JP2002091716A - 印刷制御装置および印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法

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JP2002091716A
JP2002091716A JP2000282446A JP2000282446A JP2002091716A JP 2002091716 A JP2002091716 A JP 2002091716A JP 2000282446 A JP2000282446 A JP 2000282446A JP 2000282446 A JP2000282446 A JP 2000282446A JP 2002091716 A JP2002091716 A JP 2002091716A
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Masayuki Sakura
正幸 佐倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷データヘッダ部の情報の有無により印刷
データの出力を制御する。 【解決手段】 ネットワークを介して印刷データを受信
し、該ネットワークに接続した印刷処理ユニットに対
し、印刷データに基づき出力制御した印刷データを送信
する印刷制御方法は、その印刷処理ユニットに関する印
刷データヘッダ部の保持状況を管理するための管理工程
と、受信した前記印刷データから印刷データヘッダ部と
印刷データ本体部とを識別する識別工程と、識別工程に
よる識別の結果、印刷データが印刷データヘッダ部を保
持していない場合、管理工程により保持状況を管理され
た印刷データヘッダ部を印刷データに付加する付加工程
と、付加した印刷データヘッダ部と印刷データとを印刷
処理ユニットに送信する送信工程とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常印刷データ及
び付加印刷データから構成される印刷データを処理する
印刷制御装置、印刷制御方法及び、ネットワークを介し
て受信した印刷データ中に、印刷データヘッダ部がない
場合の、印刷データヘッダ部付加制御を行う印刷制御装
置、印刷制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、校正情報などのデータをドキュメ
ントに付加することに関しては、クライアントコンピュ
ータのアプリケーションにより付加印刷データの追加を
行い、印刷する際にその付加印刷データを出力するか否
かを設定して印刷を行っていた。
【0003】また、印刷データの処理において、ヘッダ
部に関する制御は以下のように対応して構成されてい
た。
【0004】(1)ユーザは、各プリンタの印刷データ
ヘッダ部保持状況に関わらず、どのプリンタに対する印
刷データにも印刷データヘッダ部を付加して印刷を行
う。
【0005】あるいは、(2)ユーザが各プリンタの印
刷データヘッダ部の保持状況を把握して、印刷データヘ
ッダ部を保持しているプリンタに対しては印刷データヘ
ッダ部を付加しない設定で、印刷データヘッダ部を保持
していないプリンタに対しては印刷データヘッダ部を付
加する設定で印刷を行う、という処理を行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例で
は以下のような欠点があった。
【0007】付加印刷データが有る印刷出力とない印刷
出力が欲しい場合、印刷設定を変えて、2度印刷指示を
する必要があった。また、印刷設定を変えて出力する場
合であっても、付加印刷データがある出力とない出力を
ページ単位に交互に出力したりする印刷制御を施した印
刷データの出力はできなかった。
【0008】また、印刷データヘッダ部を保持している
プリンタに対して、印刷データヘッダ部を持つ印刷デー
タを送信する場合、冗長な印刷データを送ることによ
り、ネットワークトラフィックが増大し、及びプリンタ
側の印刷データの受信時間および処理時間が増大する。
【0009】また、多くのプリンタがネットワークに接
続されている場合、ユーザが各プリンタの印刷データヘ
ッダ部保持状況を把握するのは煩雑になる。また、印刷
データヘッダ部を保持していないプリンタに対し、印刷
データヘッダ部を付加していない印刷データを送信した
場合、印刷エラーが発生する。
【0010】更に、付加印刷データがある印刷出力とな
い印刷出力が欲しい場合、印刷設定を変えながら二度に
わたって印刷指示をする必要があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にかかる印刷制御装置及び印刷制御方法は主
として以下の構成を備えることを特徴とする。
【0012】すなわち、ネットワークを介して印刷デー
タを受信し、該ネットワークに接続した印刷手段へ前記
印刷データに基づき出力制御した印刷データを送信する
印刷制御装置は、前記印刷データに付加された付加印刷
データ出力制御情報を解析する解析手段と、前記解析手
段の解析の結果に従い、前記印刷データを校正する付加
印刷データを制御する制御手段と、前記制御手段により
制御された印刷データを前記印刷手段に送信する送信手
段と、を備えることを特徴とする。
【0013】また、ネットワークを介して印刷データを
受信し、該ネットワークに接続した印刷手段へ前記印刷
データに基づき出力制御した印刷データを送信する印刷
制御装置は、前記印刷手段に関する印刷データヘッダ部
の保持状況を管理するための管理手段と、受信した前記
印刷データから印刷データヘッダ部と印刷データ本体部
とを識別する識別手段と、前記識別手段による識別の結
果、前記印刷データが印刷データヘッダ部を保持してい
ない場合、前記管理手段により前記保持状況を管理され
た印刷データヘッダ部を前記印刷データに付加する付加
手段と、前記付加した印刷データヘッダ部と前記印刷デ
ータとを前記印刷手段に送信する送信手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0014】また、ネットワークを介して印刷データを
受信し、該ネットワークに接続した印刷処理ユニットに
対し、前記印刷データに基づき出力制御した印刷データ
を送信する印刷制御方法は、前記印刷データに付加され
