JPH05344373A - 糸巻き歪補正回路 - Google Patents

糸巻き歪補正回路

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Publication number
JPH05344373A
JPH05344373A JP14725192A JP14725192A JPH05344373A JP H05344373 A JPH05344373 A JP H05344373A JP 14725192 A JP14725192 A JP 14725192A JP 14725192 A JP14725192 A JP 14725192A JP H05344373 A JPH05344373 A JP H05344373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
current
vertical deflection
pincushion distortion
magnetic flux
Prior art date
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Pending
Application number
JP14725192A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Sasaki
幹雄 佐々木
Makoto Kawachi
誠 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH05344373A publication Critical patent/JPH05344373A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラウン管に対する垂直偏向位置を変えても
上下の糸巻き歪補正量が変わらないことを目的とする。 【構成】 ブラウン管の上部と下部に生じる糸巻き歪を
補正する可飽和リアクタの垂直偏向電流による磁束が通
る方向と同一方向に磁束を発生させるコイルを設け、コ
イルの一端を垂直偏向電流が流れる部分に接続し、コイ
ルのもう一方の端子を可変電源に接続することを特徴と
する糸巻き歪補正回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機や
モニタテレビジョンの糸巻き歪補正回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機は大型化とブ
ラウン管のフラット化の傾向にあり、それに伴いブラウ
ン管の上部と下部に生じる糸巻き歪(以下、上下糸巻き
歪と略す)が増大し、偏向コイルの磁界分布の操作だけ
では、コンバージェンスやピューリティへの影響から十
分な糸巻き歪の補正量を確保することができなくなって
おり、可飽和リアクタによる上下糸巻き歪補正回路が導
入されている。特にアスペクト比16:9のブラウン管
では画面が横方向に長いことから、上下糸巻き歪が目立
ち、その補正回路は重要な技術となってきた。
【0003】以下に従来の上下糸巻き歪補正回路ついて
説明する。図2は、従来の上下糸巻き歪補正回路を示す
ブロック図である。図2において、1は垂直出力回路、
LVは垂直偏向コイルで、L1、L2、L3からなるト
ランス3は可飽和リアクタである。また、L0はコンデ
ンサC0と共に上下糸巻き歪補正の位相を調整するコイ
ルであり、C1は結合コンデンサ、R1は帰還抵抗、V
0は抵抗R0と共に垂直偏向の上下位置を調整する可変
電源である。このように構成された従来の上下糸巻き歪
補正回路についてその動作を説明する。可飽和リアクタ
2は垂直偏向コイルLVと直列に接続されたコイルL2
と水平偏向のフライバックパルスに接続し、のこぎり波
電流を流すコイルL1とL3とにより構成されており、
図2に示すような接続となっている。また永久磁石によ
る磁束Φ0はコアが飽和する直前のバイアス磁束となる
ように調整されている。垂直偏向電流が0のとき、コイ
ルL1およびL3に流れる水平このぎり波電流によって
生じる磁束Φ1とΦ3は、コイルL1とL2の巻き数が
等しく、コイルL2について互いに反対方向であるため
にコイルL2には起電力が誘起しないが、垂直偏向電流
が流れるとコイルL2による磁束Φ2の方向が例えばコ
イルL1による磁束Φ1と同方向なら、コイルL3によ
る磁束Φ3に対しては逆方向となり、コイルL1による
磁束Φ1と逆方向なら、コイルL3による磁束Φ3に対
しては同方向となる。このとき、コイルL2による磁束
Φ2と同じ方向となる側のコアは飽和状態となり、逆の
方向となる側のコアは非飽和状態となるので非飽和状態
側のコアに巻かれたL1、L3のどちらかのコイルによ
る磁束がコイルL2を通ることになる。このようにして
コイルL2には水平偏向起電力が生じ、コイルL2に接
続される垂直偏向コイルLVには水平偏向電流としての
補正電流が重畳することになり、この補正電流はコイル
L2に流れる垂直偏向電流の方向と大きさに比例するの
で、ブラウン管の画面位置に応じて糸巻き歪が補正され
る。コイルL0とコンデンサC0は可飽和リアクタ2の
コイルL2の両端に生じた水平偏向起電力に対して直列
接続することにより、のこぎり波を上下糸巻き歪の補正
に必用なパラボラ波にするための共振回路で、コイルL
0の値をかえて、パラボラ波の位相を調整する。コンデ
ンサC1は結合コンデンサであり、単一電源で垂直偏向
出力回路を構成する場合、垂直偏向走査の後半では電源
として動作する。抵抗R1は帰還抵抗で、抵抗R1の両
端の電圧が一定となるように帰還をかけることにより、
垂直偏向電流が一定に保たれる。可変電源V0は抵抗R
0と共に垂直偏向の上下位置を調整機能を持ち、可変電
源V0の値をコンデンサC1の両端電圧よりも高くする
と垂直偏向をブラウン管の下方へ、低くすると上方へ移
動させることができ、垂直偏向の位置調整ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来例のような上下糸巻き歪補正回路では、垂直偏向
電流が0のときには上下糸巻き歪の補正電流が流れない
