JP2009198731A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 現像後の現像剤を効率良く冷却し、正確なトナー濃度検知を行うことで、トナー濃度センサの誤検知を防止し、安定したトナー濃度制御を行うことができる現像装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像容器12は、現像剤担持体11と現像剤攪拌部材28,29とを内部に備える主現像槽12aと、トナー濃度センサ17を備えるセンシング槽12bと、これらの両槽を連通して結合する連結槽12cとから構成され、センシング槽12b内の現像剤を冷却するための冷却装置50が設けられる。
【選択図】 図7
Description
本発明は、電子写真方式により画像形成を行う現像装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用する画像形成装置においては、感光体の表面に形成される静電潜像に対して、現像装置から現像剤の成分であるトナーを供給して現像することによって可視像であるトナー像を形成し、さらにトナー像を転写媒体である記録紙などに転写し、記録紙上に転写されたトナー像を定着して堅牢な記録画像を形成する。
近年、画像形成装置であるたとえば複写機、プリンタなどが使用されるオフィス業務の効率化が一段と促進されるのに伴い、画像形成装置には、画像形成処理能力の向上、たとえば単位時間あたりに出力することができる記録紙の枚数で表される画像形成処理速度の向上が望まれている。
画像形成処理速度が速い画像形成装置(高速機と呼ぶ)においては、画像形成処理速度が中低程度の画像形成装置(中低速機と呼ぶ)に比べて現像剤が長寿命であることが要求される。高速機では、単位時間あたりに形成される画像枚数が多いので、単位時間あたりに消費される現像剤量、より厳密にはトナー量が多く、また撹拌搬送のストレスにさらされる頻度が高いので、中低速機に使用される現像剤と同程度の寿命では、短期間でトナーの寿命が尽きてしまい、現像剤に関するメンテナンス頻度が増大することになるからである。
このような問題に対する一つの解決手段として、現像装置を大きくすることが考えられる。現像装置を大きくし、収容できる現像剤の量を多くすることによって、高速機による現像剤の大量消費に対応し、また撹拌搬送にストレスにさらされる頻度を軽減し、寿命延長を図るものである。しかしながら、画像形成装置の構造上の制約から現像装置を大きくすることができない場合が多い。トナーを現像剤担持体に臨む現像槽へ補給するような方式の場合、現像装置をわずかに大きくした程度では、高速機では充分に撹拌して均一な現像剤を現像剤担持体へ供給するための時間的余裕を確保することができないので、現像剤のトナー濃度を制御することが難しい。
そこで、別の対応策として、現像剤にかかるストレスを極力低減することが提案されている。例えば層厚規制部材と現像剤担持体との距離、すなわちドクターギャップ(DG)を広げるといったことなどがある。しかしながら、高画質を達成するにはDGは出来るだけ狭くしなければならず、これは低ストレス化には相反するという問題がある。
また、ストレスを低減することにも関連するが、現像剤に加わるストレスが高くなると同時に現像装置内部での発熱量も大きくなる。その大部分は現像剤が層厚規制部材と現像剤担持体との間隙を通過する際に発生する摩擦熱であり、この熱によっても現像剤はその特性が変化し、トナーの軟化による固着や特性の劣化が生じて、初期の現像能力を安定して継続することができなくなる。
このように、高速化に伴い現像装置内部では、現像剤と装置内の部品(主として層厚規制部材)との摩擦熱の発生が大きくなり、この熱によりトナーが軟化して固着したり、現像剤の劣化が生じる。さらに、現像剤のかさ密度等の特性が、この摩擦熱によって変化することで、トナー濃度センサの誤検知が生じてしまう。
このような問題を解決する従来の技術として、特許文献1には、現像剤貯蔵室に冷却手段を設けて、現像剤の性能低下を防ぐ技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されているように、補給現像剤を冷却しただけでは、十分な効果が得られない。これは、上述の摩擦熱の発生と同時に印字モードに関連して起こる不具合もあるからである。例えば、原稿の印字率が1%程度であるようなトナー消費量の少ない印字を連続して出力する場合、印字動作中に現像槽内に補給されるトナーは極少量であるので、冷却された補給現像剤だけでは、現像槽内にある高温の現像剤全体を冷却する能力はないからである。
本発明者が解決しようとする課題は、特にこうした低印字率での連続印字において顕著となるものであり、通常の印字では発生頻度は少ないものである。
また、特許文献1においてはトナー濃度センサの誤検知については、何ら考慮されていない。
本発明の目的は、現像後の現像剤を効率良く冷却し、正確なトナー濃度検知を行うことで、トナー濃度センサの誤検知を防止し、安定したトナー濃度制御を行うことができる現像装置および画像形成装置を提供することである。
本発明は、現像剤を収容する現像容器と、
現像剤を担持する現像剤担持体と、
トナーとキャリアから成る現像剤を攪拌および搬送する現像剤攪拌部材と、
現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、
現像容器内の現像剤のトナー濃度を検知する濃度センサと、を備える現像装置において、
