JP2002091116A - 光量制御方法及び画像形成装置 - Google Patents

光量制御方法及び画像形成装置

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JP2002091116A
JP2002091116A JP2000278029A JP2000278029A JP2002091116A JP 2002091116 A JP2002091116 A JP 2002091116A JP 2000278029 A JP2000278029 A JP 2000278029A JP 2000278029 A JP2000278029 A JP 2000278029A JP 2002091116 A JP2002091116 A JP 2002091116A
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Kenta Ogata
健太 尾形
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光手段の発光光量を最適化することが簡易
な構成で実現できる光量制御方法を提供する。また、発
光手段の発光光量を最適化するためだけの部品やソフト
ウエア、及び、専用サイクルが不要で、部品点数が少な
く、良好に発光手段の発光光量を最適化でき、生産性の
高い画像形成装置を提供する。 【解決手段】 LEDの光量変動量と画像位置検出タイ
ミングの変動量(±ΔT分)との関係に基き、画像位置
検出タイミングの変動量(±ΔT分)からLEDの光量
変動量を求め、光量制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光量制御方法、画像
形成装置に係り、特に、予め定めた所定の間隔で複数形
成された画像形成位置検出用パターンに光を照射して反
射された光に基いて画像形成位置の検出を行う際に光量
制御を行う光量制御方法、及び、画像形成部によって転
写体上に各々画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光体ドラム、感光体ドラム
を帯電させる帯電器、感光体ドラム上で光ビームを走査
させて静電潜像を形成する光学走査装置、静電潜像を現
像してトナー像を形成させる現像器を備えた画像形成部
を、無端の転写ベルトの移動方向に沿って複数配設し、
各画像形成部によって各感光体ドラム上に形成された互
いに異なる色のトナー像を転写ベルト上に順次転写し、
転写ベルト上に形成されたカラートナー像を記録材料に
一括転写することで記録材料上にカラー画像を形成す
る、所謂タンデム方式のカラー画像形成装置が知られて
いる。
【0003】タンデム方式のカラー画像形成装置は画像
形成部が各色毎に設けられているのでカラー画像を効率
良く形成できるが、転写べルト上への各色のトナー像の
転写位置を正確に一致させることが困難であり、微妙な
色ずれが生じて良好な画質が得られないことが多いとい
う問題がある。
【0004】色ずれの原因としては、各感光体ドラムの
回転速度の誤差、転写ベルトの移動速度の誤差や蛇行、
各画像形成部の画像書き出しタイミング誤差等の装置固
有の誤差が挙げられる。また、経時変化や環境変化に起
因する各画像形成部の相対位置の微小な変化や画像形成
部自体の変形、各制御タイミングの変動等も色ずれの原
因となっている。
【0005】装置固有の誤差に起因する色ずれについて
は、装置の出荷時等に各種の調整を行うことで許容範囲
内に抑制することが可能であるが、調整に時間及び手間
がかかるので装置コストの大幅な上昇に繋がる。また、
経時変化や環境変化に起因する色ずれは、装置出荷後に
日々発生し得るものであるので、安定的に色ずれのない
良好な画質を得ることは困難である。
【0006】このため、各画像形成部によって転写ベル
ト上に各々形成された画像位置検出用のパターン像の位
置を画像位置検出部によって各々検出して各色のパター
ン像の形成位置のずれ量を演算し、各画像形成部による
転写ベルト上への画像形成位置が演算したずれ量分だけ
移動するように制御する色ずれ補正を定期的に行うこと
が従来より提案されている。
【0007】しかし、上記の色ずれ補正によって良好な
画質の画像を得るためには、画像位置検出部によるパタ
ーン像の検出精度が極めて重要となってくる。一般に、
高品質なカラー画像における色ずれの許容量は最大でも
0.15mm程度である。これに対し、各種部品の寸法
誤差や補正量演算の誤差も色ずれ補正の精度に影響を与
えることを考慮すると、色ずれ量を許容値以下に抑制す
るためには、画像位置検出部が数μm〜数十μm以下の
検出精度でパターン像の位置を検出することが求められ
る。
【0008】これに対して画像位置検出部は、発光手段
(光源)と、該発光手段から射出され転写ベルトで反射
された光を検出する検出部を備え、検出部における検出
光量の変化からパターン像を検出する構成(反射型)が
採用されることが多いが、発光手段の発光光量のばらつ
きや転写ベルトの振動によるベルトとの距離の変動等に
よって検出精度が低下するので、パターン像の位置検出
を安定かつ正確に行うことは困難である。また、画像位
置検出部の出力は、装置を設置してからの使用期間が長
期化するに伴って転写ベルト上に付着した汚れや発光手
段に付着したトナーや塵埃等によっても変化する。
【0009】また、上述した問題を解決するために特開
昭64−86175号公報及び特開平6−3885号公
