JP2002092965A - 光学記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

光学記録媒体およびその製造方法

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JP2002092965A
JP2002092965A JP2000278150A JP2000278150A JP2002092965A JP 2002092965 A JP2002092965 A JP 2002092965A JP 2000278150 A JP2000278150 A JP 2000278150A JP 2000278150 A JP2000278150 A JP 2000278150A JP 2002092965 A JP2002092965 A JP 2002092965A
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recording medium
disk substrate
optical recording
information signal
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JP2000278150A
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Minoru Kikuchi
稔 菊地
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Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者などのユーザや暗所にいるユーザ
などが、光学記録媒体の表裏面を容易に判別でき、光透
過層の面への接触を防止して汚れの発生を抑制し、情報
信号の再生を確実に行うとともに、再生専用装置や記録
再生装置に対する誤装填を防止する。 【解決手段】 情報信号部および光透過層が形成された
光ディスク1の一主面に対して、反対側の他主面にレー
ベル印刷層6を設け、レーベル印刷層6の形成領域以外
の領域に部分的に夜光性塗料層7を設けて、光ディスク
1を構成する。または、光ディスク1における光透過層
が形成された一主面と反対側の他主面上に、触覚により
判別可能な判別用マークから構成される表示部および判
別部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光学記録媒体お
よびその製造方法に関し、特に、基板上に記録層および
光透過層が設けられた光ディスクに対して、光透過層が
設けられた側からレーザ光を照射することにより、情報
信号の記録および/または再生が行われる光学記録媒体
に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、広く知られている光ディスクの製
造は次のように行われていた。すなわち、まず、一方の
面に凹凸が形成された光透過性のプラスチックからなる
レプリカ基板を作製する。次に、この光ディスクにおけ
る凹凸が形成された面上に、反射層や記録膜を積層させ
る。これにより、これらの積層膜からなる情報信号部を
形成する。次に、この情報信号部上に保護層を形成す
る。そして、この光ディスクに対する情報の記録/再生
は、凹凸が形成された面とは反対側の面からレーザ光を
照射することにより行われる。
【0003】このような光ディスクにおいては、レプリ
カ基板が光透過層の役割を果たしている。そのため、記
録容量が8GB以上の大容量化された光ディスクの実現
を考えると、ディスク基板の薄型化が要求される。
【0004】ところが、このディスク基板は、通常、射
出成形法により成形されるため、現実的には薄型化にも
限界がある。一例を挙げると、直径120mmのディス
ク基板を作製する場合に、凹凸の転写性を通常レベル、
すなわち従来の光ディスクのレベル程度まで確保しよう
とすると、ディスク基板の厚さは、300μm程度が限
界になる。また、記録容量の大容量化の要請に応えるた
めに、光ディスク基板に対して微細な凹凸を精度良く転
写しようとすると、光ディスク基板の厚さは、500μ
m程度が限界になる。
【0005】そのため、厚さが100μm程度で、かつ
微細な凹凸が精度良く転写された光ディスク基板を、射
出成形法により作製することは非常に困難である。
【0006】以上のようなことは、射出成形法が本質的
に有する問題に起因するものである。すなわち、金型内
の射出材料として用いられる溶融樹脂における流動状態
のむら、金型における冷却速度むら(溶融樹脂の温度
や、粘度むら)などに起因するものである。
【0007】このような状況の中、情報信号が形成され
た基板上に177μm以下の光透過層を形成し、この光
透過層が形成された側からレーザ光を照射して、情報信
号の記録/再生を行うようにした光ディスクが提案され
ている(例えば、特開平10−302310号公報)。
【0008】この光ディスクにおいては、光ディスク基
板を0.6mm程度、または1.2mm程度の通常の厚
さに成形することができる。そのため、ディスク基板を
射出成形法により製造する場合においても、凹凸の転写
を精度良く行うことが可能となる。一方、記録/再生の
ためのレーザ光は、薄膜の光透過層が設けられた側から
照射されるため、記録容量の大容量化にも十分に対応す
