JP2002092545A - 文字認識方法 - Google Patents

文字認識方法

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JP2002092545A
JP2002092545A JP2000284486A JP2000284486A JP2002092545A JP 2002092545 A JP2002092545 A JP 2002092545A JP 2000284486 A JP2000284486 A JP 2000284486A JP 2000284486 A JP2000284486 A JP 2000284486A JP 2002092545 A JP2002092545 A JP 2002092545A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帳票に記入された手書き文字をOCR装置で
読み取って文字認識を行い、その文字認識の結果を端末
装置で表示出力して修正する場合であっても、その修正
を行うオペレータに対する負担軽減等を実現し、安全性
の優れたシステム運用を可能にする。 【解決手段】 サービス利用者が文字を記入する記入欄
と、これを受け付けた受付者が記入欄の内容を複記する
複記欄とを有する帳票から、前記記入欄および前記複記
欄に記入された手書き文字をOCR装置で読み取って文
字認識を行う場合に、前記複記欄に予め定められた特定
の記号が記入されていると、その記号に対応する前記記
入欄における文字については、前記記入欄への記入がな
かったものとして取り扱う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の帳票上に記
入された文字を読み取って認識する際に用いられる文字
認識方法に関し、特に金融機関等で利用されるOCR
(Optical Character Reader)為替集中処理システムに
て用いられる文字認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金融機関等においては、為替取引
の省力化や合理化等を図るべく、OCR為替集中処理シ
ステムが利用されている。OCR為替集中処理システム
とは、金融機関の営業店に設置されたOCR装置で為替
帳票を読み取って、その為替帳票に記入されている手書
き文字を認識した後、その為替帳票の読み取りイメージ
と文字認識の結果とを集中センタへ転送し、集中センタ
で不読・誤読文字の修正および役席者による検証を行
い、検証された文字認識の結果を為替取引に関する仕向
データとして、これを管理するホストコンピュータへ発
信するように構成されたものである。
【0003】ところで、上述したようなOCR為替集中
処理システムにおいて、為替取引における重点項目であ
る金額については、文字認識を行う際の誤読を極力回避
する必要がある。そのため、通常、為替帳票上には、為
替取引を希望する利用者が金額を記入する記入欄に隣接
して、その為替取引を受け付ける金融機関営業店の受付
者が記入欄の内容を複記する複記欄が設けられている。
すなわち、為替取引の金額については、記入欄に記入さ
れた金額と複記欄に記入された金額との双方に対して文
字認識を行い、両者を比較して複記欄の記入内容を優先
することによって、誤読を低減させて金額相違を未然に
防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たOCR為替集中処理システムにて用いられる従来の文
字認識方法では、以下に述べる理由によって、集中セン
タでの不読・誤読文字の修正を行うオペレータに対する
負担が大きくなってしまい、またオペレータが誤読文字
に気付かずに仕向データを誤発信してしまうおそれもあ
る。
【0005】例えば、為替帳票上の記入欄には、利用者
によって金額を表す数字の他に、その金額の先頭に
「¥」マークが記入されることがある。この場合、その
「¥」マークについては、数字でないことから、OCR
装置で読み取っても認識することができず、不読扱いと
なってしまう。そのため、集中センタのオペレータは、
例えば「?」マークによって表示出力される不読扱いの
認識結果を、その都度消去する修正処理を行わなければ
ならず、大きな負担となってしまうとともに、修正処理
の迅速さも損なわれてしまう。
【0006】また、為替帳票上への文字記入の丁寧さに
よっては、記入欄と複記欄とで文字認識の結果に相違が
