JPH0945001A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JPH0945001A
JPH0945001A JP7197499A JP19749995A JPH0945001A JP H0945001 A JPH0945001 A JP H0945001A JP 7197499 A JP7197499 A JP 7197499A JP 19749995 A JP19749995 A JP 19749995A JP H0945001 A JPH0945001 A JP H0945001A
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JP
Japan
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memory
data
unit
management table
compressed
Prior art date
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Application number
JP7197499A
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English (en)
Inventor
Yasuo Shiraishi
泰男 白石
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 音切れをなくし、実際のn倍速再生時間も正
確にでき、サウンドフレーム単位でのn倍速再生処理を
行ってn倍速再生でも内容を確認可能にする。 【解決手段】 ディスク11に記録された管理テーブルお
よび圧縮された章単位データを光ピックアップ1で読み
出し、管理テーブルおよび圧縮データの処理を信号処理
部2で行う。この信号処理部2で処理された前記管理テ
ーブルおよび圧縮データをメモリ5に格納する。制御手
段のCPU4は、アクセス後に目標範囲内であれば読み
取りを開始してn倍速再生でも音切れさせない。CPU
4は、メモリ内の圧縮データを音声伸張デコーダ24に対
して部分的に転送指示するかメモリに書き込む際に圧縮
データの取り込み開始位置および終了位置を信号処理部
2に対して指示してサウンドフレーム単位でのn倍速再
生処理が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディスク状の記
録媒体から音楽または映像等のデータを再生することの
できるディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、記録および再生が可能なミニディ
スク(以下、MDという)を演奏するディスク装置が普及
してきている。かかるディスク装置においては、音楽情
報等の情報を約5分の1に圧縮してMDに記録し、再生
時には、MDから読み出した圧縮された再生信号のデー
タ、すなわち圧縮情報をメモリに書き込んで、メモリか
ら読み出した圧縮情報に対して約5倍の伸張処理を施
し、A/D変換等の所定の処理を行っている。このよう
な方式をオーディオ圧縮技術、ATRAC(Adaptive Tr
ansform Acoustic Coding)と称する。かかる方式におい
ては、メモリへの書き込みレートは読み出しレートの約
5分の1となる。
【0003】上述した圧縮情報をMDに記録することに
より、等価的な記録密度を5倍にあげることができると
ともに、振動等の外乱によりMDから読み出した圧縮情
報にエラーが生じたときは、エラーとなった圧縮情報に
係る記録情報を再び読み取ることにより、実質的にエラ
ー訂正が可能となる。従って、メモリ状態を常時フル状
態にしておくことにより安定した再生処理を実現でき
る。
【0004】図10はMDにおけるオーディオセクタのフ
ォーマットを示す図である。これはメモリへの書き込み
単位である1セクタには、Sync領域(a)およびアドレス
からなるヘッダ領域(b)と2332バイトからなるオーディ
オデータ領域(c)からなる。
【0005】図11はMDにおけるオーディオデータのフ
ォーマットを示す図である。連続した偶数セクタと奇数
セクタの2セクタに対して、11のサウンドグループ(S
G)という単位構成となっており、章単位の連続したブ
ロックまたは複数の離散したブロックの開始および終了
アドレスは、クラスタとセクタおよびサウンドグループ
で管理テーブル内に記録されている。
【0006】図12はMDにおける再生単位であるサウン
ドグループのフォーマットを示す図である。1サウンド
グループには、Leftチャンネルサウンドフレーム(a)と
Rightチャンネルサウンドフレーム(b)という左右のス
テレオデータから構成されている。
【0007】図13はMDにおけるn倍速再生の処理方法
を示す図であり、これは、章の再生方向に対しn倍速再
生する場合である。章またはブロックの再生時間Tは、
章またはブロックの全データを再生する時間に等しいか
ら時間をセクタに置き換えたn倍速の再生方法は、(数
1)で表される。
【0008】
【数1】
【0009】ただし、 (1) ≒で表しているのは、計算精度およびエラーによる
誤差のためである。
【0010】(2) 上記n倍速の再生方法では、章または
ブロックを分割する数が明確でないが、書き込みセクタ
数を自然に決めることで自然と決まる。(書き込みmセ
クタ数)と(アクセスmセクタ数)をn倍率となるように
自由な組み合わせで決めることができる。
【0011】(3) 書き込み1および書き込みm+1は、
章またはブロックの開始および終了セクタを必ず読み取
る意味である。読み取ったアドレスを時間表示に用いる
場合、章の先頭、最終位置に正しい時間表示ができる。
【0012】図13に示すように書き込み1,2,……
m,m+1とアクセス1,2,……mを交互に繰り返す
ことによりn倍速再生となり、書き込んだデータのみを
再生する。
【0013】また、MDにおいては、章単位の演奏時間
は全ての圧縮データを再生するのに等しいためn倍速の
処理単位を時間から圧縮データの単位であるセクタに置
