2列の雄信号端子群46と、第3列の
雄信号端子群47と、第4列の雄信号端子群48とより
なる。
【0027】同じく、多数の雄信号端子44は、第1行
の雄信号端子群50と、第2行の雄信号端子群51と、
第3行の雄信号端子群52と、第4行の雄信号端子群5
3と、第5行の雄信号端子群54等よりなる。
【0028】例えば、第2行の雄信号端子群51は、4
つの雄信号端子51-1〜51-4よりなる。添字は列の番
号を表わす。
【0029】雄導体60〜64は、グランド用リード端
部(図示せず)を有し、各行の雄信号端子群を仕切るよ
うに、隣り合う行の間に位置している。
【0030】雄導体61は、第1の行の雄信号端子群5
0と第2行の雄信号端子群51との間に位置している。
【0031】雄導体62は、第2行の雄信号端子群51
と、第3行の雄信号端子群52との間に位置している。
【0032】雄導体60〜64は、列方向において、雄
信号端子44と対面している。
【0033】ジャックコネクタ部材42は、絶縁材料製
のジャックハウジング70と、このジャックハウジング
70に固定された雌信号端子71及び雌導体端子72と
よりなる。
【0034】雌信号端子71は、上記の雄信号端子44
に対応する配置で配されている。
【0035】雌導体端子72は、上記の雄導体60〜6
4に対応する配置で配されている。プラグコネクタ部材
41は、雄信号端子44が雌信号端子71に係合し、且
つ雄導体62が雌導体端子72に係合した状態でジャッ
クコネクタ部材42と係合される。
【0036】第2行を構成する雄信号端子51−1〜5
1−4及びこれと係合している雌信号端子71について
みる。
【0037】各雄信号端子51−1〜51−4及び雌信
号端子71は、一方の側で雄導体61に対向しており、
他方の側で別の雄導体62に対向しており、ストリップ
構造を構成する。
【0038】他の行の雄信号端子も同じく、ストリップ
構造を構成する。
【0039】隣り合う列の間には、介在物は無い。よっ
て、各列の間のピッチP2は約1.27mmとなり、図
14の列間ピッチP1の約半分となり、コネクタ40の
幅寸法W2は小さい。
【0040】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の一実施例になる
プラグコネクタ部材を有するインピーダンス整合型電気
コネクタを示す。
【0041】インピーダンス整合型電気コネクタ100
は、図3及び図4に併せて示すように、CPUボード1
01上に固定されたプラグコネクタ部材102と、マザ
ーボード103上に固定されたジャックコネクタ部材1
04とよりなる。
【0042】まず、プラグコネクタ部材102について
説明する。
【0043】プラグコネクタ部材102は、電気絶縁性
を有する合成樹脂製の成形品であるプラグハウジング1
05を有する。
【0044】プラグハウジング105は、ベース部10
5aと、周側壁105b−1,105b−2とを有す
る。
【0045】周側壁105b−1,105b−2により
囲まれた部分が凹部105cとなっている。
【0046】ベース部105aには、多数の貫通孔10
5d及びスリット105eが設けてある。
【0047】周側壁105bの内壁面には、多数の溝1
05fが形成してある。
【0048】雄信号端子106は、断面が正方形である
ピン状を有し、貫通孔105dに圧入されて固定してあ
り、凹部105c内に突出している。
【0049】図5中、X方向(プラグコネクタ部材10
4の長手方向)の並びを「列」といい、Y方向(プラグ
コネクタ部材104の幅方向)の並びを「行」というも
のとする。
【0050】雄信号端子106は、全体で280個有
り、夫々70個が並んだ第1、第2、第3、第4の列1
07,108,109,110よりなる。
【0051】また、行についてみると、雄信号端子10
6は、4個ずつ並んだ第1の行111、第2の行11
2、第3の行113、…第70の行から成り立ってい
る。
【0052】また、各雄信号端子106は、下端に信号
用リード端部106bを有する。
【0053】第1列107及び第2列108の雄信号端
子106の信号用リード端部106bは、周側壁105
b−1側に導き出されている。
【0054】第3列109及び第4列110の雄信号端
子106の信号用リード端部106bは、周側壁105
b−2側に導き出されている。
【0055】図6に示す板状の雄導体114が、スリッ
ト105eに圧入されて固定してある。
【0056】雄導体114は、本体部114aと、本体
部114aより上方に張り出して並んでいる二つの板部
114b,114cと、本体部114aの両端より互い
に逆方向に折り曲げられている細長の耳部114d,1
