JP2002093041A - 光ディスク用記録機及びその制御方法 - Google Patents

光ディスク用記録機及びその制御方法

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JP2002093041A
JP2002093041A JP2000286038A JP2000286038A JP2002093041A JP 2002093041 A JP2002093041 A JP 2002093041A JP 2000286038 A JP2000286038 A JP 2000286038A JP 2000286038 A JP2000286038 A JP 2000286038A JP 2002093041 A JP2002093041 A JP 2002093041A
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buffer
optical disk
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JP2000286038A
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Takeshi Negi
健 根木
Takashi Okumura
孝 奥村
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオ装置10において、ダビング中の
バッファ17におけるデータのオーバーフローを防止す
る。 【解決手段】 ダビング中、ディスプレー25には、バ
ッファ17の記憶残量が、記憶量及び記憶残量の比が記
憶量割合部分31及び記憶残量割合部分32の縦方向長
さの比となるバーグラフ30で表示される。ユーザは、
ディスプレー25における記憶残量を見て、記憶残量の
少ない場合には、オーディオ装置10の移動などの措置
をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MD(ミニディス
ク)などの記録自在の光ディスクへデータを記録する光
ディスク用記録機及びその制御方法に関し、特にデータ
をバッファに一時蓄積してから光ディスクへデータを記
録する光ディスク用記録機及びその制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】MDなどの光ディスクへオーディオを記
録するオーディオ装置では、記録すべきデータの流入速
度と現実の記録速度との時々刻々の差異の変化を吸収し
て、現実の記録を支障なく実施するために、記録すべき
データをバッファに一時蓄積してから、光ディスクに記
録しているようにしている。例えば、CD(コンパクト
ディスク)からMDへ楽曲をダビングするオーディオ装
置では、ダビング中、MD記録部におけるデータ記録部
位が飛び飛びになってい離れている場合には、MDへの
データの記録が一時的に中断されるが、記録の一時中断
中のデータは、記録の一時中断中もバッファへ一時蓄積
されており、データの喪失は防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】CDからMDへの倍速
ダビングでは、バッファへのデータの流入速度が標準速
の2倍となる。また、振動の多い場所にオーディオ装置
が配置されているときは、振動のために、光スポットの
トラッキングが乱れ、MDへの記録中断時間が増大す
る。このように、バッファへのデータ流入速度の増大し
て、MDへの記録中断時間が増大すると、バッファの記
憶容量によってはダビングデータがバッファにおいてオ
ーバーフローしてしまい、一部データが、消失されて、
MDへ記録されない事態が起こる。このような場合、ユ
ーザは、ダビング中は、バッファにおけるデータのオー
バーフローに気付かず、記録の終わったMDを後に再生
して初めて音切れを知ることになる。バッファの容量を
増やす方策もあるが、コスト上、不利である。
【0004】本発明の目的は、バッファの容量を節約し
つつ、データ記録時のバッファにおけるデータのオーバ
ーフローに対処できる光ディスク用記録機及びその制御
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明の光ディスク
用記録機によれば、光ディスクへのデータの記録に先立
ち該データをバッファに一時蓄積させ、該バッファに一
時蓄積させたデータを先入れ先出しにより光ディスクに