た付加印刷データ出力制御情報を解析する解析工程と、
前記解析工程の解析の結果に従い、前記印刷データを校
正する付加印刷データを制御する制御工程と、前記制御
工程により制御された印刷データを前記印刷処理ユニッ
トに送信する送信工程と、を備えることを特徴とする。
【0015】また、ネットワークを介して印刷データを
受信し、該ネットワークに接続した印刷処理ユニットに
対し、前記印刷データに基づき出力制御した印刷データ
を送信する印刷制御方法は、前記印刷処理ユニットに関
する印刷データヘッダ部の保持状況を管理するための管
理工程と、受信した前記印刷データから印刷データヘッ
ダ部と印刷データ本体部とを識別する識別工程と、前記
識別工程による識別の結果、前記印刷データが印刷デー
タヘッダ部を保持していない場合、前記管理工程により
前記保持状況を管理された印刷データヘッダ部を前記印
刷データに付加する付加工程と、前記付加した印刷デー
タヘッダ部と前記印刷データとを前記印刷処理ユニット
に送信する送信工程と、を備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1は、本発明
にかかる第1実施形態を示す印刷制御装置を含む印刷シ
ステムを示す図である。図1において、101は印刷サ
ーバ(プリントサーバ)で、受信した印刷データから付
加印刷データを削除するユニットと、付加印刷データ出
力制御情報に応じて、受信印刷データと、付加印刷デー
タを削除した印刷データのどちらか、または両方をプリ
ンタに送信するユニットを有している。
【0017】102は、印刷データ生成ユニットとして
一般にプリンタドライバと呼ばれている印刷データ生成
ソフトウェアを搭載しているクライアントコンピュータ
(図中、「クライアント」と表記する。)、103はプ
リンタ、104はコンピュータネットワークである。
【0018】図2は、印刷原稿を例示的に示す図であ
り、同図において、201は第1ページ、202は第2
ページである。
【0019】図3は、図2の原稿の第1ページのみに校
正を加えた状態を示す図であり、301は校正を加えた
第1ページ、302は202と同一で、校正は加えられ
ていない第2頁である。303は201の図の部分を略
地図に入れ替える指示をする校正であり、304は20
1の誤字「械」を「会」に修正する校正である。
【0020】図4(a)、(b)は、クライアントコン
ピュータ(102)に搭載されているプリンタドライバ
が生成する印刷データの構成を示す図である。
【0021】401(図4(a))及び402(図4
(b))は印刷データであり、403〜416及び41
7〜430は印刷データの内容である。ここで、403
〜416及び417〜430の中に「#」という文字で
開始される行があり、これらの行には特殊な意味を持た
せるている。すなわち、この行は印刷サーバ(101)
が印刷データの構造を解析するためのものであり、プリ
ンタ103は、この#が付いた行を無視して処理するこ
ととする。本実施形態では「#」一文字の開始行を
「#」を識別子とする特殊行としているが、識別子とし
ての文字種、文字数はこれに限定されるものではない。
【0022】403の「#BOF」は印刷データの開始
(Begin of File)をあらわす。404の「#Page
Comment:ON」は付加印刷データ出力制御情報
であり、「ON/OFF」により付加印刷データを出力
するのかしないのかの設定を行う。この「#PageC
omment」は「:」に続くパラメータを必要とす
る。「#PageComment」のパラメータはON
かOFFの文字列であり、「#PageCommen
t:ON」(404)はこの文書の付加印刷データを印
刷する設定であることを示している。405の「#Be
ginDocument」は印刷データ本体部の開始位
置をあらわす。
【0023】「#BeginDocument」(40
5)は415の「#EndDocument」と対にな
っており、この間のデータがひとつの文書の印刷データ
本体であることを示す。406の「#BeginPag
e:1」はページの開始を示し、この#BeginPa
geは「:」に続くパラメータを必要とする。#Beg
inPageのパラメータはページ番号であり、「#B
eginPage:1」(406)は1ページ目の始ま
りであることを示している。この「#BeginPag
e:1」(406)は411の「#EndPage:
1」と対になっており、この間のデータが1ページ分の
印刷データであることを示す。
【0024】407は実際の第1ページの印刷データで
あり、具体的な内容は文書である第1ページ(201)
が対応する。408の「#BeginComment:
1」は付加印刷データの開始を示し、この#Begin
Commentは「:」に続くパラメータを必要とす
る。「#BeginComment」のパラメータはペ
ージ番号であり、「#BeginComment:1」
(408)は第1ページに対する付加印刷データである
ことを示している。この「#BeginCommen
t:1」(408)は410の「#EndCommen
t:1」と対になっており、この間のデータがパラメー
タで指定したページに対する付加印刷データであること
を示す。409は実際の第1ページに対する付加印刷デ
ータであり、具体的な内容は該当ページに加えられる校
正がある場合、図3の303及び304のような校正が
加えられる場合は、その内容が付加印刷データとして記
述される。
【0025】412は第2ページの開始、413は第2
ページの印刷データであり、具体的な内容は図2に示す
第2ページ(202)である。414は第2ページの終
了を示す。なお、この例では第2ページの付加印刷デー
タはないので、印刷データ(401)には「#Begi
nComment:2」と「#EndComment:
2」で囲まれる追加データはない。
【0026】印刷データ(402)は印刷データ(40
1)と418の「#PageComment:OFF」
のみが異なっている。「#PageComment:O
FF」(418)はこの印刷データの付加印刷データは
印刷しない、という付加印刷データ出力制御情報となっ
ている。その他の行については印刷データ(401)と
同じなので説明は省略する。
【0027】図5は印刷サーバ装置101が、印刷デー
タ402から追加印刷データを削除したものであり、内
