JPH10172471A - 偏向ヨーク及びカラー陰極線管表示装置 - Google Patents
偏向ヨーク及びカラー陰極線管表示装置Info
- Publication number
- JPH10172471A JPH10172471A JP32972096A JP32972096A JPH10172471A JP H10172471 A JPH10172471 A JP H10172471A JP 32972096 A JP32972096 A JP 32972096A JP 32972096 A JP32972096 A JP 32972096A JP H10172471 A JPH10172471 A JP H10172471A
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- Japan
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- vertical deflection
- coil
- deflection
- correction
- coils
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 図面に表示される縦線の横方向ミスコバーゼ
ンスにおいて、画面上下端及び画面上下左右端でずれる
方向と、画面中央上下部及び画面中央左右端部での方向
が互いに反対にずれるパターンを簡単な回路構成で補正
可能とする。 【解決手段】 垂直偏向コイル3a,3bと直列に、電
子銃10側に設けられた第1の補正コイル7a1,7b
1と、第2の補正コイル7a2,7b2とを巻回した補
助垂直偏向コイル7が接続され、このうち第2の補正コ
イル7a2,7b2に、所定の画面上下垂直偏向時に動
作する分流回路、具体的には抵抗15b,18a,18
b及びダイオード17a,17bで形成された第1の分
流回路と、抵抗15b,19a,19b及びダイオード
20a,20bで形成された第2の分流回路で形成され
たブリッジ回路が接続される。
ンスにおいて、画面上下端及び画面上下左右端でずれる
方向と、画面中央上下部及び画面中央左右端部での方向
が互いに反対にずれるパターンを簡単な回路構成で補正
可能とする。 【解決手段】 垂直偏向コイル3a,3bと直列に、電
子銃10側に設けられた第1の補正コイル7a1,7b
1と、第2の補正コイル7a2,7b2とを巻回した補
助垂直偏向コイル7が接続され、このうち第2の補正コ
イル7a2,7b2に、所定の画面上下垂直偏向時に動
作する分流回路、具体的には抵抗15b,18a,18
b及びダイオード17a,17bで形成された第1の分
流回路と、抵抗15b,19a,19b及びダイオード
20a,20bで形成された第2の分流回路で形成され
たブリッジ回路が接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インライン配列の
カラー陰極線管に取り付ける偏向ヨーク及びこの偏向ヨ
ークを使用するカラー陰極線管表示装置に係り、特にコ
ンバーゼンスの補正手段を備える偏向ヨーク及びカラー
陰極線管表示装置に関する。
カラー陰極線管に取り付ける偏向ヨーク及びこの偏向ヨ
ークを使用するカラー陰極線管表示装置に係り、特にコ
ンバーゼンスの補正手段を備える偏向ヨーク及びカラー
陰極線管表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバーゼンスの補正手段に関する従来
例として、例えば特開平8−154256号公報に記載
されたものがある。これは、一対の垂直偏向コイルの半
体毎のコイルを分割するべく中間タップを設け、垂直偏
向コイル本体の電流を分流し、ミスコンバーゼンスを補
正するものであった。
例として、例えば特開平8−154256号公報に記載
されたものがある。これは、一対の垂直偏向コイルの半
体毎のコイルを分割するべく中間タップを設け、垂直偏
向コイル本体の電流を分流し、ミスコンバーゼンスを補
正するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術では、垂
直偏向電流の分流制御回路が、垂直偏向コイルで構成さ
れ、中間タップを取り出して分割された垂直コイルの第
1のコイルと第2のコイルのそれぞれ一方のコイルだけ
で垂直偏向磁界を形成しようとするため、総合的な偏向
能力が低下し、偏向電流を供給する駆動電源回路の能力
が不足するという問題が生じた。
直偏向電流の分流制御回路が、垂直偏向コイルで構成さ
れ、中間タップを取り出して分割された垂直コイルの第
1のコイルと第2のコイルのそれぞれ一方のコイルだけ
で垂直偏向磁界を形成しようとするため、総合的な偏向
