JP2008064901A - 画像形成装置 - Google Patents

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昌次 中村
Hiroshi Kono
浩史 河野
Masaaki Otsuki
正明 大槻
Toru Yoshioka
徹 吉岡
Shuichi Morikuni
修市 森國
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Abstract

【課題】 電子写真方式の画像形成装置において、トナー補給手段に貯留されるトナーの流動性および補給性能が画像形成装置の内部温度の上昇による低下、ならびにブロッキングによるトナー詰まりを防止する。
【解決手段】原稿読み取り手段2と、画像形成手段3と、給紙手段4と、トナー補給手段5と、温度検知手段7と、排紙手段8と、図示しない制御手段とを含む画像形成装置1において、温度検知手段7によってトナー補給手段5近傍の温度を検知し、トナー補給手段5を液状媒体によって冷却する冷却手段6を設け、温度検知手段7による検知結果に応じて、冷却手段6によるトナー補給手段5の冷却を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置(以下単に「画像形成装置」とする)は、高画質画像を簡易な操作でかつ短時間の間に形成でき、保守管理も容易であることから、たとえば、複写機、レーザプリンタ、LEDプリンタ、ファクシミリ装置などとして広く普及している。画像形成装置は、たとえば、感光体と、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、転写装置と、定着装置と、クリーニング装置とを含む。感光体はその表面に感光膜が形成されたローラ状部材である。帯電装置は感光体表面を所定電位に帯電させる。露光装置は帯電状態にある感光体表面に画像情報に応じた信号光を照射して静電潜像を形成する。現像装置は感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像に現像する。転写装置は感光体表面のトナー像を記録媒体に転写する。定着装置はトナー像を構成するトナーを加熱加圧することによってトナー像を記録媒体に定着させる。クリーニング装置はトナー像を記録媒体に転写した後に感光体表面に残存するトナーを除去する。これら各装置のうち、帯電装置、露光装置、定着装置などは動作時に発熱を伴い、特に露光装置および定着装置は発熱量が多いため、画像形成装置の内部は高温化することが多い。
現在市販される画像形成装置は装置サイズの小型化が進み、それに伴って、その内部容積は確実に小さくなっているので、画像形成装置内部の各装置による発熱の緩和は困難になる。装置内部の高温化は、たとえば、現像装置に含まれる現像槽に充填されるトナーに大きな影響を及ぼす。トナーが高温に晒されると、トナーの流動性が低下することによって、現像槽にトナーを補給するトナーカートリッジ、トナーボトルなどのトナー補給容器から現像槽へのトナー補給性能にばらつきを生じる。また、画像形成装置の電力消費量の低減化が求められることから、トナーに比較的多量の低融点ワックスを添加することによって、トナーに低温定着性を付与する設計がなされる。しかしながら、低融点ワックスを含むトナーが高温に晒されると、低融点ワックスが液状化してトナー表面に浸出し、トナー同士を凝集・固着させる接着剤になる。その結果、トナーのブロッキング(凝集)およびそれに伴うトナー詰まりが起こり易くなる。高温高湿下ではその傾向が一層顕著になる。現在市販の画像形成装置では、小型化とともに画像形成速度の高速化が進むので、トナーの流動性ひいてはトナー補給性能の低下は、形成される画像の画質に悪影響を及ぼし、画像濃度の低下、画像かすれなどの画像不良を引き起こすおそれがある。このため、画像形成装置内部に放熱ファンなどの冷却手段を設けることによって、内部温度の上昇を抑制するけれども、その抑制効果は充分満足できるものではない。このように、画像形成装置の分野において、内部温度の上昇を抑制し、トナーの流動性の低下を防止することは重要な解決すべき課題になる。
上記課題に鑑み、転写材の搬送方向に平行に配置されるトナーボトルと、該トナーボトルを冷却する冷却装置とを含む画像形成装置が提案される(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1の画像形成装置において、冷却装置は、画像形成装置本体の正面側に形成される開口と、開口から画像形成装置内部に空気を取り込むためのファンと、開口から画像形成装置内部に取り込まれる空気をトナーボトルに向けて流過させる空気流路とを含む。また、特許文献1には、トナーボトルの近傍温度に基づいて、ファンを作動させることが記載される。しかしながら、特許文献1の技術は、画像形成装置周辺の空気をトナーボトルに吹き付けるだけなので、その冷却効果は充分ではない。したがって、特許文献1の技術では、トナーボトルの表面は幾分冷却されるものの、トナーボトルの内部までは冷却効果が及ばず、トナー温度の上昇による流動性の低下を避け得ない。また、特許文献1の技術では、冷却装置の冷却効果が不充分であることから、多量の空気を常時取り込む必要がある。ところが、空気中には、形成される画像の画質を低下させるかまたは画像形成装置内部の各装置の耐用寿命を低下させる原因になるおそれのある塵埃が含まれる。取り込み量が少なければ塵埃はあまり問題にならない。しかしながら、特許文献1の技術のように、画像形成装置の耐用期間(ライフ)の全般にわたって多量の空気を取り込む場合には、空気中の塵埃による画像の画質低下、各装置の耐用寿命の低下などを無視することはできない。
また、トナー像形成手段と中間転写手段と給紙手段とを含む画像形成装置において、中間転写手段が、中間転写ベルトと、ヒートローラと、中間転写ベルト冷却手段と、蛇行補正ローラとを含む画像形成装置が提案される(たとえば、特許文献2参照)。中間転写ベルトは、トナー像形成手段で形成されるトナー像を転写されて回転駆動する無端状ベルト部材である。ヒートローラは中間転写ベルトを回転駆動させる駆動ローラの機能と、中間転写ベルト上に担持されるトナー像を記録媒体に転写定着させる熱源としての機能とを有する。中間転写ベルト冷却手段は中間転写ベルトに接触または非接触に設けられ、中間転写ベルトを冷却する。中間転写ベルト冷却手段には、水冷式ローラ、ヒートシンクなどの水冷式冷却手段が例示される。蛇行補正ローラは中間転写ベルトの回転駆動時の蛇行を補正する。特許文献2の画像形成装置によれば、中間転写ベルトが冷却されることによって、高画質画像を長期にわたって形成できる。しかしながら、特許文献2の画像形成装置においても、発熱源になるヒートローラが用いられるので、装置の内部温度は必然的に上昇し、トナー補給容器も高温に晒される。中間転写ベルト冷却手段はトナー補給容器の冷却には有効ではない。特許文献2には、内部温度の上昇に伴うトナー補給性能の低下、トナーつまりの発生防止などを解消する技術については一切記載がない。
