JP4282538B2 - データ記録再生装置及びデータ転送装置 - Google Patents

データ記録再生装置及びデータ転送装置 Download PDF

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Description

本発明は、音響データ、映像データ等のデータの記録と再生とを同時に実行可能なデータ記録再生装置及びそれに使用されるデータ転送装置に関する。
例えば、音響データ記録再生装置において音楽の録音と再生とを同時に行う場合、以下の手順が存在する。すなわち、第1の手順は、CD(コンパクトディスク)等→エンコーダ→録音用SDRAM(シンクロナスDRAM)→HDD(ハードディスクドライブ)の経路でHDDに一定量の音楽データが録音された後、HDD→再生用SDRAM→デコーダ→スピーカの経路で再生を開始し、再生中も録音を実行する、というものである。この手順では、一旦音楽を録音し、その録音済みデータを再生用SDRAMに転送してデコードするため、録音にかかった時間だけ待たされてから再生が始まる。したがって、再生開始までに、時間がかかる。
そこで、再生までにかかる時間を短縮することができるように、第2の手順は、CD等→エンコーダ→録音用SDRAM→HDDの録音過程と並行して、エンコーダ→再生用SDRAM→デコーダ→スピーカの再生過程を実行するものであり、録音用SDRAMへのデータ蓄積時に再生用SDRAMへも同一データを蓄積する。この手順では、音楽を録音せずに直接再生用SDRAMへ蓄積するため、録音にかかる時間だけ待つということなく再生を開始することができる。
ここで、エンコーダ→録音用SDRAMのデータ転送、再生用SDRAM→デコーダのデータ転送は、DMA(ダイレクトメモリアクセス)コントローラ(DMAC)で行われるが、1曲目の長さは1回録音あるいは再生しなければわからないため、再生されるべきデータ量としてDMACに設定される再生バッファサイズを予め決定することができない。このため、以下の問題が生ずる。
(1)本来、再生されるべきデータ量よりも大きく再生バッファサイズが設定された場合には、再生が終わっても、有意でないデータが再生されることとなり、異音が発生する。
(2)本来、再生されるべきデータ量よりも小さく再生バッファサイズが設定された場合には、1曲目の途中で次の曲の再生へと移行してしまう。
なお、記録再生装置に関する先行技術文献として、下記特許文献1は、第1の記録媒体に記録されたデータを第2の記録媒体に記録する装置であって、待機時間を短くして第1の記録媒体から第2の記録媒体にデータの複写を行うことを可能にするものについて開示している。また、下記特許文献2は、データ転送をより細かく制御することで、連続した音声の録音及び再生を可能とするPCM音声データ処理方式について開示している。
国際公開第00/51117号パンフレット 特開平6−161500号公報
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、データの記録と再生とを同時に実行するに際し、再生されるべきデータ量を、再生に係るデータ転送量として正確に設定することができるデータ記録再生装置、及びそのためのデータ転送装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、データの記録と再生とを同時に実行するデータ記録再生装置であって、記録されるべきデータを一時的に蓄積する記録用バッファと、再生されるべきデータを一時的に蓄積する再生用バッファと、前記記録用バッファ及び前記再生用バッファへのデータ転送を実行する記録用データ転送手段と、前記再生用バッファからのデータ転送を実行する再生用データ転送手段と、前記記録用データ転送手段及び前記再生用データ転送手段を制御する制御手段と、前記記録用データ転送手段が前記記録用バッファと前記再生用バッファとに同時に同一のデータを蓄積するときに、前記再生用データ転送手段によって転送されるべきデータ量を決定する再生バッファサイズの値を、前記記録用バッファに蓄積されるデータ量に応じて設定する再生バッファサイズ設定手段と、を具備するデータ記録再生装置が提供される。
ここで、本発明の一つの面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報を前記再生バッファサイズの値として設定する。
また、本発明の他の面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、前記制御手段が前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をポーリングして得られる該位置情報を、前記再生バッファサイズの値として設定する。