能力が低下し、偏向電流を供給する駆動電源回路の能力
が不足するという問題が生じた。
【0004】また、垂直偏向コイルの巻線の際、該当す
る巻数に到達した時点で、分流回路を接続するための中
間タップをコイルから引き出すのに巻線を一時停止し、
必要な長さの電線を処理する工程を経て、所定の巻数の
巻線を再開する方式が採用されている。
る巻数に到達した時点で、分流回路を接続するための中
間タップをコイルから引き出すのに巻線を一時停止し、
必要な長さの電線を処理する工程を経て、所定の巻数の
巻線を再開する方式が採用されている。
【0005】このために、垂直コイルの巻線設備に中間
タップの処理を行う機構を追加する必要があり、設備費
用が増大するという問題がある。また、従来設備の流用
が出来ないため、生産コストが高くなるという問題があ
る。
タップの処理を行う機構を追加する必要があり、設備費
用が増大するという問題がある。また、従来設備の流用
が出来ないため、生産コストが高くなるという問題があ
る。
【0006】また、巻線工程の途中で中間タップの処理
を行うため、1コイルを巻線する作業時間がかかり、一
つの設備当たりの生産数量が従来の設備よりも低下する
という問題がある。
を行うため、1コイルを巻線する作業時間がかかり、一
つの設備当たりの生産数量が従来の設備よりも低下する
という問題がある。
【0007】本発明はこのような問題を解決するもので
あり、その目的は、画面上下端と、画面中央上下部、及
び画面左右端上下部の横方向のミスコンバーゼンスを同
時に補正できるようにし、かつ、その補正量を自在に調
整できる偏向ヨーク及びカラー陰極線管表示装置を提供
することにある。
あり、その目的は、画面上下端と、画面中央上下部、及
び画面左右端上下部の横方向のミスコンバーゼンスを同
時に補正できるようにし、かつ、その補正量を自在に調
整できる偏向ヨーク及びカラー陰極線管表示装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、垂直偏向コイルと直列に接続された補助
垂直偏向コイルを有する副コアを電子銃側に装着し、そ
の補助垂直偏向コイルは、第1の補正コイルと、その第
1の補正コイルに直列に接続された第2の補正コイルを
有し、その第2の補正コイルには、垂直偏向電流に応じ
た所定のアンバランス磁界を生じさせる第1の制御分流
回路と、垂直偏向電流がある一定値に達したところから
初期の所定のアンバランス磁界とは逆方向の磁界を発生
させるための第2の制御分流回路とを接続したことを特
徴とするものである。
に、本発明は、垂直偏向コイルと直列に接続された補助
垂直偏向コイルを有する副コアを電子銃側に装着し、そ
の補助垂直偏向コイルは、第1の補正コイルと、その第
1の補正コイルに直列に接続された第2の補正コイルを
有し、その第2の補正コイルには、垂直偏向電流に応じ
た所定のアンバランス磁界を生じさせる第1の制御分流
回路と、垂直偏向電流がある一定値に達したところから
初期の所定のアンバランス磁界とは逆方向の磁界を発生
させるための第2の制御分流回路とを接続したことを特
徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は前述のような構成になっ
ており、ある一定サイズ以下の垂直偏向をするときに
は、第2の補正コイルには第1の制御分流回路が作用し
て、所定のアンバランスな制御電流が流れることにより
発生する偏向磁界によって、画面中央部上下、及び画面
左右端上下部の横方向のミスコンバーゼンスを補正す
る。
ており、ある一定サイズ以下の垂直偏向をするときに
は、第2の補正コイルには第1の制御分流回路が作用し
て、所定のアンバランスな制御電流が流れることにより
発生する偏向磁界によって、画面中央部上下、及び画面
左右端上下部の横方向のミスコンバーゼンスを補正す
る。
【0010】次に一定サイズ以上の垂直偏向をするとき
には、第2の制御分流回路が作用するため、第2の補正
コイルには前述のアンバランスな制御電流と逆のアンバ
ランスな制御電流が流れることにより発生する偏向磁界
によって、画面上下端での横方向のミスコンバーゼンス
が、前述の一定サイズ以下の垂直偏向のときに補正する
方向とは逆の方向に補正され、この結果、総合的に良好
なコンバーゼンスパターンを達成することができる。
には、第2の制御分流回路が作用するため、第2の補正
コイルには前述のアンバランスな制御電流と逆のアンバ
ランスな制御電流が流れることにより発生する偏向磁界
によって、画面上下端での横方向のミスコンバーゼンス
が、前述の一定サイズ以下の垂直偏向のときに補正する
方向とは逆の方向に補正され、この結果、総合的に良好
