JP2002091213A - 定着装置の温度差抑制方法 - Google Patents

定着装置の温度差抑制方法

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JP2002091213A
JP2002091213A JP2001206043A JP2001206043A JP2002091213A JP 2002091213 A JP2002091213 A JP 2002091213A JP 2001206043 A JP2001206043 A JP 2001206043A JP 2001206043 A JP2001206043 A JP 2001206043A JP 2002091213 A JP2002091213 A JP 2002091213A
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David J Arcaro
ジェー アルカーロ デービッド
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イー ヒース ケネス
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着装置の寿命を長くする。 【解決手段】 融着器12の長さ方向の温度差は、融着
器12の長手軸に対応する、融着器12の長さよりも小
さい寸法の媒体32によって融着器12へと与えられる
熱的な負荷から生じ得る。媒体32に接触している融着
器12の表面の領域上の温度は、媒体32に接触してい
ない表面の領域上の温度よりも低い。融着器12の表面
の中心付近の温度を制御するためにフィードバックをか
けることによって、媒体32に接触していない領域の融
着器32の表面の温度は、ヒートパイプ102を用いな
い場合には、融着器12を損傷する程度まで高くなり得
る。融着器12に含まれるヒートパイプ102によっ
て、融着器12の表面の比較的温度が高い領域から比較
的温度が低い領域へと熱が流れる。これによって、融着
器12の表面の温度の最大温度が低くなり、融着器12
の長さ方向の温度差が緩和される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着装置の全域で
温度を均一化することに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式プリンタまたは複写機のよう
な画像作成装置では、トナーのような着色材料の粒子を
使用して画像が媒体上に形成される。トナーは、定着装
置のような加熱装置を使用して熱および圧力を加えるこ
とによって媒体の表面に結合される。定着の際には、媒
体との接触部から定着装置に熱負荷が加えられる。定着
装置の表面の温度は、熱負荷に接触している領域で降下
する。熱負荷が定着装置の表面の全域で一様でなけれ
ば、非一様温度分布が生ずる。たとえば、(大きなサイ
ズの媒体に画像を形成することができる電子写真式画像
作成装置で使用するとき、封筒、葉書、または書状サイ
ズの媒体のような)幅の狭い媒体が定着装置を通過する
と、定着装置の表面の、媒体に接触している区域で温度
が(媒体と接触する前の温度と比較して)下がるが、媒
体の幅の外側の定着装置の表面の区域は(媒体と接触す
る前の温度に対して)温度が高くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、媒体経路内にあ
る定着装置の表面の温度は、負のフィードバックを利用
して制御される。熱負荷を加えることに応答して、定着
装置に加えられる電力が、熱負荷を加えることから生ず
る温度の降下を相殺しようとして、増大する。しかし、
媒体に接触していない定着装置の表面のこれらの区域
は、定着装置に供給される電力の増大のため、(フィー
ドバックに使用される温度センサの位置にもよるが)温
度が上昇する可能性がある。その結果高くなった温度
は、定着装置を損傷させるのに十分であるかもしれな
い。その表面の全域で温度均等化の改善を達成できる加
熱装置が必要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって、加熱装置の
温度差を減らす方法が開発されてきている。画像作成装
置では、加熱装置の温度差を減らす方法には、加熱装置
に電力を供給して熱を発生させるステップが含まれる。
この方法には更に、加熱装置を媒体と接触させるステッ
プが含まれる。他に、この方法には、熱を前記ヒートパ
イプを介して伝えて温度差の大きさを減らすステップが
含まれる。
【0005】画像作成装置内にて媒体に熱を与える加熱
装置は、ヒートパイプを備えている。加えて、加熱装置
は、熱を媒体に与えるように配置された発熱体を備えて
いる。ヒートパイプは、媒体によって熱負荷の与えられ
た発熱体の第1の領域に熱を与えるしくみを有し、媒体
によって熱負荷の与えられていない発熱体の第2の領域
から熱を受け取るしくみを有している。更に、加熱装置
は、ヒートパイプおよび発熱体に機械的支持を与えるよ
う構成された支持部材を備えている。
【0006】定着装置は、ヒートパイプおよびヒートパ
イプに機械的支持を与えるように配置された支持部材を