また、本発明の他の面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、装置内のデッキ制御部からのデータ終了通知信号に基づいて前記制御手段が前記記録用データ転送手段の動作を停止させた時点において、前記制御手段が前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をリードして得られる該位置情報を、前記再生バッファサイズの値として設定する。
また、本発明の他の面によれば、データの記録と再生とを同時に実行する際には前記記録用バッファが前記再生用バッファとしても使用され、前記再生バッファサイズ設定手段は、前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をそのまま前記再生バッファサイズの値として設定する。
また、本発明の他の面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、装置内のデッキ制御部からのデータ転送数をカウントし、該デッキ制御部からのデータ終了通知信号をトリガにして、該カウントされたデータ転送数に基づいて前記再生バッファサイズの値を設定する。
また、本発明の他の面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、装置内のデッキ制御部からのデータ内容情報に基づいて、前記再生バッファサイズの値を設定する。
また、本発明の他の面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、一度高速に空再生を実行することにより得られるデータ長情報に基づいて、前記再生バッファサイズの値を設定する。
また、本発明によれば、記録されるべきデータを一時的に蓄積する記録用バッファと、再生されるべきデータを一時的に蓄積する再生用バッファと、制御手段と、を備え、データの記録と再生とを同時に実行するデータ記録再生装置に使用されるデータ転送装置であって、前記記録用バッファ及び前記再生用バッファへのデータ転送を実行する記録用データ転送手段と、前記再生用バッファからのデータ転送を実行する再生用データ転送手段と、前記記録用データ転送手段が前記記録用バッファと前記再生用バッファとに同時に同一のデータを蓄積するときに、前記再生用データ転送手段によって転送されるべきデータ量を決定する再生バッファサイズの値を、前記記録用バッファに蓄積されるデータ量に応じて設定する再生バッファサイズ設定手段と、を具備するデータ転送装置が提供される。
ここで、本発明の一つの面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報を前記再生バッファサイズの値として設定する。
また、本発明の他の面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、前記制御手段が前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をポーリングして得られる該位置情報を、前記再生バッファサイズの値として設定する。
また、本発明の他の面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、データ記録再生装置内のデッキ制御部からデータ終了通知信号に基づいて前記制御手段が前記記録用データ転送手段の動作を停止させた時点において、前記制御手段が前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をリードして得られる該位置情報を、前記再生バッファサイズの値として設定する。
また、本発明の他の面によれば、データの記録と再生とを同時に実行する際には前記記録用バッファが前記再生用バッファとしても使用され、前記再生バッファサイズ設定手段は、前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をそのまま前記再生バッファサイズの値として設定する。
また、本発明の他の面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、データ記録再生装置内のデッキ制御部からのデータ転送数をカウントし、該デッキ制御部からのデータ終了通知信号をトリガにして、該カウントされたデータ転送数に基づいて前記再生バッファサイズの値を設定する。
また、本発明の他の面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、データ記録再生装置内のデッキ制御部からのデータ内容情報に基づいて、前記再生バッファサイズの値を設定する。
また、本発明の他の面によれば、前記再生バッファサイズ設定手段は、一度高速に空再生を実行することにより得られるデータ長情報に基づいて、前記再生バッファサイズの値を設定する。
