JP2002092107A - 座席予約システム - Google Patents

座席予約システム

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JP2002092107A
JP2002092107A JP2000278258A JP2000278258A JP2002092107A JP 2002092107 A JP2002092107 A JP 2002092107A JP 2000278258 A JP2000278258 A JP 2000278258A JP 2000278258 A JP2000278258 A JP 2000278258A JP 2002092107 A JP2002092107 A JP 2002092107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大まかな搭乗時刻しか定まっていない顧客で
も、簡易かつ迅速に指定席を取得することができる座席
予約システムを提供する。 【解決手段】 座席予約システム1においては、顧客が
自己の顧客側端末4から列車の指定席の予約を一つ要求
することにより、システム側で後続列車の指定席の予約
が自動的に確保される。一方、このような複数の予約が
なされても、各予約情報には確定期限が設定されてお
り、所定の確定期限までに顧客側端末4からの確定要求
がない場合には、該当する予約情報が控除される。この
ため、不要な予約情報をキャンセルして他の顧客にその
指定席を開放することができる。この結果、鉄道会社の
運営者は空席の増加による損失を被ることもなく、顧客
に対するサービスの向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車、航空機、船
舶、或いは高速バス等の交通機関の指定席を予約する座
席予約システムに関し、特に、大まかな搭乗時刻しか定
まっていない顧客の便宜を考慮した座席予約システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の列車の座席予約システムにおい
て、例えばJR各社の座席予約システム(MARS)で
は、顧客が駅構内(みどりの窓口)に設置された自動券
売機の所定の登録画面に従って乗車区間、発車時刻、車
両の種別、禁煙/喫煙等の設備、座席の種別等を入力す
ることにより、その場で座席IDを確定して切符の発券
を行っている。
【0003】そしてさらに近年では、所定の通信回線を
利用した指定席の予約も可能になっており、例えば、J
R本州各社では電話による座席予約システムが既に運用
されている。さらにJR東日本では、インターネット上
での座席予約システムも導入されている。この場合、決
済は予約時にクレジットカードにて行われる。
【0004】このようなシステムの構築により、顧客は
逐一駅構内に足を運ぶことなく、希望の列車の予約を簡
便に行うことができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな座席予約システムにおいても、指定席を予約する際
には一つの予約につき一座席指定が原則であった。この
ため、顧客の事情により予約列車を変更する場合には、
予約済みの座席指定を一旦解約し、改めて指定席の予約
を行う必要があった。この結果、大まかな乗車時刻しか
定まっていない顧客が直ちに上記システムを利用するこ
とが困難であるといった問題があった。
【0006】このような問題は、上述した列車に限ら
ず、航空機、船舶、或いは高速バス等その他の交通機関
の座席予約システムについても同様に生じるものであ
る。そこで、本発明は、大まかな搭乗時刻しか定まって
いない顧客でも、簡易かつ迅速に指定席を取得すること
ができる座席予約システムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1に記載の座席予約システムは、従来のシステムと同
様、所定の通信回線を介して接続された顧客側端末から
の要求に従って、交通機関の指定席の予約を行う。この
ため、当該システムの利用者(交通機関の顧客)は逐一
発券窓口にまで足を運ぶことなく、簡易かつ迅速に指定
席の予約を行うことができる。
【0008】そして、予約状況管理手段が、指定席の予
約状況を管理し、第1の指定席予約手段が、この予約状
況管理手段が管理する指定席の予約状況に基づいて顧客
側端末からの要求に従った指定席の空席状況を検索し、
指定席に空席がある場合にこれを予約する。つまり、こ
の第1の指定席予約手段によって、顧客が自ら希望し自
己の端末から入力した指定席の予約が確保される。
【0009】そしてさらに、第2の指定席予約手段が、
指定席予約手段により予約された指定席を有する交通機
関の前後に出発する交通機関、つまり、第1の指定席予
約手段により予約された指定席を有する交通機関の前後
に出発し、この交通機関と同一又は類似条件を有する一
又は複数の交通機関の指定席の空席状況を検索し、その
指定席に空席がある場合にこれを自動的に予約する。
【0010】ここでいう、「同一又は類似条件」とは、
交通機関の指定席の予約に際して選定される複数種類の
条件の各々が、顧客が希望した条件と同一であるか又は
類似していることを意味する。より具体的に、列車(新
幹線)を例に説明すると、この複数の選定条件の中に
は、車両の種別(のぞみ、ひかり等)、乗車区間、座席
クラス(普通車指定席、グリーン車指定席)、禁煙/喫
煙の設備等がある。そして、「同一条件」とは、車両の
種別、乗車区間、座席クラス、設備等が同一であること
を意味し、「類似条件」とは、車両の種別や設備等が類
似、又は許容範囲であることを意味する。
【0011】このように「類似条件」を設定したのは、
例えば、顧客が「のぞみ車両」を希望した場合におい
て、次発の「のぞみ車両」の運行までに長時間を要す場
合には、その間に運行する「ひかり車両」をとりあえず
予約して顧客の便宜を図るためである。或いは、顧客が
「禁煙車両」を希望した場合に、次発の車両において
「禁煙車両」が満席である場合には、とりあえず喫煙車