備えている。加えて、定着装置は、発熱体および発熱体
からの熱を反射するように構成された反射器を備えてい
る。更に、定着装置は、ヒートパイプに接触しておりヒ
ートパイプおよび支持部材を囲む膜を備えている。反射
器には発熱体からの熱を膜に反射させる位置がある。
【0007】定着装置は、ヒートパイプおよび発熱体を
備えている。ヒートパイプはまた発熱体からの熱をヒー
トパイプに伝え、この熱をヒートパイプから発熱体に伝
えるしくみを有する。ヒートパイプは更に、ヒートパイ
プおよび発熱体に機械的支持を与えるように配置された
支持部材を備えている。他に、ヒートパイプは、ヒート
パイプ、発熱体、および支持部材を囲む膜を備えてい
る。
【0008】加熱装置の実施形態の更に十分な理解は、
付図に関連して行なう下記詳細説明を考察することによ
って得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】加熱装置は、本明細書に開示され
ている例示的な実施形態に限定されない。更に、定着装
置のような加熱装置の実施形態を、電子写真式プリンタ
のような画像作成装置に関して説明するが、加熱装置の
実施形態を電子写真式複写機、ファクシミリ機械、およ
び類似のもののような他の電子写真式画像作成装置に便
利に使用できることを理解すべきである。加えて、加熱
装置の実施形態を、媒体に施されたインクを乾かすのに
ヒータを利用する、インクジェットプリンタのような、
画像作成装置に使用するよう適合させることができる。
【0010】最近の世代の電子写真式画像作成装置は、
高い電力効率、および印刷仕事の開始から媒体の第1の
ユニットに関する画像作成動作の終了までの間の期間の
短縮化を設計目標とする。定着装置の性能はこれら二つ
の性能属性にかなり影響する可能性がある。この目的の
達成を補助するのに、(たとえば、ポリイミド材料から
作られた)円筒形の膜のような熱的質量(therma
l mass)の低い円筒形部材が定着装置の外層とし
て使用されている。低い熱的質量によって、定着装置の
温度をアイドル状態から急速に増大させることができ
る。トナーを媒体に定着させるための熱は発熱体によっ
て膜を介して媒体に供給される。発熱体は、発熱体の長
さ方向において実質的に一定な電力を供給する。
【0011】1ユニットの媒体のような熱負荷が膜に接
触すると、熱が膜から媒体に伝えられ、膜の温度が最初
下がる。しかし、定着装置は一般に、膜の表面の温度を
定着プロセス中、定着装置の長さ方向において動作温度
に実質的に等しく維持しようとするフィードバックに使
用される温度センサを備えている。熱負荷が加えられた
ことに応答して、定着装置に供給される電力が増大して
温度降下を相殺する。定着装置の温度が媒体による熱負
荷に応答する仕方は、1つには、定着装置の長さに対応
する媒体の寸法の大きさおよび定着装置上の温度センサ
の位置によって決まる。
【0012】温度センサにも接触している膜の所定領域
を使用される最も狭いタイプの媒体が覆うように温度セ
ンサが定着装置の長さ方向に設置されている定着装置を
考える。媒体が十分広ければ、フィードバックによっ
て、膜の表面温度が定着装置のほとんどの長さにわたり
動作温度に維持される。しかし、定着装置の長さに対し
て狭い媒体が定着装置に接触すれば、媒体に接触してい
る領域にある膜の温度は熱負荷のため最初降下し、次に
フィードバックが動作して定着装置の長さにわたり供給
される電力が増大して温度センサに近い領域にある膜の
温度が動作温度に実質的に等しく落ち着く。媒体によっ
て覆われている領域の外側の膜の表面の領域は動作温度
より高い温度になる。これらの領域の温度はポリイミド
層を損傷するのに十分な温度にまで上昇することがあ
る。
【0013】温度センサに接触している膜の領域を最も
普通に使用されるタイプの媒体が覆うが、使用される更
に狭い形式の媒体がこの領域を覆わないように、定着装
置の長さ方向に温度センサが設置されている定着装置を
考える。定着装置に熱負荷を与える媒体が十分広けれ
ば、フィードバックによって膜の表面温度が定着装置の
大部分の長さにわたり動作温度に実質的に等しく維持さ
れる。しかし、温度センサに接触する膜の領域を覆わな
いくらいの十分狭い媒体の場合には、媒体で覆われない
膜の表面は、動作温度に実質的に等しいが、媒体によっ
て覆われる膜の表面は定着装置の動作温度より実質的に
低い。媒体によって覆われる領域の温度が十分低けれ
ば、トナーは媒体に適切に定着されない。
【0014】膜の熱的質量は定着装置の他の実装物に使
用されているローラより低い。このため、膜の表面温度
は定着装置のアイドル状態の期間中の温度から定着装置
の動作温度に急速に変化することができる。しかし、膜
の熱的質量が低くなると、膜に貯えられる熱が比較的少
ないから、熱負荷が与えられたときの表面温度の大きさ
の変化も大きくなる。これによって、温度センサの位置
にもよるが、膜の損傷が多くなるかまたは媒体へのトナ
ーの定着品質が下がる。
【0015】膜の表面にわたり温度差の大きさを減らす
のに、この明細書に開示した定着装置の実施形態には、
ヒートパイプの諸々の実施形態がある。ヒートパイプ
は、熱を定着装置の高温領域から定着装置の低温領域に