なコンバーゼンスパターンを達成することができる。
【0011】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るカラー
陰極線管表示装置の側面構成図である。同図に示すよう
に本発明による偏向ヨーク1は、水平偏向コイル2、垂
直偏向コイル3、主コア4、端子板5、副コア6、補助
垂直偏向コイル7等を有している。また、符号8はスタ
テックコンバーゼンスマグネット、9はカラー陰極線
管、10は電子銃、12は蛍光体を示している。
て説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るカラー
陰極線管表示装置の側面構成図である。同図に示すよう
に本発明による偏向ヨーク1は、水平偏向コイル2、垂
直偏向コイル3、主コア4、端子板5、副コア6、補助
垂直偏向コイル7等を有している。また、符号8はスタ
テックコンバーゼンスマグネット、9はカラー陰極線
管、10は電子銃、12は蛍光体を示している。
【0012】図2は、図1に示すカラー陰極線管表示装
置の背面構成図、即ち電子銃10側から見た図である。
副コア6は、カラー陰極線管9を挟み上下に配置された
コ字型の2個の磁性体からなる上側副コア6aと下側副
コア6bを有し、各副コア6a,6bには、補助垂直偏
向コイル7を構成する第1の補正コイル7a1と7b1
及び第2の補正コイル7a2と7b2が巻回されてい
る。また、垂直偏向コイル3はそれぞれ2つの半体(垂
直偏向コイル3a,3b)に分割されている。
置の背面構成図、即ち電子銃10側から見た図である。
副コア6は、カラー陰極線管9を挟み上下に配置された
コ字型の2個の磁性体からなる上側副コア6aと下側副
コア6bを有し、各副コア6a,6bには、補助垂直偏
向コイル7を構成する第1の補正コイル7a1と7b1
及び第2の補正コイル7a2と7b2が巻回されてい
る。また、垂直偏向コイル3はそれぞれ2つの半体(垂
直偏向コイル3a,3b)に分割されている。
【0013】図3は、水平偏向コイルの結線状態を示す
回路図である。水平偏向回路31に対して並列に接続さ
れた水平偏向コイル2a,2bの間に可変インダクタ1
1が接続されている。
回路図である。水平偏向回路31に対して並列に接続さ
れた水平偏向コイル2a,2bの間に可変インダクタ1
1が接続されている。
【0014】図4は、垂直偏向コイルの結線状態を示す
回路図である。垂直偏向コイル3a,3bは、固定抵抗
器13a,13bと可変抵抗器14によってブリッジ回
路を形成している。可変抵抗器14を調整することによ
り、垂直偏向コイル3a,3bに流れる電流をアンバラ
ンスにすることにより、図5(a)に示すコンバーゼン
スの補正を行う。図5(a)において、21B,21R
はミスコンバーゼンスを示す。
回路図である。垂直偏向コイル3a,3bは、固定抵抗
器13a,13bと可変抵抗器14によってブリッジ回
路を形成している。可変抵抗器14を調整することによ
り、垂直偏向コイル3a,3bに流れる電流をアンバラ
ンスにすることにより、図5(a)に示すコンバーゼン
スの補正を行う。図5(a)において、21B,21R
はミスコンバーゼンスを示す。
【0015】前記垂直偏向コイル3a,3bの一方は、
垂直偏向回路32の電源が接続されており、もう一方に
は補助垂直偏向コイル7のうち、第1の補正コイル7a
1,7b1と、固定抵抗器15aと、可変抵抗器16で
形成されたブリッジ回路が直列に接続されている。
垂直偏向回路32の電源が接続されており、もう一方に
は補助垂直偏向コイル7のうち、第1の補正コイル7a
1,7b1と、固定抵抗器15aと、可変抵抗器16で
形成されたブリッジ回路が直列に接続されている。
【0016】このブリッジ回路は、可変抵抗器16を調
整することによって、第1の補正コイル7a1,7b1
に流れる電流をアンバランスにすることで、図5(b)
に示すミスコンバーゼンスを補正する。
整することによって、第1の補正コイル7a1,7b1
に流れる電流をアンバランスにすることで、図5(b)
に示すミスコンバーゼンスを補正する。
【0017】垂直偏向コイル3a,3bのブリッジ回路
と、第1の補正コイル7a1,7b1のブリッジ回路は
必要に応じて設ければよく、削除してもよい。
と、第1の補正コイル7a1,7b1のブリッジ回路は
必要に応じて設ければよく、削除してもよい。
【0018】第1の補正コイル7a1,7b1の一方に
は第2の補正コイル7a2,7b2が接続されている。
その第2の補正コイル7a2,7b2には、固定抵抗器
15b、ダイオード17a,17b、固定抵抗器18
a,18bで形成された第1の制御分流回路と、固定抵
抗器15b、固定抵抗器19a,19b、ダイオード2