き換えて、ディスク装置のメモリに書き込むセクタ数と
アクセスによるジャンプセクタ数とを決めて、章単位の
ブロックを断続して読み取って再生することでn倍速再
生を実現することができる。
【0014】図14は従来のディスク装置において、n倍
速再生処理の動作を示すフロー図である。図14におい
て、図示せざるディスク装置の管理テーブル読取手段を
用いて管理テーブル内のブロックの開始および終了アド
レス情報を読み出し(ステップS1)、倍速値に従い断続
して書き込むセクタ単位での倍速開始および終了アドレ
スを計算する(ステップS2)。
【0015】この計算で求めたディスク装置のメモリに
書き込むアドレス(開始アドレスから終了アドレスまで)
をパートアドレスと称する。
【0016】パートアドレスがステップS1で読み出し
たブロックの開始アドレスから終了アドレスの範囲にあ
るかをチェックする(ステップS3)。範囲外であれば、
このブロックのn倍速再生処理を終了する。
【0017】範囲内であれば、メモリへの書き込み処理
と音出し処理の2つの処理を行う。
【0018】書き込み処理では、セクタを通過する毎に
発生するセクタシンクを監視し(ステップS4)、セクタ
シンク検出時にはパートアドレスへのアクセスを行う
(ステップS5)。アクセス動作の終了を確認し(ステッ
プS6)、動作終了ならメモリへの書き込みを開始し、
規定セクタ分のデータをメモリに書き込む(ステップS
7)。
【0019】音出し処理では、メモリにセクタデータが
蓄えられたことを判断し、メモリから情報伸張手段に再
生セクタデータの転送を開始する。再生セクタデータの
転送終了を検出すれば(ステップS8)、次の再生セクタ
データの転送指示を行う(ステップS9)。以降パートア
ドレスが範囲外となるまで上記処理を繰り返すことによ
りn倍速再生を実現できる。パートアドレスが範囲外と
なった場合は、次の章またはブロックを読み出してn倍
速再生を継続することは可能である。
【0020】n倍速再生中においても再生アドレスを時
間に変換して、表示に使用するため、章単位でのブロッ
クの開始および終了セクタは確実に読み取って再生する
必要がある。また、倍速再生ではアクセスが多発し、デ
ィスクからの読み取りが間に合わず音切れとなる可能性
が高いため、通常の再生処理に比べてメモリに多く蓄え
て音出しを開始するのは当然である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のディスク装置においては、メモリへ書き込んだ圧縮デ
ータを再生する時間よりも、アクセス動作およびメモリ
への書き込みに時間がかかるため音出し中にメモリが空
となり、音切れが多発するという問題と、音切れが多発
することにより、倍速値に対して実際の再生時間が長く
なってしまうという問題があった。
【0022】また、再生データを数セクタ単位で間引い
ているため、記録されている内容をn倍速再生において
は認識できないという問題があった。
【0023】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、n倍速再生中においてもメモリへの書き込
みを増加させて音切れがなく、実際のn倍速再生時間が
正確で、n倍速再生においても内容を確認できるディス
ク装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第1の発明は、ディスクに記録された管理
テーブルおよび圧縮されたブロック単位データを読み出
す読出手段と、前記管理テーブルおよび圧縮データの処
理を行う信号処理手段と、前記信号処理手段で処理され
た前記管理テーブルおよび圧縮データを格納するメモリ
と、前記メモリから前記管理テーブルの任意の情報を読
み出す管理テーブル読取手段と、前記メモリから前記圧
縮情報を読み出し伸張する情報伸張手段と、前記ディス
ク上でアクセスと圧縮データの前記メモリへの書き込み
を交互に行い断続して圧縮データをメモリに書き込んで
n倍速再生を行う際に、読み取り開始位置に対するアク
セスが目標範囲内にあればこれを読み取り開始位置とし
てメモリに書き込んで再生する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0025】また、第2の発明は、ディスクに記録され
た管理テーブルおよび圧縮されたブロック単位データを
読み出す読出手段と、前記管理テーブルおよび圧縮デー
タの処理を行う信号処理手段と、前記信号処理手段で処
理された前記管理テーブルおよび圧縮データを格納する
メモリと、前記メモリから前記管理テーブルの任意の情
報を読み出す管理テーブル読取手段と、前記メモリから
前記圧縮情報を読み出し伸張する情報伸張手段と、前記
ディスク上でアクセスと圧縮データのメモリへの書き込
みを交互に行い断続して圧縮データをメモリに書き込ん
でn倍速再生を行う際に、アクセス動作に対するアクセ
ス時間とメモリへの書き込み動作に対する書き込み時間
を監視しながら、時間超過が発生した場合は、動作を停
止して次の動作に移行させ常に一定時間で動作を終了す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】また、第3の発明は、ディスクに記録され
た管理テーブルおよび圧縮されたブロック単位データを
読み出す読出手段と、前記管理テーブルおよび圧縮デー
タの処理を行う信号処理手段と、前記信号処理手段で処
理された前記管理テーブルおよび圧縮データを格納する
メモリと、前記メモリから前記管理テーブルの任意の情
報を読み出す管理テーブル読取手段と、前記メモリから
前記圧縮情報を読み出し伸張する情報伸張手段と、前記
メモリの任意の位置から前記情報伸張手段への任意の転
送数を指定する圧縮データ転送手段と、ブロック単位の
全ての圧縮データを前記メモリに書き込んで、正方向の
n倍速再生を行う際に前記圧縮データ転送手段を用い
て、前記メモリ内の圧縮データを断続して前記情報伸張
手段に転送する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】また、第4の発明は、ディスクに記録され