特開2003−233292号公報 特開2001−350357号公報
本発明の目的は、トナー補給容器に貯留されるトナーの流動性および補給性能が画像形成装置の内部温度の上昇によって低下するのを防止し、かつトナーが低温定着性を付与されたものであっても、ブロッキングによるトナー詰まりが発生しない画像形成装置を提供することである。
本発明は、
電子写真方式の画像形成技術を利用して記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
トナー像形成手段を含んで記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
画像形成手段に記録媒体を送給する給紙手段と、
画像形成手段にトナーを補給するトナー補給手段と、
画像形成装置内部の温度を検知する温度検知手段と、
トナー補給手段を液状媒体によって冷却する冷却手段と、
温度検知手段による検知結果に応じてトナー補給手段を冷却するように冷却手段を制御する制御手段とを含むことを特徴とする画像形成装置である。
また本発明の画像形成装置は、
冷却手段の少なくとも一部が、
トナー補給手段の鉛直方向上方において、トナー補給手段全体を冷却するように設けられることを特徴とする。
さらに本発明の画像形成装置は、
トナー補給手段と、トナー補給手段の鉛直方向下方に配置されるトナー像形成手段との間に設けられ、冷却手段表面に結露して落下する水滴を一時的に貯留する受け皿をさらに含むことを特徴とする。
さらに本発明の画像形成装置は、
温度検知手段が、
トナー補給手段の近傍に設けられてトナー補給手段の温度を検知することを特徴とする。
さらに本発明の画像形成装置は、
冷却手段が水冷パイプまたはヒートパイプを含むことを特徴とする。
さらに本発明の画像形成装置は、
水冷パイプまたはヒートパイプ表面の少なくとも一部に断熱層が設けられることを特徴とする。
さらに本発明の画像形成装置は、
冷却手段が、
作動流体を蒸発させることによって発熱体から吸熱する蒸発手段と、
作動流体の蒸気を凝縮液化して作動流体の蒸気から放熱する凝縮手段と、
蒸発手段において発生する作動流体の蒸気を凝縮手段に送給する蒸気管と、
凝縮手段において生成する作動流体を蒸発手段に送給する液管とを含むことを特徴とする。
さらに本発明の画像形成装置は、
冷却手段が、
作動流体を用いて発熱体から吸熱する蒸発手段と、
作動流体の蒸気を凝縮液化して作動流体の蒸気から放熱する凝縮手段と、
蒸発手段と凝縮手段とを作動流体が循環可能に連結する配管と、
配管に設けられて作動流体を蒸発手段と凝縮手段との間で循環させるマイクロポンプとを含むことを特徴とする。
さらに本発明の画像形成装置は、
トナー補給手段が、
画像形成装置に脱着自在に装着される1または複数のトナーボトルを含むことを特徴とする。
本発明によれば、画像形成手段と、給紙手段と、トナー補給手段と、温度検知手段と、冷却手段、制御手段とを含む画像形成装置が提供される。本発明の画像形成装置において、画像形成手段は記録媒体に画像を形成する。給紙手段は画像形成手段に記録媒体を送給する。トナー補給手段は画像形成手段にトナーを補給する。温度検知手段は画像形成装置内部の温度を検知する。冷却手段はトナー補給手段を液状媒体によって冷却する。制御手段は、温度検知手段による検知結果に応じてトナー補給手段を冷却するように冷却手段を制御する。本発明の画像形成装置によれば、トナー補給手段を冷却する冷却手段を設け、かつ冷却手段によるトナー補給手段の冷却を温度検知手段による検知結果に応じて制御することによって、トナー補給手段が効率的に冷却される。したがって、本発明の画像形成装置においては、トナー補給手段内に貯留されるトナーの流動性および補給性能が画像形成装置の内部温度の上昇によって低下するのが防止される。また、トナーが低温定着性を付与されたものであっても、ブロッキングによるトナー詰まりが発生することがない。
本発明によれば、冷却手段の少なくとも一部を、トナー補給手段の鉛直方向上方において、トナー補給手段全体を冷却するように設けることによって、トナー補給手段を高効率で冷却できるとともに、冷却手段の構成を簡略化でき、画像形成装置内部の設計自由度を向上させ得る。
本発明によれば、トナー補給手段と、トナー補給手段の鉛直方向下方に配置されるトナー像形成手段との間に設けられ、冷却手段表面に結露して落下する水滴を一時的に貯留する受け皿をさらに含むことによって、冷却手段から滴下する水滴がトナー像形成手段に付着して種々の不都合が発生するのを防止できる。また、冷却手段からの水滴の滴下量は非常に少なく、受け皿に貯留される水は画像形成装置の内部温度の上昇に伴って蒸発するので、固定式の受け皿を使用でき、装置構成の複雑化を防止できる。
本発明によれば、温度検知手段をトナー補給手段の近傍に設け、トナー補給手段の温度を検知するように構成することによって、トナー補給手段に貯留されるトナーが晒される温度を適切に把握できる。したがって、冷却手段によるトナー補給手段の冷却を一層効率的に実施でき、トナー補給手段から画像形成手段へ長期的にかつ安定的にトナーを補給できる。
本発明によれば、冷却手段として、水冷パイプ、ヒートパイプのようなパイプ式冷却手段を用いるのが好ましい。パイプ式冷却手段は小径でかつ安価なパイプ状部材なので、トナー補給手段の全領域を均一に冷却するように配置しても場所を取らず、画像形成装置内部の設計自由度を一層向上させ得る。
本発明によれば、水冷パイプまたはヒートパイプ表面の少なくとも一部、たとえば結露が発生し易い部分の表面に断熱層を設けることによって、結露した水滴が滴下して画像形成装置内部の各手段に種々の不都合が生じるのを防止できる。
本発明によれば、冷却手段として、蒸発手段と、凝縮手段と、蒸気管と、冷却液管とを含む冷却手段を用いるのが好ましい。蒸発手段は、作動流体を蒸発させることによって発熱体から吸熱する。凝縮手段は、作動流体の蒸気を凝縮液化して放熱する。蒸気管は、蒸発手段において発生する作動流体の蒸気を凝縮手段に送給する。冷却液管は、凝縮手段において生成する作動流体を蒸発手段に送給する。このような冷却手段は冷却効果が高いので、トナー補給手段を非常に効率良く冷却できる。また、該冷却手段は、トナー補給手段に直接係わる蒸発手段を平面状に構成できるので、画像形成装置内部における配置が容易である。
本発明によれば、冷却手段として、蒸発手段と、凝縮手段と、配管と、マイクロポンプとを含む冷却手段を用いるのが好ましい。蒸発手段は作動流体を用いて発熱体から吸熱する。凝縮手段は作動流体の蒸気を冷却して液化する。配管は蒸発手段と凝縮手段との間を作動流体の液体または蒸気が循環するように連結する。マイクロポンプは配管に設けられて作動流体の液体または蒸気を蒸発手段と凝縮手段との間で循環させる。この冷却手段も冷却効果が高いので、トナー補給手段を非常に効率良く冷却できる。また、該冷却手段もやはり、トナー補給手段に直接係わる受熱部を平面状に構成できるので、画像形成装置内部における配置が容易である。