0a,20bで形成される第2の制御分流回路とから形
成されるブリッジ回路が接続されている。また、ブリッ
ジ回路は垂直偏向回路32に接続される。図6(a)
は、垂直偏向回路32から出力される垂直偏向電流Iv
の波形を示している。
は第2の補正コイル7a2,7b2が接続されている。
その第2の補正コイル7a2,7b2には、固定抵抗器
15b、ダイオード17a,17b、固定抵抗器18
a,18bで形成された第1の制御分流回路と、固定抵
抗器15b、固定抵抗器19a,19b、ダイオード2
0a,20bで形成される第2の制御分流回路とから形
成されるブリッジ回路が接続されている。また、ブリッ
ジ回路は垂直偏向回路32に接続される。図6(a)
は、垂直偏向回路32から出力される垂直偏向電流Iv
の波形を示している。
【0019】ダイオード20a,20bは、垂直偏向電
流Ivの最大振幅の±2分の1以上の電流が流れ、順方
向電圧が加わったときに導通するように設定してある
(ここでは、2分の1以上の電流としたが、本発明では
これに限るものではない)。
流Ivの最大振幅の±2分の1以上の電流が流れ、順方
向電圧が加わったときに導通するように設定してある
(ここでは、2分の1以上の電流としたが、本発明では
これに限るものではない)。
【0020】垂直偏向電流Ivが供給されると、ダイオ
ード17a,17b、固定抵抗器18a,18bで形成
された第1の制御分流回路が作動することによって、電
流Ivは第2の補正コイル7a2に流れる電流Ia〔図
6(b)参照〕と、第2の補正コイル7b2に流れる電
流Ib〔図6(c)参照〕とに分流する。
ード17a,17b、固定抵抗器18a,18bで形成
された第1の制御分流回路が作動することによって、電
流Ivは第2の補正コイル7a2に流れる電流Ia〔図
6(b)参照〕と、第2の補正コイル7b2に流れる電
流Ib〔図6(c)参照〕とに分流する。
【0021】カラー陰極線管9の画面の上方向に偏向す
る場合、垂直偏向振幅の上側2分の1(画面の上側2分
の1)までは、第2の補正コイル7a2に流れる電流I
aは、第2の補正コイル7b2に流れる電流Ibよりも
多くなり、第2の補正コイル7a2,7b2が発生する
磁界は、図7(a)の偏向磁界22のように、アンバラ
ンスな偏向磁界となり、電子銃10から放射された電子
ビーム23B,23Rはそれぞれ偏向力ベクトル24
B,24Rの方向に偏向される。
る場合、垂直偏向振幅の上側2分の1(画面の上側2分
の1)までは、第2の補正コイル7a2に流れる電流I
aは、第2の補正コイル7b2に流れる電流Ibよりも
多くなり、第2の補正コイル7a2,7b2が発生する
磁界は、図7(a)の偏向磁界22のように、アンバラ
ンスな偏向磁界となり、電子銃10から放射された電子
ビーム23B,23Rはそれぞれ偏向力ベクトル24
B,24Rの方向に偏向される。
【0022】垂直偏向振幅の上側2分の1以上を変更す
る場合は、電流Iaは電流Ibよりも小さくなり、第2
の補正コイル7a2,7b2が発生する磁界は、図7
(b)の偏向磁界25のようなアンバランスな偏向磁界
となり、電子銃10から放出された電子ビーム26B,
26Rは、それぞれ偏向力ベクトル27B,27Rの方
向に偏向される。
る場合は、電流Iaは電流Ibよりも小さくなり、第2
の補正コイル7a2,7b2が発生する磁界は、図7
(b)の偏向磁界25のようなアンバランスな偏向磁界
となり、電子銃10から放出された電子ビーム26B,
26Rは、それぞれ偏向力ベクトル27B,27Rの方
向に偏向される。
【0023】画面下方向への偏向を行う場合は、前述し
た内容と反対方向に作用する。これによって、第2の補
正コイル7a2,7b2に分流する電流Ia,Ibは、
図6(b),(c)に示す偏向電流波形となり、蛍光体
12上でのミスコンバーゼンスは、図8(a)のミスコ
ンバーゼンス28B,28Rのように横方向のずれを生
じ、垂直偏向振幅の上下2分の1(画面の上下2分の
1)以下と、2分の1以上の偏向でミスコンバーゼンス
に影響する方向が異なり、図8(b)に示すミスコンバ
ーゼンス29B,29Rのようなミスコンバーゼンスパ
ターンの補正が可能となる。
た内容と反対方向に作用する。これによって、第2の補
正コイル7a2,7b2に分流する電流Ia,Ibは、
図6(b),(c)に示す偏向電流波形となり、蛍光体
12上でのミスコンバーゼンスは、図8(a)のミスコ
ンバーゼンス28B,28Rのように横方向のずれを生
じ、垂直偏向振幅の上下2分の1(画面の上下2分の
1)以下と、2分の1以上の偏向でミスコンバーゼンス
に影響する方向が異なり、図8(b)に示すミスコンバ
ーゼンス29B,29Rのようなミスコンバーゼンスパ
ターンの補正が可能となる。
