JP2001195783A - 光記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

光記録媒体およびその製造方法

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JP2001195783A
JP2001195783A JP2000006311A JP2000006311A JP2001195783A JP 2001195783 A JP2001195783 A JP 2001195783A JP 2000006311 A JP2000006311 A JP 2000006311A JP 2000006311 A JP2000006311 A JP 2000006311A JP 2001195783 A JP2001195783 A JP 2001195783A
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optical recording
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forming
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JP2000006311A
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Yoshinaga Yanagisawa
吉長 柳澤
Naoki Okawa
直樹 大川
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Sony Disc Technology Inc
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】表示用情報を表示する表示層の形成工程で不良
が発生しても生産効率の低下を防止でき、かつ、均一な
間隔でディスク基板が貼り合わされた光記録媒体および
その製造方法を提供する。 【解決手段】情報の記録面3aを一方の面に有する第1
基板1Aと、情報の記録面3bを一方の面に有する第2
基板2Bと、一方の面である第1面8aが第1基板記録
面3aに貼り合わされ、他方の面である第2面8bが第
2基板記録面3bに貼り合わされた基材8と、基材8の
少なくとも第1面8aに形成され、第1基板1Aを介し
て目視可能な表示用情報を表示する第1表示層10aと
を有する光記録媒体およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面記録再生方式
であって、文字および/または絵柄を表示する表示層を
内部に有する光記録媒体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を照射して記録再生が行われる
光記録媒体(光ディスク)は、情報の高密度な記録が可
能なため、現在、片面に記録が行われる片面ディスクが
主流となっている。光記録媒体は記録面が表面ではなく
ディスク内部に形成されており、光記録媒体に入射する
レーザ光を反射膜で反射させて記録情報の再生が行われ
る。この場合、ディスクの表裏は対称の構造とならず、
このことも光記録媒体の基本設計が片面記録用で行われ
る要因となっている。
【0003】通常、光記録媒体の表面には、光記録媒体
に記録された情報内容等を表示する目視可能な印刷層が
設けられる。印刷層は例えばスクリーン印刷やオフセッ
ト印刷等の印刷方法により形成される。片面記録再生方
式であって、レーザ光を一方の面に入射させ、反射光を
検出することにより再生信号の読み出しが行われる光記
録媒体の場合、他方の面に印刷層を形成しても記録情報
の再生に影響しないため、他方の面の任意の領域あるい
は全面に絵柄や文字等を表示する印刷層を形成すること
ができる。
【0004】近年、パーソナルコンピュータやインター
ネットの普及等により、画像データや音声データの利用
が増加し、光記録媒体に記録されるデジタルデータの量
は急速に増大している。これに伴い、光記録媒体の高密
度化および大容量化が急速に進められており、1枚の光
ディスクに複数の記録面を有する光ディスクが作製され
ている。このような光記録媒体は、記録面を有する片面
ディスクを、接着剤を用いて貼り合わせることにより製
造される。
【0005】上記のように複数の記録面を有し、両面か
らそれぞれ再生信号の読み出しが可能である光記録媒体
の場合には、光記録媒体の表面に絵柄や文字等を含む印
刷層を形成すると、光記録媒体に照射されるレーザ光が
影響を受けて再生信号の読み出しが妨げられる場合があ
る。また、再生光に影響を与えないように印刷層を設計
した場合であっても、印刷工程において傷やピンホール
等、通常の片面ディスクに施される印刷では問題となら
ないような微小な不良が発生すると、信号の再生に支障
をきたすこともある。印刷不良に起因したディスク不良
への対策としては、刷版の管理や、多数の工程を伴う印
刷済みディスクの検査等が挙げられるが、いずれも光デ
ィスクの製造効率の観点からは好ましくない。
【0006】したがって、両面記録再生方式の光ディス
クにおいて記録面よりも光記録媒体の表面に近い側に印
刷層を形成する場合には、図5に示すように、光記録媒
