JP2006099897A - 記録媒体制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】データ読み取りの際に機械的動作を伴う記録媒体制御装置において、機械的動作の安定を待つまでの間、再生開始が遅れるという点を改善する手段を提供する。
【解決手段】アドレス補正部123は、再生を停止する際にバッファメモリ部119の読み出しアドレスと書き込みアドレスを記憶し、再生を再開する際に、ディスク110の回転安定を待つことなく、記憶した読み出しアドレスの続きから再生データの読み出しを行うようアドレスを補正し、バッファメモリ部119内の続きのデータをすぐに出力開始できるようにすることにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、再生データが少なくとも一つ記録された記録媒体から再生データを読み出して再生処理を行う記録媒体制御装置に関するものである。
一般的に、記録媒体からデータを読み取ってデータ再生を行う再生機器では、例えば、記録媒体が光ディスクの場合、データを読み出す際に、スピンドルモータにより光ディスクを回転させながら、トラバースモータにより光ピックアップを移動させてレーザの反射により光ディスク上のデータを読み取ってデータの再生を行う。しかしながら、ディスクからデータを読み出すためには、トラバースモータにより光ピックアップを頻繁に動かしたり、レーザを点灯し続けたりする必要があり、消費電流が増大するという課題があった。そこで、電流消費を少しでも抑制するため、特許文献1に見られるように、光ディスクからデータを高速に読み取っていったんバッファメモリに蓄積し、読み出した後はディスクの回転を止めてレーザ電源を切り、バッファメモリ側から低速でデータを読み出して再生出力を行う構成が実用化されている。
特開平7−65507号公報
しかしながら、音楽データを再生する機器、例えばCDプレーヤにおいては、ユーザのボタン操作などによる再生開始指示が発生した場合、再生データを読み出す際、スピンドルモータが止まっている状態から所定の回転数に達するのを待ち、さらに、光ピックアップが所定の位置まで移動するのを待ち、両者の条件が整った時点で、ようやく光ディスクから正常に所定のデータを読み出すことができる。そのため、上記の従来の構成だけでは、ユーザが再生ボタンを押してから実際に再生が始まる(つまり音が出力される)までには、数秒単位といった時間がかかってしまうという課題を有していた。
上記課題を解決するために、本発明の記録媒体制御装置は、
記録媒体から再生データを読み取るための再生開始指示および再生停止指示を行う再生制御手段と、
前記再生制御手段の再生開始指示および再生停止指示により、記録媒体から再生データの一部または全てを読み取る読み取り要求を行い、読み取ったデータの保存要求を行う記録媒体読み取り制御手段と、
リングバッファであるバッファメモリと、
前記記録媒体読み取り制御手段の保存要求により、記録媒体から読み取った再生データを前記バッファメモリへ書き込むための書き込み要求を行うバッファメモリ書き込み制御手段と、
前記再生制御手段の再生開始指示および再生停止指示により、前記バッファメモリに格納した再生データを読み出すための読み出し要求を行うバッファメモリ読み出し制御手段と、
前記記録媒体読み取り制御手段の読み取り要求により、記録媒体を回転させるスピンドルモータ手段と、
記録媒体から再生データを読み取るためのピックアップ手段と、
前記ピックアップ手段を移動させるためのピックアップ移動手段と、
前記ピックアップ手段と前記ピックアップ移動手段とを制御し、記録媒体からデータが読み取り可能な状態になるのを待って、前記記録媒体読み取り制御手段に対して読み取り許可を発行して記録媒体から再生データの一部または全部の読み取りを行い、前記記録媒体読み取り制御手段の保存要求により、記録媒体から読み取った再生データを前記バッファメモリに書き込み、前記バッファメモリ読み出し制御手段の読み出し要求により、前記バッファメモリから再生データの読み出しを行うシステム制御手段と、
前記バッファメモリのライトアドレスWAとリードアドレスRAとを比較して前記バッファメモリ内のデータ残量を監視し、このデータ残量に従って、前記記録媒体読み取り制御手段に対して読み取り要求または禁止を行い、前記バッファメモリ読み出し制御手段に対して読み出し要求または禁止を行い、前記再生制御手段による再生開始指示があった場合、データ残量が読み出し可能なデータ残量閾値S以上になるまでは、前記バッファメモリ読み出し制御手段に対してデータ読み出しを禁止するバッファメモリ残量管理手段と、
前記システム制御手段により前記バッファメモリから読み出した再生データの信号処理を行って再生データの出力を行う信号処理制御手段と、を有する記録媒体制御装置であって、
(1)さらに、前記再生制御手段による再生停止指示により、前記記録媒体読み取り制御手段が、記録媒体からの読み取りを停止し、前記バッファメモリ書き込み制御手段が、前記バッファメモリの書き込みアドレスをWWで停止し、前記バッファメモリ読み出し手段が、前記バッファメモリの読み出しアドレスをRRで停止し、前記バッファメモリの現在の書き込みアドレスWWおよび前記バッファメモリの現在の読み出しアドレスRRを記憶し、前記再生制御手段による再生開始指示により、前記バッファメモリ書き込み手段に対して、前記バッファメモリのライトアドレスWAを(WW+1)に補正し、前記バッファメモリ読み出し手段に対して、前記バッファメモリのリードアドレスRAを(RR+a)に補正するアドレス補正手段とを有し、
(2)また、前記バッファメモリの書き込みアドレスWAがWW、読み出しアドレスRAがRRの場合において、前記再生制御手段による再生停止指示により、前記アドレス補正手段が、前記記録媒体読み取り制御手段に対してαぶんのデータを追加読み取りするよう追加要求し、前記記録媒体読み取り制御手段が、前記バッファメモリ書き込み制御手段に対して追加読み取り量αぶんのデータを前記バッファメモリへ書き込むよう保存要求を行い、前記バッファメモリ書き込み制御手段が、前記バッファメモリの現在の書き込みアドレスWAを(WW+α)で停止し、前記バッファメモリ読み出し手段が、前記バッファメモリの読み出しアドレスRAをRRで停止し、前記バッファメモリの現在の書き込みアドレス(WW+α)と、前記バッファメモリの現在の読み出しアドレスRRを記憶し、前記再生制御手段による再生開始指示により、前記バッファメモリ書き込み手段に対して、前記バッファメモリのライトアドレスWAを(WW+α+1)に補正し、前記バッファメモリ読み出し手段に対して、前記バッファメモリのリードアドレスRAを(RR+b)に補正し、