前記現像容器は、現像剤担持体と現像剤攪拌部材とを備える主現像槽と、トナー濃度センサを備えるセンシング槽とから構成され、
前記センシング槽内の現像剤を冷却する冷却手段を備えることを特徴とする現像装置である。
現像剤を担持する現像剤担持体と、
トナーとキャリアから成る現像剤を攪拌および搬送する現像剤攪拌部材と、
現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、
現像容器内の現像剤のトナー濃度を検知する濃度センサと、を備える現像装置において、
前記現像容器は、現像剤担持体と現像剤攪拌部材とを備える主現像槽と、トナー濃度センサを備えるセンシング槽とから構成され、
前記センシング槽内の現像剤を冷却する冷却手段を備えることを特徴とする現像装置である。
また本発明は、前記トナー濃度センサは、透磁率センサであることを特徴とする。
また本発明は、前記主現像槽と前記センシング槽とは、その内部に現像剤を攪拌および搬送する現像剤攪拌部材を有する連結槽によって連通して結合し、前記主現像槽と前記センシング槽との間を、前記連結槽によって現像剤が循環するように構成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記主現像槽と前記センシング槽とは、その内部に現像剤を攪拌および搬送する現像剤攪拌部材を有する連結槽によって連通して結合し、前記主現像槽と前記センシング槽との間を、前記連結槽によって現像剤が循環するように構成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記主現像槽から前記センシング槽へと搬送される現像剤量は、前記主現像槽の現像剤搬送端に設けられた流量調整部材により一定量が搬送されるように構成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記冷却手段は、気体を冷媒とする空冷装置であり、前記センシング槽の外表面を冷却することを特徴とする。
また本発明は、前記冷却手段は、前記センシング槽に直接設けられることを特徴とする。
また本発明は、前記冷却手段は、液体を冷媒とする液体冷却装置であることを特徴とする。
また本発明は、前記主現像槽と前記センシング槽とは、連結槽によって連通して結合し、
前記連結槽は、断熱材料により構成されることを特徴とする。
前記連結槽は、断熱材料により構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記センシング槽は、金属材料によって構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記センシング槽の外表面に、放熱フィンが設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記センシング槽の外表面に、放熱フィンが設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記センシング槽は、現像剤攪拌部材を有し、
その現像剤攪拌部材の表面が現像剤と接触する部分と、その現像剤攪拌部材の回転軸芯と、前記軸芯を回転支持する軸受とは、金属材料によって構成されることを特徴とする。
その現像剤攪拌部材の表面が現像剤と接触する部分と、その現像剤攪拌部材の回転軸芯と、前記軸芯を回転支持する軸受とは、金属材料によって構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、各色ごとの現像剤を収容する複数の現像装置を有し、
これら現像装置のうち、少なくとも1つの現像装置が、前記現像装置であることを特徴とする。
また本発明は、各色ごとの現像剤を収容する複数の現像装置を有し、
これら現像装置のうち、少なくとも1つの現像装置が、前記現像装置であることを特徴とする。
また本発明は、各色ごとの現像剤を収容する複数の現像装置を有し、
これら現像装置のうち、少なくとも2つの現像装置が、前記現像装置であり、
1つの冷却装置が複数のセンシング槽を冷却するように構成されていることを特徴とする。
これら現像装置のうち、少なくとも2つの現像装置が、前記現像装置であり、
1つの冷却装置が複数のセンシング槽を冷却するように構成されていることを特徴とする。
また本発明は、現像剤を収容する現像容器と、現像剤を担持する現像剤担持体と、トナーとキャリアから成る現像剤を攪拌および搬送する現像剤攪拌部材と、現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、現像容器内の現像剤のトナー濃度を検知する濃度センサとを有する現像装置を備える画像形成装置において、
前記現像容器は、現像剤担持体と現像剤攪拌部材とを備える主現像槽と、トナー濃度センサを備えるセンシング槽とから構成され、
前記センシング槽内の現像剤を冷却する冷却手段を備えることを特徴とする画像形成装置である。
前記現像容器は、現像剤担持体と現像剤攪拌部材とを備える主現像槽と、トナー濃度センサを備えるセンシング槽とから構成され、
前記センシング槽内の現像剤を冷却する冷却手段を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、現像剤を収容する現像容器は、現像剤担持体と現像剤攪拌部材とを備える主現像槽と、トナー濃度センサを備えるセンシング槽とから構成される。そして、前記センシング槽内の現像剤を冷却する冷却手段が備えられている。
これにより、冷却手段で冷却されて、たとえば常温に近い状態の現像剤のトナー濃度を検知することができるので、トナー濃度センサの誤検知を防止し、安定したトナー濃度制御を行うことができる。