た管理テーブルおよび圧縮されたブロック単位データを
読み出す読出手段と、前記管理テーブルおよび圧縮デー
タの処理を行い、前記圧縮データにおいては後記メモリ
へ格納する開始位置と終了位置または格納バイト数を指
示することで、当該メモリに当該データのみを格納でき
る信号処理手段と、前記信号処理手段で処理された前記
管理テーブルおよび圧縮データを格納するメモリと、前
記メモリから前記管理テーブルの任意の情報を読み出す
管理テーブル読取手段と、前記メモリから前記圧縮情報
を読み出し伸張する情報伸張手段と、ブロック単位で圧
縮データを読み取って前記メモリに格納する際に、前記
メモリに書き込む圧縮データの開始位置および終了位置
を前記信号処理手段に指示し、メモリに書き込んだ全て
のデータを再生する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0028】また、第5の発明は、ディスクに記録され
た管理テーブルおよび圧縮されたブロック単位データを
読み出す読出手段と、前記管理テーブルおよび圧縮デー
タの処理を行う信号処理手段と、前記信号処理手段で処
理された前記管理テーブルおよび圧縮データを格納する
メモリと、前記メモリから前記管理テーブルの任意の情
報を読み出す管理テーブル読取手段と、前記メモリから
前記圧縮情報を読み出し伸張する情報伸張手段と、前記
メモリの任意の位置から前記情報伸張手段への任意の転
送数を指定する圧縮データ転送手段と、ブロック単位の
全ての圧縮データを前記メモリに書き込んで正方向のn
倍速再生を行う際に、メモリ残量と規定値との比較結果
により前記圧縮データ転送手段を用いて倍率を可変する
制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0029】
【作用】ディスク装置におけるn倍速再生時において
は、アクセスが多発することにより音切れとなるが、音
切れを発生させないように唯アクセス動作のみを緩やか
にしても、目標位置に対して行き過ぎや戻り過ぎとなる
ことがある。アクセス時間を短縮するために、この目標
位置からの読み取りを開始すると読み取るアドレスが不
規則となる。すなわち、倍速値に対して時間表示が不規
則な表示となる。また倍速の進行方向に対して進行済み
のアドレスを読み取ってしまう(時間表示が逆に進む)場
合も発生する。
【0030】本発明によればアクセスを緩めると同時に
進行方向に対して、既に読み取ったアドレスを再び読み
取ってしまわないように読み取り済みのアドレス範囲チ
ェックも重ねて行うことで、音切れの未発生と規則的な
読み取りを両立させている。また、アクセス動作および
書き込み動作の各時間を個々に監視することにより、倍
速値に対する実際のn倍速再生時間を正確にすることが
できる。
【0031】さらに、全セクタを読み取るn倍速再生に
より再生時間を短縮して尚かつ記録内容を正しく確認す
ることができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図について参照し
つつ説明する。
【0033】図1は、本発明の第1ないし第5の実施例
のディスク装置の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、11は音楽等の圧縮情報が記録されたディスク、
1はこのディスク11に光ビームを照射して記録された圧
縮情報を読み出す読出手段としての光ピックアップ(以
下、単にピックアップという)である。
【0034】2はピックアップ1から得られる読取信号
を処理する信号処理部であり、その内部構成は、ピック
アップ1からの読取信号を増幅し、波形処理してディジ
タル信号の再生信号を得るRFアンプ21、このRFアン
プ21からの信号を復調して、1シンボル14ビットのパタ
ーンから1シンボル8ビットのパターンに変換するEF
Mデコーダ22、8ビットのパターンに変換された再生信
号の圧縮情報のデータをメモリ5に書き込むとともにメ
モリ5に格納された圧縮情報のデータを読み出すメモリ
コントローラ23、メモリ5から読み出された圧縮情報の
データに音声伸張処理を施す情報伸張手段としての音声
伸張デコーダ24を有している。
【0035】3はディスク11を回転駆動するとともにピ
ックアップ1の動作を制御するサーボ制御部であり、そ
の内部構成は、ディスク11が装着されターンテーブルを
回転するスピンドルモータ31、ピックアップ1をディス
ク11の半径方向に移動する送りモータ32、前記スピンド
ルモータ31,送りモータ32およびピックアップ1を制御
するサーボ制御回路33を有している。
【0036】4はこのディスク装置を制御する制御手段
としてのCPUであり、前記EFMデコーダ22およびサ
ーボ制御回路33に対して制御信号を出力する。さらに、
CPU4は、メモリコントローラ23に対して書き込み指
示または読み出し指示を出力するとともに、メモリコン
トローラ23から指定データの転送終了情報である終了ス
テータスを受ける。41はCPU4のワークRAM、5は
メモリコントローラ23からの制御により音声伸張デコー
ダ24に供給されるための圧縮情報を格納するメモリ、6
はメモリコントローラ23から管理テーブルの任意の情報
を読出す管理テーブル読取手段、7は信号処理部2から
得られるディジタル信号をアナログ信号に変換するD/
A変換器である。
【0037】次に、この第1の実施例のディスク装置の
動作について説明する。
【0038】図2は図1のCPU4によって実行される
n倍速再生処理の動作を示すフロー図であり、これは、
図1に示すディスク11上でアクセスと、圧縮データのメ
モリ5への書き込みを交互に行い断続的に圧縮データを
メモリ5に書き込んでn倍速再生を行う際に、読み取り
開始位置に対するアクセスが目標範囲内にあればこれを
読み取り開始位置としてメモリに書き込んで再生するも
のである。即ち、図2の動作フロー図はステップS2とS3
の間にステップS10の「パートアドレスに対するアクセ
ス許容範囲アドレス計算」の処理が行われる。
【0039】まず、図1のCPU4は、管理テーブル読
取手段6を用いて管理テーブル内のブロックの開始およ