十分急速に分散させて膜の損傷の可能性を減らすか、ま
たは媒体へのトナーの定着品位を向上させる。
【0016】図1に示したのは、融着器12(fuse
r:定着器)のような一実施形態の定着装置を備えてい
る、電子写真式プリンタ10のような、電子写真式画像
作成装置の一実施形態の簡略断面図である。帯電ローラ
14のような帯電装置を使用して光伝導体ドラム16の
ような光伝導体表面を所定電圧まで帯電させる。レーザ
スキャナ18の内部にあるレーザダイオード(図示せ
ず)が、レーザビーム20を放出するが、このビーム
は、光伝導体ドラム16の表面を横断して掃引されるに
つれて、オンおよびオフに脈動し、光伝導体ドラム16
の表面を選択的に除電する。光伝導体ドラム16は、矢
印22で示したように時計方向に回転する。光伝導体ド
ラム16の表面電圧が選択的に除去されてしまった後
に、現像ローラ24のような現像装置を使用して、光伝
導体ドラム16に乗っている静電潜像を現像する。トナ
ー26は、電子写真式印刷カートリッジ30のトナー貯
蔵室28に貯蔵されており、トナー貯蔵室28の中の場
所から現像ローラ24に移動する。現像ローラ24の中
に設置されている磁石がトナー26を現像ローラ24の
表面に磁気的に吸引する。現像ローラ24が反時計方向
に回転するにつれて、光伝導体ドラム16の表面の除電
区域に対向する部分の現像ローラ24の表面にあるトナ
ー26が光伝導体ドラム16の表面と現像ローラ24の
表面との間の隙間を越えて移動し、静電潜像を現像する
ことができる。
【0017】印刷媒体32のような媒体が用紙トレイ3
4から給紙(pickup)ローラ36によって電子写
真式プリンタ10の媒体経路に装填される。印刷媒体3
2は、駆動ローラ38によって媒体経路を移動する。光
伝導体ドラム16が時計方向に回転し続けるにつれて、
除電区域にトナーが付着していた光伝導体ドラム16の
表面が、転写ローラ40のような転写装置によって帯電
させられた印刷媒体32に接触し、トナー26の粒子が
光伝導体ドラム16の表面から引き離されて印刷媒体3
2の表面に吸着する。光伝導体ドラム16の表面から印
刷媒体32の表面へのトナー26の粒子の転写は、完全
に効率的というわけではないので、幾らかのトナー粒子
が光伝導体ドラム16の表面に残る。光伝導体ドラム1
6が回転し続けると、その表面に付着したままになって
いるトナー粒子はクリーニングブレード42によって除
去され、廃棄トナー・ホッパ内に貯留される。
【0018】印刷媒体32が媒体経路を光伝導体ドラム
16を通過して移動するにつれて、コンベア46が印刷
媒体32を融着器12に送り出す。融着器12は、一実
施形態のヒートパイプを備えている。印刷媒体32は圧
力ローラ48と融着器12との間を通過する。圧力ロー
ラ48は、電子写真式プリンタ10にある歯車列(図1
には図示してない)に連結されている。圧力ローラ48
と融着器12との間を通過する印刷媒体32は、圧力ロ
ーラ48によって融着器12に対して押しつけられる。
圧力ローラ48が回転するにつれて、印刷媒体32は、
融着器12と圧力ローラ48との間に引きこまれる。融
着器12によって印刷媒体32に加えられる熱は、トナ
ー26を印刷媒体32の表面に定着させる。
【0019】コントローラ50が電力制御回路の一実施
形態である電力制御回路52に接続されている。電力制
御回路52は、融着器12に設けられている発熱体に供
給される電力を制御し、それによって定着装置の動作温
度を制御する。電力制御回路52は、融着器12に加え
られる単位時間あたりの線間電圧のサイクル数を調節す
ることによって融着器12に供給される平均電力を制御
する。融着器12を出てから、排紙(output)ロ
ーラ54が印刷媒体32を排紙トレイ56に押し出す。
【0020】電子写真式プリンタ10は、フォーマッタ
58を備えている。フォーマッタ58は、表示リスト、
ベクトル図形、またはラスタ印刷データのような印刷デ
ータを、コンピュータ60に入っているアプリケーショ
ンプログラムと連携して動作する印刷ドライバから受取
る。フォーマッタ58は、この比較的高レベルの印刷デ
ータを2進印刷データのストリームに変換する。フォー
マッタ58は、2進印刷データのストリームをコントロ
ーラ50に送る。他に、フォーマッタ58およびコント
ローラ50は、電子写真式印刷プロセスを制御するのに
必要なデータを交換する。コントローラ50は、2進印
刷データのストリームをレーザスキャナ18に供給す
る。レーザスキャナ18のレーザダイオードに送られる
2進印刷データのストリームを使用してレーザダイオー
ドを脈動させ、静電潜像を光伝導体ドラム16の上に作
る。
【0021】2進印刷データのストリームをレーザスキ
ャナ18に与えることに加えて、コントローラ50は帯
電ローラ14、現像ローラ24、および転写ローラ40
のような、電子写真式プロセスに使用される構成要素に
電圧および電流を供給する高電圧電源(図1には図示し
てない)を制御する。更に、コントローラ50は、プリ
ンタの歯車列に電力を与える駆動モータ(図1には図示
してない)を制御し、またコントローラ50は、印刷媒
体32を電子写真式プリンタ10の媒体経路を通して移
動させるのに必要な様々なクラッチおよび用紙送りロー