また本発明によれば、前記トナー濃度センサは、透磁率センサである。
トナー濃度センサとしては、圧電式センサ、光学式センサ等が用いられるが、中でも透磁率センサは検知精度、小型化、コスト性、制御の容易さなどから広く用いられている。
トナー濃度センサとしては、圧電式センサ、光学式センサ等が用いられるが、中でも透磁率センサは検知精度、小型化、コスト性、制御の容易さなどから広く用いられている。
冷却手段で冷却された現像剤のトナー濃度を検知することができるので、透磁率センサの誤検知を防止し、安定したトナー濃度制御を行うことができる。
また本発明によれば、前記主現像槽と前記センシング槽とは、その内部に現像剤を攪拌および搬送する現像剤攪拌部材を有する連結槽によって連通して結合される。さらに、前記主現像槽と前記センシング槽との間を、前記連結槽によって現像剤が循環するように構成される。
これにより、主現像槽において現像された後の現像剤を、センシング槽まで搬送および循環させることにより、トナー濃度を精度良く制御することができる。
また本発明によれば、前記主現像槽から前記センシング槽へと搬送される現像剤量は、前記主現像槽の現像剤搬送端に設けられた流量調整部材により一定量が搬送されるように構成される。
これにより、センシング槽に送られる現像剤量が常に一定となるので、精度良くトナー濃度を検知することができる。
また本発明によれば、前記冷却手段は、気体を冷媒とする空冷装置であり、前記センシング槽の外表面を冷却する。
これにより、センシング槽内の現像剤のみを冷却すれば良く、主現像槽をも冷却する場合に比べて冷却を効率良く行える。また、空冷装置を用いることで、冷却手段の取り付けや制御を容易に行うことができ、コストも安く済む。
また本発明によれば、前記冷却手段は、前記センシング槽に直接設けられる。
これにより、小径ファンなど冷却能力が小さいものであっても十分にセンシング槽を冷却することができる。
これにより、小径ファンなど冷却能力が小さいものであっても十分にセンシング槽を冷却することができる。
また本発明によれば、前記冷却手段は、液体を冷媒とする液体冷却装置である。
これにより、センシング槽内の現像剤のみを冷却すれば良く、主現像槽をも冷却する場合に比べて冷却を効率良く行える。また、液体冷却装置を用いることで、騒音もなく、トナーの飛散を発生させずに冷却することができる。
これにより、センシング槽内の現像剤のみを冷却すれば良く、主現像槽をも冷却する場合に比べて冷却を効率良く行える。また、液体冷却装置を用いることで、騒音もなく、トナーの飛散を発生させずに冷却することができる。
また本発明によれば、前記主現像槽と前記センシング槽とは、連結槽によって連通して結合されており、前記連結槽は、断熱材料により構成される。
これにより、高温状態の主現像槽からセンシング槽への伝熱を抑え、センシング槽内の現像剤を効率良く冷却することができる。
また本発明によれば、前記センシング槽は、金属材料によって構成される。
これにより、センシング槽を効率良く冷却することができる。
これにより、センシング槽を効率良く冷却することができる。
また本発明によれば、前記センシング槽の表面に、放熱フィンが設けられる。
これにより、センシング槽を効率良く冷却することができる。
これにより、センシング槽を効率良く冷却することができる。
また本発明によれば、前記センシング槽内に設けられる現像剤攪拌部材の表面が現像剤と接触する部分と、その現像剤攪拌部材の回転軸芯と、前記軸芯を回転支持する軸受とは、金属材料によって構成される。
これにより、センシング槽が冷却されると、現像剤に接する現像剤攪拌部材の羽根部分や回転軸部分の温度もそれに応じて下がりやすくなるため、センシング槽内全体の現像剤を効率良く冷却することができる。
また本発明によれば、上記の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
これにより、冷却手段で冷却されて、たとえば常温に近い状態の現像剤のトナー濃度を検知することができるので、トナー濃度センサの誤検知を防止し、安定したトナー濃度制御を行うことができる。
これにより、冷却手段で冷却されて、たとえば常温に近い状態の現像剤のトナー濃度を検知することができるので、トナー濃度センサの誤検知を防止し、安定したトナー濃度制御を行うことができる。
また本発明によれば、各色ごとの現像剤を収容する複数の現像装置を有する、いわゆるカラー画像形成装置であり、これら現像装置のうち、少なくとも1つの現像装置が、上記の現像装置である。
これにより、画像形成装置内において高温状態となる現像槽のうち、少なくとも1槽以上にセンシング槽を設け、そのセンシング槽に対して冷却装置を設けることで、トナー濃度センサの誤検知を防止し、安定したトナー濃度制御を行うことができる。
また本発明によれば、各色ごとの現像剤を収容する複数の現像装置を有する、いわゆるカラー画像形成装置であり、これら現像装置のうち、少なくとも2つの現像装置が、上記の現像装置である。そして、1つの冷却装置が複数のセンシング槽を冷却するように構成されている。
これにより、冷却装置の設置数を少なくすることができ、効率良く冷却することができる。
また本発明によれば、現像装置を備える画像形成装置において、
現像剤を収容する現像容器は、現像剤担持体と現像剤攪拌部材とを備える主現像槽と、トナー濃度センサを備えるセンシング槽とから構成され、前記センシング槽内の現像剤を冷却する冷却手段を備える。