(3)また、再生データの変更がある場合に変更要求を行う再生データ変更検出手段と、
前記バッファメモリの書き込みアドレスWAがWW、読み出しアドレスRAがRRである場合において、前記再生データ変更検出手段による変更要求がある場合、前記再生制御手段による再生停止指示により、前記記録媒体読み取り制御手段に対して追加読み取り量βぶんの再生データを追加読み取りするよう追加指示を行い、前記バッファメモリの現在の書き込みアドレス(WW+β)を記憶し、前記再生制御手段による再生開始指示により、前記バッファメモリ書き込み手段に対して、前記バッファメモリのライトアドレスWAを(WW+β+1)に補正するアドレス補正手段とを有し、
(4)また、前記バッファメモリ残量管理手段が、読み出し可能なデータ残量閾値Sを、ビットレートに応じてダイナミックに変化させ、
(5)また、前記アドレス補正手段が、追加読み取り量αを、ビットレートに応じてダイナミックに変化させ、
(6)また、前記アドレス補正手段が、追加読み取り量βを、ビットレートに応じてダイナミックに変化させ、
(7)また、前記アドレス補正手段が、補正アドレスの加算ぶんaを、零または負の数とし、
(8)また、前記アドレス補正手段が、補正アドレスの加算ぶんbを、零または負の数とする構成である。
本発明の記録媒体制御装置は、光ディスクなどの記録媒体に記録された再生データを高速に読み出していったんバッファメモリに蓄積したのち低速で再生出力する際、下記のように作用することにより、再生ボタン操作などによる再生開始指示から、実際に音が出力するまでの時間の短縮を実現できる。
(1)再生開始指示が生じた時点で、記録媒体を回転させてピックを所定の位置に移動させ、読み取り可能状態になった時点で記録媒体から再生データを読み取り、その再生データをバッファメモリに書き込み、ある程度溜まった時点で、再生データをバッファメモリから読み出して音を出力するのではなく、前回再生していた曲の続きからリジューム再生する場合は、再生停止位置以降の再生データがバッファメモリに多少は蓄積されているはずなので、再生開始動作が生じた時点で、メカニカルな動作安定(記録媒体が読み取り可能状態になる)を待つことなく、すぐにバッファメモリから再生データを読み出して音を出力する。
(2)再生開始指示が生じた時点で、記録媒体を回転させてピックを所定の位置に移動させ、読み取り可能状態になった時点で記録媒体から再生データを読み取り、その再生データをバッファメモリに書き込み、ある程度溜まった時点で、再生データをバッファメモリから読み出して音を出力するのではなく、前回再生していた曲の続きからリジューム再生する場合は、前回の再生停止動作が生じた時点で、バッファメモリの残量をチェックし、残量が少ない場合は、再生停止位置以降の再生データを余分に読み取って、その再生データをバッファメモリに書き込んでおき、再生開始動作が生じた時点で、メカニカルな動作安定(記録媒体が読み取り可能状態になる)を待つことなく、すぐにバッファメモリから再生データを読み出して音を出力する。
(3)再生開始指示が生じた時点で、記録媒体を回転させてピックを所定の位置に移動させ、読み取り可能状態になった時点で記録媒体から再生データを読み取り、その再生データをバッファメモリに書き込み、ある程度溜まった時点で、再生データをバッファメモリから読み出して音を出力するのではなく、再生データが変更されたことを検出した時点で、変更後の再生データの先頭データを余分に読み取って、その再生データをバッファメモリに書き込んでおき、再生開始動作が生じた時点で、メカニカルな動作安定(記録媒体が読み取り可能状態になる)を待つことなく、すぐにバッファメモリから再生データを読み出して音を出力する。
さらに、本発明の記録媒体制御装置は、光記録媒体などの記録媒体に記録された再生データを高速に読み出していったんバッファメモリに蓄積したのち低速で再生出力する際、下記のように作用することにより、再生ボタン操作などによる再生開始指示において、止めた再生位置から音抜けのないリジューム再生を実現できる。
(4)再生停止指示が生じた際に、バッファメモリからの読み出しを停止したアドレスを記憶しておき、再生開始指示が生じた時点で、記憶したアドレスより少し前のアドレスから読み出しを開始することにより、再生位置より時間的に少し前の再生データから再生再開できる。
本発明は、バッファメモリを有する記録媒体制御装置において、リジューム再生時などにおける起動時間(音が出力されるまでの時間)を短縮するという目的を、コストアップなしに、簡易な方法で実現する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における記録媒体制御装置について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態1における光ディスク制御装置の構成を示すブロック図、図4は、同じくその基本動作におけるバッファメモリ内部の様子の一例を示す説明図、図5は、同じくそのリジューム再生動作におけるバッファメモリ内部の様子の一例を示す説明図である。
図1に示すように、光ディスク制御装置100は、光ディスク110を回転させるスピンドルモータ部111、光ピックアップ部112、トラバースモータ部113、システム制御部114、再生制御部115、ディスク読み取り制御部117、バッファメモリ書き込み制御部118、リングバッファであるバッファメモリ部119、バッファメモリ読み出し制御部120、信号処理部121、バッファメモリ残量管理部122、アドレス補正部123を含んで構成される。
