JP4804397B2 - データ情報管理システム、そのシステムに用いられるコンピュータプログラムおよびデータ情報の管理方法 - Google Patents

データ情報管理システム、そのシステムに用いられるコンピュータプログラムおよびデータ情報の管理方法 Download PDF

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本発明は、複数のデータ情報が記録された記録媒体より、所定のデータ情報を読み取って表示手段に表示させることが可能なデータ情報管理システム、そのシステムに用いられるコンピュータプログラムおよびデータ情報の管理方法に関する。
車載用オーディオ機器では、CD(Compact Disc)メディア等の記録媒体から音楽データを読み取って車内に設置されたスピーカより音楽を出力させることが可能となっている。従来の車載用オーディオ機器では、音楽情報の再生を行うことが可能な記録媒体として音楽用CD(CD-DA(Compact Disc Digital Audio)形式で記録されたCD)のみを対象とするものが多かった。この音楽用CDでは、最大収録時間として約80分程度の音楽情報を記録することが可能である。
しかしながら今日では、携帯型オーディオ機器等の増加や、インターネット等を用いた音楽データの売買方式等の普及に伴って、従来とは異なる記録形式(音楽(音声)圧縮方式)で記録された音楽データが多数存在する。例えば、MP3(MPEG Audio Layer-3)と呼ばれる記録形式の音楽データが広く知られている。MP3形式の音楽データは、音楽用CDとほぼ同じ音質を保持したままデータ量を約10分の1の大きさに圧縮することができる。このため、一般的なCDメディアに対して音楽用CDの10倍の楽曲数を記録することができるので、例えば、CD1枚に150曲以上の音楽データ(MP3形式)を記録することが可能となっている。
さらに、MP3形式の音楽データには、「曲名、アーティスト名」などの情報(以下、タイトル情報という。)をID3タグという規格に基づいて記録することが可能となっている。このため、ユーザがMP3形式の音楽データを聴く場合には、予め曲名やアーティスト名を確認した上で、楽曲の選択を行うことが可能となっている。
今日の車載用オーディオ機器では、MP3等の音楽圧縮方式で記録された音楽データをCD等から読み取って、スピーカより出力させることが可能なものが多く存在する(例えば、特許文献1参照)。このように、車載用オーディオ装置にMP3等の音楽圧縮方式で記録された音楽データの再生機能を設けることによって、従来のように複数の音楽用CDを持ち歩く必要がなくなり、また車載用オーディオ装置においても、CDチェンジャー等を設置する必要がなくなるという利点がある。
特許第3719645号明細書
ところで、MP3等の音楽圧縮方式の音楽データを聴く場合には、上述したように、150曲以上の音楽データを1枚のCDに記録することができるので、ユーザが音楽データの内容を容易に判断することができず、所望の音楽データを探し出すことが困難であるという問題があった。このため、MP3等の再生機能を有する車載用オーディオ装置では、曲名等のタイトル情報を液晶表示部などに表示させて、ユーザに音楽データを選択させる方法が一般的に用いられている。
しかしながら、CDメディアからタイトル情報を取得する場合、ディスクをスピンドルモータで回転させ、光ピックアップを稼動させて情報の読み取り作業を行う必要があるため、タイトル情報の読み取りに時間がかかってしまうという問題があった。このため、ユーザによる操作に応じて1曲ずつタイトル情報を取得する方法を採用すると、タイトル情報の表示に遅延が生じることとなり、操作者の視覚的操作感が損なわれてしまうという問題があった。
一方で、予め全ての楽曲のタイトル情報を一括して読み取り、車載用オーディオ装置に設けられるメモリに一括保存する方法を採用することもできる。しかしながら、MP3形式の音楽データでは、CD1枚に150曲以上のタイトル情報を記録することができるので、全てのタイトル情報を一括保存するためには大容量のメモリが必要となり、コスト的な観点から容易に採用することができないという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの視覚的操作感を損なうことなく、さらに、メモリ等のハードウェア的資源を有効に活用しつつ、ユーザが簡易かつ迅速に所望のデータ情報を選択することが可能なデータ情報管理システム、そのシステムに用いられるコンピュータプログラムおよびデータ情報の管理方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るデータ情報管理システムは、複数のデータ情報が識別番号によって識別可能に記録された記録媒体より、識別番号の連続する前記データ情報を、1データ群として一括して読み取ることが可能なデータ情報読取手段と、前記データ情報読取手段により1データ群として一括して読み取られたデータ情報に対し、当該データ情報の識別番号に対応付けて当該データ群を識別するためのデータ群番号を付与するデータ群番号付与手段と、少なくとも3データ群のデータ情報を記録することが可能な記録容量を備え、前記データ群番号付与手段によってデータ群番号が付与されたデータ情報をデータ群毎に記録するデータ情報記録手段と、前記データ情報を表示させるためのデータ情報表示手段と、前記データ情報記録手段に記録されるデータ情報より所定のデータ情報を抽出して、前記データ情報表示手段に表示させるデータ情報抽出表示手段と、前記データ情報表示手段に表示されるデータ情報のデータ群番号を求め、当該データ群番号に連続するデータ群番号のデータ情報が、前記データ情報記録手段に記録されているか否かを判断する連続データ群判断手段と、該連続データ群判断手段によって、連続する前記データ群番号のデータ情報が前記データ情