容は図4と同じため説明は省略する。なお、印刷データ
中に「#」で始まる特殊行が残されているが、これらの
行はプリンタでは無視されて処理するため残っていても
問題はない。また、プリンタに送信する印刷データから
「#」ではじまる特殊行をすべて削除しても構わない。
【0028】ここで、実際の印刷の流れを説明しながら
本実施形態の説明を行う。この説明において、ユーザは
2通りの印刷を実施すると仮定する。始めは付加印刷デ
ータ、すなわち校正(303,304)を付加した印刷
で、続いて校正(303,304)を削除した印刷を行
う。
【0029】まず、ユーザはクライアントコンピュータ
102で、付加印刷データを付加する設定で印刷指示を
行う。この指示により、クライアントコンピュータ10
2のプリンタドライバは印刷データ401を生成して印
刷サーバ101に送信する。印刷サーバ101は印刷デ
ータを受信し、付加印刷データ出力制御情報「#Pag
eComment」から付加印刷データを出力するかど
うか判断する。付加印刷データ出力制御情報が「#Pa
geComment:ON」(403)と設定されてい
る印刷データ401の場合は付加印刷データを出力する
ように指定されていることから、印刷サーバ101はこ
の印刷データをそのままプリンタ103に送信する。こ
の結果、付加印刷データである校正303,304が付
加された印刷データ、図3に示される出力301,30
2、が印刷される。
【0030】次に、ユーザはクライアントコンピュータ
102で、付加印刷データを削除する設定で印刷指示を
行うとすると、この指示により、クライアントコンピュ
ータ102のプリンタドライバは、付加印刷データ出力
制御情報として「#PageComment:OFF」
とした印刷データ402を印刷サーバ101に送信す
る。一方、印刷サーバ101はその印刷データを受信し
て、付加印刷データ出力制御情報「#PageComm
ent」の設定から付加印刷データを出力するかどうか
判断する。印刷データ402の設定では「#PageC
omment:OFF」(418)と、付加印刷データ
を出力しないように指定されていることから、印刷サー
バ101は印刷データから付加印刷データを削除する処
理を行なう。印刷サーバ101は印刷データ402から
付加印刷データ(422,423,424)を削除し
て、最終的に図5に示される印刷データをプリンタ10
3に送信する。この結果、付加印刷データである校正
(303,304)が削除された、図2に示される出力
(201,202)が印刷される。
【0031】[第2実施形態]第2実施形態は、第1実施
形態を示す図1において、印刷サーバ101は、受信し
た印刷データをページ毎に分離して、ページ毎に分離さ
れた印刷データから付加印刷データを削除したり、付加
印刷データ出力制御情報に基づきデータを適切な順序で
プリンタに送信する点において相違する。
【0032】図6はクライアントコンピュータ102に
搭載されているプリンタドライバが生成する印刷データ
である。図6において、601は印刷データであり、6
02〜614はその内容である。この内容は603の
「#PageComment:BOTH」を除いて第1
実施形態と同じため、「#PageComment:B
OTH」(603)以外の説明は省略する。
【0033】「#PageComment:BOTH」
(603)は付加印刷データ出力制御情報であり、この
場合、付加印刷データがページ単位に混在した文書の出
力を制御するための設定をする。この「#PageCo
mment」は「:」に続くパラメータを必要とする。
「#PageComment」のパラメータはON、O
FFあるいはBOTHのいずれかの文字列であり、「#
PageComment:BOTH」(603)は付加
印刷データをページ単位に付加した出力と削除した出力
とを混在して印刷することを示している。
【0034】本実施形態では、印刷の方法はページ毎に
付加情報有りと無しを交互に出力する方法をとるが、部
単位毎に出力したり、付加情報有りと無しを異なるメデ
ィアに印刷するなど、他の方法も実施可能である。ま
た、印刷方法に関して、付加印刷データ出力制御情報
「#PageComment」に対するパラメータを追
加することにより指定することが可能となる。
【0035】図7(a),(b)は印刷サーバ101が
受信した印刷データ601をページ毎に分離した時の各
ページの印刷データを例示的に示した図である。印刷デ
ータからの各ページの抽出は、コマンド「#Begin
Page」及び「#EndPage」の文字列により行
っている。すなわち、第1ページは印刷データ601の
「#BeginPage:1」(605)から「#En
dPage:1」(610)まで、また第2ページは同
データの「#BeginPage:2」(611)から
「#EndPage:2」(413)までとして抽出し
ている。
【0036】図8は印刷サーバ101がページ毎に分離
したデータ(701(図7(a)),702(図7
(b)))から付加印刷データを削除した図であり、8
01(図8(a))が第1ページのデータ、802(図
8(b))が第2ページのデータとなっている。付加印
刷データの削除は、「#BeginComment」お
よび「#EndComment」の文字列により行って
いる。すなわち、第1ページの印刷データ(701)の
「#BeginComment:1」(705)から
「#EndComment:1」(707)までを付加
印刷データとしてこの部分の削除を行っている。また、
第2ページには付加情報は含まれていないので、印刷デ
ータ(802)は印刷データ(702)と同じである。
【0037】ここで、実際の印刷の流れを説明しながら
本実施形態の説明を行う。なお本実施形態では付加印刷
データありとなしを同時に印刷する指示があった場合、
付加印刷データ有りと無しをページ毎に交互に出力する
ものとする。
【0038】これからユーザは2通りの印刷を実施する
と仮定する。始めは付加印刷データを削除したものの
み、すなわち校正(303,304)を削除したのみの
印刷、続いて付加印刷データが有りと無しのものを混在
して印刷する。
【0039】まず、ユーザはクライアントコンピュータ
(102)上で、付加印刷データを削除する設定で印刷
指示を行う。この時の動作は第一の実施形態と同じため
説明は省略する。