記録するようになっている。該光ディスク用記録機は、
バッファの記憶残量に係る情報を提示する提示手段を有
している。
【0006】光ディスク用記録機には、例えばオーディ
オを記録するオーディオ装置、及びビデオとオーディオ
との両方を記録するビデオ装置が含まれる。光ディスク
に記録するデータには、例えばオーディオデータ及びビ
デオデータ、並びにそれに付随する情報データとしての
例えばテキストデータが含まれる。光ディスクとは例え
ばMDであり、バッファへ記録するデータは例えば楽曲
のダビングの際のCDの再生データである。また、バッ
ファとは例えばRAMである。第1の発明が適用されC
DからMDへのダビング可能なオーディオ装置の典型で
は、標準速のダビングの他に、例えば2倍速などの倍速
ダビングが可能であるとする。
【0007】記憶残量に係る情報の提示が例えば視覚表
示による提示である場合、視覚表示の態様には、例え
ば、記憶残量を数値、文字、及びグラフにより示す態様
が含まれる。バッファの記憶残量に係る情報には、バッ
ファの記憶残量を数値表示(例:100kbit)する
以外に、バッファの総記憶容量に対するバッファの記憶
残量の割合を百分率や小数で表示するものが含まれる。
バッファの記憶残量に係る情報には、また、バッファの
記憶残量を直接、示す情報だけでなく、バッファの記憶
残量とは関数関係にある記憶量を示し、すなわち間接的
にバッファの記憶残量を示す情報も含まれるものとす
る。
【0008】光ディスク用記録機が例えば振動の多い場
所に配置され、光ディスクへの今回の記録が例えば2倍
速などの倍速ダビングである場合には、光ディスクへの
データの記録中断が頻繁に起こり、バッファからの一時
蓄積データの引出しが滞るとともに、バッファへのデー
タ流入速度が増大する。結果、バッファにデータのオー
バーフローが起こり易い状況になる。第1の発明では、
提示手段がバッファの記憶残量に係る情報を提示するの
で、ユーザは、該提示よりバッファの記憶残量を知り、
該記憶残量の少ない場合には、バッファのオーバーフロ
ーに対処するために、振動の少ない場所へ光ディスク用
記録機を移動するなど、適切な措置を速やかに行うこと
ができる。
【0009】第2の発明の光ディスク用記録機によれ
ば、第1の発明の光ディスク用記録機において、提示手
段は、情報を視覚表示及び/又は音出力する手段であ
る。
【0010】音出力には、音声による出力だけでなく、
ブザー音などの音響音も含む。なお、CDからMDへの
楽曲のダビング中、再生音は、ミュート状態にされて、
スピーカから出力しないことにして、記憶残量に係る情
報用の音出力のみをスピーカから出力するようにする
と、ユーザは記憶残量に係る情報を再生音に邪魔される
ことなく明確に認知することができる。
【0011】第3の発明の光ディスク用記録機によれ
ば、第1又は第2の発明の光ディスク用記録機におい
て、バッファの記憶残量に係る情報は、記憶残量が所定
値未満となっているか否かの情報である。
【0012】こうして、バッファの記憶残量が所定値未
満になると、それがユーザに通知されることになるの
で、ユーザは、光ディスクへの現在の記録についてなん
らかの措置が必要であるときのみ、バッファにおける記
憶残量の不足を知らされるので、緊急性のない情報は知
らないままで済ませることができる。
【0013】第4の発明の光ディスク用記録機によれ
ば、第1〜第3のいずれかの発明の光ディスク用記録機
において、バッファの記憶残量に係る情報は、光ディス
ク用記録機の場所を移動すべき旨の注意情報を含む。
【0014】ユーザは、光ディスク用記録機の場所を移
動すべき旨の具体的措置を通知されるので、一般のユー
ザも適切な措置を行うことができる。
【0015】第5の発明の光ディスク用記録機の制御方
法によれば、光ディスクへのデータの記録に先立ち該デ
ータをバッファに一時蓄積させ、該バッファに一時蓄積
させたデータを先入れ先出しにより光ディスクに記録す
るようになっている。該制御方法において、バッファの
記憶残量に係る情報が提示されるようになっている。
【0016】第6の発明の光ディスク用記録機の制御方
法によれば、第5の発明の光ディスク用記録機の制御方
法において、バッファの記憶残量に係る情報の提示は、
情報を視覚表示及び/又は音出力により行われる。
【0017】第7の発明の光ディスク用記録機の制御方
法によれば、第6又は第7の発明の光ディスク用記録機
の制御方法において、バッファの記憶残量に係る情報