ように可飽和リアクタ2が構成されているため、ブラウ
ン管の中心と垂直偏向の電流が0の点が一致する場合に
は問題ないが、コンバージェンス調整のために偏向コイ
ルを上下に振ったり、ピューリティ調整で偏向中心が上
下に移動したりすると、垂直偏向コイルLVに可変電源
V0を調整して直流電流を流し、垂直偏向中心をブラウ
ン管の中心に合わせるため、ブラウン管の中心点で、垂
直偏向電流は0とならず、その分だけブラウン管の上部
と下部とで糸巻き歪の補正電流が異なることになり、例
えば、ブラウン管の上部では糸巻き歪補正が過補正とな
り、下部では補正が足らないというような問題を持って
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の糸巻き歪補正回路は、ブラウン管の上部と下
部に生じる糸巻き歪を補正する可飽和リアクタの垂直偏
向電流による磁束が通る方向と同一方向に磁束を発生さ
せるコイルを設け、コイルの一端を垂直偏向電流が流れ
る部分に接続し、コイルのもう一方の端子を可変電源に
接続する構成にしたものである。
【0006】
【作用】本発明は上記の構成によって、垂直偏向コイル
に直流電流を流して垂直偏向位置をかえた場合でも、垂
直偏向電流による磁束と同一方向に磁束を発生させるコ
イルに、垂直偏向位置をかえるに必用な直流電流を流す
ことで、上下糸巻き歪補正をブラウン管の上部と下部と
で等しくすることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例の糸巻き歪補正回路に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
実施例における糸巻き歪補正回路のブロック図を示すも
のである。図1において、1は垂直出力回路、LVは垂
直偏向コイルで、2のL1、L2、L3、L4からなる
トランスは可飽和リアクタである。また、L0はコンデ
ンサC0と共に上下糸巻き歪補正の位相を調整するコイ
ルであり、C1は結合コンデンサ、R1は帰還抵抗、V
0は抵抗R0と共に垂直偏向の上下位置を調整する可変
電源である。このように構成された実施例の上下糸巻き
歪補正回路についてその動作を説明するが、可飽和リア
クタ2のコイルL4とコイルL4の一端に接続された抵
抗R0と可変電源V0を除いては従来例と全く同一であ
るので説明を割愛する。コイルL4の一方の端子はコイ
ルL2に接続されており、コイルL2には垂直偏向電流
が流れるので、コイルL4に接続された抵抗R0を通し
て可変電源V0より直流電流を流すとその電流は垂直偏
向電流に重畳することになり、従来例と同様にブラウン
管に対する垂直偏向位置を変えることができる。しかし
ながら、可変電源V0によって流す電流による磁束はコ
イルL2とコイルL4とで互いに逆向きとなっているの
で、コイルL4の巻き数をコイルL2と同じにしておけ
ば打ち消し合ってコイルL2は可変電源V0による直流
電流の影響を受けなくすることができる。コイルL4は
垂直位置変更のための電流しか流さないのでコイルL2
に比べて細い線を使用することができ、可飽和リアクタ
2の形状を大きく変えなくて済む。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明の糸巻き歪補正回路
は ブラウン管の上部と下部に生じる糸巻き歪を補正す
る可飽和リアクタの垂直偏向電流による磁束が通る方向
と同一方向に磁束を発生させるコイルを設けたものであ
り、コイルの一端を垂直偏向電流が流れる部分に接続
し、コイルのもう一方の端子を可変電源に接続すること
により、垂直偏向位置調整のために垂直偏向電流に重畳
される直流電流の影響でブラウン管の上部と下部の糸巻
き歪の補正量が変わることを是正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における上下糸巻き歪補正回
路のブロック図
【図2】本発明の従来例における上下糸巻き歪補正回路
のブロック図
【符号の説明】
1 垂直出力回路 2 可飽和リアクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウン管の上部と下部に生じる糸巻き
    歪を補正する可飽和リアクタの垂直偏向電流による磁束
    が通る方向と同一方向に磁束を発生させるコイルを設
    け、コイルの一端を垂直偏向電流が流れる部分に接続
    し、コイルのもう一方の端子を可変電源に接続すること
    を特徴とする糸巻き歪補正回路。
JP14725192A 1992-06-08 1992-06-08 糸巻き歪補正回路 Pending JPH05344373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14725192A JPH05344373A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 糸巻き歪補正回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14725192A JPH05344373A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 糸巻き歪補正回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05344373A true JPH05344373A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15426007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14725192A Pending JPH05344373A (ja) 1992-06-08 1992-06-08 糸巻き歪補正回路

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JP (1) JPH05344373A (ja)

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