報記録手段に記録されていないと判断された場合、該当するデータ群番号が付与され得るデータ情報を前記データ情報読取手段によって前記記録媒体より1データ群毎に一括して読み取らせて、前記データ情報記録手段に記録させるデータ情報読取制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、複数のデータ情報が識別番号によって識別可能に記録された記録媒体より、データ情報を読み取ってデータ情報記録手段に記録させ、該データ情報記録手段に記録されたデータ情報より所定のデータ情報を抽出してデータ情報表示手段に表示させるデータ情報管理システムのコンピュータにおいて、前記記録媒体より、前記識別番号の連続する前記データ情報を1データ群として一括して読み取るデータ情報読取処理と、前記データ情報読取処理において1データ群として一括して読み取られたデータ情報に対し、当該データ情報の識別番号に対応付けて当該データ群を識別するためのデータ群番号を付与するデータ群番号付与処理と、少なくとも3データ群のデータ情報を記録することが可能なデータ情報記録手段に対して、前記データ群番号付与処理においてデータ群番号が付与されたデータ情報をデータ群毎に記録させるデータ情報記録処理と、前記データ情報記録手段に記録されるデータ情報より所定のデータ情報を抽出し、抽出された前記データ情報を前記データ情報表示手段に表示させるデータ情報抽出表示処理と、前記データ情報表示手段に表示されるデータ情報のデータ群番号を求め、当該データ群番号に連続するデータ群番号のデータ情報が、前記データ情報記録手段に記録されているか否かを判断する連続データ群判断処理と、該連続データ群判断処理において、連続する前記データ群番号のデータ情報が前記データ情報記録手段に記録されていないと判断された場合、該当するデータ群番号が付与され得るデータ情報を前記データ情報読取処理において前記記録媒体より1データ群毎に一括して読み取らせて、前記データ情報記録手段に記録させるデータ情報読取制御処理とを実現させることを特徴とする。
さらに、本発明に係るデータ情報の管理方法は、複数のデータ情報が識別番号によって識別可能に記録された記録媒体より、データ情報を読み取ってデータ情報記録手段に記録させ、該データ情報記録手段に記録されたデータ情報より所定のデータ情報を抽出してデータ情報表示手段に表示させるためのデータ情報の管理方法であって、前記記録媒体より、前記識別番号の連続する前記データ情報を1データ群として一括して読み取るデータ情報読取ステップと、前記データ情報読取ステップにおいて1データ群として一括して読み取られたデータ情報に対し、当該データ情報の識別番号に対応付けて当該データ群を識別するためのデータ群番号を付与するデータ群番号付与ステップと、少なくとも3データ群のデータ情報を記録することが可能なデータ情報記録手段に対して、前記データ群番号付与ステップにおいてデータ群番号が付与されたデータ情報をデータ群毎に記録させるデータ情報記録ステップと、前記データ情報記録手段に記録されるデータ情報より所定のデータ情報を抽出し、抽出された前記データ情報を前記データ情報表示手段に表示させるデータ情報抽出表示ステップと、前記データ情報表示手段に表示されるデータ情報のデータ群番号を求め、当該データ群番号に連続するデータ群番号のデータ情報が、前記データ情報記録手段に記録されているか否かを判断する連続データ群判断ステップと、該連続データ群判断ステップにおいて、連続する前記データ群番号のデータ情報が前記データ情報記録手段に記録されていないと判断された場合、該当するデータ群番号が付与され得るデータ情報を前記データ情報読取ステップにおいて前記記録媒体より1データ群毎に一括して読み取らせて、前記データ情報記録手段に記録させるデータ情報読取制御ステップとを有することを特徴とする。
なお、本発明に係るデータ情報記録手段は、複数のデータ情報が記録された記録媒体よりも読み出し速度が速い記録手段であることが好ましい。例えば、本発明に係るデータ情報記録手段としてRAM等のメモリ記録媒体を用いることが好ましく、また、複数のデータ情報が記録された記録媒体として、データ情報記録手段よりも記録容量が大きくてコストの安価な光学ディスクメディアやハードディスク等を用いることが好ましい。
本発明に係るデータ情報管理システム、そのシステムに用いられるコンピュータプログラムおよびデータ情報の管理方法によれば、データ情報表示手段に表示されるデータ情報とデータ情報記録手段に記録されるデータ情報との比較を行い、表示されたデータ情報のデータ群番号に連続するデータ情報がデータ情報記録手段に記録されていない場合には、該当するデータ群番号が付与され得るデータ情報を記録媒体より1データ群として一括して読み取らせてデータ情報記録手段に記録させるので、データ情報表示手段に表示されるデータ情報に連続するデータ群のデータ情報が、常にデータ情報記録手段に記録されることとなる。このため、複数のデータ情報が記録された記録媒体が光学メディア等であってデータ情報の読み出し処理に時間を要する場合であっても、データ情報表示手段に表示させるデータ情報をデータ情報記録手段より迅速に読み取って、データ情報表示手段に表示させることができるので、データ情報表示手段に対してデータ情報を迅速に表示させることが可能となる。
さらに、データ情報表示手段に表示されたデータ情報の識別番号に連続するデータ群のデータ情報が、データ情報記録手段に記録されるので、データ情報表示手段に表示されるデータ情報の前後のデータ情報を迅速に表示させることができ、表示されるデータ情報の前後のデータ情報を円滑に表示させることが可能となる。
さらに、データ情報記録手段の記録容量として、3データ群程度のデータ情報を記録することが可能な記録容量を備えていればよいため、記録媒体に記録されるデータ情報が膨大であっても、データ情報記録手段における記録容量の肥大化を抑制することができる。このため、データ情報記録手段等にRAM等のメモリ媒体を用いる場合には、容量の肥大化に伴うコストの上昇を抑えることが可能となると共に、メモリ等の資源を有効的に活用することが可能となる。