生じることも考えられるが、その相違に不読・誤読文字
の修正を行うオペレータが気付かなければ、記入欄につ
いての文字認識の結果が正しくても、複記欄についての
文字認識の結果が優先されてしまうので、結果として誤
った仕向データをホストコンピュータへ発信してしまう
おそれがある。
【0007】また、為替帳票上の記入欄および複記欄に
はいずれも数字で金額が記入されるが、数字はその記入
が非丁寧であると誤読が生じ易い。特に、例えば「0」
と「6」、「1」と「7」、「3」と「8」等は誤認識
し易い。ところが、記入欄と複記欄とのいずれにも数字
が記入されていると、双方に記入される文字形状は似て
いることから、それぞれを同様に誤読してしまう可能性
がある。この場合、その誤読に不読・誤読文字の修正を
行うオペレータが気付かなければ、誤った仕向データを
ホストコンピュータへ発信してしまうことになる。
【0008】特に、OCR為替集中処理システムでは、
為替業務に利用することから「金額」が最重点項目とな
っており、その「金額」を誤って処理した場合には重大
な為替事故を招いてしまうことになる。
【0009】そこで、本発明は、不読・誤読の修正を行
うオペレータに対する負担を軽減でき、またそのオペレ
ータが誤ったデータを発信することを未然に防げるよう
にして、安全性の優れたシステム運用を可能にする文字
認識方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された文字認識方法である。すなわ
ち、サービス利用者が文字を記入する記入欄およびその
サービス利用者の利用を受け付けた受付者が記入欄の内
容を複記する複記欄を有する帳票から、記入欄および複
記欄に記入された手書き文字をOCR装置で読み取って
文字認識を行い、その文字認識の結果とその基になった
イメージデータとを端末装置に表示出力して文字認識の
結果の修正を行い得るようにした文字認識方法におい
て、複記欄に予め定められた特定の記号が記入されてい
ると、その記号に対応する記入欄における文字について
は、記入欄への記入がなかったものとして取り扱うこと
を特徴とする。
【0011】上記手順の文字認識方法によれば、記入欄
に例えば「¥」マークのような非認識記号が記入されて
いても、複記欄内の対応箇所に予め定められた特定の記
号、例えば「−(ハイフン)」を記入しておけば、記入
欄の非認識記号についてはその記入がなかったものとし
て取り扱われるので、その後の修正処理において文字認
識の結果から非認識記号を削除する必要がなくなる。
【0012】また、本発明の文字認識方法は、記入欄と
複記欄とで文字認識の結果に相違があると、双方に相違
がない場合と異なる表示色でその文字認識の結果を表示
出力することを特徴とする。
【0013】上記手順の文字認識方法によれば、文字認
識の結果の表示色を参照すれば、記入欄と複記欄とで文
字認識の結果に相違があっても、そのことに容易に気付
き得るようになるので、その後の修正処理も確実に行わ
れるようになる。
【0014】また、本発明の文字認識方法は、複記欄に
は記入欄に記入された文字から一意に定まる関係を有
し、かつ、その文字と異なる形態で表記される文字が記
入され、複記欄に対する文字認識を行うとその文字認識
の結果をその関係に基づいて記入欄に記入された文字の
形態に置き換えることを特徴とする。
【0015】上記手順の文字認識方法によれば、記入欄
に例えば数字が記入されていても、複記欄には、例えば
漢数字や数字の読みを表すカナ文字のように、元となる
数字から一意に定まる関係を有し、かつ、その文字と異
なる形態で表記される文字が記入される。そして、その
後の修正処理時には、複記欄に対する文字認識が記入欄
に記入された文字と同一形態に置き換えられる。したが
って、記入欄と複記欄とでは、同一の内容が異なる形態
の文字によって表されるので、双方を同様に誤読される
のを回避し得るようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
文字認識方法について説明する。ただし、ここでは、本
発明をOCR為替集中処理システムに適用した場合、す
なわちOCR為替集中処理システムで用いる文字認識方
法を例に挙げて説明する。
【0017】はじめに、本発明が適用されるOCR為替
集中処理システムについて説明する。図1はOCR為替
集中処理システムの一例の概要を示すブロック図であ
り、図2は文字認識結果の一表示例を示す説明図であ
る。
