JP3626902B2 - 入退場管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、列車や航空機等の交通機関,劇場,遊園地等の施設を予約した顧客に対し、紙切符を発券することなく当該施設の入退場ゲートを通過させることができる入退場管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、列車の座席(指定席)の予約について、例えばJR各社の座席予約システム(MARS)では、顧客が駅構内の「みどりの窓口」で係員に希望する列車や乗車時刻等の情報を告げたり、自動券売装置の所定の登録画面に従って乗車区間、発車時刻、車両の種別、禁煙/喫煙等の設備、座席の種別等を入力することにより、その場で座席IDを確定して切符の発券が行われている。
【0003】
そして最近では、所定の通信回線を利用した指定席の予約も可能になっており、例えば、JR本州各社では電話による座席予約システムが既に運用されている。さらにJR東日本では、インターネット上での座席予約システムも導入されている。この場合、決済は予約時にクレジットカードにて行われる。
【0004】
このようなシステムの構築により、顧客は逐一駅構内に足を運ぶことなく、希望の列車の予約を簡便に行うことができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、列車への乗降に伴う駅構内への入退場に際しては、たとえ上記のような予約が完了していても、予約済みであり乗車する権利があることを証明するために発券窓口で紙切符を入手し、これを自動改札機に通すことが必要であった。このため、乗車する顧客にとっては依然として手続が煩雑であり、また、システムの運営者側にとっても発券業務や紙切符の処理等に運用コストが嵩み、その改善が望まれている。
【0006】
このような問題は、上述した列車に限らず、航空機,船舶,高速バス等その他の交通機関、或いは劇場、遊園地等の施設の入退場管理システムについても同様に生じるものである。
そこで、本発明は、施設の利用を予約した顧客に対し、紙切符を発券することなく、簡易かつ迅速に当該施設の入退場ゲートを通過させることができる入退場管理システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題に鑑み、請求項1に記載の入退場管理システムは、特定施設の利用を予約した顧客の当該施設への入場及び退場を管理するものであり、当該顧客のみ施設への入退場ゲートを通過させるものである。
【0008】
この顧客の予約情報は予約情報管理装置により管理され、顧客の当該施設への入退場の際には、入場ゲート及び退場ゲートにそれぞれ設けられた検出手段が、これらを通過しようとする顧客が保有する携帯端末と無線通信を行うことにより、顧客の識別情報を検出する。
【0009】
尚、ここでいう「予約情報」とは、施設の予約の際に登録される情報を意味し、例えば顧客を特定するための顧客の氏名、住所、携帯端末の識別ID、メールアドレス等の情報、或いは、予約内容を特定するための施設の利用開始日時、利用設備、利用終了日時等の情報が挙げられる。また、「識別情報」とは、携帯端末固有の情報を意味し、携帯端末を特定すると共にこの携帯端末を保有する顧客を特定するための情報である。上述の例では「携帯端末の識別ID」がこれに該当する。
【0010】
入場ゲート及び退場ゲートには、ゲート開閉制御装置がそれぞれ設置されており、入場ゲート側のゲート開閉制御装置は、入場ゲート側の検出手段により検出された識別情報が、予約情報管理装置から予約情報に基づいて予め送信された顧客情報と一致した場合に、入場ゲートを開放制御して顧客を通過させると共に、入場ゲートを通過した顧客を管理するための入場済情報を退場ゲート側のゲート開閉制御装置に送信する。
【0011】
ここでいう「顧客情報」及び「入場済情報」は、入退場する顧客を特定し管理するための情報であり、入退場する顧客を管理するために必要最小限の情報を保有していればよい。
そして、上記退場ゲート側のゲート開閉制御装置は、退場ゲート側の検出手段により検出された識別情報とこの入場済情報とが一致した場合に、退場ゲートを開放制御して顧客を通過させる。
【0012】
このように、本発明の入退場管理システムでは、入退場ゲートに設けられた検出手段と顧客が保有する携帯端末との間の無線通信、及び所定の通信回線を介した予約情報管理装置、各ゲート開閉制御装置間の通信によって、顧客の入退場の管理が自動的に行われる。
【0013】
このため、顧客は施設の予約が完了した後に発券窓口にて紙切符を入手する必要もなく、携帯端末を持参するだけで、或いは携帯端末に対して所定の操作を行うことにより、入退場ゲートを自由に通過することができる。この結果、顧客に煩雑な手続を強いることなく、その利便性を向上させることができる。また、発券業務や紙切符の処理等に伴う人件費を削減することができ、施設の運用コストの低減を図ることができる。さらに、各装置間の通信によりシステム運用の高速化を図ることができる。特に、予約情報管理装置からは必要な情報のみが顧客情報として入場ゲート側のゲート開閉制御装置に配信され、入場ゲート側のゲート開閉制御装置から退場ゲート側のゲート開閉制御装置への通信が、予約情報管理装置を介することなく直接行われるため、通信処理が迅速に行われシステムの運用が高速に行われる。
本発明の入退場管理システムのより具体的構成としては、各ゲート開閉制御装置が、顧客の施設への入退場を許容又は拒否するために開閉する改札ゲートを備えた自動改札機と、この自動改札機の各々を制御するために設置され、通信回線を介して予約情報管理装置及び他のゲート開閉制御装置と通信可能な改札機制御装置とから構成されたものが考えられる。