本発明によれば、トナー補給手段が画像形成装置に脱着自在に装着される1または複数のトナーボトルを含むことが好ましい。トナーボトルは据付型のトナーホッパなどに比べて外観形状が単純な構造であることから、冷却手段による冷却がトナーボトル全体に行き渡り易く、冷却効率が顕著に高い。したがって、トナーボトル内のトナーは、全て消費されるまで、流動性および補給性能が画像形成装置の内部温度の上昇によって低下せず、凝集によるトナー詰まりも発生しない。
図1は、本発明の実施の第1形態である画像形成装置1の構成を模式的に示す断面図である。なお、図1は画像形成装置1の正面方向から見た断面図である。図2は、図1に示す画像形成装置1の要部(画像形成手段3およびトナー補給手段5のそれぞれ一部)の構成を模式的に示す断面図である。図3は、図1に示す画像形成装置1の要部(主に冷却手段6)の構成を模式的に示す斜視図である。図4は、図1に示す画像形成装置1の要部(冷却手段6)の構成を模式的に示す図面であり、図4(a)は背面図および図4(b)は右側面図である。図4においては、冷却手段5のケーシング65の図示を省略する。図5は、冷却手段75の構成を模式的に示す図面である。
画像形成装置1は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色のトナー像を順次重ね合わせて転写して多色トナー像を形成し、該多色トナー像を記録媒体に定着させて画像を形成するタンデム構成の電子写真方式の画像形成装置である。画像形成装置1は、印刷モードとしてコピアモード(複写モード)と、プリンタモードと、FAXモードとを有し、図示しない操作部からの操作入力、パーソナルコンピュータ、FAX装置などの外部装置からの印刷ジョブ入力などに応じて、印刷モードが選択される。画像形成装置1は、原稿読み取り手段2と、画像形成手段3と、給紙手段4と、トナー補給手段5と、冷却手段6と、温度検知手段7と、排紙手段8と、制御手段9とを含む。なお、制御手段9は図2において図示される。
原稿読み取り手段2は、原稿台10と、図示しない原稿走査ユニットと、図示しないコピーランプユニットと、光電変換素子(Charge Coupled Device、以下「CCD」という)ライセンサとを含み、原稿台10に載置される原稿の画像情報を読み取る。原稿台10は、画像情報を読み取るための原稿を載置するためのガラス製板状部材である。原稿走査ユニットは、原稿台10の鉛直方向下面に沿って平行に往復移動し、原稿台10に載置される原稿の画像形成面に光を照射する。光の照射によって反射光像が得られる。コピーランプユニットは、コピーランプと、反射ミラーと、光学レンズとを含む。コピーランプは、原稿走査ユニットにおいて原稿台10に載置される原稿に照射する光の光源になる。反射ミラーは複数設けられ、原稿からの反射光像を光学レンズに向けて偏光する。光学レンズは反射ミラーからの反射光像をCCDユニットに結像させる。CCDユニットは、光学レンズによって結像される反射光像を電気信号に光電変換する図示しないCCD回路を含み、画像情報である電気信号を制御手段の中の画像処理部に出力する。画像処理部は、原稿読み取り手段2またはパーソナルコンピュータなどの外部装置から入力される画像情報を各色の電気信号に変換し、画像形成手段3の露光手段18にそれぞれ出力する。
画像形成手段3は、トナー像形成手段11y,11m,11c,11bと、中間転写手段12と、2次転写手段13と、定着手段14とを含む。トナー像形成手段11y,11m,11c,11bは、後述する中間転写ベルト30の回転駆動方向(副走査方向)における上流側からこの順番で一列に配置される。トナー像形成手段11y,11m,11c,11bは、デジタル信号などとして入力される各色の画像情報に対応する静電潜像を形成し、該静電潜像に対応する色のトナーを供給し、現像して各色のトナー像を形成する。トナー像形成手段11yはイエローの画像情報に対応するトナー像を形成し、トナー像形成手段11mはマゼンタの画像情報に対応するトナー像を形成し、トナー像形成手段11cはシアンの画像情報に対応するトナー像を形成し、トナー像形成手段11bはブラックの画像情報に対応するトナー像を形成する。
トナー像形成手段11bは、感光体16bと、帯電手段17bと、露光手段18と、現像装置19bと、ドラムクリーナ20bとを含む。感光体16bは、図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に支持され、その表面に静電潜像ひいてはトナー像が形成される感光層を有するローラ状部材である。帯電手段17bは、感光体16b表面を所定の極性および電位に帯電させる。本実施の形態では、帯電手段17bには、ブラシ型帯電器、チャージャー型帯電器、スコロトロンといったコロナ帯電器などの非接触式帯電器を使用するけれども、それに限定されず、帯電ローラなどの接触式帯電器も使用できる。露光手段18は、帯電状態にある感光体16b表面にブラック色の画像情報に応じた信号光18bを照射し、感光体16b表面に静電潜像を形成する。本実施の形態では、露光手段18には半導体レーザ素子と反射ミラーとを含む光学ユニット(LSU、Laser
Scanning Unit)を使用する。半導体レーザ素子は画像処理手段から入力される画素信号に応じて変調されるドット光であるレーザ光(信号光)を出射する。反射ミラーは半導体レーザ素子から出射されるレーザ光を各色の感光体16表面に導く。
現像手段19bは、感光体16b表面の静電潜像にトナーを供給して現像し、トナー像を形成する。現像手段19bは、現像槽21bと、現像ローラ22bと、撹拌ローラ23bとを含む。現像槽21bは内部空間を有する容器状部材であり、その内部空間において現像ローラ22bおよび撹拌ローラ23bを回転自在に支持するとともに、その内部空間に現像剤を貯留する。現像剤はトナーのみを含む1成分現像剤でもよくまたはトナーとキャリアとを含む2成分現像剤でもよい。現像槽21bの鉛直方向上面には、図示しないトナー受入供給口が形成される。また、現像槽21bには現像槽21b内のトナー濃度を検知する図示しないトナー濃度検知センサが設けられる。現像槽21bには、トナー濃度検知センサによる検知結果に応じて、制御手段9によって、後記するトナー補給手段5からトナー受入供給口を介してトナーが補給される。現像ローラ22bは感光体16b表面を臨みかつ図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。現像ローラ22bはその表面に現像剤を担持して回転し、感光体16bとの最近接部において感光体16b表面の静電潜像にトナーを供給する。撹拌ローラ23bは図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に設けられるローラ状部材であり、現像剤を現像ローラ22b周辺に送給する。ドラムクリーナ20bは、トナー像を中間転写ベルト30に転写した後に感光体16b表面に残留するトナー除去する。ドラムクリーナ20bはクリーニングブレードとトナー貯留容器とを含む。クリーニングブレードは感光体16b表面に当接するように設けられる板状部材であり、感光体16b表面に残留するトナーを掻き取る。トナー貯留容器はクリーニングブレードによって掻き取られるトナーを一時的に貯留する。トナー貯留容器内のトナーは、図示しない配管などを介して廃トナーボックス24に搬送される。