体101の記録領域102を避けてディスク内周部10
3またはディスク外周部104に印刷層を形成する必要
がある。この場合、印刷によって情報を表示できる領域
が極めて狭いため、表示可能な文字数が少ない、あるい
は文字サイズを大きく出来ないといった問題があり、ユ
ーザーが印刷層に表示された文字を識別する上で不便で
あった。また、印刷層の絵柄等をデザインする上での制
約が大きいといった問題もあり、光記録媒体に付加価値
を与えるのが困難となっていた。
【0007】目視可能な情報表示領域の面積を増大さ
せ、上記の問題を解消するための手段としては、例えば
特開平11−167749号公報に記載された光ディス
クがある。この光ディスクは図6に示すように、第1の
光ディスク1Aと第2の光ディスク1Bとが貼り合わさ
れた構造を有する。第1の光ディスク1Aは透明なディ
スク基板2aと、ディスク基板2a表面のピットを含む
記録面3aと、半透明反射膜4aと、光透過性の光学緩
衝層5aと、印刷層6aとが順に積層された層構成を有
する。
【0008】同様に、第2の光ディスク1Bは透明なデ
ィスク基板2bと、ディスク基板2b表面のピットを含
む記録面3bと、半透明反射膜4bと、光透過性の光学
緩衝層5bと、印刷層6bとが順に積層された層構成を
有する。第1の光ディスク1Aと第2の光ディスク1B
は、接着剤からなる接着層7を介して印刷層6aと印刷
層6bを対向させて接合されている。
【0009】印刷層6aに表示された情報は、ディスク
基板2a側から半透明反射膜4aを介して目視される。
同様に、印刷層6bに表示された情報は、ディスク基板
2b側から半透明反射膜4bを介して目視される。上記
の層構造の光ディスクに形成された印刷層を、半透明反
射膜を介して目視した場合、可視光が半透明反射膜を透
過する際の減衰、あるいは半透明反射膜における外光の
映り込みや、ピットにおける乱反射等の影響により、明
/暗部のコントラストが低下して印刷層の表示情報を十
分に視認できないことがある。特開平11−16774
9号公報記載の光ディスクによれば、上記の構成に加え
て印刷層5a、5bの印刷色をその目視面における明度
の最大部分と最小部分の差が2.0以上となるように選
択することにより、可視情報の視認性が向上されてい
る。
【0010】上記のような層構造の光ディスクを形成す
るには、表面にピットを有するディスク基板2aを成形
後、ディスク基板2aの記録面3a側にスパッタリング
や真空蒸着により半透明反射膜4aを成膜する。半透明
反射膜4aの表面に例えばスピンコートにより紫外線硬
化樹脂を塗布し、樹脂を硬化させることにより光学緩衝
層5aを形成する。次に、光学緩衝層5aの表面にスク
リーン印刷やオフセット印刷等の印刷方法により単色あ
るいは多色の印刷層6aを形成する。印刷層6aは複層
であってもよい。以上の工程により第1の光ディスク1
Aが作製される。
【0011】その後、第1の光ディスク1Aと、同様の
工程により作製された第2の光ディスク1Bとを接着層
7を介して貼り合わせる。2つの光ディスク1A、1B
の貼り合わせは例えば、それぞれの光ディスクの印刷層
6a、6bの表面にホットメルト接着剤を塗布してか
ら、光ディスク1A、1Bを重ね合わせて加圧すること
により行う。以上の工程により、上記の特開平11−1
67749号公報記載の光ディスクが得られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の光ディスクによれば、第1あるいは第2の光ディ
スク1A、1Bの製造工程の最後に印刷層6a、6bが
形成される。したがって、印刷層6a、6bの形成工程
において印刷不良が発生すると、第1あるいは第2の光
ディスク1A、1B自体が不良ディスクとなり、続く貼
り合わせ工程に使用できなくなる。すなわち、印刷層6
a、6bの欠陥により光ディスクの生産効率が下がると
いう問題があった。
【0013】また、両面記録再生方式の光ディスクにお
いて、2つのディスク間を貼り合わせる接着層は均一な
膜厚とする必要がある。接着層の膜厚が不均一な場合、
ディスクに反りが生じて記録情報の再生時にフォーカス
制御が正常に行われなくなり、再生信号の読み出しが不
安定となることがある。接着剤の塗布が不均一であった
り、ディスクを貼り合わせる際の加圧が不均一であった
場合に、接着層の膜厚が不均一となりやすい。通常は、
所定の膜厚の接着層を形成するために、貼り合わせるデ
ィスクの厚さを予め設定しておき、ディスク面に接着剤
を塗布してからディスクを重ね合わせ、ディスクの合計
厚を計測しながらディスクに加圧を行い、接着層を含む
ディスクの合計厚が所定の厚さとなった時点で加圧を終
了する方法がとられている。
【0014】しかしながら、上記のように接着層の厚さ
を制御する場合、貼り合わせ前のディスク厚にばらつき
があると、各ディスクについて厚さの測定を行う必要が
あり、製造効率の観点から望ましくないという問題があ
った。また、加圧の制御を高精度に行うことができる機
器も必要であり、製造機器のコストも問題となる。
【0015】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、したがって本発明は、文字および/または絵
柄の表示層を有する両面記録再生方式の光記録媒体であ
って、表示層の欠陥により光記録媒体の生産効率が低下