報には、各画像形成部によって形成された画像位置検出
用のパターン像を画像位置検出部で検出する際に、発光
手段の光量を最適化することで常に安定かつ正確なパタ
ーン検出を可能とする方法が提案されている。すなわ
ち、特開昭64−86175号公報には、転写ベルトの
画像形成領域外を検出したときの受光部の出力信号のレ
ベルに基づいて光量を調整する技術が開示されており、
特開平6−3885号公報には、画像位置補正用の画像
パターンを記録媒体に形成し、画像パターンを読み取る
ことで得られた補正量に基づいて照明手段の照明光量を
調整する技術が開示されている。
【0010】なお、参考までに特開平6−106779
号公報、特開平6−127039号公報及び特開平8−
44134号公報には、透過型の画像位置検出部(光透
過性を有する転写ベルトを挟んで対向配置された光源と
受光素子によって画像位置検出用のパターンを検出する
構成)が設けられた画像形成装置における光量制御につ
いて記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】これらの技術は、いず
れも発光手段(光源)の発光光量を最適化するために、
発光手段(光源)からの光を検出して光量をモニタする
専用サイクル(光量最適化サイクル)を用意する必要が
ある。
【0012】光量最適化サイクルは、例えば、図19の
フローチャートに示すように、発光手段(光源)から光
を照射させ(ステップ300)、光量検出用パターンに
より反射された反射光を光量制御用信号として検出し
(ステップ302)、サンプルホールド回路(以下もS
/H回路と記載する)によりピークを検出(ステップ3
04)した後、該ピークをA/D変換回路によりデジタ
ルDに変換し(ステップ306)、得られた値と予め定
めた基準値とが一致するかを判断する(ステップ30
8)。
【0013】得られた値と予め定めた基準値とが一致し
ない場合は、得られた値と予め定めた基準値との差の値
から光量補正データを算出して(ステップ314)、該
光量補正データに基いて光量制御データを補正し(ステ
ップ316)、ステップ310に移行する。得られた値
と予め定めた基準値とが一致する場合は、初期のLED
駆動電流を印加するように光量制御データを設定して、
ステップ310に移行する。
【0014】ステップ310では、設定された光量制御
データに基いてLED駆動電流を印加する。次のステッ
プ312では、次の光量制御用パターンからの反射光に
基いた光量制御用信号の入力があるかを判断し、有る場
合はステップ304に戻り上述した処理を繰返し、光量
制御用信号の入力がない場合は本ルーチンを終了する。
【0015】このように光量最適化サイクルでは、発光
手段(光源)からの光を受光するための受光素子等の検
出部、検出部にて検出された光量をデジタル変換するた
めのA/D回路及びA/D回路から出力されるデジタル
データに基いて発光手段の発光光量を演算するソフトウ
エアなどの発光手段の発光光量を最適化するためだけの
部品や上述したフローに対応するソフトウエアが必要と
なる。
【0016】しかしながら、これらの部品やソフトウエ
アを装置に組み込むことによって装置価格が高額となる
だけでなく、部品点数が増えることから装置の大型化の
原因になっている。
【0017】例えば、細線から成るパターン等のように
転写ベルトの移動方向に沿った寸法が小さいパターンを
光量制御用パターンとして用いた場合、検出周期を非常
に短くする必要があるので、高速なサンプルホールド機
能を有する回路を設けたり、ソフトウェアによる高速な
制御を行う必要がある。また、ノイズ等による影響を極
力抑え込む回路構成にするか、サンプルホールド機能を
有する回路とは別にノイズ判定回路等を設ける必要もあ
る。
【0018】また、上記光量を最適化するためには、画
像データに基づいて画像形成を行う画像形成サイクルと
は別に発光手段の発光光量を最適化するためだけの専用
サイクル(光量最適化サイクル)との2つの補正サイク
ルが必要であるので、装置の生産性が低下する原因にな
っている。
【0019】以上のことから本発明は、発光手段の発光
光量を最適化することが簡易な構成で実現できる光量制
御方法を提供することを目的とする。
【0020】また、発光手段の発光光量を最適化するた
めだけの部品やソフトウエア、及び、専用サイクルが不
要で、部品点数が少なく、良好に発光手段の発光光量を
最適化でき、生産性の高い画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光量制御方法は、予め定めた所定の間隔で複
数の画像形成位置検出用パターンが形成され、かつ、予
め定めた所定方向に移動される媒体に、前記画像形成位
置検出用パターンを含むように光を照射し、該媒体から
の光を検出して前記画像形成位置検出用パターンの形成
位置の検出を行う際に、前記画像形成位置検出用パター
ンの検出タイミングと予め定めた基準の検出タイミング
とのずれ量に基いて前記画像形成位置検出用パターンに
照射される光の光量変動量を求め、該光量変動量に応じ
て前記媒体に照射する光の光量を制御することを特徴と
する。
【0022】また、本発明の画像形成装置は、予め定め
た所定方向に移動される転写体に画像を形成する画像形
成手段と、前記画像形成手段により予め定めた所定の間
隔で前記転写体に複数形成された画像形成位置検出用パ
ターンを通過するように前記転写体に光を照射する発光