トナー像形成手段11bによれば、帯電手段17bによって帯電状態にある感光体16bの表面に、露光手段18からブラックの画像情報に対応する信号光18bを照射して静電潜像を形成し、該静電潜像に現像手段19bからブラックトナーを供給して該静電潜像を現像し、ブラックトナー像を形成する。このブラックトナー像は、後述のように、感光体16b表面に圧接して回転駆動する中間転写ベルト30に転写される。感光体ドラム16b表面に残留するブラックトナーはドラムクリーナ20bによって除去され、回収される。この画像(トナー像)形成動作は繰返し実行される。トナー像形成手段11y,11m,11cは、ブラックトナーに代えてイエロートナー、マゼンタトナーまたはシアントナーを使用する以外は、トナー像形成手段11yに対応する構造を有するので、同一の参照符号を付し、かつ各参照符号の末尾にイエローを示す「y」、マゼンタを示す「m」およびシアンを示す「c」を付し、説明を省略する。
なお、本実施の形態では、トナー像形成手段11bは、トナー像形成手段11y,11m,11cよりも大きい寸法の部材で構成される。これは、ブラック画像(モノクロ画像)の形成回数が、カラー画像の形成回数よりも多いとの予測によるものである。トナー像形成手段11bを、トナー像形成手段11y,11m,11cと同じ寸法の部材で構成し、カラー画像よりもブラック画像の形成回数が多ければ、感光体16bの使用回数が多くなり、感光体16bの耐用寿命が感光体16y,16m,16cよりも短くなる。このため、感光体の寿命をほぼ均一化するために、トナー像形成手段11bを大きい寸法の部材で構成する。ただし、トナー像形成手段11b,11y,11m,11cを同じ寸法の部材で構成しても差し支えない。
中間転写手段12は、中間転写ベルト30と、駆動ローラ31と、テンションローラ32と、中間転写ローラ33y,33m,33c,33bと、ベルトクリーナ34とを含む。中間転写ベルト30は、駆動ローラ31とテンションローラ32とに張架されてループ状の移動経路を形成する無端ベルト状部材である。駆動ローラ31は図示しない駆動手段によって回転駆動可能に設けられ、その回転によって中間転写ベルト30を回転させるローラ状部材である。テンションローラ32は図示しない支持手段によって回転自在に支持され、駆動ローラ31の回転に従動回転し、中間転写ベルト30に所定の張力を付加するローラ状部材である。テンションローラ32は後記するように2次転写手段3の一部材としても機能する。中間転写ローラ33y,33m,33c,33bはそれぞれ中間転写ベルト30を介して感光体16y,16m,16c,16bに圧接して4つの中間転写ニップ部を形成しかつ図示しない駆動手段によって回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。中間転写ローラ33y,33m,33c,33bには、トナーの帯電極性とは逆極性の転写バイアスが印加される。これによって、感光体16表面の各色トナー像が中間転写ベルト30の所定位置に順次重ね合わせて転写され、カラートナー像が形成される。
2次転写手段13は、テンションローラ32と、搬送手段35とを含む。搬送手段35は、駆動ローラ36と、2次転写ローラ37と、テンションローラ38,39と、搬送ベルト40とを含む。駆動ローラ32は図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に設けられるローラ状部材であり、搬送ベルト40を回転させる。2次転写ローラ37は中間転写ベルト30および搬送ベルト40を介してテンションローラ32に圧接しかつ図示しない支持部材によって回転自在に設けられるローラ状部材である。2次転写ローラ37とテンションローラ32との圧接部が2次転写ニップ部になる。2次転写ローラ37は、搬送ベルト40の回転に従動回転する。また、2次転写ローラ37にはトナーの帯電極性とは逆極性の転写バイアスが印加され、2次転写ニップ部においてトナー像が中間転写ベルト30から記録媒体へ円滑に転写されるように構成される。テンションローラ38,39は回転自在に支持され、搬送ベルト40の回転に従動回転し、搬送ベルト40に所定の張力を付加して搬送ベルト40の円滑な回転を補助するローラ状部材である。搬送ベルト40は、駆動ローラ36と2次転写ローラ37とテンションローラ38,39とによって張架されてループ状の移動経路を形成する無端ベルト状部材である。搬送ベルト40は、2次転写ニップ部においてトナー像が転写された記録媒体を定着手段14に向けて搬送する機能を有する。2次転写手段13によれば、中間転写ベルト30の回転によって2次転写ニップ部に搬送される中間転写ベルト30上のトナー像が、それに同期して後記する手段4から2次転写ニップ部に送給される記録媒体と加圧下に重ね合わされ、記録媒体にトナー像が転写される。そして、トナー像が転写された記録媒体は定着手段14に向けて搬送される。
定着手段14は、定着ローラ41と加圧ローラ42とを含む。定着ローラ41は図示しない支持手段によって回転自在に支持され、かつ図示しない駆動手段によって軸線回りに回転可能に設けられるローラ状部材である。定着ローラ41は、その内部に図示しない加熱手段を有し、2次転写ニップ部から搬送される記録媒体に担持される未定着のトナー像を構成するトナーを加熱し、溶融させて記録媒体に定着させる。定着ローラ41には、たとえば、芯金と、弾性層とを含むローラ状部材を使用する。芯金は、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属によって形成される。弾性層は、たとえば、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどの弾性材料で形成される。加熱手段は図示しない電源から電圧の印加を受けて発熱する。加熱手段にはハロゲンランプ、赤外線ランプなどを使用できる。加圧ローラ42は回転自在に支持されかつ図示しない加圧手段によって定着ローラ41に対して圧接するように設けられるローラ状部材である。加圧ローラ42は定着ローラ41の回転駆動に従動回転する。定着ローラ41と加圧ローラ42との圧接部が定着ニップ部である。加圧ローラ42は、定着ローラ41によるトナー像の記録媒体への加熱定着に際し、溶融状態にあるトナーを記録媒体に対して押圧することによって、トナー像の記録媒体への定着を促進する。加圧ローラ42には、定着ローラ41と同じ構成のローラ状部材を使用できる。加圧ローラ42の内部にも、上記と同様の加熱手段を設けることができる。定着手段4によれば、2次転写ニップ部から搬送される未定着トナー像を担持する記録媒体を定着ニップ部に通過させることによって、トナー像を記録媒体に定着し、記録媒体に画像を形成する。定着手段14において画像が形成された記録媒体は、排紙手段8によって画像形成装置1の外部に排出され、排紙トレイ70に積載される。
