JP4280702B2 - 記録装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、振動の検出に応じて、一時記憶メモリからディスク等の記録媒体へのデータ記録動作を切り替える記録装置及びその制御方法に関するものである。
従来、撮影した画像データをMPEGなどの符号化方式にて符号化し、光ディスクなどのディスク媒体に記録するディスクレコーダが知られている。ディスクレコーダにおいては、ディスクへのデータの書き込み中に振動が加わるとデータがディスクへ正しく書き込まれない虞があるため、振動対策用に記録データを蓄積しておくメモリを用意しておき、書き込み動作中に振動があった場合は書き込み動作を中断してメモリに記録データを蓄積しておき、振動緩和後に書き込み動作を再開する構成をとっている。更に、書き込みの中断/再開をするための条件である振動のレベルを、使用するディスクによって変更することで、書き込みミスを防ぐ効果を更に高めている技術もある(例えば特許文献1参照)。
特開2003−187449号公報
しかしながら、上記技術例のようなディスク記録再生装置では、振動が一定時間以上続くと、書き込みを中断している間にデータを一時記憶しているメモリがオーバーフローしてしまい、データが損失してしまうという課題がある。
そこで、本発明の目的は、データを一時記憶するメモリがオーバーフローすることによってデータが損失してしまうことを回避することにある。
本発明の記録装置は、データを記録する記録装置であって、入力されたデータを記憶するメモリと、前記メモリからデータを読み出し、前記読み出したデータを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録装置の振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段の出力に応じて前記記録手段による記録動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記振動検出手段により振動が検出されてから振動の緩和が検出されるまで前記データの記録を継続させ、前記振動の緩和が検出されると、前記メモリの空き容量に応じて前記振動を検出してから振動の緩和を検出するまでに記録したデータを前記メモリから読み出して再び前記記録媒体に記録するか否かを制御することを特徴とする。
本発明の記録装置の制御方法は、データを記録する記録装置の制御方法であって、入力されたデータを記憶するメモリからデータを読み出し、前記読み出したデータを記録媒体に記録する記録ステップと、前記記録装置の振動を検出する振動検出手段の出力に応じて前記記録ステップによる記録動作を制御する制御ステップとを備え、前記制御ステップは、前記振動検出手段により振動が検出されてから振動の緩和が検出されるまで前記データの記録を継続させ、前記振動の緩和が検出されると、前記メモリの空き容量に応じて前記振動を検出してから振動の緩和を検出するまでに記録したデータを前記メモリから読み出して再び前記記録媒体に記録するか否かを制御することを特徴とする。
本発明によれば、データレートが高いデータを記録する場合にも、振動によってメモリがオーバーフローしてデータが記録できなくなることを防ぐことができる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るディスクカムコーダの概略構成を示す図である。
101は、各部の動作を制御するCPUである。また、後述する振動センサからの情報により、後述する一時記憶メモリからディスク装置へのデータ出力の停止/再開の制御も行う。
102は、CPU101や後述するビデオ/オーディオデータ処理部がワーキングエリアとして使用するRAMである。また、ディスクへデータ書き込み時に振動を検知した際、後述する一時記憶メモリとディスクのアドレスを記憶するバッファメモリとしても使用される。
103は、本体の電源オン/オフや、記録操作等を行う操作部である。なお、操作をする手段は、スイッチ、タッチパネル等、特に指定はしない。
104は、被写体を映像信号に変換する撮像手段(カメラ部)であり、後述するビデオ/オーディオデータ処理部へビデオ信号を送る。
105は、マイク等のオーディオ入力部であり、後述するビデオ/オーディオデータ処理部へオーディオ信号を送る。
106は、カメラ部104から入力したビデオ信号と、オーディオ入力部105から入力したオーディオ信号のA/D変換、圧縮、多重化等を行って、後述する一時記憶メモリに出力するビデオ/オーディオデータ処理部である。また、圧縮は複数種類の圧縮率で行うことが可能である。
107は、ビデオ/オーディオデータ処理部106から入力されたデータを一時記憶する一時記憶メモリであり、CPU101からの制御によって、メモリ内に蓄積されたデータを後述するI/F部を介してディスク装置に出力する。