ラを制御する。
【0022】図2に示してあるのは、融着器12の第1
の実施形態の断面図である。発熱(加熱)体100は、
電力制御回路52によって供給される電力から熱を発生
させる。ヒートパイプの一実施形態であるヒートパイプ
102は、発熱体100から熱を受取るよう構成されて
いる。ヒートパイプ102は、熱を発熱体100の長さ
方向に拡散させ、発熱体100の長さ方向に変化する熱
負荷から生ずる温度差を減らす。膜104が発熱体10
0およびヒートパイプ102を囲んでいる。熱は、膜1
04を介して伝えられ、トナー26を印刷媒体32に定
着させる。枠106のような第1の支持部材が融着器1
2に設けられていて、膜104の形状を維持するように
支持する。補剛材(スティフナ)108のような、第2
の支持部材が枠106に接触している。補剛材108
は、圧力ローラ48に対して機械的に荷重をかけるのに
融着器12が十分剛くなるように、枠106を機械的に
支持する。発熱体100およびヒートパイプ102は、
枠106に形成された溝の中に収納されている。機械的
支持を枠106および補剛材108を使用して融着器1
2に与えているが、これらの部品の機能を結合させて、
支持部材の一実施形態のような単一の部材に実現可能で
あることを認識すべきである。このように実装された融
着器12においては、枠106はプラスチック材料から
形成され、補剛材108は金属から形成されている。し
かし、これら部品の機能を支持部材に結合された一実施
形態では、プラスチック、金属、セラミック、またはこ
れら材料の任意の組合せのような、多様な材料を使用で
きる。
【0023】ヒートパイプ102は、発熱体100によ
って与えられた熱を拡散させて、そうしない場合には印
刷媒体32による融着器12の熱負荷から融着器12の
長さ方向に生じてしまう温度差を緩和させるという作用
を果たす。先に記したように、融着器12の長さ方向に
おけるこれら温度差の位置は、融着器12の長手軸に平
行な印刷媒体の寸法によって決まる。ヒートパイプ10
2は、その長さ方向の端から端まで発熱体100に接触
している。
【0024】ヒートパイプ102と発熱体100との接
触によって、熱は発熱体100とヒートパイプ102と
の間を移動する。ヒートパイプ102と発熱体100と
の間の熱伝導度を向上させるには、熱的化合物(the
rmal compound)のような熱伝導性の材料
をヒートパイプ102と発熱体100との間に配置でき
る。熱的化合物は、発熱体100とヒートパイプ102
との間の境界にある表面間の空隙を埋め、それによって
発熱体100とヒートパイプ102との間の熱伝導度を
増大させるという機能を発揮する。しかし、発熱体10
0とヒートパイプ102との間の熱伝導度が熱的化合物
の使用を必要としないくらい十分なことがありうる。こ
れは、たとえば、発熱体100とヒートパイプ102と
の間の境界で比較的高い割合の利用可能な表面積が隙間
埋め材料を使用しないでも接触していれば、可能であ
る。
【0025】ヒートパイプ102の一実施形態には、断
面が長方形の銅管が一般的である。製作中に管の内部空
間から空気を実質的に排出し、水のような少量の動作流
体を管の内部空間に付加する。ヒートパイプ102の動
作温度範囲全体で水が流体のまま存在できるように十分
な水を供給する。管は封止されて、内部に水が閉じこめ
られる。液相と蒸気相との間の水の相変化によって、ヒ
ートパイプ102における熱の伝達が補助される。
【0026】ヒートパイプ102は熱伝達ループを通じ
て温度差を減らすように動作する。温度センサを融着器
12の中心の近くに設置して多数の比較的狭いユニット
の印刷媒体32を取り扱う印刷作業を考える。印刷媒体
32のユニットが融着器12と圧力ローラ48との間を
通過すると、融着器12の表面の印刷媒体32に接触し
ている領域の温度が実質的に動作温度に等しい温度にな
るように、熱負荷のため発熱体100を加熱するのに供
給される電力が増加する。印刷媒体32に接触していな
い融着器12の表面の領域は、発熱体100の対応する
領域の温度が上昇するにつれて上昇し、融着器12の動
作温度よりも温度が高くなる。
【0027】発熱体100からの熱は、電力が発熱体に
供給されると、ヒートパイプ102に伝えられる。ヒー
トパイプ102の内部にある水は、熱がヒートパイプ1
02に伝えられるにつれて蒸発する。蒸発した水によっ
てヒートパイプ102の中で増加する圧力は、液体の水
と水蒸気との間の平衡状態を急速に確立する。
【0028】ヒートパイプ102の比較的熱い領域(発
熱体100の比較的熱い領域および印刷媒体32が接触
しない融着器12の領域に対応する)では、これらの領
域の温度がヒートパイプ102の内部の圧力での水の蒸
発温度より高いので、ヒートパイプ102のこれらの領
域にある水が蒸発する。蒸発によって熱が比較的熱い領
域から除去され、これらの領域の温度が下がる。熱は蒸
発した水に貯えられる。ヒートパイプ102の比較的冷
たい領域に近い(発熱体100の比較的冷たい領域およ
び印刷媒体32が接触している融着器12の領域に対応
する)ヒートパイプ102の中の水蒸気は、これらの領
域の温度がヒートパイプ102の内部の圧力での水の蒸
