JPH07312183A - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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Publication number
JPH07312183A
JPH07312183A JP10144094A JP10144094A JPH07312183A JP H07312183 A JPH07312183 A JP H07312183A JP 10144094 A JP10144094 A JP 10144094A JP 10144094 A JP10144094 A JP 10144094A JP H07312183 A JPH07312183 A JP H07312183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
end side
conductor
misconvergence
deflection yoke
Prior art date
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Pending
Application number
JP10144094A
Other languages
English (en)
Inventor
Junro Nagano
淳郎 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10144094A priority Critical patent/JPH07312183A/ja
Publication of JPH07312183A publication Critical patent/JPH07312183A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミスコンバーゼンスの補正用コイルの導線を
プリント基板などの端子板に配線する際に電位差の高い
コイルの巻始め側導線と巻終り側導線の接触を防止し、
信頼性を高める。 【構成】 補正コイルの巻始め側と巻終り側のいずれか
一方の導線のプリント基板15への接続の経路に、傾斜
したスリットを形成する複数の突起体20を立設し、巻
始め側または巻終り側のいずれか一方の導線群を突起体
20のスリットに引き回し、かつ、いずれか他方の導線
群を突起体20の上端面に這わせる構成により、電位差
のある導線間の接触ショートによる補正回路の機能停止
の危険を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機のブ
ラウン管などに装着する偏向ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機の高精度化へ
の要求に応じて、偏向ヨークについてもミスコンバーゼ
ンスを低減した技術開発がなされ、各種の補正回路が設
けられている(例えば、特開平3−283238号公報
参照)。
【0003】また、偏向ヨークの偏向コイルや補正回路
の補正コイルの巻線を安定化させて、偏向ヨークの磁気
的特性を良化し、品質性能の安定と生産性の向上を図っ
た工夫がなされている(例えば、特開平4−47634
号公報参照)。
【0004】以下に従来の偏向ヨークについて説明す
る。図5に示すように、水平偏向コイルの銅線1は巻線
用の樹脂枠であるスリットボビン2に巻線されている。
そのスリットボビン2の外周部に配設されているフェラ
イトコア3には、垂直偏向コイルが巻線されている。ま
た、ブラウン管のネック部側には偏向ヨークをブラウン
管に固定するネックカバー4が配設されている。
【0005】偏向ヨークのミスコンバーゼンスについて
説明する。図6(a)の実線5はブルー(BLUE)の
ビームを、点線6はレッド(RED)のビームを表す
が、画面上下の横線の垂直方向のミスコンバーゼンス7
をYVと呼び、画面中央の上下の縦線の水平方向のミス
コンバーゼンス8をYHと呼ぶ。また図6(b)の実線
はグリーン(GREEN)を、点線はレッド及びブルー
を表し、画面上下の横線のグリーンの実線9とレッド及
びブルーの点線10のミスコンバーゼンス11をV.
C.R.と呼ぶ。
【0006】次にこれらのミスコンバーゼンスの補正コ
イルについて説明する。図7および図8に示すように、
ミスコンバーゼンスYHを補正するのが4重極コイル1
2であり、2本の導線でコイルを形成した構成で垂直偏
向電流ののこぎり波の正負により別々の導線を電流が流
れ、各々画面の上と下のミスコンバーゼンスYHの補正
を行うべく磁界を発生する。
【0007】またミスコンバーゼンスYVとV.C.
R.の補正は6極コイル13で行い、4重極コイル12
とは別シリーズでコイルを形成する。補正コイルはブラ
ウン管軸を挟んで、内側に4重極コイル12が4個、外
側に6極コイル13が6個配設してあり、4重極コイル
12は4個のコイルを、6極コイル13は6個のコイル
を小さな巻線用の溝を形設したボビン14にシリーズ的
に巻線した構成としている。そして、補正コイルの導線
端はコンバーゼンス補正回路を有するプリント基板15
上のむくピン16に絡めて半田ディップなどにより半田
付けして接続されている。4重極コイル12と6極コイ
ル13を搭載したとき、点線で示したスタート(巻始
め)側の導線17aで3本、実線で示したエンド(巻終
り)側の導線17bで3本の導線端が発生し、また、ブ
ラウン管軸を挟む左右のコイル群の接続をプリント基板
15上で行っているので、スタート側とエンド側で各3
本ずつの導線端が増え、計12本の導線のプリント基板
15への引き回しが必要になり、プリント基板15の手
前においては導線17a,17bがかなり繁雑に交差し
た構成となる。
【0008】配線用リブ18はプリント基板15上の各
むくピン16へ導線17a,17bを配線していくとき
に導線17a,17bの経路を定めるものである。
【0009】補正コイルの導線はポリウレタンが皮膜と
して用いられているが、皮膜の劣化や傷などが発生し、
電位差が数ボルトあるスタート側とエンド側の導線が接
触ショートしたとき、補正機能が停止し、ミスコンバー
ゼンスYV、YH、V.C.R.が異常に大きくなって
しまう。
【0010】接触ショートを防止する対策として、スタ
ート側またはエンド側のいずれか一方の導線群を配線し
た後に一枚の絶縁テープ19を貼り、その絶縁テープ1
9の上から他方の導線群を配線する構成としていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、絶縁テープ19を貼る工数の発生や、偏
向ヨーク自体の温度が100℃近くまで上昇して絶縁テ
ープ19が劣化し、スタート側の導線群とエンド側の導
線群が接触ショートし、ミスコンバーゼンスの補正機能
が停止するという問題点を有していた。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、スタート側の導線群とエンド側の導線群の相互間の