【0018】図1に示すように、OCR為替集中処理シ
ステムは、金融機関の営業店10に設置されたOCR1
1およびOCRクライアント12と、営業店10とIN
S(登録商標)ネット等の回線網を介して接続する集中
センタ20に設置されたファイルサーバ21、修正クラ
イアント22、検証クライアント23および通信ゲート
ウエイ装置(以下「通信GW」と略す)24と、から構
成されている。
【0019】このような構成のOCR為替集中処理シス
テムでは、顧客から受け付けた振込依頼書13等の為替
帳票に営業店10の行員が必要事項を記入(例えば、複
記欄への金額記入)した後、その振込依頼書13等をO
CR11にセットすると(図中参照)、OCRクライ
アント12からの読み取りオペレーション制御に従いつ
つ、OCR11がその振込依頼書13等に記入された手
書き文字を読み取って、イメージの切り出し処置および
文字認識処理を行う。そして、OCRクライアント12
は、OCR11にて得られた読み取りイメージと文字認
識の結果とを、INSネット等の回線網を通じて集中セ
ンタ20へ転送する(図中参照)。
【0020】OCRクライアント12から読み取りイメ
ージおよび文字認識結果が転送されてくると、集中セン
タ20では、ファイルサーバ21がその読み取りイメー
ジおよび文字認識結果をファイルサーバ21内のデータ
ベース21aに格納して一時的に保持しておく。その
後、ファイルサーバ21内の読み取りイメージおよび文
字認識結果は、集中センタ20のオペレータが操作する
修正クライアント22に配信される(図中参照)。
【0021】この配信によって、修正クライアント22
では、例えば図2に示すように、読み取りイメージと文
字認識結果との双方が、上下に並んだ状態で表示出力さ
れる。ただし、例えば金額に対する文字認識結果につい
ては、為替帳票上に記入欄の他に複記欄があることか
ら、それぞれの読み取りイメージが上下に並ぶように表
示され、さらにその下にはいずれか一方(例えば複記
欄)の文字認識結果のみが優先的に表示出力される。こ
のような表示出力によって、修正クライアント22を操
作するオペレータは、読み取りイメージと文字認識結果
とを目視で比較確認でき、文字認識結果に不読または誤
読文字があっても、その修正を行い得るようになる。
【0022】修正クライアント22での不読または誤読
文字の修正が完了すると、その修正後の文字認識結果お
よびその基になった読み取りイメージは、続いて、集中
センタ20の役席者が操作する検証クライアント23に
配信される(図1中における参照)。そして、この検
証クライアント23においても、修正クライアント22
の場合と同様に、読み取りイメージおよび文字認識結果
が表示出力され(図2参照)、役席者による文字認識結
果に対する検証が行われる。
【0023】その後、役席者による検証が完了し、その
役席者が検証クライアント23の送信キーを押下する
と、検証が完了した文字認識結果は、為替取引に関する
仕向データとして、これを管理するホストコンピュータ
30へ通信GW24を介して発信される(図1中におけ
る参照)。以上のような一連の処理動作を行うこと
で、OCR為替集中処理システムでは、一件分の為替取
引を完結する。
【0024】なお、OCR為替集中処理システムは、い
わゆるFAX−OCR技術を利用したものであってもよ
い。すなわち、図1中に波線で示すように、集中センタ
20がFAXサーバ25と、CRU(Character Recogn
ition Unit;文字認識装置)26と、CRUサーバ27
とを備えていれば、営業店10にOCR11およびOC
Rクライアント12が設置されていなくても、振込依頼
書13等の為替帳票から得られるイメージをFAXデー
タとして回線網を通じて集中センタ20へ送信すること
で、上述したような文字認識処理およびこれに伴う修正
・検証処理を行うことが可能となる。
【0025】次に、以上のように構成されたOCR為替
集中処理システムにおける特徴的な処理動作、すなわち
本発明に係る文字認識方法について説明する。
【0026】〔第1の処理動作例〕先ず、請求項1に記
載の発明に係る文字認識方法について説明する。図3は
本発明に係る文字認識方法における第1の処理動作例の
概要を示す説明図である。
【0027】上述した構成のOCR為替集中処理システ
ムを用いる場合に、顧客が記入した振込依頼書13等の
為替帳票を営業店10の行員(以下「テラー」という)
が受領すると、そのテラーは、必要事項がすべて記入さ