両を予約して顧客の便宜を図ろうとするものである。
【0012】尚、上記においては、「第2の指定席予約
手段が、指定席予約手段により予約された指定席を有す
る交通機関の前後の交通機関の指定席を予約する」とし
たが、この「前後」という表現は、第2の指定席予約手
段が、指定席予約手段により予約された指定席を有する
交通機関の後発の交通機関のみについて予約を行う場合
をも含む。また、このとき第2の指定席予約手段が予約
する交通機関の数については、交通機関の運行時間、運
行区間、或いは時期的(季節的)条件等を考慮し、適宜
設定することができる。
【0013】このように第1の指定席予約手段及び第2
の指定席予約手段によって予約された指定席の情報は、
予約情報提示手段により上記通信回線を介して顧客側端
末に送信される。そして、少なくとも上記予約情報提示
手段が提示した予約情報に基づいて、顧客側端末から指
定席の確定要求があると、指定席確定手段が上記複数の
指定席の中から顧客の指定席を確定する。
【0014】このように、本発明の座席予約システムに
よれば、顧客が自己の顧客側端末から交通機関の指定席
の予約を一つ要求することにより、システム側でその前
後の交通機関の指定席の予約が自動的に確保される。こ
のため、顧客が自己の交通機関への搭乗時刻を大まかに
しか決めていない場合においても、とりあえず搭乗の可
能性の高い時刻にて指定席の予約をすれば、その前後の
交通機関の指定席が自動的に確保されることになる。従
って、顧客は後に搭乗時刻が確定したときに、自己の顧
客側端末からその指定席に対して確定要求を入力するこ
とにより、希望の指定席を確実に取得することができ
る。この結果、従来のように、顧客が搭乗時刻が明確に
定まってないために予約を躊躇し、結果的に希望の指定
席の取得を逃してしまうといった問題が生じることもな
い。
【0015】ただし、このように指定席を複数予約して
も、実際に一人の顧客が利用する座席は一つであるた
め、上記確定要求があった後は、交通機関の運営上、確
定した指定席以外の予約は解除して他人に開放する必要
がある。そこで、請求項2記載の座席予約システムにお
いては、上記予約情報提示手段が提示した予約情報に基
づいて顧客側端末からの確定要求があった場合に、第1
の予約控除手段が、この確定要求がなされた指定席に対
応する交通機関より前に出発する交通機関に対応した指
定席の予約を控除する。
【0016】このため、顧客からの早期の確定要求があ
った場合には、確定された指定席以前の予約が解除さ
れ、この解除された指定席を新たな顧客に提供すること
ができる。この結果、交通機関の運営者は、当該座席予
約システムの運用による空席の増加に起因する不利益を
防止することができる。
【0017】また、上記確定要求がない場合には、例え
ば請求項3に記載のように、指定席確定手段が、上記各
指定席予約手段が予約した指定席のうち、最先に出発す
る交通機関に対応した指定席を、顧客の指定席として確
定するようにしてもよい。このようにすれば、顧客から
の確定要求がない場合にも、複数予約された指定席の中
から特定の指定席を本予約とし、それ以外の予約を仮予
約としてシステムを運用することができる。
【0018】このような取り決めに従って、システム側
で自動的に顧客の本予約を特定することもできるのであ
るが、例えば請求項4に記載のように、既に確定された
指定席に関して顧客側端末から取消要求があった場合に
は、第2の予約控除手段がこの取消要求に対応した指定
席の予約を控除し、上記指定席確定手段が、このとき控
除された指定席を有する交通機関の次発にかかる交通機
関に対応した指定席を、顧客の指定席として確定するよ
うにすることもできる。
【0019】このように、既に確定された指定席につい
ての本予約を解除して、次発の交通機関にかかる仮予約
を本予約に変更できるようにすることで、顧客の事情に
柔軟に対応したシステムの運用を行うことができる。
尚、この場合、次発にかかる交通機関に対応した指定席
を顧客の指定席として確定した後、さらに顧客からの取
消要求を可能にし、当該取消要求があった場合に、上記
指定席確定手段が、さらに後発にかかる交通機関に対応
した指定席を、顧客の指定席として確定するようにする
こともできる。
【0020】ただしこの場合には、顧客からの取消要求
にかかる指定席を有する交通機関以降に出発する交通機
関に対し、予約状態が残されていなければならない。そ
こで、請求項5記載のように、上記第2の指定席予約手
段が、第2の予約控除手段が指定席を控除した場合に、
この控除された指定席を有する交通機関の後発にかかる
交通機関に対し、新たに指定席の予約を行うようにして
もよい。
【0021】このように設定することで、顧客は常に一
定数以上の予約状態を確保することができ、顧客の便宜
を図ることができる。ところで、上記顧客からの確定要
求がない場合に複数の指定席の予約状態を放置すると、
本来別の顧客に提供すべき指定席が提供できず、そのま
ま交通機関が出発した場合には、交通機関の運営者は著
しい損失を被ることになる。
【0022】そこで、請求項6記載の座席予約システム
では、顧客側端末からの確定要求が、指定席が予約され
た各交通機関の出発時間から一定時間前迄にない場合に
は、第3の予約控除手段が、この出発時間から一定時間
前を経過した交通機関に対応した指定席の予約を各々控
除する。
【0023】尚、ここでいう「一定時間」は、1時間、
半日或いは一日(24時間)等、交通機関の運営上の都
合と顧客の便宜とを比較考慮した上で、適宜設定するこ
とができる。この「一定時間前」、つまり指定席の確定
期限については、上述した予約情報提示手段が予約情報
を顧客側端末に提示する際に、これを同時に表示する等
により顧客に了知させることができる。
【0024】このように構成することで、交通機関の運
営者はその利益を確保することができ、一方、他の顧客
は自己の指定席を確保することができる。また、本座席
予約システムでは、顧客が実際に利用する交通機関の後
に出発する交通機関について指定席の予約がされている
場合もあり、この場合にも同様の対策をとる必要があ
る。