108は、後述するディスク装置とのデータ及びコントロールの仲介をするI/F部である。109は、複数種類のディスクを装着可能で、装着されたディスクからのデータの読み出し、及びデータの書き込みが可能なディスク装置である。110は、振動の検知、及びCPU101に振動レベルを通知する振動センサである。
図2は、ディスク装置109の概略構成を示すブロック図である。
201は、ディスク装置109に装着可能なディスクである。ディスクの種類は特に限定はしないが、本実施形態では光磁気ディスクを用いる。202は、ディスク装置109に装着されたディスク201を回転させるためのディスクモータである。
203は、ディスク201からデジタル信号を読み出すピックアップヘッド、ピックアップヘッドをディスク201の半径方向に移動させるモータで構成されるピックアップ部である。また、図示はしていないが、ピックアップヘッドにはレンズを移動させるトラッキング機構、およびフォーカス機構が設けられている。なお、ディスクから信号を読み出す動作については公知であるため、ここでは説明を省略する。
204は、ピックアップ部203で読み出された信号を増幅して、後述するディスク信号処理部へ出力するRFアンプである。
205は、RFアンプ204から入力された再生信号の復調、誤り訂正をして、I/F部108を介してデータを出力するディスク信号処理部である。
206は、I/F部108を介して伝えられたCPU101からのコントロール信号によって、ディスクモータ202、およびピックアップ部203を駆動させる制御部である。
207は、I/F部108を介して入力された一時記憶メモリ107からのデータのEFM変調、誤り訂正の符号化等を行うエンコーダである。
208は、エンコーダ207から入力した信号によって、後述する記録ヘッドを駆動してディスク201へ磁界を印加させるヘッド駆動部である。209は、ディスク201へ信号を記録する記録ヘッドである。なお、ディスクへ信号を記録する動作については公知であるため、ここでは説明を省略する。
上記ディスクカムコーダによる動画記録は、カメラ部104、オーディオ入力部105から入力されたビデオ信号とオーディオ信号を、ビデオ/オーディオデータ処理部106でA/D変換、圧縮、多重化等を行い一時記憶メモリ107に一時記憶させ、そこからI/F部108を介してディスク装置109に出力させることによって可能となる。
ディスク装置109では、I/F部108を介して入力されたデータをエンコーダ207でEFM変調、誤り訂正の符号化等を行い、ヘッド駆動部208によって駆動された記録ヘッド209からディスク201へ記録される。また、ピックアップ部203で読み出した信号をRFアンプ204で増幅し、ディスク信号処理部205で復調、誤り訂正を行い、I/F部108を介してCPU101へディスク201の種類等を判別するディスク情報や、データの読み出し及び書き込みを行っている位置(アドレス)情報を通知する。
本実施形態に係るディスクカムコーダは、所定の圧縮率でビデオ信号の情報量を圧縮して記録する標準記録モード(ディスク201へのデータ記録レートが所定のレートであるモード)と、標準記録モードよりも低い圧縮率でビデオ信号を圧縮し、高いデータレートのビデオデータを記録する高画質モード(ディスク201へのデータ記録レートが上記所定のレートより速いモード)とを備えており、ユーザは操作部103を操作することでこれらの記録モードを切り替えることができる。そして、本実施形態では、これら二つのモードの間でデータの書き込み処理を切り替えている。
次に、図3に基づいて、本実施形態に係るディスクカムコーダで、標準モード(高圧縮率)にてビデオデータを記録している際に振動を検知した場合のデータ書き込み処理について説明する。
まず、ディスク201へデータ書き込み中に振動センサ110によって振動が検知されると、CPU101へ振動レベルが通知される。振動レベルとRAM102に予め記憶されている、ディスク201への書き込みを中断させるかを判断する値(以下、所定値Aとする)とを比較し、振動レベルが所定値A以上であれば(ステップS301/YES)、ステップS302へ遷移し、所定値A未満であれば(ステップS301/NO)、ステップS305へ遷移する。
所定値A以上の振動レベルを検知した時、ディスク201へのデータ書き込みを中断しているのであれば(ステップS302/NO)、そのまま中断を継続し、データ書き込み中なのであれば(ステップS302/YES)、ステップS303へ遷移する。
ステップS303においては、CPU101は一時記憶メモリ107からディスク装置109へのデータ出力を停止し、ディスク201へのデータ書き込みを中断させる。
CPU101は、現在の一時記憶メモリ107の位置(アドレスA)をRAM102へ記憶する。また、ディスク201の書き込みを中断した位置(アドレスB)をディスク装置109から読み出し、RAM102に記憶する(ステップS304)。