は、記憶残量が所定値未満となっているか否かの情報で
ある。
【0018】第8の発明の光ディスク用記録機の制御方
法によれば、第5〜第7のいずれかの発明の光ディスク
用記録機の制御方法において、バッファの記憶残量に係
る情報は、光ディスク用記録機の場所を移動すべき旨の
注意情報を含む。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1はオーディオ装置10に
おいてCD12からMD20への楽曲のダビングに関わ
る主要部のブロック図である。CD再生部11は、チャ
ッキング中のCD12を再生し、再生オーディオに係る
ディジタル信号としてのデータを音声データ処理部15
へ出力する。音声データ処理部15は、DSP(ディジ
タルシグナルプロセッサ)を含み、CD再生部11から
入力されるオーディオデータをATRAC(登録商標)
で圧縮し、圧縮後のディジタル信号をバッファ17へ出
力する。バッファ17は、所定の記憶容量をもち、音声
データ処理部15から入力されるデータを一時蓄積し、
一時蓄積中のデータを先入れ先出し方式でMD録再部1
9へ出力する。MD録再部19は、バッファ17から先
入れ先出し方式で読み出したデータをチャッキング中の
MD20に記録する。システムコントローラ23は、C
D12の楽曲をMD20へダビングする処理を含む種々
の処理において、それら処理に関係する制御信号をCD
再生部11、音声データ処理部15、バッファ17、及
びMD録再部19へ出力する。バッファ17は、現在の
記憶残量の情報をシステムコントローラ23へ出力す
る。キー24は、ユーザにより操作され、ユーザの操作
したキーに対応する信号がシステムコントローラ23を
出力される。ユーザは、キー24の操作を介して指示を
オーディオ装置10に出すようになっている。ディスプ
レー25は、システムコントローラ23から入力したデ
ータに係る情報を表示する。
【0020】このオーディオ装置10は、CD12から
MD20への楽曲のダビングを標準速の他に2倍速、さ
らには4倍速などの倍速で実施可能としている。2倍速
や4倍速などのダビングでは、ダビング時間は約1/2
及び約1/4と短縮され、ユーザに便利である。また、
倍速のダビングでは、MD録再部19におけるMD20
の記録速度に対応して、CD再生部11におけるCD1
2の再生速度も増大し、それら再生したデータは音声デ
ータ処理部15における所定の処理を経てバッファ17
に一時蓄積されることになり、バッファ17へのデータ
流入速度が増大し、その分、バッファ17の記憶残量が
減少し、バッファ17においてデータのオーバーフロー
が起こり易い状況になる。一方、オーディオ装置10が
振動の多い場所に置かれた場合には、MD録再部19に
おけるMD20の記録が不安定になり、すなわちトラッ
キングの外れが頻繁に生じて、記録中断時間が増大し、
バッファ17からのデータ流出速度が低下し、バッファ
17においてデータのオーバーフローが生じ易い状況に
なる。もしバッファ17においてデータのオーバーフロ
ーが生じた場合には、MD20には記録データ無しで記
録が進行してしまうことになり、ユーザが後でMD20
を再生したときに音切れが生じることになる。したがっ
て、バッファ17におけるデータのオーバーフローを回
避する必要がある。
【0021】このオーディオ装置10では、MD録再部
19においてMD20にデータを記録している期間、デ
ィスプレー25には、バッファ17の記憶残量が表示さ
れるようになっている。図2はダビング中にディスプレ
ー25に表示されるバッファ17の記憶残量情報の表示
例を示している。図2(a)では、記憶残量情報がバー
グラフ30で表示される。バーグラフ30の横方向長さ
がバッファ17の全体の記憶容量を表し、記憶量及び記
憶残量は、相互に色分けされて、かつ両者の比に応じた
横方向長さで表示され、また、バーグラフ30には好ま
しくは等間隔で目盛り線が付けられて、記憶量及び記憶
残量の比の値が該目盛り線を目安にユーザが判断し易く
なるようにする。なお、図2(a)では、バーグラフ3
0は横長になっているが、ディスプレー25の寸法や他
の表示との配置関係によっては、バーグラフ30を縦長
にして、記憶量及び記憶残量の比は記憶量割合部分31
及び記憶残量割合部分32の縦方向長さの比で表示する
こともできる。図2(a)において記憶量割合部分31
及び記憶残量割合部分32の横方向長さの比は時々刻々
の記憶量及び記憶残量の比を反映するものになってい