【0025】そこで、請求項7記載の座席予約システム
においては、第4の予約控除手段が、上記予約情報提示
手段が提示した予約情報に基づいて、顧客側端末からの
確定要求があった場合に、この確定要求がなされた指定
席に対応する交通機関より後に出発する交通機関に対応
した指定席の予約を控除する。
【0026】このため、確定された指定席の後続に予約
された予約情報は解除され、この解除された指定席を新
たな顧客に提供することができる。この結果、上記と同
様、交通機関の運営者は、当該座席予約システムの運用
による空席の増加に起因する不利益を防止することがで
きる。
【0027】しかしこの場合、顧客が確定した指定席を
有する交通機関に乗り遅れる場合も想定され、この場合
に直ちに後続の指定席の予約を解除するとすると、一刻
を争う顧客にとって極めて酷となる場合もある。そこ
で、請求項8記載の座席予約システムにおいては、検出
手段が顧客の交通機関への搭乗を検出し、この検出手段
により顧客の搭乗が検出された場合には、第5の予約控
除手段が顧客が搭乗すべき交通機関を特定し、この搭乗
すべき交通機関に後続する交通機関の指定席の予約を控
除する。
【0028】このように構成することで、顧客の特段の
事情を考慮したシステムの運用を図ることができる。た
だし、この場合、全ての顧客に対してこのような処置を
施すと、空席が増加して交通機関の運営上多大な損失を
被ることも想定される。このため、例えば、後続交通機
関の指定席が確定要求により確定した指定席より劣性で
ある場合にのみ、このようなシステムを運用するように
してもよい。例えば上述した列車(新幹線)を例にとれ
ば、確定した指定席が「グリーン車指定席」であって、
後続に予約された指定席が「普通車指定席」である場
合、或いは、確定した指定席が「のぞみ車両」の指定席
であって、後続に予約された指定席が「ひかり車両」の
指定席である場合等が考えられる。
【0029】しかし、このように後続に予約された指定
席が劣性である場合であっても、後続の複数の指定席が
空席のまま交通機関が出発すると、交通機関の運営上多
大な損失を被ることになる。そこで、この場合は顧客の
自己責任として、請求項9に記載のように、上記予約情
報提示手段が提示した予約情報に基づいて顧客側端末か
らの確定要求があった場合に、上記第4の予約控除手段
が、この確定要求がなされた指定席に対応する交通機関
の出発時間から一定時間経過した後に、この出発時間か
ら一定時間経過以降に出発する交通機関の指定席の予約
を控除するようにしてもよい。
【0030】尚、ここでいう「一定時間」も、交通機関
の運営上の都合と顧客の便宜とを比較考慮した上で適宜
設定することができる。このようにすれば、当該一定時
間経過以降の指定席については他の顧客に提供すること
ができ、運営上の多大な不利益を防止することができ
る。
【0031】また、請求項9記載の座席予約システムに
よれば、確定要求により指定席が確定した後でも、顧客
の都合によりその後に出発する交通機関の座席に変更す
る余地を残すことが可能である。すなわち、上述した列
車(新幹線)を例に説明すると、例えば顧客が本座席予
約システムを介して列車の指定席の予約を行うことによ
り、列車A,B,Cの複数列車について指定席の予約が
されたとする。ここで、これらの列車の種別、設備は、
それぞれ「列車A:ひかり車両、普通車指定席」、「列
車B:のぞみ車両、グリーン車指定席」、「列車C:の
ぞみ車両、グリーン車指定席」とし、この順に発車する
ものとする。一方、顧客の希望する指定席の条件は、当
初「のぞみ車両、グリーン車指定席」であったとする。
【0032】そして、顧客は自己のスケジュールの都合
のため、一旦確定要求により列車Aを指定したが、スケ
ジュールに余裕ができたため思い直し、列車Bに変更し
たくなったとする。このような場合に顧客が列車Bに対
する再度の確定要求を上記「一定時間」経過前に行え
ば、列車Aの予約を当該列車Bの予約に変更することが
できるのである。このようにすることで、顧客の事情を
考慮した座席予約システムの柔軟な運用をすることがで
きる。
【0033】或いは、請求項10に記載のように、顧客
側端末からの確定要求があった場合に、上記第4の予約
控除手段が、この確定要求がなされた指定席に対応する
交通機関の出発時間から一定時間経過以降に出発する交
通機関の指定席の予約を直ちに控除するようにしてもよ
い。
【0034】このように、確定要求があった後直ちに予
約の控除を行うことにより、上記「一定時間」経過後に
出発する交通機関の指定席に関し、不要な予約情報を早
期に解除することができ、他の顧客による当該指定席予
約の便宜を図ることができる。
【0035】また、上記検出手段の具体例としては、例
えば請求項11に記載のように、顧客が交通機関に搭乗
するために自動改札機を通過したことを検出することに
より、顧客が搭乗したと判断するようなものが考えられ
る。尚、上記指定席予約手段が、顧客側端末の要求に従
った指定席に空席がないと判断した場合には、請求項1
2に記載のように、予約情報提示手段が、その旨を顧客
側端末に送信するようにするとよい。この場合、顧客は
自己の希望する指定席の条件として、再度別の条件を入
力することができる。
【0036】また、本座席予約システムの運用にあたっ
ては、例えば顧客と当該座席予約システムとの間にオペ
レータを配置して、顧客が電話回線を使用してオペレー
タに電話をし、自己の希望する指定席の条件を告げ、オ
ペレータが当該条件を入力することにより本座席予約シ
ステムを機能させることも考えられる。しかし、より合
理的かつ低コストに当該座席予約システムを運用するた
めには、請求項13に記載のように、上記通信回線をイ
ンターネット等の広域ネットワークで構成し、この広域
ネットワークに接続された本座席予約システム用のホス
トコンピュータにより自動的に運用するのが好ましい。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施例にかか
る座席予約システムの全体構成を表すブロック図であ
る。
【0038】同図に示すように、座席予約システム1