することがなく、かつ、貼り合わせるディスク基板の間
隔を一定とすることができる光記録媒体およびその製造
方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の光記録媒体は、情報の記録面を一方の面に
有する第1基板と、情報の記録面を一方の面に有する第
2基板と、一方の面である第1面が前記第1基板記録面
に貼り合わされ、他方の面である第2面が前記第2基板
記録面に貼り合わされた基材と、前記基材の第1面に形
成され、前記第1基板を介して目視可能な表示用情報を
表示する第1表示層とを有することを特徴とする。
【0017】本発明の光記録媒体は、好適には、前記基
材の第1面に形成されたピットと、前記ピットを含む前
記第1面を被覆する反射膜とを有し、前記第1表示層の
前記表示用情報は、前記反射膜により被覆された前記ピ
ットの配置により表示されることを特徴とする。あるい
は、本発明の光記録媒体は好適には、前記基材の第1面
に形成された凹凸と、前記凹凸部分を含む前記第1面を
被覆する反射膜とを有し、前記第1表示層の前記表示用
情報は、前記凹凸部分および前記反射膜を含むホログラ
ムにより表示されることを特徴とする。あるいは、本発
明の光記録媒体は好適には、前記第1表示層は印刷層で
あることを特徴とする。
【0018】本発明の光記録媒体は、好適には、前記基
材の第2面に形成され、前記第2基板を介して目視可能
な表示用情報を表示する第2表示層をさらに有すること
を特徴とする。本発明の光記録媒体は、さらに好適に
は、前記基材の第2面に形成されたピットと、前記ピッ
トを含む前記第2面を被覆する反射膜とを有し、前記第
2表示層の前記表示用情報は、前記反射膜により被覆さ
れた前記ピットの配置により表示されることを特徴とす
る。あるいは、本発明の光記録媒体は、さらに好適に
は、前記基材の第2面に形成された凹凸と、前記凹凸部
分を含む前記第2面を被覆する反射膜とを有し、前記第
2表示層の前記表示用情報は、前記凹凸部分および前記
反射膜を含むホログラムにより表示されることを特徴と
する。あるいは、本発明の光記録媒体は、さらに好適に
は、前記第2表示層は印刷層であることを特徴とする。
【0019】本発明の光記録媒体は、好適には、前記記
録面は前記第1または第2基板の表面に形成された凹凸
と、前記凹凸部分を含む前記第1または第2基板の表面
を被覆する半透過性反射膜とを有することを特徴とす
る。本発明の光記録媒体は、さらに好適には、前記半透
過性反射膜の表面を被覆する保護膜を有することを特徴
とする。本発明の光記録媒体は、さらに好適には、前記
半透過性反射膜はAgまたはAg合金からなることを特
徴とする。本発明の光記録媒体は、好適には、前記第1
基板と前記基材との層間に接着剤からなる接着層を有す
ることを特徴とする。本発明の光記録媒体は、好適に
は、前記第2基板と前記基材との層間に接着剤からなる
接着層を有することを特徴とする。
【0020】これにより、光記録媒体の記録面と、目視
可能な表示用情報を含む表示層とを順次形成せずに、別
途形成してから、両者を合わせて光記録媒体の構成とす
ることが可能となる。したがって、第1基板と第2基板
とを貼り合わせた両面記録再生方式の光記録媒体におい
て、表示層の形成工程で欠陥が発生した場合、表示層を
有する基材のみを不良品とすればよく、記録面が形成さ
れた第1あるいは第2基板を不良品とする必要がなくな
る。本発明の光記録媒体の構成によれば、表示層を有す
る両面記録再生方式の光記録媒体の生産効率を上げるこ
とが可能となる。また、本発明の光記録媒体によれば、
第1基板と第2基板の間に所定の厚さの基材が形成され
るため、第1基板と第2基板との間隔を均一とすること
ができ、再生信号の読み出しを安定化させることが可能
となる。
【0021】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の光記録媒体の製造方法は、第1基板の一方の面に情
報の記録面を形成する工程と、第2基板の一方の面に情
報の記録面を形成する工程と、基材の一方の面である第
1面に、前記第1基板を介して目視可能な表示用情報を
表示する第1表示層を形成する工程と、前記基材の第1
面と前記第1基板記録面とを貼り合わせる工程と、前記
基材の他方の面である第2面と前記第2基板記録面とを
貼り合わせる工程とを有することを特徴とする。
【0022】本発明の光記録媒体の製造方法は、好適に
は、前記第1表示層を形成する工程は、前記基材の第1
面に前記表示用情報を表示するような配置でピットを形
成する工程と、前記ピットを含む前記第1面を反射膜に
より被覆する工程とを有することを特徴とする。あるい
は、本発明の光記録媒体の製造方法は、好適には、前記
第1表示層を形成する工程は、前記基材の第1面に凹凸
を形成する工程と、前記凹凸部分を含む前記第1面を反
射膜により被覆し、前記表示用情報を表示するホログラ
ムを形成する工程とを有することを特徴とする。あるい
は、本発明の光記録媒体の製造方法は、好適には、前記
第1表示層を形成する工程は印刷工程を有することを特
徴とする。
【0023】本発明の光記録媒体の製造方法は、好適に
は、前記基材の第2面と前記第2基板記録面とを貼り合
わせる前に、前記基材の第2面に、前記第2基板を介し
て目視可能な表示用情報を表示する第2表示層を形成す