次に、ステップS301において、検知された振動レベルが所定値A未満と判断された場合、ディスク201へデータ書き込み中なのであれば(ステップS305/YES)、そのまま書き込みを継続し、データの書き込みを中断しているのであれば(ステップS305/NO)、ステップS306へ遷移する。
ステップS306においては、CPU101は、ステップS304でRAM102に記憶したアドレスA及びBを読み出す。ステップS306で読み出したアドレスAを基に一時記憶メモリ107からディスク装置109へのデータ出力を再開し、アドレスBをディスク装置109に通知する。データを入力したディスク装置109は、書き込みを中断した位置(アドレスB)からディスク201へのデータの書き込みを再開する(ステップS307)。
次に図4に基づいて、高画質モード(低圧縮率)にてビデオデータを記録している際に振動を検知した場合のデータ書き込み処理について説明する。
まず、ディスク201へデータ書き込み中に振動センサ110によって振動が検知されると、CPU101へ振動レベルが通知される。前記振動レベルがRAM102に予め記憶されている所定値A以上であれば(ステップS401/YES)、ステップS402へ遷移し、所定値A未満であれば(ステップS401/NO)、ステップS404へ遷移する。
所定値A以上の振動レベルを検知した時、RAM102に振動検知時の一時記憶メモリ107とディスク201のアドレスA及びBが記憶されていないのであれば(ステップS402/NO)、ステップS403へ遷移する。一方、RAM102に振動検知時のアドレスA及びBが既に記憶されているのであれば、本処理フローを終了する。
ステップS403においては、CPU101は、現在の一時記憶メモリ107の位置(アドレスA)をRAM102へ記憶するとともに、ディスク201に現在書き込みを行っている位置(アドレスB)をディスク装置109から読み出し、RAM102に記憶する。
次に、ステップS401において、検知された振動レベルが所定値A未満と判断された場合(ステップS401/NO)、RAM102に振動検知時の一時記憶メモリ107とディスク201のアドレスA及びBが記憶されているのであれば(ステップS404/YES)、ステップS406へ遷移する。
CPU101は、ステップS403でRAM102に記憶したアドレスA及びBを読み出す(ステップS405)。ステップS405で読み出したアドレスAから現在書き込んでいる位置(アドレス)までのメモリ容量を全メモリ容量から減算して空きデータ領域を求め、一時記憶メモリ107にまだ空きがあると判断された場合、即ち、求めた空きデータ領域が所定容量以上であると判断された場合は(ステップS406/YES)、ステップS407へ遷移し、空きが無いと判断された場合は、即ち、空きデータ領域が所定容量未満であると判断された場合は(ステップS406/NO)、ステップS408へ遷移する。
ステップS407においては、CPU101は、ステップS405で読み出したアドレスAを基に、一時記憶メモリ107の振動検知時の位置からディスク装置109へデータを出力するとともに、ディスク装置109に対してアドレスBを通知する。ディスク装置109はアドレスBを基に、振動検知時の位置からディスク201へのデータの上書きを開始する。更に、CPU101はRAM102内のアドレス情報をクリアする(ステップS407)。
次に、ステップS406において、一時記憶メモリ107に空きが無いと判断された場合、CPU101はRAM102に記憶されているアドレスA及びBをクリアする。なお、前記所定値Aは固定値でもよいし、使用者が自由に切り替えられるようにしてもよい。その際、切り替えには操作部103を使用する。
次に図5に基づいて、本実施形態に係るディスクカムコーダで標準モード時における一時記憶メモリのデータ蓄積状態について説明する。
501は、通常記録中の状態である。ビデオ/オーディオデータ処理部106でA/D変換、圧縮、多重化等が行われたデータが一時記憶メモリ107に記憶される。そこからディスク装置109へ出力されディスク201へデータ書き込みされる。なお、図中の一時記憶メモリ107内の斜線部は、ディスク201へデータ書き込み済のエリアである。
502は、所定値A以上の振動を検知した時の状態である。一時記憶メモリ107からディスク装置109へのデータ出力を停止し、ディスク201への書き込みを中断する。更に、中断した位置(アドレスA及びB)をRAM102に記憶する。
503は、所定値A未満に振動が緩和した時の状態である。一時記憶メモリ107のRAM102に記憶した位置(アドレスA)からディスク装置109へのデータ出力を再開する。ディスク装置109は、書き込みを中断した位置(アドレスB)からディスク201へのデータの書き込みを再開する。なお、図中の一時記憶メモリ107内の黒塗り部は、振動中にメモリに蓄積されたデータであり、ディスク201へ書き込まれていないデータである。
次に図6に基づいて、高画質モード時における一時記憶メモリのデータ蓄積状態について説明する。