は、広域ネットワークとしてのインターネット2に接続
された鉄道会社(JR)のクローズドネットワーク3か
ら、顧客側端末4に対して列車(新幹線)の予約情報を
提供するシステムとして構築されている。
【0039】クローズドネットワーク3は、鉄道会社内
のローカルエリアネットワーク(LAN)10として構
築され、このLAN10には、社内中枢部に配置され指
定席予約のための諸機能を果たす予約システムホスト1
1、指定席管理ホスト12、及び予約管理ホスト13等
のホストコンピュータや、各駅に配置された改札機制御
装置14等が接続されている。
【0040】予約システムホスト11は、指定席予約の
ためのホームページを開設するWWW(World Wide We
b)サーバの機能を有しており、ルータ6を介してイン
ターネット2に接続されている。また、予約システムホ
スト11の内部には図示しない周知のファイヤウォール
が設置されており、クローズドネットワーク3のセキュ
リティを保証している。そして、予約システムホスト1
1は、ISP5(Internet Service Provider)を介し
てインターネット2に接続された顧客側端末4からの要
求に従って、列車の指定席予約のための情報を提供する
と共に、顧客側端末4との間で予約に必要な所定の通信
を行う。またその一方で、LAN10を介して指定席管
理ホスト12や予約管理ホスト13等と通信を行って指
定席の予約処理に必要なデータのやりとりを行う。
【0041】指定席管理ホスト12は、鉄道会社の列車
を利用する全顧客からの指定席の予約情報の詳細を記録
したデータベースを保有しており、顧客が発券窓口で係
員を介して予約した予約情報、自動券売機を介して予約
した予約情報、或いは広域ネットワークを介して予約し
た予約情報等、全ての予約情報を管理している。そし
て、予約システムホスト11からの指示に従ってデータ
ベースを参照することにより指定席の空席状況を検索
し、所定の指定席に空席がある場合にこれを取得して予
約情報としてデータベースに記録する。一方、予約シス
テムホスト11から予約の控除の指示があった場合に
は、データベースに記録された該当する指定席の予約情
報を控除する。
【0042】予約管理ホスト13は、予約システムホス
ト11と同様にWWWサーバとしての機能をも有し、イ
ンターネット2へは予約システムホスト11を介して接
続されている。そして、顧客側端末4からの要求に従っ
て指定席管理ホスト12にて指定席の予約登録が行われ
ると、予約管理ホスト13は、後述する一定条件の下、
この予約された指定席を有する列車と同一又は類似条件
を有する他の列車の指定席の予約を要求する。そして、
このとき予約された複数の指定席の予約情報を、自己が
保有するデータベースに記録する。一方、このとき予約
された複数の指定席に対して顧客側端末4からの確定要
求があった場合には、予約管理ホスト13は、当該確定
要求があった指定席の予約情報(乗車顧客情報)を各駅
に設置された改札機制御装置14に送信する。
【0043】改札機制御装置14は、後述する所定のタ
イミングで自動改札機15に乗車顧客情報を送信すると
共に、自動改札機15からの顧客の通過情報を受信し、
乗車顧客情報と通過情報が一致した場合にその旨を予約
管理ホスト13側に送信し、不要な予約情報のキャンセ
ルを促す。予約管理ホスト13は、当該情報を受け取る
と自己のデータベースに記録された不要な予約情報を削
除すると共に、予約システムホスト11にその旨を送信
する。予約システムホスト11は、この旨を受け取ると
指定席管理ホスト12に当該予約情報の控除を指示す
る。
【0044】一方、顧客側端末4には、キーボードやマ
ウス等の入力装置や、クローズドネットワーク3のWW
Wサーバから提供される列車予約のための情報等を表示
するための表示装置等が設けられている。このため、顧
客は、表示装置に表示される画面に従って入力装置によ
り入力することにより、希望の指定席を選択して予約購
入することができる。尚、顧客側端末4とISP5とを
接続する通信手段としては、一般的な電話回線網を使っ
てISP5に接続するためのモデムやターミナルアダプ
タ等の電話用通信装置でもよいし、或いは、携帯電話、
PHS等の無線電話用通信装置であってもよい。
【0045】次に、座席予約システム1により実行され
る指定席の予約登録処理について、図2〜図4に示すフ
ローチャート、及び図8,図9に示す説明図に基づいて
説明する。座席予約システム1は、上述のようにインタ
ーネット2上に指定席予約用のホームページを開設して
おり、図2に示すように、予約システムホスト11が顧
客側端末4からの接続指令入力を受信すると(S10
1、S201:YES)、顧客側端末4に対して所定の
申込情報を要求する(S202)。
【0046】この申込情報とは、具体的には図8に示す
ような顧客情報及び顧客の希望する予約情報をいい、こ
れらを入力或いは選択するための情報が予約システムホ
スト11から顧客側端末4へ送信される。顧客は、顧客
側端末4に接続された表示装置に表示された入力画面の
指示に従って、例えば顧客情報として、自己の氏名、ユ
ーザID、住所、電話番号(携帯電話番号)、メールア
ドレス等を入力し、予約情報として、乗車日、乗車区
間、発車時刻、「のぞみ車両」/「ひかり車両」等の車
両の種別、「普通車指定席」/「グリーン車指定席」等
の座席クラス、禁煙/喫煙等の設備の有無等を入力する
(S102)。
【0047】このとき、この申込情報が顧客側端末4か
ら入力されない場合には(S203:NO)、予約シス
テムホスト11は、顧客に指定席購入の意思がないと判
断して予約登録処理を終了する。一方、顧客側端末4か
ら申込情報の入力があった場合には(S203:YE
S)、予約システムホスト11は、顧客が希望した条件
の指定席を取得すべく、指定席管理ホスト12へ当該指
定席の取得指示を送信する(S204)。
【0048】図3に移行し、指定席管理ホスト12は、
この取得指示を受信すると(S301:YES)、自己
の保有するデータベースを参照して、顧客側端末4から
の要求に従った指定席の空席状況を検索し、当該指定席