そして、入場ゲート側の自動改札機は、この検出手段により検出された識別情報が、顧客情報に基づいて入場ゲート側の改札機制御装置から送信された識別情報と一致した場合に、改札ゲートを開放すると共に、その旨を入場ゲート側の改札機制御装置に送信する。入場ゲート側の改札機制御装置は、この識別情報が一致した旨の情報を受信した場合に、退場ゲート側の改札機制御装置に入場済情報を送信する。
一方、退場ゲート側の自動改札機は、上記検出手段により検出された識別情報が、入場済情報に基づいて退場ゲート側の改札機制御装置から送信された識別情報と一致した場合に、改札ゲートを開放すると共に、その旨を退場ゲート側の改札機制御装置に送信する。退場ゲート側の改札機制御装置は、この識別情報が一致した旨の情報を受信した場合に、予約情報管理装置に退場済情報を送信する。
このように構成することで、自動改札機には識別情報のみが送信されることになり、当該入退場のための受信情報により自動改札機内の記憶装置に特に負担がかかることもない。また、検出手段は自動改札機自体に設置されており、顧客の携帯端末が保有する識別情報と改札機制御装置から送信された識別情報との一致、不一致が自動改札機自体で判定され、その判定の際に改札機制御装置や予約情報管理装置等を逐一介在させることがないため情報処理が高速に行われる。このため、システムの運用を効率的に行うことができる。
そして、本発明では、入場ゲート側の改札機制御装置は、顧客情報に基づいて、顧客が前記施設を利用する時刻の一定時間前に、自動改札機に識別情報を送信するようにし、一方、退場ゲート側の改札機制御装置は、上記入場済情報に基づいて、顧客が前記施設の利用を終了する時刻の一定時間前に、自動改札機に識別情報を送信している。
このように構成することで、自動改札機には必要な情報が必要なときにのみ配信されることになり、自動改札機内に設けられる記憶装置の容量を必要以上に占有しないようにすることができる。尚、ここでいう「一定時間」は、交通機関の運営上の都合と顧客の便宜とを比較考慮した上で適宜設定することができる。
【0014】
次に、顧客が施設から退場した後は、予約情報管理装置には当該顧客の予約情報を保持する必要がなくなる。このため、不要な情報は控除して予約情報管理装置への負担を軽減することが好ましい。
そこで、本発明の入退場管理システムでは、退場ゲート側のゲート開閉制御装置は、退場ゲートを開放制御した際に、予約情報管理装置に対して退場ゲートを通過した顧客の退場済情報を送信することが好ましい。
【0015】
ここでいう「退場済情報」は、退場する顧客を特定するための情報であり、退場する顧客を特定するために必要最小限の情報を保有していればよい。
そして、予約情報管理装置は、この退場済情報を受信した場合に、該当する顧客の予約情報を控除する。
【0016】
尚、上述のように、検出手段が「顧客情報」と「識別情報」との一致、及び「入場済情報」と「識別情報」との一致を検出するため、「顧客情報」及び「入場済情報」の中には少なくとも識別情報(上述の例では「携帯端末の識別ID」)が含まれる必要がある。
【0017】
また、当該入退場管理システムにおいて効率的な情報処理を実行するためには、予約情報管理装置、入場ゲート側のゲート開閉制御装置、及び退場ゲート側のゲート開閉制御装置の各装置間で必要最小限の情報をやりとりするのが好ましい。このためには、「入場済情報」を「顧客情報」から抽出される情報とし、「退場済情報」を「入場済情報」から抽出される情報とすることが考えられる。つまりこの場合、「入場済情報」は「顧客情報」と同一情報か又はこれに包含される情報ということになり、同様に「退場済情報」は「入場済情報」と同一情報か又はこれに包含される情報ということになる。
【0018】
具体的には、上記識別情報を、入場ゲートを通過しようとする顧客が保有する携帯端末に設定された識別IDとし、上記顧客情報を、少なくとも施設の利用を予約した顧客が保有する識別ID、この顧客による施設の利用開始時刻の情報、及び顧客による施設の利用終了時刻の情報が含まれるものとして設定することが考えられる。この場合、上記入場済情報には、少なくとも施設の利用を予約した顧客が保有する識別ID、及び顧客による施設の利用終了時刻の情報が含まれ、上記退場済情報には、少なくとも施設の利用を予約した顧客が保有する識別IDが含まれる。
【0019】
ただし、上述のように、予約情報管理装置が退場済情報を受信して該当する顧客の予約情報を控除する構成とした場合、施設利用料の課金処理や施設の利用状況の管理等のため、その後に予約情報の一部が必要になる場合も想定される。
そこで、本発明の入退場管理システムでは、予約情報管理装置が退場済情報を受信した場合に、この退場済情報に基づいて上記予約情報を抽出し、この予約情報の中から必要な情報を履歴情報として保持することが好ましい。
【0020】
また、上述のような携帯端末を利用することにより、施設の利用直前、つまり、顧客が施設の入場ゲートを通過する時点で施設の予約情報の一部(例えば、顧客の指定席の番号等)を確定して、電子メール機能等にて当該顧客の携帯端末にこれを表示させる予約方式も考えられる。
【0021】
そこで、本発明の入退場管理システムでは、入場ゲート側のゲート開閉制御装置が、入場ゲート側の検出手段により検出された識別情報が上記顧客情報と一致した場合に、上記予約情報の少なくとも一部(例えば、顧客の指定席の番号等)を顧客の携帯端末に送信することが好ましい。
【0022】
このように構成することで、施設運営者は、顧客が施設を利用する直前まで他の顧客との調整をとりながら柔軟な施設の運営方式をとることができる
尚、本発明においては、上記検出手段は自動改札機に設置されるのが好ましい。