画像形成手段3によれば、画像情報に応じて感光体16表面にトナー像が形成され、このトナー像が中間転写ベルト30を介して記録媒体に転写され、定着されることによって、記録媒体上に画像が形成される。
給紙手段4は、給紙カセット43a,43b,43c,43d(以下「給紙カセット43」と総称する)と、ピックアップローラ44a,44b,44c,44d(以下「ピックアップローラ44」と総称する)と、搬送ローラ45a,45b,45c,45d(以下「搬送ローラ45」と総称する)と、レジストローラ46とを含む。給紙カセット43は記録媒体を貯留する。記録媒体には、たとえば、普通紙、カラーコピー用紙、OHPシート、コート紙などがある。記録媒体のサイズはA3、B4、A4、B5などである。図示しない手差しトレイを設ければ、任意のサイズの記録媒体に画像を形成できる。ピックアップローラ44は記録媒体を搬送ローラ45に向けて1枚ずつ送給するローラ状部材である。搬送ローラ45は互いに圧接するように設けられる1対のローラ状部材であり、ピックアップローラ44から搬送される記録媒体を用紙搬送路Pに送給する。レジストローラ46は互いに圧接して圧接部を形成するように設けられるローラ状部材であり、該圧接部に記録媒体を挟持し、中間転写ベルト30上のトナー像が2次転写ニップ部に搬送されるのに同期して、2次転写ニップ部に記録媒体を送給する。給紙手段4によれば、給紙カセット43内に貯留される記録媒体が、ピックアップローラ44および搬送ローラ45によって1枚ずつ搬送路Pに送給され、さらに、レジストローラ46によって2次転写ニップ部に送給される。
トナー補給手段5は、トナー補給手段5y,5m,5c,5bを含む。トナー補給手段5bは、トナーボトル50b1,50b2と、モータ52b,53bと、トナー補給部材56bと、トナーホッパ59bと、トナーカートリッジ62を含む。トナーボトル50b1,50b2は内部空間を有し、その内部空間にブラックトナーを貯留する円筒状部材である。トナーボトル50b1,50b2は、その長手方向が画像形成装置1の正面から背面に向う方向に平行になるようにしトナーカートリッジ62に着脱可能に装着される。トナーボトル50b1,50b2の長手方向表面にはそれぞれ2つの段差が形成され、一方の段差54b,55bにはトナーボトル50b1,50b2の長手方向に平行になるように開口が形成される。トナーボトル50b1,50b2が軸線回りに回転すると、この開口を介して、内部のブラックトナーが外部に排出され、トナー補給部材56bに供給される。本実施の形態では、トナーボトル50b1,50b2の直径は110mm、長手方向の長さは450mm、内容積は約4000cmである。
モータ52b,53bは、それぞれトナーボトル50b1,50b2を回転させる。トナーボトル50b1,50b2は1回転毎にほぼ等量のトナーを外部に排出する。モータ52b,53bによるトナーボトル50b1,50b2の回転は、制御部9によって制御される。制御部9は、たとえば、トナーホッパ59b内のトナー濃度を検知するトナー濃度検知センサによる検知結果に応じて、トナーホッパ59b内のトナー濃度を所定値に保持するように制御する。より具体的には、制御手段9は、トナー濃度検知センサによる検知結果からトナーホッパ59bへのトナー補給量ひいてはトナーボトル50b1,50b2の回転回数を決定し、モータ52b,53bに電圧を印加する図示しない電源に制御信号を送り、モータ52b,53bを所定回数回転させる。
トナー補給部材56bは、トナー受け部57bと、トナー補給管58bとを含む。トナー受け部57bは、鉛直方向上方に向けて開口するロート状部材であり、その鉛直方向下端部がトナー補給管58bに接続される。トナー補給管58bは一端がトナー受け部57bの鉛直方向下端部に接続され、他端がトナーホッパ59bの鉛直方向上面に形成される図示しないトナー受入口に接続されるパイプ状部材である。トナー補給管58bの内部空間と、トナーホッパ59bの内部空間は、トナー受入口を介して連通する。なお、トナー受け部57bとトナー補給管58bとは、一体成形により形成してもよい。トナー補給部材56によれば、トナーボトル50b1,50b2の回転によって鉛直方向下方に排出されるトナーをトナー受け部57bが受け止め、トナー補給管58bを介してトナーホッパ59bに供給する。
トナーホッパ59bは、現像槽21bの鉛直方向上面に接するように設けられる容器状部材であり、トナー補給ローラ60bおよび撹拌ローラ61bを回転自在に支持して収容するとともに、トナーを収容する。トナーホッパ59bの鉛直方向上面にはトナー受入口が形成され、トナー補給部材56bの内部空間と連通する。また、トナーホッパ59bの鉛直方向下面には、図示しないトナー補給口が形成される。トナー補給口は、現像槽21bの鉛直方向上面のトナー受入供給口と鉛直方向に連通する位置に形成される。トナーホッパ59の内部空間と現像槽21bの内部空間はトナー補給口とトナー受入供給口とを介して連通する。トナー補給ローラ60bは図示しない駆動手段によって回転可能にかつトナー補給口の直上に設けられるローラ状部材であり、トナーホッパ59b内のトナーを現像槽21b内に補給する。撹拌ローラ61bはトナー補給ローラ60bの鉛直方向上方に設けられ、図示しない駆動手段によって回転可能に支持されるローラ状部材である。撹拌ローラ61bは、その回転によって、トナー補給部材56bを介してトナーホッパ59b内に送給されるトナーを、トナー補給ローラ60bの周囲に撹拌搬送する。
トナーカートリッジ62は、その鉛直方向下面が、中間転写手段12の鉛直方向上方において、画像形成装置1の設置面にほぼ平行になるように設けられる容器状部材である。トナーカートリッジ62は、トナーボトル50b1,50b2を着脱可能に支持する。また、トナーカートリッジ62は画像形成装置1の正面を向う方向に開口し、この開口からトナーボトル50b1,50b2が装着および離脱される。
トナー補給手段5bによれば、現像槽21b内のトナーの消費状況に応じて、現像槽21b内に適量のトナーが補給される。なお、トナー補給手段5y,5m,5cは、トナーボトルのおよびモータの数が2個から1個に変更され、トナーボトルのサイズが異なる以外は、トナー補給手段5bと同様の構成を有するので、図示および説明を省略する。なお、本実施の形態では、イエロー、マゼンタおよびシアンのトナーボトル50y,50m,50cは、いずれも、直径78mm、長さ450mm、内容積約2000cmの大きさを有する。