に空席がある場合にこれを予約登録する(S302)。
そして、このとき指定席が取得できた場合にはその旨
を、指定席が取得できなかった場合にはその旨を、指定
席取得状況として予約システムホスト11に送信する
(S303)。
【0049】図2に戻り、予約システムホスト11は、
このとき指定席管理ホスト12から入力された指定席取
得状況により指定席取得の有無を判断し(S205)、
指定席が取得されなかったと判断した場合には(S20
5:NO)、その旨を顧客側端末4に送信する(S21
2)。この場合、顧客は自己の希望する指定席の条件と
して、再度別の条件を顧客側端末4から入力することが
できる。
【0050】一方、S205において、予約システムホ
スト11が指定席が取得された旨の情報を受信した場合
には(S205:YES)、予約システムホスト11
は、このときの顧客情報及び指定席情報を一旦予約管理
ホスト13へ送信する(S206)。
【0051】図4に移行し、予約管理ホスト13は、こ
の顧客情報及び指定席情報を受信すると(S401:Y
ES)、これらを図8に示すようなフォーマットで自己
のデータベースに記録する。そしてこの際、予約管理ホ
スト13は、この指定席情報に対して同図に示す複数指
定ID「JR123」を設定して登録し(S402)、
この指定席情報と同一又は類似条件を有する複数の後続
列車の指定席の取得を予約システムホスト11に対して
要求する(S403)。
【0052】本実施例において、顧客は、希望する予約
条件において、乗車日として「2000年8月5日」、
乗車区間として「東京→新大阪」、発車時刻として「1
4:00」、車両の種別として「のぞみ車両」、座席ク
ラスとして「普通車指定席」、さらに禁煙/喫煙等の設
備として「禁煙」を入力している。このため、予約管理
ホスト13は、指定席管理ホスト12がこの予約条件を
具備した「のぞみ1号」の指定席を予約した旨の情報を
受け取ると、予約システムホスト11に対し、当該予約
条件に類似した条件を有する後続列車の指定席の予約の
要求を自動的に行う。
【0053】具体的には、図9の右段に示すように、
「のぞみ1号」の指定席に類似した条件の車両として、
「のぞみ3号」、「ひかり5号」及び「のぞみ7号」の
普通車指定席の予約要求を行う。すなわち、これらの車
両は、いずれも乗車日、乗車区間、座席クラス、及び設
備(禁煙)が同一であるが、発車時刻は30分又は60
分ずつずれている。これは、この発車時間帯をずらすこ
とで、顧客の最終的な指定席の確定に自由度をもたせる
ためである。また、「のぞみ3号」と「のぞみ7号」と
の間に車両の種別の異なる「ひかり5号」を設定したの
は、「のぞみ3号」とその次発の「のぞみ7号」との発
車時間間隔が90分と長いため、顧客の便宜を考慮して
敢えてこれらの間に発車する「ひかり5号」を設定した
ものである。
【0054】図2に戻り、予約システムホスト11は、
このとき予約管理ホスト13から後続列車の指定席の取
得要求を受信しない場合には(S207:NO)、適当
な後続列車がないものと判断し、顧客側端末4へ顧客が
希望する指定席の予約のみを行った旨を送信する(S2
12)。
【0055】一方、S207において、予約システムホ
スト11が予約管理ホスト13から後続列車の指定席の
取得要求を受信した場合には(S207:YES)、予
約システムホスト11は、指定席管理ホスト12に対し
て該当する指定席の取得を指示する(S208)。
【0056】再び図3に移行し、指定席管理ホスト12
は、この後続列車の指定席の取得指示を受信した場合に
は(S304:YES)、自己の保有するデータベース
を参照して、該当する指定席に空席がある場合にはこれ
を予約登録する(S305)。そして、このとき指定席
が取得できた場合にはその旨を、指定席が取得できなか
った場合にはその旨を、指定席取得状況として予約シス
テムホスト11に送信する(S306)。一方、S30
4において、指定席管理ホスト12が後続列車の指定席
の取得指示を受信しない場合には(S304:NO)、
そのまま処理を終了する。
【0057】図2に戻り、予約システムホスト11は、
指定席管理ホスト12からの後続する指定席を取得した
旨の情報を受信した場合には(S209:YES)、予
約管理ホスト13へ予約した指定席を登録するよう要求
する(S210)。一方、S209にて、予約システム
ホスト11が指定席管理ホスト12から後続列車の指定
席を取得できなかった旨の情報を受信した場合には(S
209:NO)、予約システムホスト11は、複数の指
定席の予約はできないと判断し、予約管理ホスト13に
対してS402にて登録された複数指定IDの取消を要
求する(S211)。
【0058】再び図4に移行し、予約管理ホスト13
は、予約システムホスト11から後続列車の指定席の登
録要求を受信した場合には(S404:YES)、S4
02にて登録した複数指定IDに対して予約した指定席
の情報を登録する(S405)。
【0059】この登録は、予約情報が例えば図9に示す
フォーマットでデータベースに記録されることにより行
われる。すなわち、顧客の指定した乗車日「2000年
8月5日」には、上述した複数指定ID「JR123」
が登録されているが、この複数指定ID「JR123」
は、さらに細分化された指定ID「JRT123−
1」、「JRT123−2」、「JRT123−3」、
及び「JRT123−4」に区分けされ、これらの指定
IDに対し「のぞみ1号」、「のぞみ3号」、「ひかり
5号」、及び「のぞみ7号」の予約情報のそれぞれが記
録される。
【0060】尚、これら複数の予約情報の各々には確定
期限が設定されている。この確定期限は、上記複数の予
約情報の中から顧客が最終的に自己が乗車する列車の指
定席を確定するための期限であり、本実施例においては
各々の列車の発車時刻の1時間前に設定されている。こ
のため、後述するように、この確定期限までに顧客側端
末4からの確定要求がない場合には、各々の指定席の予
約がキャンセルされ、他の顧客に開放されることにな
る。
【0061】一方、S404において、予約管理ホスト
13が予約システムホスト11から後続列車の指定席の