本発明においては、記録用データ転送手段が記録用バッファと再生用バッファとに同時に同一のデータを蓄積するときに、再生用データ転送手段によって転送されるべきデータ量を決定する再生バッファサイズの値が、記録用バッファに蓄積されるデータ量に応じて設定されるため、データの記録と再生とを同時に実行するに際し、再生されるべきデータ量が、再生に係るデータ転送量として正確に設定される。したがって、特に、音響データ用にあっては、異音や音飛びといった不具合の発生が確実に回避される。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明によるデータ記録再生装置の一実施形態としての音響データ記録再生装置の構成を示す図である。同図において、符号10は音楽用CD、符号12は音楽用CDから音響データを読取るデッキ制御部、符号14は音響データを音波に変換するスピーカ、をそれぞれ示す。また、符号16は、音響データに対して圧縮又は伸長を施すエンコーダ/デコーダである。
また、符号18は、SDRAM(シンクロナスDRAM)を示す。このSDRAM18は、4個の等容量のバッファ、すなわち録音用バッファA及び録音用バッファB並びに再生用バッファA及び再生用バッファBとして使用される。また、符号20は、エンコーダ/デコーダ16によってエンコードされた音響データを録音用バッファA又はBに転送してライトするとともに、同時に再生用バッファA又はBにも転送してライトすることができる録音用DMAC(Direct Memory Access Controller)を示す。また、符号22は、再生用バッファA又はBから音響データをリードしてエンコーダ/デコーダ16に転送する再生用DMACを示す。録音用DMAC20及び再生用DMAC22は、本発明によるデータ転送装置を構成する。
また、符号24は、この音響データ記録再生装置の全体を制御する中央処理装置(CPU)を示す。符号26は、CPU26に内蔵されるDMACを示し、この内臓DMAC26は、SDRAM18と記憶装置としてのHDD(Hard Disk Drive)28との間のデータ転送を実行する。
図2は、図1に示される音響データ記録再生装置の基本動作を説明するためのタイムチャートである。この図は、バッファ4個分のデータ容量を有するデータ(1)、(2)、(3)及び(4)がデッキにてリードされる場合を示す。まず、デッキ制御部にて再生速度の4倍の速度でリードされたデータ(1)は、録音用バッファAに格納されるとともに再生用バッファAにも格納される。そして、再生用バッファAに格納されたデータに基づいて再生が開始される。この再生速度は、デッキでのリード速度すなわち録音速度の1/4となる。
データ(1)が録音用バッファAに格納され終わると、リードデータ(2)が録音用バッファBに格納されるとともに再生用バッファBにも格納される。その格納の開始と同時に、録音用バッファA内のデータ(1)のHDDへの転送(ライト)が開始され、この転送は、デッキでのリード速度よりも高速に実行される。
データ(2)が録音用バッファBに格納され終わると、リードデータ(3)が録音用バッファAにのみ格納される。その格納の開始と同時に、録音用バッファB内のデータ(2)のHDDへの転送(ライト)が開始される。
データ(3)が録音用バッファAに格納され終わると、リードデータ(4)が録音用バッファBにのみ格納される。その格納の開始と同時に、録音用バッファA内のデータ(3)のHDDへの転送(ライト)が開始される。
データ(4)が録音用バッファBに格納され終わると、録音用バッファB内のデータ(4)のHDDへの転送(ライト)が開始される。また、同時に、再生用バッファA内のデータ(1)の再生から、再生用バッファB内のデータ(2)の再生へと移行する。また、データ(3)の再生準備のため、HDDからデータ(3)をリードし再生用バッファAへ格納する処理が実行される。
そして、再生用バッファB内のデータ(2)の再生が終了すると、HDDから再生用バッファAへとリードされていたデータ(3)の再生が開始される。また、データ(4)の再生準備のため、HDDからデータ(4)をリードし再生用バッファBへ格納する処理が実行される。そして、再生用バッファA内のデータ(3)の再生が終了すると、再生用バッファB内のデータ(4)の再生が実行される。
ところで、図2に示される記録再生処理によれば、データ量がデータバッファ2個分よりも小さくなる場合、再生用バッファA又はBからエンコーダ/デコーダ16に転送するデータ量として予め再生用DMAC22に設定されるべき再生バッファサイズの値が得られないこととなる。かかる場合には、前述のように、異音や音飛びといった不具合が発生することとなる。以下、再生されるべきデータ量を、再生に係るデータ転送量として正確に設定する本発明の具体的構成について説明する。なお、以下では、録音用バッファA及び再生用バッファAにデータを格納する際に途中でデータが終了する場合について説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係る再生バッファサイズ設定動作を説明するための図である。なお、録音用DMAC20には、録音用転送データ量が設定される録音バッファサイズレジスタと、録音用バッファへの書込みに応じて書込み済みポインタ位置が自動的に更新されていく書込み済みポインタ位置レジスタと、が設けられている。同様に、再生用DMAC22には、再生用転送データ量が設定される再生バッファサイズレジスタと、再生用バッファからの読出しに応じて読出し済みポインタ位置が自動的に更新されていく読出し済みポインタ位置レジスタと、が設けられている。これらのレジスタの初期値はいずれも0である。そして、第1実施形態においては、録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報が再生バッファサイズの値として設定される。