る工程をさらに有することを特徴とする。本発明の光記
録媒体の製造方法は、さらに好適には、前記第2表示層
を形成する工程は、前記基材の第2面に前記表示用情報
を表示するような配置でピットを形成する工程と、前記
ピットを含む前記第2面を反射膜により被覆する工程と
を有することを特徴とする。
【0024】あるいは、本発明の光記録媒体の製造方法
は、さらに好適には、前記第2表示層を形成する工程
は、前記基材の第2面に凹凸を形成する工程と、前記凹
凸部分を含む前記第2面を反射膜により被覆し、前記表
示用情報を表示するホログラムを形成する工程とを有す
ることを特徴とする。あるいは、本発明の光記録媒体の
製造方法は、さらに好適には、前記第2表示層を形成す
る工程は印刷工程を有することを特徴とする。
【0025】本発明の光記録媒体の製造方法は、好適に
は、前記記録面を形成する工程は、前記第1または第2
基板の表面に凹凸を形成する工程と、前記凹凸部分を含
む前記第1または第2基板の表面を半透過性反射膜によ
り被覆する工程とを有することを特徴とする。本発明の
光記録媒体の製造方法は、さらに好適には、前記半透過
性反射膜の表面を被覆する保護膜を形成する工程を有す
ることを特徴とする。
【0026】本発明の光記録媒体の製造方法は、好適に
は、前記基材の第1面と前記第1基板記録面とを貼り合
わせる工程は、前記基材の第1面と前記第1基板記録面
の少なくとも一方に接着剤を塗布する工程と、前記基材
と前記第1基板を重ね合わせ、前記接着剤を硬化させる
工程とを有することを特徴とする。本発明の光記録媒体
の製造方法は、好適には、前記基材の第2面と前記第2
基板記録面とを貼り合わせる工程は、前記基材の第2面
と前記第2基板記録面の少なくとも一方に接着剤を塗布
する工程と、前記基材と前記第2基板を重ね合わせ、前
記接着剤を硬化させる工程とを有することを特徴とす
る。
【0027】これにより、光記録媒体の記録面と、目視
可能な表示用情報を表示する表示層とを順次形成せず
に、別途形成してから、両者を合わせて光記録媒体を構
成することが可能となる。したがって、表示層の形成工
程で欠陥が発生した場合、表示層が形成された基材のみ
を不良品とすればよく、記録面が形成された第1あるい
は第2基板を不良品とする必要がなくなる。本発明の光
記録媒体の製造方法によれば、表示層を有する両面記録
再生方式の光記録媒体の生産効率を上げることが可能と
なる。
【0028】また、本発明の光記録媒体の製造方法によ
れば、所定の厚さの基材を介して第1基板と第2基板と
を貼り合わせるため、第1基板と第2基板との間隔を均
一とすることができる。したがって、再生信号の読み出
しが安定化された光記録媒体を形成することが可能とな
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の光記録媒体およ
びその製造方法の実施の形態について、図面を参照して
説明する。 (実施形態1)図1は本実施形態の光記録媒体の断面図
である。図1に示すように、本実施形態の光記録媒体は
第1の光ディスク1Aと第2の光ディスク1Bとが基材
8を介して貼り合わされた構造を有する。基材8の表面
8a、8bは凹凸状となっており、表面8a、8bが全
反射膜9a、9bにより被覆されてピットアートまたは
ホログラム10a、10bが形成されている。
【0030】第1の光ディスク1Aは透明なディスク基
板2aと、ディスク基板2aの表面に形成されたピット
を含む記録面3aと、半透明反射膜4aと、光透過性の
保護膜11aが順に積層された構成を有する。同様に、
第2の光ディスク1Bは透明なディスク基板2bと、デ
ィスク基板2bの表面に形成されたピットを含む記録面
3bと、半透明反射膜4bと、光透過性の保護膜11b
が順に積層された構成を有する。
【0031】第1の光ディスク1Aの保護膜11aと、
基材8上のピットアートまたはホログラム10aとは接
着層7aを介して接合されている。同様に、第2の光デ
ィスク1Bの保護膜11bと、基材8上のピットアート
またはホログラム10bとは接着層7bを介して接合さ
れている。ピットアートまたはホログラム10aに表示
された情報は、ディスク基板1a側から半透明反射膜3
aを介して目視される。同様に、ピットアートまたはホ
ログラム10bに表示された情報は、ディスク基板1b
側から半透明反射膜3bを介して目視される。
【0032】次に、上記の本実施形態の光記録媒体(光
ディスク)の製造方法について説明する。まず、信号が
記録された記録面3a、3bを一方の面に有するディス
ク基板2a、2bを形成する。通常、ディスク基板2
a、2bの材料としては耐熱性、耐湿性や成形性を有す
るプラスチック材料が用いられる。また、ディスク基板
2a、2bをレーザ光が透過するため、屈折率や複屈折
などの光学的な特性も考慮してディスク基板2a、2b
の材料を選択する。一般にはポリカーボネート(PC)
が用いられることが多く、それ以外にポリ塩化ビニル
(PVC)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)やア
モルファスポリオレフィン(APO)等が用いられるこ
ともある。
【0033】記録面3a、3bはディスク基板2a、2
bの表面に形成された凹凸であり、これが信号に相当す
るピットとなる。ディスク基板2a、2bは例えば射出