冷却手段6は、ケーシング65と、配管66と、熱交換器67と、ポンプ68とを含む。ケーシング65は内部空間を有する直方体状の容器状部材であり、トナーカートリッジ62の鉛直方向上面に接するかまたは僅かな間隙を有して離隔するように設けられる。ケーシング65の鉛直方向下面は、トナーカートリッジ62の鉛直方向上面とほぼ同じ形状および面積を有する。ケーシング65の画像形成装置1の背面側外壁における、画像形成装置1の長手方向側の両端部には図示しない開口がそれぞれ1つずつ形成される。ケーシング65の内部にはトナーボトル冷却用の配管66が配置される。ケーシング65内に配管66を配置することによって、配管66の表面に結露が起こって水滴が生成しても、水滴が画像形成装置1の内部に落下して種々の不都合を生起させるのを防止できる。また、水滴が生成するとしても少量なので、画像形成装置1内部の熱によって順次蒸発するので、ケーシング65内に水が溜まって溢れ出すこともない。すなわち、ケーシング65が受け皿の機能をも有する。ケーシング65は、たとえば、合成樹脂などの材料を用いて製造される。
配管66はループ状の循環経路を有するパイプ状部材であり、一部分が画像形成装置1内部のケーシング65内に配置され、他の部分が画像形成装置1の背面の外壁面に沿って配置される。ケーシング65内においては、配管66はケーシング65の鉛直方向下面の内壁面に沿い、画像形成装置1の背面から正面側に延びる配管と正面から背面側に延びる配管とが交互にかつ平行に並ぶように配置される。そして、背面から正面側へ延びる配管は、正面に近接する位置で反転して正面から背面方向に延びる配管に繋がる。反対に、正面から背面側に延びる配管は、背面に近接する位置で反転して背面から正面側に延びる配管に繋がる。また、ケーシング65の内部に配置される配管66の両端は正面から背面側に延び、ケーシング65の背面側外壁面に形成される2つの開口および図示しない画像形成装置1の背面側外壁面において配管66の両端が延びる方向で前記2つの開口に連通する位置に形成される2つの開口を貫通して、画像形成装置1の外部に出る。ケーシング65の内部に配置される配管66の両端部において、ケーシング65の背面側外壁面における2つの開口および画像形成装置1の背面側外壁面(以下単に「背面側外壁面」)における2つの開口を貫通する前後の部分の表面には、断熱層を設けてもよい。これによって、ケーシング65の外部であってかつ画像形成装置1の内部である部分にある配管66表面の結露による水滴の落下を防止できる。
画像形成装置1の外部に出た配管66の両端部は、背面側外壁面に沿って鉛直方向下方に延び、背面側外壁面下部で繋がる。これによって、配管66がループ状の循環経路を持つ。配管66の内部には、熱交換可能な媒体が充填され、矢符69の方向に流過する。熱交換可能な媒体には液体および気体を使用でき、たとえば、水、HCFC−32、HFC−32などの代替フロンなどが挙げられる。背面側外壁面に配置される配管66の途中には、熱交換可能な媒体の流過方向における上流側から順番に熱交換器67およびポンプ68が配置される。熱交換器67は配管66内を流過する熱交換可能な媒体から熱を吸収して冷却し、この冷却された熱交換可能な媒体を再度配管66に戻す。ポンプ68は、配管66内の熱交換可能な媒体を矢符69の方向に流過させる。すなわち、熱交換器67によって冷却された熱交換可能な媒体を矢符69の方向に流過させ、ケーシング65内部の配管66内に導く。なお、背面側外壁面に設けられる配管66のうち、熱交換可能な媒体の流過方向(矢符69の方向)において、熱交換器67よりも下流側の部分の表面に断熱層を設けてもよい。これによって、配管66表面の結露および熱交換可能な媒体の温度上昇を防止できる。
冷却手段6によれば、少なくとも1部がトナーカートリッジ62の鉛直方向上方に並列状に配置される配管66内に、熱交換器67によって冷却される熱交換可能な媒体を流過させることによって、トナーボトル50y,50m,50c,50y,51yを冷却する。ここで暖められた熱交換可能な媒体は配管66を循環する途中で熱交換器67において再度冷却され、ケーシング65内部の配管66へ送給される。冷却手段6は、温度検知手段7の検知結果に応じて、制御手段9によって制御される。
なお、トナー補給手段5近傍の温度がトナーの流動性などに影響を及ぼさない程度である場合は、通常は冷却手段6を起動させる必要はない。しかしながら、トナー補給手段5近傍の温度がトナーの流動性などに悪影響を及ぼす程度に上昇したとき、熱交換可能な媒体の温度が上がりすぎていると、熱交換可能な媒体を冷却するのに時間を要し、トナー補給手段5を速やかに冷却ではないことが想定される。したがって、冷却手段6の配管66に図示しない媒体温度検知手段を設け、媒体温度検知手段による検知結果に応じて、トナー補給手段5の冷却が必要でない時でも、冷却手段6を起動させ、熱交換可能な媒体を冷却して一定温度に保持するように構成してもよい。媒体温度検知手段には一般的な温度センサを使用できる。温度センサは、たとえば、配管66内を流過する熱交換可能な媒体が画像形成装置1の内部に入る手前の配管66上に設けられる。媒体温度検知手段による検知結果は、後記する制御手段9に入力され、記憶部に書き込まれる。記憶部には熱交換可能な媒体の保持温度が予め書き込まれる。制御手段9の演算部では、記憶部から媒体温度検知手段の検知結果と保持温度とを取り出し、検知結果が保持温度よりも高いか否かを判定する。保持温度よりも高いとの判定結果が得られれば、それに応じて、制御手段9の制御部は制御信号を送り、まずポンプ68を起動させて熱交換可能な媒体を配管66内に循環させ、配管66内の熱交換可能な媒体の温度を均一化する。その後、媒体温度検知手段により再度検知を行い、検知結果が保持温度よりも高いとの判定結果が得られれば、制御手段9の制御部は制御信号を送ってポンプ68とともに熱交換器67を起動させ、熱交換可能な媒体を保持温度まで冷却する。検知結果が保持温度またはそれよりも低いとの判定結果が得られれば、制御手段9の制御部はポンプ68を停止させる。
温度検知手段7は、トナーカートリッジ62内に装着されるトナーボトル50b1近傍に設けられ、トナーボトル50b1周辺の温度を検知する温度センサである。温度検知手段7による検知結果は、制御手段9に入力される。
制御手段9は、たとえば、画像形成装置1の内部空間における上部に設けられ、記憶部と演算部と制御部とを含む。記憶部は、温度検知手段7による検知結果その他の各種情報が入力される。さらに記憶部には、画像形成装置1の鉛直方向上面に配置される図示しない表示手段を介して設定される各種設定値、画像形成装置1内部の各所に配置される図示しないセンサなどからの検知結果、外部機器からの印刷指令に含まれる画像情報などが入力される。また、各部材の制御を実行するためのプログラムが書き込まれる。記憶部には、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、リードオンリィメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ(HDD)などが挙げられる。演算部は、記憶部に入力される各種データ(印刷指令、検知結果、画像情報など)および各種手段のプログラムを取り出し、各種判定を行う。制御部は、演算部における判定結果に応じて該当装置に制御信号を送付し、動作制御を行う。制御部および演算部は、たとえば、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)を備えるマイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなどによって実現される処理回路である。制御手段は、記憶部、演算部および制御部とともに主電源を含む。