手段と、前記位置検出用パターンを反射又は透過した前
記転写体からの光を検出して画像形成位置を検出する画
像形成位置検出手段と、前記画像形成位置検出用パター
ンの検出タイミングのずれ量に応じて求められる光量変
動量に基いて、前記発光手段の発光光量を制御する光量
制御手段と、を備えている。
【0023】本発明の画像形成装置は、前記画像形成手
段が形成した画像形成位置検出用パターンに対し、前記
発光手段が光を照射して、前記画像形成位置検出用パタ
ーンにより反射された光又は前記画像形成位置検出用パ
ターンを透過した光を前記画像形成位置検出手段が検出
して前記画像形成手段が形成した画像の位置を検出す
る。
【0024】この画像形成装置では、前記光量制御手段
は、画像形成位置検出手段が検出した前記画像形成位置
検出用パターンの検出タイミングのずれ量に応じて光量
変動量を求め、該光量変動量に基いて前記発光手段の発
光光量を制御する。なお、前記発光手段の発光光量の制
御は、例えば、前記発光手段がLEDであればLEDに
印加する駆動電流の大きさを変える等により行うことが
できる。
【0025】また、本発明の前記検出タイミングは、上
下に山が形成される波形形状、上側又は下側のみに山が
形成される波形形状と、前記波形形状の上限値と下限値
の間に設定した閾値又は予め定めた所定の波形とのクロ
スポイントタイミングである。
【0026】好ましくは、前記媒体からの光を電気信号
に変換して得られる信号波形と予め定めた閾値とのクロ
スポイントタイミングとするとよい。
【0027】例えば、本発明では、予め定めた所定の間
隔で複数形成された画像形成位置検出用パターンからの
光を検出して電気信号に変換して得られる「パターン検
出波形信号」と、予め定めた閾値等の所定の信号とを比
較したときに、クロスポイントタイミングとすることが
できる。
【0028】例えば、「パターン検出波形信号」が所定
の信号レベルを超えたときをハイレベル(便宜的に「O
N」という)、「パターン検出波形信号」が所定の信号
レベルを下回ったときをローレベル(便宜的に「OF
F」という)とした場合、「ON」から「OFF」に切
り替わるタイミング、「OFF」から「ON」に切り替
わるタイミングとすることができる。
【0029】なお、この閾値は、例えば、図12に示す
ように、「パターン検出波形信号」の上限値と下限値の
間の予め定めた一定のレベルとしてもよいし、検出した
「パターン検出波形信号」に対してオフセット分上乗せ
した「パターン検出波形信号」としたり、また、例え
ば、図16に示すように、進行方向にずらして設けた第
2の光量検出部からの「パターン検出波形信号B」とし
たり、さらに、図18に示すように、進行方向にずらし
て設けた別の光量検出部からの「パターン検出波形信
号」にオフセット分上乗せした「パターン検出波形信
号」とすることができる。
【0030】また、前記予め定めた基準の検出タイミン
グは、画像形成位置検出用パターンに対して最適な光量
値の光を照射したときの検出タイミングである。
【0031】ここで、前記画像形成位置検出用パターン
の検出タイミングと予め定めた基準の検出タイミングと
のずれ量に基いて前記画像形成位置検出用パターンに照
射される光の光量変動量が求められる理由を以下に示
す。
【0032】まず、画像形成位置検出用パターンに照射
する光の光量が最適値(例えば4[V])に制御されてい
る場合、図6に示すように、「パターン検出波形信号」
は振幅が大きくかつ変化の傾きが鋭角に立ちあがった波
形となる。
【0033】これに対して、画像形成位置検出用パター
ンに照射する光の光量が最適値よりも低く(例えば2
[V])制御されていると、図11に示すように「パター
ン検出波形信号」は、図6に示した光量が最適値に制御
されている場合に比べて振幅が小さくかつ変化の傾きが
滑らかに立ちあがった波形となる。この様子を図12に
拡大して示す。
【0034】図12の実線で示すように、振幅が大きく
かつ変化の傾きが大きいパターン検出波形(以下、基準
パターン検出波形と称す。)が閾値を超える又は閾値以
下になるタイミングT(Normal;以下、基準検出
タイミングと称す。)に対して、図12の破線で示すよ
うに、振幅が小さくかつ変化の傾きが滑らかに立ちあが
るパターン検出波形は、閾値を超えるタイミングが遅
れ、閾値以下になるタイミングが早まる。
【0035】この様子を、中間転写体の一周期を示す基
準信号、パターン検出波形、及び、パターン検出波形と
閾値との比較により生成される最終出力信号と共に図1
に詳細に示す。
【0036】図1に示すように、画像形成位置検出用パ
ターンに照射する光の光量が最適値よりも小さい場合
は、Err2の二点鎖線及びErr3の一点鎖線として
示すように、閾値を超えるタイミングは、基準検出タイ
ミングTに対してΔT時間遅れ、閾値以下になるタイミ
ングはΔT時間早まることになる。
【0037】これらのことから、検出タイミングのずれ
量(±ΔT時間)は、「パターン検出波形信号」の変化
の傾きの変化量に対応しており、画像形成位置検出用パ
ターンに照射する光の光量に応じたものであるため、検
出タイミングのずれ量から実際の画像形成位置検出用パ
ターンに照射された光の光量を検出することができる。
【0038】本発明では、画像形成位置検出用パターン
の検出タイミングのずれ量から実際の画像形成位置検出
用パターンに照射された光の光量を検出するため、従来
必要としていた光量制御用の処理サイクルが不要にな
る。