成形により、表面に記録面2a、2bとなる凹凸が形成
された状態で得られる。射出成形によれば、ディスクの
スタンパを含む金型に溶融した樹脂を高圧で注入してか
ら、樹脂を硬化させる。
【0034】次に、記録面3aにスパッタリングや真空
蒸着により金属を堆積させ、半透明反射膜4aを形成す
る。同様に、記録面3bにスパッタリングや真空蒸着に
より金属を堆積させ、半透明反射膜4bを形成する。半
透明反射膜4a、4bの材料としてはAuやAuを主成
分とする合金、SiあるいはSiを含有する合金やSi
化合物、AgやAgを主成分とする合金等を用いること
ができる。半透明反射膜4a、4bは、光記録媒体の記
録再生装置の仕様に適合するような所定の反射率(例え
ば18〜30%程度)が得られる膜厚で形成する。
【0035】半透明反射膜4a、4bを介してピットア
ートまたはホログラム10a、10bを目視する際に、
ピットアートまたはホログラム10a、10bの色調が
変化するのを防止して視認性を十分に確保するため、半
透明反射膜4a、4bの材料としては可視領域の光に対
する透過率が一定のもの、あるいは透過率の波長依存性
が少ないものを選択することが好ましい。このような条
件から、特にAgやAgを主成分とする合金を用いて半
透明反射膜4a、4bを形成することが好ましい。
【0036】半透明反射膜4aを形成後、半透明反射膜
4aの表面に例えばエポキシアクリレート系の紫外線硬
化型樹脂をスピンコートにより塗布して硬化させ、光透
過性の保護膜11aを形成する。同様に、半透明反射膜
4bの表面に光透過性の保護膜11bを形成する。以上
の工程により、第1および第2の光ディスク1A、1B
がそれぞれ形成される。
【0037】上記の工程とは別に、基材8の表面8a、
8bにピットアートまたはホログラム10a、10bを
形成する。基材8の材料としては任意の材料を選択する
ことができるが、光記録媒体の変形を防止するため、デ
ィスク基板2a、2bと線膨張係数が同じか、ほぼ等し
い材料を選択することが好ましい。基材8の表面8a、
8bの凹凸のピッチは例えば、ディスク基板2a、2b
上の記録面3a、3bに形成される凹凸と同程度のピッ
チとする。
【0038】ピットアートを形成する場合、デザインさ
れた文字あるいは図柄をドットの分布に置き換えること
により、2値化されたデータに変換することができる。
このデータに基づき、ディスク基板2a、2bにピット
を形成する場合と同様に、スタンパを含む金型を用いて
射出成形を行うことにより、表面に凹凸を有する基材8
を形成することができる。ホログラムを形成する場合
は、レーザ光の回折を利用して立体像を表示できるよう
に構成された凹凸面を、上記と同様に射出成形により基
材8と一体成形する。
【0039】流動性を有する樹脂をスタンパに供給した
後、熱可塑性樹脂の場合は冷却、熱硬化性樹脂の場合は
加熱、紫外線硬化樹脂などの光硬化樹脂の場合は適切な
波長の光を照射することにより、樹脂を硬化させて基材
8を形成する。あるいは、ピットアートやホログラムを
形成するためのスタンパを基材8の表面8a、8bにそ
れぞれ圧接して凹凸を形成してもよい。その後、基材8
の表面8a、8bにそれぞれ全反射膜9a、9bを真空
蒸着あるいはスパッタリングにより形成する。これによ
り、表面8a、8bの凹凸および全反射膜9a、9bか
らなるピットアートまたはホログラム10a、10bが
形成される。
【0040】その後、第1の光ディスク1Aの保護膜1
1aと、基材8上のピットアートまたはホログラム10
aを接着層7aを介して接合させる。同様に、第2の光
ディスク1Bの保護膜11bと、基材8上のピットアー
トまたはホログラム10bとを接着層7bを介して接合
させる。接着層7a、7bは、例えば接着剤をスピンコ
ート法により塗布してから硬化させて形成する。
【0041】具体的には例えば、基材8の一方の面であ
るピットアートまたはホログラム10a上に接着剤を供
給し、第1の光ディスク1Aの保護膜11a側を重ね合
わせる。基材8および第1の光ディスク1Aを回転させ
ることにより、接着剤を貼り合わせ面に拡げてから、例
えば紫外線を照射することにより接着剤を硬化させて接
着層7aを形成する。
【0042】次に、同様に基材8の他方の面であるピッ
トアートまたはホログラム10b上に接着剤を供給し、
第2の光ディスク1Bの保護膜11b側を重ね合わせ
る。第1の光ディスク1Aが貼り合わされた基材8と、
第2の光ディスク1Bを回転させることにより接着剤を
貼り合わせ面に拡げてから、例えば紫外線を照射するこ
とにより接着剤を硬化させて接着層7bを形成する。以
上の工程により、第1の光ディスク1Aと第2の光ディ
スク1Bとが基材8を介して貼り合わされた本実施形態
の光記録媒体が形成される。
【0043】(実施形態2)図2は本実施形態の光記録
媒体の断面図である。図2に示すように、本実施形態の
光記録媒体は第1の光ディスク1Aと第2の光ディスク
1Bとが基材8を介して貼り合わされた構造を有する。
基材8の表面8a、8bには印刷層6a、6bがそれぞ
れ形成されている。第1の光ディスク1Aは透明なディ
スク基板2aと、ディスク基板2aの表面に形成された
ピットを含む記録面3aと、半透明反射膜4aと、光透
過性の保護膜11aが順に積層された構成を有する。同
