JPH09320112A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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Publication number
JPH09320112A
JPH09320112A JP8139243A JP13924396A JPH09320112A JP H09320112 A JPH09320112 A JP H09320112A JP 8139243 A JP8139243 A JP 8139243A JP 13924396 A JP13924396 A JP 13924396A JP H09320112 A JPH09320112 A JP H09320112A
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JP
Japan
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disc
plate
information signal
disk
disc plate
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Withdrawn
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JP8139243A
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English (en)
Inventor
Minoru Kikuchi
稔 菊地
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表裏面を容易に判別することを可能として、
記録再生装置に対する誤装填を防止する。 【解決手段】 情報信号が記録された基板4を有する再
生ディスク板2と、この再生ディスク板2に貼り合わさ
れた補助ディスク板3とを備えている。補助ディスク板
3は、屈折率の異なる少なくとも2種類のプラスチック
が混合された樹脂を材料として形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、光磁
気ディスク等の2枚のディスク板が貼り合わされて形成
され、情報信号の記録及び/又は再生が行われる光ディ
スクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光の照射により情報信号の
記録及び/又は再生が行われる光ディスクとしては、光
磁気ディスク、各種追記型光ディスク、デジタルオーデ
ィオディスク(いわゆるコンパクトディスク、以下CD
という。)、光学式ビデオディスク等の各種記録媒体が
実用化されている。これら光ディスクは、デジタルオー
ディオディスク、光学式ビデオディスク等のようにユー
ザーが再生のみが行われるROM(Read Only
Memory)型光ディスク、或いは光磁気ディス
ク、相変化ディスクのようにユーザーが任意情報を記録
し、必要に応じて再生、追加書き込み或いは書き換えが
行われるRAM(Random Access Mem
ory)型光ディスクとして使用される。
【0003】これら光ディスクは、いずれもポリカーボ
ネート樹脂等のプラスチック或いはガラスにより形成さ
れた透明な基板と、この基板の主面上に成膜された反射
膜等を備えている。
【0004】ROM型光ディスクは、基板上に凹凸状の
ピットが再生光の1/4波長程度の深さに形成されて情
報信号部とされ、この情報信号部上に反射膜が成膜され
ている。このROM型光ディスクでは、ピットを覆う反
射膜にレーザ光が情報信号に応じて照射され、これによ
り生じる光の干渉による反射率変化を検出させて再生が
行われる。
【0005】一方、RAM型光ディスクには、光変調方
式の光磁気ディスクや相変化方式の光ディスク等があ
る。光変調方式の光磁気ディスクは、TbFeCoから
なる記録磁性膜と、この記録磁性膜の両側を覆い記録磁
性膜の酸化を防止するとともに多重干渉による光磁気信
号のエンハンスの効果を生じるSiNからなる透明な誘
電体膜と、この誘電体膜を覆ったAlからなる反射膜と
を有する4層構造により情報信号層が構成されている。
【0006】この光変調方式の光磁気ディスクは、磁化
方向が上向き或いは下向きに揃った情報信号部にレーザ
光が情報信号に応じて照射され、これにより生じる直線
偏光の回転角θk(カー回転角)を検出させて再生が行
われる。
【0007】また、相変化ディスクは、GeSbTeか