【0040】次に、ユーザはクライアントコンピュータ
102で、付加印刷データが有りと無しを混在して出力
する設定で印刷指示を行う。この指示により、クライア
ントコンピュータ102のプリンタドライバは印刷デー
タ601を印刷サーバ101に送信する。印刷サーバ1
01は印刷データを受信し、付加印刷データ出力制御情
報「#PageComment」から付加印刷データの
制御内容を判断する。この印刷データ601では、付加
印刷データ出力制御情報「#PageComment:
BOTH」(603)が、付加印刷データ有りと無しと
を混在して印刷する指定がされていることから、印刷サ
ーバ101は印刷データ601から、以下の手順で印刷
データを加工してプリンタに送信する。
【0041】まず、ページ毎に出力を制御する必要があ
るため、印刷データ601をページ毎に分離する。これ
は前述したように「#BeginPage」と「#En
dPage」の文字列をもとに分離を行う。ページ毎に
分離すると第1ページは印刷データ701、第2ページ
は印刷データ702のようになる。さらに、付加印刷デ
ータ出力制御情報「#PageComment:BOT
H」(603)は付加印刷データなしも印刷するように
指定されているため、ページ毎の印刷データ(701,
702)から付加印刷データを削除したページ毎の印刷
データを生成する。付加印刷データの削除は、「#Be
ginComment」と「#EndComment」
の文字列をもとに、両コマンドに挿まれたページ毎の付
加データを識別識別して行う。本実施形態では第1ペー
ジのみに付加印刷データがあるため、付加印刷データを
削除したページ毎の印刷データは図8の801及び80
2になる。
【0042】ここで、必要な印刷データは準備できたの
で、これらをページ毎にプリンタに送信する。本実施形
態の場合、付加情報無しのページ、有りのページの順序
で印刷するものとする。また、ページの内容が同じ場
合、すなわち、削除するべき付加印刷データがなかった
場合、そのページは1ページのみ出力することとする。
従って、印刷サーバ101は印刷データを801→70
1→802の順にプリンタ103に送信し、出力は20
1→301→202の順で印刷される。
【0043】印刷サーバからの送信は、付加印刷データ
の指定が無いページに関しては受信した印刷データのみ
をプリンタに送信することができる。
【0044】上記の第1、第2実施形態にかかる印刷制
御方法を実行するためのフローチャートを図16(a)
に示す。各々の処理(ステップS1610からステップ
S1620)は既に第1、第2実施形態において説明し
たとうりであり、詳細は省略する。
【0045】[第3実施形態]図9は、本発明の第3実
施形態を示す印刷制御装置を含むシステムをあらわすブ
ロック図である。図9において、901は印刷サーバ
(プリントサーバ)で、印刷データを印刷データヘッダ
部と本体部に分離する分離ユニット、印刷データヘッダ
部の保存ユニット、受信した印刷データに印刷データヘ
ッダ部がない場合は印刷データヘッダ部を付加するユニ
ットを有している。902及び903はそれぞれ、印刷
データ生成ユニットとして一般にプリンタドライバと呼
ばれている印刷データ生成ソフトウェア(以降プリンタ
ドライバと表記)を搭載しているクライアントコンピュ
ータ(図中では、「クライアント」と表記する。)であ
り、904はプリンタ、905はコンピュータネットワ
ークである。
【0046】図10は、クライアントコンピュータ(9
02及び903)に搭載されているプリンタドライバが
生成する印刷データヘッダ部を持つ印刷データの構成を
示す図である。
【0047】図10において、1001〜1009の各
行は「#」という文字で開始され、この行に特殊な意味
を持たせるている。すなわち、この行は印刷サーバ(9
01)が印刷データの構造を解析するために存在し、プ
リンタ(904)はこの行を無視して処理する。本実施
形態では「#」一文字の開始行をコメント行としている
が、文字種、文字数ともこの限りではない。
【0048】1001は印刷データヘッダ部を持つ印刷
データを表し、1002の「#BOF」は印刷データの
開始(Begin of File)を示す。1003の「#Beg
inHeader」は印刷データヘッダ部の開始位置を
示す。また、1004の「#EndHeader」は印
刷データヘッダ部の終了位置を示す。この「#Begi
nHeader」(1003)と「#EndHeade
r」(1004)により、印刷サーバは01005の印
刷データヘッダ部を認識し、印刷データ本体部1008
とヘッダ部1005とを分離することができる。100
6の「#BeginDocument」は印刷データ本
体部の開始位置をあらわす。1007の「#EndDo
cument」は印刷データ本体部の終了位置をあらわ
し、1008は印刷データ本体部である。1009の#
EOFは印刷データの終了(Endof File)をあらわす。
【0049】図11は印刷データヘッダ部を付加しない
設定で印刷指示をしたときの、印刷データヘッダ部を持
たない印刷データの構成を示す図である。図11におい
て、1101は印刷データヘッダ部がない印刷データで
あり、1102は印刷データの開始位置を表す行であ
り、1103は印刷データ本体部の開始位置を表す行で
ある。1104は印刷データ本体部の終了位置を示す
行、1105は印刷データの終了位置を示す行である。
【0050】ここで、実際の印刷の流れを説明しながら
本実施形態の説明を行う。初期状態として、印刷サーバ
901の印刷データヘッダ部保存ユニットには印刷デー
タヘッダ部は保存されていないものとする。なお、印刷
データヘッダ部は、どのクライアントの印刷データにも
共通であるとする。
【0051】この状態で、クライアントコンピュータA
(902)のユーザが印刷データヘッダ部を付加しない
設定でプリンタドライバにドキュメントの印刷指示を行
ったとする。すなわち、クライアントコンピュータA
(902)は印刷データヘッダ部を持たない印刷データ
1101を出力する。印刷サーバ901は印刷データ1
101を受信するが、このデータには「#BeginH
eader」〜「#EndHeader」であらわされ
る印刷データヘッダ部がないことを検知する。印刷サー
バはこの部分のデータ構造から印刷データヘッダ部の有
無を識別する。
【0052】次に印刷サーバ901は、自身の印刷デー