れているか否かを確認する。そして、必要事項がすべて
記入されていれば、テラーは、その為替帳票上における
複記欄に、顧客が記入欄に記入した金額と同じ数字を記
入する。
【0028】このとき、為替帳票上には、図3(a)に
示すように、顧客によって記入欄内の金額の先頭に
「¥」マークが記入されることがある。この場合、テラ
ーは、複記欄の記入にあたって、その「¥」マークに対
応する箇所、すなわち複記欄内の金額の先頭に「−(ハ
イフン)」を記入する。
【0029】この「−」は、OCR為替集中処理システ
ムの運用上予め定められた特定の記号であり、その記号
に対応する記入欄における文字については記入欄への記
入がなかったものとして取り扱うためのものである。つ
まり、OCR11では、複記欄内に「−」が記入されて
いれば、記入欄内の対応箇所にどのような文字または記
号が記入されていても、その文字または記号についての
消し込み処理を行い、記入欄への記入はなかったものと
して取り扱う。
【0030】そのため、文字認識の対象となる為替帳票
上の記入欄に「¥」マークのような認識できない記号が
記入されていても、複記欄内の対応箇所に「−」が記入
されていれば、修正クライアント22では、図3(b)
に示すように、読み取りイメージについては「¥」マー
クおよび「−」をいずれも表示するが、文字認識結果に
ついては数字のみを表示出力することになる。
【0031】したがって、修正クライアント22のオペ
レータは、為替帳票上の記入欄に「¥」マークのような
認識できない記号が記入されていても、その為替帳票に
対する文字認識の結果から、例えば「?」マークによっ
て表示出力される不読扱いの非認識記号を削除する必要
がなくなる。すなわち、複記欄への「−」の記入によっ
て、不読・誤読の修正を行う修正クライアント22のオ
ペレータに対する負担を軽減できる。また、これに伴っ
て、修正処理の迅速さをも確保し得るようになる。この
ことは、特に、複数の営業店10からの文字認識結果を
一つの集中センタ20で受け付けるように構成されたO
CR為替集中処理システムにお居て、効果的であるとい
える。
【0032】なお、ここでは、為替帳票上の複記欄に記
入される特定の記号が「−」である場合を例に挙げて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予
め定められたものであれば他の記号を用いても構わな
い。
【0033】〔第2の処理動作例〕次に、請求項2に記
載の発明に係る文字認識方法について説明する。図4は
本発明に係る文字認識方法における第2の処理動作例の
概要を示す説明図である。
【0034】修正クライアント22では、例えば金額に
ついては記入欄と複記欄とに同一内容が重複して記入さ
れることから、その文字認識結果の表示出力にあたっ
て、双方に対する文字認識結果を比較して、そのうちの
いずれか一方を優先的に表示出力する。
【0035】具体的には、例えば図4に示すように、修
正クライアント22は、複記欄からの文字認識結果にの
み不読文字(図中「?」で表示)が存在する場合を除い
て、複記欄からの文字認識結果を優先して表示出力す
る。ただし、このとき、修正クライアント22は、どち
らの文字認識結果を表示出力する場合も、双方の文字認
識結果に相違があるか否かに応じて、その表示色を可変
させる。例えば、双方の文字認識結果が一致していれ
ば、複記欄(または記入欄)からの文字認識結果を青色
で表示出力するが、双方の文字認識結果が相違している
と、相違がない場合(一致している場合)のような青色
ではなく、ピンク色によってその表示出力を行う。
【0036】したがって、修正クライアント22のオペ
レータは、文字認識の結果の表示色を参照すれば、記入
欄と複記欄とで文字認識の結果に相違があっても、その
ことに容易に気付くようになる。つまり、顧客記入の認
識結果とオペレータ複記の認識結果とが相違しており、
不読や誤読等が発生している可能性が極めて高い場合に
は、修正クライアント22のオペレータに対して注意を
促し得るようになる。
【0037】これにより、OCR為替集中処理システム
では、修正クライアント22での修正処理が確実に行わ
れるようになるので、通信GW24がホストコンピュー
タ30へ誤った仕向データを発信してしまうのを防止す
ることができる。つまり、安全性の高いシステムを構築
することができる。
【0038】なお、ここでは、記入欄と複記欄とで文字