14eと、本体部114aの下側より延出したグランド
用リード端部114f,114gとを有する。
【0057】図2及び図5に示すように、板部114
b,114cは、凹部105c内であって且つ隣り合う
行の間に突き出している。板部114bは、「列」の方
向において、第1、第2の列107,108の雄信号端
子106のうちプラグハウジング105の凹部105c
内に突出している部分と対面している。板部114c
は、「列」の方向において、第3、第4の列109,1
10の雄信号端子106のうちプラグハウジング105
の凹部105c内に突出している部分と対面している。
耳部114d,114fは、夫々溝105f−1,10
5f−2内に嵌合している。
【0058】雄導体114は上方からみると、Z字状に
なっているため、図6中、左右の逆の向きとした場合で
も、スリット105e内に圧入され、且つ、圧入も傾斜
せずに安定に行われる。
【0059】耳部114d,114fは、溝105f−
1,105f−2内に嵌合して位置規制されており、且
つ周囲壁105b−1,105b−2内に埋没してお
り、凹部105c内には突出していない。
【0060】グランド用リード端部114f,114g
は、夫々二つ並んだ信号用リード端部106bの間に位
置して、信号用リード端部106bと共に並んでいる。
【0061】また、図3及び図4から分かるように、板
部114b,114cの上端は、雄信号端子106の上
端より高い位置にある。
【0062】上記構成のプラグコネクタ部材102は、
信号用リード端部106bをCPUボード101上の信
号用パッド(図示せず)に半田付けされ、グランド用リ
ード端部114f,114gをCPUボード101上の
グランド用パッド(図示せず)に半田付けされて、CP
Uボード101上に固定してある。
【0063】次に、ジャックコネクタ部材104につい
て説明する。
【0064】図2に示すように、ジャックコネクタ部材
104は、電気絶縁性を有する合成樹脂製の成形品であ
るジャックハウジング120を有する。
【0065】ジャックハウジング120は、上記凹部1
05cに対応するサイズの嵌合部120aを有する。
【0066】この嵌合部120aには、図3に併せて示
す孔行120bと、図4に併せて示すスリット120c
とが、長手方向上交互に並んで形成してある。
【0067】図3に示すように、孔行120bは、4つ
の孔120d,120e,120f,120gよりな
る。
【0068】各孔120d〜120gには、夫々フォー
ク状の雌信号端子121,122,123,124が圧
入されて固定してある。
【0069】各雌信号端子121,122,123,1
24のフォークの並び方向は、Y方向(行の延在する方
向)である。
【0070】図4に示すように、スリット120c内に
は、フォーク状の雌導体端子125が圧入して固定して
ある。
【0071】雌導体端子125は、上記二つの板部11
4b,114cに対応して、二つのフォーク状端子部1
25a,125bを有する。
【0072】フォーク状端子部125a,125bのフ
ォークの並び方向は、Y方向(行の延在する方向)であ
る。
【0073】上記の雌信号端子121〜124及び雌導
体端子125は、共にプレスによる打抜きによって製造
されるものであり、板材を折り曲げて形成したものに比
べて安価であると共に、薄い。
【0074】また、雌信号端子121〜124及び雌導
体端子125は、共に、フォークの並びの方向をY方向
とされた向きとされているため、雌信号端子121(1
22〜124)と雌導体端子125とは、大略、二枚の
板が重なった状態にあり、両者の間の間隔P3は、相当
に狭くなっている。
【0075】ジャックコネクタ部材104は、雌信号端
子121〜124が延出している信号用リード端部12
1a〜124aをマザーボード103上の信号用パッド
(図示せず)に半田付けされ、雌導体端子125から延
出しているグランド用リード端部125cをマザーボー
ド103上のグランド用パッド(図示せず)に半田付け
されて、マサーボード103上に固定してある。
【0076】次に、プラグコネクタ部材102をジャッ
クコネクタ部材104に嵌合した状態、即ちCPUボー
ド103をマザーボード101に接続した状態について
説明する。
【0077】プラグコネクタ部材102は、図3及び図
4中、矢印128で示すように左方向に移動されて、ジ
ャックコネク部材104と接続される。
【0078】図7、図8及び図9に示すように、凹部1
05cが嵌合部120aの周囲に嵌合し、雄信号端子1
06が孔120d〜120g内に嵌入し、更には板部1
14b,114cがスリット120cに案内されてスリ