【0028】
次に、本発明では、入場ゲート側の自動改札機は、上記識別情報が一致した旨を入場ゲート側の改札機制御装置に送信した後、該当する顧客の識別情報を削除し、入場ゲート側の改札機制御装置は、退場ゲート側の改札機制御装置に入場済情報を送信した後、該当する顧客の入場済情報を削除し、退場ゲート側の自動改札機は、上記識別情報と一致した旨を退場ゲート側の改札機制御装置に送信した後、該当する顧客の識別情報を削除し、さらに、退場ゲート側の改札機制御装置は、予約情報管理装置に退場済情報を送信した後、該当する顧客の退場済情報を削除するようにするとよい。
【0029】
このように不要な情報の削除をすることで、各自動改札機及び各改札機制御装置内の記憶装置への負担を一層軽減することができる。
以上に述べた本発明の入退場管理システムは、例えば劇場、遊園地等のように入退場ゲートが特定場所に固定されたような施設に適用することが考えられるが、列車、航空機,船舶,高速バス等その他の交通機関のように、発着場が複数あり、その各々に設置された入退場ゲートにて顧客の入退場を管理する必要がある場合に特に有効である。入退場ゲートが多数あるほど、相対的に発券業務や紙切符の処理等に伴う人件費を大きく削減でき、施設の運用コストの低減を図ることができるからである。
【0030】
すなわちこの場合には、上記改札機制御装置及び前記自動改札機が、顧客が入場する交通機関の出発場構内、及び顧客が退場する交通機関の到着場構内にそれぞれ設置される。
そして、顧客がこのような交通機関を予約する場合には、通常その交通機関の出発場から到着場に到る区間を利用区間として予約するわけであるが、顧客が何らかの都合によりその区間の途中で当該交通機関を降りて退場する場合がある。このような場合に、予約情報に記録された到着場にのみ上記入場済情報を送信したのでは、顧客が当該区間の途中にある交通機関を降り、その退場ゲートを通過することができない。
【0031】
そこで、本発明の入退場管理システムでは、改札機制御装置及び前記自動改札機が、さらに出発場と到着場との間にある交通機関の全ての発着場に設置される。そして、出発場構内に設置された改札機制御装置は、この出発場構内に設置された自動改札機から上記識別情報が一致した旨の情報を受信した場合に、全ての発着場に設置された改札機制御装置に対して入場済情報を送信することが好ましい。
【0032】
すると、発着場に設置された自動改札機は、この自動改札機に設置された検出手段により検出された識別情報が、入場済情報に基づいて発着場の改札機制御装置から送信された識別情報と一致した場合に、その旨を改札機制御装置に送信すると共に、自動改札機の改札ゲートを開放する。
【0033】
このため、顧客は、出発場と到着場との間にある交通機関の全ての発着場にて、当該交通機関を降りることができ、運営者側は顧客の事情を考慮した対応をとることができる。
また、このような顧客の途中下車の場合の他に、いわゆる内方乗車、つまり、顧客がその都合により予約した出発場から入場するのではなく、予約した利用区間の途中の発着場から交通機関に入場する場合も想定される。
【0034】
そこで、本発明の入退場管理システムでは、発着場のいずれかに顧客が入場し、この発着場構内に設置された改札機制御装置が、この発着場構内に設置された自動改札機から識別情報が一致した旨の情報を受信した場合には、この発着場構内に設置された改札機制御装置は、この発着場よりも到着場寄りにある他の全ての発着場及び到着場に設置された改札機制御装置に対して入場済情報を送信することが好ましい。
【0035】
すると、この他の全ての発着場及び到着場に設置された自動改札機は、自動改札機に設置された検出手段により検出された識別情報が、入場済情報に基づいて改札機制御装置から送信された識別情報と一致した場合に、その旨を改札機制御装置に送信すると共に、自動改札機の改札ゲートを開放する。
【0036】
このため、顧客は、出発場と到着場との間にある交通機関の全ての発着場にて、当該交通機関に入場することができ、運営者側は顧客の事情を考慮した対応をとることができる。
尚、上記の場合には、自動改札機から上記一致した旨の情報を受信した改札機制御装置は、この自動改札機を通過した顧客の退場済情報を、他の全ての発着場並びに到着場に各々設置された改札機制御装置及び予約情報管理装置に送信するとよい。そして、この他の全ての発着場及び到着場に各々設置された改札機制御装置が、この退場済情報を受信した場合に、該当する顧客の入場済情報を削除し、一方、予約情報管理装置が、この退場済情報を受信した場合に、該当する顧客の予約情報を控除すれば、不要な情報の削除によるシステムの合理的な運用を実行することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例は、本発明の入退場管理システムを、鉄道会社(JR)駅構内の改札ゲートの開閉管理システム(以下、「改札システム」という)に適用したものであり、図1は、当該改札システムの全体構成を表すブロック図である。
【0038】
同図に示すように、改札システム1は、インターネット2を介して列車(新幹線)の指定席の予約を行った顧客等に対し、改札ゲートを開放するシステムとして構成されている。従って、インターネット2には、鉄道会社のクローズドネットワーク3に配置されたインターネットサーバが接続されており、顧客は、自己の顧客側端末4からインターネット2上に開設された鉄道会社のホームページにアクセスすることにより、所望の列車の指定席を予約できるようになっている。
【0039】