このように構成された光ディスク制御装置100について、図1、図4、図5を用いて説明する。図1に示すように、光ディスク制御装置100は、システム制御部114の指示により、スピンドルモータ部111によって光ディスク110を回転させながら、ピックアップ移動手段であるトラバースモータ部113によって光ピックアップ部112を移動させて光ディスク110上に記録された再生データを読み取り、これをいったんバッファメモリ119に格納したのち、信号処理部121において信号処理を行って再生データとして出力する。
ここで、光ディスク110からのデータの読み取り、バッファメモリ部119へのデータの書き込みおよびバッファメモリ部119からのデータの読み出しの基本動作について、詳しく説明する。
まず最初に、図4(a)の時刻T=0では、再生制御部115は、システム制御部114に対して曲情報要求を行って光ディスク110から曲情報を取得する。
ここでバッファメモリ部119の容量を26セクタ、読み出し開始のデータ残量閾値Sを4セクタ、ディスク読みとり開始(書き込み開始)のデータ残量閾値Eを4セクタ、書き込み禁止の閾値Fを24セクタ、バッファメモリ部119への書き込み速度は読み出し速度の2倍と仮定する。データ残量とは、ここではバッファメモリに書き込まれて、まだ読み出されていないデータ量とする。
次に、図4(b)の時刻T=2tの直前では、再生制御部115は、ディスク読み取り制御部117に対して、ディスク110の読み取りの指示を行う。
ディスク読み取り制御部117は、システム制御部114に対して、スピンドルモータ部111を回転させてnセクタ(図4では2セクタ)だけ読み取るよう要求し、バッファメモリ書き込み制御部118に対して、読み取った2セクタの再生データをバッファメモリ部119に書き込むよう保存要求を行い、バッファメモリ書き込み制御部118は、その保存要求に従い、バッファメモリ部119に読み取った再生データを格納する。この時点で、バッファメモリ残量管理部122は、バッファメモリ119のライトアドレスWA(図4ではWA=2)とリードアドレスRA(図4ではRA=0)からデータ残量(図4(b)では2セクタ)を計算し、データ残量が読み出し開始の閾値Sセクタ(仮定では4セクタ)を超えていないため、バッファメモリ読み出し制御部120に対して読み出し指示は行わない。
次に、図4(c)の時刻T=4tの直前では、ディスク読み取り制御部117は、システム制御部114に対して、さらにnセクタ(ここでは2セクタ)だけ読み取るよう要求し、バッファメモリ書き込み制御部118に対して、読み取ったnセクタ(ここでは2セクタ)の再生データをバッファメモリ部119に書き込むよう保存要求を行い、バッファメモリ書き込み制御部118は、その保存要求に従い、バッファメモリ部119に読み取った再生データを格納する。この時点で、バッファメモリ残量管理部122は、バッファメモリ部119のライトアドレスWA(ここではWA=4)とリードアドレスRA(ここではRA=0)からデータ残量(ここでは4セクタ)を計算し、データ残量(ここでは4セクタ)が読み出し開始の閾値Sセクタ(4セクタ)に達したため、バッファメモリ読み出し制御部120に対して読み出し開始指示を行い、バッファメモリ読み出し制御部120によってバッファメモリ部119からのデータの読み出しが開始される。
次に、図4(d)の時刻T=26tの直前では、ディスク読み取り制御部117は、システム制御部114に対して、さらにnセクタ(ここでは2セクタ)だけ読み取るよう要求し、バッファメモリ書き込み制御部118に対して、読み取ったnセクタ(ここでは2セクタ)の再生データをバッファメモリ部119に書き込むよう保存要求を行い、バッファメモリ書き込み制御部118は、その保存要求に従い、バッファメモリ部119に読み取った再生データを格納する。同時に、バッファメモリ読み出し制御部120によってバッファメモリ部119からのデータの読み出しは続けられている。この時点で、バッファメモリ部119のライトアドレスWAは、図4(d)ではWA=26、書き込み速度は読み出し速度の2倍と仮定しているのでリードアドレスRAはRA=11である。
次に、図4(e)の時刻T=44tの直前では、ディスク読み取り制御部117は、システム制御部114に対して、さらにnセクタ(ここでは2セクタ)だけ読み取るよう要求し、バッファメモリ書き込み制御部118に対して、読み取ったnセクタ(2セクタ)の再生データをバッファメモリ部119に書き込むよう保存要求を行い、バッファメモリ書き込み制御部118は、その保存要求に従い、バッファメモリ部119に読み取った再生データを格納する。同時に、バッファメモリ読み出し制御部120によってバッファメモリ部119からのデータの読み出しは続けられている。この時点で、バッファメモリ残量管理部122は、バッファメモリ部119のライトアドレスWA(ここではWA=18であるが、データの連続性を示すため44と図示する)とリードアドレスRA(ここではRA=20)からデータ残量(ここでは44−20=24セクタ)を計算し、データ残量(ここでは24セクタ)が閾値Fセクタの24セクタに達したため、バッファメモリ部119がほぼ満状態であることを検知し、ディスク読み取り制御部117に対してディスク読み取り禁止指示を行う。
次に、図4(f)の時刻T=84tの直前では、ディスク読み取り制御部117は、バッファメモリ残量管理部122より禁止指示を受けているため、システム制御部114に対して読み取り要求は行っていない。一方、バッファメモリ読み出し制御部120によってバッファメモリ部119からのデータの読み出しは続けられている。時刻T=84tの時点で、バッファメモリ残量管理部122は、バッファメモリ部119のライトアドレスWA(ここではWA=18であるが、上記の理由で44と表示)とリードアドレスRA(ここではRA=14であるが、上記理由で40と表示)からデータ残量(ここでは44−40=4セクタ)を計算し、データ残量が減少して閾値Eセクタ(ここでは4セクタ)に達したため、バッファメモリ部119がほぼ空状態であることを検知し、ディスク読み取り制御部117に対してディスク読み取り要求指示を行う。