【0039】また、画像形成位置検出用パターンの検出
タイミングを利用して光量の変動量を検出するため、光
量制御のためだけに光量を測定してA/D変換し、光量
を算出する処理が不要となるので、光量制御用の回路及
びソフトウエアが不要となり、その分、簡易な構成で光
量制御を実現でき、画像形成装置のコストを低くするこ
とができる。
【0040】ところで、一般に、複数の画像形成部によ
って形成された互いに異なる複数色の画像を転写体上で
重ね合わせてカラー画像を形成する場合、前記複数色と
しては例えばY(イエロー),M(マゼンダ),C(シ
アン),Bk(ブラック)の4色が用いられることが多
く、転写体上に形成される画像形成位置検出用パターン
も前記複数色のうちの各色の部分を含んで構成されてい
る。これら4色は、可視光領域では、図8に示すよう
に、ばらばらの反射特性を有しているので、4色とも同
じ感度で検出出来るようにするために、それぞれ演算処
理を行う必要がある。
【0041】しかしながら、これら4色のうちBkを除
く3色は、図9に示すように、赤外域の波長の光に対す
る反射率が非常に高くかつ略同一の反射率値を示す。
【0042】例えば、Y色トナーの光反射率特性似つい
て説明する。図8(A)には可視域におけるY色トナー
の光反射率特性(分光反射率特性)が、図9(A)には
赤外域におけるY色トナーの光反射率特性が各々示され
ている。これらの図より明らかなように、Y色トナー
は、可視域では光反射率が波長によって大きく異なって
いるものの、赤外域(例えば900nm〜1200nm
の波長域)では95%以上もの高い光反射率を示すこと
が理解できる。
【0043】また、各波長域におけるM色トナーの光反
射率特性を示す図8(B)及び図9(B)、各波長域に
おけるC色トナーの光反射率特性を示す図8(C)及び
図9(C)より明らかなように、M色トナー及びC色ト
ナーについても、Y色トナーと同様に赤外域では95%
以上もの高い光反射率を示している。
【0044】従って、パターン検出手段が画像形成位置
検出用パターンを検出する際の発光手段の発光光量は、
発光手段から射出され転写体上の特定の単一色(例えば
C,M,Yの何れか1色)のパターンが形成されている
部位で反射されて検出された赤外域の波長の光の光量に
基づいて最適化することが可能である。
【0045】そのため、本発明の光量制御方法では、前
記媒体からの光として、赤外域の波長の光を検出するこ
とを特徴とする。また、本発明の画像形成装置では、前
記画像形成位置検出手段は、赤外域の波長の光を検出す
ることを特徴としている。
【0046】これにより、光量制御用パターンの色(例
えばC,M,Yの何れか1色)に拘わらず、パターン検
出手段が画像形成位置検出用パターンを検出する際の発
光手段の発光光量を高精度に最適化することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下では本発明
に支障のない数値を用いて説明するが、本発明は以下に
記載した数値に限定されるものではない。
【0048】図2には本実施形態に係るカラー画像形成
装置10が示されている。カラー画像形成装置10は請
求項4から請求項6に記載の画像形成装置に対応してお
り、プラテンガラス14上の所定位置に載置された原稿
16を露光走査しCCDセンサ13により読み取って画
像信号に変換する原稿読取装置12と、原稿読取装置1
2による読み取りによって得られた画像信号に基づい
て、用紙50上にカラー画像を形成する画像形成装置1
8と、を備えている。
【0049】画像形成装置18は、CCDセンサ13に
よる読み取りによって得られた画像信号をY,M,C,
Bk各色のデジタル画像データに変換して蓄積する画像
蓄積部82と、CPU、ROM、RAM等を含んで構成
されカラー画像形成装置10における処理全般を制御す
る制御部80を備えている。カラー画像形成装置10の
上面には、メッセージ等を表示するディスプレイ84A
と、オペレータが各種コマンド等を入力するためのキー
ボード84Bとを含んで構成された操作部84が設けら
れている。操作部84は制御部80と接続されている
(図示省略)。
【0050】また画像形成装置18は、駆動ローラ3
2、34、36、38に巻き掛けられた無端の中間転写
ベルト30を備えている。中間転写ベルト30は、トナ
ー像を静電転写するためにカーボンにより体積抵抗を調
整された誘電体であり、駆動ローラ32、34、36、
38によって所定方向(駆動ローラ32、38間では矢
印B方向)に周回搬送される。中間転写ベルト30は、
一例として周長が2111mm、搬送速度(プロセスス
ピード)が264mm/秒とすることができる。この場
合、中間転写ベルト30は一周8秒で周回する。中間転
写ベルト30は請求項1に記載の媒体、および請求項4
に記載の転写体に対応している。
【0051】中間転写ベルト30の上側には、矢印B方
向に沿って、中間転写ベルト30上にY色のトナー像を
形成する画像形成部20、中間転写ベルト30上にM色
のトナー像を形成する画像形成部22、中間転写ベルト
30上にC色のトナー像を形成する画像形成部24、中
間転写ベルト30上にBk色のトナー像を形成する画像
形成部26、及び画像検出部28(詳細は後述)が順に
設けられている。
【0052】画像形成部20は、略円筒状で軸線を中心
に矢印A方向に回転可能とされ中間転写ベルト30に外
周面が接するように配置された感光体20Cを備えてお
り、感光体20Cの外周には、感光体20Cの外周面を