さらに、本発明では、複数のデータ情報が記録された記録媒体より複数のデータ情報を1データ群として一括して読み取って、データ群毎にデータ情報記録手段に記録させるので、データ情報の管理が簡易になると共に、1回の読取処理により必要十分なタイトル情報を一括して取得することができ、処理の簡素化と迅速化を図ることが可能となる。
また、上記データ情報管理システムにおいて、データ情報表示手段は、識別番号が連続する複数のデータ情報を表示させることができ、データ情報表示手段に表示されるデータ情報の数が、1データ群を構成するデータ情報の数よりも少ない数であってもよい。
このように、データ情報表示手段に表示可能なデータ情報数が、1データ群を構成するデータ情報の数よりも少ない数である場合には、データ情報表示手段に表示されるデータ情報を他のデータ情報に一括して変更させる場合であっても、データ情報表示手段に表示可能な他のデータ情報をデータ情報記録手段に十分記録させることができるので、データ情報の変更表示処理を迅速に行うことが可能となる。
さらに、データ情報表示手段に表示可能なデータ情報数が、1データ群を構成するデータ情報の数よりも少ない数であれば、データ情報表示手段に表示されるデータ情報のデータ群番号に連続するデータ情報が、データ情報記録手段に記録されていない場合であっても、データ情報表示手段に表示させることが可能な数のデータ情報を1回のデータ情報の読取処理で一括して取得し、データ情報記録手段に記録させることができるので、処理の効率化と迅速化を図ることが可能となる。
また、上記データ情報管理システムにおいて、前記データ情報表示手段に表示されるデータ情報を変更することが可能な操作手段を有し、前記データ情報抽出表示手段は、前記操作手段の操作に応じて、前記データ情報表示手段に表示させるデータ情報の抽出を行い、前記連続データ群判断手段は、前記データ情報抽出表示手段により前記データ情報表示手段に表示されるデータ情報が変更表示された場合に、前記連続するデータ群番号のデータ群が前記データ情報記録手段に記録されているか否かを判断するものであってもよい。
このように操作手段の操作に応じて、データ情報抽出表示手段がデータ情報表示手段に表示させるデータ情報の抽出を行う場合であっても、本発明では、抽出対象となるデータ情報がデータ情報記録手段に記録されているので、操作部の操作に応じて迅速にデータ情報の抽出処理を行うことができる。データ情報表示手段へのデータ情報の変更表示を操作手段の操作に応じて迅速に行うことができるので、操作者が視覚的操作感の遅延等を感じることを防止することができる。
さらに、連続データ群判断手段が、データ情報表示手段に表示されるデータ情報が変更表示された場合に、連続するデータ群番号のデータ群がデータ情報記録手段に記録されているか否かを判断する構成であっても、操作手段の操作によりデータ情報表示手段のデータ情報が変更された後に、データ情報記録手段に記録されるデータ情報の判断が行われてデータ情報の読取処理等が実行されるので、迅速にデータ情報表示手段の表示変更処理を行ってから、処理時間を要するデータ情報の読取処理等を行うことが可能となり、円滑な操作感覚をユーザに与えることが可能となる。
本発明に係るデータ情報管理システム、そのシステムに用いられるコンピュータプログラムおよびデータ情報の管理方法を用いることによって、ユーザの視覚的操作感を損なうことなく、さらに、メモリ等のハードウェア的資源を有効に活用しつつ、ユーザが簡易かつ迅速に所望のデータ情報を選択することが可能となる。
以下、本発明に係るデータ情報管理システムを備えた車載オーディオ装置について、図面を用いて詳細に説明する。図1は、車載オーディオ装置1の概略構成を示したブロック図である。車載用オーディオ装置1は、CD(CompactDisc)再生部(データ情報読取手段)2、操作部(操作手段)3と、液晶表示部(データ情報表示手段)4と、制御部5と、アンプ6とを備えており、車載用オーディオ装置1にはスピーカ7が接続されている。
CD再生部2は、CDメディア(記録媒体)に記録されるデジタル信号を読み取る機能を備えている。本実施の形態において使用されるCD再生部2は、MP3形式の音楽データを読み取って再生する機能を備えている。
CD再生部2は、CDメディアをスピンドルモータ(図示省略)によって回転させるとともに、光ピックアップ(図示省略)を稼動させてCDメディアに記録される情報を読み取る構造となっている。光ピックアップは、レーザ光源を為すレーザダイオード、ディスクからの反射光を読み取る光センサ、複数のレンズ等によって構成されるが、ここでの詳細な説明は省略する。
CDメディアには、拡張子がmp3と記されたMP3形式の音楽データが複数記録されている。CDメディアには複数曲(150曲以上)のMP3形式の音楽データを記録することが可能となっている。1曲分の音楽データは、曲名、アーティスト名等が記録されるID3タグデータと、音響情報が記録されるオーディオデータとによって概略構成されており、CDメディアに記録される音楽データよりID3タグデータを読み取ることによって、記録されるオーディオデータの曲目等の情報を知ることが可能となっている。
CD再生部2におけるID3タグデータの読取処理およびオーディオデータの読取処理は、制御部5の制御指示に従って実行される。CD再生部2において、オーディオデータが読み取られた場合には、CD再生部2の図示しないD/A変換部においてデジタルデータ形式のオーディオデータがアナログデータにデコードされてアンプ6へと出力される。一方で、CD再生部2において、ID3タグデータが読み取られた場合には、読み取られた情報が制御部5に伝達される。なお、CD再生部2より制御部5に伝達されたID3タグデータの内容にはオーディオデータの曲目等が含まれており、本実施の形態ではこれらの情報をタイトル情報と呼ぶことにする。