以上のような動作を繰り返すことによって、低速でRAが増加していく間、つまり再生データを再生出力している間、高速でWAを増加させる、つまり高速で光ディスク110から再生データを読み取ってバッファメモリ部119に格納することにより、光ディスク110からの読み取りが発生しない期間は、スピンドルモータ部111、トラバースモータ部113の機械的動作を中止し、光ピックアップ部112のレーザ電源も切ることができるため、機器全体としての消費電流の抑制が実現できる。
ここで、リジューム再生を行う場合の動作について、図5を用いて詳しく説明する。図5(a)の時刻T=44tは、図4(e)の時刻T=44tにおけるバッファメモリ部119の様子である。
まず最初に、図5(a)の時刻T=44tの直前において、再生停止指示が生じた場合、バッファメモリ読み出し制御部120は、バッファメモリ部119からの再生データの読み出しを停止する。同時に、ディスク読み取り制御部117は、光ディスク110からの再生データ読み取りを停止し、バッファメモリ書き込み制御部118は、バッファメモリ部119への再生データの書き込みを停止する。この時点で、データ残量は24セクタである。アドレス補正部123は、この時のバッファメモリ部119のライトアドレスWA(ここでは18であり、WWとするが、図4と同様にデータの連続性の説明のため図上では44と表示する)とリードアドレスRA(ここでは20であり、RRとする)を記憶する。
次に、図5(b)の時刻T1=00tにおいて、再生開始指示が生じた場合、アドレス補正部123は、バッファメモリ読み出し制御部120に対し、読み出しアドレスRAをRR+a(ここではaは1としてアドレスは21)に補正するよう指示し、バッファメモリ書き込み制御部118に対し、書き込みアドレスWAをWW+1(ここではアドレスは19)に補正するよう指示し、バッファメモリ読み出し制御部120は、すぐにバッファメモリ部119からの再生データの読み出しを開始する。この時点で、メカニカルな動作を待つことなく、すぐに音出しすることが可能である。それと同時に、ディスク読み取り制御部117は、スピンドルモータ部111によって光ディスク110を回転させながら、ピックアップ移動手段であるトラバースモータ部113によって光ピックアップ部112を移動させて光ディスク110から再生データの読み取りを再開し始める。この時点で、データ残量は24セクタである。
次に、図5(c)の時刻T1=04tにおいて、再生データが正常に読み取り可能状態になった時点で、ディスク読み取り制御部117は、光ディスク110上に記録された再生データを読み取り停止した続きから読み取り、バッファメモリ書き込み制御部118に対して、保存要求を行い、バッファメモリ書き込み制御部118は、書き込みアドレスWW+1から続きのデータの書き込みを再開する。その間にも、データの再生は行われているため、リードアドレスは進行している(ここではRA=22)。
次に、図5(d)の時刻T1=08tにおいて、リードアドレスもライトアドレスも進行し、図4(c)から(f)で説明した基本動作の繰返しを行う。
なお、ここではバッファメモリ部119への書き込み速度は読み出し速度の2倍と仮定し、読み出し可能なデータ残量閾値Sを固定して例示したが、閾値Sは、光ディスク110に対して読み取り指示が出されてからバッファメモリ部119に安定に書き込みができる時間に対して余裕を持って設定されるべきであり、またこの閾値はバッファメモリ部119への書き込み速度と読み出し速度のビットレートに応じてダイナミックに変化させる必要がある。
また、本実施形態において、図5(b)の時刻T1=00tにおいて、アドレス補正部123がバッファメモリ読み出し制御部120に対し、読み出しアドレスRAをRR+1に補正するよう指示し、バッファメモリ書き込み制御部118に対し、書き込みアドレスWAをWW+1に補正するよう指示すると説明したが、回路の状態によっては、たとえばデコード後のアナログ回路において、立ち上がりが遅いなどの原因によって信号の頭切れが起こる場合があり、これを防ぐために読み出しアドレスRAの補正加算分aを0または負の数にすることができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における、記録媒体制御装置について、図面を参照しつつ説明する。図2は、実施の形態2における光ディスク制御装置の構成を示すブロック図、実施の形態1でも用いた図4は、同じくその基本動作におけるバッファメモリ内部の様子の一例を示す説明図、図6は、同じく本実施形態におけるリジューム再生動作におけるバッファメモリ内部の様子の一例を示す説明図である。
図2に示すように、光ディスク制御装置200は、スピンドルモータ部111、光ピックアップ部112、トラバースモータ部113、システム制御部114、再生制御部115、ディスク読み取り制御部217、バッファメモリ書き込み制御部118、バッファメモリ部119、バッファメモリ読み出し制御部120、信号処理部121、バッファメモリ残量管理部222、アドレス補正部223を含んで構成される。
実施の形態1の図1と同じ機能の部分には同じ符号を付けて詳細な説明を省略する。図1と異なる点はディスク読み取り制御部217、バッファメモリ残量管理部222、アドレス補正部223の機能である。
このように構成された光ディスク制御装置200について、図2、図4、図6を用いて説明する。図2に示すように、光ディスク制御装置200は、システム制御部114の指示により、スピンドルモータ部111によって光ディスク110を回転させながら、トラバースモータ部113によって光ピックアップ部112を移動させて光ディスク110上に記録された再生データを読み取り、これをいったんバッファメモリ119に格納したのち、信号処理部121において信号処理を行って再生データとして出力する。
光ディスク110からのデータの読み取り、バッファメモリ部119へのデータの書き込み、およびバッファメモリ部119からのデータの読み出しの基本動作については、実施の形態1と同様なので省略する。
よって、リジューム再生を行う場合の動作について、図6を用いて詳しく説明する。ここでバッファメモリ部119の容量を26セクタ、読み出し開始のデータ残量閾値Sを4セクタ、ディスク読みとり開始(バッファメモリへの書き込み開始)のデータ残量閾値Eを4セクタ、書き込み禁止の閾値Fを24セクタ、リジューム再生可能なデータ残量閾値Vを8セクタ、バッファメモリ部119への書き込み速度は読み出し速度の2倍と仮定する。データ残量とは、ここではバッファメモリに書き込まれて、まだ読み出されていないデータ量とする。