登録要求を受信することなく(S404:NO)、S4
02にて登録した複数指定IDの取消要求を受信した場
合には(S406:YES)、当該複数指定IDの登録
をデータベースから削除する(S407)。他方、S4
06において複数指定IDの取消要求をも受信しない場
合には(S406:NO)、そのまま処理を終了する。
【0062】次に、座席予約システム1により実行され
る指定席の予約確定処理について、図5〜図7に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。図5に示すように、
予約管理ホスト13は、定期的に顧客側端末4からの指
定席の確定要求があったか否かを確認し(S411)、
確定要求を受信したと判断すると(S411:YE
S)、自己のデータベースを検索し、改札機制御装置1
4に対して顧客の識別情報(乗車顧客情報)を送信する
(S412)。本実施例では、この乗車顧客情報として
顧客の携帯電話の番号及び乗車時刻等を送信するものと
する。
【0063】改札機制御装置14は、この乗車顧客情報
を受信すると(S501:YES)、一旦これを自己の
データベースに蓄積する(S502)。そして、顧客の
乗車時刻の一定時間前(例えば30分前)になると、顧
客の乗車顧客情報(携帯電話番号)を自動改札機15に
送信する(S503)。
【0064】一方、S411において確定要求を受信し
ていないと判断されると(S411:NO)、予約管理
ホスト13は、複数指定IDの各指定ID毎に設定され
た確定期限を参照し、各予約情報について確定期限が経
過しているか否かを判定する(S413)。このとき、
いずれの予約情報についても確定期限が経過していない
と判定された場合には(S413:NO)、S411に
戻る。
【0065】他方、S413において、各予約情報のい
ずれかについて確定期限が経過していると判定された場
合には(S413:YES)、予約管理ホスト13は、
予約システムホスト11に対し、該当する予約情報の取
消を要求する(S414)。そして、自己が保有するデ
ータベース内の該当する予約情報を削除する(S41
5)。
【0066】図7に移行し、予約システムホスト11
は、予約管理ホスト13から予約情報の取消要求を受信
すると(S221:YES)、指定席管理ホスト12に
対して該当する指定席の予約情報の控除を指示し(S2
22)、指定席管理ホスト12は、自己のデータベース
に記録された該当する予約情報を控除する。
【0067】そして、自動改札機15は、図6に示すよ
うに、改札機制御装置14から送信される乗車顧客情報
を受信すると(S601:YES)、当該乗車顧客情報
を一旦自己の保有する記憶装置に保持する(S60
2)。この自動改札機15には、そのゲートを通過しよ
うとする顧客の携帯電話と通信が可能な図示しない通信
装置が設置され、この携帯電話から常時発信される情報
(電話番号)を検出することができる。従って、ゲート
を通過しようとする顧客の携帯電話の番号情報と、上記
乗車顧客情報としての電話番号情報とが一致した場合に
は、自動改札機15は、ゲートを通過使用とする顧客が
上述した乗車顧客であることを検知することができる。
【0068】そして、自動改札機15は、ゲートを通過
する顧客の携帯電話から発せられる電波から通過情報
(携帯電話番号)を受信するまで待機し(S603)、
通過情報を受信すると(S603:YES)、この通過
情報と上記記憶装置に記憶された乗車顧客情報(携帯電
話番号)とを比較し(S604)、これらが一致するか
否かを判定する(S605)。そして、これらが一致し
ない場合には(S605:NO)、顧客による指定券の
投入がない限りゲートを開放せず閉じたままとする(S
610)。
【0069】一方、S605において、通過情報と乗車
顧客情報とが一致したと判断された場合には(S60
5:YES)、自動改札機15は、ゲートを開放して顧
客を通過させる(S606)。そして、自動改札機15
は、当該乗車顧客のゲートの通過を待ち(S607)、
乗車顧客がゲートを通過したことを検出すると(S60
7:YES)、当該乗車顧客の通過情報を改札機制御装
置14に送信し(S608)、その後、記憶装置に記憶
された当該乗車顧客の情報を削除して(S609)、ゲ
ートを閉じる(S610)。
【0070】改札機制御装置14は、自動改札機15か
ら乗車顧客の通過情報を受信すると(S511:YE
S)、この乗車顧客の通過情報を予約管理ホスト13に
送信し(S512)、その後、自己のデータベースに記
録された当該乗車顧客に関する情報を削除する(S51
3)。
【0071】予約管理ホスト13は、改札機制御装置1
4から乗車顧客の通過情報を受信すると(S421:Y
ES)、このときの通過時刻に最も近い発車時刻を有す
る列車を、当該顧客が乗車する列車として特定する。そ
して、予約管理ホスト13は、予約システムホスト11
に対し、このとき特定した列車の後続列車に設定された
当該乗車顧客の指定席の全予約情報を取り消すよう要求
し(S422)、その後、自己のデータベースに記録さ
れた当該乗車顧客に関する情報を削除する(S42
3)。
【0072】図7に移行し、予約システムホスト11
は、予約管理ホスト13からこの取消要求を受信すると
(S221:YES)、指定席管理ホスト12に対して
この乗車顧客に関する後続列車の全予約情報を控除する
よう指示する(S222)。指定席管理ホスト12は、
これを受けて自己のデータベースに記録された当該乗車
顧客に関する後続列車の全予約情報を控除する。
【0073】以上に説明したように、本実施例の座席予
約システム1によれば、顧客が自己の顧客側端末4から
列車の指定席の予約を一つ要求することにより、システ
ム側で後続列車の指定席の予約が自動的に確保される。
このため、顧客が自己の列車への搭乗時刻を大まかにし
か決めていない場合においても、とりあえず搭乗の可能
性の高い時刻にて指定席の予約をすれば、その後の列車
の指定席が自動的に確保されることになる。従って、顧
客は後に搭乗時刻が確定したときに、自己の顧客側端末