タヘッダ部保存手段に保存してある印刷データヘッダ部
を、受信した印刷データ901の「#BOF」(110
2)と「#BeginDocument」1103の間
に付加してプリンタに送信するべきであるが、保存ユニ
ットに印刷データヘッダ部は無く、このままプリンタに
送信するとエラーとなるため、クライアントコンピュー
タA(902)に印刷エラーの旨通知する。
【0053】クライアントコンピュータA(902)の
ユーザは、印刷データヘッダ部を付加しない設定ではエ
ラーになることがわかったため、印刷サーバ901に印
刷データヘッダ部を保持させるために、プリンタドライ
バを印刷データヘッダ部を付加する設定後、再度印刷を
指示する。このとき、クライアントコンピュータA(9
01)からは図10に示される印刷データ(1001)
が送信される。
【0054】次に印刷サーバ901は、クライアントコ
ンピュータA(902)からの印刷データを受信する。
このとき、印刷サーバ901の印刷データヘッダ部保存
ユニットには印刷データヘッダ部が保存されていないた
め、印刷データ(1001)から印刷データヘッダ部1
005を抽出し、印刷データヘッダ部保存ユニットに保
存する。また、印刷サーバ901はクライアントコンピ
ュータAから受信した印刷データをプリンタ904に送
信する。
【0055】さらにクライアントコンピュータB(90
3)のユーザが、プリンタドライバで印刷データヘッダ
部を付加しない設定で、印刷指示を行った場合を考え
る。
【0056】このとき、印刷データには印刷データヘッ
ダ部がないため、図11に示される印刷データ1101
となる。このデータを受信した印刷サーバ(901)は
受信した印刷データに印刷データヘッダ部がないため、
印刷データヘッダ部保存ユニットに保存してある印刷デ
ータヘッダ部を「#BOF」(1102)と「#Beg
inDocument」(1103)の間に付加して印
刷データをプリンタ(904)に送信する。この印刷サ
ーバ(901)から送信される印刷データは必要な印刷
データヘッダ部を持っているため、問題なく印刷するこ
とが可能となる。
【0057】なお、クライアントコンピュータA(90
2)のユーザは一度印刷データヘッダ部を付加する設定
で印刷を行ったため、次回の印刷からは、印刷データヘ
ッダ部を付加しない設定で印刷することとなる。
【0058】以上のように、ユーザにとって最小の工数
で印刷データヘッダを付加しない設定で印刷データを送
信することができるようになる。
【0059】[第4実施形態]図12は、本発明の第4
実施形態を示す印刷制御装置を含むシステムを示すブロ
ック図である。図12において、1201は印刷サーバ
(プリントサーバ)で、どのプリンタドライバが生成し
たかという印刷データの種類を判別するユニットと、印
刷データの種類毎の印刷データヘッダ部を保持するユニ
ットと、各プリンタにおける種類毎の印刷データヘッダ
部の保持状況を保持するユニットと、受け取った印刷デ
ータが、印刷データヘッダ部のみのプリンタへのダウン
ロードデータである場合、その印刷データヘッダ部を所
定のプリンタに送信するとともに、印刷データヘッダ部
保持ユニットに保持するユニットと、及び該当するプリ
ンタの印刷データヘッダ部の保持状況を更新するユニッ
トを有しているものとする。1202及び1203は印
刷データ生成ユニットとしてプリンタドライバを搭載し
ているクライアントコンピュータ(図中、「クライアン
ト」と表記する。)A及びBである。
【0060】この実施形態では、クライアントコンピュ
ータA(1202)はプリンタドライバAを、クライア
ントコンピュータB(1203)はプリンタドライバB
を搭載しているものとする。また、後の説明にでてく
る、それぞれのプリンタドライバ識別子は「Print
erDriverA」及び「PrinterDrive
rB」であるとする。1204及び1205はそれぞれ
プリンタ1及びプリンタ2で、印刷サーバ(1201)
から印刷データヘッダ部のみを受信し、印刷データヘッ
ダ部をプリンタ内部に保持するユニットをもつ。プリン
タ1(1204)及びプリンタ2(1205)は、印刷
データヘッダ部がない印刷データを受信したとき、もし
対応する印刷データヘッダ部を内部に保持してあれば、
それを付加して印刷処理するユニットを持つ。1206
はコンピュータネットワークである。
【0061】図13は、印刷サーバ1201がサーバ内
の不図示のメモリに保持する各プリンタの印刷データヘ
ッダ部保持状況を例示する図である。図13において、
1301(図13(a))は印刷制御装置を含むシステ
ム(図12)の初期状態で、プリンタ1(1204)及
びプリンタ2(1205)ともに印刷データヘッダ部を
保持していない状態を示している。1302は、ユーザ
がクライアントコンピュータA(1202)からプリン
タドライバAを利用して、プリンタドライバAの印刷デ
ータヘッダ部をプリンタ2(1205)にダウンロード
した状態を示している。1303は、1302の状態か
らさらに、クライアントコンピュータB(1203)か
らプリンタドライバを利用して、プリンタドライバBの
印刷データヘッダ部をプリンタ1(1204)にダウン
ロードした状態を示している。
【0062】図14は、クライアントコンピュータA
(1202)及びB(1203)に搭載されているプリ
ンタドライバが生成する、印刷データヘッダ部を持たな
い印刷データある。図14において、1401は印刷デ
ータヘッダ部を持たない印刷データあり、1402〜1
406の各行は「#」という文字で開始され、意味は第
1実施形態と同じである。1402の「#BOF」は印
刷データの開始(Beginof File)をあらわす。1403
の「#Creator=PrinterDriver
A」は、この印刷データの生成元をあらわす。「#Cr
eator=」の文字列がそれをあらわし、「=」以降
の文字列が生成元の識別子をあらわし、ここでは生成元
は「PrinterDriverA」すなわち、プリン
タドライバAであることがわかる。1404の「#Be
ginDocument」は印刷データ本体部の開始位
置をあらわす。1405の「#EndDocumen
t」は印刷データ本体部の終了位置をあらわす。140
6の「#EOF」は印刷データの終了(End of File)
をあらわす。
【0063】図15は印刷データヘッダ部のみの印刷デ