クローズドネットワーク3は、鉄道会社内の通信回線であるローカルエリアネットワーク(LAN)10として構築され、このLAN10には、社内中枢部に配置され予約情報管理装置としての諸機能を果たす予約システムホスト11及び指定席管理ホスト12等のホストコンピュータや、各駅に設置された改札機制御装置13、15等が接続されている。尚、同図においては、説明の便宜上、改札システム1を利用する顧客が乗車する駅(出発場)の改札機制御装置を改札機制御装置13、同顧客が降車する駅(到着場)の改札機制御装置を改札機制御装置15としている。
【0040】
予約システムホスト11は、指定席予約のためのホームページを開設するインターネットサーバ(WWW(World Wide Web)サーバ)の機能を有しており、ルータ6を介してインターネット2に接続されている。また、予約システムホスト11の内部には図示しない周知のファイヤウォールが設置されており、クローズドネットワーク3のセキュリティを保証している。そして、予約システムホスト11は、ISP5(Internet Service Provider)を介してインターネット2に接続された顧客側端末4からの要求に従って、列車の指定席予約のための情報を提供すると共に、顧客側端末4との間で予約に必要な所定の通信を行う。またその一方で、LAN10を介して指定席管理ホスト12や改札機制御装置13,15等と通信を行って必要なデータのやりとりを行う。
【0041】
指定席管理ホスト12は、鉄道会社の列車を利用する全顧客からの指定席の予約情報の詳細を記録したデータベースを保有しており、顧客が発券窓口で係員を介して予約した予約情報、自動券売装置を介して予約した予約情報、或いは広域ネットワークを介して予約した予約情報等、全ての予約情報を管理している。そして、予約システムホスト11からの指示に従ってデータベースを参照することにより指定席の空席状況を検索し、所定の指定席に空席がある場合にこれを取得して予約情報としてデータベースに記録する。一方、予約システムホスト11から予約控除の指示があった場合には、データベースに記録された該当する指定席の予約情報を削除する。
【0042】
改札機制御装置13,15は、後述する所定のタイミングでその各々が制御する自動改札機14,16に顧客の識別情報を送信すると共に、自動改札機14,16からの顧客の通過情報を受信し、その旨を予約システムホスト11や他方の改札機制御装置に送信し、後述する改札ゲートの開閉制御や予約情報に関する情報処理を促す。
【0043】
一方、顧客側端末4には、キーボードやマウス等の入力装置や、クローズドネットワーク3のWWWサーバから提供される列車予約のための情報等を表示するための表示装置等が設けられている。このため、顧客は、表示装置に表示される画面に従って入力装置により入力することにより、希望の指定席を選択して予約購入することができる。尚、顧客側端末4とISP5とを接続する通信手段としては、一般的な電話回線網を使ってISP5に接続するためのモデムやターミナルアダプタ等の電話用通信装置でもよいし、或いは、携帯電話機、PHS等の無線電話用通信装置であってもよい。
【0044】
自動改札機14,16には、その改札ゲートを通過しようとする顧客の携帯電話機と通信が可能な図示しない通信装置が設置されている。この通信装置からは改札システム1専用の起動信号が常時発信されており、顧客の携帯電話機が所定の通信エリア内に入ったときに当該携帯電話機から自己を特定するための信号(本実施例では携帯電話番号情報:識別ID)を送信させることが可能になっている。また、自動改札機14,16には、顧客が改札ゲートから所定距離の位置まで接近した際に、これを検知する図示しないセンサが設置されている。尚、上記通信装置が検出手段に該当する。
【0045】
そして、自動改札機14,16が顧客の携帯電話機からの信号を受信し、改札ゲートを通過しようとする顧客の携帯電話機の番号情報と、予約情報に記録された顧客情報としての電話番号情報とが一致し、かつ、上記センサにより当該顧客の改札ゲートへの接近が確認されたにもかかわらず紙切符の投入が確認できない場合に、改札ゲートの開放制御を行うようになっている。
【0046】
尚、上記通信装置の具体的態様としては、携帯電話やPHSの基地局に設置された通信装置等のようなものでもよいし、或いは、携帯電話機にBluetooth送受信モジュールが内蔵されている場合には、これに対応したBluetooth送受信モジュールにより構成してもよい。
【0047】
また、上記所定の通信装置の通信エリアは、例えば自動改札機14,16の改札ゲート入口付近で顧客一人を検出できる範囲で設定することが考えられるが、これに限らず、センサの検出範囲との調整、自動改札機14,16の大きさ、数、配置等により適宜設定することが可能である。
【0048】
次に、改札システム1により実行される指定席の予約登録処理について、図2及び図3に示すフローチャート、及び図8に示す説明図に基づいて説明する。
改札システム1は、上述のようにインターネット2上に指定席予約用のホームページを開設しており、図2に示すように、予約システムホスト11が顧客側端末4からの接続指令入力を受信すると(S101、S201:YES)、顧客側端末4に対して所定の申込情報を要求する(S202)。
【0049】
この申込情報とは、具体的には図8に示すような情報、つまり乗車する顧客を特定するための乗車顧客情報、及び顧客の指定席を特定する指定情報をいい、これらを入力或いは選択するための情報が予約システムホスト11から顧客側端末4へ送信される。顧客は、顧客側端末4に接続された表示装置に表示された入力画面の指示に従って、例えば顧客情報として、自己の氏名、ユーザID、住所、電話番号(携帯電話番号)、メールアドレス等を入力し、指定情報として、乗車日、乗車区間、発車時刻、「のぞみ車両」/「ひかり車両」等の車両の種別、「普通車指定席」/「グリーン車指定席」等の座席クラス、禁煙/喫煙等の設備の有無等を入力する(S102)。