ット120c内に嵌入する。このとき、フォーク状の雌
信号端子121,122,123,124が雄信号端子
106を相対的に挟み込み、雌導体端子125の一のフ
ォーク状端子部125aが一の板部114bを相対的に
挟み込み、別のフォーク状端子部125aが別の板部1
14cを相対的に挟み込む。
【0079】これにより、プラグコネクタ部材102が
ジャックコネクタ部材104と接続される。
【0080】雄信号端子106が雌信号端子121,1
22,123,124と接続されて、信号ラインが接続
される。また雄導体114が雌導体端子125と接続さ
れて、板部114b,114cの電位がグランドレベル
とされる。
【0081】こゝで、図7,図9及び図10に示すよう
に、雌信号端子121,122,123,124は、一
の行を構成する雄信号端子106−1,106−2,1
06−3,106−4を、Y方向から挟み込む。
【0082】また、図8,図9及び図10に示すよう
に、雌導体端子125のフォーク状端子部125a,1
25bも、板部114b,114cをY方向から挟み込
む。
【0083】次に、上記電気コネクタ100の寸法につ
いて説明する。
【0084】幅方向(Y方向)(図2,図3,図4,
図5) (i)プラグコネクタ部材102 雄端子106の各列107〜110の間には、何物も存
在していず、雄信号端子106の列間ピッチは比較的自
由につめられる。
【0085】(ii)ジャックコネクタ部材105 雌信号端子121〜124は、夫々独立した孔120d
〜120gに入っており、且つ、フォーク部の変形する
方向はY方向である。
【0086】(iii)結論 このため、雄信号端子106の列間ピッチP4は、ジャ
ックコネクタ部材105により決定される。
【0087】信号端子121〜124の間にあるのは
仕切り壁120hだけであり、信号端子121〜12
4の間の寸法は十分に小としうる。
【0088】これにより、雄信号端子106の列間ピッ
チP4は1.27mmと小さい。
【0089】このため、4列としてあるけれども、プラ
グコネクタ部材102の幅寸法W4は12.7mmと小
さい。
【0090】長さ方向(X方向)(図2,図5) (i)プラグコネクタ部材102 雄信号端子106の各行111,112等の間には、雄
導体114が配設してある。
【0091】しかし、雄導体114は板状体であるた
め、雄信号端子106の行間ピッチも比較的自由につめ
られる。
【0092】(ii)ジャックコネクタ部材105 雌信号端子121(〜124)と雌導体端子125とが
交互に並んでいる。
【0093】雌信号端子121及び雌信号端子125
は、共にフォーク状をなすものであり、上記端子12
1,125は、共に厚さ方向に揃えられている。
【0094】このため、端子121と端子125との間
の間隔P3は1.27mmと小さい。
【0095】(iii)結論 このため、雄信号端子106の行間ピッチP5は1.2
7mmと小さい。
【0096】このため、70行を並べた構成でも、プラ
グコネクタ部材102の長さLは、165mmと比較的
短い。
【0097】従って電気コネクタ100は、端子の数が
280個と従来のものに比べて相当に多いにも拘らず、
W2×Lが12.7×165mmと小型である。
【0098】次に、図10を参照して、一の行の雄信号
端子106−1〜106−4及び雌信号端子121〜1
24のインピーダンス整合について説明する。
【0099】板部114−1b,114−1c,114
−2b,114−2c,及び耳部114−1d,114
−1e,114−2d,114−2eの電位は、共にグ
ランドレベルとなっている。
【0100】第1列を構成し、嵌合し合っている雄導体
端子106−1と雌導体端子121に対しては、X方向
上両側から板部114−1b,114−2bが近接して
且つ等距離で対向しており、且つY方向上一方側から耳
部114−1dが対向しており、距離は遠いけれども他
方側から耳部114−2eが対向しており、これらによ
ってストリップライン構造が形成されている。
【0101】第2列を構成し、嵌合し合っている雄導体
端子106−2と雌導体端子122に対しては、X方向
上両側から板部114−1b及び114−2bが近接し
て且つ等距離で対向しており、且つY方向上両側より遠
く離れているけれども耳部114−1d,114−2e
が対向しており、これらによってストリップライン構造
が形成されている。
【0102】第3列を構成する雄導体端子106−3及
び雌導体端子123についても、また第4列を構成する
雄導体端子106−4及び雌導体端子124について
も、上記と同様にストリップライン構造が形成される。
