JP3156274B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JP3156274B2
JP3156274B2 JP15001591A JP15001591A JP3156274B2 JP 3156274 B2 JP3156274 B2 JP 3156274B2 JP 15001591 A JP15001591 A JP 15001591A JP 15001591 A JP15001591 A JP 15001591A JP 3156274 B2 JP3156274 B2 JP 3156274B2
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保修 桑原
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機など
に使用されるブラウン管に装着する偏向ヨークに関す
る。
【0002】
【従来の技術】偏向ヨークによって生じるミスコンバー
ゼンスを補正する方法として、3個の補正用コイルを装
着した一対のE形コアを、互いに陰極線管を挟んで対向
するように配置した構成のものがある。以下、従来の偏
向ヨークのコンバーゼンス補正装置について図面を用い
て説明する。
【0003】図12は補正用コイルを作るためのボビン
を示す。このボビン25に導線を巻くことによって補正
用コイルが作られ、図13に示すように3個の補正用コ
イルをE形コア11の突出部に装着し、このE形コア1
1および同様に補正用コイルを装着した他のE形コア1
2を、互いに陰極線管を挟んで対向するように偏向ヨー
クの小口径部に固定する。そして、各補正用コイルに偏
向電流を所望の量だけ流すことによって横一列になった
3本のビームの中の両サイドのビーム(Rビームおよび
Bビーム)とセンタービーム(Gビーム)を相反する方
向に微妙に曲げ、画面の左右及び上下においてRライン
およびBラインとGラインとを一致させる。
【0004】図14は補正用コイルの導線の端部を接続
した様子を示す。28は偏向ヨーク上に設けられた端子
であり、各補正用コイルの導線の端部はそれぞれ所定の
端子に半田付けによって接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
に各補正用コイルをE形コアに固定し、このE形コアを
偏向ヨークに固定する構成であると、製造工程の中でE
形コアを固定する際、各補正用コイルのリード線を一本
ずつ偏向ヨーク上の端子に接続する必要がある。すなわ
ち6個の補正用コイルの合計12本のリード線を接続す
る必要があり、このような作業は通常は手作業となり、
作業時間および工数が多くなってしまい、量産性が低下
してしまっていた。
【0006】本発明は上記課題を解決するものであり、
量産性を向上させ、しかもコンバーゼンス補正装置を備
えた偏向ヨ−クを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
発明は、補正用コイルにおいてはボビンに樹立された端
子ピンに巻線の端部を接続し、この補正用コイルを配線
用導電箔を備えた基板に固定するとともに上記端子ピン
と導電箔とを半田付けによって接続し、磁性コアを上記
ボビンに固定し、上記基板を水平偏向コイルおよび垂直
偏向コイルを備えた偏向ヨーク本体に固定した。
【0008】
【作用】以上のように構成したことにより、補正用コイ
ルは端子ピン貫通孔に挿入することによって確実に固定
されると共に基板上の導電箔によって他の回路や電流供
給源等に電気的に接続されることとなり、また、基板を
偏向ヨーク本体に固定することによって同時に補正用コ
イルが偏向ヨーク本体に固定されることとなる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。 図1は本発明の偏向ヨークの分解
斜視図であり、第1図において、1は水平偏向コイルお
よび垂直偏向コイルを備えた偏向ヨーク本体である。2
はコンバーゼンス補正装置を納める箱形の収容部であ
る。3はコンバーゼンス補正装置用の基板であり、基板
3の中央には陰極線管のネック部が貫通する開口4が形
成されている。5,6,7,8,9,10はコンバーゼ
ンス補正のためのコイル(以下補正用コイルとする)、
11および12はコンバーゼンス補正のためのE形コア
である。13および14は基板3の脱落を防止するため
に収容部2に形成された係合部であり、基板3を収容部
2内に収容すると係合部13,14がE形コア11,1
2の縁に係合し、基板3が収容部2内に固定される。
【0010】図2は補正用コイル5の斜視図である。1
5はボビン、16はボビン15に巻かれた導線、17は
ボビン15に樹立された端子ピンである。導線16の端
部は端子ピン17に巻き付けられ半田付けによって固定
される。他の補正用コイル6,7,8,9,10はすべ
てこの補正用コイル5とほぼ同様な構成であるので詳細
な説明は省略する。また各補正用コイルの巻線の巻き数
はそれぞれ設計によって決定される。
【0011】図3は補正用コイルを基板3に装着する様
子を示す斜視図である。端子ピン17が貫通するための
端子ピン貫通孔19が基板3の所定の箇所に設けられて
いる。各補正用コイルはその端子ピンを端子ピン貫通孔
19に装着し、図4に示すように半田18によって固定
される。図5は基板3の表面を、また図6は基板3の裏