現像剤を収容する現像容器は、現像剤担持体と現像剤攪拌部材とを備える主現像槽と、トナー濃度センサを備えるセンシング槽とから構成され、前記センシング槽内の現像剤を冷却する冷却手段を備える。
これにより、冷却手段で冷却されて、たとえば常温に近い状態の現像剤のトナー濃度を検知することができるので、トナー濃度センサの誤検知を防止し、安定したトナー濃度制御を行うことができる。
図1は、本発明の前提となる構成の現像装置10が搭載される画像形成装置1の画像形成ユニット部分の構成を簡略化して示す図である。
現像装置10は、電子写真方式の画像形成装置1の、主に画像形成を行う画像形成ユニット部分に設けられる。画像形成ユニットは、静電潜像が形成される感光層を有する感光体2と、感光体2の表面を一様に帯電させる帯電装置3と、感光体2の表面に画像情報に応じた光を走査させて静電潜像を形成する露光装置4と、感光体2の表面に現像剤を供給して静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置10と、感光体2の表面に形成されるトナー像を、転写媒体であるたとえば記録紙に転写する転写装置5と、記録紙に転写後に感光体2の表面に残留するトナーをクリーニングするクリーニング装置6とを含んで構成される。
現像装置10は、大略、現像剤を担持する現像剤担持体11と、現像剤を収容する現像容器12と、現像容器12の中で現像剤を撹拌搬送する第1撹拌搬送部材28、第2撹拌部材29を含む。
現像剤担持体11は、本実施の形態では、磁石部材21を内包し、磁石部材21の外周に回転自在に設けられる現像スリーブ22を含む、いわゆるマグネットローラである。磁石部材21は、たとえば永久磁石片からなり、円周方向にN極とS極とが略交互に、所定の角度を成して配されて、全体では円柱形状を成す。現像スリーブ22は、たとえば樹脂やアルミなどの非磁性材料からなる円筒形状の部材であり、磁石部材21のまわりで回転自在に設けられる。現像ローラ11は、感光体2を臨み、その軸線が感光体2の回転軸線と平行になるように配置され、現像装置10の装置本体のフレーム部に支持される。
現像ローラ11に担持される現像剤としては、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤が用いられる。現像ローラ11は、トナーを担持するキャリアを磁石部材21の磁力で吸着し、現像スリーブ22の表面に現像剤が穂状に連なった磁気ブラシを形成する。このように、現像剤は、磁気ブラシの形で現像ローラ11に担持される。磁気ブラシを形成する現像剤中の電荷を有するトナーが、現像ローラ11と感光体2との電位差に応じて、現像ローラ11から感光体2に供給されて静電潜像を現像し、トナー像を形成する。
現像容器12は、たとえば硬質の合成樹脂などからなり、外観が略直方体形状を有する容器部材である。
現像容器内において、第2撹拌搬送部材29は、現像ローラ11に近い側に設けられ、汲み上げた現像剤を現像ローラ11と搬送し、第1撹拌搬送部材28は、現像ローラ11からは離れた側で新たに補給されるトナーを撹拌するとともに第2撹拌部材29へと現像剤を搬送する。第1撹拌搬送部材28と第2撹拌搬送部材29との間には、中間壁部材42が設けられる。中間壁部材42は、たとえば合成樹脂などからなる平板状の部材であり、現像容器12の長手方向に延びて現像容器12の底部から立ち上がるようにして設けられる。ただし、中間壁部材42は、現像容器12の長手方向の長さよりも短い長さになるように形成されるので、槽内において、中間壁部材42と現像容器12の側壁との間隙を通る第1撹拌搬送部材28から第2撹拌搬送部材29へ向う現像剤の流れ、また一端部では、第2撹拌搬送部材29から第1撹拌搬送部材28へ向う現像剤の流れが形成される。
現像装置10には、現像容器12に収容された現像剤のトナー濃度を検出するセンサ17が備えられており、センサ17は透磁率センサ、または圧電検知式センサが用いられる。センサ17は電気回路基板を含む本体17bと、検知ヘッド部分17aとから成り、現像容器12の側壁に設けられた開口を通じて容器内に検知ヘッド部分17aが突出して現像剤に接触し、現像容器12内の濃度検知を行っている。
現像装置10では、トナー濃度の検出出力に応じ、制御部がトナーホッパ60を動作させて、現像によるトナーの使用で減少した分のトナーを、現像槽12に補給する。新たなトナーの補給は、トナーホッパ60から行われる。
トナーホッパ60は、たとえば硬質合成樹脂などからなる容器部材であり、その内部空間にトナー62を収容し、制御部からの動作指令に応じてトナー補給ローラ64を駆動させて、現像槽12に対して連結部63を経由してトナー62を補給する。前記トナー補給ローラ64は、第1撹拌搬送部材28の直上であって、その外周がトナー補給口に摺接しながら回転可能なように設けられる。トナー補給ローラ64は、芯金のまわりに円筒状のたとえば発泡ウレタンなどの多孔性弾性部材が設けられたものであり、トナーホッパ内でトナー補給ローラ64の多孔性弾性部材に保持されるトナーが、トナー補給口とトナー補給ローラ64との摺擦でトナー補給ローラ64から脱落し、現像槽12内へと補給される。
現像槽12の底部には、層厚規制部材であるドクターブレード(以下では単に「ドクター」と略称する。)13を支持する支持体14を設ける。
図2は、現像装置10の構成を示す模式図である。なお、図1に示したものと同一の部品については同じ参照符号を付与し、説明は省略する。
ドクター支持体14は、現像槽12の内部にあって、底部に配置される筒状の構造体であって、側壁の1つにドクター13を支持している。