ることが可能になる。
【0009】ところで、光透過層が設けられた側からレ
ーザ光を照射して、情報信号の記録/再生を行う光ディ
スクの場合、光透過層における膜厚の変動などが光ディ
スクの特性に大きな影響を与える。そのため、この光透
過層の形成をどのような方法で行うのかが大きな問題に
なる。
【0010】そこで、光透過層の形成に関して種々の技
術が提案されている。具体的には、光透過層の形成方法
として、ディスク基板上にスピンコート法により紫外線
硬化樹脂を塗布する方法(特開平10−289489号
公報)、光透過性シートを紫外線硬化樹脂により接着さ
せて形成する方法(特開平10−283638号公
報)、光透過性シートを接着剤により接着させて形成す
る方法(特開平11−126377号公報)などが提案
されている。
【0011】上述した光ディスクが、ROM(Read Only
Memory)である場合には、Alなどからなる反射層を設
け、書き込み型ディスクである場合には、反射層、第1
の誘電体膜、記録膜および第2の誘電体膜を順次積層し
た機能膜を設ける。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、光透過層が
設けられた再生面側の反対面側から見た場合などには、
Alなどの反射層が見えるため、通常のコンパクトディ
スクの再生面と外観上同一に見えてしまう。そのため、
ユーザの不注意によって誤って判別されるおそれがあ
る。
【0013】また、このような光ディスクは、暗所にお
いて使用される際に、ユーザによる表裏の判別が困難と
なる場合があるのみならず、ユーザが視覚障害者である
場合に、やはり表裏を判別することが困難である。とこ
ろが、従来、光ディスクの使用については視覚障害者に
対する十分な配慮がなされていなかった。
【0014】また、上述した光ディスクは、ユーザによ
って情報信号再生面が触れられると、指紋などによる汚
れが付着する恐れがある。そして、この指紋などの汚れ
が付着した光ディスクを用いると、記録再生装置側に設
けられた光ピックアップ装置の誤作動を引き起こしてし
まい、情報信号の正常な再生が妨げられてしまう。
【0015】一方、暗所での表裏の判別可能な光ディス
クとしては、実開平4−39885公報(文献1)に開
示された光ディスクが提案されている。この文献1に記
載された光ディスクは、ディスクの側面およびその近傍
の一主面が物理的に変形されている。そのため、この文
献1に記載された光ディスクによれば、ユーザがこの変
形された箇所に触れることにより、触覚的に表裏を判別
することができるという特徴を有する。しかしながら、
この文献1に記載された光ディスクにおいては、ユーザ
によって情報信号再生面が触れられるため、指紋などに
より情報信号再生面が汚されるおそれがある。そのた
め、再生面に悪影響を及ぼすと言った問題点が生じる。
【0016】また、視覚障害者にとって判別可能な光デ
ィスクとしては、ディスク基板上にAlからなる反射
層、保護膜などが形成され、この保護膜上に紫外線樹脂
を材料として収録内容を表示するレーベルとともに点字
を印刷した、光ディスクが提案されている。この光ディ
スクにおいては、触覚的に光ディスクの表裏を容易に判
別することができる。しかしながら、このような光ディ
スクにおいては、指先で表裏が判別されるほどに厚い点
字を形成するのが困難である。また、この光ディスクに
おいては、ユーザによって情報信号再生面が触れられ
て、この情報信号再生面が指紋などによって汚されるお
それがあるため、文献1に記載された光ディスクにおけ
ると同様の問題が生じる。
【0017】このように、視覚障害者などのユーザや暗
所にいるユーザなどが、表裏面を容易に判別することが
でき、再生専用装置や記録再生装置に対する誤装填を防
止することは困難であり、表裏面を容易に判別し、再生
装置や記録再生装置に光学記録媒体を正しく装填するこ
とができる技術の開発が望まれていた。
【0018】したがって、この発明の目的は、視覚障害
者などのユーザや暗所にいるユーザなどが、光学記録媒
体の表裏面を容易に判別することができ、光透過層が設
けられた面にユーザが触れるのを防止することができる
とともに、再生専用装置や記録再生装置に対する誤装填
を防止することができる光学記録媒体を提供することに
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の課題
を解決すべく鋭意検討を行った。以下にその概要を説明
する。
【0020】すなわち、本発明者の知見によれば、従
来、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile D
isc)などにおいては、ディスク基板の側からレーザ光を
照射することにより、情報信号の記録や再生を行ってい
た。そのため、DVDなどの光ディスクにおいて、その
表裏面を判別可能にするためには、例えばDVDにおい
ては、情報信号の記録や再生を行う側のディスク基板
と、ダミー基板を貼り合わせて、このダミー基板に様々
な判別手段を設けるのが望ましい。
【0021】そこで、本発明者は、ディスク基板上に接
着層を介して光透過層を形成し、この光透過層側からレ
ーザ光を照射することにより、情報信号の記録や再生を
行うようにした光学記録媒体において、さらに、ディス
ク基板側にダミー基板を貼り合わせ、このダミー基板に