接触ショートを防止し、ミスコンバーゼンスの補正機能
の信頼性を向上した偏向ヨークを提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の偏向コイルは、補正コイルのスタート側また
はエンド側のいずれか一方の導線のプリント基板などの
端子板への接続の経路に、傾斜したスリットを形成する
複数の突起体を立設した構成としたものである。
【0014】
【作用】この構成において、突起体のスリットにスター
ト側またはエンド側の一方の導線群を引き回し、突起体
の上端面にエンド側またはスタート側の他方の導線群を
這わせ、スタート側とエンド側の導線が相互に接触しな
いこととなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0016】本発明の一実施例において、前述の従来例
について説明した構成部分と同じ部分については同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0017】図1及び図2に示すように、本実施例の特
徴とするところは、前述従来の構成にネックカバー4上
に傾斜したスリットを形成する複数の突起体20を付加
したことにある。すなわち、ノリルで射出成形したネッ
クカバー4のプリント基板15の取付部の前庭にネック
カバー4と一体成形した高さが約3mmで長さが約7m
mの接触防止用の突起体20を形設し、図3及び図4に
示すように、実線で示したエンド側の導線17bを突起
体20のスリットに引き回し、かつ、点線で示したスタ
ート側の導線17aを突起体20の上端面に這わせて、
スタート側の導線17aとエンド側の導線17bを相互
に接触させない構成としている。なお、スタート側の導
線17aをスリットに引き回し、エンド側の導線17b
を上端面に這わせる構成としてもよいことはいうまでも
ない。
【0018】以上のように本実施例によれば、補正コイ
ルのプリント基板15などの端子板への接続の経路で、
スタート側またはエンド側のいずれかの導線17aまた
は17bを導く傾斜したスリットを形成する複数の突起
体20を立設し、その傾斜にそった経路の一方の導線群
は突起体20のスリット間を通し、かつ、他方の導線群
は突起体20の上端面を這わせることにより、スタート
側とエンド側の導線17aと17b間の接触を防止する
ことができ、補正コイルの誤動作の危険性を回避するこ
とができ、従来例のように絶縁テープ19を貼る工数も
不必要となる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、補正コイルのスタート側またはエンド側のいずれか
一方の導線のプリント基板などの端子板への接続の経路
に、傾斜したスリットを形成する複数の突起体を立設し
た構成により、スタート側の導線群とエンド側の導線群
の相互間の接触ショートを防止し、ミスコンバーゼンス
の補正機能の信頼性を向上した優れた偏向ヨークを実現
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の偏向ヨークの補正
コイルの導線端を省いて示した上面図 (b)は(a)の要部斜視図
【図2】同偏向ヨークの側面略図
【図3】同偏向ヨークの補正コイルの導線端の巻線状態
を示した要部斜視図
【図4】同偏向ヨークの要部上面図
【図5】従来の偏向ヨークの断面略図
【図6】同偏向ヨークのテストパターンを用いたミスコ
ンバーゼンスの説明図
【図7】同偏向ヨークの補正コイルの導線端を省いて示
した上面図
【図8】同偏向ヨークの補正コイルの導線端の巻線状態
を示した要部斜視図
【符号の説明】
4 ネックカバー 12 4重極コイル(補正コイル) 13 6極コイル(補正コイル) 15 プリント基板 20 突起体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウン管のネックカバー上に補正コイ
    ルを有する偏向ヨークであって、補正コイルの巻始め側
    または巻終り側のいずれか一方の導線のプリント基板な
    どの端子板への接続の経路に、傾斜したスリットを形成
    する複数の突起体を立設したことを特徴とする偏向ヨー
    ク。
JP10144094A 1994-05-17 1994-05-17 偏向ヨーク Pending JPH07312183A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10144094A JPH07312183A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 偏向ヨーク

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JP10144094A JPH07312183A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 偏向ヨーク

Publications (1)

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JPH07312183A true JPH07312183A (ja) 1995-11-28

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ID=14300758

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JP10144094A Pending JPH07312183A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 偏向ヨーク

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JP (1) JPH07312183A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2342225A (en) * 1998-09-30 2000-04-05 Samsung Electro Mech Deflection yoke for a cathode ray tube
KR20020038829A (ko) * 2000-11-18 2002-05-24 전형구 편향요크
KR100405212B1 (ko) * 2001-07-23 2003-11-12 삼성전기주식회사 편향요크

Cited By (4)

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GB2342225A (en) * 1998-09-30 2000-04-05 Samsung Electro Mech Deflection yoke for a cathode ray tube
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