らなる相変化膜と、相変化膜の両側を覆い酸化を防止す
るとともに多重干渉による光磁気信号のエンハンスの効
果を生じるZnS−SiO2 等からなる透明な誘電体膜
と、この誘電体膜を覆ったAlからなる反射膜とを有す
る4層構造により情報信号層が構成されている。
【0008】この相変化方式の光ディスクは、情報信号
部にレーザ光が情報信号に応じて照射され、情報信号部
が結晶状態からアモルファス状態に変化し、これにより
生じる反射率変化を検出させて再生が行われる。
【0009】ところで、最近開発が進められているデジ
タルビデオディスク(以下、「DVD」という。)は、
直径寸法がCDと等しい120mmとされ、現行テレビ
並みの画質で映画1本分が納められている。このDVD
には、記録容量をCDの6〜8倍まで高める必要がある
ため、現行レーザ光の780nmの波長より短い635
〜650nmの波長のレーザ光が記録及び/又は再生に
用いられている。
【0010】このDVDには、再生専用のROM型のD
VDと、記録可能なRAM型のDVDとがある。ROM
型のDVDには、情報信号部が2枚のディスク板のうち
の両方に形成されているSD−10型ディスクと、情報
信号部が2枚のディスク板のうちのいずれか一方のみに
形成されているSD−5型ディスクとが提案されてい
る。また、RAM型のDVDには、情報信号部が2枚の
ディスク板のうちの両方に形成されている型と、情報信
号部が2枚のディスク板のうちのいずれか一方のみに形
成されている型とがある。
【0011】SD−5型ディスクは、情報信号部が形成
された再生ディスク板と情報信号部が形成されていない
補助ディスク板とを備えている。この再生ディスク板
は、ガラス、ポリカーボネート樹脂、アクリル或いはエ
ポキシ樹脂等により形成された透明な基板と、この基板
に形成された情報信号部上に成膜された反射膜と、この
反射膜上に形成されて情報信号部を機械的及び化学的に
保護する保護膜とを有している。透明基板には、成形
性、寸法安定性、低吸水性等で優れていることから、特
にポリカーボネート樹脂が最も用いられている。再生デ
ィスク板は、保護膜側が、一般にホットメルト型接着
剤、紫外線硬化型接着剤、熱硬化性接着剤、或いは両面
接着シート等により、補助ディスク板と貼り合わされて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したS
D−5型ディスクは、この再生ディスク板の基板側が、
光ピックアップ装置により情報信号の記録及び/又は再
生が行われる情報信号再生面とされている。そして、S
D−5型ディスクは、再生ディスク板の基板と補助ディ
スク板とが、透明に形成され、反射膜によって反射され
る再生レーザ光を透過する。したがって、SD−5型デ
ィスクは、再生ディスク板側と補助ディスク板側とが外
観上同一とされるため、ユーザーの不注意によって表裏
が誤って判別されるおそれがある。
【0013】このため、SD−5型ディスクには、補助
ディスク板の表面にレーベルが印刷されることによっ
て、補助ディスク板側が情報信号再生面でないことを判
別可能としている。しかしながら、SD−5型ディスク
は、暗所で使用される場合に、ユーザーが表裏を判別す
ることが困難とされる。さらに、SD−5型ディスク
は、視覚障害者によって使用される場合に、視覚障害者
にとって表裏を判別することが困難とされ、視覚障害者
に対して充分に配慮されていなかった。
【0014】このため、SD−5型ディスクは、ユーザ
ーによって情報信号再生面が触れられると、指紋等によ
って情報信号再生面が汚されるおそれがある。そして、
SD−5型ディスクは、記録再生装置側に設けられた光
ピックアップ装置に誤動作させ、情報信号の再生が行わ
れることを妨げるといった問題点があった。
【0015】また、SD−5型ディスクは、表裏反対の
状態で記録再生装置に誤装填される。そして、SD−5
型ディスクは、一方面のみが情報信号再生面とされてい
るため、記録再生装置側に設けられた光ピックアップ装
置に誤動作させ、情報信号の再生が行われることを妨げ
るといった問題点があった。
【0016】SD−5型ディスクは、補助ディスク板の
表面にレーベルが印刷されたSD−5型ディスクよりも
視覚的に表裏が容易に判別されるために、着色された再
生ディスク板を有することが考えられる。
【0017】ところで、着色された光ディスクとして
は、特開昭64−396476公報に開示されている光
ディスクが提案されている。この光ディスクは、補助デ
ィスク板がポリカーボネート樹脂にアントラキノン系の
染料を0.2wt%混合した樹脂を材料として形成さ
