JP2002093346A - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

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JP2002093346A
JP2002093346A JP2000274413A JP2000274413A JP2002093346A JP 2002093346 A JP2002093346 A JP 2002093346A JP 2000274413 A JP2000274413 A JP 2000274413A JP 2000274413 A JP2000274413 A JP 2000274413A JP 2002093346 A JP2002093346 A JP 2002093346A
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coil
horizontal deflection
bobbin
balance
deflection
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Yoshiaki Mimura
芳明 三村
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/72Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
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    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
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    • H01J2209/00Apparatus and processes for manufacture of discharge tubes
    • H01J2209/236Manufacture of magnetic deflecting devices
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  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直列に接続されている水平偏向コイルとバラ
ンスコイルとが別の場所に設置されており、配線を行う
のにピンを立てて基板上のパターンにより接続している
ため、組み立てが複雑で多くの作業工程と時間がかか
る。 【解決手段】 バランスコイル用ボビンを水平偏向コイ
ル用ボビンに取り付けて一体に形成し、水平偏向コイル
を巻き込んだ線材をそのまま切断することなく同じ巻線
によりバランスコイルを巻き込むことにより、端末処理
や接続部分が簡単となる。また、巻線機の構成が簡単に
なる位置関係に、バランスコイル用のボビンを水平偏向
コイル用ボビンに取り付け接合し、巻線後に切り離して
適当な位置に取り付けられる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機やモニタディスプレイ装置等に装着される陰極線管
(CRT)に用いられる偏向ヨーク装置に関するもので
あり、より詳しくは水平偏向コイル用のバランスコイル
の取り付けに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、テレビジョン受像機やモ
ニタディスプレイ装置等の陰極線管には、電子ビームを
水平方向及び垂直方向に偏向するための偏向ヨーク装置
が設けられている。
【0003】図9は従来の偏向ヨーク装置の構成例を示
す側面図であり、偏向磁界を発生させるのに必要な部分
を示している。水平偏向コイルは陰極線管のR、G、B
の各電子ビームをそれぞれ水平方向に偏向するコイルで
あり、陰極線管のネック部の上下に配置された上側水平
偏向コイル1aと下側水平偏向コイル1bとに分割され
て、ボビン3に保持されている。ボビン3は水平偏向コ
イル1a、1bを巻くための溝(点線で示す)を持ち、
他のコイルとの絶縁を保つスペーサや偏向ヨーク全体を
支える機能を有する。調整コア6は上記両水平偏向コイ
ル1a、1bのバランスを調整するためのものである。