認識の結果が一致すると青色で表示出力を行い、双方に
相違があればピンク色で表示出力する場合を例に挙げて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
それぞれの表示色が異なっていれば何色を用いても構わ
ない。
【0039】〔第3の処理動作例〕次に、請求項3に記
載の発明に係る文字認識方法について説明する。図5は
本発明に係る文字認識方法における第3の処理動作例の
概要を示す説明図である。
【0040】営業店10では、顧客が記入した振込依頼
書13等の為替帳票を受け付けると、テラーが為替帳票
上の複記欄に、顧客が記入欄に記入した金額を記入す
る。ただし、このとき、そのテラーは、複記欄に記入す
べき金額を数字ではなく、数字に対して一意に定まる関
係を有し、かつ、数字と異なる形態で表記される文字を
記入する。
【0041】具体的には、例えば図5(a)に示すよう
に、記入欄に記入された数字が「1」であれば、これに
対応して複記欄にはその読みに相当するカタカナの
「ヒ」を記入する。また、記入欄に記入された数字が
「2」であれば、これに対応して複記欄にはカタカナの
「フ」を記入する。
【0042】そして、OCR11は、記入欄に記入され
た数字および複記欄に記入されたカタカナの双方につい
て、その読み取りおよび文字認識を行う。ただし、この
とき、OCRクライアント12は、カタカナについての
文字認識を行うと、記入欄の数字と複記欄のカタカナと
の関係に基づいて、複記欄の認識結果を数字に置き換え
る。
【0043】具体的には、例えば図5(b)に示すよう
に、複記欄からカタカナの「ヒ」を認識した場合には、
その認識結果を数字の「1」に置き換える。また、カタ
カナの「フ」を認識した場合には、その認識結果を数字
の「2」に置き換える。これにより、例えば文字認識結
果が「イトトトト」というカタカナであっても、その認
識結果は、「50000」という数字に置き換えられ
て、修正クライアント22で表示出力されることにな
る。ただし、この場合も、修正クライアント22は、既
に説明したように、いずれか一方の文字認識結果を優先
的に表示出力すればよい。
【0044】このように、為替帳票上の複記欄に記入す
る文字を、数字ではなく、カタカナ文字にした場合に
は、複記欄に記入される文字が非丁寧であっても、金額
誤読を未然に防止できるようになる。なぜならば、複記
欄にも記入欄と同様に数字を記入すると、その記入が非
丁寧である場合、双方に記入される文字形状は似ている
ことから、それぞれを同様に誤読してしまい、修正クラ
イアント22のオペレータもその誤読に気付かない可能
性が高いが、複記欄への記入をカタカナにより行えば、
そのようなことを回避し得るからである。
【0045】したがって、OCR為替集中処理システム
では、金額誤読を未然に回避し得るので、通信GW24
がホストコンピュータ30へ誤った仕向データを発信し
てしまうのを防止することができる。つまり、安全性の
高いシステムを構築することができる。
【0046】なお、ここでは、複記欄にカタカナを記入
する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、数字に対して一意に定まる関係を
有し、かつ、数字と異なる形態で表記される文字であれ
ば、他の文字(例えば漢数字)を記入しても構わない。
【0047】以上に説明した第1〜第3の処理動作例
は、それぞれを単独で実施しても、あるいは任意の複数
を組み合わせて実施してもよい。例えば、第1の処理動
作例と第2の処理動作例とを組み合わせて実施したり、
第2の処理動作例と第3の処理動作例とを組み合わせて
実施する、といったことが考えられる。
【0048】また、本実施形態では、本発明を金融機関
で用いられるOCR為替集中処理システムに適用した場
合を例に挙げて説明したが、本発明は、例えば流通業等
で伝票処理に用いられるOCR集中処理システムのよう
に、OCRを利用した集中処理を行うシステム全般にも
適用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る文
字認識方法によれば、帳票上に記入された手書き文字を
OCR装置で文字認識を行い、その文字認識の結果を端
末装置に表示出力して修正する場合であっても、その修
正を行うオペレータに対する負担を軽減することがで
き、またそのオペレータが誤ったデータを発信すること
を未然に防げるので、例えば為替業務に利用しても重大