【0103】また個々の雄導体114−1と雌導体12
5とは、、、、の4個所で接触している。しか
も、板部114−1b,114−1cの幅方向上両側の
個所で接触している。このため、雄導体114−1と雌
導体125との間の接触抵抗は小さい。
【0104】これらにより、上記の電気コネクタ100
は、280ピン全部について、インピーダンスが50Ω
近くに集中している安定した特性を有し、280ピン全
部についてインピーダンスが良好に整合されている。
【0105】また、各端子間のクロストークが小さい。
【0106】次に、EMI対策構造について説明する。
【0107】図10に示すように、耳部114−1d,
114−2d,114−1e,114−2eが略連結し
て、周側壁105b−1,105b−2の内壁に沿って
並んでいる。
【0108】この並んでいる耳部114−1d,114
−2d,114−1e,114−2eが、外部からの電
磁波がコネクタ100内に侵入することを防止する。
【0109】なお、上記実施例は雄信号端子が4列70
行に配された構成であるが、列の数及び行の数は、上記
に限らない。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、板状の雄導体が列の間ではなく行の間に位置す
る構成であるため、ストリップライン構造を形成するこ
とが出来て、しかも、幅寸法をさほど大きくせずに列の
数を増やすことが出来、然して、ピン数が多いにも拘ら
ず、小型化を実現出来る。また、板状の雄導体のうちプ
ラグハウジングの一面よりに突出している部分が雄信号
端子のうちプラグハウジングの一面より突出している部
分の隣り合う行の間に位置すると共に、列方向において
雄導体の突出部分が雄信号端子の突出部分の各々と対面
しているため、例えばいたずらで指の先端をプラグコネ
クタに差し込んだ場合に、指の先端が雄信号端子に接触
しないようにすることが出来、よって、プラグコネクタ
が接続されている電子部品を静電気によって破壊してし
まう事故の発生を防止することが出来る。
【0111】請求項2の発明によれば、雄導体の上端部
は、雄信号端子の上端部より高い位置にある構成である
ため、例えばいたずらで指の先端をプラグコネクタに差
し込んだ場合に、指の先端が雄信号端子に接触しないよ
うにすることを更に確実に達成することが出来、よっ
て、プラグコネクタが接続されている電子部品を静電気
によって破壊してしまう事故の発生をより確実に防止す
ることが出来る。
【0112】請求項3の発明によれば、並んだ耳部が雄
信号端子群を取り囲むように機能するため、金属シェル
を使用せずに、EMI対策効果を得ることが出来る。し
かも耳部が雄導体の一部であるため、部品点数は増えな
い。従って、部品点数を増やさずに、従って、従来に比
べてコストを安価として、十分なEMI対策効果を得る
ことが出来る。
【0113】請求項4の発明によれば、取り付け方向性
を無くして、取り付けを容易に行うことが出来る。且
つ、耳部が同方向に向いている場合に比べて、プラグハ
ウジングへの圧入を安定に行うことが出来る。
【0114】請求項5の発明によれば、耳部が曲がって
しまうことを防止することが出来、EMI対策効果を安
定に維持出来、またプラグコネクタ部材、ジャックコネ
クタ部材への嵌合を円滑に行うことが出来る。
【0115】請求項6の発明によれば、雌信号端子はプ
ラグコネクタの雄信号端子に行の方向から接触し、雌導
体端子もプラグコネクタの雄導体に行の方向から接触す
る構成であるため、長手方向の寸法を短く構成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明のプラグコネクタを有するインピーダン
ス整合型電気コネクタを示す図である。
【図3】図2中、III−III線に沿う断面図であ
る。
【図4】図2中IV−IV線に沿う断面図である。
【図5】プラグコネクタ部材の拡大平面図である。
【図6】雄導体を示す図である。
【図7】雄信号端子の接続状態を示す図である。
【図8】雄導体の接続状態を示す図である。
【図9】プラグコネクタ部材が接続された状態におけ
る、図2中、IX−IX線に沿う断面図である。
【図10】インピーダンス整合を説明する図である。
【図11】従来のインピーダンス整合型電気コネクタの
1例を示す図である。
【図12】図11中のプラグコネクタ部材を示す図であ
る。
【図13】図11中のジャックコネクタ部材を示す図で
ある。
【図14】図11の電気コネクタのインピーダンス整合
を説明する図である。
【図15】図11の従来例の基本構造を踏襲して4列と
した構造を示す図である。
【符号の説明】