本実施の形態では、CD再生部2のみが構成要素として設けられているが、車載用オーディオ装置1においてCD再生部2以外のメディア情報読取装置が設けられていてもよい。例えば、DVDメディアに記録される音楽データ又は映像データを読み取ることが可能なDVD再生部を備えたり、また、MD(MiniDisk)やカセットテープなどの異なるメディアに記録された情報を読み取ることが可能な装置を備えるものであってもよい。さらに、音楽データが記録されるメディアとして、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等が用いられるものであってもよく、例えば、SDカード(登録商標)やCF(Compact Flash:登録商標)等のように、車載用オーディオ装置1に設けられるメディア用スロット等を介して着脱することが可能な記録媒体を用いることも可能である。
アンプ6は、CD再生部2においてデコードされた音響信号を増幅するための装置である。このアンプ6で音響信号の増幅処理が行われることによって、スピーカ7より迫力のある音を出力することが可能となる。
スピーカ7は、一般的な車載用のスピーカであって、車室内の前席左右ドア部分や後席後ろの左右ダッシュボード等に設けられている。また、スピーカ7は、必要に応じて高音出力用のツイーターや低音出力用のウーハーを備えるものであってもよい。なお、図1には便宜上1つしかスピーカが示されていないが、スピーカの数およびその設置箇所は特に限定されるものではない。
操作部3は、車載用オーディオ装置1の前面パネル等に設けられる操作ボタン等であり、ユーザはこの操作ボタン等を操作することによって、各種操作を行うことが可能となっている。例えば、操作部3には、車載用オーディオ装置1における音響信号の再生処理を行うための再生ボタン(図示省略)や停止処理を行うための停止ボタン(図示省略)が設けられている。また、操作部3には、液晶表示部4に表示されるタイトル情報を参考にして、再生を行う音楽データの選択等を行う選択ボタン(図示省略)が設けられている。操作部3における操作情報は、制御部5に伝達される構成となっている。
液晶表示部4は、制御部5より取得したタイトル情報を表示させるための表示手段である。液晶表示部4には、図2(a)に示すように6曲のタイトル情報を表示させることが可能となっている。操作部3の操作によって液晶表示部4に表示される6曲のタイトル情報の中(図2(a)の場合には、曲名G〜曲名Lの中)で音楽データの選択が行われる場合には、液晶表示部4に表示されるカーソル4aがタイトル情報の表示位置に応じて上下に移動する。
また、操作部3の操作により液晶表示部4に表示されるタイトル情報以外の音楽データが選択される場合、具体的には、液晶表示部4に表示される一番上のタイトル情報(図2(a)の場合には、曲名G)にカーソル4aが位置する状態において、カーソル4aがさらに上方向に移動されたり、液晶表示部4に表示される一番下のタイトル情報(図2(a)の場合には、曲名L)にカーソル4aが位置する状態において、カーソル4aがさらに下方向に移動されたりする場合、液晶表示部4には異なる6曲分のタイトル情報が表示される。なお、液晶表示部4に表示されるタイトル情報が6曲未満の場合には、図2(b)に示すように、液晶表示部4の下欄に空欄4bが表示される。
制御部5は、車載用オーディオ装置1における全体的な制御処理を行う役割を有している。制御部5は、車載用オーディオ装置1の演算制御処理を中心的に行うCPU(Central Processing Unit、データ群番号付与手段、データ情報抽出表示手段、連続データ群判断手段、データ情報読取制御手段)5aと、演算制御処理を行うためのプログラム等が記録されるROM(Read Only Memory)5bと、演算制御処理に必要な情報の記録が行われ、また、処理を行うためのワークエリアとして利用されるRAM(Random Access Memory、データ情報記録手段)5c等を有している。
RAM5cには、CD再生部2より取得したタイトル情報が記録される。タイトル情報は、18曲までのタイトル情報を記録することが可能となっている。RAM5cでは、CPU5aの指示に従って、6曲を1ステージ(1データ群)として、ステージ毎にタイトル情報を管理しており、CPU5aの指示に従って、CD再生部2より取得されるタイトル情報をステージ毎に更新する。なお、RAM5cにタイトル情報が記録される際には、CPU5aによってステージを識別するためのステージ番号(データ群番号)が附される。このため、RAM5cに記録されるタイトル情報には、ステージ番号と、後述する識別番号とが関連づけられて記録される。
制御部5のCPU5aは、ROM5bに記録されるプログラムに従って、車載用オーディオ装置1における制御処理を実行する。具体的に、CPU5aは、CD再生部2に対してタイトル情報の取得制御信号を出力することにより、タイトル情報(ID3タグデータの情報)をCDメディアから取得する。この場合、CPU5aでは、タイトル情報に付与された識別番号に基づいてタイトル情報の識別を行う。この識別番号は、ID3タグデータにおいて予め個別の番号が付与されている場合には、その番号を識別番号として判断し、また、ID3タグデータにおいて個別の番号などが付与されていない場合には、CD再生部2において音楽データの読み出しが行われる順番(CDメディアに記録される音楽データの記録トラックの順番)を識別番号として判断し、タイトル情報の識別を行う。