まず、CPU24が録音バッファサイズを10SBに設定する(ステップ102)。ここで、SBとは、Sound Block の略で、音楽データの量を表す一つの単位である。次いで、CPU24の指示によって録音が開始される(ステップ104)。やがて、録音用バッファA及び再生用バッファAの両方に1SBだけデータが蓄積する(ステップ106)。この時点で、書込み済みポインタ位置は1となる。そして、本実施形態においては、書込み済みポインタ位置レジスタの値が変化すると、その値が直接に再生バッファサイズレジスタに設定されるようにハードウェアが構成されているため、再生バッファサイズも1となる。
やがて、両バッファに更に1SBのデータが蓄積する(ステップ108)。すると、書込み済みポインタ位置及び再生バッファサイズがともに2となる。そして、CPU24の指示によって再生が開始される(ステップ110)。
そして、両バッファに更に1SBのデータが蓄積し(ステップ112)、書込み済みポインタ位置及び再生バッファサイズがともに3となり、読出し済みポインタ位置が1となる。以下、同様にデータの蓄積並びに書込み済みポインタ位置及び再生バッファサイズの更新がされていく。
やがて、デッキ制御部12からエンコーダ/デコーダ16へのエンコード要求が停止する(ステップ114)。すると、CPU24は、かかるエンコード要求停止をデータ終了通知信号として受け取り、録音用DMAC20の動作を停止させる(ステップ116)。本例においては、この停止の時点で、書込み済みポインタ位置及び再生バッファサイズがともに7となり、読出し済みポインタ位置が4となっている。やがて、読出し済みポインタ位置が7となって再生バッファサイズの値と一致することで、再生用DMAC22の動作が停止し、再生も7SBで終了する(ステップ118)。
このように、第1実施形態においては、録音バッファの書込み済みポインタ位置情報が逐次更新されると、再生バッファサイズがそれに対応して更新されるため、録音が完了した部分を確実に再生することができる。大きすぎるバッファ設定では、録音していない領域を再生するため異音が発生し、小さすぎるバッファ設定では、再生が途中で終わるため音飛びが発生する、という不具合を解消することができる。
図4は、本発明の第2実施形態に係る再生バッファサイズ設定動作を説明するための図である。この第2実施形態においては、CPU24が録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をポーリングし、得られた位置情報が、再生バッファサイズの値として設定される。
まず、CPU24が録音バッファサイズを10SBに設定する(ステップ202)。次いで、CPU24の指示によって録音が開始される(ステップ204)。やがて、録音用バッファA及び再生用バッファAの両方に1SBだけデータが蓄積する(ステップ206)。この時点で、書込み済みポインタ位置は1となる。次いで、本実施形態においては、録音開始以降、CPU24は、書込み済みポインタ位置を一定間隔でポーリングする処理を開始する(ステップ208)。
やがて、両バッファに更に1SBのデータが蓄積する(ステップ210)。すると、書込み済みポインタ位置が2となる。そして、CPU24の指示によって再生が開始される(ステップ212)。そして、両バッファに更に1SBのデータが蓄積し(ステップ214)、書込み済みポインタ位置が3となり、読出し済みポインタ位置が1となる。以下、同様にデータの蓄積及び書込み済みポインタ位置の更新がされていく。
やがて、デッキ制御部12からエンコーダ/デコーダ16へのエンコード要求が停止する(ステップ216)。本例においては、この時点で、書込み済みポインタ位置が7となり、読出し済みポインタ位置が4となっている。そして、一定回数ポーリングしても、書込み済みポインタ位置は7のまま変化しない状態となる(ステップ218)。そこで、CPU24は、再生バッファサイズの値として7を設定する(ステップ220)。その後、読出し済みポインタ位置が7となって再生バッファサイズの値と一致することで、再生用DMAC22の動作が停止し、再生も7SBで終了する。
このように、第2実施形態においては、録音バッファの書込み済みポインタ位置情報をポーリングすることにより、録音が完了した位置がわかり、録音が終了したことがわかる。そのため、得られたポインタ値を再生バッファサイズに設定することにより、最適な設定が可能となる。