制御手段9は、温度検知手段7による検知結果に応じて冷却手段6を制御する。温度検知手段7は、トナーボトル50b1近傍の温度を検知する。温度検知手段7は制御手段9に電気的に接続され、温度検知手段7の検知結果は制御手段7に入力され、記憶部に書き込まれる。さらに、記憶部には、冷却手段6を作動させるトナーボトル50b1近傍の温度範囲(以下「作動温度範囲」という)が予め書き込まれる。本実施の形態では、この温度範囲は40℃以上である。制御手段9の演算部は、記憶部から温度検知手段7による検知結果および冷却手段6を作動させる温度範囲の数値を取り出し、検知結果が作動温度範囲にあるか否かを判定する。検知結果が作動温度範囲にある場合、制御手段9の制御部は制御信号を送付して熱交換器67およびポンプ68を起動し、熱交換可能な媒体を冷却して配管66内に循環させる。この循環は、温度検知手段7による検知結果が所定温度よりも低くなるまで継続される。所定温度は、好ましくは35℃以下、さらに好ましくは10〜30℃、特に好ましくは15〜30℃である。すなわち、35℃以下になれば冷却手段6の動作を直ぐに停止させてもよいし、10〜30℃または15〜30℃の範囲であれば冷却手段6の動作を継続し、10℃または15℃未満になった時に冷却手段6の動作を停止するように構成してもよい。
表1に、画像形成装置1におけるトナーボトル周囲温度とトナー排出量との関係を示す。トナー排出量は、画像形成装置1に新品のブラックトナーボトルを装着し、表1に示す各トナーボトル周囲温度で3日間放置した後、画像形成動作は行わず、該トナーボトルのみを10分間連続して回転させた時に、該トナーボトルから排出されるトナー重量である。対策前現状トナー排出量とは、冷却手段6を停止した状態でのトナー排出量である。対策後トナー排出量とは、冷却手段6を起動させた状態でのトナー排出量である。
Figure 2008064901
表1から、トナーボトル周囲温度40℃または50℃で放置されたトナーボトルを回転させる場合、冷却手段6を起動することによって、トナー排出量が増加することが明らかである。
画像形成装置1によれば、画像形成手段3において、画像情報に応じたトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体に定着させて記録媒体上に画像を形成する際に、画像形成手段3にトナーを補給するトナー補給手段5の周囲温度の上昇を冷却手段6にて防止することによって、トナー補給手段5から画像形成手段3へのトナー補給量がほぼ一定量に保持され、画像濃度の高い高画質画像を安定的に形成できる。
本実施の形態では、冷却手段6として、熱交換器67によって冷却される熱交換可能な媒体を、ポンプ68によってループ状配管66内に流過させる方式を採用するけれども、それに限定されず、たとえば、図5に示す冷却手段75を使用できる。冷却手段75は、蒸発部76と、蒸気管77と、凝縮部78と、液管79とを含む。蒸発部76はトナー補給手段5の近傍に設けられ、トナー補給手段5を冷却する。蒸発部76は内部空間を有する容器状部材であり、その内部空間には液相の作動流体が貯留される。作動流体とは、密閉系において空気などの非凝縮性ガスを脱気した状態で、所定温度範囲で蒸発(気化)と凝縮(液化)とを繰り返す物質である。作動流体としては特に制限されないけれども、たとえば、フロンなどの絶縁性の高い流体が好ましい。蒸発部76内に貯留される液相の作動流体は、トナー補給手段5周辺の熱を吸収して蒸発し、気相の作動流体(蒸気)になる。蒸発部76の内部には、ラジエータ装置を採用するのが好ましい。また、蒸発部76には蒸気管77と液管79とが接続され、蒸発部76の内部空間と、蒸気管77および液管79の内部空間とがそれぞれ連通するように構成される。蒸気管77は、鉛直方向において液管79よりも高い位置に接続される。気相の作動流体は、蒸気管77を流過して蒸発部76の外部に排出される。また、蒸発部76は平面形状に構成することが可能なので、冷却効率を高めることが容易である。蒸気管77は一端が蒸発部76に接続されかつ他端が凝縮部78に接続されるパイプ状部材であり、蒸発部76において発生する気相の作動流体を凝縮部78に送給する。
凝縮部78は内部空間を有する容器状部材であり、蒸気管77を介して供給される気相の作動流体を冷却して液化し、液相の作動流体を生成させる。凝縮部78の周囲には図示しない冷却ジャケットが設けられ、これによって気相の作動流体を冷却する。また、凝縮部78には、凝縮部78の内部空間と液管79の内部空間とが連通するように、液管79が接続される。凝縮部78における蒸気管77および液管79の接続位置は、蒸発部76におけるのと同様に、鉛直方向において蒸気管77の方が液管79よりも高くなる。また、凝縮部78は鉛直方向において蒸発部76よりも高い位置に設けられる。これによって、ポンプなどの動力源を用いないでも、液相の作動流体が凝縮部78から液管79を介して蒸発部76に供給され、かつ気相の作動流体が蒸発部76から蒸気管77を介して凝縮部78に供給される。液管79は一端が蒸発部76に接続されかつ他端が凝縮部78に接続されるパイプ状部材であり、凝縮部78において生成する液相の作動流体を蒸発部76に供給する。このように、蒸発部76、蒸気管77、凝縮部78および液管79はこの順番で接続され、密閉循環経路を形成する。冷却手段75によれば、蒸発部76においてトナー補給手段5周辺の熱を吸収して気化した気相の作動流体が蒸気管77を介して凝縮部78に供給され、ここで冷却されて液化して液相の作動流体になり、液管79を介して再び蒸発部76に供給され熱を吸収する。
冷却手段75を用いる場合は、温度検知手段7による検知結果に応じて、制御手段9が蒸発部76そのものおよび凝縮部78の冷却ジャケットを起動または停止させることによって、冷却手段75によるトナー補給手段5の冷却を制御できる。また、冷却手段75において、蒸気管77または液管79上に図示しないマイクロポンプを設け、作動流体を循環させてもよい。この構成によれば、蒸発部76と凝縮部78との鉛直方向における位置関係を定める必要がないので、構成の簡略化が可能である。この場合は、温度検知手段7による検知結果に応じて、制御手段9がマイクロポンプを起動または停止させることによって、冷却手段によるトナー補給手段5の冷却を制御できる。
また本実施の形態では、冷却手段6は、トナーカートリッジ62の鉛直方向上方に設けられるけれども、それに限定されず、トナーカートリッジ62の鉛直方向下方に設けてもよい。さらに、画像形成装置1において最も発熱量の多い定着手段14に最も近接して配置されるトナーボトル50b1,50b2の近傍に、冷却手段6を部分的に配置するように構成してもよい。