601は、通常記録中の状態である。ビデオ/オーディオデータ処理部106でA/D変換、圧縮、多重化等が行われたデータが一時記憶メモリ107に記憶される。そこからディスク装置109へ出力され、ディスク201へデータ書き込みされる。なお、図中の一時記憶メモリ107内の斜線部は、ディスクへデータ書き込み済のエリアである。
602は、所定値A以上の振動を検知した時の状態である。一時記憶メモリ107からディスク装置109へのデータ出力は継続され、振動検知した時点のデータ書き込み位置(アドレスA及びB)がRAM102に記憶される。
603は、所定値A未満に振動が緩和した時の状態である。ここで、メモリ107内の空きデータ領域が所定量よりも多い場合、振動検出時に一時記憶メモリ107のRAM102に記憶した位置(アドレスA)からデータの読み出しを開始し、ディスク装置109へ出力する。ディスク装置109は、ディスク201の振動検知時の位置(アドレスB)からディスク201へデータの上書きを開始する。
一方、メモリ107の空きデータ領域が所定量以下の場合、アドレスAまで戻ってデータの上書きを行っている間に再び振動が発生してディスクへの書き込みが中断するとメモリ107にデータが蓄積しきれず、オーバーフローしてしまう可能性があるため、アドレスAからの読み出しを行わず、そのままの位置からデータの読み出し、及びディスク201への書き込みを継続する。
次に図7に基づいて、本実施形態に係るディスクカムコーダで、記録動作が終了した場合の本体電源オフ動作について説明する。
701は記録終了時の状態である。ビデオ/オーディオデータ処理部106から一時記憶メモリ107へのデータ出力は停止している。このとき、使用者によって操作部103を操作して本体電源をオフにしようとしても、一時記憶メモリ107内にディスク201へデータ未書き込みエリアがあるため、CPU101は電源オフを受け付けず、ディスク装置109へのデータ出力を継続し、ディスク201へデータを書き込ませる。
なお、図中の一時記憶メモリ107内の斜線部は、ディスクへデータ書き込み済のエリアであり、図中の一時記憶メモリ107内の黒塗り部は、ディスクへデータ未書き込みエリアである。
702は書き込み終了時の状態である。一時記憶メモリ107内に未書き込みエリアが無くなったので、CPU101は操作部103の操作による本体電源オフを受け付けるようにする。また、一時記憶メモリ107内のデータが書き込み終了した後に、自動的に本体電源がオフするようにしてもよい。
このように、本実施形態によれば、比較的記録するビデオデータのデータレートが低く、防振用メモリに対する余裕が大きい標準モードの場合には、振動が収まった後、記録を中断した部分のデータから読み出しを開始してディスクへの記録を開始する。一方、データレートが高く、防振用メモリに対する余裕の少ない高画質モードの場合には、振動を検出した場合にもそのときのメモリ上のデータ位置を覚えるだけでディスクへの書き込みはそのまま継続する。そして、振動が収まったときのメモリの空き容量が大きいときのみ、振動検出時のデータをメモリから読み出し、ディスクへの上書きを行うことで、データレートが大きい高画質モードの場合にも振動によりビデオデータが記録できなくなることを防ぐことが可能となる。
なお、本実施形態では、圧縮手段によりデータレートが異なる二つのビデオデータを生成して選択的に記録する場合について説明した。しかし、例えば、近年では、同じDVDディスクにおいてもデータの記録可能レート(速度)が異なる種類のものがある。そして、この様にデータ記録速度が異なるディスク媒体を選択的に用いて同じデータレートのビデオデータを記録する場合にも、同様に本発明を適用することができる。
即ち、装着されたディスク媒体の記録可能なデータレートを検出し、検出したデータレートによって振動検出時の記録処理を前述の如く切り替えればよい。例えば、記録可能なデータレートが標準レートの第1のディスクとそれよりも速いレートの第2のディスクとを選択的に用いる場合を考えると、第1のディスクの場合には記録レートに対する防振用メモリの余裕が小さいため、前述の実施形態における高画質モード時と同様の制御を行い、第2のディスクの場合には記録レートに対する防振用メモリの余裕が大きいため、前述の実施形態における標準モード時と同様の制御を行えばよい。
また、近年では、DVDとBlu−rayディスクなど、異なる種類のディスクに対してビデオデータを記録可能な装置も登場しつつあるが、この様に異なる種類のディスク媒体に対してビデオデータを記録する場合にも、同様にディスクの種類に応じて振動検出時の処理を切り替えることも可能である。