図6(a)の時刻T=84tは、図4(f)の時刻T=84tにおけるバッファメモリ部119の様子である。まず最初に、図6(a)の時刻T=84tの直前において、再生停止指示が生じた場合、バッファメモリ読み出し制御部120は、バッファメモリ部119からの再生データの読み出しを停止する。同時に、バッファメモリ残量管理部222が、バッファメモリ部119のリードアドレスRAとライトアドレスWAを比較してデータ残量を計算してアドレス補正部223に指示し、アドレス補正部223は、データ残量がリジューム再生可能なデータ残量閾値V(ここでは8)より少ないと判断した場合に、アドレスの補正動作を行う。図6(a)の時刻T=84tにおいて、データ残量がV(8)より少ない(ここでは4)ため、アドレス補正部223は、ディスク読み取り制御部217に対して、光ディスク110からの再生データを追加読み取りするよう、追加読み取り量(α=8−4=4)の追加要求を行い、バッファメモリ書き込み制御部118に対して、バッファメモリ部119へ再生データを追加書き込みするよう保存要求を行う。
次に、図6(b)の時刻T=88tにおいて、バッファメモリ残量管理部222が、バッファメモリ部119のリードアドレスRAとライトアドレスWAを比較してデータ残量を計算してアドレス補正部223に指示し、データ残量が閾値V(ここでは8)に達したため、バッファメモリ残量管理部222は、ディスク読み取り制御部217に対して、光ディスク110からの再生データの読み取りを禁止し、ディスク読み取り制御部217は、光ディスク110からの再生データ読み取りを停止し、バッファメモリ書き込み制御部118は、バッファメモリ部119への再生データの書き込みを停止する。この時点で、データ残量は8セクタである。アドレス補正部223は、この時のバッファメモリ部119のライトアドレスWA(ここでは22であり、WWとする)とリードアドレスRA(ここでは14でRRとするが、前述の理由で40と図示する)を記憶する。
次に、図6(c)の時刻T1=00tにおいて、再生開始指示が生じた場合、アドレス補正部223は、バッファメモリ読み出し制御部120に対し、読み出しアドレスRAをRR+b(ここではbは1とし、アドレスは15)に補正するよう指示し、バッファメモリ書き込み制御部118に対し、書き込みアドレスWAをWW+1(ここでは、アドレスは23)に補正するよう指示し、バッファメモリ読み出し制御部120は、すぐにバッファメモリ部119からの再生データの読み出しを開始する。この時点で、メカニカルな動作を待つことなく、すぐに音出しすることが可能である。それと同時に、ディスク読み取り制御部117は、スピンドルモータ部111によって光ディスク110を回転させながら、ピックアップ移動手段であるトラバースモータ部113によって光ピックアップ部112を移動させて光ディスク110から再生データの読み取りを再開し始める。この時点で、データ残量は8セクタである。
次に、図6(d)の時刻T1=04tにおいて、再生データが正常に読み取り可能状態になった時点で、ディスク読み取り制御部217は、光ディスク110上に記録された再生データを読み取り停止した続きから読み取り、バッファメモリ書き込み制御部118に対して、保存要求を行い、バッファメモリ書き込み制御部118は、書き込みアドレスWW+1から続きのデータの書き込みを再開する。その間にも、データの再生は行われているため、リードアドレスは進行している(ここではRA=16)。
次に、図6(e)の時刻T1=08tにおいて、リードアドレスもライトアドレスも進行し、図4(c)から(f)で説明した基本動作の繰返しを行う。
なお、実施の形態1におけるデータ残量閾値Sと同様、追加読み取り量αも光ディスク110に対して読み取り指示が出されてからバッファメモリ部119に安定に書き込みができる時間に対して余裕を持って設定されるべきであり、またこの追加読み取り量αも、バッファメモリ部119への書き込み速度と読み出し速度のビットレートに応じてダイナミックに変化させる必要がある。
また、本実施形態において、図6(c)の時刻T1=00tにおいて、再生開始指示が生じた場合、アドレス補正部223は、バッファメモリ読み出し制御部120に対し、読み出しアドレスRAをRR+1に補正するよう指示し、バッファメモリ書き込み制御部118に対し、書き込みアドレスWAをWW+1に補正するよう指示すると説明したが、回路の状態によっては、たとえばデコード後のアナログ回路において、立ち上がりが遅いなどの原因によって信号の頭切れが起こる場合があり、これを防ぐために読み出しアドレスRAの補正加算分bを0または負の数にすることができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3における記録媒体制御装置について、図面を参照しつつ説明する。図3は、本実施の形態3の光ディスク制御装置の構成を示すブロック図、実施の形態1、2でも用いた図4は、同じく基本動作におけるバッファメモリ内部の様子の一例を示す説明図、図7は、同じく本実施形態における再生開始動作におけるバッファメモリ内部の様子の一例を示す説明図である。
図3に示すように、光ディスク制御装置300は、スピンドルモータ部111、光ピックアップ部112、トラバースモータ部113、システム制御部114、再生制御部115、ディスク読み取り制御部217、バッファメモリ書き込み制御部118、バッファメモリ部119、バッファメモリ読み出し制御部120、信号処理部121、バッファメモリ残量管理部222、アドレス補正部323、再生データ変更検出部324を含んで構成される。実施の形態1の図1および実施の形態2の図2と同じ機能の部分には同じ符号を付けて詳細な説明を省略する。図1、図2と異なる点はアドレス補正部323、再生データ変更検出部324の機能である。