判別手段を設ける光学記録媒体を想起するに至った。
【0022】ところが、ダミー基板を用いて、光ディス
クにおける表裏面を判別可能にしようとすると、ディス
ク基板には、ダミー基板と光透過層との2回の貼り合わ
せを行う必要がある。そして、貼り合わせを2回行うよ
うにすると、平行性がとれなかったり、反りが大きくな
ったりしてしまう。
【0023】そこで、本発明者が、ディスク基板上に記
録層、光透過層が設けられた光学記録媒体において、ダ
ミー基板を用いることなく、表裏面を判別可能な光ディ
スクについて、さらなる鋭意検討を重ねた結果、この発
明を案出するに至った。
【0024】したがって、上記目的を達成するために、
この発明の第1の発明は、ディスク基板の第1の主面に
情報信号部が形成され、ディスク基板の第1の主面上に
少なくとも光透過層が設けられ、ディスク基板に対して
光透過層が存在する側から情報信号部にレーザ光を照射
することにより、情報信号の記録および/または再生可
能に構成された光学記録媒体において、ディスク基板の
第1の主面と反対側の第2の主面に、レーベル印刷部が
設けられ、第2の主面におけるレーベル印刷部の設けら
れた領域以外の領域に、少なくとも部分的に夜光性塗料
層が設けられていることを特徴とするものである。
【0025】この発明の第2の発明は、ディスク基板の
第1の主面に情報信号部が形成され、ディスク基板の第
1の主面上に少なくとも光透過層が設けられ、ディスク
基板に対して光透過層が存在する側から情報信号部にレ
ーザ光を照射することにより、情報信号の記録および/
または再生可能に構成された光学記録媒体において、デ
ィスク基板の第1の主面と反対側の第2の主面に、判別
用マークが設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0026】この発明の第3の発明は、ディスク基板の
第1の主面に情報信号部を形成する工程と、ディスク基
板の第1の主面上に光透過層を形成する工程とを有し、
ディスク基板に対して光透過層が存在する側から情報信
号部にレーザ光を照射することにより、情報信号の記録
および/または再生可能に構成された光学記録媒体の製
造方法において、ディスク基板の第1の主面と反対側の
第2の主面にレーベル印刷部を形成する工程と、レーベ
ル印刷部の形成領域以外の領域に、部分的に夜光性塗料
層を形成する工程とを有することを特徴とするものであ
る。
【0027】この発明の第4の発明は、ディスク基板の
第1の主面に情報信号部を形成する工程と、ディスク基
板の第1の主面上に、少なくとも、記録および/または
再生に用いられるレーザ光を透過可能な光透過層を形成
する工程とを有し、ディスク基板に対して光透過層が存
在する側から情報信号部にレーザ光を照射することによ
り、情報信号の記録および/または再生可能に構成され
た光学記録媒体の製造方法において、ディスク基板の第
1の主面と反対側の第2の主面に判別用マークを形成す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0028】この発明の第1および第3の発明におい
て、典型的には、夜光性塗料層が、無機系蛍光顔料から
なり、この無機系蛍光顔料は、典型的には、Bi添加C
aS結晶粉末を分散した材料、またはCu添加ZnS結
晶粉末を分散した材料である。
【0029】この第2および第4の発明において、典型
的には、ディスク基板の第2の主面上に設けられた判別
用マークは、凸部から構成されている。
【0030】この第2および第4の発明において、ディ
スク基板の第2の主面上に設けられた判別用マークがデ
ィスク基板における半径方向に向けて、17mmから2
1mmの領域に設けられている。
【0031】この第2および第4の発明において、典型
的には、ディスク基板の第2の主面上に設けられた判別
用マークが点字用凸部である。また、この第2の発明お
よび第4の発明において、好適には、点字用凸部は、デ
ィスク基板の半径方向に向かって22mm以上60mm
以下の領域に設けられている。
【0032】上述のように構成されたこの発明の第1お
よび第3の発明によれば、ディスク基板の第1の主面と
反対側の第2の主面に、レーベル印刷部が設けられ、こ
のレーベル印刷部の形成領域以外の領域の部分に夜光性
塗料層を設けるようにしていることにより、暗所にいる
ユーザにおいても、光学記録媒体の表裏面を視覚により
判別することができる。
【0033】また、この発明の第2および第4の発明に
よれば、ディスク基板の第1の主面と反対側の第2の主
面に判別用マークから構成される、判別部およびレーベ
ル印刷部を設けるようにしていることにより、視覚障害
者においても、光学記録媒体の表裏面を触覚により判別
することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態
の全図においては、同一または対応する部分には同一の
符号を付す。
【0035】まず、この発明の第1の実施形態による光
ディスクについて説明する。図1に、この第1の実施形
態による光ディスクを示す。なお、この光ディスクは、
情報信号部を有する支持体上に形成された光透過層に向
けてレーザ光を照射することにより信号を読み取る、い
わゆる再生専用光ディスクである。
【0036】図1に示すように、光ディスク1は、ディ
スク基板2の一主面上に情報信号部2aが形成されてい
るとともに、中央部にセンターホール2bが形成されて