び終了アドレス情報を読み出し(ステップS1)、倍速値に
従いパートアドレス(ステップS2)と、パートアドレスに
対するアクセス許容範囲アドレスを計算する(ステップS
10)。このステップS10におけるアクセス許容範囲につい
ては図3に示す。図3において、図3(1)は曲の再生方
向に対してn倍速再生する場合で、例えば、n倍速にお
ける許容範囲を1秒とすると、再生時間1秒に相当する
セクタ数をパートアドレスの前後に1/2ずつ配分して
ある。
【0040】また、図3(2)は上記(1)と同様に曲の再生
方向に対してn倍速再生する場合であり、これはアクセ
ス許容範囲をn倍速の進行方向に対して最大に許容した
とき、既に書き込んだセクタからブロックの最終セクタ
までとなり、読み取ったセクタより戻ることがない。な
お、図3(1),(2)の(11),(21)はディスク11上のブロッ
クにおけるパートアドレス、(12),(22)はパートに対す
るアクセス許容範囲アドレスを、それぞれ示している。
【0041】次に図2の動作フロー図において、前記パ
ートアドレスがステップS1で読み出した図3に示すブロ
ックの開始アドレス(SA)から終了アドレス(EA)の範
囲にあるかをチェックする(ステップS3)。そして範囲外
であれば、このブロックのn倍速処理を終了する。
【0042】範囲内であれば、メモリ5への書き込み処
理と音出し処理の2つの処理を行う。
【0043】書き込み処理では、セクタを通過するごと
に発生するセクタシンクを監視し(ステップS4)、セクタ
シンク検出時にはパートアドレスへのアクセスを行う
(ステップS5)。
【0044】アクセス後の現在位置が図3に示すアクセ
ス許容範囲内かをチェックし(ステップS6)、結果が範囲
内でなければ、アクセス許容範囲内となるまでアクセス
動作を起動する。アクセス許容範囲外のアドレスは、進
行方向に対して既に通過したアドレスか行き過ぎのアド
レスであるためこれを読み取ると、アドレスから変換す
る時間表示が逆戻りしたり、行き過ぎたりして不規則な
表示となることを防止する。
【0045】前記結果がアクセス許容範囲内であれば、
メモリ5への書き込みを開始し、規定セクタ分のデータ
をメモリ5に書き込む(ステップS7)。
【0046】ステップS5では現在位置と、ステップS2の
パートアドレス開始位置との移動量に従いジャンプ動作
を行うが、次のステップS6においては前記ジャンプ動作
後の現在位置が前記アクセス許容範囲内ならば、現在位
置からメモリ5への書き込みを開始することにより、ア
クセス時間を短縮できる。
【0047】音出し処理では、メモリ5にセクタデータ
が蓄えられたことを判断し、メモリ5から情報伸張手段
である音声伸張デコーダ24に再生セクタデータの転送を
開始する。再生セクタデータの転送終了を検出すれば
(ステップS8)、次の再生セクタデータの転送指示を行う
(ステップS9)。以降パートアドレスが範囲外となるまで
上記処理を繰り返すことによりn倍速再生を実現でき
る。パートアドレスが範囲外となった場合は、次の章ま
たはブロックを読み出してn倍速再生を継続することは
可能である。
【0048】アクセス許容範囲内のアドレスは、n倍速
再生の進行方向に対する許容範囲のズレであり、アドレ
スから表示時間を計算する場合においても正しく表示で
きる。
【0049】このようにこの第1の実施例によれば、目
標のアドレスに対して幅を持たせることで、アドレスの
読み取りの精度をある程度保ちつつ、アクセス精度を緩
やかにしてアクセス時間を短縮できる分、早くメモリへ
書き込むことが可能となる。このため、n倍速再生時の
音切れ発生を防止することで表示時間と実際のn倍速再
生時間とがズレずに、正確な表示を行うことが可能であ
る。
【0050】次に本発明の第2の実施例のディスク装置
について説明する。この第2の実施例の構成は、第1の
実施例の構成である図1と同じであるので、その説明は
省略し、第2の実施例の動作について図4を参照して説
明する。
【0051】図4は図1のCPU4によって実行される
n倍速再生処理の動作を示すフロー図であり、これは、
図1に示すディスク11上でアクセスと圧縮データのメモ
リ5への書き込みを交互に行い断続して圧縮データをメ
モリ5に書き込んでn倍速再生を行う際に、アクセス動
作に対するアクセス時間とメモリ5への書き込み動作に
対する書き込み時間を監視しながら、時間超過が発生し
た場合は、動作を停止して次の動作に移行させ常に一定
時間で動作を終了させるものである。
【0052】即ち、図4の動作フロー図は、ステップS2
とS3の間にステップS11の「アクセスタイムアウト時間設
定およびタイマー回路の起動」の処理が新たに行われ、
これに関するステップS12,S13,S14およびS15の処理が
行われる。
【0053】まず、図1のCPU4は、管理テーブル読
取手段6を用いて管理テーブル内のブロックの開始およ
び終了アドレス情報を読み出し(ステップS1)、倍速値に
従いパートアドレスを計算し(ステップS2)、パートへの
アクセスタイムアウト時間を設定し、タイマー回路を起
動する(ステップS11)。
【0054】パートアドレスがステップS1で読み出した
ブロックの開始アドレスから終了アドレスの範囲にある
かをチェックする(ステップS3)。範囲外であれば、この
ブロックのn倍速再生処理を終了する。
【0055】範囲内であれば、メモリ5への書き込み処
理と音出し処理の2つの処理を行う。
【0056】書き込み処理では、セクタを通過するごと
に発生するセクタシンクを監視し(ステップS4)、セクタ
シンク検出時にはアクセスタイマーを監視しながら(ス
テップS12)、パートアドレスへのアクセス動作を行う
(ステップS5)。アクセス後はパートアドレス開始位置に
アクセスを完了したかをチェックし(ステップS6)、アク
セスが完了するかまたはアクセスタイムアウトが発生す
るまでアクセス動作を継続する。
【0057】アクセス完了またはアクセスタイムアウト
が発生した場合は、アクセス動作を停止し、書き込みタ
イムアウト時間をセットしてタイマー回路を起動する
(ステップS13)。書き込みタイマーを監視しながら(ステ