れ、赤色半透明とされている。このため、この光ディス
クは、再生レーザー光以外の波長の透過を抑制し、ノイ
ズ光を抑さえることができるといった特徴を有してい
る。
【0018】また、着色された光ディスクとしては、特
開平7−201074公報に開示されている光ディスク
が提案されている。この光ディスクは、補助ディスク板
が無着色とされ、再生ディスク板の反射膜上に着色剤を
含む色調制御層が設けられて完全な黄全色とされてい
る。
【0019】しかしながら、これらの着色された光ディ
スクは、単なる補強板的な役割とされた補助ディスクで
はなく、再生レーザー光が基板内に実際に照射される再
生ディスクとされている。このため、これらの着色され
た光ディスクは、再生レーザー光を充分に透過する必要
があるため、構造が複雑になるとともに着色剤の制御が
困難になる。
【0020】したがって、SD−5型ディスクでは、着
色された上記光ディスクのように再生ディスク板が着色
されると、再生ディスク板の構造が複雑になるとともに
着色剤の制御が困難になるといった問題点が生じる。
【0021】一方、暗所での表裏の判別可能な光ディス
クとしては、実開平4−39885公報に開示された光
ディスクが提案されている。この光ディスクは、ディス
ク側面及びその近傍の一主面が物理的に変形されてい
る。このため、この光ディスクによれば、この変形され
た箇所が触れられることによって、触覚的に表裏を判別
することができるといった特徴を有している。
【0022】しかしながら、この光ディスクでは、ユー
ザーによって情報信号再生面が触れられて、指紋等によ
り情報信号再生面が汚されるおそれがあるため、再生時
に悪影響を及ぼすといった問題点が生じる。
【0023】また、視覚障害者にとって判別可能な光デ
ィスクとしては、特開平3−49681公報に開示され
た光ディスクが提案されている。この光ディスクは、触
覚的に表裏が容易に判別されるために、基板上にアルミ
反射膜、保護膜等が形成され、この保護膜上に紫外線樹
脂を材料として収録内容を表示するレーベルとともに点
字が印刷されている。
【0024】しかしながら、この光ディスクでは、点字
が印刷されているため、指先で表裏が判別されるほどに
厚い点字が形成されるのが困難とされている。また、こ
の光ディスクでは、ユーザーによって情報信号再生面が
触れられて、指紋等によって情報信号再生面が汚される
おそれがあるため、再生時に悪影響を及ぼすといった問
題点が生じる。
【0025】そこで、本発明は、表裏面を容易に判別す
ることを可能として、記録再生装置に対する誤装填を防
止する光ディスクを提供することを目的に提案されたも
のである。
【0026】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る光ディスクは、情報信号が記録された第1のデ
ィスク板と、この第1のディスク板に貼り合わされた第
2のディスク板とを備えている。第2のディスク板は、
屈折率が異なる少なくとも2種類のプラスチックが混合
された樹脂を材料として形成されている。
【0027】また、上述した目的を達成した本発明に係
る光ディスクは、情報信号が記録された基板を有し、再
生レーザー光が照射される情報信号再生面の裏側に位置
する印刷面上に、夜光塗料が塗布されている。
【0028】さらに、上述した目的を達成した本発明に
係る光ディスクは、情報信号が記録された第1のディス
ク板と、この第1のディスク板に貼り合わされた第2の
ディスク板とを備えている。第2のディスク板は、表面
に判別凸部が形成されている。
【0029】以上のように構成された光ディスクは、デ
ィスク回転駆動装置側に設けられたディスクテーブルに
装着される。そして、光ディスクは、ディスク回転駆動
装置側のディスクテーブルが回転駆動することにより、
高速で回転操作される。光ディスクは、高速で回転動作
している状態で、回転走行する第1のディスク板の一方
面側から再生レーザ光が照射されて情報信号の再生が行
われる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図1から図7の図面を参照して詳細に説明
する。本発明の第1の実施の形態として示す再生専用の
ROM型の光ディスクであるデジタルビデオディスク
(以下、「DVD」という。)1は、図1に示すよう
に、それぞれの厚さ寸法が約0.6mmの再生ディスク
板2と補助ディスク板3とが互いに貼り合わせられて構
成されている。これら再生ディスク板2及び補助ディス
ク板3は、中心孔を有する円盤状にそれぞれ形成されて
いる。
【0031】再生ディスク板2は、図1に示すように、