いる。さらに、ディスク基板2上には、反射層3、接着
層4aおよび光透過性シート4bからなる光透過層5が
順次積層されているとともに、情報信号部2aが形成さ
れた一主面に対して反対側の面、すなわち他主面上にレ
ーベル印刷層6および夜光塗料層7が設けられている。
【0037】ディスク基板2は、例えば、所定のスタン
パを用いた射出成形法により作製されたものである。こ
のディスク基板2の厚さは、例えば0.6〜1.2mm
の範囲から選ばれる。また、ディスク基板2の材料とし
ては、例えばポリカーボネート(PC)やシクロオレフ
ィンポリマー(例えば、ゼオネックス(登録商標))な
どの低吸水性の樹脂が用いられる。なお、この光ディス
ク1は、ディスク基板2とは反対側の面にレーザ光を照
射することにより情報信号の再生を行うものであるた
め、ディスク基板2として例えばAlなどの金属からな
る基板を用いることも可能である。また、ディスク基板
2として、ガラス基板や、ポリオレフィン、ポリイミ
ド、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエ
チレンテレフタレートなどの樹脂からなる基板を用いる
ことも可能である。
【0038】また、ディスク基板2の成型時に、その一
主面に形成された凹凸部上に記録膜や反射層などが成膜
されており、これにより情報信号部2aが形成されてい
る。この情報信号部2aにおいては、光ディスク1の種
類に応じて、反射層、光磁気材料からなる膜、相変化材
料からなる膜、または有機色素膜などが成膜されてお
り、この第1の実施形態による光ディスクが再生専用
(ROM(Read Only Memory))の光ディスクであるた
め、情報信号部2aは、凹凸の溝トラックと例えばAl
などからなる反射層を少なくとも有する単層膜または積
層膜とから構成される。
【0039】また、光透過層5は、接着層4aおよび光
透過性シート4bからなる。この光透過性シート4b
は、少なくとも紫外線を透光可能な光学特性を満足した
光透過性を有する熱可塑性樹脂からなる。この熱可塑性
樹脂は、具体的には、例えばPCや、またはポリメチル
メタクリレート(ポリメタクリル酸メチル)などのメタ
クリル樹脂からなる。また、この第1の実施形態におい
ては、光透過性シート4bの厚さは例えば95μmであ
るが、その厚さは、光透過性シート4bおよび接着層4
aからなる光透過層5の膜厚を考慮して決定される。
【0040】また、図2に、ディスク基板2における反
射層3が設けられた一主面と反対側の面、いわゆる他主
面上に設けられたレーベル印刷層6および夜光塗料層7
の斜視図を示す。
【0041】図2に示すように、レーベル印刷層6は、
着色された紫外線硬化樹脂などからなる。また、このレ
ーベル印刷層6は、例えばスクリーン印刷法により、デ
ィスク基板2の他主面の部分的な領域に形成されてい
る。なお、このレーベル印刷層6には、例えばアルバム
名、曲名、アーティスト名または製作会社などが印刷さ
れている。
【0042】また、夜光塗料層7は、ディスク基板2の
他主面におけるレーベル印刷層6が形成されていない領
域において、部分的に形成されている。また、この夜光
塗料層7は、例えば、無機系蛍光顔料として用いられる
ビスマス(Bi)が添加された硫化カルシウム(Ca
S)結晶粉末を分散した夜光塗料材料からなる。この夜
光塗料材料は、残光性を有するとともに暗所において青
紫色光を発光する。なお、この夜光塗料材料としては、
銅(Cu)を添加した硫化亜鉛(ZnS)結晶粉末を分
散した塗料などを用いることも可能である。また、レー
ベル印刷層6が形成された光ディスク1において、レー
ベル印刷層6および夜光塗料層7は、この光ディスク1
の回転中心の軸に対して慣性モーメントが等しくなるよ
うに形成されることは言うまでもない。
【0043】以上のように構成されたこの第1の実施形
態による光ディスク1を再生する場合、まず、光ディス
ク1をディスク回転駆動装置側に設けられたディスクテ
ーブル(いずれも図示せず)に装着する。その後、この
ディスク回転駆動装置側のディスクテーブルを、所定の
駆動装置により回転させることにより、光ディスク1を
高速で回転操作させる。そして、光ディスク1が高速で
回転動作している状態において、回転走行する光透過層
5に対して再生レーザ光を照射する。この再生レーザ光
は光透過層5を透過して情報信号部に照射され、これに
より情報信号の再生が行われる。
【0044】次に、以上のように構成されたこの第1の
実施形態による光ディスクの製造方法について説明す
る。図3〜図6に、この第1の実施形態による光ディス
ク1の製造方法を示す。
【0045】この第1の実施形態による光ディスクの製
造方法においては、まず、ディスク基板2の一主面上
に、例えばスパッタリング法により、例えばAlを成膜
する。これにより、ディスク基板2の一主面上にAlか
らなる反射層3が形成され、情報信号部2aが構成され
る。
【0046】次に、ディスク基板2の情報信号部2aが
形成された一主面上に、紫外線硬化樹脂11を供給し、
塗布する。紫外線硬化樹脂11の供給は、紫外線硬化樹
脂供給部12のノズル口から、ディスク基板2の内周側
に、例えば平面円環状になるようにして行われる。この
とき、紫外線硬化樹脂11としては、粘度が0.02〜
0.2Pa・s(20〜200cps)、表面張力が2
×10-2〜4×10-2N/m(20〜40dyn/c