【0024】第1、第2の制御分流回路中の固定抵抗器
15b,18a,19a,18b,19bの定数を変更
することにより、ミスコンバーゼンスの補正量、及びダ
イオード20a,20bの導通時期を制御することが可
能である。
15b,18a,19a,18b,19bの定数を変更
することにより、ミスコンバーゼンスの補正量、及びダ
イオード20a,20bの導通時期を制御することが可
能である。
【0025】即ち、本発明によれば、ミスコンバーゼン
スパターンの状況に応じて、補正電流を制御することが
でき、ミスコンバーゼンスの良好な偏向ヨークを提供す
ることができる。
スパターンの状況に応じて、補正電流を制御することが
でき、ミスコンバーゼンスの良好な偏向ヨークを提供す
ることができる。
【0026】制御分流回路のダイオードの導通方向を、
図4に示す回路の方向と反対方向に設定することによ
り、図8(b)のミスコンバーゼンスパターンと逆のパ
ターンを補正することができる。
図4に示す回路の方向と反対方向に設定することによ
り、図8(b)のミスコンバーゼンスパターンと逆のパ
ターンを補正することができる。
【0027】さらに、第2の制御分流回路の固定抵抗器
19a,19bを、調整可能な可変抵抗器とすることに
より、前述の2分の1以上の偏向を行う際、分流した電
流Ia、電流Ibを調整することが可能で、ミスコンバ
ーゼンスの微細な調整ができる。
19a,19bを、調整可能な可変抵抗器とすることに
より、前述の2分の1以上の偏向を行う際、分流した電
流Ia、電流Ibを調整することが可能で、ミスコンバ
ーゼンスの微細な調整ができる。
【0028】本発明の実施の形態による偏向ヨークを備
えたカラー陰極線管表示装置によって以下の効果を得る
ことができる。
えたカラー陰極線管表示装置によって以下の効果を得る
ことができる。
【0029】補助垂直偏向コイル7によって形成した制
御分流回路で、簡便な方法で画面上下端と、画面中央上
下部、及び画面左右端上下部での横方向のミスコンバー
ゼンスの補正量をコントロールできる。
御分流回路で、簡便な方法で画面上下端と、画面中央上
下部、及び画面左右端上下部での横方向のミスコンバー
ゼンスの補正量をコントロールできる。
【0030】また、垂直偏向コイル本体の分割により制
御分流回路を形成する機構に比べ、垂直偏向電力の損失
の少ない回路で良好なミスコンバーゼンス特性が得られ
る。
御分流回路を形成する機構に比べ、垂直偏向電力の損失
の少ない回路で良好なミスコンバーゼンス特性が得られ
る。
【0031】大掛かりな巻線設備の変更を必要としない
従来設備で生産が可能である。また、垂直偏向コイル3
の巻線作業工程の途中で中間タップを引き出す作業を必
要としないため、効率よく生産することが可能であり、
設備投資などによる製造原価を低く抑え、安価な偏向ヨ
ークを提供することができる。
従来設備で生産が可能である。また、垂直偏向コイル3
の巻線作業工程の途中で中間タップを引き出す作業を必
要としないため、効率よく生産することが可能であり、
設備投資などによる製造原価を低く抑え、安価な偏向ヨ
ークを提供することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画面中央上下部の横方向のミスコンバーゼンスと反対方
向にずれた画面上下端の横方向ミスコンバーゼンスを補
正し、良好なコンバーゼンス特性を得ることができ、偏
向電力の劣化もなく、なおかつ、安価で簡単な構成の偏
向ヨーク、及びこの偏向ヨークを備えたカラー陰極線管
表示装置を提供することができる。
画面中央上下部の横方向のミスコンバーゼンスと反対方
向にずれた画面上下端の横方向ミスコンバーゼンスを補
正し、良好なコンバーゼンス特性を得ることができ、偏
向電力の劣化もなく、なおかつ、安価で簡単な構成の偏
向ヨーク、及びこの偏向ヨークを備えたカラー陰極線管
表示装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るカラー陰極線管表示
装置の側面構成図である。
装置の側面構成図である。
【図2】図1に示すカラー陰極線管表示装置の背面構成
図である。
図である。
【図3】水平偏向コイルの結線状態を示す回路図であ
る。
る。
【図4】垂直偏向コイルの結線状態を示す回路図であ
る。
る。
【図5】本発明に係る偏向ヨークの具体例の動作を説明
するためのミスコンバーゼンスパターンを示す図であ
る。
するためのミスコンバーゼンスパターンを示す図であ
る。
【図6】本発明に係る偏向ヨークの具体例の動作を説明
するための垂直偏向電流波形を示す図である。
するための垂直偏向電流波形を示す図である。
【図7】本発明に係る偏向ヨークの具体例の動作を説明