なお、CPU5aによってタイトル情報の読み出しを行う場合、CD再生部2では1回の取得制御信号の受信によって6曲分のタイトル情報を一括して読み出してCPU5aに伝達する。このように1回の制御処理において一括して取得された6曲分のタイトル情報は1ステージとして判断される。CPU5aは、一括して取得されたタイトル情報に共通するステージ番号を付与し、RAM5cにステージ単位毎に記録させる。なお、ステージ番号はタイトル情報の識別番号に応じて決定される。本実施の形態では、識別番号が1〜6のタイトル情報はステージ番号1、識別番号が7〜12のタイトル情報はステージ番号2、以下、識別番号が6増加する毎に1ずつ増加されたステージ番号が付与される。
また、CPU5aは、操作部3において設定された操作情報を取得し、取得された操作情報に従って液晶表示部4に表示させるタイトル情報をRAM5cから抽出して液晶表示部4に表示させる。なお、操作部3の操作によってタイトル情報の変更が行われても、液晶表示部4に表示されるタイトル情報の中でカーソルが移動されただけの場合、CPU5aはRAM5cよりタイトル情報の抽出を行わない。液晶表示部4に表示されるタイトル情報以外のタイトル情報を選択しようとしてユーザが操作部3を操作した場合、例えば、液晶表示部4の1番上のタイトル情報に位置するカーソル4aが上側に移動された場合や、1番下のタイトル情報に位置するカーソル4aが下側に移動された場合、CPU5aは液晶表示部4に表示されているタイトル情報のステージ番号に連続するステージ番号のタイトル情報をRAM5cより抽出して、液晶表示部4に表示させる。
図3(a)は、CDがCD再生部2にセットされてCDに記録されるタイトル情報が初めて読み取られた状態における液晶表示部4の表示状態を示し、図3(b)はその状態においてRAM5cに記録されるタイトル情報を示した図である。
CD再生部2にCDがセットされた場合、CPU5aは、CD再生部2に記録される識別番号1〜6のタイトル情報を取得し、取得されたタイトル情報にステージ番号1を附してRAM5cに記録させる。このとき、CPU5aはRAM5cの残った記録容量から、あと2ステージ分(12曲分)のタイトル情報を取得することが可能であることを判断し、識別番号7〜12のタイトル情報を取得してステージ番号2を附し、さらに識別番号13〜18のタイトル情報を取得してステージ番号3を附して、図3(b)に示すようにRAM5cに記録する。CPU5aは、識別番号がマイナス値のタイトル情報をCD再生部2より取得することができないので、識別番号が1以上のタイトル情報をステージ毎に一括して取得し、18曲のタイトル情報を3ステージに区分けしてRAM5cに記録させる。
そして、CPU5aは、RAM5cに記録されるタイトル情報よりステージ1のタイトル情報を抽出して、図3(a)に示すように液晶表示部4に表示させる。また、CPU5aは、カーソル4a位置をRAM5cに記録されるタイトル情報の識別番号に関連づけて記録させる。CDがCD再生部2にセットされた直後には、カーソル4aの位置が識別番号1のタイトル情報に関連づけて記録され、液晶表示部4において識別番号1のタイトル情報位置にカーソル4aが表示される。
操作部3がユーザによって操作され、液晶表示部4に表示される識別番号1〜6のタイトル情報の間でカーソル4aの移動操作がされた場合、CPU5aは液晶表示部4におけるカーソル4aの表示位置を変更する処理だけを行い、CD再生部2より異なるタイトル情報を取得したり、RAM5cに記録させるタイトル情報を変更させたりすることはしない。
しかしながら、操作部3がユーザによって操作されて液晶表示部4に表示される識別番号6以降のタイトル情報が選択された場合、具体的には、液晶表示部4の一番下のタイトル情報にカーソルが位置する状態において、さらに下方向にカーソル4aが移動操作された場合、CPU5aは、液晶表示部4に表示されているタイトル情報の識別番号に基づいてステージ番号を判断し、次のステージ番号が附されたタイトル情報をRAM5cより抽出して液晶表示部4に表示させる。
例えば、図3(a)に示す「曲名F」の位置にカーソル4aが表示されている場合には、液晶表示部4に表示されている一番下のタイトル情報(曲名F)の識別番号6に基づいてステージ番号が1であることを判断し、次のステージ番号となるステージ番号2が附された識別番号7〜12のタイトル情報をRAM5cから抽出して液晶表示部4に表示させる。図4(a)は、RAM5cから抽出されたステージ2のタイトル情報(曲名G〜曲名L)を液晶表示部4に表示させた状態を示している。
このように、液晶表示部4に表示されていたタイトル情報を異なるステージ番号のタイトル情報に変更させる場合、CPU5aは、異なるステージ番号のタイトル情報を液晶表示部4に表示させた後に、液晶表示部4に表示されるタイトル情報のステージ番号に連続するステージ番号のタイトル情報が、RAM5cに記録されているか否かを判断して、RAM5cに記録させるタイトル情報の更新処理を行う。
図4(a)に示すように、ステージ番号2のタイトル情報が液晶表示部4に表示される場合、CPU5aは、ステージ番号2に連続するステージ番号1およびステージ番号3のタイトル情報がRAM5cに記録されているか否かを判断する。液晶表示部4に表示されるタイトル情報が、図3(a)に示すステージ番号1のタイトル情報から、図4(a)に示すステージ番号2のタイトル情報へと変更された場合、図3(b)に示すように、RAM5cに記録されるタイトル情報は、ステージ番号1〜3のタイトル情報となる。このため、CPU5aは、液晶表示部4に表示されるタイトル情報がステージ番号1からステージ番号2へと変更された場合には、CD再生部2より異なるタイトル情報を取得したり、RAM5cに記録させるタイトル情報を変更させたりする処理を行わない。
しかしながら、図4(b)に示すように、液晶表示部4の一番下のタイトル情報(曲名L)にカーソル4aが位置する状態において、ユーザがさらに下方向にカーソル4aを移動操作させた場合、CPU5aは、ステージ番号2の次のステージ番号が附されたタイトル情報(ステージ番号3が附されたタイトル情報)をRAM5cより抽出して、図5(a)に示すように液晶表示部4に表示させる。