7は垂直偏向コイルであり、8は偏向磁界を制御するコ
アである。印刷配線基板9は、垂直偏向コイル7から引
き出された引き出し線10や、水平偏向コイル1a、1
bの引き出し線11a、11bを受ける。ボビン12に
は水平偏向磁界のバランス調整用コイルが巻かれてい
る。また、図9に示すように、偏向ヨーク装置は、一対
の水平偏向コイル1a、1b、垂直偏向コイル7、コア
8、ボビン12、コイル13及び調整用コア6からなる
バランスコイルユニット、各コイルの引き出し線10、
11a、11b、印刷配線基板9を含んで構成される。
【0004】図10は、バランスコイルユニットの構成
を示す。ボビン12は、樹脂製のボビンであり、同一軸
線上に並ぶ2つの鼓部を有している。これらの鼓部にバ
ランスコイル13を巻回する。ボビン12には、調整コ
ア6が挿入される。この調整コア6の位置を調節し、バ
ランスコイル13のインダクタンスの値を変化させてバ
ランス調整をする。ボビン12は、その足部を、図9に
示す印刷配線基板9に設けた2つの孔(図示せず)に挿
入して固定する。更に、バランスコイルユニットから
は、引き出し線11a、11bに電気的に接続する引き
出し線と、端子2aに電気的に接続する引き出し線とが
引き出され、印刷配線基板9に接続される。
【0005】図11は、水平偏向磁界を発生させるため
の結線を示している。図11に示すように、水平偏向コ
イル1aと水平偏向コイル1bのそれぞれの一方の端部
が端子2bに接続され、他方の端部がバランスコイル1
3に接続される。バランスコイル13のほぼ中央から引
き出された2本のワイヤが端子2aに接続される。図示
せぬ水平ドライブ回路から、水平磁界発生用の電流が、
端子2a及び2bを介して水平偏向コイル1a、1bへ
出力される。
【0006】図9に示すように、バランスコイルユニッ
トは、偏向ヨーク装置の上方(又は下方)に置かれた印
刷配線基板9のパターンが形成される面とは反対側の面
上に設けられていて、図10に示す構造のバランスコイ
ルユニットからの引き出し線は、印刷配線基板9上に設
けられた端子板やハトメを使ってプリントパターンと接
続される。同様にして、水平偏向コイル1a、1bの引
き出し線が、印刷配線基板9に設けられた端子板やハト
メを使ってプリントパターンに接続される。水平偏向コ
イルやバランスコイルには、外力が加わるとともに、こ
れらのコイルには大きな電流を流すので、安全規則上、
基板のパターンに接続するのにハトメを使用する必要が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の偏向ヨーク装置
は、以上のように構成されていたので、図10に示すよ
うに、水平偏向コイル1a、1bの引き出し線の端子1
1a、11bを半田付けするためのパターンが形成され
る印刷配線基板9の面と、バランスコイル13が取り付
けられる面が同じである。したがって、半田リフロー装
置を利用した半田付け作業には向いていないという問題
があった。また、そのために高価なスルーホールの両面
基板やハトメの使用を余儀なくされている。
【0008】更に、半田ごてを用いて、多くの端子で手
作業の半田付けをしなければならない。半田ごての熱容
量はせいぜい2000Kcal程度であるため、1個の
端子の半田付けをするのに5−6秒はかかり、非常に効
率が悪いものであった。
【0009】また、半田リフロ装置を使って半田付けす
る場合は、バランスコイルのコイルボビン12が湧出す
る半田面に接触することが原因となって樹脂製のコイル
ボビン12が溶けることがある。これを避けるために
は、はんだ付けの際にバランスコイルユニットを印刷配
線基板9から一時取り外し、更に、半田で部品挿入孔が
塞がらないように処理したのちに、残りの片面に手作業
の半田付けをしなければならない。引き出し線を同時に
半田付けする方法もある。しかし、この方法では半田付
けに要する時間はかなり短縮されるが、バランスコイル
ユニットを印刷配線基板9から分離する作業と、再び取
付ける作業との追加作業が必要となる。
【0010】以上のような問題点を解消する偏向ヨーク
装置が、特開平第08−250042号に示されてい
る。この公報では、水平偏向コイルとバランスコイルを
印刷配線基板9の同一面に配置し、各コイルの引き出し
線を同じ基板面から引き出し、半田リフロ装置を通すと