透明な基板4と、この基板4に形成された情報信号部5
上に成膜された反射膜6と、この反射膜6上に形成され
て情報信号部5を機械的及び化学的に保護する保護膜7
とを有している。この再生ディスク板2は、情報信号部
5が形成された面と反対側の面が、再生レーザ光が入射
する情報信号再生面9とされている。
【0032】基板4は、ポリカーボネート樹脂等を材料
として射出成形により形成されている。この基板4は、
厚さ寸法が約0.6mmとされている。また、この基板
4の主面には、凹凸状のピットが再生光の1/4波長程
度の深さに形成されて、情報信号が記録された情報信号
部5とされている。このポリカーボネート樹脂には、例
えば光学グレード(三菱ガス化学社製:ユーピロンH−
4000シリーズ)が用いられている。
【0033】反射膜6は、Al、Au等を材料として、
蒸着やRFスパッタリング等のスパッタリングにより基
板4の情報信号部5が形成された面上に形成されてい
る。この反射膜6は、厚さ寸法が約50nmとされてい
る。
【0034】保護膜7は、紫外線硬化樹脂等を材料とし
て、スピンコート法やスクリーン印刷法等により反射膜
6上に形成され、反射膜6の腐食を防止している。この
保護膜7は、厚さ寸法が15μmとされている。
【0035】補助ディスク板3は、ペレットを射出成形
することにより形成されている。この補助ディスク板3
は、厚さ寸法が約0.6mmとされている。このペレッ
トは、屈折率が異なる少なくとも2種類のプラスチック
が混合された樹脂を材料として形成されている。例え
ば、このペレットは、標準品のポリカーボネート樹脂
(三菱ガス化学社製:ユーピロンS−2000、屈折率
1.58)100重量%に対し、アクリル樹脂(三菱レ
イヨン社製:アクリペットMF、屈折率1.49)20
〜50重量%が混合され、押出機により240℃で混練
された樹脂を材料として形成されている。したがって、
この補助ディスク板3は、真珠光沢を有し、充分な機械
的強度を有する。
【0036】また、上述したペレットは、標準品のポリ
カーボネート樹脂(三菱ガス化学社製:ユーピロンS−
2000、屈折率1.58)100重量%に対し、アク
リル樹脂(三菱レイヨン社製:アクリペットMF、屈折
率1.49)と、図に示すように、無機顔料、有機顔料
或いは染料0.005〜1.0重量%とが混合され、押
出機により240℃で混練された樹脂を材料として形成
されても良い。したがって、この補助ディスク板3は、
真珠光沢を有し、充分な機械的強度を有する。
【0037】このとき、この補助ディスク板3は、無機
顔料、有機顔料或いは染料が少なければ、淡い色の真珠
光沢を有する。また、補助ディスク板3は、無機顔料、
有機顔料或いは染料が多ければ、濃い色となり真珠光沢
が失われる。したがって、この無機顔料、有機顔料或い
は染料は、ポリカーボネート樹脂に対し、着色が確認さ
れる0.005重量%から、完全に真珠光沢が失われる
1.0重量%までの範囲で混合されている。この補助デ
ィスク板3は、無機顔料、有機顔料或いは染料による各
色調はが下記表によって表される。
【0038】
【表1】
【0039】これら再生ディスク板2と補助ディスク板
3との貼り合わせ方法は、まず、再生ディスク板2の保
護膜7側に、ホットメルト型や紫外線硬化型の接着剤8
等がロールコート法により均一に塗布される。このと
き、接着剤8は、厚さ寸法が約10μm或いは約30μ
mとされている。そして、補助ディスク板3は、再生デ
ィスク板2の保護膜7側に重ね合わされる。次に、補助
ディスク板3は、紫外線が照射されることにより、接着
剤8が硬化されて再生ディスク板2に貼り合わせられ
て、DVD1が完成される。なお、保護膜7と接着剤8
とは、紫外線硬化樹脂を材料として一体として形成され
ても良い。
【0040】以上のように構成された第1の実施の形態
DVD1は、ディスク回転駆動装置側に設けられたディ
スクテーブルに装着される。そして、DVD1は、ディ
スク回転駆動装置側のディスクテーブルが回転駆動する
ことにより、高速で回転操作される。DVD1は、高速
で回転動作している状態で、回転走行する再生ディスク
板2の情報信号再生面9から情報信号部5に再生レーザ
光が照射されて情報信号の再生が行われる。
【0041】上述した第1の実施の形態DVD1によれ
ば、基板4を有する再生ディスク板2と、屈折率が異な
る少なくとも2種類のプラスチックが混合された樹脂を
材料として形成された補助ディスク板3とを貼り合わせ
たことにより、補助ディスク板3が真珠光沢を有するた
め、表裏を外観上確実に判別することができる。