【0050】
このとき、この申込情報が顧客側端末4から入力されない場合には(S203:NO)、予約システムホスト11は、顧客に指定席購入の意思がないと判断して予約登録処理を終了する。一方、顧客側端末4から申込情報の入力があった場合には(S203:YES)、予約システムホスト11は、当該申込情報に対して図8に示すような指定ID「JR123」を付与し、これを予約情報として自己の保有するデータベースに記録する(S204)。そして、予約システムホスト11は、顧客が希望した条件の指定席を取得すべく、指定席管理ホスト12へ当該指定席の取得指示を送信する(S205)。
【0051】
図3に移行し、指定席管理ホスト12は、この取得指示を受信すると(S301:YES)、自己の保有するデータベースを参照して、顧客側端末4からの要求に従った指定席の空席状況を検索し、当該指定席に空席がある場合にこれを予約登録する(S302)。そして、このとき指定席が取得できた場合にはその旨を、指定席が取得できなかった場合にはその旨を、指定席取得状況として予約システムホスト11に送信する(S303)。
【0052】
図2に戻り、予約システムホスト11は、このとき指定席管理ホスト12から入力された指定席取得状況により指定席取得の有無を判断し(S206)、指定席が取得されなかったと判断した場合には(S206:NO)、データベースに記録された上記指定ID及び予約情報を削除すると共に(S207)、当該指定席を取得できなかった旨を顧客側端末4に送信する(S208)。この場合、顧客は自己の希望する指定席の条件として、再度別の条件を顧客側端末4から入力することができる。
【0053】
一方、S206において、予約システムホスト11が指定席が取得された旨の情報を受信した場合には(S206:YES)、予約システムホスト11は、その指定席取得状況(指定情報)を顧客側端末4に送信すると共に(S208)、改札機制御装置13に対して顧客情報を送信する(S209)。本実施例では、この顧客情報として顧客の識別情報(識別IDを意味し、本実施例では携帯電話番号情報)、該当する列車への乗車時刻(利用開始時刻)及び降車時刻(利用終了時刻)の情報を送信する。こうして顧客は、自己の取得した指定席の情報を入手することができる(S103)。
【0054】
次に、改札システム1により実行される自動改札機14,16の改札ゲート開閉制御処理について、図4〜図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
図4に示すように、乗車駅の改札機制御装置13は、予約システムホスト11から上述した顧客情報を受信すると(S401:YES)、一旦これを自己のデータベースに蓄積する(S402)。そして、顧客が乗車する列車の乗車時刻の一定時間前になると、顧客の識別ID(携帯電話番号情報)を自動改札機14に送信する(S403)。尚、この「一定時間前」については、顧客の便宜と鉄道会社の運営の都合により適宜設定することができるが、例えば乗車日より前の日に上記予約処理が行われた場合には乗車日の早朝、乗車当日に上記予約処理が行われた場合には即時に設定することが考えられる。
【0055】
そして、乗車駅の自動改札機14は、図5に示すように、改札機制御装置13から送信された顧客の識別IDを受信すると(S501:YES)、当該識別IDを一旦自己の保有する記憶装置に保持する(S502)。
そして、自動改札機14は、改札ゲートを通過する顧客の携帯電話機から発せられる電波から識別情報としての識別ID(携帯電話番号情報)を受信するまで待機し(S503)、識別IDを受信すると(S503:YES)、この識別IDと上記記憶装置に記憶された識別IDとを比較し(S504)、これらが一致するか否かを判定する(S505)。そして、これらが一致しない場合には(S505:NO)、顧客による紙切符の投入がない限り改札ゲートを開放せず閉じたままとする(S510)。
【0056】
一方、S505において、識別IDが一致したと判断された場合には(S505:YES)、自動改札機14は、改札ゲートを開放して顧客を通過させる(S506)。
そして、自動改札機14は、当該顧客の改札ゲートの通過を待ち(S507)、顧客が改札ゲートを通過したことを検出すると(S507:YES)、当該顧客の通過情報を改札機制御装置13に送信し(S508)、その後、記憶装置に記憶された当該顧客の識別IDを削除して(S509)、改札ゲートを閉じる(S510)。
【0057】
改札機制御装置13は、自動改札機14から顧客の通過情報を受信すると(S411:YES)、この顧客の入場済情報として上記顧客の識別ID及び降車時刻情報を、降車駅の改札機制御装置15に送信し(S412)、その後、自己のデータベースに記録された該当する顧客情報を削除する(S413)。
【0058】
図6に移行し、降車駅の改札機制御装置15は、上述のようにして送信された入場済情報を受信すると(S421:YES)、一旦これを自己のデータベースに蓄積する(S422)。そして、顧客の降車時刻の一定時間前(例えば10分前等)になると、顧客の識別IDを自動改札機16に送信する(S423)。
【0059】
そして、自動改札機16は、図7に示すように、改札機制御装置15から送信された顧客の識別IDを受信すると(S511:YES)、これを一旦自己の保有する記憶装置に保持する(S512)。
そして、自動改札機16は、改札ゲートを通過する顧客の携帯電話機から発せられる電波からその識別ID(携帯電話番号情報)を受信するまで待機し(S513)、当該識別IDを受信すると(S513:YES)、この識別IDと上記記憶装置に記憶された識別IDとを比較し(S514)、これらが一致するか否かを判定する(S515)。そして、これらが一致しない場合には(S515:NO)、顧客による紙切符の投入がない限り改札ゲートを開放せず閉じたままとする(S520)。