いう考案がなされている。しかし、水平偏向コイルとバ
ランスコイルの引き出し線の、それぞれに対して、半田
リフロのための前処理加工を施す必要があるなどの問題
点があった。
【0011】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたものであり、水平偏向コイルとバランスコ
イルとの配線作業を簡素化し、信頼性の向上を実現する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明における偏向ヨー
ク装置は、陰極線管のネック部に配置され、垂直方向に
二分した取り付けられた第1の水平偏向コイル及び第2
の水平偏向コイルと、前記陰極線管のネック部に沿うよ
うに形成された円筒状のコアと、一対の垂直偏向コイル
と、前記第1及び第2の水平偏向コイルと直列に接続さ
れ、インダクタンスの値を変化させて水平偏向電流を補
正するバランスコイルとを有する偏向ヨークにおいて、
前記水平偏向コイルの巻線を支持する第1の支持手段
と、前記バランスコイルの巻線を支持する第2の支持手
段とを含み、前記第1の支持手段と前記第2の支持手段
とが一体構造に成形され、前記第1の支持手段に巻回し
た前記第1及び第2の水平偏向コイルの巻き始めと巻き
終わりの延長部分を前記第2の支持手段に巻回してバラ
ンスコイルとする。
【0013】本発明における偏向ヨーク装置は、前記水
平偏向コイルの線材が単線で形成されてもよい。別の実
施例としては、前記水平偏向コイルの線材が複線で形成
されてもよい。
【0014】本発明における偏向ヨークは、前記水平偏
向コイルと前記バランスコイルを巻回した後、前記第2
の支持手段を前記第1の支持手段から切り離し、前記第
2の支持手段を、前記第1の支持手段の任意の場所に取
り付ける構成としてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面を参
照しながら本発明を具体的に説明する。 実施の形態1.第1の実施の形態による偏向ヨーク装置
は、水平偏向コイルの支持手段がバランスコイルのボビ
ンと一体に成形されていることを特徴とする。図1
(a)と図1(b)は本実施例における偏向ヨーク装置
の水平偏向コイルとバランスコイルの構成を示す図であ
り、図1(a)は側面から見た図であり、図1(b)は
陰極線管のネック側からみた図である。図2は水平偏向
コイルとバランスコイルとの結線を示す図である。図3
は本発明の偏向ヨーク装置の全体を示す図である。な
お、従来技術と同一部分は同一の符号を付し説明の重複
を避ける。
【0016】図において、水平偏向コイル用のボビン3
とバランスコイル用のボビン5は一体無垢な構造で作ら
れている。前記ボビン3は、水平偏向コイル1a、1b
を巻くための溝を有し、他のコイルとの絶縁を保つスペ
ーサや偏向ヨーク全体を支える支持機能を有する。水平
偏向コイル1a、1bは、偏向磁界を正確に印加する必
要があるので複雑な巻線構造となることから、巻線機は
特殊な構造をしている。バランスコイルは水平偏向コイ
ル1a、1bのL値のアンバランスを補正するためにコ
アを挿入してL値を可変できるようなボビンに単純なソ
レノイド状に巻かれる。バランスコイルの巻数は片側1
0数回であり、巻き方に高い精度を必要としないので、
通常は手巻きする。ボビン3に対するボビン5の位置
は、バランスコイルの手巻き作業に支障のないように選
択される。水平偏向コイル1a、1bの巻線の巻き始め
と巻き終わりの延長部分を、ボビン5に巻回してバラン
スコイル4とする。つまり、水平偏向コイル1a、1b
とバランスコイル4は連続した単線でできている。ボビ
ン3とボビン5が一体無垢な構造になっていても、巻線
機を使用する水平偏向コイルの巻線作業には不便はない
が、バランスコイルは少し巻きにくい、しかし、水平回
偏向コイルとバランスコイルとを個別に巻回し、その
後、基板のパターンを介して相互に接続するよりも、全
体としては、作業が簡単になる。
【0017】次に、図面を参照しながら、実施の形態1
に係わる偏向ヨーク装置の構造を説明する。図3に示す
構造の偏向ヨーク装置は、主にテレビジョン受像機用の
ものであり、水平偏向周波数は約15KHz程度であ
る。しかし、省電力化が要求されるために、水平偏向コ
イル1a、1bには単線を使用するとともに、巻数(す
なわちインダクタンスの値)を大きくし、少ない偏向電