発温度より低いので、ヒートパイプ102のこれらの領
域にある水蒸気を凝縮させる。凝縮によって熱が水蒸気
から比較的冷たい領域に移り、これらの領域の温度が上
昇する。凝縮した水は、比較的冷たい領域から比較的熱
い領域に毛管作用によって戻る。ワイヤの網またはヒー
トパイプ102の内部の溝つき表面が、毛管作用によっ
て液体の水を移動させるのに使用される。しかし、ヒー
トパイプのいくつかの実施形態を、凝縮水を移動させる
ための内部構造を必要とせずに液体の水を比較的熱い領
域に戻して蒸発を可能とするように構成することができ
る。
【0029】熱が除去されるヒートパイプ102の領域
は、熱を発熱体100の対応する領域から奪い取り、そ
れによって融着器12の表面の対応する領域の温度を下
げる。熱が与えられるヒートパイプ102の領域は、熱
を発熱体100の対応する領域に分配し、それによって
融着器12の表面の対応する領域の温度を上げる。この
ようにして、ヒートパイプ102は熱を比較的熱い領域
から比較的冷たい領域に再配分し、それによって融着器
12の長さ全体において温度差の大きさを減少させ、融
着器12の表面を形成する膜104の熱損傷の可能性を
減らす。定着装置の長手軸の端近くに温度センサを備え
ている融着器にヒートパイプ102を使用すれば、ヒー
トパイプ102は熱を融着器の長さ方向に再配分し、融
着器の長さの大部分において適切な定着温度を維持す
る。
【0030】画像作成動作を開始する前には、電力を融
着器12に供給しない。融着器12の熱的質量が低いの
で、電力が加えられていない状態の融着器12の温度か
ら融着器12の動作温度に急速に到達させることができ
る。ヒートパイプを、アイドル状態の時に融着器の動作
温度に急速に到達させることができる待機温度に維持さ
れている融着器に使用すると有利であることを認識すべ
きである。画像作成動作を開始してから短時間で電力制
御回路52が融着器12に供給された電力を印加して、
その温度を動作温度にまで上げる。電力制御回路52が
供給された電力を融着器12に印加した後にヒートパイ
プ102が伝熱機能を十分急速に発揮し、融着器12の
長さ全体の温度差を制御し、平衡期間中のみならず融着
器12の温度上昇期間中にも、膜104が損傷温度に到
達する可能性を減らす。
【0031】ヒートパイプ102を実現するために多種
多様にヒートパイプを実装できることを認識すべきであ
る。ヒートパイプ102が備える管を銅以外の材料から
構成できる。たとえば、ヒートパイプ102の管を形成
する材料にはステンレス鋼、ニッケル、アルミニウム、
またはセラミックがある。加えて、多様な動作流体を伝
熱媒体として使用できる。たとえば、動作流体として使
用できる液体には窒素、アンモニア、またはメタノール
がある。ヒートパイプ102に使用できる所定等級のヒ
ートパイプの例は、インデック・コーポレーション(I
ndek Corporation)が供給しているT
HERM-A-PIPEヒートパイプである。定着装置で
役立つヒートパイプの性能属性は、熱をヒートパイプの
比較的高温の領域から比較的低温の領域に移動させるそ
の能力である。
【0032】図3Aおよび図3Bに示したのは、インデ
ック・コーポレーションのヒートパイプ(型式番号H-
331-150)二つを使用して融着器のヒートパイプ
の温度平衡特性を実証する試験構成の簡略図である。こ
の構成では、二つの標準インデックヒートパイプを同等
の大きさの単一標準インデックヒートパイプの代わりに
使用して、ヒートパイプが融着器に与える熱質量を減ら
している。しかし、所要熱的質量を得るよう設計された
単一のヒートパイプを使用できることを認識すべきであ
る。融着器の抵抗性発熱要素の長さのほぼ二分の一が二
つのヒートパイプと緊密に接触するようにヒートパイプ
を収容するように修正された融着器を試験構成として使
用した。この構成を選択したのは、ヒートパイプを使用
している場合と使用していない場合の融着器の温度勾配
を示すためである。
【0033】融着器の長手軸方向の幅が約4.25イン
チの媒体を用いて、融着器をレーザプリンタ内で動作さ
せた。媒体の中心が融着器の長手軸の中心に非常に近接
して位置するように媒体がレーザプリンタの媒体経路を
通って移動した。感熱ビデオカメラを使用して、10ユ
ニットの媒体がレーザプリンタを通過してから非常に短
時間後に融着器の表面の温度プロフィルを測定した。位
置200は、ヒートパイプを有する融着器の側面の位置
であって、融着器上にある媒体の接触域の外側の位置に
対応する。位置202は、ヒートパイプを有する融着器
の側面の、融着器上にある媒体の接触域内の位置に対応
する。位置204は、ヒートパイプを備えない融着器の
側面の、融着器上にある媒体の接触域内の位置に対応す
る。位置206は、ヒートパイプを備えない融着器の側
面の、融着器上の媒体の接触域の外側の位置に対応す
る。これらの位置での測定結果は次のとおりである。
【0034】 位置200 137.14℃ 位置202 122.14℃ 位置204 100.39℃ 位置206 158.49℃ 温度測定データからわかるように、ヒートパイプを使用
すると温度差が減少する。ヒートパイプを有する融着器
の側面上の媒体の接触域の内側の位置と外側の位置との