このように構成された光ディスク制御装置300について、図3、図4、図7を用いて説明する。図3に示すように、光ディスク制御装置300は、システム制御部114の指示により、スピンドルモータ部111によって光ディスク110を回転させながら、トラバースモータ部113によって光ピックアップ部112を移動させて光ディスク110上に記録された再生データを読み取り、これをいったんバッファメモリ119に格納したのち、信号処理部121において信号処理を行って再生データとして出力する。
光ディスク110からのデータの読み取り、バッファメモリ部119へのデータの書き込みおよびバッファメモリ部119からのデータの読み出しの基本動作については、実施の形態1および実施の形態2と同様なので省略する。
よって、再生データが変更された際の再生開始を行う場合の動作について、図7を用いて詳しく説明する。
ここでバッファメモリ部119の容量を26セクタ、読み出し開始のデータ残量閾値Sを4セクタ、ディスク読みとり開始(書き込み開始)のデータ残量閾値Eを4セクタ、書き込み禁止の閾値Fを24セクタ、クイック再生可能なデータ残量閾値Qを8セクタ、バッファメモリ部119への書き込み速度は読み出し速度の2倍と仮定する。データ残量とは、ここではバッファメモリに書き込まれて、まだ読み出されていないデータ量とする。
図7(a)の時刻T=00tにおいて、ディスクが交換されたり、再生する曲目が変更されたりして、再生データの変更が生じた場合、再生データ変更検出部324は、再生データが変更されたことを検出し、アドレス補正部323に対して、変更要求を行う。アドレス補正部323は、再生データが変更されたということで、バッファメモリ119のデータ残量が0であることがわかるため、ディスク読み取り制御部217に対して、光ディスク110からの再生データを事前読み取りするよう、事前読み取り量(β=Q=8)の要求を行い、バッファメモリ書き込み制御部118に対して、バッファメモリ部119への再生データを事前書き込みするよう保存要求を行う。
次に、図7(b)の時刻T=08tにおいて、バッファメモリ残量管理部222が、バッファメモリ部119のリードアドレスRAとライトアドレスWAを比較してデータ残量を計算してアドレス補正部323に指示し、データ残量がQ(ここでは8)に達したため、バッファメモリ残量管理部222は、ディスク読み取り制御部217に対して、光ディスク110からの再生データの読み取りを禁止し、ディスク読み取り制御部217は、光ディスク110からの再生データ読み取りを停止し、バッファメモリ書き込み制御部118は、バッファメモリ部119への再生データの書き込みを停止する。この時点で、データ残量は8セクタである。アドレス補正部323は、この時のバッファメモリ部119のライトアドレスWA(ここでは8であり、WWとする)とリードアドレスRA(ここでは0であり、RRとする)を記憶する。
次に、図7(c)の時刻T1=00tにおいて、再生開始指示が生じた場合、アドレス補正部323は、バッファメモリ読み出し制御部120に対し、読み出しアドレスRAをRR+c(ここではcは1で、アドレスは1)に補正するよう指示し、バッファメモリ書き込み制御部118に対し、書き込みアドレスWAをWW+1(ここではアドレスは9)に補正するよう指示し、バッファメモリ読み出し制御部120は、すぐにバッファメモリ部119からの再生データの読み出しを開始する。この時点で、メカニカルな動作を待つことなく、すぐに音出しすることが可能である。それと同時に、ディスク読み取り制御部217は、スピンドルモータ部111によって光ディスク110を回転させながら、ピックアップ移動手段であるトラバースモータ部113によって光ピックアップ部112を移動させて光ディスク110から再生データの読み取りを再開し始める。この時点で、データ残量は8セクタである。
次に、図7(d)の時刻T1=04tにおいて、再生データが正常に読み取り可能状態になった時点で、ディスク読み取り制御部117は、光ディスク110上に記録された再生データを読み取り停止した続きから読み取り、バッファメモリ書き込み制御部118に対して、保存要求を行い、バッファメモリ書き込み制御部118は、書き込みアドレスWW+1から続きのデータの書き込みを再開する。その間にも、データの再生は行われているため、リードアドレス(ここではRA=2)は進行している。
次に、図7(e)の時刻T1=08tにおいて、リードアドレスもライトアドレスも進行し、図4(c)から(f)で説明した基本動作の繰返しを行う。
なお、実施の形態1におけるデータ残量閾値Sや実施の形態2における追加読み取り量αと同様、事前読み取り量βも光ディスク110に対して読み取り指示が出されてからバッファメモリ部119に安定に書き込みができる時間に対して余裕を持って設定されるべきであり、またこの事前読み取り量βも、バッファメモリ部119への書き込み速度と読み出し速度のビットレートに応じてダイナミックに変化させる必要がある。
また、本実施形態において、図7(c)の時刻T1=00tにおいて、アドレス補正部323がバッファメモリ読み出し制御部120に対し、読み出しアドレスRAをRR+1に補正するよう指示し、バッファメモリ書き込み制御部118に対し、書き込みアドレスWAをWW+1に補正するよう指示すると説明したが、回路の状態によっては、たとえばデコード後のアナログ回路において、立ち上がりが遅いなどの原因によって信号の頭切れが起こる場合があり、これを防ぐために読み出しアドレスRAの補正加算分cを0または負の数にすることができる。
なお、本実施の形態1、2、3では、記録媒体制御装置が制御する記録媒体が光ディスクであることとし、スピンドルモータ、トラバースモータ、光ピックアップを組み合わせて記録媒体からデータを読み取る構成として説明したが、光ディスクに限らず、磁気ディスクなど、これ以外の記録媒体や、これ以外の読み取り構成にも適用可能であるため、それらを除外するものではない。したがって上記の各実施形態で光ディスクと記載した部分はすべて記録媒体と置き換えることができる。
また、本実施の形態1、2、3では、光ディスクから読み取るデータの単位やバッファメモリに書き込みデータの単位などをセクタ単位で説明し、しかもサイズを2セクタ固定として説明したが、単位はセクタに限ったものではなく、サイズも2セクタに限ったものではなく、固定長に限ったものでもない。