ドクター13は、現像ローラ11の下方にあって、短辺が鉛直方向に沿うように設けられる。ドクター13の材質は例えばステンレス等の金属製で、非磁性体あるいは磁性体で作られる。ドクター13を固定支持するためのドクター支持体14は、例えばアルミニウム製で中空の角筒状に形成される。
ドクター13の一主面13aと、ドクター支持体14の側面14aが密着するようビス等の固定部材で固定されている。ドクター13の主面に沿って平行に覆うようにカバー16が設けられている。カバー16は、例えばABS樹脂(アクリロニトリル‐ブタジエン−スチレン共重合樹脂)やPS樹脂(ポリスチレン樹脂)等の樹脂製で、ビス等により、現像槽12の一部に固定されている。カバー16の上方の一端には、現像ローラ11と感光体2に近接して、現像槽12から外部へのトナー飛散防止用のウレタンブレード15がカバーと同じ長手方向の長さで取り付けられている。なお、カバー16は、現像槽12を構成する側壁の一部であってもよく、現像槽12として一体的に形成されてもよい。
ドクター13とカバー16とは、所定の間隙を有するように間隔を空けて略平行に配置される。この間隙は、ドクター13が現像ローラ11に近接する層厚規制部分の近傍から現像槽12の底部にかけて形成される。
図3は、図2の矢符P方向から見た現像装置10の構成を示す模式図である。現像容器12内に収容される現像剤は、攪拌部材28,29によって矢符18,19の如く搬送される。攪拌部材28、29の形状は、例えば図4の斜視図に示すようにスクリュー形状を有している。また、攪拌部材28による現像剤の搬送経路下流側にトナー濃度センサ17が設けられている。
ここで、本発明が解決しようとする課題について説明する。図5は、連続印字中の現像剤の温度とID(印字出力濃度)の推移を示すグラフである。左縦軸はIDを示し、右縦軸は現像剤温度を示し、横軸は印字枚数を示す。折れ線AはIDを示し、折れ線Bは現像剤温度を示す。
印字枚数が3k(3000)枚までは、現像剤温度が上昇するにつれて、IDが低下している。その後、現像容器の冷却を行うとIDが上昇して復帰することがわかる。
なお、画像濃度および現像剤温度測定を行った条件は、対象画像をベタ画像とし、X-
Rite社製分光測色濃度計Model 939により濃度測定を行い、現像剤温度はGRAPHTEC社製
midi LOGGER TYPE GL450 (K type熱電対)を現像剤に挿入して測定した。
Rite社製分光測色濃度計Model 939により濃度測定を行い、現像剤温度はGRAPHTEC社製
midi LOGGER TYPE GL450 (K type熱電対)を現像剤に挿入して測定した。
図5に示したような画像濃度低下の要因の一つとして考えられるのが、トナー濃度センサの誤検知によるトナー濃度制御の不良である。
図6は、現像装置10を画像形成装置外で空転させたときのセンサ17の出力波形を示す図である。図6(a)は、室温下で空転させたときの出力波形を示し、図6(b)は、50℃の恒温槽内で空転させたときの出力波形を示す。現像容器12内に収容される現像剤のトナー濃度は同じにして出力波形を見た。
トナー濃度が同じであるため、本来であれば出力波形はいずれの条件でも同じ波形となるはずである。しかしながら、50℃の高温時の出力電圧が低くなっており、この場合、一般的な濃度制御アルゴリズムにおいては、トナー濃度が十分であるとしてトナーを補給しないような制御がされる。すなわち、印字によって現像容器12内のトナー濃度が低下すると、センサ出力値が上昇してトナーを補給するよう制御する筈が、温度上昇によって低く電圧が出力されるために、トナー濃度が低下しているにもかかわらず、制御部からトナー補給開始信号が出力されず、新たにトナーが補給されない。したがって、現像剤中のトナー濃度が低下し、画像濃度(ID)が低下することになる。
現像剤温度の上昇によって、トナー粒子同士、あるいはトナーとキャリア粒子間の付着力が高まり、現像剤の凝集体ができると、これらの凝集体は非常に柔らかく出力画像に不良が表れるほどではないが、凝集体間に多くの空気層を含みやすくなる。
トナー濃度センサとして、透磁率検知式センサが広く用いられているが、この方式の場合ある一定容積内に存在するキャリアの割合を透磁率によって検知する方式であるので、前述のような凝集体間の空気層は、あたかもトナーがあるものとして検知される。したがって、現像剤中に凝集体が生じて空気層ができると、トナーが減っているにもかかわらず、空気層をトナーと誤検知し、実際のトナー濃度よりも高い濃度で検知されてしまう。これにより、トナーが補給はされなくなってしまうのである。
以上説明したように、トナー濃度センサの誤検知を防止するには、現像剤の温度を上昇させないことが重要である。しかし、現像容器12全体を冷却するとなると冷却装置も大掛かり、冷却効率も悪い。したがって、本発明では、トナー濃度センサの周辺部の現像剤のみを局所的に集中して冷却することで、冷却効率も良く、冷却手段も小型化出来る。
以下では、本発明の現像装置10について説明する。
図7は、本発明の実施の一形態である現像装置10の構成を示す模式図である。図7は、図3と同様に上から見た現像装置10を示している。
図7は、本発明の実施の一形態である現像装置10の構成を示す模式図である。図7は、図3と同様に上から見た現像装置10を示している。