【0042】したがって、DVD1によれば、ユーザー
によって情報信号再生面が触れられることが防止され、
情報信号の再生を確実に行うことができる。また、DV
D1は、表裏反対の状態で記録再生装置に誤装填される
ことが防止され、情報信号の再生を確実に行うことがで
きる。
【0043】また、このDVD1によれば、補助ディス
ク板3を、例えば映像用として赤色、音楽用として黄色
のように用途によって色調を統一することによって、種
類等の仕様を確実に識別することができる。
【0044】さらに、このDVD1によれば、簡素な工
程によって真珠光沢を有する再生ディスク板2を形成す
ることができるため、高級感を生じることができるとと
もに、製造コストが低減される。
【0045】なお、本発明は、上述した再生専用のRO
M型のDVD1以外にも、記録可能なRAM型のDVD
等の光ディスクにも適用される。なお、このRAM型の
DVDでは、反射膜が多層膜とされている。
【0046】本発明の第2の実施の形態として示す再生
専用のROM型の光ディスクであるデジタルオーディオ
ディスク(以下、「DAD」という。)10は、厚さ寸
法が約1.2mmの単板型とされている。このDAD1
0は、図2に示すように、中心孔11を有する円盤状に
それぞれ形成されている。
【0047】DAD10は、図3に示すように、透明な
基板12と、この基板12に形成された情報信号部13
上に成膜された反射膜14と、この反射膜14上に形成
されて情報信号部13を機械的及び化学的に保護する保
護膜15と、この保護膜15上の一領域に形成されて情
報信号やタイトル等の収録内容を表示するレーベル印刷
層16と、保護膜15上の他領域に形成された夜光塗料
層17とを有している。このDAD10は、基板12が
形成された面が、光ピックアップ装置により再生レーザ
光が照射して情報信号の記録及び/又は再生が行われる
情報信号再生面18とされている。
【0048】基板12は、ポリカーボネート樹脂等を材
料として射出成形により形成されている。この基板12
は、厚さ寸法が約1.2mmとされている。また、この
基板12の主面には、凹凸状のピットが再生光の1/4
波長程度の深さに形成されて、情報信号が記録された情
報信号部13とされている。
【0049】反射膜14は、Al、Au等を材料とし
て、蒸着やRFスパッタリング等のスパッタリングによ
り基板12の情報信号部13が形成された面上に形成さ
れている。この反射膜14は、厚さ寸法が約50nmと
されている。
【0050】保護膜15は、紫外線硬化樹脂等を材料と
して、スピンコート法やスクリーン印刷法等により反射
膜14上に形成され、反射膜14の腐食を防止してい
る。この保護膜15は、厚さ寸法が15μmとされてい
る。この保護膜15は、情報信号再生面18の裏側に位
置する面が、レーベル印刷面19とされている。
【0051】レーベル印刷層16は、図2に示すよう
に、着色された紫外線硬化樹脂等を材料として、スクリ
ーン印刷法により保護膜15のレーベル印刷面19上の
一領域に形成されている。このレーベル印刷層16に
は、アルバム名、曲名、アーティスト名及び製作会社名
等が印刷されている。
【0052】夜光塗料層17は、図2に示すように、保
護膜15のレーベル印刷面19上でレーベル印刷層16
が形成されていない他領域に形成されている。夜光塗料
層17は、無機系蛍光顔料であるBi添加CaS結晶粉
末を分散した塗料を材料として形成されている。この夜
光塗料材料は、残光性があり、暗所で青紫色に発光す
る。また、この夜光塗料層17は、Bi添加CaS結晶
粉末を分散した塗料の他、Cu添加ZnS結晶粉末を分
散した塗料等の無機系蛍光顔料を材料として形成されて
も良い。
【0053】以上のように構成された第2の実施の形態
DAD10は、ディスク回転駆動装置側に設けられたデ
ィスクテーブルに装着される。そして、DAD10は、
ディスク回転駆動装置側のディスクテーブルが回転駆動
することにより、高速で回転操作される。DAD10
は、高速で回転動作している状態で、回転走行する情報
信号再生面18から情報信号部13に再生レーザ光が照
射されて情報信号の再生が行われる。
【0054】上述した第2の実施の形態DAD10によ
れば、情報信号再生面18の裏側に位置するレーベル印
刷面19側に、夜光塗料層17が形成されていることに
より、暗所で使用される場合に、表裏を視覚的に確実に
判別することができる。
【0055】したがって、DAD10によれば、暗所で
使用される場合に、ユーザーによって情報信号再生面1
8が触れられることが防止され、情報信号の再生を確実
に行うことができる。また、DAD10によれば、暗所