【0060】
一方、S515において、識別IDが一致したと判断された場合には(S515:YES)、自動改札機16は、改札ゲートを開放して顧客を通過させる(S516)。
そして、自動改札機16は、当該顧客の改札ゲートの通過を待ち(S517)、顧客が改札ゲートを通過したことを検出すると(S517:YES)、当該顧客の通過情報を改札機制御装置15に送信し(S518)、その後、記憶装置に記憶された当該顧客の識別IDを削除して(S519)、改札ゲートを閉じる(S520)。
【0061】
改札機制御装置15は、自動改札機16から顧客の通過情報を受信すると(S431:YES)、この顧客の退場済情報として上記識別IDを予約システムホスト11に送信し(S432)、その後、自己のデータベースに記録された当該顧客に関する入場済情報を消去する(S433)。
【0062】
予約システムホスト11は、改札機制御装置15からこの顧客の退場済情報を受信すると(S211:YES)、これに基づき自己のデータベースを検索して該当する顧客の予約情報を抽出し、必要な情報を履歴情報として保持する一方、この履歴情報以外の予約情報を削除する(S212)。そして、指定席管理ホスト12に対して当該顧客に関する予約情報を控除するよう指示する(S213)。
【0063】
指定席管理ホスト12は、これを受けて自己のデータベースに記録された当該降車顧客に関する予約情報を控除する。
以上に説明したように、本実施例の改札システム1では、改札ゲートに設けられた通信装置と顧客が保有する携帯電話機との間の無線通信、及びLAN10を介した予約システムホスト11、指定席管理ホスト12、及び各改札機制御装置13,15間の通信によって、顧客の列車への乗降(入退場)の管理が自動的に行われる。
【0064】
このため、顧客は、従来のように列車の予約が完了した後に発券窓口にて紙切符を入手する必要もなく、携帯電話機を持参するだけで改札ゲートを自由に通過することができる。この結果、顧客に煩雑な手続を負担させることなく、その利便性を向上させることができる。また、発券業務や紙切符の処理等に伴う人件費を削減することができ、鉄道会社の運用コストの低減を図ることができる。さらに、予約システムホスト11からは必要な情報のみが顧客情報として乗車駅の改札機制御装置13に配信され、改札機制御装置13から降車駅の改札機制御装置15への通信が、予約システムホスト11を介することなく直接行われるため、通信処理が迅速に行われシステムの運用の高速化を図ることができる。
【0065】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施例においては、乗車駅の改札機制御装置13が自動改札機14から顧客の通過情報を受信すると、降車駅の改札機制御装置15に対して降車顧客の情報を送信する態様とした。しかし、場合によっては、顧客が当該乗車駅から降車駅の間の駅で途中下車する場合も想定される。従って、このような場合を考慮して、予約情報として記録された乗車駅から降車駅の間に列車が停車する全ての駅(発着場)の改札機制御装置に対して、乗車した顧客の情報を送信する態様としてもよい。このように構成することで、顧客は自由に途中下車することができる。
【0066】
また、上記実施例においては、自動改札機14,16が顧客の携帯電話番号情報を検出してその通過を検知する構成としたが、携帯端末として携帯電話機以外のもの、例えば所定の通信装置を備えた携帯型パソコン(モバイル等)や非接触ICカード等を適用した構成としてもよいことはもちろんである。この場合は、例えば通信用の識別IDを別途設定し、自動改札機14,16側でこれを検出可能に構成することが考えられる。
【0067】
さらに、上記実施例では、本発明の入退場管理システムを、列車の駅構内の改札システムとして構成した例を示したが、この他にも、航空機,船舶,高速バス等その他の交通機関、或いは、劇場や遊園地、或いは高速道路等、入退場ゲートを有する種々の施設の管理システムに適用可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる入退場管理システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】指定席の予約登録処理を示すフローチャートである。
【図3】入退場管理処理を示すフローチャートである。
【図4】入退場管理処理を示すフローチャートである。
【図5】入退場管理処理を示すフローチャートである。
【図6】入退場管理処理を示すフローチャートである。
【図7】入退場管理処理を示すフローチャートである。
【図8】指定席の予約情報の説明図である。
【符号の説明】
1・・・改札システム、 2・・・インターネット、
3・・・クローズドネットワーク、 4・・・顧客側端末、
10・・・LAN、 11・・・予約システムホスト、
12・・・指定席管理ホスト、 13,15・・・改札機制御装置、
14,16・・・自動改札機

Claims (13)

  1. 特定施設の利用を予約した顧客の予約情報を管理する予約情報管理装置と、
    前記施設の入場ゲート及び退場ゲートにそれぞれ設けられ、該入場ゲート又は退場ゲートを通過しようとする顧客の保有する携帯端末と無線通信を行うことにより、該携帯端末を特定すると共に該携帯端末を保有する顧客を特定するための識別情報を検出する検出手段と、
    前記入場ゲート及び前記退場ゲートにそれぞれ設置され、該入場ゲート又は退場ゲートの開閉制御を行うゲート開閉制御装置と、