現像容器12は、現像剤担持体11と現像剤攪拌部材28,29とを内部に備える主現像槽12aと、トナー濃度センサ17を備えるセンシング槽12bと、これらの両槽を連通して結合する連結槽12cとから構成されており、且つセンシング槽12b内の現像剤を冷却するための冷却装置50を備えている。
図3に示した構成と同様に、第1撹拌搬送部材28と第2撹拌搬送部材29との間には、中間壁部材42が設けられる。中間壁部材42は、主現像槽12aの長手方向に延びて設けられ、連結槽12cからセンシング槽12bまでは中間壁部材43が、中間壁部材42と同じ延伸方向に1直線上に延びるように設けられ、両者の間には間隙44が設けられている。現像容器12内においては、主に、第1撹拌搬送部材28から第2撹拌搬送部材29へ向う現像剤の流れ19と、第2撹拌搬送部材29から第1撹拌搬送部材28へ向う現像剤の流れ18が形成される。さらに、後述の流量調整部材30の手前から第1撹拌搬送部材28へと分流する流れも形成される。
冷却装置50は、本実施形態では、気体(空気)を冷媒とする空冷装置であるファンを用いて、センシング槽12bの外表面を冷却しているが、装置内の、例えば前面キャビネットの裏側位置にあって、センシング槽12bを送風51によって直接空冷するのに適した位置に設置されている。また、センシング槽12bに直接空冷ファンを取り付けてもよい。
現像容器12の材質としては、通常樹脂で成型されたものを用いるが、本発明においては、特に連結槽12cについては断熱性の高い、例えばグラスファイバー樹脂などの断熱材を用いることが好ましい。これは高温となる主現像槽12aから、センシング槽12bへの伝熱を防ぐためである。
また、連結槽12c全体を耐熱材で構成しなくてもよく、主現像槽12aとの接触部分に、伝熱抵抗が十分に大きくなる程度の断熱材を挟むことにしても良い。
センシング槽12bの容積としては、主現像槽12aの容積のおおよそ1/5程度で良く、槽内に突出するセンサヘッド17aの大きさはφ8mm程度であるので、濃度検知を行うのに必要な現像剤の量は、数cm3〜10数cm3が常時センサヘッドの周囲に流れていれば十分である。なお、冷却効率を考えるとセンシング槽12bの容積は、できるだけ小さい方が望ましい。
主現像槽12aから、センシング槽12bへと搬送される現像剤の量は、主現像槽12aと連結槽12cとの境界部分に設けられた流量調整部材30によって一定量に規制される。
なお、冷却装置50の能力が十分強力であるならば、主現像槽12aからセンシング槽12bに搬送される現像剤量を多くしてもかまわない。ただし、搬送される現像剤の流量は常に一定に保持する必要がある。搬送される現像剤の流量が変動すると、センサヘッド17aへの流量も変動するため、この流量の変動によるセンサの誤検知を誘発するからである。センサ17として透磁率センサを用いる場合、上述したように空気層をトナーとして検知するので、現像剤の嵩密度変化の影響を受けやすいからである。
流量調整部材30は、公知の構成であり、詳細については例えば本願発明者による特許第3025410号に記載されるダム28のような溢出手段を備えるようにすれば有効である。
主現像槽12a内で、攪拌部材29によって流量調整部材30の手前まで搬送された現像剤は、その嵩高さにより流量調整部材30の上方から溢れ出して連結槽12cの内部に落下するようにして搬送される。連結槽12cへの流量は、溢れ出したオーバーフロー量により規制できるので、攪拌部材29の動作を一定に保持すれば、常に一定量の現像剤を連結槽12cへ搬送することができる。
なお、攪拌部材の回転数、流量調整部材30の高さ、連通槽12cの大きさ等は、現像剤の種類や装置の大きさから適宜設定するようにし、現像剤を安定して搬送、循環しうる数値に設定すれば良く、特に限定するものではない。
図8は、本発明の他の実施形態であるカラー画像形成装置100の構成を示す断面図である。
画像形成装置100は、記録用紙を収容し、画像形成ユニット部分へと記録用紙を供給する給紙カセット110、画像形成ユニットで形成されたトナー像を積層するための中間転写ユニット111、中間転写ユニットをクリーニングする中間クリーニングユニット112、画像データに基づいて画像形成ユニットの感光体表面に静電潜像を書き込む露光ユニット113、中間転写ユニット111に積層されたカラートナー像を記録用紙に転写する転写ユニット114、記録用紙表面に転写されたカラートナー像を加圧、加熱により定着させる定着ユニット115、手差しで記録用紙を供給するための手差しユニット117、印字された記録用紙が排紙される排紙トレイ118などを含んで構成される。
画像形成ユニットは、感光体101、現像装置102、帯電装置103、クリーニング装置104で構成され、感光体101表面に形成されたトナー像は、転写ローラ105によって中間転写ユニット111に転写される。なお、本実施形態では、4色(Yellow,Magenta,Cyan,Black)の現像剤によりカラー画像の形成を行い、色ごとに備えられる部位については、参照符号に対して、イエローにはa、マゼンタにはb、シアンにはc、ブラックにはcを付与して区別している。
画像形成装置100は、その内部に4色の現像装置102a、102b、102c、102dを有している。これらの現像装置は、上記の現像装置10と同一の構成を有している。それぞれの延長線上にセンシング槽として、12b−Y、12b−M、12b−C、12b−BKが設けられ、それらの近傍には冷却装置50を1組備えている。なお、図では簡略化のため連結槽は省略している。スペースや電源に余裕があるならば、冷却装置50もそれぞれ設けて4組備えるようにすれば冷却能力としては好ましいが、センシング槽12を所定の領域内に1箇所に近接させて設け、これらを1組の冷却装置50で冷却することで、装置内スペースやコスト等の面からは好ましい。