様に、第2の光ディスク1Bは透明なディスク基板2b
と、ディスク基板2bの表面に形成されたピットを含む
記録面3bと、半透明反射膜4bと、光透過性の保護膜
11bが順に積層された構成を有する。
【0044】第1の光ディスク1Aの保護膜11aと、
基材8上の印刷層6aとは接着層7aを介して接合され
ている。同様に、第2の光ディスク1Bの保護膜11b
と、基材8上の印刷層6bとは接着層7bを介して接合
されている。印刷層6aに表示された情報は、ディスク
基板1a側から半透明反射膜3aを介して目視される。
同様に、印刷層6bに表示された情報は、ディスク基板
1b側から半透明反射膜3bを介して目視される。図2
に示すように、基材8上の印刷層6a、6bをそれぞれ
単層とする場合には、印刷層6a、6bは不透明な層と
する。あるいは、印刷層6a、6bは写真が形成あるい
は貼着された層であってもよい。
【0045】上記の本実施形態の光記録媒体を形成する
には、まず、実施形態1の光記録媒体の製造方法と同様
に第1の光ディスク1Aおよび第2の光ディスク1Bを
形成する。別工程で、表面が平坦な基材8上に印刷層6
a、6bを形成する。印刷層6a、6bは例えばスクリ
ーン印刷やオフセット印刷等の印刷方法により形成する
ことができる。基材8の材料としては任意の材料を選択
することができるが、光記録媒体の変形を防止するた
め、ディスク基板2a、2bと線膨張係数が同じか、ほ
ぼ等しい材料を選択することが好ましい。
【0046】その後、第1の光ディスク1Aの保護膜1
1aと、基材8上の印刷層6aを接着層7aを介して接
合させる。同様に、第2の光ディスク1Bの保護膜11
bと、基材8上の印刷層6bとを接着層7bを介して接
合させる。接着層7a、7bは、例えば接着剤をスピン
コート法により塗布してから硬化させて形成する。接着
剤の塗布および硬化は、実施形態1と同様に行うことが
できる。以上の工程により、第1の光ディスク1Aと第
2の光ディスク1Bとが基材8を介して貼り合わされた
本実施形態の光記録媒体が形成される。
【0047】(実施形態3)図3は本実施形態の光記録
媒体の断面図である。図3に示すように、本実施形態の
光記録媒体は第1の光ディスク1Aと第2の光ディスク
1Bとが基材8を介して貼り合わされた構造を有する。
基材8の表面8a、8bには全反射膜9a、9bを介し
て印刷層6a、6bがそれぞれ形成されている。第1の
光ディスク1Aは透明なディスク基板2aと、ディスク
基板2aの表面に形成されたピットを含む記録面3a
と、半透明反射膜4aと、光透過性の保護膜11aが順
に積層された構成を有する。同様に、第2の光ディスク
1Bは透明なディスク基板2bと、ディスク基板2bの
表面に形成されたピットを含む記録面3bと、半透明反
射膜4bと、光透過性の保護膜11bが順に積層された
構成を有する。
【0048】第1の光ディスク1Aの保護膜11aと、
基材8上の印刷層6aとは接着層7aを介して接合され
ている。同様に、第2の光ディスク1Bの保護膜11b
と、基材8上の印刷層6bとは接着層7bを介して接合
されている。印刷層6aに表示された情報は、ディスク
基板1a側から半透明反射膜3aを介して目視される。
同様に、印刷層6bに表示された情報は、ディスク基板
1b側から半透明反射膜3bを介して目視される。図3
に示すように、基材8上に全反射膜9a、9bを形成す
る場合、印刷層6a、6bの一部または全部は半透明の
印刷層6a、6bであってもよい。
【0049】本実施形態の光記録媒体は、基材8上に真
空蒸着あるいはスパッタリングにより全反射膜9a、9
bを形成してから印刷層6a、6bを形成することを除
けば、実施形態2に示す光記録媒体の製造方法と共通の
工程により形成することができる。
【0050】(実施形態4)図4は本実施形態の光記録
媒体の断面図である。図4に示すように、本実施形態の
光記録媒体は第1の光ディスク1Aと第2の光ディスク
1Bとが基材8を介して貼り合わされた構造を有する。
基材8の表面8a、8bには第1印刷層6a(1)、6
b(1)を介して第2印刷層6a(2)、6b(2)が
それぞれ形成されている。
【0051】第1の光ディスク1Aは透明なディスク基
板2aと、ディスク基板2aの表面に形成されたピット
を含む記録面3aと、半透明反射膜4aと、光透過性の
保護膜11aが順に積層された構成を有する。同様に、
第2の光ディスク1Bは透明なディスク基板2bと、デ
ィスク基板2bの表面に形成されたピットを含む記録面
3bと、半透明反射膜4bと、光透過性の保護膜11b
が順に積層された構成を有する。
【0052】第1の光ディスク1Aの保護膜11aと、
基材8上の第2印刷層6a(2)とは接着層7aを介し
て接合されている。同様に、第2の光ディスク1Bの保
護膜11bと、基材8上の第2印刷層6b(2)とは接
着層7bを介して接合されている。印刷層6aに表示さ
れた情報は、ディスク基板1a側から半透明反射膜3a
を介して目視される。同様に、印刷層6bに表示された
情報は、ディスク基板1b側から半透明反射膜3bを介
して目視される。図4に示すように、基材8上に第1印
刷層6a(1)、6b(1)および第2印刷層6a
(2)、6b(2)を積層させる場合、第2印刷層6a
(2)、6b(2)の一部または全部は半透明の印刷層
であってもよい。本実施形態の光記録媒体は、基材8上