間の温度差は、摂氏15度である。しかし、ヒートパイ
プを備えない融着器の側面上の媒体の接触域の内側の位
置と外側の位置との間の温度差は、約摂氏58度であ
る。更に、融着器を有する側面および融着器を備えない
側面について媒体の接触域の外側の領域の間の温度差
は、約摂氏20度である。したがって、ヒートパイプは
融着器の端から端までの温度差を減らすのに、および融
着器がさらされる最高温度を低下させるのに有効であ
る。
【0035】定着装置の一実施形態をセラミック基板の
表面に抵抗性発熱体を有する融着器に関して説明してき
たが、ヒートパイプを、ハロゲン電球発熱体、誘導性
(inductive)発熱体、または他の形式の発熱
体を使用する定着装置の実施形態で温度差を減らすのに
使用できることを認識すべきである。更に、定着装置の
一実施形態を、媒体に伝達する熱が通過する表面の内部
に発熱体が設置された融着器に関して説明してきたが、
ヒートパイプを、媒体に伝達する熱が通過する表面の外
部に発熱体が設置された融着器の実施形態で温度差を減
らすのに使用できることを認識すべきである。たとえ
ば、定着装置の一実施形態を、表面全体の温度差を減ら
すために表面と接触しているヒートパイプの一実施形態
を用いると共に表面の外部にあるヒータおよび反射体を
使用して構成できる。
【0036】図4から図10までに示してあるのは、ヒ
ートパイプに対する発熱体の設置の想定可能な構成をほ
んの幾例分か示す、定着装置の実施形態の変形例の簡略
断面図である。図4で、熱パイプ300は、発熱体30
4の反対側で膜302に接触するよう設置されている。
膜302の領域がヒートパイプ300上を回転するにつ
れて、ヒートパイプ300に接触している膜302の領
域の温度差が減少する。図5では、ヒートパイプ400
が発熱体402と膜404との間に設置されている。発
熱体402が発生する熱はヒートパイプ400を通って
膜404に流入する。非一様熱負荷によって生ずる膜4
04の長さ方向の温度差は、比較的高い熱負荷を有する
膜404の領域に接触するヒートパイプ400の領域を
通る熱流を更に多くする。
【0037】図6で、二つの発熱体500、502がヒ
ートパイプ504に接触している。熱は発熱体500、
502から、ヒートパイプ504および圧力板506を
通って膜508に流入する。図7で、ヒートパイプ60
0は、環状断面を有する円筒を備えている。発熱体60
2がヒートパイプ600の内側に同心に設置されてい
る。熱は、発熱体602からヒートパイプ600を通っ
て膜604に流入する。図8で、発熱体700がヒート
パイプ702と圧力板704との間に設置されている。
熱化合物705のような熱伝導性材料が、さもなければ
ヒートパイプ702と発熱体700との間の境界面に存
在するかもしれない隙間を埋めて、それらの間の伝熱を
補助している。熱は、圧力板704を介して膜706に
伝えられる。図9で、反射体800が発熱体802によ
って発生された熱を膜804に反射する。ヒートパイプ
806が熱を定着装置の長さ方向に分散させ、媒体との
接触から生ずる温度差の大きさを減らす。圧力板808
によって膜804に対して圧力ローラ48が負荷をかけ
ることが可能になる。図10で、発熱体900が熱を膜
902の上に放射する。ヒートパイプ904が熱を膜9
02全体に分散させ、媒体との接触から生ずる温度差の
大きさを減らす。圧力板906によって膜902に対し
て圧力ローラ48が負荷をかけることが可能になる。
【0038】図11に示してあるのは、加熱装置を使用
して加熱装置全体の温度差を減らす方法の高レベル流れ
図である。最初に、ステップ1000で、電力を加熱装
置に加える。次に、ステップ1002で、加熱装置の温
度が加熱装置の使用に(たとえばトナーを媒体に固定す
るのに、または媒体上のインクを乾かすのに)適切な動
作温度範囲内の値に達する。次に、ステップ1004
で、1ユニットの媒体が加熱装置に接触し、それによっ
て熱負荷が加熱装置に加えられ、加熱装置の長さ方向に
温度差が発生する。次に、ステップ1006で、熱が比
較的高温の加熱装置の領域からヒートパイプに流入し、
それによってこれらの領域の温度が下がる。最後に、ス
テップ1008で、熱がヒートパイプから比較的低温の
加熱装置の領域に流入し、それによってそれらの領域の
温度が上がる。
【0039】加熱装置の幾つかの実施形態を例示し、且
つそれらの形態を説明してきたが、当業者には、本発明
の精神から、または付記した「特許請求の範囲」の範囲
から逸脱することなく、それらの実施形態に様々な修正
を行なうことができることが容易に明らかである。
【0040】本発明の第1の態様は、画像作成装置(1
0)において、加熱装置(12)の温度差を減らす方法
であって、前記加熱装置(12)に電力を供給して熱を
発生させるステップ(1000)と、前記加熱装置(1
2)に媒体(32)を接触させるステップ(1004)
と、ヒートパイプ(102、200、202、300、
402、504、600、702、806、904)を
介して熱を移動させて温度差の大きさを減らすステップ
(1006)とを備えることを特徴とする温度差抑制方
法である。
【0041】第2の態様は、熱を移動させる前記ステッ
プ(1006)には、第1の温度である前記加熱装置