m)のものを使用するのが好ましく、この第1の実施形
態においては、粘度が例えば0.1Pa・s(100c
ps)、表面張力が2.9×10-2N/m(29dyn
/cm)の粘度のものが用いられる。
【0047】次に、図4に示すように、ディスク基板2
のセンターホール2bと、光透過性シート4bの中心の
貫通孔4cとの位置合わせを行った後、紫外線硬化樹脂
11が供給されたディスク基板2の一主面上に、平面円
環状の光透過性シート4bを載置する。
【0048】次に、図5に示すように、ディスク基板2
および光透過性シート4bを、装置の回転軸(図示せ
ず)を中心として面内方向(図5中矢印M方向)に回転
させる。これにより、ディスク基板2上の紫外線硬化樹
脂11がディスク基板2と光透過性シート4bとの間に
行き渡る。また、余分な紫外線硬化樹脂11は振り切ら
れる。このとき、振り切り後の紫外線硬化樹脂11から
なる膜の膜厚は5μmとなるようにし、光透過性シート
4bと紫外線硬化樹脂11との合計膜厚が100μmに
なるようにする。ここで、これらのディスク基板2と光
透過性シート4bの回転速度は、50〜116.7s-1
(3000〜7000rpm)の範囲内から選ばれ、こ
の第1の実施形態においては、例えば83.3s-1(5
000rpm)に選ばれる。また、回転時間は、5〜6
0sの範囲から選ばれ、この第1の実施形態において
は、例えば20sに選ばれる。
【0049】次に、図6に示すように、紫外線を発光可
能に構成されているとともに、この紫外線をディスク基
板2に照射可能に構成された紫外線光源13の照射範囲
内に、ディスク基板2を載置する。このとき、ディスク
基板2は、その光透過性シート4bの接着された側が紫
外線光源13の設置側に対向するように配置される。そ
の後、紫外線を、紫外線光源13から光透過性シート4
bを介して、ディスク基板2の一主面上の紫外線硬化樹
脂11に照射する。このときの積算強度は例えば500
mJ/cm2とする。この紫外線の照射により、ディス
ク基板2と光透過性シート4bとの間において、紫外線
硬化樹脂11が硬化し、接着層4aとしての紫外線硬化
樹脂層が形成される。ここで、光透過性シート4bの厚
さと紫外線硬化樹脂層の膜厚の合計は、100μmであ
る。
【0050】その後、光透過層5が形成された主面とは
反対側の他主面に、例えばスクリーン印刷法により、無
機系蛍光顔料としてBi添加CaS結晶粉末を分散した
夜光塗料材料を塗布する。これにより、ディスク基板2
の他主面上に夜光塗料層7が形成される。また、この他
主面上に、例えばスクリーン印刷法により、光ディスク
1の収録内容や記録内容を表示するレーベル印刷層6を
形成する。
【0051】以上により、図1に示すように、ディスク
基板2上に、情報信号部2aおよび、接着層4aと光透
過性シート4bとからなる光透過層5が順次設けられ、
光透過層5が設けられた一主面とは反対側の他主面に、
レーベル印刷層6および夜光塗料層7が設けられた、所
望とするこの第1の実施形態による光ディスク1が製造
される。
【0052】以上説明したように、この第1の実施形態
による光ディスクによれば、情報信号部が設けられた一
主面の反対側の面、すなわち、レーベル印刷層6が設け
られた他主面上における、レーベル印刷層6の領域以外
の部分に夜光塗料層7を設けるようにしていることによ
り、ユーザが暗所においてこの光ディスク1を使用する
場合においても、光ディスク1の表裏面を視覚的に判別
することができる。したがって、ユーザが、暗所におい
てこの光ディスク1を使用する場合であっても、ユーザ
により光透過層5が触れられないようにすることがで
き、指紋の付着による汚れの発生を防止することができ
るとともに、この光ディスク1を再生装置に装着する場
合に、表裏反対の状態で再生装置に装填することを防止
することができるので、情報信号の再生を確実に行うこ
とができる。
【0053】次に、この発明の第2の実施形態による光
ディスクについて説明する。図7に、この第2の実施形
態による光ディスクを示す。なお、この第2の実施形態
による光ディスクは、情報信号部を有する支持体上に形
成された光透過層に向けてレーザ光を照射することによ
り信号を読み取る、いわゆる再生専用光ディスクであ
る。
【0054】図7に示すように、光ディスク21は、デ
ィスク基板22の一主面上に情報信号部22aが形成さ
れており、さらに、反射層23、接着層24aおよび光
透過性シート24bからなる光透過層25が順次積層さ
れているとともに、情報信号部22aが形成された一主
面に対して反対側の面、すなわち他主面上に表示部26
aおよび判別部26bから構成される点字表示部26が
設けられて構成されている。
【0055】ディスク基板22は、例えば、所定のスタ
ンパを用いた射出成形法により作製されたものである。
このディスク基板22の厚さは、例えば0.6〜1.2
mmの範囲から選ばれる。また、ディスク基板22の材
料としては、例えばポリカーボネートやシクロオレフィ
ンポリマー(例えば、ゼオネックス(登録商標))など
の低吸水性の樹脂が用いられる。なお、ディスク基板2
2として、例えばAlなどの金属からなる基板や、ガラ
ス基板、あるいは、ポリオレフィン、ポリイミド、ポリ
アミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンテ
レフタレートなどの樹脂からなる基板を用いることも可
能である。
【0056】また、ディスク基板2の成型時に、その一
主面に形成された凹凸部上に記録膜や反射層などが成膜
されており、これにより情報信号部22aが形成されて
いる。この情報信号部22aにおいては、反射層、光磁
気材料からなる膜、相変化材料からなる膜、または有機
色素膜などが成膜されており、この第2の実施形態によ
る光ディスクは、再生専用(ROM(Read Only Memor
y))の光ディスクであるため、情報信号部2a上には、
例えばAlなどからなる反射層を少なくとも有する単層
膜または積層膜から構成される。
【0057】また、光透過層25は、接着層24aおよ
び光透過性シート24bからなり、この光透過性シート
24bは、少なくとも紫外線を透光可能な光学特性を満
足した光透過性を有する熱可塑性樹脂からなる。この熱
可塑性樹脂としては、具体的には、例えばPCや、また
はポリメチルメタクリレート(ポリメタクリル酸メチ
ル)などのメタクリル樹脂からなる。また、この第2の
実施形態においては、光透過性シートの厚さは例えば9
5μmであるが、その厚さは、光透過性シート24bお
よび接着層24aからなる光透過層の膜厚を考慮して決
定される。
【0058】次に、ディスク基板22の他主面について
説明する。図8に、この第2の実施形態による光ディス
ク21の他主面を示す。
【0059】図8に示すように、ディスク基板22の他
主面においては、ディスク基板22の中心から半径が例
えば17〜21mmの帯状領域27a内に、反射層23
が形成された面とは反対側の面、すなわち再生面に対し
て反対側の面であることを表示する判別部26bが設け
られている。また、ディスク基板22の他主面における
帯状領域27a以外の領域で、ディスク基板22の中心
から半径が22〜60mmの帯状領域27bに、表示部
26aが設けられている。この表示部26aは、光ディ
スク21に記録された情報信号やタイトルなどの収録内
容を表示するためのものである。これらの判別部26b
および表示部26aから点字表示部26が構成されてい
る。
【0060】ここで、判別部26bを図9に示す。図9
に示すように、判別部26bは、判別凸部28から構成
されている。この判別凸部28は半球形状を有し、直径
寸法Φが例えば2mm、高さ寸法Tが例えば0.3mm
である。すなわち、この判別凸部28の半球形状におけ
る上端は、他主面における基準面と同じ高さになるよう
に構成されている。また、この半球状の判別凸部28
は、その周囲が削られた状態に構成されており、この削
られた部分における傾斜部の幅D1は、例えば1.0m
mである。
【0061】また、表示部26aの詳細を図10に示
す。図10に示すように、この表示部26aは、上述し
た判別凸部28と同様の半球状の凸部29が複数個並べ
られて構成されている。ここで、この表示部26aにお
ける点字1文字は、縦寸法Lが例えば7.0mm、横寸
法Vが例えば5.0mmの縦長で矩形状の領域に、間隔
寸法dが例えば2.0mmの3行2列で形成された合計
6個の凸部29から構成されている。また、凸部29の
直径寸法φは例えば1.0mmであり、矩形領域の一辺
との間隔D2は、例えば1.0mmである。そして、光
ディスク21における収録内容などが、この点字により
印刷表示されている。
【0062】また、これらの表示部26aおよび判別部
26bの形成は、光ディスク21における回転モーメン
トのバランスがとれるように形成されることは言うまで
もない。
【0063】以上のように構成されたこの第2の実施形
態による光ディスク21を再生する場合においては、第
1の実施形態におけると同様であるので、説明を省略す
る。
【0064】また、この第2の実施形態による光ディス
ク21の製造方法においては、まず、射出成形法により
ディスク基板2を成形する際に、光透過層5が形成され
る一主面上に凹凸の溝トラックを形成するとともに、こ
の一主面側とは反対側の他主面に、表示部26aおよび
判別部26bからなる点字表示部26を一体で成形す
る。このとき、表示部26aを上述した帯状領域27b
に形成するとともに、判別部26bを上述した帯状領域
27aに形成する。ディスク基板2を製造した後の、こ
の第2の実施形態による光ディスク21の製造方法にお
いては、第1の実施形態におけると同様であるので説明
を省略する。
【0065】以上説明したように、この第2の実施形態
による光ディスク21によれば、情報信号部22aが設
けられた裏面の所定の領域、すなわち他主面上における
帯状領域Aに、再生面に対して反対面であることを表示
する判別部26bを設けるようにしていることにより、
視覚障害者などのユーザが光ディスク21を使用する場
合に、光ディスク21の裏面を触覚的に判別することが
できる。そのため、ユーザが光ディスクの再生面(光透
過層が形成された一主面)に触れるのを防止することが
でき、再生面(光透過層)が指紋などにより汚されるの
を防止することができる。また、この光ディスク21の
表裏を判別することが可能になるため、光ディスク21
を再生装置に装填する際に、ユーザが表裏を逆に装填す
る、いわゆる誤装填を防止することができる。以上のこ
とから、情報信号の再生を確実に行うことが可能にな
る。また、判別部26bが形成された他主面上の、半径
22〜60mmの帯状領域27bに、記録された情報信
号やタイトルなどの収録内容を表示する、表示部26a