図5は、本発明の第3実施形態に係る再生バッファサイズ設定動作を説明するための図である。この第3実施形態においては、デッキ制御部12からのデータ終了通知信号に基づいてCPU24が録音用DMAC20の動作を停止させた時点において、CPU24が、録音用バッファに対する書込み済みポインタ位置をリードし、その値を再生バッファサイズの値として設定する。
まず、CPU24が録音バッファサイズを10SBに設定する(ステップ302)。次いで、CPU24の指示によって録音が開始される(ステップ304)。やがて、録音用バッファA及び再生用バッファAの両方に1SBだけデータが蓄積する(ステップ306)。この時点で、書込み済みポインタ位置は1となる。
やがて、両バッファに更に1SBのデータが蓄積する(ステップ308)。すると、書込み済みポインタ位置が2となる。そして、CPU24の指示によって再生が開始される(ステップ310)。そして、両バッファに更に1SBのデータが蓄積し(ステップ312)、書込み済みポインタ位置が3となり、読出し済みポインタ位置が1となる。以下、同様にデータの蓄積及び書込み済みポインタ位置の更新がされていく。
やがて、デッキ制御部12からエンコーダ/デコーダ16へのエンコード要求が停止する(ステップ314)。本例においては、この時点で、書込み済みポインタ位置が7となり、読出し済みポインタ位置が4となっている。CPU24は、かかるエンコード要求停止をデータ終了通知信号として受け取り、書込み済みポインタ位置すなわち7をリードする(ステップ316)。そして、CPU24は、再生バッファサイズの値として7を設定する(ステップ318)。その後、読出し済みポインタ位置が7となって再生バッファサイズの値と一致することで、再生用DMAC22の動作が停止し、再生も7SBで終了する。
このように、第3実施形態においては、デッキ制御部12からデータ(1曲)の終了情報を得ることで、録音が完了した位置がわかり、録音が終了したことがわかる。そのため、その時点で得られる書込み済みポインタ位置を再生バッファサイズに設定することにより、最適なバッファサイズの設定が可能となる。
図6は、本発明の第4実施形態に係る再生バッファサイズ設定動作を説明するための図である。この第4実施形態においては、録音用バッファが再生用バッファとしても使用され、録音用バッファに対する書込み済みポインタ位置がそのまま再生バッファサイズの値として設定される。なお、本実施形態においては、録音速度と再生速度とが一致することが条件となる。
まず、CPU24が録音バッファサイズを10SBに設定する(ステップ402)。次いで、CPU24の指示によって録音が開始される(ステップ404)。やがて、録音用バッファA及び再生用バッファAの両方に1SBだけデータが蓄積する(ステップ406)。この時点で、書込み済みポインタ位置は1となる。そして、本実施形態においては、書込み済みポインタ位置レジスタの値が変化すると、その値が直接に再生バッファサイズレジスタに設定されるようにハードウェアが構成されているため、再生バッファサイズも1となる。
やがて、両バッファに更に1SBのデータが蓄積する(ステップ408)。すると、書込み済みポインタ位置及び再生バッファサイズがともに2となる。そして、CPU24の指示によって再生が開始される(ステップ410)。
そして、両バッファに更に1SBのデータが蓄積し(ステップ412)、書込み済みポインタ位置及び再生バッファサイズがともに3となり、読出し済みポインタ位置が1となる。以下、同様にデータの蓄積並びに書込み済みポインタ位置及び再生バッファサイズの更新がされていく。
やがて、デッキ制御部12からエンコーダ/デコーダ16へのエンコード要求が停止するか、あるいはポーリング等によりデータの終了を認識したCPU24が録音を停止させる(ステップ414)。本例においては、この停止の時点で、書込み済みポインタ位置及び再生バッファサイズがともに7となり、読出し済みポインタ位置が4となっている。やがて、読出し済みポインタ位置が7となって再生バッファサイズの値と一致することで、再生用DMAC22の動作が停止し、再生も7SBで終了する(ステップ416)。
このように、第4実施形態においては、録音バッファの書込み済みポインタ位置情報がそのまま再生バッファサイズとして参照されるため、録音が完了した領域のみ再生することができ、異音の発生及び音飛びを防止することができる。
次に、本発明の第5実施形態に係る再生バッファサイズ設定動作について説明する。図7は、エンコーダ/デコーダ16から録音用DMAC20へのデータ転送の様子を説明するためのタイムチャートである。同図において、DMAリクエスト信号は、エンコーダ/デコーダ16から録音用DMAC20へ1回のデータ転送(例えば、16ビット)を要求する信号(ローアクティブ)であり、有効データ信号は、デッキ制御部12が録音用DMAC20に対し音楽データが出力中であることを示す信号(ハイアクティブ)である。