で使用される場合でも、表裏反対の状態で記録再生装置
に誤装填されることが防止され、情報信号の再生を確実
に行うことができる。
【0056】なお、本発明は、上述した再生専用のRO
M型のDAD10以外にも、ROM型のDAD、記録可
能なRAM型のDVD等の光ディスクにも適用される。
なお、このRAM型のDVDでは、反射膜が多層膜とさ
れている。
【0057】本発明の第3の実施の形態として示す再生
専用のROM型の光ディスクであるデジタルビデオディ
スク(以下、「DVD」という。)20は、図4に示す
ように、それぞれの厚さ寸法が約0.6mmの再生ディ
スク板22と補助ディスク板23とが互いに貼り合わせ
られて構成されている。これら再生ディスク板22及び
補助ディスク板23は、中心孔21を有する円盤状にそ
れぞれ形成されている。
【0058】再生ディスク板22は、図5に示すよう
に、透明な基板24と、この基板24に形成された情報
信号部25上に成膜された反射膜26と、この反射膜2
6上に形成されて情報信号部25を機械的及び化学的に
保護する保護膜27とを有している。この再生ディスク
板22は、基板24が形成された面が、光ピックアップ
装置により再生レーザ光が照射して情報信号の記録及び
/又は再生が行われる情報信号再生面29とされてい
る。
【0059】基板24は、ポリカーボネート樹脂等を材
料として射出成形により形成されている。この基板24
は、厚さ寸法が約0.6mmとされている。また、この
基板24の主面には、凹凸状のピットが再生光の1/4
波長程度の深さに形成されて、情報信号が記録された情
報信号部25とされている。
【0060】反射膜26は、Al、Au等を材料とし
て、蒸着やRFスパッタリング等のスパッタリングによ
り基板24の情報信号部25が形成された面上に形成さ
れている。この反射膜26は、厚さ寸法が約50nmと
されている。
【0061】保護膜27は、紫外線硬化樹脂等を材料と
して、スピンコート法やスクリーン印刷法等により反射
膜26上に形成され、反射膜26の腐食を防止してい
る。この保護膜27は、厚さ寸法が15μmとされてい
る。
【0062】補助ディスク板23は、ポリカーボネート
樹脂等を材料として射出成形することにより形成されて
いる。この補助ディスク板23は、厚さ寸法が約0.6
mmとされている。この補助ディスク板23は、表面に
判別凸部32が射出成形によって一体に形成されてい
る。この補助ディスク板23は、再生ディスク板22の
情報信号再生面29の裏側に位置した面が、判別凸部形
成面30とされている。
【0063】この補助ディスク板23は、図4に示すよ
うに、判別凸部形成面30の半径7.5mm〜20mm
の領域Aに、補助ディスク板23側の面であることを表
示する判別部が、判別凸部により形成されている。この
判別部は、それぞれの間隔寸法が2mmとされて一列に
連続して形成された6個の判別凸部により、図形や模様
等が構成されている。この1個の判別凸部は、直径寸法
が1mmで高さ寸法が0.3mmの半球状とされてい
る。
【0064】また、この補助ディスク板23は、図4に
示すように、判別凸部形成面30の半径20mm〜60
mmの領域Bに、再生ディスク板22に記録された情報
信号やタイトル等の収録内容を表示する点字部31が、
判別凸部32により形成されている。点字部31は、図
6に示すように、縦寸法が7.0mmで横寸法が5.0
mmとされた縦長矩形状の領域に、それぞれの間隔寸法
が2mmとされて3行2列に形成された6個の判別凸部
32を一文字として構成されている。この1個の判別凸
部32は、図6及び図7に示すように、直径寸法が1m
mで高さ寸法が0.3mmの半球状とされている。
【0065】これら再生ディスク板22と補助ディスク
板23との貼り合わせ方法は、まず、再生ディスク板2
2の保護膜27側に、ホットメルト型や紫外線硬化型の
接着剤28等がロールコート法により均一に塗布され
る。このとき、接着剤28は、厚さ寸法が約10μmと
されている。そして、補助ディスク板23は、再生ディ
スク板22の保護膜27側に重ね合わされる。次に、補
助ディスク板23は、紫外線が照射されることにより、
接着剤28が硬化されて再生ディスク板22に貼り合わ
せられて、DVD1が完成される。なお、保護膜27と
接着剤28とは、紫外線硬化樹脂を材料として一体とし
て形成されても良い。
【0066】以上のように構成された第3の実施の形態
DVD1は、ディスク回転駆動装置側に設けられたディ
スクテーブルに装着される。そして、DVD1は、ディ
スク回転駆動装置側のディスクテーブルが回転駆動する