このように、液晶表示部4に表示されていたステージ番号2のタイトル情報が、ステージ番号3を附したタイトル情報に変更された場合、CPU5aは、RAM5cにステージ番号3に連続するステージ番号のタイトル情報が記録されているか否かを判断する。液晶表示部4に表示されるタイトル情報がステージ番号2のタイトル情報からステージ番号3のタイトル情報へと変更された場合、図3(b)に示すように、RAM5cには、ステージ番号3に連続するステージ番号2のタイトル情報は記録されているが、ステージ番号3に連続するステージ番号4のタイトル情報は記録されていない。このためCPU5aは、ステージ番号3が附されたタイトル情報のうち、一番大きい識別番号である識別番号18の次の識別番号19を含む識別番号19〜24(1ステージ分、6曲分)のタイトル情報を、CD再生部2において読み取らせ、読み取られた識別番号19〜24のタイトル情報にステージ番号4を附してRAM5cに記録させる。この場合、RAM5cに記録されるステージ番号4のタイトル情報は、図5(b)に示すように、ステージ番号1のタイトル情報に替えて記録される。
図6は、CPU5aが液晶表示部4に表示されるタイトル情報に応じてCD再生部2よりタイトル情報を1ステージ毎に一括して取得して、RAM5cに記録させる処理を示したフローチャートである。図6に示した処理は、操作部3によって液晶表示部4に表示されるタイトル情報の変更操作が行われたことをトリガーとして処理が開始される。
ユーザが操作部3を用いて液晶表示部4に表示されるカーソルの移動操作を行った場合、CPU5aは、操作部3の操作により変更されるタイトル情報が液晶表示部4に表示される6曲のタイトル情報の範囲内で変更されたか否かを判断する(S1)。RAM5cには、液晶表示部4におけるカーソル4aの位置がタイトル情報の識別番号に関連づけられて記録されている。このため、操作部3の操作によってカーソル4aが移動され得るタイトル情報をRAM5cに記録されるタイトル情報の識別番号から判断し、判断された識別番号のタイトル情報が液晶表示部4に表示されているタイトル情報であるか否か、つまり、液晶表示部4に表示されているタイトル情報のステージ番号と同じステージ番号のタイトル情報であるか否かを判断する。
そして、カーソル4aが移動され得るタイトル情報のステージ番号が液晶表示部4に表示されているタイトル情報のステージ番号と同じ場合には、操作部3の操作により変更されるタイトル情報が液晶表示部4に表示される6曲のタイトル情報の範囲内で変更されるものと判断し、異なるステージ番号である場合には、液晶表示部4に表示される6曲のタイトル情報以外のタイトル情報に変更されるものと判断する。
液晶表示部4に表示されるタイトル情報の範囲内で変更されるものと判断した場合(S1においてYes)、CPU5aは、液晶表示部4に表示されるカーソル4aを所定のタイトル情報に移動表示させ(S2)、移動されたカーソル4aのタイトル情報の識別番号をRAM5cに記録して処理を終了する。
一方で、液晶表示部4に表示されるタイトル情報の以外のタイトル情報にカーソル4aが変更されるものと判断した場合(S1においてNo)、CPU5aは、新たに表示させるタイトル情報の属するステージ番号を、現在表示されているタイトル情報の識別番号等に基づいて判断し(S3)、判断されたステージ番号が附された6曲分のタイトル情報をRAM5cより抽出して(S4、データ情報抽出表示手処理、データ情報抽出表示ステップ)、液晶表示部4に表示させる(S5、データ情報抽出表示処理、データ情報抽出表示ステップ)。
そして、CPU5aは、S3の処理において判断されたステージ番号に連続するステージ番号のタイトル情報が、RAM5cに記録されているか否かを判断する(S6、連続データ群判断処理、連続データ群判断ステップ)。例えば、S3の処理において抽出されたステージ番号がステージ番号2の場合、ステージ番号1からステージ番号3までの連続する識別番号1〜18のタイトル情報(18曲)が記録されている場合には、連続するステージ番号が附されたタイトル情報が記録されているものと判断できる。また、S3の処理において抽出されたステージ番号がステージ番号1の場合にはマイナスの値が附されたステージ番号は存在しないため、ステージ番号1からステージ番号3までの連続する識別番号1〜18のタイトル情報が記録されている場合に、連続するステージ番号が附されたタイトル情報がRAM5cに記録されているものと判断される。
連続するステージ番号が附されたタイトル情報が記録されているものと判断された場合(S6においてYes)、CPU5aは、RAM5cに記載されるタイトル情報を変更することなく処理を終了する。
一方で、連続するステージ番号が附されたタイトル情報が記録されていないものと判断された場合(S6においてNo)、例えば、S3の処理において抽出されたステージ番号がステージ番号3の場合であって、RAM5cにステージ番号1からステージ番号3までの連続する識別番号1〜18のタイトル情報(18曲)が記録されていて、ステージ番号3に連続するステージ番号4のタイトル情報がRAM5cに記録されていない場合、CPU5aは、S3の処理において抽出されたステージ番号に基づいて、RAM5cに記録されていない連続するステージ番号を判断し(S7)、該当するステージ番号が付与され得る識別番号が附された連続する6曲のタイトル情報を、CD再生部2で一括して読み取らせる(S8、データ情報読取処理、データ情報読取ステップ、データ情報読取制御処理、データ情報読取ステップ、データ情報読取制御ステップ)。そしてCPU5aは、読み取られたタイトル情報にステージ番号を附して(S9、データ群番号付与処理、データ群番号付与ステップ)、RAM5cに記録させ(S10、データ情報読取処理、データ情報読取ステップ、データ情報読取制御処理、データ情報読取ステップ、データ情報読取制御ステップ)、処理を終了する。以下、操作部3の操作によって液晶表示部4に表示されるタイトル情報の変更処理が行われたことをトリガーとして、上述した処理が繰り返し実行される。