そこで、本実施形態においては、有効データ信号がアクティブである期間においてDMAリクエスト信号がアクティブとなる回数を録音用DMAC20がカウントすることにより、データ量が検出される。そして、有効データ信号がローに変化したときに、1曲が終了するので、これをデータ終了通知信号として検出し、そのときのカウンタの値に基づいて再生バッファサイズが設定される。
このように、第5実施形態においては、アクセス回数がカウントされ、デッキ制御部からの曲終了信号でカウントが終了せしめられ、録音データ量に関する情報が入手されることで、録音が完了した領域のみを再生することができ、異音の発生及び音飛びが防止される。
次に、本発明の第6実施形態に係る再生バッファサイズ設定動作について説明する。本実施形態では、デッキ制御部12からのデータ内容情報に基づいて再生バッファサイズの値が設定される。すなわち、デッキ制御部12においてCDの曲情報(TOC:Table Of Contents)が得られる場合には、曲の長さ(時間情報)がデータサイズに変換され、その値が再生バッファサイズとして設定される。
このように、デッキ制御部からの曲情報で予め再生デバイスの曲の長さがわかる録音再生装置にあっては、そのサイズを再生バッファサイズに設定することで、異音の発生及び音飛びが防止される。
最後に、本発明の第7実施形態に係る再生バッファサイズ設定動作について説明する。この実施形態は、高速な空再生が可能な録音再生装置に適用されるものである。本実施形態によれば、このような装置において、エンコーダ/デコーダ16にミュート設定がされたまま一旦高速に空再生が行われる。そして、デッキ制御部から曲の長さ(時間情報)が入手される。次いで、その長さがデータサイズに変換され、その値が再生バッファサイズとして設定される。
かくして、この第7実施形態においては、実際に一度再生が行われて曲の長さが入手されるので、最適な再生バッファサイズの設定が可能となる。
本発明によるデータ記録再生装置の一実施形態としての音響データ記録再生装置の構成を示す図である。 図1に示される音響データ記録再生装置の基本動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明の第1実施形態に係る再生バッファサイズ設定動作を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る再生バッファサイズ設定動作を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る再生バッファサイズ設定動作を説明するための図である。 本発明の第4実施形態に係る再生バッファサイズ設定動作を説明するための図である。 エンコーダ/デコーダから録音用DMACへのデータ転送の様子を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
10…音楽用CD
12…デッキ制御部
14…スピーカ
16…エンコーダ/デコーダ
18…SDRAM
20…録音用DMAC
22…再生用DMAC
24…中央処理装置(CPU)
26…内蔵DMAC
28…HDD

Claims (16)

  1. データの記録と再生とを同時に実行するデータ記録再生装置であって、
    記録されるべきデータを一時的に蓄積する記録用バッファと、
    再生されるべきデータを一時的に蓄積する再生用バッファと、
    前記記録用バッファ及び前記再生用バッファへのデータ転送を実行する記録用データ転送手段と、
    前記再生用バッファからのデータ転送を実行する再生用データ転送手段と、
    前記記録用データ転送手段及び前記再生用データ転送手段を制御する制御手段と、
    前記記録用データ転送手段が前記記録用バッファと前記再生用バッファとに同時に同一のデータを蓄積するときに、前記再生用データ転送手段によって転送されるべきデータ量を決定する再生バッファサイズの値を、前記記録用バッファに蓄積されるデータ量に一致するように設定する再生バッファサイズ設定手段と、
    を具備するデータ記録再生装置。
  2. 前記再生バッファサイズ設定手段は、前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報を前記再生バッファサイズの値として設定するものである、請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  3. 前記再生バッファサイズ設定手段は、前記制御手段が前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をポーリングして得られる該位置情報を、前記再生バッファサイズの値として設定するものである、請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  4. 