なお、画像形成装置100内においては、定着ユニット115やレーザ光源などの熱源の近傍で温度上昇が顕著であるため、その近くにある現像装置102は、熱源から離れた位置にある現像装置102よりも総じて温度が高くなる。したがって、熱源の位置によっては、各色すべての現像装置102にセンシング槽12bを設ける必要はなく、熱源に近く、温度上昇によりセンサの誤検知のおそれがある現像装置のみセンシング槽12bを設け、冷却装置50により冷却すればよい。
上記のように冷却装置50として空冷装置を用いる場合は、図9に示すように、センシング槽12bの外表面に放熱フィン58を設けることでより冷却効率を高めることができる。放熱フィン58は、空冷ファンに最も近接するセンシング槽12bの壁面に設けられ、空冷ファンによる送風を直接受けることで、放熱フィン58からの放熱を促進し、毛化敵にセンシング槽12b内の現像剤を冷却することができる。
冷却装置50については、上記に示した空冷装置を用いることができるが、これに限らず、他の方式による冷却装置を用いることも可能である。
図10は、本発明の他の実施形態である現像装置10の構成を示す模式図である。本実施形態では冷却装置として、液体を冷媒とする液体冷却装置を用いており、空冷ファンの代わりにラジエター52と、内部に冷却液を封入した循環用のチューブ54、55と、センシング槽12bの外表面に設けられチューブ54,55を循環する冷却液による熱交換性を高めるための中空状の固定部材53とを備える。冷却液はラジエター52と固定部材53との間を矢符56,57の如く循環し、固定部材53を介してセンシング槽12bの外表面を冷却する。
センシング槽12bの材質は、本発明の効果をさらに高めるために、熱伝導性の良い例えばアルミニウムのような金属材料とすることが好ましい。
またさらに、センシング槽12b内に設けられた撹拌搬送部材については、現像剤と直接接触するスクリュー羽根、回転軸芯を、例えばアルミニウム、ステンレスなどの熱伝導性の高い金属材料で構成することが好ましい。現像剤の熱が、撹拌搬送部材によって伝熱され、より冷却効率を高めることができる。
一方、主現像槽12a内の第1撹拌搬送部材28、第2撹拌部材29のスクリュー羽根などは、ABSやPCなどの樹脂材料で構成される。さらに攪拌部材の回転軸芯と、センシング槽12bの側壁に固定されていて、この回転軸芯を回転支持する為の軸受は金属性であることが好ましい。
これにより、センシング槽12bが冷却されると、現像剤に接するスクリュー羽根や回転軸芯部分の温度もそれに応じて下がりやすくなるため、センシング槽12内全体の現像剤を効率良く冷却する効果がある。
以下では、本発明の実施例について説明する。実験条件を以下に示す。センシング槽の冷却には、空冷ファンを用いた。
現像ローラ11 : 外径18mm、回転速度427mm/s
ドクター13 : 非磁性ステンレス製、板厚1mm
ドクターギャップDG : 0.4mm
ドクター支持板14 : アルミニウム製、基準肉厚2mm
攪拌部材28,29 : 外径16mm、回転速度379mm/s
現像剤投入量 : 235g
空冷ファン : ファン径 約100mm、回転数2600rpm、
最大風量 2.9m3/min
印字条件 : 印字率1% 連続印字
現像ローラ11 : 外径18mm、回転速度427mm/s
ドクター13 : 非磁性ステンレス製、板厚1mm
ドクターギャップDG : 0.4mm
ドクター支持板14 : アルミニウム製、基準肉厚2mm
攪拌部材28,29 : 外径16mm、回転速度379mm/s
現像剤投入量 : 235g
空冷ファン : ファン径 約100mm、回転数2600rpm、
最大風量 2.9m3/min
印字条件 : 印字率1% 連続印字
図11は、現像装置を冷却しながら印字させたときのセンサ17の出力波形を示す図である。
図11のグラフからは、センシング槽を冷却することで、センサ出力が制御電圧の2.4Vから低下することなく、一定の出力を維持し続けてることがわかる。
センシング槽の冷却によりセンサ出力の低下が生じていないので、トナー濃度センサの誤検知を防止し、安定したトナー濃度制御を行うことができる。
1,100 画像形成装置
2 感光体
3 帯電装置
4 露光装置
5 転写装置
6 クリーニング装置
10 現像装置
11 現像剤担持体
12 現像容器
12a 主現像槽
12b センシング槽
12c 連結槽
17 トナー濃度センサ
50 冷却装置
2 感光体
3 帯電装置
4 露光装置
5 転写装置
6 クリーニング装置
10 現像装置
11 現像剤担持体
12 現像容器
12a 主現像槽
12b センシング槽
12c 連結槽
17 トナー濃度センサ
50 冷却装置
Claims (15)
- 現像剤を収容する現像容器と、
現像剤を担持する現像剤担持体と、
トナーとキャリアから成る現像剤を攪拌および搬送する現像剤攪拌部材と、
現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、
現像容器内の現像剤のトナー濃度を検知する濃度センサと、を備える現像装置において、
前記現像容器は、現像剤担持体と現像剤攪拌部材とを備える主現像槽と、トナー濃度センサを備えるセンシング槽とから構成され、