このように新たに連続するステージ番号が附されたタイトル情報をRAM5cに記録させることによって、液晶表示部4に表示されるタイトル情報が操作部3の操作によって変更された場合であっても、変更され得るタイトル情報が既にRAM5cに記録されているので、液晶表示部4のタイトル情報を迅速に変更することができ、操作者が視覚的操作感の遅延等を感じることを防止することができる。
また、操作部3の操作により液晶表示部4のタイトル情報が変更された場合であっても、液晶表示部4のタイトル情報の変更処理(S5の処理)が行われた後に、CD再生部2より新たなタイトル情報を取得してRAM5cに記録させるので(S8〜S9の処理)、迅速に液晶表示部4の表示変更処理を行ってから、処理時間を要するCD再生部2の読取処理等を行うことが可能となり、円滑な操作感覚をユーザに与えることが可能となる。
さらに、本発明に係る車載用オーディオ装置では、3ステージ分(18曲分)のタイトル情報をRAM5cに記録させることによって、液晶表示部4にタイトル情報を迅速かつ円滑に表示させることができるので、CDに記録される全てのタイトル情報(例えば150曲)を全てメモリ(記録媒体)に記録させる場合に比べて、メモリ容量を少なくすることができ、コストの低減とメモリ等の有効的な活用を実現することが可能となる。
また、制御部5は、CD再生部2に対して1回の命令で1ステージ分(6曲分)のタイトル情報を取得することができるので、図6に示した処理において、1度の命令で必要十分なタイトル情報を一括して取得することができる。このため、CPU5aは、タイトル情報の取得に必要とされる情報の送受信回数を最小限にすることができ、処理の簡素化と迅速化を図ることが可能となる。
以上、本発明に係るデータ情報管理システムを、車載用オーディオ装置1に用いた場合について説明を行ったが、本発明に係るデータ情報管理システムは上述した実施の形態に示したものに限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施の形態では、液晶表示部4に6曲分のタイトル情報を表示させることとしたが、液晶表示部4に表示可能なタイトル情報の数は6曲以下であってもよい。液晶表示部4に表示可能なタイトル情報数が、1ステージを構成するタイトル情報の数(6曲)以下であれば、操作部3の操作によってステージ番号が同じタイトル情報の範囲内でタイトル情報の変更が行われる限り、新たにCD再生部2でタイトル情報を取得する処理や、取得したタイトル情報を新たにRAM5cに記録させる処理を行う必要がない。このため、液晶表示部4に表示可能なタイトル情報の数が6曲以下の場合においても、上述したように、操作部3における操作に対応する迅速な表示変更処理を行うことができ、ユーザにおける視覚的操作感の遅延等を抑制することが可能となる。
また、上記実施の形態では、CDメディアに記録される音楽データの音楽圧縮方式としてMP3形式の音楽圧縮方式を一例として用いて説明を行ったが、CDメディアに記録される音楽圧縮方式はMP3形式に限定されるものではない。一般的な音楽用CDに記録される音楽データよりも圧縮率の高い記録形式であって、CD再生部2において読み取ることが可能な記録形式であれば、どのような記録形式であってもよく、例えば、WMA (Windows(登録商標)Media Audio)形式やOgg Vorbis形式等の音楽圧縮方式によって記録される音楽データ等を用いることも可能である。
また、上記実施の形態では、CPU5aにおける処理内容がROM5bに記録されるプログラムによって実現されるものであったが、このプログラムも本発明に係るものである。プログラムは必ずしも制御部5のROM5bに記録されるものに限定されるものではなく、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体にプログラムが記録されていてもよい。さらに通信回線等を通じてプログラムが提供される場合であっても、この通信回線を媒体として提供されるプログラムが本発明に係るプログラムに該当するものである。
実施の形態に係る車載用オーディオ装置の概略構成を示したブロック図である。 実施の形態に係る液晶表示部に表示されるタイトル情報を例示した図である。 (a)は、液晶表示部に表示されるタイトル情報を例示した他の図であり、(b)は、RAMに記録されるタイトル情報等を示したデータ内容を例示した図である。 実施の形態に係る液晶表示部に表示されるタイトル情報を例示した他の図である。 (a)は、液晶表示部に表示されるタイトル情報を例示した他の図であり、(b)は、RAMに記録されるタイトル情報等を示したデータ内容を例示した他の図である。 実施の形態に係るCPUの処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1 …車載用オーディオ装置
2 …CD再生部(データ情報読取手段)
3 …操作部(操作手段)
4 …液晶表示部(データ情報表示手段)
4a …カーソル
4b …空欄
5 …制御部
5a …CPU(データ群番号付与手段、データ情報抽出表示手段、連続データ群判断手段、データ情報読取制御手段)
5b …ROM
5c …RAM(データ情報記録手段)
6 …アンプ
7 …スピーカ

Claims (5)

  1. 複数のデータ情報が識別番号によって識別可能に記録された記録媒体より、識別番号の連続する前記データ情報を、1データ群として一括して読み取ることが可能なデータ情報読取手段と、
    前記データ情報読取手段により1データ群として一括して読み取られたデータ情報に対し、当該データ情報の識別番号に対応付けて当該データ群を識別するためのデータ群番号を付与するデータ群番号付与手段と、