以上のように、上記実施形態によれば、振動により記録媒体へ正しく書き込みが行われなかった虞のあるデータを、ディスクへ再度記録させるかを一時記憶メモリ内の空きデータ領域に応じて切り替えることにより、データを一時記憶するメモリがオーバーフローすることでデータが損失してしまうことから回避することが可能となる。尚、上記実施形態では、ディスク201に対して記録するデータ(入力データ)のデータレートが所定のレートより速い場合に、一時記憶メモリ107内の空きデータ領域に応じたデータ記録動作の切り替え制御を行い、入力データのデータレートが所定のレートである場合に、一時記憶メモリ107内の空きデータ領域に応じたデータ記録動作の切り替え制御を行わず、振動が検知された時点から一時記憶メモリ107に記憶されたデータをディスク201に記録させるようにしているが、他の実施形態として、入力データのデータレートが所定のレート以下である場合に、一時記憶メモリ107内の空きデータ領域に応じたデータ記録動作の切り替え制御を行わず、振動が検知された時点から一時記憶メモリ107に記憶されたデータをディスク201に記録させるようにしてもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係るディスクカムコーダの概略構成を示す図である。 ディスク装置の概略構成を示すブロック図である。 標準モード(高圧縮率)にてビデオデータを記録している際に振動を検知した場合のデータ書き込み処理を示すフローチャートである。 高画質モード(低圧縮率)にてビデオデータを記録している際に振動を検知した場合のデータ書き込み処理を示すフローチャートである。 標準モード時における一時記憶メモリのデータ蓄積状態を説明するための図である。 高画質モード時における一時記憶メモリのデータ蓄積状態を説明するための図である。 記録動作が終了した場合の本体電源オフ動作を説明するための図である。
符号の説明
101 CPU
102 RAM
103 操作部
104 カメラ部
105 オーディオ入力部
106 ビデオ/オーディオデータ処理部
107 一時記憶メモリ
108 I/F部
109 ディスク装置
110 振動センサ
201 ディスク
202 ディスクモータ
203 ピックアップ部
204 RFアンプ
205 ディスク信号処理部
206 制御部
207 エンコーダ
208 ヘッド駆動部
209 記録ヘッド

Claims (4)

  1. データを記録する記録装置であって、
    入力されたデータを記憶するメモリと、
    前記メモリからデータを読み出し、前記読み出したデータを記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録装置の振動を検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段の出力に応じて前記記録手段による記録動作を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記振動検出手段により振動が検出されてから振動の緩和が検出されるまで前記データの記録を継続させ、前記振動の緩和が検出されると、前記メモリの空き容量に応じて前記振動を検出してから振動の緩和を検出するまでに記録したデータを前記メモリから読み出して再び前記記録媒体に記録するか否かを制御することを特徴とする記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記振動の緩和が検出されると、前記メモリの空き容量が所定量以上かどうかを判別し、前記メモリの空き容量が所定量以上の場合には前記振動を検出してから振動の緩和を検出するまでに記録したデータを前記メモリから読み出して再び前記記録媒体に記録させ、前記メモリの空き容量が所定量未満の場合には前記振動を検出してから振動の緩和を検出するまでに記録したデータを再び記録せずに前記データの記録を継続させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. データを記録する記録装置の制御方法であって、
    入力されたデータを記憶するメモリからデータを読み出し、前記読み出したデータを記録媒体に記録する記録ステップと、
    前記記録装置の振動を検出する振動検出手段の出力に応じて前記記録ステップによる記録動作を制御する制御ステップとを備え、
    前記制御ステップは、前記振動検出手段により振動が検出されてから振動の緩和が検出されるまで前記データの記録を継続させ、前記振動の緩和が検出されると、前記メモリの空き容量に応じて前記振動を検出してから振動の緩和を検出するまでに記録したデータを前記メモリから読み出して再び前記記録媒体に記録するか否かを制御することを特徴とする記録装置の制御方法。
  4. 前記制御ステップは、前記振動の緩和が検出されると、前記メモリの空き容量が所定量以上かどうかを判別し、前記メモリの空き容量が所定量以上の場合には前記振動を検出してから振動の緩和を検出するまでに記録したデータを前記メモリから読み出して再び前記記録媒体に記録させ、前記メモリの空き容量が所定量未満の場合には前記振動を検出してから振動の緩和を検出するまでに記録したデータを再び記録せずに前記データの記録を継続させることを特徴とする請求項3に記載の記録装置の制御方法。
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