(12)の第1の領域から第2の温度である該加熱装置
(12)の第2の領域に熱を移動させるステップが含ま
れ、前記第1の温度は前記第2の温度よりも高いことを
特徴とする第1の態様の温度差抑制方法である。
【0042】第3の態様は、更に、前記第2の領域の温
度を上げるステップと、前記第1の領域の温度を下げる
ステップとを有することを特徴とする第2の態様の温度
差抑制方法である。
【0043】第4の態様は、前記加熱装置(12)の前
記第1の領域は、前記媒体(32)によって熱的に負荷
をかけられてはいない該加熱装置(12)の領域に対応
し、前記加熱装置(12)の前記第2の領域は前記媒体
(32)によって熱的に負荷をかけられている該加熱装
置(12)の領域に対応し、前記熱を前記第1の領域か
ら移動させる前記ステップ(1006)が、前記加熱装
置(12)が備える発熱体(100、304、400、
500、502、602、700、802、900)か
ら前記ヒートパイプ(102、200、202、30
0、402、504、600、702、806、90
4)に該熱を伝達させるステップを備え、前記第2の領
域に前記熱を移動させる前記ステップ(1006)が、
該熱を前記ヒートパイプ(102、200、202、3
00、402、504、600、702、806、90
4)から前記発熱体(100、304、400、50
0、502、602、700、802、900)に伝達
させるステップを備えることを特徴とする第3の態様の
温度差抑制方法である。
【0044】第5の態様は、前記加熱装置(12)が定
着装置(12)を備えることを特徴とする第4の態様の
温度差抑制方法である。
【0045】第6の態様は、画像作成装置(10)内に
て媒体(32)に熱を供給する加熱装置(12)であっ
て、ヒートパイプ(102、200、202、300、
402、504、600、702、806、904)
と、前記媒体(32)に熱を供給するように配置されて
いる発熱体(100、304、400、500、50
2、602、700、802、900)と、前記ヒート
パイプ(102、200、202、300、402、5
04、600、702、806、904)および前記発
熱体(100、304、400、500、502、60
2、700、802、900)を機械的に支持するよう
に配置された支持部材(106)とを備え、前記ヒート
パイプ(102、200、202、300、402、5
04、600、702、806、904)は、前記媒体
(32)によって熱的に負荷をかけられている前記発熱
体(100、304、400、500、502、60
2、700、802、900)の第1の領域に熱を供給
するよう配置され、該媒体(32)によって熱的に負荷
をかけられていない該発熱体(100、304、40
0、500、502、602、700、802、90
0)の第2の領域から熱を受け取るように配置されてい
ることを特徴とする加熱装置(12)である。
【0046】第7の態様は、更に、前記ヒートパイプ
(102、200、202、300、402、504、
600、702、806、904)、前記支持部材(1
06)、および前記発熱体(100、304、400、
500、502、602、700、802、900)を
囲む膜(104、302、404、508、604、7
06、804、902)を備え、前記膜(104、30
2、404、508、604、706、804、90
2)は前記媒体(32)に接触し、前記発熱体(10
0、304、400、500、502、602、70
0、802、900)が前記支持部材(106)と前記
ヒートパイプ(102、200、202、300、40
2、504、600、702、806、904)との間
に設置されている状態で前記ヒートパイプ(102、2
00、202、300、402、504、600、70
2、806、904)が前記膜(104、302、40
408、604、706、804、902)を介して前
記媒体(32)に熱を供給し、画像作成装置(10)に
含まれることを特徴とする第6の態様の加熱装置(1
2)である。
【0047】第8の態様は、ヒートパイプ(102、2
00、202、300、402、504、600、70
2、806、904)と、前記ヒートパイプ(102、
200、202、300、402、504、600、7
02、806、904)に機械的支持を与えるように配
置された支持部材(106)と、発熱体(100、30
4、400、500、502、602、700、80
2、900)と、前記発熱体(100、304、40
0、500、502、602、700、802、90
0)からの熱を反射するように構成された反射器(80
0)と、前記ヒートパイプ(102、200、202、
300、402、504、600、702、806、9
04)に接触し、該ヒートパイプ(102、200、2
02、300、402、504、600、702、80
6、904)および前記支持部材(106)を囲む膜
(104、302、404、508、604、706、
804、902)とを備え、前記反射器(800)が前
記発熱体(100、304、400、500、502、
602、700、802、900)からの前記熱を反射
させるように位置決めされていることを特徴とする定着