また、本実施の形態1、2、3では、光ピックアップの移動をトラバースモータにより実現する構成として説明したが、アーム式(ある支点を基準に円弧上に移動する方式)の場合など、これ以外にも適用可能であるため、それらを除外するものではない。
また、本実施の形態2では、リジューム再生可能なデータ残量閾値Vを、読み出し開始のデータ残量閾値Sの4セクタより十分大きな値である8セクタとして説明したが、メカニカルな動作が安定するまでの時間以上のデータ量であれば同様の動作が可能であるため、この値はこれに限ったものではない。
また、本実施の形態3では、クイック再生可能なデータ残量閾値Qを、読み出し開始のデータ残量閾値Sの4セクタより十分大きな値である8セクタとして説明したが、メカニカルな動作が安定するまでの時間以上のデータ量であれば同様の動作が可能であるため、この値はこれに限ったものではない。
また、本実施の形態1、2、3では、読み出し開始のデータ残量閾値S、ディスク読みとり開始(書き込み開始)のデータ残量閾値E、書き込み禁止の閾値F、リジューム再生可能なデータ残量閾値V、クイック再生可能なデータ残量閾値Qを、すべて固定長として説明したが、これらの値は、再生データのビットレートに応じてダイナミックに変更しても、同様の効果を実現することが可能であるため、それらを除外するものではない。
特に、ポータブル再生機器においては、振動により、記録媒体からデータを読み取れずに音とびが発生するという課題を有しており、この課題を解決するために、巨大なバッファメモリを搭載しているのが普通である。これらの分野では、本発明に欠かせないバッファメモリが予め搭載されているため、コストアップなしに、ソフトウェア処理だけで容易に起動時間の短縮が実現可能である。
本発明の実施の形態1における記録媒体制御装置(光ディスク制御装置)の構成を示すブロック図 同じく実施の形態2における記録媒体制御装置(光ディスク制御装置)の構成を示すブロック図 同じく実施の形態3における記録媒体制御装置(光ディスク制御装置)の構成を示すブロック図 同じく実施の形態1から3における、基本動作におけるバッファメモリ内部の様子の一例を示す説明図 同じく実施の形態1における、リジューム再生動作におけるバッファメモリ内部の様子の一例を示す説明図 同じく実施の形態2における、リジューム再生動作におけるバッファメモリ内部の様子の一例を示す説明図 同じく実施の形態3における、再生開始動作におけるバッファメモリ内部の様子の一例を示す説明図
符号の説明
100 光ディスク制御装置
110 光ディスク
111 スピンドルモータ部
112 光ピックアップ部
113 トラバースモータ部
114 システム制御部
115 再生制御部
117 ディスク読み取り制御部
118 バッファメモリ書き込み制御部
119 バッファメモリ部
120 バッファメモリ読み出し制御部
121 信号処理部
122 バッファメモリ残量管理部
123 アドレス補正部
200 光ディスク制御装置
217 ディスク読み取り制御部
222 バッファメモリ残量管理部
223 アドレス補正部
300 光ディスク制御装置
323 アドレス補正部
324 再生データ変更検出部

Claims (10)

  1. 記録媒体から再生データを読み取るための再生開始指示および再生停止指示を行う再生制御手段と、
    前記再生制御手段の再生開始指示および再生停止指示により、記録媒体から再生データの一部または全てを読み取る読み取り要求を行い、読み取ったデータの保存要求を行う記録媒体読み取り制御手段と、
    リングバッファであるバッファメモリと、
    前記記録媒体読み取り制御手段の保存要求により、記録媒体から読み取った再生データを前記バッファメモリへ書き込むための書き込み要求を行うバッファメモリ書き込み制御手段と、
    前記再生制御手段の再生開始指示および再生停止指示により、前記バッファメモリに格納した再生データを読み出すための読み出し要求を行うバッファメモリ読み出し制御手段と、
    前記記録媒体読み取り制御手段の読み取り要求により、記録媒体を回転させるスピンドルモータ手段と、
    記録媒体から再生データを読み取るためのピックアップ手段と、
    前記ピックアップ手段を移動させるためのピックアップ移動手段と、
    前記ピックアップ手段と前記ピックアップ移動手段とを制御し、記録媒体からデータが読み取り可能な状態になるのを待って、前記記録媒体読み取り制御手段に対して読み取り許可を発行して記録媒体から再生データの一部または全部の読み取りを行い、前記記録媒体読み取り制御手段の保存要求により、記録媒体から読み取った再生データを前記バッファメモリに書き込み、前記バッファメモリ読み出し制御手段の読み出し要求により、前記バッファメモリから再生データの読み出しを行うシステム制御手段と、
    前記バッファメモリのライトアドレスWAとリードアドレスRAとを比較して前記バッファメモリ内のデータ残量を監視し、このデータ残量に従って、前記記録媒体読み取り制御手段に対して読み取り要求または禁止を行い、前記バッファメモリ読み出し制御手段に対して読み出し要求または禁止を行い、前記再生制御手段による再生開始指示があった場合、データ残量が読み出し可能なデータ残量閾値S以上になるまでは、前記バッファメモリ読み出し制御手段に対してデータ読み出しを禁止するバッファメモリ残量管理手段と、
    前記システム制御手段により前記バッファメモリから読み出した再生データの信号処理を行って再生データの出力を行う信号処理制御手段と、
    さらに、前記再生制御手段による再生停止指示により、前記記録媒体読み取り制御手段が、記録媒体からの読み取りを停止し、前記バッファメモリ書き込み制御手段が、前記バッファメモリの書き込みアドレスをWWで停止し、前記バッファメモリ読み出し手段が、前記バッファメモリの読み出しアドレスをRRで停止し、前記バッファメモリの現在の書き込みアドレスWWおよび前記バッファメモリの現在の読み出しアドレスRRを記憶し、前記再生制御手段による再生開始指示により、前記バッファメモリ書き込み手段に対して、前記バッファメモリのライトアドレスWAを(WW+1)に補正し、前記バッファメモリ読み出し手段に対して、前記バッファメモリのリードアドレスRAを(RR+a)に補正するアドレス補正手段とを有する記録媒体制御装置。