所定の電位に帯電させる帯電器20Dが設けられてい
る。帯電器20Dの近傍には走査露光部20Aが設けら
れている。走査露光部20Aは、Yの画像データに従っ
てレーザ光を変調すると共に、変調したレーザ光をミラ
ー20Hを介して感光体20Cの外周面上で走査させる
ことで、感光体20Cの外周面上の帯電された部分に画
像のY色成分に対応した静電潜像を形成する。
【0053】感光体20Cの外周面へのレーザ光照射位
置よりも矢印A方向に沿って下流側には、現像装置20
B、転写装置20F及びクリーニング装置20Eが順に
設けられている。現像装置20Bは、トナー供給部20
GよりY色のトナーが供給され、走査露光部20Aによ
り形成された静電潜像をY色のトナーによって現像しY
色のトナー像を形成させる。また、転写装置20Fは中
間転写ベルト30を挟んで感光体20Cの外周面と対向
するように配置されており、感光体20Cの外周面に形
成されたY色のトナー像を中間転写ベルト30の外周面
に転写する。また、トナー像転写後に感光体20Cの外
周面に残存しているトナーはクリーニング装置20Eに
よって除去される。
【0054】なお、図2より明らかなように、画像形成
部22、24、26の構成は画像形成部20の構成と同
一である(但し、形成するトナー像の色は互いに異な
る)ので説明を省略する。画像形成部20、22、2
4、26は、各々が形成した各色のトナー像が中間転写
ベルト30の外周面上で互いに重なり合うようにトナー
像を転写させる。これにより、中間転写ベルト30の外
周面上にフルカラーのトナー像が形成される。画像形成
部20、22、24、26は本発明に係る複数の画像形
成手段に対応している。
【0055】また、中間転写ベルト30の周回路に沿っ
て、画像形成部20よりも中間転写ベルト30の周回方
向上流側には、中間転写ベルト30のトナーの吸着性を
良好にするために中間転写ベルト30の表面電位を所定
電位に維持する吸着ローラ40、中間転写ベルト30か
らトナーを除去するクリーニング装置42、中間転写ベ
ルト30上の予め定められた基準位置(例えば光反射率
の高いシール等から成るマークが付されている)を検出
する基準位置検出センサ44が順に設けられている。
【0056】一方、中間転写ベルト30配設位置の下方
には、多数枚の用紙50を積層状態で収容するトレイ5
4が設けられている。トレイ54に収容されている用紙
50は、引出しローラ52の回転に伴ってトレイ54か
ら引出され、搬送ローラ対55、56、58によって転
写位置(駆動ローラ36及び転写ローラ60が配設され
ている位置)へ搬送される。転写ローラ60は中間転写
ベルト30を挟んで駆動ローラ36と対向するように配
置されており、転写位置へ搬送された用紙50は、転写
ローラ60と中間転写ベルト30とに挟持されることに
より、中間転写ベルト30の外周面上に形成されたフル
カラーのトナー像が転写される。トナー像が転写された
用紙50は、搬送ローラ対62により定着装置46へ搬
送され、定着装置46によって定着処理が施された後、
用紙トレイ64へ排出される。
【0057】次に画像検出部28の構成について説明す
る。図3(A)及び図3(B)に示すように、画像検出
部28は3個の画像検出ユニット90A,90B,90
Cを備えている。この画像検出ユニット90A〜90C
は、中間転写ベルト30の幅方向に沿って中央及び両側
(中間転写ベルト30の幅方向に沿って画像領域の中央
及び両端に対応する位置)の3カ所の上方に各々配置さ
れている。なお、図3(A)及び図3(B)は中間転写
ベルト30の外周面上に画像形成位置検出用パターン
(詳細は後述)が形成されている状態が示されている。
画像検出ユニット90A〜90Cは互いに同一の構成で
あるので、以下では画像検出ユニット90Aを例に、図
4及び図5を参照して構成を説明する。
【0058】図4に示すように、画像検出ユニット90
Aは一対の反射光量検出部92A,92Bを備えてい
る。なお、図4では反射光量検出部92Aに「D1」、
反射光量検出部92Bに「D2」の符号を付して各々を
区別している。反射光量検出部92Aは、本発明の発光
手段に相当する単一のLED94と、本発明の発光手段
に相当する2個のフォトダイオード96A,96Bを備
えており、同様に、本発明の画像形成位置検出手段に相
当する反射光量検出部92Bも単一のLED98と2個
のフォトダイオード100A,100Bを備えている。
本実施形態では、LED94,98として赤外域(例え
ば、900nm〜1200nmの波長域)の光を射出す
るLEDを用いている。画像検出部28の発光手段(L
ED94,98)として赤外域の波長の光を射出するL
EDを用いることにより、各色トナー像の濃度を精度良
く検出することが可能となる。
【0059】図5(A)に示すように、反射光量検出部
92A,92BのLED94,98は、中間転写ベルト
30の幅方向に沿って中間転写ベルト30の外周面上の
若干ずれた位置に光を照射するように向きが調整されて
いる。
【0060】一方、図5(B)に示すように、反射光量
検出部92A,92Bの計4個のフォトダイオード96
A,96B,100A,100Bは、受光面が各々扁平
な平行四辺形状とされている。フォトダイオード96
A,96Bの受光面は互いの長辺同士が接することで単
一の平行四辺形状の受光面領域を形成しており、同様に
フォトダイオード100A,100Bの受光面も互いの
長辺同士が接することで単一の平行四辺形状の受光面領