ップS14)、メモリ5への書き込みを開始する(ステップS
7)。パートアドレスの終了位置まで書き込んだら(ステ
ップS15)または書き込みタイムアウトを検出した場合、
既に書き込んだセクタまでを有効とし、書き込み動作を
停止することで実際のn倍速再生時間を一定にする。
【0058】音出し処理では、メモリ5にセクタデータ
が蓄えられたことを判断し、メモリから情報伸張手段で
ある音声伸張デコーダ24に再生セクタデータの転送を開
始する。再生セクタデータの転送終了を検出すれば(ス
テップS8)、次の再生セクタデータの転送指示を行う(ス
テップS9)。以降パートアドレスが範囲外となるまで上
記処理を繰り返すことによりn倍速再生を実現できる。
パートアドレスが範囲外となった場合は、次の章または
ブロックを読み出してn倍速再生を継続することは可能
である。
【0059】ステップS13の書き込みタイムアウト時間
の設定で書き込み時間内に書き込めるセクタ数から得ら
れる再生時間をTsとする再生時間(Ts)>アクセスタイ
ムアウト時間ならば音切れなくn倍速で再生できる。
【0060】このようにこの第2の実施例によれば、ア
クセスタイムアウト時間および書き込みタイムアウト時
間を個々に設定、監視できるためn倍速再生時の音切れ
発生を防止し、さらにn倍速再生に要する処理時間を一
定にすることができる。
【0061】次に、本発明の第3の実施例のディスク装
置について説明する。この第3の実施例の構成は、第1
の実施例の構成である図1と同じであるので、その説明
は省略し、第3の実施例の動作について図5を参照して
説明する。
【0062】図5は図1のCPU4によって実行される
n倍速再生処理の動作を示すフロー図であり、これは、
図1に示すブロック単位の全ての圧縮データをメモリ5
に書き込んで、正方向のn倍速再生を行う際に圧縮デー
タ転送手段を用いて、前記メモリ5内の圧縮データを断
続して情報伸張手段である音声伸張デコーダ24に転送す
るものである。
【0063】即ち、図5の動作フロー図は、ステップS1
6〜S19の処理が新たに行われる。まず図1のCPU4
は、管理テーブル読取手段6を用いて管理テーブル内の
ブロックの開始および終了アドレス情報を読み出す(ス
テップS1)。
【0064】書き込み処理では、セクタを通過する毎に
発生するセクタシンクを監視し(ステップS4)、セクタシ
ンク検出時には書き込みアドレスにアクセスが完了する
までアクセス動作を起動する(ステップS5)。書き込みア
ドレスにアクセスが完了した場合(ステップS16)、メモ
リ5への書き込みを開始し、1セクタ書き込む毎に書き
込みアドレスを+1(ステップS17)し、ブロック終了ア
ドレスまで書き込みを継続する(ステップS18)。ブロッ
ク終了アドレスまで書き込み終えたら、書き込み動作を
停止する。
【0065】音出し処理では、メモリ5にセクタデータ
が蓄えられたことを判断し、メモリから情報伸張手段で
ある音声伸張デコーダ24に再生データの転送を開始す
る。この際の再生バイト数により、n倍速再生の倍速値
が決まる。図6は倍速値と再生バイト数の関係(1)と再
生バイト数をチャンネルフレームデータ単位で計算した
表(2)とを示す。
【0066】図6(1)においては章またはブロック内の
任意のセクタをmとし、章またはブロックの全セクタを
読み取って、各セクタの1部分を必ず再生すると、その
ときの倍速値は(数2)で表される。
【0067】
【数2】
【0068】ただし、再生バイト数はチャンネルフレー
ムデータ単位である。
【0069】なお、前述した図12のサウンドグループフ
ォーマットにおいて、再生データ単位はモノラルで1チ
ャンネルフレームデータ(212バイト)、ステレオでサウ
ンドグループ(424バイト)である。従って再生データバ
イト数はチャンネルフレームデータの構成を考慮し、21
2バイトまたは424バイトの整数倍を再生バイト数とす
る。最大倍速は再生バイト数が212バイト時に11倍速と
なるが、1セクタの通過時間が約13.3msで片チャンネル
フレームデータ(212バイト)の再生時間が5.5msであるこ
とから、実際にはnチャンネルフレームデータの再生時
間>13.3msとなるような再生バイト数を設定し、音切れ
の発生を防止する。
【0070】次に図5の動作フロー図において、再生デ
ータの転送終了を検出すれば(ステップS8)、次の再生デ
ータの転送指示を行う(ステップS19)。以降ブロックの
終了アドレスを読み取るまで上記処理を繰り返すことに
より倍速再生を実現できる。パートアドレスが範囲外と
なった場合は、次の章またはブロックを読み出してn倍
速再生を継続することは可能である。
【0071】全ての再生情報を読み取って、1セクタ分
の再生時間(64ms)に対する片チャンネルフレームデータ
分の再生時間(5.5ms)またはこの整数倍の再生を行って
いるため、n倍速再生にも関わらず情報の欠落が少な
い。
【0072】このようにこの第3の実施例によれば、同
じn倍速再生でも全てのセクタを読み取っているため再
生データの内容を判別することができる。従って、記録
済みの情報を再生時間のn分の1で確認することができ
る。また、特定の箇所を捜す場合、このn倍速再生によ
れば内容を確認しながら聞き逃すまたは見逃すことな
く、しかもn分の1以下の時間で目的の箇所を捜すこと
が可能となる。
【0073】次に、本発明の第4の実施例のディスク装
置について説明する。この第4の実施例の構成は、第1
実施例の構成である図1と同じであるので、その説明は
省略し、第4の実施例の動作について図7を参照して説
明する。
【0074】図7は図1のCPU4によって実行される
n倍速再生処理の動作を示すフロー図であり、これは、
図1に示すブロック単位で圧縮データを読み取ってメモ
リ5に格納する際に、メモリ5に書き込む圧縮データの
開始位置および終了位置を信号処理部2に指示し、メモ
リ5に書き込んだ全てのデータを再生するものである。
【0075】即ち、図7の動作フロー図はステップS2
0,S21の処理が新たに行われる。まず、図1のCPU4
は、管理テーブル読取手段6を用いて管理テーブル内の