図6は、本発明の実施の第2形態である画像形成装置80の要部の構成を示す図面である。図6(a)は背面図であり、図6(b)は右側面図である。画像形成装置80は画像形成装置1に類似し、対応する部分については同一参照符号を付して説明を省略するかまたは図示および説明を省略する。画像形成装置80は、画像形成装置1に構成において、冷却手段6に代えて冷却手段81を有することを特徴とし、それ以外の構成は画像形成装置1と同様である。冷却手段81は冷却管82a,82b,82c,82d,82e(以下特に断わらない限り「冷却管82」と総称する)を含む。冷却管82は、トナーボトル50y,50m,50c,50b1,50b2(以下特に断わらない限り「トナーボトル50」と総称する)の鉛直方向上方においてトナーボトル50の軸線に平行になるように設けられる。また、冷却管82は、画像形成装置80の背面側外壁に形成される図示しない貫通孔から、画像形成装置の背面から正面に向けて挿入され、一部が画像形成装置1の外方に突出するように装着される。本実施の形態では、冷却管82にはヒートパイプを使用する。ヒートパイプは、1つの密閉された金属管内に蒸発部82xと断熱部82yと凝縮部82zとが連続的に設けられ、作動流体が真空封入された冷却装置である。
蒸発部82xは、画像形成装置80の内部に挿入されてトナーボトル50の鉛直方向上方に位置する部分である。蒸発部82xでは、トナーボトル50周辺の熱を吸収して作動流体が蒸発して気相の作動流体が生成する。断熱部82yは、画像形成装置80の内部に挿入されて、トナーカートリッジ62の画像形成装置80背面側端部近傍に位置する部分である。断熱部82yには毛細管構造(ウィック)が設けられ、気相作動流体の蒸発部82xから凝縮部82zへの流過および液相作動流体の凝縮部82zから蒸発部82xへの流過を可能にする。凝集部82zは、画像形成装置1の背面側外壁から画像形成装置1の外方に向けて延びるようにもうけられる部分である。凝縮部82zでは、気相作動流体が凝集部82z周囲の空気によって冷却され、液相作動流体が生成する。このような構成によって、トナーボトル50の冷却が可能になる。本実施の形態では、凝集部82zにおける気相作動流体の液化を促進して冷却能力を向上させるために、凝縮部82zの周囲に図示しない冷却ジャケットを設ける。この構成によって、温度検知手段7による検知結果に応じて、冷却手段81を制御できる。すなわち、温度検知手段7による検知結果に応じて、制御手段9が冷却手段81の冷却ジャケットを起動または停止させることによって、冷却管82によるトナーボトル50の冷却を制御できる。
本発明の実施の第1形態である画像形成装置の構成を模式的に示す断面図である。 図1に示す画像形成装置の要部の構成を模式的に示す断面図である。 図1に示す画像形成装置の要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置の要部の構成を模式的に示す図面である。図4(a)は背面図および図4(b)は右側面図である。 別形態の冷却手段の構成を模式的に示す図面である。 本発明の実施の第2形態である画像形成装置の要部の構成を示す図面である。図6(a)は背面図であり、図6(b)は右側面図である。
符号の説明
1,80 画像形成装置
2 原稿読み取り手段
3 画像形成手段
4 給紙手段
5,5y,5m,5c,5b トナー補給手段
6,75,81 冷却手段
7 温度検知手段
8 排紙手段
9 制御手段
11y,11m,11c,11d トナー像形成手段
12 中間転写手段
13 2次転写手段
14 定着手段
30 中間転写ベルト
35 搬送手段
41 定着ローラ
42 加圧ローラ
50y,50m,50c,50b1,50b2 トナーボトル
62 トナーカートリッジ
65 ケーシング
66 配管
67 熱交換器
68 ポンプ
82,82a,82b,82c,82d,82e 冷却管

Claims (9)

  1. 電子写真方式の画像形成技術を利用して記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    トナー像形成手段を含んで記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    画像形成手段に記録媒体を送給する給紙手段と、
    画像形成手段にトナーを補給するトナー補給手段と、
    画像形成装置内部の温度を検知する温度検知手段と、
    トナー補給手段を液状媒体によって冷却する冷却手段と、
    温度検知手段による検知結果に応じてトナー補給手段を冷却するように冷却手段を制御する制御手段とを含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 冷却手段は、
    その少なくとも一部が、トナー補給手段の鉛直方向上方において、トナー補給手段全体を冷却するように設けられることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. トナー補給手段と、トナー補給手段の鉛直方向下方に配置されるトナー像形成手段との間に設けられ、冷却手段表面に結露して落下する水滴を一時的に貯留する受け皿をさらに含むことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 温度検知手段は、
    トナー補給手段の近傍に設けられてトナー補給手段の温度を検知することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 冷却手段は、
    水冷パイプまたはヒートパイプを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 水冷パイプまたはヒートパイプ表面の少なくとも一部に断熱層が設けられることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 冷却手段は、
    作動流体を蒸発させることによって発熱体から吸熱する蒸発手段と、
    作動流体の蒸気を凝縮液化して作動流体の蒸気から放熱する凝縮手段と、
    蒸発手段において発生する作動流体の蒸気を凝縮手段に送給する蒸気管と、
    凝縮手段において生成する作動流体を蒸発手段に送給する液管とを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 冷却手段は、
    作動流体を用いて発熱体から吸熱する蒸発手段と、
    作動流体の蒸気を凝縮液化して作動流体の蒸気から放熱する凝縮手段と、
    蒸発手段と凝縮手段とを作動流体が循環可能に連結する配管と、
    配管に設けられて作動流体を蒸発手段と凝縮手段との間で循環させるマイクロポンプとを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  9. トナー補給手段は、
    画像形成装置に脱着自在に装着される1または複数のトナーボトルを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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