を設けるようにしていることにより、視覚障害者などの
ユーザがこの光ディスクを使用する場合に、この光ディ
スク21に記録された収録内容を、容易に識別すること
ができる。
【0066】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0067】例えば、上述の実施形態において挙げた数
値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる
数値を用いてもよい。
【0068】また、上述の第1および第2の実施形態に
おいては、この発明を再生専用の光ディスクに適用して
いるが、再生専用の光ディスク以外にも、書換可能型光
ディスクや追記型光ディスクなどに適用することも可能
である。すなわち、最終製品としての光ディスクが書換
可能型光ディスクである場合には、情報信号部は、光磁
気材料からなる膜や相変化材料からなる膜を少なくとも
有する、単層膜または積層膜から構成される。また、追
記型光ディスクの場合には、有機色素材料からなる膜を
少なくとも有する単層膜もしくは積層膜から構成され
る。換言すると、上述の第1および第2の実施形態にお
ける反射層の代わりに、有機材料からなる記録層、相変
化により記録が行われる相変化材料を用いた記録層、光
磁気記録可能な記録層、またはこれらの記録層を有する
積層膜を用いることも可能である。具体的には、この発
明は、光透過層を有する光ディスク、例えばDVR−R
edやDVR−Blueなどの光ディスクに適用するの
が好適である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1お
よび第3の発明によれば、光学記録媒体におけるディス
ク基板の、光透過層が形成された第1の主面とは反対側
の第2の主面にレーベル印刷部が設けられ、第2の主面
におけるこのレーベル印刷部の形成領域以外の領域部分
に夜光塗料層を設けるようにしていることにより、暗所
にいるユーザが、この光学記録媒体を使用する場合にお
いても、その表裏を容易に判別することができるので、
光学記録媒体における光透過層が形成された第1の主面
が、ユーザにより触れられることを防止することがで
き、この第1の主面に汚れが付着するのを防止すること
ができ、情報信号の再生不良を抑制することができる。
【0070】また、この発明の第2および第4の発明に
よれば、光学記録媒体におけるディスク基板の、光透過
層が形成された第1の主面とは反対側の第2の主面に判
別部が設けられていることにより、視覚障害者などのユ
ーザが、この光学記録媒体を使用する場合においても、
その表裏を容易に判別することができるので、光学記録
媒体における光透過層が形成された第1の主面が、ユー
ザにより触れられることを防止することができ、この第
1の主面に汚れが付着するのを防止することができ、情
報信号の再生不良を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による光ディスクを
示す断面図である。
【図2】この発明の第1の実施形態による光ディスクの
他主面を示す斜視図である。
【図3】この発明の第1の実施形態による光ディスクの
製造方法を示す斜視図である。
【図4】この発明の第1の実施形態による光ディスクの
製造方法を示す斜視図である。
【図5】この発明の第1の実施形態による光ディスクの
製造方法を示す斜視図である。
【図6】この発明の第1の実施形態による光ディスクの
製造方法を示す斜視図である。
【図7】この発明の第2の実施形態による光ディスクを
示す断面図である。
【図8】この発明の第2の実施形態による光ディスクの
他主面を示す斜視図である。
【図9】この発明の第2の実施形態による光ディスクの
他主面上に形成される判別凸部を示す断面図である。
【図10】この発明の第2の実施形態による光ディスク
の他主面上に形成される点字1文字を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1,21・・・光ディスク、2,22・・・ディスク基
板、2a,22a・・・情報信号部、2b,22b・・
・センターホール、3,23・・・反射層、4b,24
b・・・光透過性シート、4a,24a・・・接着層、
4c・・・貫通孔、5,25・・・光透過層、6・・・
レーベル印刷層、7・・・夜光塗料層、11・・・紫外
線硬化樹脂、12・・・紫外線硬化樹脂供給部、13・
・・紫外線光源、26・・・点字表示部、26a・・・
表示部、26b・・・判別部、27a、27b・・・帯
状領域、28・・・判別凸部、29・・・凸部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク基板の第1の主面に情報信号部
    が形成され、 上記ディスク基板の第1の主面上に少なくとも光透過層
    が設けられ、 上記ディスク基板に対して上記光透過層が存在する側か
    ら上記情報信号部にレーザ光を照射することにより、情
    報信号の記録および/または再生可能に構成された光学
    記録媒体において、 上記ディスク基板の第1の主面と反対側の第2の主面
    に、レーベル印刷部が設けられ、 上記第2の主面における上記レーベル印刷部の設けられ
    た領域以外の領域に、少なくとも部分的に夜光性塗料層