40 インピーダンス整合型電気コネクタ 41,102 プラグコネクタ部材 42,104 ジャックコネクタ部材 44 雄信号端子 45〜48 第1〜第4列の雄信号端子群 50〜54 第1〜第5行の雄信号端子群 60〜64,114 雄導体 70,ジャックハウジング 71 雌信号端子 72 雌導体端子 100 インピーダンス整合型電気コネクタ 101 CPUボード 103 マザーボード 104 プラグハウジング 105a ベース部 105b−1〜105b−2 周側壁 105c 凹部 105d 貫通孔 105e,120c スリット 105f−1,105f−2 溝 106 雄信号端子 106b 信号用リード端部 107 第1の列 108 第2の列 109 第3の列 110 第4の列 111 第1の行 112 第2の行 113 第3の行 114a 本体部 14b,114c 板部 114d,114e 耳部 114f,114g グランド用リード端部 120 ジャックハウジング 120a 嵌合部 120b 孔行 120d〜120g 孔 120h 仕切り壁 121〜124 雌信号端子 125 雌導体端子 125a,125b フォーク状端子部 125c グランド用端子部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料製のプラグハウジング(10
    5)と、 該プラグハウジングの一面に、複数列複数行に整列され
    ると共に該一面より突出して該プラグハウジングに固定
    された雄信号端子(106)と、 グランド用リード端部(114f)を有し、該プラグハ
    ウジングの一面よりに突出して該プラグハウジングに固
    定された板状の雄導体(114)と、 上記雄導体(114)の突出部分が上記雄信号端子の突
    出部分の隣り合う行の間に位置すると共に、列方向にお
    いて上記雄導体の突出部分が上記雄信号端子の突出部分
    の各々と対面している構成としたことを特徴とするプラ
    グコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1のプラグコネクタにおいて、 該雄導体(114)の上端部は、上記の雄信号端子(1
    06)の上端部より高い位置にある構成としたことを特
    徴とするプラグコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1のプラグコネクタにおいて、 上記雄導体は、その幅方向上両端に、折り曲げて形成さ
    れた耳部(114d,114e)を有し、 一方の耳部が、上記複数の列のうち第1の列(107)
    を形成する個所の雄信号端子に対向して且つ該第1の列
    に沿って並び、 他方の耳部が、上記複数の列のうち最終の列(110)
    を形成する個々の雄信号端子に対向して且つ該最終の列
    に沿って並んだ構成としたプラグコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3のプラグコネクタにおいて、 上記耳部(114d,114e)は、雄導体の両端にお
    いて互いに逆方向に折曲されて形成された構成であるこ
    とを特徴とするプラグコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1のプラグコネクタにおいて、 上記プラグハウジングは、内側に凹部(105c)を形
    成する周側壁(105b-1,105b-2)を有し、 該周側壁は、内周面に溝(105f-1,105f-2)を
    有し、 上記雄導体は、その幅方向上両端に、折り曲げて形成さ
    れた耳部(114d,114e)を有し、 該耳部が上記溝(105f-1,105f-2)内に嵌合し
    た構成としたことを特徴とするプラグコネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1のプラグコネクタに接続される
    ジャックコネクタであって、 絶縁材料製のジャックハウジングと(120)、 該ジャックハウジングに、複数列複数行に整列して固定
    してあり、上記プラグコネクタの雄信号端子に行の方向
    から接触する雌信号端子(121〜124)と、 グランド用リード端部(125c)を有し、上記雌信号
    端子が形成する隣り合う行の間に位置して上記ジャック
    ハウジングに固定してあり、上記プラグコネクタの雄導
    体に行の方向から接触する雌導体端子(125)とより
    なる構成としたことを特徴とするジャックコネクタ。
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