4からその指定席に対して確定要求を入力することによ
り、希望の指定席を確実に取得することができる。この
結果、従来のように、顧客が搭乗時刻が明確に定まって
ないために予約を躊躇し、結果的に希望の指定席の取得
を逃してしまうといった問題が生じることもない。
【0074】また、このように複数の予約がなされて
も、各予約情報にはそれぞれ確定期限が設定されてお
り、所定の確定期限までに顧客側端末4からの確定要求
がない場合には、該当する予約情報が控除される。この
ため、不要な予約情報をキャンセルして他の顧客にその
指定席を開放することができる。この結果、鉄道会社の
運営者は、空席の増加による損失を被ることもなく、顧
客に対するサービスの向上を図ることができる。
【0075】また、複数設定された予約情報のうち不要
な予約情報は、所定の条件の下で自動的に控除されるた
め、予約情報の管理を効率よく行うことができると共
に、これを人手で行う場合に比べてシステムの運営コス
トを低く抑えることができる。さらに、上記実施例にお
いては、自動改札機15にて乗車顧客情報が予め保持さ
れているため、ゲートを通過する顧客が座席予約システ
ム1を利用する顧客であるか否かの検出を迅速に行うこ
とができる。つまり、自動改札機15は、一般顧客がゲ
ートを通過するたびに予約システムホスト11や予約管
理ホスト13等と通信を行って乗車顧客の認証を行う必
要もない。このため座席予約システム全体として迅速な
処理を行うことができる。
【0076】尚、本実施例においては、指定席管理ホス
ト12が予約状況管理手段に該当し、予約システムホス
ト11及び指定席管理ホスト12が第1の指定席予約手
段に、予約管理ホスト13,予約システムホスト11及
び指定席管理ホスト12が第2の指定席予約手段に、予
約システムホスト11が予約情報提示手段に、予約シス
テムホスト11,予約管理ホスト13及び指定席管理ホ
スト12が指定席確定手段に、それぞれ該当する。
【0077】また、予約管理ホスト13,予約システム
ホスト11及び指定席管理ホスト12が第3の予約控除
手段及び第4の予約控除手段に該当し、自動改札機15
が検出手段に、改札機制御装置14,予約管理ホスト1
3,予約システムホスト11及び指定席管理ホスト12
が第5の予約控除手段に、それぞれ該当する。
【0078】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明の実施の形態は、上記実施例に何ら限定され
ることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形
態をとり得ることはいうまでもない。例えば、上記実施
例においては、顧客が顧客側端末4から入力した指定席
を有する列車の後続列車の指定席を自動的に予約する例
を示したが、顧客が希望する指定席を有する列車の前に
発車する列車の指定席をも予約するように設定してもよ
い。このように設定すれば、顧客の便宜の更なる向上を
図ることができる。
【0079】尚、この場合は、顧客側端末4からの確定
要求があったときに、この確定要求がなされた指定席を
有する列車より前に発車する列車に設定された予約情報
を控除するように設定すればよい。このように設定すれ
ば、鉄道会社の運営上の損失を発生させることもない。
【0080】この場合は予約管理ホスト13,予約シス
テムホスト11及び指定席管理ホスト12が第1の予約
控除手段に該当する。また、上記実施例では述べなかっ
たが、既に確定された指定席に関して顧客側端末4から
取消要求があった場合には、予約システムホスト11,
予約管理ホスト13及び指定席管理ホスト12がこの取
消要求にかかる指定席の予約情報を取消・控除し、複数
予約された他の指定席の中から特定の指定席を確定する
ようにしてもよい。
【0081】尚、この場合、予約システムホスト11,
予約管理ホスト13及び指定席管理ホスト12が第2の
予約控除手段に該当する。さらに、上記実施例において
は、自動改札機15が顧客の携帯電話番号を検出してそ
の通過を検知する構成としたが、現状のシステムで運用
されている発券方式をそのまま適用することもできる。
つまり、顧客が投入した指定券(切符)に記録された座
席IDを検出して乗車顧客が座席予約システム1の顧客
であるか否かを識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる座席予約システムの
全体構成を示すブロック図である。
【図2】 指定席の予約登録処理を示すフローチャート
である。
【図3】 指定席の予約登録処理を示すフローチャート
である。
【図4】 指定席の予約登録処理を示すフローチャート
である。
【図5】 指定席の予約確定処理を示すフローチャート
である。
【図6】 指定席の予約確定処理を示すフローチャート
である。
【図7】 指定席の予約確定処理を示すフローチャート
である。
【図8】 指定席の予約登録方法を示す説明図である。
【図9】 指定席の予約登録方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・座席予約システム、 2・・・インターネッ
ト、3・・・クローズドネットワーク、 4・・・顧客
側端末、11・・・予約システムホスト、 12・・・
指定席管理ホスト、13・・・予約管理ホスト、 14
・・・改札機制御装置、15・・・自動改札機

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信回線を介して接続された顧客
    側端末からの要求に従って、交通機関の指定席の予約を
    行う座席予約システムであって、 前記指定席の予約状況を管理する予約状況管理手段と、 該予約状況管理手段が管理する前記指定席の予約状況に
    基づいて、前記顧客側端末からの要求の条件を満たす指
    定席の空席状況を検索し、該指定席に空席がある場合に
    これを予約する第1の指定席予約手段と、 該指定席予約手段により予約された指定席を有する交通
    機関の前後に出発し、該交通機関と同一又は類似条件を
    有する一又は複数の交通機関の指定席の空席状況を検索