ブロックの開始および終了アドレス情報を読み出す(ス
テップS1)。
【0076】書き込み処理では、セクタを通過する毎に
発生するセクタシンクを監視し(ステップS4)、セクタシ
ンク検出時には書き込みアドレスにアクセスが完了する
までアクセス動作を起動する(ステップS5)。書き込みア
ドレスにアクセスが完了した場合(ステップS16)、ディ
スク11からメモリ5への書き込み開始位置および終了位
置をメモリコントローラ23に指示、および1セクタ書き
込むごとに書き込みアドレスを+1(ステップS20)し、
ブロック終了アドレスまで書き込みを継続する(ステッ
プS18)。この際のディスク11からメモリ5へ書き込むバ
イト数がすなわち再生バイト数となり、これによりn倍
速再生の倍速値が決まる。指定のバイト数分のみをディ
スクから読み取ることにより、メモリを効率的に使用す
ることができる。
【0077】再生データの転送終了を検出すれば(ステ
ップS8)、次の再生データの転送指示を行う(ステップS2
1)。以降ブロックの終了アドレスを読み取るまで上記処
理を繰り返すことによりn倍速再生を実現できる。パー
トアドレスが範囲外となった場合は、次の章またはブロ
ックを読み出してn倍速再生を継続することは可能であ
る。
【0078】ブロック終了アドレスまで書き込み終えた
ら、書き込み動作を停止する。
【0079】音出し処理では、メモリにセクタデータが
蓄えられたことを判断し、メモリ5から情報伸張手段で
ある音声伸張デコーダ24に再生データの転送を開始す
る。
【0080】再生データの転送終了を検出すれば(ステ
ップS8)、次の再生データの転送指示を行う(ステップS2
1)。以降ブロックの終了アドレスを読み取るまで上記処
理を繰り返すことによりn倍速再生を実現できる。パー
トアドレスが範囲外となった場合は、次の章またはブロ
ックを読み出してn倍速再生を継続することは可能であ
る。
【0081】全ての再生情報を読み取って、1セクタ分
の再生時間(64ms)に対する片チャンネルフレームデータ
分の再生時間(5.5ms)またはこの整数倍の再生を行って
いるため、n倍速再生にも関わらず情報の欠落が少な
い。
【0082】このようにこの第4の実施例によれば、再
生するデータのみを読み取ってメモリに格納しているの
で、全てのセクタを読み取る場合に比べて同じメモリに
n倍のデータを読み取ることができる。また、メモリを
有効にしようすることでメモリフル状態のトラックジャ
ンプによる待機状態を発生させずにディスクの先読みが
可能となる。
【0083】また、記録済みの情報を再生時間のn分の
1で確認することができるし、特定の箇所を捜す場合に
おいても、このn倍速再生によれば内容を確認しながら
聞き逃すまたは見逃すことなく、n分の1以下の時間で
目的の箇所を捜すことが可能となる。
【0084】次に、本発明の第5の実施例のディスク装
置について説明する。
【0085】MDは1曲がディスク上に離散した複数の
ブロックから構成される場合がありCDに比べアクセス
回数が多く、さらに耐振メモリを持っているためメモリ
がフル状態ではすぐに書き込みを再開できるように書き
込み再開位置に待機している必要から、トラックジャン
プによるアクセスが発生し、n倍速再生を含めてアクセ
スが多発するため振動下において音切れが発生し易くな
るという問題があった。
【0086】この第5の実施例の構成は、第1の実施例
の構成である図1と同じであるので、その説明を省略
し、第5の実施例の動作について図8を参照して説明す
る。
【0087】図8は図1のCPU4によって実行される
n倍速再生処理の動作を示すフロー図であり、これは、
図1に示すブロック単位の全ての圧縮データをメモリ5
に書き込んで正方向のn倍速再生を行う際に、メモリ残
量と規定値との比較結果により圧縮データ転送手段を用
いて倍率を可変するものである。
【0088】即ち、図8の動作フロー図では、メモリ残
量が規定値1より大きいか、規定値2より小さいかを監
視(ステップS21)し、それによって倍速値nに対しての
遅い,同じ,早いの設定(ステップS22〜S24)を行うもの
である。
【0089】まず、図1のCPU4は、管理テーブル読
取手段6を用いて管理テーブル内のブロックの開始およ
び終了アドレス情報を読み出す(ステップS1)。
【0090】書き込み処理では、セクタを通過するごと
に発生するセクタシンクを監視し(ステップS4)、セクタ
シンク検出時には書き込みアドレスにアクセスが完了す
るまでアクセス動作を起動する(ステップS5)。書き込み
アドレスにアクセスが完了した場合(ステップS16)、メ
モリ5への書き込み開始し、1セクタ書き込むごとに書
き込みアドレスを+1(ステップS17)し、ブロック終了
アドレスまで書き込みを継続する(ステップS18)。ブロ
ック終了アドレスまで書き込み終えたら、書き込み動作
を終了する。
【0091】音出し処理では、メモリ5にセクタデータ
が蓄えられたことを判断し、メモリ5から情報伸張手段
である音声伸張デコーダ24に再生データの転送を開始す
る。この際の再生バイト数により、n倍速再生の倍速値
が決まる。
【0092】再生データの転送終了を検出すれば(ステ
ップS8)、メモリ残量と規定値1および規定値2を比較
する(ステップS21)。
【0093】図9に規定値とメモリ残量との関係を示
し、規定値1と2の間は倍率nで再生し、規定値1以下
のときは倍率n′で、規定値2以上のときは倍率n″で
それぞれ再生する。即ち、ステップS21での比較結果が
規定値1<メモリ残量ならば、メモリ5に再生データが
蓄えられるように倍率をnに対して遅い倍率n′(再生
バイト数を多くする)に設定を行う(ステップS22)。
【0094】比較結果が規定値1<メモリ残量<規定値
2ならば倍率をnにする(ステップS23)。
【0095】比較結果が規定値2<メモリ残量ならば、
メモリに再生データが蓄えられないように倍率をnに対
して早い倍率n″(再生バイト数を少なくする)に設定を
行う(ステップS24)。
【0096】以降ブロックの終了アドレスを読み取るま
で上記処理を繰り返すことによりn倍速再生を実現でき
る。パートアドレスが範囲外となった場合は、次の章ま