域を形成しており、フォトダイオード96A,96Bの
受光面領域とフォトダイオード100A,100Bの受
光面領域は、単一の略L字状(略山型)の受光面領域を
形成するように互いの短辺同士が接している。
【0061】フォトダイオード96A,96B,100
A,100Bによる中間転写ベルト30の外周面上での
検出範囲は、上記の受光面領域の形状に対応して略山型
(略L字状)になるが、フォトダイオード96A,96
B,100A,100Bは、後述する画像形成位置検出
用パターンの形状に合わせて、中間転写ベルト30の外
周面上での検出範囲の略山型の頂部に相当する位置が、
中間転写ベルト30の移動方向に沿った最上流側に位置
するように各々配置されている。
【0062】これにより、中間転写ベルト30の外周面
上での反射光量検出部92Aのフォトダイオード96
A,96Bの検出範囲は、反射光量検出部92AのLE
D94の照射位置の軌跡を各々跨ぎ、かつ中間転写ベル
ト30の移動方向に沿って互いにずれた位置に位置する
ことになり、LED94から射出され中間転写ベルト3
0の外周面(又は外周面上に形成された画像)によって
反射された赤外域の波長の光はフォトダイオード96
A,96Bで各々受光される。
【0063】同様に、中間転写ベルト30の外周面上で
の反射光量検出部92Bのフォトダイオード100A,
100Bの検出範囲は、反射光量検出部92BのLED
98の照射位置の軌跡を各々跨ぎ、かつ中間転写ベルト
30の移動方向に沿って互いにずれた位置に位置するこ
とになり、LED98から射出され中間転写ベルト30
の外周面(又は外周面上に形成された画像)によって反
射された赤外域の波長の光はフォトダイオード100
A,100Bで各々受光(光量検出)される。
【0064】なお、発光手段としてのLEDから赤外域
の波長の光を射出し、検出部としてのフォトダイオード
でその反射光量を検出することに代えて、発光手段から
は赤外域の波長を含む所定波長域(可視域を含んでいて
もよい)の光を射出し、検出部において、その反射光の
うち赤外域の波長の光の光量のみを検出するようにして
もよい。
【0065】図4に示すように、フォトダイオード96
Aの出力端は電流−電圧変換器102を介して差動入力
増幅器114の2個の入力端の一方に接続されており、
差動入力増幅器114の他方の入力端には電流−電圧変
換器112を介してフォトダイオード96Bの出力端が
接続されている。
【0066】差動入力増幅器114は、電流−電圧変換
器112,102から入力された信号の差分(フォトダ
イオード96A,96Bの受光量差に相当)を増幅して
出力する。なお、一例として図6に、中間転写ベルト3
0を一定速度で搬送したときの中間転写ベルト30の外
周面上でのLED94,98の照射位置の軌跡を個々の
画像検出ユニット毎に2本の想像線で各々示す。図6に
は、画像検出部28が画像形成位置検出用パターンを検
出した際の差動入力増幅器114の出力電圧のおおよそ
の変化を、画像形成位置検出用パターン132と対応さ
せて最終出力として示されている。
【0067】差動入力増幅器114の出力端はコンパレ
ータ116、バッファ118、カウンタ120を介して
マイクロコンピュータ108に接続されている。コンパ
レータ116は、差動入力増幅器114から入力された
信号のレベルを予め設定された閾値と比較し、信号のレ
ベルが閾値以上のときには出力信号をハイレベル(便宜
的に「ON」という)、信号のレベルが閾値未満のとき
には出力信号をローレベル(便宜的に「OFF」とい
う)に切替える。この出力信号は図6において最終出力
として示す。コンパレータ116からの出力信号は、バ
ッファ118を介してカウンタ120へ入力される。
【0068】カウンタ120は、入力された信号のレベ
ルが「OFF」から「ON」に切り替わるとカウントを
開始し、信号のレベルが「ON」から「OFF」に切り
替わった後に再度「OFF」から「ON」に切り替わる
と、それまでのカウント値をマイクロコンピュータ10
8へ出力すると共にカウント値をリセットし、次に信号
のレベルが「OFF」から「ON」に切り替わる迄の時
間をカウントすることを繰り返す。
【0069】マイクロコンピュータ108は、画像検出
部28が画像形成位置検出用パターンを検出した時に、
カウンタ120から入力されたカウント結果に基づいて
画像(画像形成位置検出用パターン)の位置を検出し、
画像形成部20、22、24、26による画像の形成位
置を補正する。
【0070】マイクロコンピュータ108は、ROMな
どの内部メモリを含んで構成され、この内部メモリに
は、LED94の規定の照射光量値に対して光量変動が
起こったときの光量変動量と検出タイミングのずれ量と
の関係が、所定の関係式又はLUT(ルックアップテー
ブル)等の対応関係を表わすデータとして予め記録され
ている。
【0071】したがって、マイクロコンピュータ108
は、入力された検出タイミングに対するずれ量から内部
メモリに記憶された光量変動量と検出タイミングのずれ
量との対応関係を表わすデータに基づいて光量の変動量
を算出し、LEDドライバ110に出力することによ
り、LEDドライバ110を介してLED94に供給す
る駆動電流を制御する。
【0072】なお、反射光量検出部92Bのフォトダイ
オード100A,100Bにも反射光量検出部92Aと
同一構成の回路が接続されているので、接続されている
回路の各部に同一の符号を付し(図4)、説明を省略す
る。