  2. 前記バッファメモリの書き込みアドレスWAがWW、読み出しアドレスRAがRRの場合において、前記再生制御手段による再生停止指示により、前記アドレス補正手段が、前記記録媒体読み取り制御手段に対してαぶんのデータを追加読み取りするよう追加要求し、
    前記記録媒体読み取り制御手段が、前記バッファメモリ書き込み制御手段に対して追加読み取り量αぶんのデータを前記バッファメモリへ書き込むよう保存要求を行い、前記バッファメモリ書き込み制御手段が、前記バッファメモリの現在の書き込みアドレスWAを(WW+α)で停止し、前記バッファメモリ読み出し手段が、前記バッファメモリの読み出しアドレスRAをRRで停止し、前記バッファメモリの現在の書き込みアドレス(WW+α)と、前記バッファメモリの現在の読み出しアドレスRRを記憶し、前記再生制御手段による再生開始指示により、前記バッファメモリ書き込み手段に対して、前記バッファメモリのライトアドレスWAを(WW+α+1)に補正し、前記バッファメモリ読み出し手段に対して、前記バッファメモリのリードアドレスRAを(RR+b)に補正することを特徴とする請求項1記載の記録媒体制御装置。
  3. 記録媒体から再生データを読み取るための再生開始指示および再生停止指示を行う再生制御手段と、
    前記再生制御手段の再生開始指示および再生停止指示により、前記記録媒体から再生データの一部または全てを読み取る読み取り要求を行い、読み取ったデータの保存要求を行う記録媒体読み取り制御手段と、
    リングバッファであるバッファメモリと、
    前記記録媒体読み取り制御手段の保存要求により、読み取った再生データを前記バッファメモリへ書き込むための書き込み要求を行うバッファメモリ書き込み制御手段と、
    前記再生制御手段の再生開始指示および再生停止指示により、前記バッファメモリに格納した再生データを読み出すための読み出し要求を行うバッファメモリ読み出し制御手段と、
    前記記録媒体読み取り制御手段の読み取り要求により、記録媒体を回転させるスピンドルモータ手段と、
    記録媒体から再生データを読み取るためのピックアップ手段と、
    前記ピックアップ手段を移動させるためのピックアップ移動手段と、
    前記ピックアップ手段と前記ピックアップ移動手段とを制御し、記録媒体からデータが読み取り可能な状態になるのを待って、前記記録媒体読み取り制御手段に対して読み取り許可を発行して記録媒体から再生データの一部または全部の読み取りを行い、前記に記録媒体読み取り制御手段の保存要求より、記録媒体から読み取った再生データをバッファメモリに書き込み、前記バッファメモリ読み出し制御手段の読み出し要求により、バッファメモリから再生データの読み出しを行うシステム制御手段と、
    バッファメモリのライトアドレスWAとリードアドレスRAを比較してバッファメモリ内のデータ残量を監視し、データ残量に従って、記録媒体読み取り制御手段に対して読み取り要求または禁止を行い、バッファメモリ読み出し制御手段に対して読み出し要求または禁止を行い、前記再生制御手段による再生開始指示があった場合、データ残量が読み出し可能なデータ残量閾値S以上になるまでは、前記バッファメモリ読み出し制御手段に対してデータ読み出しを禁止するバッファメモリ残量管理手段と、
    前記システム制御手段によりバッファメモリから読み出した再生データの信号処理を行って再生データの出力を行う信号処理制御手段と、
    さらに、再生データの変更がある場合に変更要求を行う再生データ変更検出手段と、
    前記バッファメモリの書き込みアドレスWAがWW、読み出しアドレスRAがRRである場合において、前記再生データ変更検出手段による変更要求がある場合、前記再生制御手段による再生停止指示により、前記記録媒体読み取り制御手段に対して追加読み取り量βぶんの再生データを追加読み取りするよう追加指示を行い、前記バッファメモリの現在の書き込みアドレス(WW+β)を記憶し、前記再生制御手段による再生開始指示により、前記バッファメモリ書き込み手段に対して、前記バッファメモリのライトアドレスWAを(WW+β+1)に補正するアドレス補正手段とを有する記録媒体制御装置。
  4. 前記バッファメモリ残量管理手段が、読み出し可能なデータ残量閾値Sを、ビットレートに応じてダイナミックに変化させることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体制御装置。
  5. 前記バッファメモリ残量管理手段が、読み出し可能なデータ残量閾値Sを、ビットレートに応じてダイナミックに変化させることを特徴とする請求項2に記載の記録媒体制御装置。
  6. 前記バッファメモリ残量管理手段が、読み出し可能なデータ残量閾値Sを、ビットレートに応じてダイナミックに変化させることを特徴とする請求項3に記載の記録媒体制御装置。
  7. 前記アドレス補正手段が、追加読み取り量αを、ビットレートに応じてダイナミックに変化させることを特徴とする請求項2または5記載の記録媒体制御装置。
  8. 前記アドレス補正手段が、追加読み取り量βを、ビットレートに応じてダイナミックに変化させることを特徴とする請求項3または6記載の記録媒体制御装置。
  9. 前記アドレス補正手段が、補正アドレスの加算ぶんaを、零または負の数とすることを特徴とする請求項1または4記載の記録媒体制御装置。
  10. 前記アドレス補正手段が、補正アドレスの加算ぶんbを、零または負の数とすることを特徴とする請求項2、5または7記載の記録媒体制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010050050A1 (ja) * 2008-10-31 2010-05-06 パイオニア株式会社 記録媒体再生装置、記録媒体再生方法、記録媒体再生プログラムおよび記録媒体再生プログラムを格納した記録媒体

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