流で大きな偏向磁界を発生させている。水平偏向コイル
1a、1bのインダクタンスの実測値はディスプレーモ
ニタ用では0.1mH程度であるのに対して、テレビジ
ョン受像機用では20倍以上の2.4mHである。
【0018】また、垂直偏向コイル7のインダクタンス
の実測値は、ディスプレイモニタ用では4.8mH、テ
レビジョン受像機用では3倍以上の17.6mHであ
る。もともと、水平偏向コイル1a、1bに比べて大き
なインダクタンス値が必要な垂直偏向コイル7は、一般
的に、コア8の外周面に沿って巻回した構造となる。偏
向ヨーク装置全体では、ボビン3が、上記にコア8の外
周面に沿って巻回した垂直偏向コイル7をも支える構造
となる。
【0019】以上のように巻かれた水平偏向コイル1
a、1bとバランスコイル4が、図2に示す回路図のよ
うに結線されている。バランスコイル4にはインダクタ
ンス値を調整するための調整コア6が挿入されており、
この調整コアにより、上側の水平偏向コイル1aと下側
の水平偏向コイル1bにより生じる水平偏向磁界のズレ
や、水平偏向コイル1a、1bを取り付けた陰極線管と
の構造上の関係によるコンバーゼンスのズレを補正す
る。上記調整コア6は最終的に最良のコンバーゼンスが
得られるように外部から調整される。
【0020】図2に示す結線を実現するために、水平偏
向コイルの延長部分は、図1(b)に示すように接続す
る。上側の水平偏向コイル1aと、下側の水平偏向コイ
ル1bの、一方のリード端末を互いに接続し端子2bと
し、他方のリード端末を、それぞれ、ボピン5の巻溝に
巻き込んでバランスコイル4とする。バランスコイル4
の中点を互いに接続して、端子2aとする。後続の組立
て工程で、端子2bと端子2aに、水平ドライブ回路
(図示せず)を接続して、水平偏向電流を供給する。通
常は、各受像機内の回路間を、コネクタ(図示せず)で
接続するので、印刷配線基板9にこれらのコネクタを搭
載する。この印刷配線基板9に端子2a、2bが接続さ
れる構造となる。
【0021】更に偏向ヨーク装置には、上記水平偏向コ
イル1a、1bの他に垂直偏向コイル7も含まれてい
る。したがって、垂直偏向コイル7の引き出し線を垂直
ドライブ回路へ接続するためのコネクタ(図示せず)を
上記印刷配線基板9上に配置できる。更に上記印刷配線
基板9には、垂直偏向用及び水平偏向用の各種の補正回
路を搭載してもよい。各種の補正回路を搭載しない場合
は、各引き出し線を直接ドライブ回路に接続すればよ
い。上述のように、第1の実施の形態によれば、水平偏
向コイルの巻線を支持する手段は、バランスコイルのボ
ビンと一体に成形されて、偏向ヨーク全体を支持する。
【0022】実施の形態2.第2の実施の形態による偏
向ヨーク装置は、水平偏向コイルの線材としてリッツ線
等を使用することを特徴とする。図4は本実施例におけ
る偏向ヨーク装置の構成を示す図であり、図3と同一部
分は同一の符号を付し説明の重複を避ける。また、水平
偏向コイルとバランスコイルの構成や水平偏向コイルと
バランスコイルとの結線は、図1(a)と図1(b)や
図2に示したものと同一である。
【0023】次に実施の形態2における偏向ヨーク装置
の構造について図面を参照しながら説明する。図4に示
す偏向ヨーク装置は、主にディスプレイモニター用のも
のであり、要求される偏向磁界の精度が高く、更に水平
偏向磁界の周波数は約100KHzにも及ぶために、水
平偏向コイル1a、1bのインダクタンスの値も0.1
mH程度に抑えられる。したがって、水平偏向コイル1
a、1bは高周波特性を向上させる必要がある。また、
大きな偏向磁界を得るための大電流を流す必要がある。
したがって、水平偏向コイルの線材としてはリッツ線
(複数線)等が使用され、巻線用のガイドがついた水平
偏向コイル用のボビン3に巻線機で巻き込まれる。
【0024】ボビン3には、図4に示すような位置に、
バランスコイル用のボビン5が一体構造で形成されてお
り、上記水平偏向コイル用ボビン3に巻かれた水平偏向
コイル1a、1bの巻き始めと巻き終わりの延長部分
を、ボビン5に巻回してバランスコイル4とする。つま
り、水平偏向コイル1a、1bとバランスコイル4は、
連続したリッツ線を切断することなく、ボビン5にバラ
ンスコイル4として巻回した形成する。
【0025】このように巻回された水平偏向コイル1
a、1bとバランスコイル4は、図2に示す回路図のよ