【0073】図1に示すように、本実施の形態の画像形
成装置では、中間転写ベルト30の一周期ごとに、中間
転写ベルト30の周期を表わす基準信号が図示しないセ
ンサにより出力されていることと、検出を赤外領域(赤
外領域でYMCKはそれぞれ同感度で検出されるため;
図9参照)にて実施しているため、画像位置検出センサ
の出力タイミングは、光量が最適値に設定されていれば
いつも決まった時間にて出力される。
【0074】本実施の形態では、基準信号位置と同じ位
置にある最上流の画像形成部20(Y色の画像を形成す
る画像形成部20)から最下流の画像形成部26(Bk
色の画像を形成する画像形成部26)までの距離を、例
えば、792mm、中間転写ベルト30の周長が、例え
ば、2111mm、中間転写ベルト30の搬送速度(プ
ロセススピード)が264mm/secとしている。
【0075】そのため、基準信号を検出してから画像位
置検出されるまでの時間は3sec(≒792(mm)/
264(mm/sec))=T1であり、画像形成位置間
については、距離を2.64mmの間隔にて形成してい
るため、光量が最適値に設定されていれば10msec
(2.64mm/264(mm/sec))=T2の時
間間隔にて検出されることとなる。
【0076】しかしながら、光量画最適値に設定されて
いないと、図1にて示すように画像位置検出の時間が±
ΔT分変動するため、所定の時間で画像位置を検出する
ことができなくなる。
【0077】つまり、所定の時間からずれた分が光量の
変動分というこてになる。図1に示すように、ずれ分Δ
Tは±に変動するため、所定よりも速い時間での変動に
対しては光量が高いことを意味し、所定よりも遅い時間
の変動に対しては光量が低いことを意味する。したがっ
て、光量を直接検出せずとも、画像位置検出の時間をモ
ニタすれば、光量レベルを検出することができる。
【0078】次に本実施形態の作用として、制御部80
のマイクロコンピュータ108で実行されるLED光量
制御処理について、図7のフローチャートを参照して説
明する。なお、このLED光量制御処理は、例えば、画
像形成装置の電源がオンされたときや、操作者により位
置ずれ補正処理指示が出されたとき画像形成位置の検出
と同時に行う。
【0079】まず、ステップ200では中間転写ベルト
30の駆動を開始し、中間転写ベルト30を一定速度で
移動させる。ステップ202では、画像形成位置検出回
数n(nは自然数)を0にセットする(n=0)と共
に、光量補正回数m(mは自然数)を0にセットする
(m=0)。
【0080】次のステップ204では、基準位置検出セ
ンサ44によって中間転写ベルト30上の基準位置が検
出されたか否か判定し、判定が肯定される迄待機する。
中間転写ベルト30上の基準位置が検出されるとステッ
プ206へ移行し、Y色の画像を形成する画像形成部2
0、M色の画像を形成する画像形成部22、C色の画像
を形成する画像形成部24、及び、Bk色の画像を形成
する画像形成部26の夫々に対して、図3に示すような
画像形成位置検出用パターン132の形成、及び中間転
写ベルト30への転写の実行を指示する。
【0081】画像形成位置検出用パターン132は、検
出部の受光面の形状(図3(B)参照)と略同様に略山
型(略L字状)で、山型の頂部に相当する位置が副走査
方向に沿った最上流側に位置するように形成されるパタ
ーン(以下、便宜的に「山型パターン」と称する)を基
本パターンとし、3個の山型パターンが一定間隔毎に形
成されて成るパターン群が、副走査方向に沿って多数形
成されて構成されている。
【0082】各山型パターンは、Y,M,C各色のトナ
ーのうちの少なくとも1色のトナーにより形成されるこ
とでY,M,C3色のうちの少なくとも1色を含んでい
ると共に、同一のパターン群に含まれる3個の山型パタ
ーンは、互いに他の山型パターンと少なくとも部分的に
異なる色で形成されている。
【0083】なお、Bk色トナーについては、山型パタ
ーンの下地として部分的に使用される。すなわち、Bk
色トナーの光反射率特性は、図8(D)及び図9(D)
より明らかなように350nm〜1200nmの波長域
(可視域及び赤外域)で光反射率が10%以下であり、
中間転写ベルト30とBk色トナーの光反射率の差異は
小さいので、中間転写ベルト30を下地としてBkトナ
ーにより形成されたパターンを精度良く検出することは
困難である。
【0084】このため本実施形態では、特に図示しない
が一部のパターン群について、該パターン群を構成する
3個の山型パターンの間隙に、Bk色トナーによって下
地領域を形成している。これにより、下地領域と、下地
領域と隣り合いY,M,C何れかの色のトナーで形成さ
れる山型パターンとの光反射率の差異が大きくなるの
で、画像形成部26によって形成される下地領域の位
置、すなわち画像形成部26によるBk色トナー像の形
成位置を精度良く検出することが可能となる。
【0085】このような構成の画像形成位置検出用パタ
ーン132が画像形成部24により中間転写ベルト30
上に形成されると、ステップ208以降の処理を行う。
なお、以下では単一のLED94を制御対象として処理
を説明するが、画像検出部28には単一の画像検出ユニ
ット90当たり2個、合計6個のLEDが設けられてお
り、以下で説明する処理は、実際には6個のLEDに対
して並列に実行される。
【0086】次のステップ208では画像形成位置検出
回数nが0であるか(n=0?)を判断する。画像形成