装置(12)である。
【0048】第9の態様は、ヒートパイプ(102、2
00、202、300、402、504、600、70
2、806、904)と、発熱体(100、304、4
00、500、502、602、700、802、90
0)と、前記ヒートパイプ(102、200、202、
300、402、504、600、702、806、9
04)および前記発熱体(100、304、400、5
00、502、602、700、802、900)を機
械的に支持するように配置された支持部材(106)
と、前記ヒートパイプ(102、200、202、30
0、402、504、600、702、806、90
4)、前記発熱体(100、304、400、500、
502、602、700、802、900)、および前
記支持部材(106)を囲む膜(104、302、40
4,508、604、706、804、902)とを備
え、前記ヒートパイプ(102、200、202、30
0、402、504、600、702、806、90
4)が発熱体(100、304、400、500、50
2、602、700、802、900)から該ヒートパ
イプ(102、200、202、300、402、50
4、600、702、806、904)に熱を伝えるよ
うに、且つ該ヒートパイプ(102、200、202、
300、402、504、600、702、806、9
04)から該発熱体(100、304、400、50
0、502、602、700、802、900)に熱を
伝えるように配置されていることを特徴とする定着装置
(12)である。
【0049】第10の態様は、前記発熱体(100、3
04、400、500、502、602、700、80
2、900)が前記膜(104、302、404,50
8、604、706、804、902)に接触し、前記
ヒートパイプ(102、200、202、300、40
2、504、600、702、806、904)が前記
発熱体(100、304、400、500、502、6
02、700、802、900)と前記支持部材(10
6)との間に設置され、前記ヒートパイプ(102、2
00、202、300、402、504、600、70
2、806、904)が水を含むことを特徴とする第9
の態様の定着装置(12)である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の定着装置を備える画像作成装置
の模式断面図である。
【図2】 定着装置の一実施形態の模式図である。
【図3】 ヒートパイプの効果を測定するための試験構
成に使用された一実施形態の定着装置の模式図である。
【図4】 図3の定着装置の構成を例示する平面図であ
る。
【図5】 定着装置の実施形態の変形例を示す。
【図6】 定着装置の実施形態の変形例を示す模式図で
ある。
【図7】 定着装置の実施形態の変形例を示す模式図で
ある。
【図8】 定着装置の実施形態の変形例を示す模式図で
ある。
【図9】 定着装置の実施形態の変形例を示す模式図で
ある。
【図10】 定着装置の実施形態の変形例を示す模式図
である。
【図11】 加熱装置を使用する方法の高レベルのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 画像作成装置 12 加熱装置 32 媒体 100,304,400,500,502,602,7
00,802,900発熱体 102,200,202,300,402,504,6
00,702,806,904 ヒートパイプ 104,302,404,508,604,706,8
04,902 膜 106 支持部材 1000〜1008 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デービッド ジェー アルカーロ アメリカ合衆国 アイダホ83702 ボイズ ラ フォンタナウェイ 3668 (72)発明者 ケネス イー ヒース アメリカ合衆国 アイダホ83709 ボイズ サウスコールロード 5363 (72)発明者 ビー マーク ハースト アメリカ合衆国 アイダホ83713 ボイズ ウェスト ツリー ライン コート 10902 (72)発明者 マーク ウィブルズ アメリカ合衆国 アイダホ83706 ボイズ ラブキンストリート 5600 Fターム(参考) 2H033 AA03 BB04 BB13 BB14 BB21 BB24 BB28 CA07 CA23 CA30 CA44

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像作成装置(10)において、加熱装
    置(12)の温度差を減らす方法であって、 前記加熱装置(12)に電力を供給して熱を発生させる
    ステップ(1000)と、 前記加熱装置(12)に媒体(32)を接触させるステ
    ップ(1004)と、 ヒートパイプ(102、200、202、300、40
    2、504、600、702、806、904)を介し
    て熱を移動させて温度差の大きさを減らすステップ(1
    006)とを備えることを特徴とする温度差抑制方法。
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