うに結線され、端子2a、2bが引き出されて、印刷配
線基板9に接続される。
【0026】上述のように、第2の実施の形態によれ
ば、本発明の偏向ヨークでは、水平偏向コイルの線材と
してリッツ線等を使用する。水平偏向コイルの巻溝とし
て巻線を支持する手段は、同時にバランスコイルのボビ
ンを支持するように働く。
【0027】実施の形態3.図5は上側水平偏向コイル
1aと下側水平偏向コイル1bとが専用の巻線機で巻き
上げられた時の状態を示す。上記実施の形態1及び2と
同様に、上記水平偏向コイル1a、1bの巻き始めと巻
き終わりを延長してバランスコイル4の巻線とし、水平
偏向コイル1a、1bとバランスコイル4とを、連続し
た線材を切断することなく巻き上げる。ボビン3とボビ
ン5は互いに連続した一体構造に形成される。水平偏向
コイルの巻線作業は複雑なので、巻線機に対するボビン
5の位置は、巻線作業の邪魔にならないよう位置に配置
されている。
【0028】図6は、水平偏向コイルの巻線より引き出
された巻線の線材がボビン5に巻回される様子を示す。
上側水平偏向コイル1aと下側水平偏向コイル1bの、
それぞれの一方のリード端末A2、B2を端子2bに接
続する。更に、他方のリード端末A1、B1は、ボビン
5に直接巻き込まれる。
【0029】図7は、各水平偏向コイルからのリード端
末A1、B1をボビン5に巻回した状態を示す。
【0030】図8(a)は、ボビン5とボビン3との結
合構造を示す側面図であり、図8(b)は、図8(a)
に示す偏向ヨークの背面図である。実施の形態3では、
各コイルを巻回した後に、バランスコイル4が巻かれた
ボビン5をボビン3から切り取る。ボビンをとボビン3
から切り離しやすいように、ボビン5とボビン3との結
合部に図8(a)に示すようなクサビ状の切れ込みを形
成しておくか、又は、図8(b)に示すようなミシン目
を入れておく。切り取ったボビン5は、後工程で偏向磁
界を調整しやすく、偏向磁界に影響を与えないようなボ
ビン3上の好適な場所、例えば、図に取り付ける。その
後、各引出し線を半田付けする。
【0031】このように、実施の形態3では、バランス
コイルが巻き込まれたボビンを切り離し、再度、水平偏
向コイルの巻線を支持する手段に取り付けるようにする
ことにより、最適な位置にバランスコイルを配置できる
いう自由度がある。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。本発明におけ
る偏向ヨーク装置は、陰極線管のネック部に配置され、
垂直方向に二分して取り付けられた第1の水平偏向コイ
ル及び第2の水平偏向コイルと、前記陰極線管のネック
部に沿うように形成された円筒状のコアと、一対の垂直
偏向コイルと、前記第1及び第2の水平偏向コイルと直
列に接続され、インダクタンスの値を変化させて水平偏
向電流を補正するバランスコイルとを有する偏向ヨーク
において、前記水平偏向コイルの巻線を支持する第1の
支持手段と、前記バランスコイルの巻線を支持する第2
の支持手段とを含み、前記第1の支持手段と前記第2の
支持手段とが一体構造に成形され、前記第1の支持手段
に巻回した前記第1及び第2の水平偏向コイルの巻き始
めと巻き終わりの延長部分を前記第2の支持手段に巻回
してバランスコイルとした。この構成によれば、水平偏
向コイル用のボビン3に一体で形成されたバランスコイ
ル用のボビンを使用するのでバランスコイルを取り付け
るための個別の支持物が不要となる。したがって、偏向
ヨーク装置の構造が簡単となり、組立て時間が短縮でき
る。更に水平偏向コイルの巻き始めと巻き終わりの延長
部分を切断することなく、そのまま延ばして、バランス
コイルとして巻回する。したがって、バラスコイルを個
別に配線する作業が無くなると共に、水平偏向コイルと
バランスコイルに同一の巻線を使用することにより巻線
機における作業効率が向上する。テレビジョン受像機用
の偏向ヨーク装置に使用される水平偏向コイルとバラン
スコイルの巻き回数は多いので、本発明は有利である。
また、水平偏向コイルの線材を単線にすることにより、
デレビ受信機用の偏向ヨークを構成できる。
【0033】前記水平偏向コイルの線材をリッツ線など
の複線にすることにより、ディスプレイモニタ用の偏向
ヨークを構成できる。水平偏向コイルとバランスコイル
とを切断することなく同じ巻線で行うため、リッツ線な