    を備え、前記予約情報管理装置及び前記各ゲート開閉制御装置の各々が、所定の通信回線を介して互いに通信可能に構成され、前記施設を利用する顧客の該施設への入場及び退場を管理する入退場管理システムであって、
    前記入場ゲート側のゲート開閉制御装置は、該入場ゲート側の検出手段により検出された前記識別情報が、前記予約情報管理装置から前記予約情報に基づいて予め送信された顧客情報と一致した場合に、前記入場ゲートを開放制御すると共に、該入場ゲートを通過した顧客の入場済情報を前記退場ゲート側のゲート開閉制御装置に送信し、
    前記退場ゲート側のゲート開閉制御装置は、該退場ゲート側の前記検出手段により検出された前記識別情報が、前記入場済情報と一致した場合に、前記退場ゲートを開放制御するものであり、
    前記各ゲート開閉制御装置は、前記顧客の前記施設への入退場を許容又は拒否するために開閉する改札ゲートを備えた自動改札機と、該自動改札機を制御するために設置され、前記通信回線を介して前記予約情報管理装置及び他の前記ゲート開閉制御装置と通信可能な改札機制御装置と、から構成され、
    前記入場ゲート側の自動改札機は、該検出手段により検出された前記識別情報が、前記顧客情報に基づいて前記入場ゲート側の改札機制御装置から送信された識別情報と一致した場合に、前記改札ゲートを開放すると共に、その旨を該入場ゲート側の改札機制御装置に送信し、
    該入場ゲート側の改札機制御装置は、前記識別情報が一致した旨の情報を受信した場合に、前記退場ゲート側の改札機制御装置に前記入場済情報を送信し、
    前記退場ゲート側の自動改札機は、該検出手段により検出された前記識別情報が、前記入場済情報に基づいて前記退場ゲート側の改札機制御装置から送信された識別情報と一致した場合に、前記改札ゲートを開放すると共に、その旨を該退場ゲート側の改札機制御装置に送信し、
    該退場ゲート側の改札機制御装置は、前記識別情報が一致した旨の情報を受信した場合に、前記予約情報管理装置に前記退場済情報を送信し、
    前記入場ゲート側の改札機制御装置は、前記顧客情報に基づいて、前記顧客が前記施設を利用する時刻の一定時間前に、前記自動改札機に前記識別情報を送信し、
    前記退場ゲート側の改札機制御装置は、前記入場済情報に基づいて、前記顧客が前記施設の利用を終了する時刻の一定時間前に、前記自動改札機に前記識別情報を送信することを特徴とする入退場管理システム。
  2. 特定施設の利用を予約した顧客の予約情報を管理する予約情報管理装置と、
    前記施設の入場ゲート及び退場ゲートにそれぞれ設けられ、該入場ゲート又は退場ゲートを通過しようとする顧客の保有する携帯端末と無線通信を行うことにより、該携帯端末を保有する顧客の識別情報を検出する検出手段と、
    前記入場ゲート及び前記退場ゲートにそれぞれ設置され、該入場ゲート又は退場ゲートの開閉制御を行うゲート開閉制御装置と、
    を備え、前記予約情報管理装置及び前記各ゲート開閉制御装置の各々が、所定の通信回線を介して互いに通信可能に構成され、前記施設を利用する顧客の該施設への入場及び退場を管理する入退場管理システムであって、
    前記入場ゲート側のゲート開閉制御装置は、該入場ゲート側の検出手段により検出された前記識別情報が、前記予約情報管理装置から前記予約情報に基づいて予め送信された顧客情報と一致した場合に、前記入場ゲートを開放制御すると共に、該入場ゲートを通過した顧客の入場済情報を前記退場ゲート側のゲート開閉制御装置に直接送信し、
    前記退場ゲート側のゲート開閉制御装置は、該退場ゲート側の前記検出手段により検出された前記識別情報が、前記入場済情報と一致した場合に、前記退場ゲートを開放制御するものであり、
    前記各ゲート開閉制御装置は、前記顧客の前記施設への入退場を許容又は拒否するために開閉する改札ゲートを備えた自動改札機と、該自動改札機を制御するために設置され、前記通信回線を介して前記予約情報管理装置及び他の前記ゲート開閉制御装置と通信可能な改札機制御装置と、から構成され、
    前記入場ゲート側の自動改札機は、該検出手段により検出された前記識別情報が、前記顧客情報に基づいて前記入場ゲート側の改札機制御装置から送信された識別情報と一致した場合に、前記改札ゲートを開放すると共に、その旨を該入場ゲート側の改札機制御装置に送信し、
    該入場ゲート側の改札機制御装置は、前記識別情報が一致した旨の情報を受信した場合に、前記退場ゲート側の改札機制御装置に前記入場済情報を送信し、
    前記退場ゲート側の自動改札機は、該検出手段により検出された前記識別情報が、前記入場済情報に基づいて前記退場ゲート側の改札機制御装置から送信された識別情報と一致した場合に、前記改札ゲートを開放すると共に、その旨を該退場ゲート側の改札機制御装置に送信し、
    該退場ゲート側の改札機制御装置は、前記識別情報が一致した旨の情報を受信した場合に、前記予約情報管理装置に前記退場済情報を送信し、
    前記入場ゲート側の改札機制御装置は、前記顧客情報に基づいて、前記顧客が前記施設を利用する時刻の一定時間前に、前記自動改札機に前記識別情報を送信し、
    前記退場ゲート側の改札機制御装置は、前記入場済情報に基づいて、前記顧客が前記施設の利用を終了する時刻の一定時間前に、前記自動改札機に前記識別情報を送信することを特徴とする入退場管理システム。
  3. 請求項2記載の入退場管理システムにおいて、
    前記識別情報は、前記携帯端末を保有する顧客を特定するための情報であることを特徴とする入退場管理システム。
  4. 前記退場ゲート側のゲート開閉制御装置は、前記退場ゲートを開放制御した際に、前記予約情報管理装置に対して該退場ゲートを通過した顧客の退場済情報を送信し、