ことにより、高速で回転操作される。DVD1は、高速
で回転動作している状態で、回転走行する再生ディスク
板22の情報信号再生面29から情報信号部25に再生
レーザ光が照射されて情報信号の再生が行われる。
【0067】上述した第3の実施の形態DVD1によれ
ば、基板24を有する再生ディスク板22と補助ディス
ク板23とが貼り合わせられ、補助ディスク板23の半
径7.5mm〜20mmの領域Aに補助ディスク板側が
情報信号再生面でないことを表示する判別部が射出成形
により一体に形成されていることにより、視覚障害者に
よって使用される場合に、表裏を触覚的に確実に判別す
ることができる。
【0068】したがって、DVD1によれば、視覚障害
者によって使用される場合に、視覚障害者によって情報
信号再生面が触れられることが防止され、情報信号の再
生を確実に行うことができる。また、DVD1によれ
ば、視覚障害者によって使用される場合でも、表裏反対
の状態で記録再生装置に誤装填されることが防止され、
情報信号の再生を確実に行うことができる。
【0069】また、このDVD1によれば、補助ディス
ク板23の半径20mm〜60mmの領域Bに再生ディ
スク板22に記録された情報信号やタイトル等の収録内
容を表示する点字部31が射出成形により一体に形成さ
れていることにより、視覚障害者によって使用される場
合に、再生ディスク板2に記録された収録内容を容易に
識別することができる。
【0070】なお、本発明は、上述した再生専用のRO
M型のDVD20以外にも、記録可能なRAM型のDV
D等の光ディスクにも適用される。なお、このRAM型
のDVDでは、反射膜が多層膜とされている。
【0071】
【発明の効果】本発明に係る光ディスクによれば、第1
のディスク板と、屈折率が異なる少なくとも2種類のプ
ラスチックが混合された樹脂を材料として形成された第
2のディスク板とを貼り合わせたことにより、第2のデ
ィスク板が真珠光沢を有するため、表裏を外観上確実に
判別することができる。
【0072】したがって、この光ディスクによれば、ユ
ーザーによって第1のディスク板の再生レーザ光が照射
される一方面が触れられることが防止され、情報信号の
再生を確実に行うことができる。また、光ディスクによ
れば、表裏反対の状態で記録再生装置に誤装填されるこ
とが防止され、情報信号の再生を確実に行うことができ
る。
【0073】また、この光ディスクによれば、第2のデ
ィスク板を、例えば映像用として赤色、音楽用として黄
色のように用途によって色調を統一することによって、
種類等の仕様を確実に識別することができる。
【0074】さらに、この光ディスクによれば、簡素な
工程によって真珠光沢を有する第2のディスク板を形成
することができるため、高級感を生じることができると
ともに、製造コストが低減される。
【0075】また、本発明に係る光ディスクによれば、
基板の再生レーザー光が照射される情報信号再生面の裏
側に位置する印刷面側に、夜光塗料が塗布されているこ
とにより、暗所で使用される場合に、表裏を視覚的に確
実に判別することができる。
【0076】したがって、この光ディスクによれば、暗
所で使用される場合に、ユーザーによって情報信号再生
面が触れられることが防止され、情報信号の再生を確実
に行うことができる。また、光ディスクによれば、暗所
で使用される場合でも、表裏反対の状態で記録再生装置
に誤装填されることが防止され、情報信号の再生を確実
に行うことができる。
【0077】さらに、本発明に係る光ディスクによれ
ば、第1のディスク板と、第2のディスク板とが貼り合
わせられ、第2のディスク板の表面に判別凸部が形成さ
れていることにより、視覚障害者によって使用される場
合に、表裏を触覚的に確実に判別することができる。
【0078】したがって、この光ディスクによれば、視
覚障害者によって使用される場合に、視覚障害者によっ
て第1のディスク板の再生レーザ光が照射される一方面
が触れられることが防止され、情報信号の再生を確実に
行うことができる。また、この光ディスクによれば、視
覚障害者によって使用される場合でも、表裏反対の状態
で記録再生装置に誤装填されることが防止され、情報信
号の再生を確実に行うことができる。
【0079】さらに、この光ディスクによれば、第2の
ディスク板の表面に判別凸部が形成されていることによ
り、視覚障害者によって使用される場合に、第1のディ
スク板に記録された収録内容を容易に識別することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態DVDを示す断