に印刷層を積層させる工程を除けば、実施形態2に示す
光記録媒体の製造方法と共通の工程により形成すること
ができる。
【0053】上記の本発明の実施形態の光記録媒体の製
造方法によれば、表示層(ピットアート、ホログラムま
たは印刷層)を光記録媒体の記録面上に順次形成せず
に、基材上に別途形成してから光記録媒体の記録面に接
合させる。したがって、表示層形成工程で欠陥が発生し
ても第1あるいは第2基板を不良品とする必要がなく、
生産効率の低下を防止することができる。また、本発明
の実施形態の光記録媒体によれば、第1基板と第2基板
の間に所定の厚さの基材が形成されるため、第1基板と
第2基板との間隔を均一とすることができ、再生信号の
読み出しを安定化させることが可能となる。
【0054】本発明の光記録媒体およびその製造方法の
実施形態は、上記の説明に限定されない。例えば、基材
上の表示層(ピットアート、ホログラムまたは印刷層)
は必ずしも基材の両面に形成する必要はなく、基材上の
片面のみに形成してもよい。その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明の光記録媒体によれば、表示層の
欠陥による光記録媒体の生産効率の低下を防止すること
ができる。また、本発明の光記録媒体によれば、貼り合
わせる基板間の間隔を均一にして再生信号の読み出しを
安定化させることができる。
【0056】本発明の光記録媒体の製造方法によれば、
表示層を基材上に形成してから基板の記録面と基材とを
接合させるため、表示層の形成工程で欠陥が発生しても
光記録媒体の生産効率の低下が防止される。また、両面
記録再生方式の光記録媒体において、目視可能な情報表
示領域の面積を増大させることができる。本発明の光記
録媒体の製造方法によれば、貼り合わせる基板間の間隔
を均一とすることができるため、再生信号の読み出しが
安定化された光記録媒体を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る光記録媒体の断面図
である。
【図2】本発明の実施形態2に係る光記録媒体の断面図
である。
【図3】本発明の実施形態3に係る光記録媒体の断面図
である。
【図4】本発明の実施形態3に係る光記録媒体の断面図
である。
【図5】光記録媒体(光ディスク)の記録領域を示す概
略図である。
【図6】従来の光記録媒体の断面図である。
【符号の説明】
1A…第1の光ディスク、1B…第2の光ディスク、2
a、2b…ディスク基板、3a、3b…記録面、4a、
4b…半透明反射膜、5a、5b…光学緩衝層、6a、
6b、6a(1)、6a(2)、6b(1)、6b
(2)…印刷層、7a、7b…接着層、8…基材、8
a、8b…基材表面、9a、9b…全反射膜、10a、
10b…ピットアートまたはホログラム、11a、11
b…保護膜、101…光記録媒体、102…記録領域、
103…ディスク内周部、104…ディスク外周部、1
05…ディスク中心孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D029 PA01 RA01 RA12 RA27 RA46 RA49 VA08 5D121 AA03 AA07 EE02 EE03 EE15 EE22 EE27 EE28 FF03 GG02 JJ05

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報の記録面を一方の面に有する第1基板
    と、 情報の記録面を一方の面に有する第2基板と、 一方の面である第1面が前記第1基板記録面に貼り合わ
    され、他方の面である第2面が前記第2基板記録面に貼
    り合わされた基材と、 前記基材の第1面に形成され、前記第1基板を介して目
    視可能な表示用情報を表示する第1表示層とを有する光
    記録媒体。
  2. 【請求項2】前記基材の第1面に形成されたピットと、 前記ピットを含む前記第1面を被覆する反射膜とを有
    し、 前記第1表示層の前記表示用情報は、前記反射膜により
    被覆された前記ピットの配置により表示される請求項1
    記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】前記基材の第1面に形成された凹凸と、 前記凹凸部分を含む前記第1面を被覆する反射膜とを有
    し、 前記第1表示層の前記表示用情報は、前記凹凸部分およ
    び前記反射膜を含むホログラムにより表示される請求項
    1記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】前記第1表示層は印刷層である請求項1記
    載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】前記基材の第2面に形成され、前記第2基
    板を介して目視可能な表示用情報を表示する第2表示層
    をさらに有する請求項1記載の光記録媒体。
  6. 【請求項6】前記基材の第2面に形成されたピットと、 前記ピットを含む前記第2面を被覆する反射膜とを有
    し、 前記第2表示層の前記表示用情報は、前記反射膜により
    被覆された前記ピットの配置により表示される請求項5
    記載の光記録媒体。