    少なくとも3データ群のデータ情報を記録することが可能な記録容量を備え、前記データ群番号付与手段によってデータ群番号が付与されたデータ情報をデータ群毎に記録するデータ情報記録手段と、
    前記データ情報を表示させるためのデータ情報表示手段と、
    前記データ情報記録手段に記録されるデータ情報より所定のデータ情報を抽出して、前記データ情報表示手段に表示させるデータ情報抽出表示手段と、
    前記データ情報表示手段に表示されるデータ情報のデータ群番号を求め、当該データ群番号に連続するデータ群番号のデータ情報が、前記データ情報記録手段に記録されているか否かを判断する連続データ群判断手段と、
    該連続データ群判断手段によって、連続する前記データ群番号のデータ情報が前記データ情報記録手段に記録されていないと判断された場合、該当するデータ群番号が付与され得るデータ情報を前記データ情報読取手段によって前記記録媒体より1データ群毎に一括して読み取らせて、前記データ情報記録手段に記録させるデータ情報読取制御手段と
    を備えることを特徴とするデータ情報管理システム。
  2. 前記データ情報表示手段は、前記識別番号が連続する複数のデータ情報を表示させることができ、
    当該データ情報表示手段に表示されるデータ情報の数は、前記1データ群を構成するデータ情報の数よりも少ない数であること
    を特徴とする請求項1に記載のデータ情報管理システム。
  3. 前記データ情報表示手段に表示されるデータ情報を変更することが可能な操作手段を有し、
    前記データ情報抽出表示手段は、前記操作手段の操作に応じて、前記データ情報表示手段に表示させるデータ情報の抽出を行い、
    前記連続データ群判断手段は、前記データ情報抽出表示手段により前記データ情報表示手段に表示されるデータ情報が変更表示された場合に、前記連続するデータ群番号のデータ群が前記データ情報記録手段に記録されているか否かを判断すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のデータ情報管理システム。
  4. 複数のデータ情報が識別番号によって識別可能に記録された記録媒体より、データ情報を読み取ってデータ情報記録手段に記録させ、該データ情報記録手段に記録されたデータ情報より所定のデータ情報を抽出してデータ情報表示手段に表示させるデータ情報管理システムのコンピュータにおいて、
    前記記録媒体より、前記識別番号の連続する前記データ情報を1データ群として一括して読み取るデータ情報読取処理と、
    前記データ情報読取処理において1データ群として一括して読み取られたデータ情報に対し、当該データ情報の識別番号に対応付けて当該データ群を識別するためのデータ群番号を付与するデータ群番号付与処理と、
    少なくとも3データ群のデータ情報を記録することが可能なデータ情報記録手段に対して、前記データ群番号付与処理においてデータ群番号が付与されたデータ情報をデータ群毎に記録させるデータ情報記録処理と、
    前記データ情報記録手段に記録されるデータ情報より所定のデータ情報を抽出し、抽出された前記データ情報を前記データ情報表示手段に表示させるデータ情報抽出表示処理と、
    前記データ情報表示手段に表示されるデータ情報のデータ群番号を求め、当該データ群番号に連続するデータ群番号のデータ情報が、前記データ情報記録手段に記録されているか否かを判断する連続データ群判断処理と、
    該連続データ群判断処理において、連続する前記データ群番号のデータ情報が前記データ情報記録手段に記録されていないと判断された場合、該当するデータ群番号が付与され得るデータ情報を前記データ情報読取処理において前記記録媒体より1データ群毎に一括して読み取らせて、前記データ情報記録手段に記録させるデータ情報読取制御処理と
    を実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  5. 複数のデータ情報が識別番号によって識別可能に記録された記録媒体より、データ情報を読み取ってデータ情報記録手段に記録させ、該データ情報記録手段に記録されたデータ情報より所定のデータ情報を抽出してデータ情報表示手段に表示させるためのデータ情報の管理方法であって、
    前記記録媒体より、前記識別番号の連続する前記データ情報を1データ群として一括して読み取るデータ情報読取ステップと、
    前記データ情報読取ステップにおいて1データ群として一括して読み取られたデータ情報に対し、当該データ情報の識別番号に対応付けて当該データ群を識別するためのデータ群番号を付与するデータ群番号付与ステップと、
    少なくとも3データ群のデータ情報を記録することが可能なデータ情報記録手段に対して、前記データ群番号付与ステップにおいてデータ群番号が付与されたデータ情報をデータ群毎に記録させるデータ情報記録ステップと、
    前記データ情報記録手段に記録されるデータ情報より所定のデータ情報を抽出し、抽出された前記データ情報を前記データ情報表示手段に表示させるデータ情報抽出表示ステップと、
    前記データ情報表示手段に表示されるデータ情報のデータ群番号を求め、当該データ群番号に連続するデータ群番号のデータ情報が、前記データ情報記録手段に記録されているか否かを判断する連続データ群判断ステップと、
    該連続データ群判断ステップにおいて、連続する前記データ群番号のデータ情報が前記データ情報記録手段に記録されていないと判断された場合、該当するデータ群番号が付与され得るデータ情報を前記データ情報読取ステップにおいて前記記録媒体より1データ群毎に一括して読み取らせて、前記データ情報記録手段に記録させるデータ情報読取制御ステップと
    を有することを特徴とするデータ情報の管理方法。
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