    し、該指定席に空席がある場合にこれを自動的に予約す
    る第2の指定席予約手段と、 前記第1の指定席予約手段及び前記第2の指定席予約手
    段による予約情報を、前記通信回線を介して前記顧客側
    端末に送信する予約情報提示手段と、 少なくとも該予約情報提示手段が提示した予約情報に基
    づいて前記顧客側端末から指定席の確定要求があった場
    合に、該確定要求に従って前記複数の指定席の中から顧
    客の指定席を確定する指定席確定手段と、 を備えたことを特徴とする座席予約システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の座席予約システムにおい
    て、さらに、 前記予約情報提示手段が提示した前記予約情報に基づい
    て、前記顧客側端末からの確定要求があった場合に、該
    確定要求がなされた指定席に対応する交通機関より前に
    出発する交通機関に対応した前記指定席の予約を控除す
    る第1の予約控除手段を備えたことを特徴とする座席予
    約システム。
  3. 【請求項3】 前記確定要求がない場合には、前記指定
    席確定手段が、前記各指定席予約手段が予約した指定席
    のうち、最先に出発する交通機関に対応した指定席を前
    記顧客の指定席として確定することを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の座席予約システム。
  4. 【請求項4】 既に確定された前記指定席に関して前記
    顧客側端末から取消要求があった場合に、該取消要求に
    対応した前記指定席の予約を控除する第2の予約控除手
    段を備え、 前記指定席確定手段は、該第2の予約控除手段が控除し
    た指定席を有する交通機関の次発にかかる交通機関に対
    応した前記指定席を、前記顧客の指定席として確定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の座席
    予約システム。
  5. 【請求項5】 前記第2の指定席予約手段は、前記第2
    の予約控除手段が前記指定席を控除した場合に、該控除
    された指定席を有する交通機関の後発にかかる交通機関
    に対し、新たに指定席の予約を行うこと特徴とする請求
    項4記載の座席予約システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載の座席予約システム
    において、さらに、 前記予約情報提示手段が提示した前記予約情報に基づい
    て、前記顧客側端末からの確定要求が、前記指定席が予
    約された各交通機関の出発時間から一定時間前迄にない
    場合に、該出発時間から該一定時間前を経過した交通機
    関に対応した前記指定席の予約を各々控除する第3の予
    約控除手段を備えたことを特徴とする座席予約システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の座席予
    約システムにおいて、さらに、 前記予約情報提示手段が提示した前記予約情報に基づい
    て、前記顧客側端末からの確定要求があった場合に、該
    確定要求がなされた指定席に対応する交通機関より後に
    出発する交通機関に対応した前記指定席の予約を控除す
    る第4の予約控除手段を備えたことを特徴とする座席予
    約システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の座席予
    約システムにおいて、さらに、 前記顧客の前記交通機関への搭乗を検出する検出手段
    と、 前記検出手段により前記顧客の搭乗が検出された場合
    に、前記顧客が搭乗すべき交通機関を特定し、該搭乗す
    べき交通機関の後に出発する交通機関の前記指定席の予
    約を控除する第5の予約控除手段と、 を備えたことを特徴とする座席予約システム。
  9. 【請求項9】 前記第4の予約控除手段が、前記予約情
    報提示手段が提示した予約情報に基づいて前記顧客側端
    末からの確定要求があった場合に、該確定要求がなされ
    た指定席に対応する交通機関の出発時間から一定時間経
    過した後に、該出発時間から一定時間経過以降に出発す
    る交通機関の指定席の予約を控除することを特徴とする
    請求項7又は請求項8に記載の座席予約システム。
  10. 【請求項10】 前記第4の予約控除手段が、前記予約
    情報提示手段が提示した予約情報に基づいて前記顧客側
    端末からの確定要求があった場合に、該確定要求がなさ
    れた指定席に対応する交通機関の出発時間から一定時間
    経過以降に出発する交通機関の指定席の予約を直ちに控
    除することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の
    座席予約システム。
  11. 【請求項11】 前記検出手段が、前記顧客が前記交通
    機関に搭乗するために自動改札機を通過したことを検出
    することにより、前記顧客が搭乗したと判断することを
    特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の座席予約
    システム。
  12. 【請求項12】 前記指定席予約手段が、前記顧客側端
    末の要求に従った指定席に空席がないと判断した場合に
    は、前記予約情報提示手段が、その旨を前記顧客側端末
    に送信することを特徴とする請求項1〜11のいずれか
    に記載の座席予約システム。
  13. 【請求項13】 前記通信回線が、広域ネットワークか
    らなることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記
    載の座席予約システム。
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