    が設けられていることを特徴とする光学記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記夜光性塗料層が、無機系蛍光顔料か
    らなることを特徴とする請求項1記載の光学記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記無機系蛍光顔料が、Bi添加CaS
    結晶粉末を分散した材料、またはCu添加ZnS結晶粉
    末を分散した材料からなることを特徴とする請求項2記
    載の光学記録媒体。
  4. 【請求項4】 ディスク基板の第1の主面に情報信号部
    が形成され、 上記ディスク基板の第1の主面上に少なくとも光透過層
    が設けられ、 上記ディスク基板に対して上記光透過層が存在する側か
    ら上記情報信号部にレーザ光を照射することにより、情
    報信号の記録および/または再生可能に構成された光学
    記録媒体において、 上記ディスク基板の第1の主面と反対側の第2の主面
    に、判別用マークが設けられていることを特徴とする光
    学記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記ディスク基板の上記第2の主面上に
    設けられた上記判別用マークが凸部から構成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の光学記録媒体。
  6. 【請求項6】 上記ディスク基板の上記第2の主面上に
    設けられた上記判別用マークが上記ディスク基板におけ
    る半径方向に向けて、17mmから21mmの領域に設
    けられていることを特徴とする請求項4記載の光学記録
    媒体。
  7. 【請求項7】 上記ディスク基板の上記第2の主面上に
    設けられた上記判別用マークが点字用凸部であることを
    特徴とする請求項4記載の光学記録媒体。
  8. 【請求項8】 上記点字用凸部が、上記ディスク基板の
    半径方向に向かって22mm以上60mm以下の領域に
    設けられていることを特徴とする請求項7記載の光学記
    録媒体。
  9. 【請求項9】 ディスク基板の第1の主面に情報信号部
    を形成する工程と、 上記ディスク基板の第1の主面上に光透過層を形成する
    工程とを有し、 上記ディスク基板に対して上記光透過層が存在する側か
    ら上記情報信号部にレーザ光を照射することにより、情
    報信号の記録および/または再生可能に構成された光学
    記録媒体の製造方法において、 上記ディスク基板の第1の主面と反対側の第2の主面に
    レーベル印刷部を形成する工程と、 上記レーベル印刷部の形成領域以外の領域に、部分的に
    夜光性塗料層を形成する工程とを有することを特徴とす
    る光学記録媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記夜光性塗料層が、無機系蛍光顔料
    からなることを特徴とする請求項9記載の光学記録媒体
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記無機系蛍光顔料が、Bi添加Ca
    S結晶粉末を分散した材料、またはCu添加ZnS結晶
    粉末を分散した塗料であることを特徴とする請求項10
    記載の光学記録媒体の製造方法。
  12. 【請求項12】 ディスク基板の第1の主面に情報信号
    部を形成する工程と、 上記ディスク基板の上記第1の主面上に、少なくとも、
    記録および/または再生に用いられるレーザ光を透過可
    能な光透過層を形成する工程とを有し、 上記ディスク基板に対して上記光透過層が存在する側か
    ら上記情報信号部にレーザ光を照射することにより、情
    報信号の記録および/または再生可能に構成された光学
    記録媒体の製造方法において、 上記ディスク基板の第1の主面と反対側の第2の主面に
    判別用マークを形成するようにしたことを特徴とする光
    学記録媒体の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記ディスク基板の上記第2の主面上
    に設けられた上記判別用マークが凸部から構成されるこ
    とを特徴とする請求項12記載の光学記録媒体の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 上記ディスク基板の上記第2の主面上
    に設けられた上記判別用マークが上記ディスク基板にお
    ける半径方向に17mmから21mmの領域に形成する
    ようにしたことを特徴とする請求項12記載の光学記録
    媒体の製造方法。
  15. 【請求項15】 上記ディスク基板の上記第2の主面上
    に設けられた上記判別用マークが点字用凸部であること
    を特徴とする請求項12記載の光学記録媒体の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 上記点字用凸部が、上記ディスク基板
    の半径方向に向かって22mm以上60mm以下の領域
    に設けられていることを特徴とする請求項15記載の光
    学記録媒体の製造方法。
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