前記再生バッファサイズ設定手段は、装置内のデッキ制御部からのデータ終了通知信号に基づいて前記制御手段が前記記録用データ転送手段の動作を停止させた時点において、前記制御手段が前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をリードして得られる該位置情報を、前記再生バッファサイズの値として設定するものである、請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  5. データの記録と再生とを同時に実行する際には前記記録用バッファが前記再生用バッファとしても使用され、前記再生バッファサイズ設定手段は、前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をそのまま前記再生バッファサイズの値として設定するものである、請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  6. 前記再生バッファサイズ設定手段は、装置内のデッキ制御部からのデータ転送数をカウントし、該デッキ制御部からのデータ終了通知信号をトリガにして、該カウントされたデータ転送数に基づいて前記再生バッファサイズの値を設定するものである、請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  7. 前記再生バッファサイズ設定手段は、装置内のデッキ制御部からのデータ内容情報に基づいて、前記再生バッファサイズの値を設定するものである、請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  8. 前記再生バッファサイズ設定手段は、一度高速に空再生を実行することにより得られるデータ長情報に基づいて、前記再生バッファサイズの値を設定するものである、請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  9. 記録されるべきデータを一時的に蓄積する記録用バッファと、再生されるべきデータを一時的に蓄積する再生用バッファと、を備え、データの記録と再生とを同時に実行するデータ記録再生装置に使用されるデータ転送装置であって、
    前記記録用バッファ及び前記再生用バッファへのデータ転送を実行する記録用データ転送手段と、
    前記再生用バッファからのデータ転送を実行する再生用データ転送手段と、
    前記記録用データ転送手段が前記記録用バッファと前記再生用バッファとに同時に同一のデータを蓄積するときに、前記再生用データ転送手段によって転送されるべきデータ量を決定する再生バッファサイズの値を、前記記録用バッファに蓄積されるデータ量に一致するように設定する再生バッファサイズ設定手段と、
    を具備するデータ転送装置。
  10. 前記再生バッファサイズ設定手段は、前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報を前記再生バッファサイズの値として設定するものである、請求項9に記載のデータ転送装置。
  11. 前記再生バッファサイズ設定手段は、前記制御手段が前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をポーリングして得られる該位置情報を、前記再生バッファサイズの値として設定するものである、請求項9に記載のデータ転送装置。
  12. 前記再生バッファサイズ設定手段は、データ記録再生装置内のデッキ制御部からデータ終了通知信号に基づいて前記制御手段が前記記録用データ転送手段の動作を停止させた時点において、前記制御手段が前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をリードして得られる該位置情報を、前記再生バッファサイズの値として設定するものである、請求項9に記載のデータ転送装置。
  13. データの記録と再生とを同時に実行する際には前記記録用バッファが前記再生用バッファとしても使用され、前記再生バッファサイズ設定手段は、前記録音用バッファに対する書込み済みポインタの位置情報をそのまま前記再生バッファサイズの値として設定するものである、請求項9に記載のデータ転送装置。
  14. 前記再生バッファサイズ設定手段は、データ記録再生装置内のデッキ制御部からのデータ転送数をカウントし、該デッキ制御部からのデータ終了通知信号をトリガにして、該カウントされたデータ転送数に基づいて前記再生バッファサイズの値を設定するものである、請求項9に記載のデータ転送装置。
  15. 前記再生バッファサイズ設定手段は、データ記録再生装置内のデッキ制御部からのデータ内容情報に基づいて、前記再生バッファサイズの値を設定するものである、請求項9に記載のデータ転送装置。
  16. 前記再生バッファサイズ設定手段は、一度高速に空再生を実行することにより得られるデータ長情報に基づいて、前記再生バッファサイズの値を設定するものである、請求項9に記載のデータ転送装置。
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