  7. 【請求項7】前記基材の第2面に形成された凹凸と、 前記凹凸部分を含む前記第2面を被覆する反射膜とを有
    し、 前記第2表示層の前記表示用情報は、前記凹凸部分およ
    び前記反射膜を含むホログラムにより表示される請求項
    5記載の光記録媒体。
  8. 【請求項8】前記第2表示層は印刷層である請求項5記
    載の光記録媒体。
  9. 【請求項9】前記記録面は前記第1または第2基板の表
    面に形成された凹凸と、前記凹凸部分を含む前記第1ま
    たは第2基板の表面を被覆する半透過性反射膜とを有す
    る請求項1記載の光記録媒体。
  10. 【請求項10】前記半透過性反射膜の表面を被覆する保
    護膜を有する請求項9記載の光記録媒体。
  11. 【請求項11】前記半透過性反射膜はAgまたはAg合
    金からなる請求項9記載の光記録媒体。
  12. 【請求項12】前記第1基板と前記基材との層間に接着
    剤からなる接着層を有する請求項1記載の光記録媒体。
  13. 【請求項13】前記第2基板と前記基材との層間に接着
    剤からなる接着層を有する請求項1記載の光記録媒体。
  14. 【請求項14】第1基板の一方の面に情報の記録面を形
    成する工程と、 第2基板の一方の面に情報の記録面を形成する工程と、 基材の一方の面である第1面に、前記第1基板を介して
    目視可能な表示用情報を表示する第1表示層を形成する
    工程と、 前記基材の第1面と前記第1基板記録面とを貼り合わせ
    る工程と、 前記基材の他方の面である第2面と前記第2基板記録面
    とを貼り合わせる工程とを有する光記録媒体の製造方
    法。
  15. 【請求項15】前記第1表示層を形成する工程は、前記
    基材の第1面に前記表示用情報を表示するような配置で
    ピットを形成する工程と、 前記ピットを含む前記第1面を反射膜により被覆する工
    程とを有する請求項14記載の光記録媒体の製造方法。
  16. 【請求項16】前記第1表示層を形成する工程は、前記
    基材の第1面に凹凸を形成する工程と、 前記凹凸部分を含む前記第1面を反射膜により被覆し、
    前記表示用情報を表示するホログラムを形成する工程と
    を有する請求項14記載の光記録媒体の製造方法。
  17. 【請求項17】前記第1表示層を形成する工程は印刷工
    程を有する請求項14記載の光記録媒体の製造方法。
  18. 【請求項18】前記基材の第2面と前記第2基板記録面
    とを貼り合わせる前に、前記基材の第2面に、前記第2
    基板を介して目視可能な表示用情報を表示する第2表示
    層を形成する工程をさらに有する請求項14記載の光記
    録媒体の製造方法。
  19. 【請求項19】前記第2表示層を形成する工程は、前記
    基材の第2面に前記表示用情報を表示するような配置で
    ピットを形成する工程と、 前記ピットを含む前記第2面を反射膜により被覆する工
    程とを有する請求項18記載の光記録媒体の製造方法。
  20. 【請求項20】前記第2表示層を形成する工程は、前記
    基材の第2面に凹凸を形成する工程と、 前記凹凸部分を含む前記第2面を反射膜により被覆し、
    前記表示用情報を表示するホログラムを形成する工程と
    を有する請求項18記載の光記録媒体の製造方法。
  21. 【請求項21】前記第2表示層を形成する工程は印刷工
    程を有する請求項18記載の光記録媒体の製造方法。
  22. 【請求項22】前記記録面を形成する工程は、前記第1
    または第2基板の表面に凹凸を形成する工程と、 前記凹凸部分を含む前記第1または第2基板の表面を半
    透過性反射膜により被覆する工程とを有する請求項14
    記載の光記録媒体の製造方法。
  23. 【請求項23】前記半透過性反射膜の表面を被覆する保
    護膜を形成する工程を有する請求項22記載の光記録媒
    体の製造方法。
  24. 【請求項24】前記基材の第1面と前記第1基板記録面
    とを貼り合わせる工程は、前記基材の第1面と前記第1
    基板記録面の少なくとも一方に接着剤を塗布する工程
    と、 前記基材と前記第1基板を重ね合わせ、前記接着剤を硬
    化させる工程とを有する請求項14記載の光記録媒体の
    製造方法。
  25. 【請求項25】前記基材の第2面と前記第2基板記録面
    とを貼り合わせる工程は、前記基材の第2面と前記第2
    基板記録面の少なくとも一方に接着剤を塗布する工程
    と、 前記基材と前記第2基板を重ね合わせ、前記接着剤を硬
    化させる工程とを有する請求項14記載の光記録媒体の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012142052A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Victor Creative Media Co Ltd 光ディスク、その製造方法及び再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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