な為替事故を招いてしまうことがなく、安全性の優れた
システム運用を実現し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文字認識方法が適用されるOCR
為替集中処理システムの一例の概要を示すブロック図で
ある。
【図2】図1のOCR為替集中処理システムにおける文
字認識結果の一表示例を示す説明図である。
【図3】本発明に係る文字認識方法における第1の処理
動作例の概要を示す説明図であり、(a)は帳票上への
記入例を示す図、(b)は文字認識結果の表示出力例を
示す図である。
【図4】本発明に係る文字認識方法における第2の処理
動作例の概要を示す説明図である。
【図5】本発明に係る文字認識方法における第3の処理
動作例の概要を示す説明図であり、(a)は帳票上への
記入例を示す図、(b)は文字認識結果の表示出力例を
示す図である。
【符号の説明】
10 営業店 11 OCR 12 OCRクライアント 13 振込依頼書 20 集中センタ 21 ファイルサーバ 22 修正クライアント 23 検証クライアント 24 通信GW 25 FAXサーバ 26 CRU 27 CRUサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B055 MM14 MM18 NB01 NB08 5B064 AA01 AB03 AB13 AB17 BA01 EA05 EA11 EA21 FA05 FA10 FA13 FA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービス利用者が文字を記入する記入欄
    および当該サービス利用者の利用を受け付けた受付者が
    前記記入欄の内容を複記する複記欄を有する帳票から、
    前記記入欄および前記複記欄に記入された手書き文字を
    OCR装置で読み取って文字認識を行い、当該文字認識
    の結果とその基になったイメージデータとを端末装置に
    表示出力して前記文字認識の結果の修正を行い得るよう
    にした文字認識方法において、 前記複記欄に予め定められた特定の記号が記入されてい
    ると、当該記号に対応する前記記入欄における文字につ
    いては、前記記入欄への記入がなかったものとして取り
    扱うことを特徴とする文字認識方法。
  2. 【請求項2】 サービス利用者が文字を記入する記入欄
    および当該サービス利用者の利用を受け付けた受付者が
    前記記入欄の内容を複記する複記欄を有する帳票から、
    前記記入欄および前記複記欄に記入された手書き文字を
    OCR装置で読み取って文字認識を行い、当該文字認識
    の結果とその基になったイメージデータとを端末装置に
    表示出力して前記文字認識の結果の修正を行い得るよう
    にした文字認識方法において、 前記記入欄と前記複記欄とで文字認識の結果に相違があ
    ると、双方に相違がない場合と異なる表示色で当該文字
    認識の結果を表示出力することを特徴とする文字認識方
    法。
  3. 【請求項3】 サービス利用者が文字を記入する記入欄
    および当該サービス利用者の利用を受け付けた受付者が
    前記記入欄の内容を複記する複記欄を有する帳票から、
    前記記入欄および前記複記欄に記入された手書き文字を
    OCR装置で読み取って文字認識を行い、当該文字認識
    の結果とその基になったイメージデータとを端末装置に
    表示出力して前記文字認識の結果の修正を行い得るよう
    にした文字認識方法において、 前記複記欄には、前記記入欄に記入された文字から一意
    に定まる関係を有し、かつ、当該文字と異なる形態で表
    記される文字が記入され、 前記複記欄に対する文字認識を行うと当該文字認識の結
    果を前記関係に基づいて前記記入欄に記入された文字の
    形態に置き換えることを特徴とする文字認識方法。
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JP2012064195A (ja) * 2010-08-16 2012-03-29 Canon Software Inc 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体。

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