たはブロックを読み出してn倍速再生を継続することは
可能である。
【0097】このようにこの第5の実施例によれば、メ
モリの残量が多いときは、倍速率を高め早い倍率として
メモリフルとならないようにし、メモリ残量が少ないと
きは、倍速率を低めて遅い倍率としてメモリ空による音
切れとならないようにメモリ残量を制御することで、n
倍速再生中にアクセスが発生しないため、振動下におい
ても音切れの発生を防止できる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
クセスを緩めると同時に進行方向に対して、既に読み取
ったアドレスを再び読み取ってしまわないように読み取
り済みのアドレス範囲チェックも重ねて行うことで、音
切れの未発生と規則的な読み取りを両立させている。ま
た、アクセス動作および書き込み動作の各時間を個々に
監視することにより、倍速値に対する実際のn倍速再生
時間を正確にすることができる。
【0099】さらに、全セクタを読み取るn倍速再生に
より再生時間短縮して尚かつ記録内容を正しく確認する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1ないし第5の実施例のディスク装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるCPUによって
実行されるn倍速再生処理の動作フロー図である。
【図3】本発明の各実施例におけるアクセス許容範囲ア
ドレスを示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるCPUによって
実行されるn倍速再生処理の動作フロー図である。
【図5】本発明の第3の実施例におけるCPUによって
実行されるn倍速再生処理の動作フロー図である。
【図6】本発明の各実施例における倍速値と再生バイト
数の関係を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例におけるCPUによって
実行されるn倍速再生処理の動作フロー図である。
【図8】本発明の第5の実施例におけるCPUによって
実行されるn倍速再生処理の動作フロー図である。
【図9】本発明の第5の実施例における規定値とメモリ
残量の関係を示す図である。
【図10】MDにおけるオーディオセクタのフォーマッ
トを示す図である。
【図11】MDにおけるオーディオデータのフォーマッ
トを示す図である。
【図12】MDにおける再生単位であるサウンドグルー
プのフォーマットを示す図である。
【図13】MDにおけるn倍速再生の処理方法を示す図
である。
【図14】従来のディスク装置におけるn倍速再生処理
の動作フロー図である。
【符号の説明】
1…光ピックアップ(読出手段)、 2…信号処理部(信
号処理手段)、 3…サーボ制御部、 4…CPU(制御
手段)、 5…メモリ、 6…管理テーブル読取手段、
7…D/A変換器、 11…ディスク、 21…RFアン
プ、 22…EFMデコーダ、 23…メモリコントロー
ラ、 24…音声伸張デコーダ(情報伸張手段)、31…スピ
ンドルモータ、 32…送りモータ、 33…サーボ制御回
路、 41…ワークRAM。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの連続したブロックまたは複数の離
    散したブロックからなる章単位の圧縮された音楽または
    映像データを再生するための管理データとして記録され
    た単位データについて、 ディスク上におけるブロックの開始アドレスと終了アド
    レスおよびその終了アドレスが章単位としての終了でな
    い場合に連続する次の離散したブロックの開始アドレス
    および終了アドレスが記録されたメモリ上のアドレスを
    示すリンク情報とからなる管理テーブルが記録されてい
    る記録媒体に対応するディスク装置であって、 前記ディスクに記録された前記管理テーブルおよび圧縮
    されたブロック単位データを読み出す読出手段と、前記
    管理テーブルおよび圧縮データの処理を行う信号処理手
    段と、前記信号処理手段で処理された前記管理テーブル
    および圧縮データを格納するメモリと、前記メモリから
    前記管理テーブルの任意の情報を読み出す管理テーブル
    読取手段と、前記メモリから前記圧縮情報を読み出し伸
    張する情報伸張手段と、前記ディスク上でアクセスと圧
    縮データの前記メモリへの書き込みを交互に行い断続し
    て圧縮データをメモリに書き込んでn倍速再生を行う際
    に、読み取り開始位置に対するアクセスが目標範囲内に
    あればこれを読み取り開始位置としてメモリに書き込ん
    で再生する制御手段とを備えたことを特徴とするディス
    ク装置。
  2. 【請求項2】 1つの連続したブロックまたは複数の離
    散したブロックからなる章単位の圧縮された音楽または
    映像データを再生するための管理データとして記録され
    た単位データについて、 ディスク上におけるブロックの開始アドレスと終了アド
    レスおよびその終了アドレスが章単位としての終了でな
    い場合に連続する次の離散したブロックの開始アドレス
    および終了アドレスが記録されたメモリ上のアドレスを
    示すリンク情報とからなる管理テーブルが記録されてい
    る記録媒体に対応するディスク装置であって、 前記ディスクに記録された前記管理テーブルおよび圧縮
    されたブロック単位データを読み出す読出手段と、前記
    管理テーブルおよび圧縮データの処理を行う信号処理手
    段と、前記信号処理手段で処理された前記管理テーブル
    および圧縮データを格納するメモリと、前記メモリから
    前記管理テーブルの任意の情報を読み出す管理テーブル
    読取手段と、前記メモリから前記圧縮情報を読み出し伸
    張する情報伸張手段と、前記ディスク上でアクセスと圧
    縮データの前記メモリへの書き込みを交互に行い断続し
    て圧縮データをメモリに書き込んでn倍速再生を行う際