ータを示す図で、1501は印刷データヘッダ部のみの
印刷データ、1502は「#BOF」、1503は「#
Creator=PrinterDriverA」、1
504は「#BeginHeader」、1505は
「#EndHeader」、1506は「#EOF」で
あり、それぞれの説明は図2及び6と同じため省略す
る。
【0064】ここで、実際の印刷データヘッダ部制御及
び印刷の流れを説明しながら本実施形態の説明を行う。
【0065】初期状態として、印刷サーバ1201の印
刷データヘッダ部保存ユニットおよび、プリンタ1(1
204)、プリンタ2(1205)には印刷データヘッ
ダ部は保存されていないものとする。従って、プリンタ
1(1204)およびプリンタ2(1205)の印刷デ
ータヘッダ部保持状況は1301となる。なお、クライ
アントコンピュータA(1202)及びB(1203)
にはそれぞれプリンタドライバA及びBが搭載され、そ
れぞれ異なる印刷データヘッダ部を出力するものとす
る。
【0066】はじめに、この状態でクライアントコンピ
ュータA(1202)のユーザが印刷データヘッダ部を
付加しない設定でプリンタドライバAにドキュメントの
印刷指示を行ったとする。すなわち、クライアントコン
ピュータAは印刷データ1401を出力する。
【0067】なお、プリンタはプリンタ2(1205)
を使用するものとする。印刷サーバ1201は印刷デー
タ1401を受信するが、このデータには「#Begi
nHeader」〜「#EndHeader」で表され
る印刷データヘッダ部がないことを検知する。次に印刷
サーバ(1201)は、自身の印刷データヘッダ部保存
ユニットに保存してあるプリンタドライバAの印刷デー
タヘッダ部を、受信した印刷データ1401の「#BO
F」(1402)と「#BeginDocument」
(1403)の間に付加してプリンタに送信するべきで
あるが、保存ユニットには保持してなく、このままプリ
ンタに送信するとエラーとなるため、クライアントコン
ピュータA(1202)に印刷エラーの旨通知する。
【0068】クライアントコンピュータA(1202)
のユーザは、プリンタ2(1205)にはプリンタドラ
イバAの印刷データヘッダ部が保持されていないことが
わかったため、プリンタ2(1205)にプリンタドラ
イバAの印刷データヘッダ部をダウンロードする。ダウ
ンロードはプリンタドライバAを用いて行う。ユーザが
プリンタドライバAに対して、プリンタ2(1205)
への印刷データヘッダ部ダウンロードを指示すると、プ
リンタドライバAは1501(図15)のデータを印刷
サーバ1201経由で印刷2(1205)に送信する。
【0069】印刷サーバ1201はプリンタドライバか
ら印刷データヘッダ部1501を受信する。このとき、
印刷サーバ1201は「#Creator=Print
erDriverA」及び「#BeginHeader
/#EndHeader」からこのデータはプリンタ2
(1205)に対する印刷データヘッダのダウンロード
であることを検知する。そこで印刷サーバ1201はこ
のデータを自身で保持するとともに、プリンタ2(12
05)にデータを送信し、印刷データヘッダ部保持状況
1501を更新する。この場合、プリンタ2のプリンタ
ドライバAの欄に保持を識別し(「○」印がつき)、印
刷データヘッダ部保持状況は図13(b)(1302)
となる。
【0070】次に,クライアントコンピュータA(12
02)のユーザは、プリンタデータヘッダ部をプリンタ
2(1205)にダウンロードしたので、再度、図14
のようなプリンタデータ(1401)を印刷する。印刷
サーバ1201はプリンタデータ1401を受信し、プ
リンタデータヘッダ部が含まれていないことを検知する
が、印刷データヘッダ部保持状況は管理状態を示す図1
3(b)(1302)によりプリンタ2(1205)の
印刷データヘッダ部は保持されているので、このままデ
ータを送信すると印刷が実行される。
【0071】次に、別のユーザがクライアントコンピュ
ータB(1203)から、前述した手順と同じように、
クライアントコンピュータAからプリンタ2(120
4)に対して、印刷データヘッダ部のダウンロード(新
規の登録、更新)及び印刷を行なったとする。この後
で、印刷サーバの印刷データヘッダ部保持状況は130
3(図13(c))の状態となり、プリンタ1のプリン
タドライバBの印刷データヘッダ部を保持していること
になる。
【0072】この状況で、クライアントコンピュータA
(1202)からプリンタ1(1204)に印刷データ
ヘッダ部を持たない印刷データを送信する場合を考え
る。クライアントコンピュータA(1202)のプリン
タドライバAは1401の印刷データを出力する。印刷
サーバ1201は1401が印刷データヘッダ部を持た
ないことを検知し、さらに、印刷データ保持状況130
2から、印刷に使用するプリンタ1(1204)はプリ
ンタドライバAの印刷データヘッダ部を保持していない
ことを検知する。そこで、印刷スプーラ(1201)は
自身で保持しているプリンタドライバAの印刷データヘ
ッダ部を印刷データ(1301)の「#BOF」(13
02)と「#Creator=PrinterDriv
erA」(1403)との間に付加して印刷データをプ
リンタ1(1404)に送信する。
【0073】上記の第3、第4実施形態にかかる印刷制
御方法を実行するためのフローチャートを図16(b)
に示す。各々の処理(ステップS1625からステップ
S1645)は既に第3、第4実施形態において説明し
たとうりであり、詳細は省略する。
【0074】以上のよう、ユーザにとって最小の工数で
印刷データヘッダを付加しない設定で印刷データを送信
することができるようになる。
【0075】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0076】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。
【0077】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0078】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーテ
ィングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0079】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0080】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図16に示す)フロー
チャートに対応するプログラムコードが格納されること
になる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る発明
によれば、付加印刷データのある印刷データに付加印刷
データ制御情報を追加し、スプーラ装置が付加印刷デー
タ制御情報に基づき受信した印刷データを加工する手段
を持つことにより、ユーザの一度の印刷指示で、付加印
刷データがある印刷とない印刷の出力を行うことが可能
となる。
【0082】さらに、スプーラ装置が受信した印刷デー
タをページ毎に分離する手段を持つことにより、付加印
刷データがある印刷とない印刷の出力をページ単位に行
う、また一枚の用紙に一度に出力を行うことが可能とな
る。
【0083】印刷サーバで印刷データヘッダ部を保持
し、さらには各プリンタの印刷データヘッダ部保持状況
を管理することにより、ユーザは最小の工数で、印刷を
指示する際に、常に印刷データヘッダ部を付加しない設
定で印刷が可能となる。
【0084】これにより、プリンタデータの容量が減少
し、プリンタの印刷データ受信時間及び印刷データ処理
時間が短縮され、ネットワークトラフィックも軽減され
る。
【0085】さらに、ユーザは各プリンタの印刷データ
ヘッダ部保持状況を管理することなく、常に印刷データ
ヘッダ部を付加しない設定で印刷を指示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1及び第2実施形態を示す印
刷制御装置を含む印刷システムを示す図である。
【図2】印刷原稿を例示的に示す図である。
【図3】印刷データに対する校正を説明する図である。
【図4】印刷データの構成を説明する図である。
【図5】付加印刷データが削除された印刷データを説明
する図である。
【図6】プリンタドライバが生成する印刷データであ
る。
【図7】印刷サーバが受信した印刷データをページ毎に
分離した時の各ページの印刷データを例示的に示した図
である。
【図8】付加印刷データが削除された、ページ毎に分離
された印刷データを例示的に示した図である。
【図9】本発明の第3実施形態を示す印刷制御装置を含
むシステムをあらわすブロック図である。
【図10】クライアントコンピュータに搭載されている
プリンタドライバが出力する印刷データヘッダ部を持つ
印刷データの構成を示す図である。
【図11】クライアントコンピュータに搭載されている
プリンタドライバが出力する印刷データヘッダ部を持た
ない印刷データの構成を示す図である。
【図12】本発明の第4実施形態を示す印刷制御装置を
含むシステムを示すブロック図である。
【図13】印刷サーバ(印刷制御装置)1201がサー
バ内の不図示のメモリに保持する各プリンタの印刷デー
タヘッダ部保持状況を例示する図である。
【図14】プリンタドライバが生成する、印刷データヘ
ッダ部を持たない印刷データの構成を示す図である。
【図15】クライアントコンピュータAに搭載されてい
るプリンタドライバが出力する印刷データヘッダ部のみ
の印刷データを示す図である。
【図16】本発明にかかる第1乃至第4実施形態における
印刷制御方法を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101 印刷サーバ 102 クライアントコンピュータ 103 プリンタ 104 コンピュータネットワーク 201 印刷原稿の第1ページ 202 印刷原稿の第2ページ 301 校正の入った印刷原稿第1ページ 302 印刷原稿の第2ページ 303,304 印刷原稿の校正部分 901 印刷サーバ 902 クライアントコンピュータA 903 クライアントコンピュータB 904 プリンタ 905 コンピュータネットワーク

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して印刷データを受信
    し、該ネットワークに接続した印刷手段へ前記印刷デー
    タに基づき出力制御した印刷データを送信する印刷制御
    装置であって、 前記印刷データに付加された付加印刷データ出力制御情
    報を解析する解析手段と、 前記解析手段の解析の結果に従い、前記印刷データを校
    正する付加印刷データを制御する制御手段と、 前記制御手段により制御された印刷データを前記印刷手
    段に送信する送信手段と、 を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記付加印刷データ出
    力制御情報に基づき前記印刷データに対して付加印刷デ
    ータを反映させるか否かを制御することを特徴とする請
    求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記付加印刷データ出
    力制御情報に基づき付加印刷データを削除することを特
    徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記付加印刷データ出
    力制御情報に基づき付加印刷データに対する印刷命令を
    無効にすることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷データをページ毎の印刷データ
    に分離するためのページ分離手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記解析手段の解析の結果に従い、前
    記ページ分離手段により分離されたページ毎の前記印刷
    データを校正する付加印刷データを制御することを特徴
    とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段は、付加印刷データの指定
    が無いページに関しては受信した印刷データのみを前記
    印刷手段に送信することを特徴とする請求項1に記載の
    印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して印刷データを受信