る。図2(b)では、記憶量がバッファ17の総記憶量
に対する現在の記憶量の割合を百分率で表示される。記
憶残量は記憶量に対して(100−記憶量の割合の百分
率)%の関係にあるので、記憶量は間接的に記憶残量情
報を表していることになる。図2(c)では、記憶残量
がバッファ17の総記憶量に対する現在の記憶残量の割
合を百分率で表示される。ユーザは図2(a)、
(b)、又は(c)の表示を見て、バッファ17がデー
タのオーバーフローを起こす恐れがあると判断すると、
オーディオ装置10を振動の少ない場所へ移動して、実
際にデータのオーバーフローが起こるのを回避する。図
2(d)では、バッファ17の記憶残量が所定値未満に
なると、”本機を振動の少ない場所へ移動してくださ
い。”などのユーザへの具体的指示が表示される。ユー
ザは、具体的指示が与えられるので、どう対処したらよ
いかを考えずに済む。
【0022】なお、図示は省略しているが、記憶残量情
報として、図2(b)及び(c)の数値表示に代えて、
文字表示、例えば記憶残量の割合が所定値未満になる
と、”メモリ残量不足”などを行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーディオ装置においてCDからMDへの楽曲
のダビングに関わる主要部のブロック図である。
【図2】ダビング中にディスプレーに表示されるバッフ
ァの記憶残量情報の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 オーディオ装置(光ディスク用記録機) 17 バッファ 20 MD(光ディスク)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクへのデータの記録に先立ち該
    データをバッファに一時蓄積させ、該バッファに一時蓄
    積させたデータを先入れ先出しにより光ディスクに記録
    するようになっている光ディスク用記録機において、 前記バッファの記憶残量に係る情報を提示する提示手段
    を有していることを特徴とする光ディスク用記録機。
  2. 【請求項2】 前記提示手段は、前記情報を視覚表示及
    び/又は音出力する手段であることを特徴とする請求項
    1記載の光ディスク用記録機。
  3. 【請求項3】 前記バッファの記憶残量に係る情報は、
    記憶残量が所定値未満となっているか否かの情報である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光ディスク用記
    録機。
  4. 【請求項4】 前記バッファの記憶残量に係る情報は、
    前記光ディスク用記録機の場所を移動すべき旨の注意情
    報を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の光ディスク用記録機。
  5. 【請求項5】 光ディスクへのデータの記録に先立ち該
    データをバッファに一時蓄積させ、該バッファに一時蓄
    積させたデータを先入れ先出しにより光ディスクに記録
    するようになっている光ディスク用記録機の制御方法に
    おいて、 前記バッファの記憶残量に係る情報が提示されるように
    なっていることを特徴とする光ディスク用記録機の制御
    方法。
  6. 【請求項6】 前記バッファの記憶残量に係る情報の提
    示は、前記情報を視覚表示及び/又は音出力により行わ
    れることを特徴とする請求項5記載の光ディスク用記録
    機の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記バッファの記憶残量に係る情報は、
    記憶残量が所定値未満となっているか否かの情報である
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の光ディスク用記
    録機の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記バッファの記憶残量に係る情報は、
    前記光ディスク用記録機の場所を移動すべき旨の注意情
    報を含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記
    載の光ディスク用記録機の制御方法。
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