するための偏向コイルが発生する磁界と電子ビームにつ
いて示す図である。
するための偏向コイルが発生する磁界と電子ビームにつ
いて示す図である。
【図8】本発明に係る偏向ヨークの具体例の動作を説明
するためのミスコンバーゼンスパターンを示す図であ
る。
するためのミスコンバーゼンスパターンを示す図であ
る。
1 偏向ヨーク 2a,2b 水平偏向コイル 3a,3b 垂直偏向コイル 4 主コア 5 端子板 6 副コア 6a 上側副コア 6b 下側副コア 7 補助垂直偏向コイル 7a1 第1の上側補正コイル 7a2 第2の上側補正コイル 7b1 第1の下側補正コイル 7b2 第2の下側補正コイル 8 スタテックコンバーゼンスマグネット 9 カラー陰極線管 10 電子銃 11 可変インダクタ 12 蛍光体 13a,13b,15a,15b,18a,18b,1
9a,19b 固定抵抗器 14,16 可変抵抗器 17a,17b,20a,20b ダイオード 21B,21R,28B,28R,29B,29R ミ
スコンバーゼンス 22,25 偏向磁界 23B,23R,26B,26R 電子ビーム 24B,24R,27B,27R 偏向力ベクトル
9a,19b 固定抵抗器 14,16 可変抵抗器 17a,17b,20a,20b ダイオード 21B,21R,28B,28R,29B,29R ミ
スコンバーゼンス 22,25 偏向磁界 23B,23R,26B,26R 電子ビーム 24B,24R,27B,27R 偏向力ベクトル
Claims (3)
- 【請求項1】 垂直偏向コイルと直列に接続された補助
垂直偏向コイルを有する副コアを電子銃側に装着し、 その補助垂直偏向コイルは、第1の補正コイルと、その
第1の補正コイルに直列に接続された第2の補正コイル
を有し、 その第2の補正コイルには、垂直偏向電流に応じた所定
のアンバランス磁界を生じさせる第1の制御分流回路
と、垂直偏向電流がある一定値に達したところから初期
の所定のアンバランス磁界とは逆方向の磁界を発生させ
るための第2の制御分流回路とを接続したことを特徴と
する偏向ヨーク。 - 【請求項2】 請求項1記載において、前記第2の制御
分流回路を形成するブリッジ回路に調整可能な可変抵抗
器を接続したことを特徴とする偏向ヨーク。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の偏向ヨー
クを備えたことを特徴とするカラー陰極線管表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32972096A JPH10172471A (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 偏向ヨーク及びカラー陰極線管表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32972096A JPH10172471A (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 偏向ヨーク及びカラー陰極線管表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10172471A true JPH10172471A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18224521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32972096A Pending JPH10172471A (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 偏向ヨーク及びカラー陰極線管表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10172471A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020050806A (ko) * | 2000-12-22 | 2002-06-28 | 이형도 | 화면 불균형 개선 회로 |
-
1996
- 1996-12-10 JP JP32972096A patent/JPH10172471A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020050806A (ko) * | 2000-12-22 | 2002-06-28 | 이형도 | 화면 불균형 개선 회로 |
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