    し、該ネットワークに接続した印刷手段へ前記印刷デー
    タに基づき出力制御した印刷データを送信する印刷制御
    装置であって、 前記印刷手段に関する印刷データヘッダ部の保持状況を
    管理するための管理手段と、 受信した前記印刷データから印刷データヘッダ部と印刷
    データ本体部とを識別する識別手段と、 前記識別手段による識別の結果、前記印刷データが印刷
    データヘッダ部を保持していない場合、前記管理手段に
    より前記保持状況を管理された印刷データヘッダ部を前
    記印刷データに付加する付加手段と、 前記付加した印刷データヘッダ部と前記印刷データとを
    前記印刷手段に送信する送信手段と、 を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  8. 【請求項8】 前記付加手段は、前記管理手段に印刷デ
    ータヘッダ部が保持されておらず、受信した印刷データ
    に印刷データヘッダ部がない場合に、該印刷データの生
    成先にエラーを通知することを特徴とする請求項7に記
    載の印刷制御装置。
  9. 【請求項9】 前記送信手段は、前記管理手段に印刷デ
    ータヘッダ部が保持されておらず、受信した印刷データ
    に印刷データヘッダ部がない場合に、該印刷データを前
    記印刷手段に対し、該印刷データの送信を保留すること
    を特徴とする請求項7に記載の印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 前記管理手段は、未登録の印刷データ
    ヘッダ部を受信した場合に、該印刷データヘッダ部を登
    録して保持状況を管理することを特徴とする請求項7に
    記載の印刷制御装置。
  11. 【請求項11】 前記送信手段は、印刷データヘッダ部
    と印刷データ本体部とが揃ったデータのみを前記印刷手
    段に送信することを特徴とする請求項7に記載の印刷制
    御装置。
  12. 【請求項12】 前記印刷手段にはプリンタが含まれる
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の
    印刷制御装置。
  13. 【請求項13】 ネットワークを介して印刷データを受
    信し、該ネットワークに接続した印刷処理ユニットに対
    し、前記印刷データに基づき出力制御した印刷データを
    送信する印刷制御方法であって、 前記印刷データに付加された付加印刷データ出力制御情
    報を解析する解析工程と、 前記解析工程の解析の結果に従い、前記印刷データを校
    正する付加印刷データを制御する制御工程と、 前記制御工程により制御された印刷データを前記印刷処
    理ユニットに送信する送信工程と、 を備えることを特徴とする印刷制御方法。
  14. 【請求項14】 ネットワークを介して印刷データを受
    信し、該ネットワークに接続した印刷処理ユニットに対
    し、前記印刷データに基づき出力制御した印刷データを
    送信する印刷制御方法であって、 前記印刷処理ユニットに関する印刷データヘッダ部の保
    持状況を管理するための管理工程と、 受信した前記印刷データから印刷データヘッダ部と印刷
    データ本体部とを識別する識別工程と、 前記識別工程による識別の結果、前記印刷データが印刷
    データヘッダ部を保持していない場合、前記管理工程に
    より前記保持状況を管理された印刷データヘッダ部を前
    記印刷データに付加する付加工程と、 前記付加した印刷データヘッダ部と前記印刷データとを
    前記印刷処理ユニットに送信する送信工程と、 を備えることを特徴とする印刷制御方法。
  15. 【請求項15】 前記制御工程は、前記付加印刷データ
    出力制御情報に基づき前記印刷データに対して付加印刷
    データを反映させるか否かを制御することを特徴とする
    請求項13に記載の印刷制御方法。
  16. 【請求項16】 前記制御工程は、前記付加印刷データ
    出力制御情報に基づき付加印刷データを削除することを
    特徴とする請求項13に記載の印刷制御方法。
  17. 【請求項17】 前記制御工程は、前記付加印刷データ
    出力制御情報に基づき付加印刷データに対する印刷命令
    を無効にすることを特徴とする請求項13に記載の印刷
    制御方法。
  18. 【請求項18】 前記印刷データをページ毎の印刷デー
    タに分離するためのページ分離工程をさらに備え、 前記制御工程は、前記解析工程の解析の結果に従い、前
    記ページ分離工程により分離されたページ毎の前記印刷
    データを校正する付加印刷データを制御することを特徴
    とする請求項13に記載の印刷制御方法。
  19. 【請求項19】 前記送信工程は、付加印刷データの指
    定が無いページに関しては受信した印刷データのみを前
    記印刷工程に送信することを特徴とする請求項13に記
    載の印刷制御方法。
  20. 【請求項20】 前記付加工程は、前記管理工程に印刷
    データヘッダ部が保持されておらず、受信した印刷デー
    タに印刷データヘッダ部がない場合に、該印刷データの
    生成先にエラーを通知することを特徴とする請求項14
    に記載の印刷制御方法。
  21. 【請求項21】 前記送信工程は、前記管理工程に印刷
    データヘッダ部が保持されておらず、受信した印刷デー
    タに印刷データヘッダ部がない場合に、該印刷データを
    前記印刷処理ユニットに対し、該印刷データの送信を保
    留することを特徴とする請求項14に記載の印刷制御方
    法。
  22. 【請求項22】 前記管理工程は、未登録の印刷データ
    ヘッダ部を受信した場合に、該印刷データヘッダ部を登
    録して保持状況を管理することを特徴とする請求項14
    に記載の印刷制御方法。
  23. 【請求項23】 前記送信工程は、印刷データヘッダ部
    と印刷データ本体部とが揃ったデータのみを前記印刷処
    理ユニットに送信することを特徴とする請求項14に記
    載の印刷制御方法。
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