前記センシング槽内の現像剤を冷却する冷却手段を備えることを特徴とする現像装置。 - 前記トナー濃度センサは、透磁率センサであることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記主現像槽と前記センシング槽とは、その内部に現像剤を攪拌および搬送する現像剤攪拌部材を有する連結槽によって連通して結合し、前記主現像槽と前記センシング槽との間を、前記連結槽によって現像剤が循環するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の現像装置。
- 前記主現像槽から前記センシング槽へと搬送される現像剤量は、前記主現像槽の現像剤搬送端に設けられた流量調整部材により一定量が搬送されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の現像装置。
- 前記冷却手段は、気体を冷媒とする空冷装置であり、前記センシング槽の外表面を冷却することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の現像装置。
- 前記冷却手段は、前記センシング槽に直接設けられることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
- 前記冷却手段は、液体を冷媒とする液体冷却装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の現像装置。
- 前記主現像槽と前記センシング槽とは、連結槽によって連通して結合し、
前記連結槽は、断熱材料により構成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の現像装置。 - 前記センシング槽は、金属材料によって構成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の現像装置。
- 前記センシング槽の外表面に、放熱フィンが設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の現像装置。
- 前記センシング槽は、現像剤攪拌部材を有し、
その現像剤攪拌部材の表面が現像剤と接触する部分と、その現像剤攪拌部材の回転軸芯と、前記軸芯を回転支持する軸受とは、金属材料によって構成されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の現像装置。 - 請求項1〜11のいずれか1つに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 各色ごとの現像剤を収容する複数の現像装置を有し、
これら現像装置のうち、少なくとも1つの現像装置が、請求項1〜11のいずれか1つに記載の現像装置であることを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。 - 各色ごとの現像剤を収容する複数の現像装置を有し、
これら現像装置のうち、少なくとも2つの現像装置が、請求項1〜11のいずれか1つに記載の現像装置であり、
1つの冷却装置が複数のセンシング槽を冷却するように構成されていることを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。 - 現像剤を収容する現像容器と、現像剤を担持する現像剤担持体と、トナーとキャリアから成る現像剤を攪拌および搬送する現像剤攪拌部材と、現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、現像容器内の現像剤のトナー濃度を検知する濃度センサとを有する現像装置を備える画像形成装置において、
前記現像容器は、現像剤担持体と現像剤攪拌部材とを備える主現像槽と、トナー濃度センサを備えるセンシング槽とから構成され、
前記センシング槽内の現像剤を冷却する冷却手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2008039373A JP2009198731A (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | 現像装置および画像形成装置 |
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JP2011150243A (ja) * | 2010-01-25 | 2011-08-04 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011150262A (ja) * | 2010-01-25 | 2011-08-04 | Ricoh Co Ltd | 現像装置及び画像形成装置 |
JP2013044956A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Casio Electronics Co Ltd | 二成分現像装置 |
JP2013054086A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Canon Inc | 現像装置及び画像形成装置 |
JP2016126197A (ja) * | 2015-01-05 | 2016-07-11 | 株式会社リコー | 現像装置及び画像形成装置 |
-
2008
- 2008-02-20 JP JP2008039373A patent/JP2009198731A/ja active Pending
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