    に、アクセス動作に対するアクセス時間とメモリへの書
    き込み動作に対する書き込み時間を監視しながら、時間
    超過が発生した場合は、動作を停止して次の動作に移行
    させ常に一定時間で動作を終了する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 1つの連続したブロックまたは複数の離
    散したブロックからなる章単位の圧縮された音楽または
    映像データを再生するための管理データとして記録され
    た単位データについて、 ディスク上におけるブロックの開始アドレスと終了アド
    レスおよびその終了アドレスが章単位としての終了でな
    い場合に連続する次の離散したブロックの開始アドレス
    および終了アドレスが記録されたメモリ上のアドレスを
    示すリンク情報とからなる管理テーブルが記録されてい
    る記録媒体に対応するディスク装置であって、 前記ディスクに記録された前記管理テーブルおよび圧縮
    されたブロック単位データを読み出す読出手段と、前記
    管理テーブルおよび圧縮データの処理を行う信号処理手
    段と、前記信号処理手段で処理された前記管理テーブル
    および圧縮データを格納するメモリと、前記メモリから
    前記管理テーブルの任意の情報を読み出す管理テーブル
    読取手段と、前記メモリから前記圧縮情報を読み出し伸
    張する情報伸張手段と、前記メモリの任意の位置から前
    記情報伸張手段への任意の転送数を指定する圧縮データ
    転送手段と、ブロック単位の全ての圧縮データを前記メ
    モリに書き込んで、正方向のn倍速再生を行う際に前記
    圧縮データ転送手段を用いて、前記メモリ内の圧縮デー
    タを断続して前記情報伸張手段に転送する制御手段とを
    備えたことを特徴とするディスク装置。
  4. 【請求項4】 1つの連続したブロックまたは複数の離
    散したブロックからなる章単位の圧縮された音楽または
    映像データを再生するための管理データとして記録され
    た単位データについて、 ディスク上におけるブロックの開始アドレスと終了アド
    レスおよびその終了アドレスが章単位としての終了でな
    い場合に連続する次の離散したブロックの開始アドレス
    および終了アドレスが記録されたメモリ上のアドレスを
    示すリンク情報とからなる管理テーブルが記録されてい
    る記録媒体に対応するディスク装置であって、 前記ディスクに記録された前記管理テーブルおよび圧縮
    されたブロック単位データを読み出す読出手段と、前記
    管理テーブルおよび圧縮データの処理を行い、前記圧縮
    データにおいては後記メモリへ格納する開始位置と終了
    位置または格納バイト数を指示することで、当該メモリ
    に当該データのみを格納できる信号処理手段と、前記信
    号処理手段で処理された前記管理テーブルおよび圧縮デ
    ータを格納するメモリと、前記メモリから前記管理テー
    ブルの任意の情報を読み出す管理テーブル読取手段と、
    前記メモリから前記圧縮情報を読み出し伸張する情報伸
    張手段と、ブロック単位で圧縮データを読み取って前記
    メモリに格納する際に、前記メモリに書き込む圧縮デー
    タの開始位置および終了位置を前記信号処理手段に指示
    し、メモリに書き込んだ全てのデータを再生する制御手
    段とを備えたことを特徴とする請求項3記載のディスク
    装置。
  5. 【請求項5】 1つの連続したブロックまたは複数の離
    散したブロックからなる章単位の圧縮された音楽または
    映像データを再生するための管理データとして記録され
    た単位データについて、 ディスク上におけるブロックの開始アドレスと終了アド
    レスおよびその終了アドレスが章単位としての終了でな
    い場合に連続する次の離散したブロックの開始アドレス
    および終了アドレスが記録されたメモリ上のアドレスを
    示すリンク情報とからなる管理テーブルが記録されてい
    る記録媒体に対応するディスク装置であって、 前記ディスクに記録された前記管理テーブルおよび圧縮
    されたブロック単位データを読み出す読出手段と、前記
    管理テーブルおよび圧縮データの処理を行う信号処理手
    段と、前記信号処理手段で処理された前記管理テーブル
    および圧縮データを格納するメモリと、前記メモリから
    前記管理テーブルの任意の情報を読み出す管理テーブル
    読取手段と、前記メモリから前記圧縮情報を読み出し伸
    張する情報伸張手段と、前記メモリの任意の位置から前
    記情報伸張手段への任意の転送数を指定する圧縮データ
    転送手段と、ブロック単位の全ての圧縮データを前記メ
    モリに書き込んで正方向のn倍速再生を行う際に、メモ
    リ残量と規定値との比較結果により前記圧縮データ転送
    手段を用いて倍率を可変する制御手段とを備えたことを
    特徴とするディスク装置。
JP7197499A 1995-08-02 1995-08-02 ディスク装置 Pending JPH0945001A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113496705A (zh) * 2021-08-19 2021-10-12 杭州华橙软件技术有限公司 音频处理方法和装置、存储介质及电子设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113496705A (zh) * 2021-08-19 2021-10-12 杭州华橙软件技术有限公司 音频处理方法和装置、存储介质及电子设备
CN113496705B (zh) * 2021-08-19 2024-03-08 杭州华橙软件技术有限公司 音频处理方法和装置、存储介质及电子设备

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