面図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態DADを示す斜
視図である。
【図3】同DADを示す断面図である。
【図4】本発明に係る第3の実施の形態DVDを示す斜
視図である。
【図5】同DVDを示す断面図である。
【図6】同DVDの補助ディスク板に一体に形成された
点字部を示す平面図である。
【図7】上記補助ディスク板の判別凸部形成面に形成さ
れた上記点字部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 DVD、 2 再生ディスク板、 3 補助ディス
ク板、 4 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33:00)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号が記録された第1のディスク板
    と、 この第1のディスク板に貼り合わされた第2のディスク
    板とを備え、 第2のディスク板は、屈折率が異なる少なくとも2種類
    のプラスチックが混合された樹脂を材料として形成され
    ていることを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 上記第2のディスク板は、ポリカーボネ
    ート樹脂100重量%に対してアクリル樹脂20〜50
    重量%が混合された樹脂を材料として形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 上記第2のディスク板は、ポリカーボネ
    ート樹脂100重量%に対して、アクリル樹脂20〜5
    0重量%と、染料又は顔料0.005〜1.0重量%と
    が混合された樹脂を材料として形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】 上記第1のディスク板及び上記第2のデ
    ィスク板は、厚さ寸法がそれぞれ0.6mmであること
    を特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
  5. 【請求項5】 情報信号が記録された基板を有し、再生
    レーザー光が照射される情報信号再生面の裏側に位置す
    る印刷面上に、夜光塗料が塗布されていることを特徴と
    する光ディスク。
  6. 【請求項6】 情報信号が記録された第1のディスク板
    と、 この第1のディスク板に貼り合わされた第2のディスク
    板とを備え、 第2のディスク板に、夜光塗料が塗布されていることを
    特徴とする請求項5に記載の光ディスク。
  7. 【請求項7】 上記第1のディスク板及び上記第2のデ
    ィスク板は、厚さ寸法がそれぞれ0.6mmであること
    を特徴とする請求項5に記載の光ディスク。
  8. 【請求項8】 情報信号が記録された第1のディスク板
    と、 この第1のディスク板に貼り合わされた第2のディスク
    板とを備え、 第2のディスク板は、表面に判別凸部が形成されている
    ことを特徴とする光ディスク。
  9. 【請求項9】 上記第2のディスク板には、半径7.5
    〜20mmの領域に、第2のディスク板側の面であるこ
    とを表示する判別部が、判別凸部により形成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の光ディスク。
  10. 【請求項10】 上記第2のディスク板は、半径20〜
    60mmの領域に、第1のディスク板に記録された情報
    信号の収録内容を表示する点字部が、判別凸部により形
    成されていることを特徴とする請求項8に記載の光ディ
    スク。
  11. 【請求項11】 上記第2のディスク板は、判別凸部が
    射出成形によって一体に形成されていることを特徴とす
    る請求項8に記載の光ディスク。
  12. 【請求項12】 上記第1のディスク板及び上記第2の
    ディスク板は、厚さ寸法がそれぞれ0.6mmであるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の光ディスク。
  13. 【請求項13】 上記第1のディスク板の基板及び及び
    第2のディスク板は、ポリカーボネート樹脂を材料とし
    て形成されていることを特徴とする請求項8に記載の光
    ディスク。
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