    前記予約情報管理装置は、該退場済情報を受信した場合に、該当する顧客の前記予約情報を控除することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の入退場管理システム。
  5. 前記識別情報は、前記入場ゲートを通過しようとする顧客が保有する携帯端末に設定された識別IDであり、
    前記顧客情報には、少なくとも前記施設の利用を予約した顧客が保有する識別ID、該顧客による前記施設の利用開始時刻の情報、及び該顧客による前記施設の利用終了時刻の情報が含まれ、
    前記入場済情報には、少なくとも前記施設の利用を予約した顧客が保有する識別ID、及び該顧客による前記施設の利用終了時刻の情報が含まれ、
    前記退場済情報には、少なくとも前記施設の利用を予約した顧客が保有する識別IDが含まれていることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の入退場管理システム。
  6. 前記予約情報管理装置は、前記退場済情報を受信した場合に、該退場済情報に基づいて前記顧客の予約情報を抽出し、該予約情報のうち必要な情報を履歴情報として保持することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の入退場管理システム。
  7. 前記入場ゲート側のゲート開閉制御装置は、該入場ゲート側の検出手段により検出された前記識別情報が前記顧客情報と一致した場合に、前記予約情報の少なくとも一部を前記顧客の携帯端末に送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の入退場管理システム。
  8. 前記検出手段は、前記自動改札機に設置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の入退場管理システム。
  9. 前記入場ゲート側の自動改札機は、前記識別情報が一致した旨を前記入場ゲート側の改札機制御装置に送信した後、該当する顧客の前記識別情報を削除し、
    前記入場ゲート側の改札機制御装置は、前記退場ゲート側の改札機制御装置に前記入場済情報を送信した後、該当する顧客の前記入場済情報を削除し、
    前記退場ゲート側の自動改札機は、前記識別情報と一致した旨を前記退場ゲート側の改札機制御装置に送信した後、該当する顧客の前記識別情報を削除し、
    前記退場ゲート側の改札機制御装置は、前記予約情報管理装置に前記退場済情報を送信した後、該当する顧客の前記退場済情報を削除することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の入退場管理システム。
  10. 前記施設が交通機関であり、
    前記改札機制御装置及び前記自動改札機は、前記予約情報として設定された該交通機関を利用する顧客が入場する該交通機関の出発場構内、及び前記予約情報として設定された該顧客が退場する該交通機関の到着場構内に、それぞれ設置されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の入退場管理システム。
  11. 前記改札機制御装置及び前記自動改札機は、さらに、前記出発場と前記到着場との間にある前記交通機関の全ての発着場に設置され、
    前記出発場構内に設置された改札機制御装置は、該出発場構内に設置された前記自動改札機から前記識別情報が一致した旨の情報を受信した場合に、前記全ての発着場に設置された前記改札機制御装置に対して前記入場済情報を送信し、
    前記発着場に設置された自動改札機は、該自動改札機に設置された前記検出手段により検出された前記識別情報が、前記入場済情報に基づいて前記発着場の改札機制御装置から送信された識別情報と一致した場合に、その旨を該改札機制御装置に送信すると共に、該自動改札機の改札ゲートを開放することを特徴とする請求項10記載の入退場管理システム。
  12. 前記発着場のいずれかに顧客が入場し、該発着場構内に設置された改札機制御装置が、該発着場構内に設置された前記自動改札機から前記識別情報が一致した旨の情報を受信した場合には、
    該発着場構内に設置された改札機制御装置は、該発着場よりも前記到着場寄りにある他の全ての前記発着場及び前記到着場に設置された前記改札機制御装置に対して前記入場済情報を送信し、
    該他の全ての発着場及び到着場に設置された自動改札機は、該自動改札機に設置された前記検出手段により検出された前記識別情報が、前記入場済情報に基づいて該他の全ての発着場及び到着場の改札機制御装置から送信された識別情報と一致した場合に、その旨を該改札機制御装置に送信すると共に、該自動改札機の改札ゲートを開放することを特徴とする請求項11記載の入退場管理システム。
  13. 前記自動改札機から前記一致した旨の情報を受信した改札機制御装置は、該自動改札機を通過した顧客の前記退場済情報を、他の全ての前記発着場並びに前記到着場に各々設置された改札機制御装置、及び前記予約情報管理装置に送信し、
    該他の全ての発着場及び到着場に各々設置された改札機制御装置は、該退場済情報を受信した場合に、該当する顧客の前記入場済情報を削除し、
    前記予約情報管理装置は、該退場済情報を受信した場合に、該当する顧客の前記予約情報を控除することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の入退場管理システム。
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