面をそれぞれ示す。基板3の裏面には、各補正用コイル
の端子ピンを互いに接続するための導電箔20が複数設
けられており、この導電箔はリード線(図示せず)によ
って他の回路や電流供給源等に電気的に接続される。各
補正用コイルを基板に装着することにより、各補正用コ
イルはこれらの導電箔20によって互いに直列に接続さ
れ、またこのように直列接続されたコイル郡は導電箔2
0および導電箔20に接続されたリード線によって他の
回路や電流供給源等に電気的に接続されることとなる。
【0012】図7はボビン15を示す斜視図、図8はボ
ビン15の底面を示す図である。21はボビン15の端
子ピン樹立部の近辺に形成された切り欠きであり、線1
6の端部を端子ピン17に巻き付ける際に利用される。
すなわち巻き線工程では、まず図9に示すようにボビン
15の片側の切り欠き21に導線16の端部を通し、そ
して図10に示すように導線16の端部を外側から端子
ピン17に巻き付ける。次に導線16をコイル形成部2
2へ所定の回数巻き付ける。そしてコイル形成部22へ
の巻き付けが終了すると、導線16の端部を反対側の端
子ピン17に前記同様に巻き付ける。
【0013】そしてこのように作られた各補正用コイル
6,7,8,9,10は前述のように基板3に装着され
て半田付けによって機械的に固定されるとともに各補正
用コイルは導電箔20に電気的に接続される。すなわち
各補正用コイル6,7,8,9,10の端子ピンを端子
ピン貫通孔19に挿入し、半田ディップ工程に送る。補
正用コイル5,6,7は基板3上の一方側に並列的に並
べられ、また補正用コイル8,9,10は基板3の他方
側にそれぞれ補正用コイル5,6,7に対して向い合わ
せとなるように並列的に並べられる。そして、E形コア
11の各突出部をそれぞれ補正用コイル5,6,7のそ
れぞれのボビンに挿入し、E形コア11を固定する。ま
た同様にE形コア12の各突出部をそれぞれ補正用コイ
ル8,9,10のそれぞれのボビンに挿入し、E形コア
12を固定する。E形コア11,12の装着が完了する
と、基板3を収容部2内に収容し、固定する。
【0014】図11は、偏向ヨークのコンバーゼンス補
正装置の部分を示す断面図であり、基板を偏向ヨーク本
体に固定することによって同時に補正用コイルが偏向ヨ
ーク本体に固定されると共に、E形コア11,12は互
いに陰極線管を挟んで対向することとなる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、補正用コイルに
おいてはボビンに樹立された端子ピンに巻線の端部を接
続し、この補正用コイルを配線用導電箔を備えた基板に
固定するとともに上記端子ピンと導電箔とを半田付けに
よって接続し、磁性コアを上記ボビンに固定し、上記基
板を水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルを備えた偏向
ヨーク本体に固定したことにより、補正用コイルは基板
上の導電箔によって他の回路や電流供給源等に電気的に
接続されることとなり、従来のように多数のリード線を
手作業で接続する必要がなくなり、作業時間および工数
を大幅に低減出来、量産性を大きく向上させることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏向ヨークの分解斜視図
【図2】同実施例における偏向ヨークの補正用コイルの
斜視図
【図3】同実施例における補正用コイルを基板に装着す
る様子を示す斜視図
【図4】同実施例における補正用コイルおよび基板の要
部断面図
【図5】同実施例における基板の平面図
【図6】同実施例における基板の底面図
【図7】同実施例における補正用コイルのボビンの斜視
【図8】同ボビンの底面図
【図9】同ボビンに巻き線を行う様子を示す要部斜視図
【図10】同ボビンに巻き線を行う様子を示す要部斜視
【図11】同実施例における偏向ヨークの要部断面図
【図12】従来の偏向ヨークのコンバーゼンス補正装置
に用いられるボビンの斜視図
【図13】従来のコンバーゼンス補正装置の構成を示す
説明図
【図14】従来のコンバーゼンス補正装置の結線図
【符号の説明】
1 偏向ヨーク本体 2 収容部 3 基板 4 開口 5,6,7,8,9,10 補正用コイル 15 ボビン 16 導線 17 端子ピン 18 半田 19 端子ピン貫通孔 20 導電箔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子ピンと前記端子ピンの近部に設けた
    切り欠きとを有する筒状ボビンに導線を巻回し、前記導
    線の端部を前記切り欠きを経て前記端子ピンに接続して
    形成した補正用コイルと、中央部に開けた 開口と所定の位置に開けた複数の端子ピ
    ン貫通孔と所定の前記端子ピン貫通孔の間に形成した配
    線用の導電箔とを有する配線基板と、E字状に形成された磁性コアと、 係合部を形成した収容部とを有する偏向ヨークであっ
    て、 前記補正用コイルの前記端子ピンを前記配線基板の前記
    端子ピン貫通孔に挿入して接続した後、前記磁性コアの
    突出部を前記補正用コイルの前記筒状ボビンに挿入し
    て、前記配線基板を前記収容部の前記係合部に係合させ
    て固定したこと を特徴とする偏向ヨーク。
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