どの複線における複雑な端末処理や接続個所が減少する
ので、作業時間が短縮し且つ信頼性が向上する。
【0034】本発明における偏向ヨークは、前記水平偏
向コイルと前記バランスコイルを巻回した後、前記第2
の支持手段を前記第1の支持手段から切り離し、前記第
2の支持手段を、前記第1の支持手段の任意の場所に取
り付ける構成とすることにより、水平偏向コイルとバラ
ンスコイルとを巻き上げた後にバランスコイル用のボビ
ンを切り取り、水平偏向コイル用のボビン上で任意の場
所に取り付けることができる。したがって、巻線後に、
バランスコイルを、調整しやすい場所や各コイル間の干
渉が少ない場所に配置できるという利点がある。また、
巻線時の水平偏向コイルボビンとバランスコイル用のボ
ビンの相対的な位置を、巻線機に対して、巻線作業の邪
魔にならないように決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)(b)は、本発明における実施の
形態1による偏向ヨーク装置の水平偏向コイルとバラン
スコイルの構成を示す図である。
【図2】 図2は、本発明における水平偏向コイルとバ
ランスコイルとの結線を示す図である。
【図3】 図3は、本発明における偏向ヨーク装置の全
体を示す。
【図4】 図4は、本発明における実施の形態2による
偏向ヨーク装置の全体を示す。
【図5】 図5は、本発明における実施の形態3による
偏向ヨーク装置水平偏向コイルが専用の巻線機で巻き上
げられた時の状態を示す。
【図6】 図6は、水平偏向コイルの巻線より引き出さ
れた巻線の線材がボビン5に巻回される様子を示す。
【図7】 図7は、各水平偏向コイルからのリード端末
A1、B1をボビン5に巻回した状態を示す。
【図8】 図8(a)(b)は、実施の形態3を示し、
図8(a)は、ボビン5とボビン3との結合構造を示す
側面図であり、図8(b)は、図8(a)に示す偏向ヨ
ークの背面図である。
【図9】 図9は、従来の偏向ヨーク装置の全体を示
す。
【図10】 図10は、従来の偏向ヨーク装置のバラン
スコイルユニットの構成を示す。
【図11】 図11は、従来の偏向ヨーク装置の水平偏
向コイルとバランスコイルとの結線を示す図である。
【符号の説明】
1a 上側水平偏向コイル、 1b 下側水平偏向コイ
ル、 2a、2b 端子、 3 水平偏向コイル用ボビ
ン、 4 バランスコイル、 7 垂直偏向コイル、
8 コア、 9 印刷配線基板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管のネック部に配置され、垂直方
    向に二分した取り付けられた第1の水平偏向コイル及び
    第2の水平偏向コイルと、前記陰極線管のネック部に沿
    うように形成された円筒状のコアと、一対の垂直偏向コ
    イルと、前記第1及び第2の水平偏向コイルと直列に接
    続され、インダクタンスの値を変化させて水平偏向電流
    を補正するバランスコイルとを有する偏向ヨークにおい
    て、前記水平偏向コイルの巻線を支持する第1の支持手
    段と、前記バランスコイルの巻線を支持する第2の支持
    手段とを含み、前記第1の支持手段と前記第2の支持手
    段とが一体構造に成形され、前記第1の支持手段に巻回
    した前記第1及び第2の水平偏向コイルの巻き始めと巻
    き終わりの延長部分を前記第2の支持手段に巻回してバ
    ランスコイルとすることを特徴とする偏向ヨーク装置。
  2. 【請求項2】 前記水平偏向コイルの線材が単線である
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏向ヨーク装置。
  3. 【請求項3】 前記水平偏向コイルの線材が複線である
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏向ヨーク装置。
  4. 【請求項4】 前記水平偏向コイルと前記バランスコイ
    ルを巻回した後、前記第2の支持手段を前記第1の支持
    手段から切除した後、前記第2の支持手段を、前記第1
    の支持手段の任意の場所に取り付けたことを特徴とする
    請求項2又は請求項3に記載の偏向ヨーク装置。
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