位置検出回数nが0である場合は、初回の光量制御処理
であるので、ステップ210に移行して、LEDドライ
バ110からLED94に供給されるLED駆動電流
を、例えば、10mAとして、LED94を点灯させ、
ステップ212に移行する。また、画像形成位置検出回
数nが0でないと判断されると、ステップ212に移行
する。
【0087】ステップ212では、中間転写ベルト30
上に形成された画像形成位置検出用パターン132の検
出を行う。
【0088】ここで、中間転写ベルト30の外周面上で
のフォトダイオード96A,96Bによる検出範囲は副
走査方向にずれているため、画像形成位置検出用パター
ン132の検出時には、差動入力増幅器114からは、
電流−電圧変換器112,102から入力された信号の
差分(フォトダイオード96A,96Bの受光量差)に
相当する波形、すなわち図6に「パターン検出波形信
号」として示すように、中間転写ベルト30の外周面上
でのフォトダイオード96A,96Bによる検出範囲を
単一の山型パターンが横切る毎に、出力信号のレベルが
負方向及び正方向にパルス状に変化する波形の信号が出
力される。
【0089】差動入力増幅器114の出力信号はコンパ
レータ116に入力され、コンパレータ116によって
上記出力信号のレベルが予め設定された閾値(例えば
2.67[V])と比較される。コンパレータ116は、
入力された信号のレベルが閾値以上のときには出力信号
のレベルを「ON」とし、入力された信号のレベルが閾
値未満のときには出力信号のレベルを「OFF」とする
(図6に示す「最終出力」参照)。コンパレータ116
から出力された信号はバッファ118を介してカウンタ
120に入力され、信号のレベルが「OFF」から「O
N」に切り替わる時間間隔が順次カウントされる。カウ
ンタ120によるカウント値はマイクロコンピュータ1
08に入力される。
【0090】次のステップ214では、カウント値に応
じて画像形成位置検出用パターンが、例えば、500個
等のように予め規定された個数、検出されたかを判断
し、検出されたと判断した場合は、ステップ216に移
行して、画像位置補正データを算出する。
【0091】すなわち、マイクロコンピュータ108
は、各カウンタ120から入力されるカウント値に基づ
いて、画像形成位置検出用パターン132内の各部位に
おける山型パターンの形成間隔を検出する。
【0092】マイクロコンピュータ108は、単一の画
像検出ユニット90から入力される2個のカウント値を
比較することで、画像形成位置検出用パターン132の
うち前記画像検出ユニット90に対応する位置に形成さ
れた各色のパターンの形成間隔のずれ量(主走査方向及
び副走査方向)を、画像検出ユニット90A,90B,
90Cについて各々検出する。
【0093】これにより、主走査方向に沿った各位置
(SOS(Start Of Scan)付近、COS(Center Of Sca
n)付近、及びEOS(End Of Scan)付近)における主走
査方向に沿った色ずれ量、及び副走査方向に沿った色ず
れ量が各々検出されることになる。そして、例えば主走
査方向に沿った色ずれ量に応じて、画像形成部20,2
2,24,26の各々の走査露光部によるレーザ光の1
走査内における変調期間を相対的に変化させたり、副走
査方向に沿った色ずれ量に応じて、画像形成部20,2
2,24,26の各々による画像形成開始タイミングを
相対的に変化させることで色ずれを解消することができ
る。
【0094】つぎのステップ218では、光量補正デー
タを算出する。本実施の形態では、光量制御のための検
出信号として各カウンタ120から入力されるカウント
値の検出タイミングを利用する。
【0095】カウント値の検出タイミングとは、コンパ
レータ116による比較結果が切り替わるタイミング、
すなわち、クロスポイントタイミング(「OFF」→
「ON」又は「ON」→「OFF」に切り替わるタイミ
ング)であり、この検出タイミングは、パターン検出波
形の形状に応じて変動する。
【0096】したがって、ステップ218では、マイク
ロコンピュータ108が、各カウンタ120から入力さ
れる検出タイミングと、基準検出タイミングとの差を演
算し、該差に応じた光量変動量を表わす光量補正データ
を算出する。
【0097】なお、図10に示すように、光量値が一定
でも、中間転写ベルト30の速度変動などの外乱によ
り、画像形成位置検出用パターンの検出タイミングがず
れる場合がある。例えば、図10では、中間転写ベルト
30の周期の始まりを示す基準信号が検出されてからΔ
T1時間経過後に、パターン検出波形に基く最終出力波
形の立ち上がり信号が検出され、最終出力波形の立ち上
がり信号間隔がΔT2間隔となっているが、外乱によ
り、次の周期では、中間転写ベルト30の周期の始まり
を示す基準信号が検出されてからパターン検出波形に基
く最終出力波形の立ち上がり信号が検出されるまでの時
間がΔT1+α(αは任意の数)時間経過後となった
り、更に次の周期では、最終出力波形の立ち上がり信号
間隔がΔT2+β(βは任意の数)間隔となってしまう
場合がある。
【0098】本実施の形態では、画像形成位置検出用パ
ターンを検出した予め規定された個数の検出データを用
い、例えば、最小値(Min.)と最大値(Max.)
とを削除して平均値(Ave.)を出すなどの加工修正
を行い、得られた加工修正データを光量補正用のデータ
として使用している。これにより、外乱に強い信頼性の
高い光量制御が実施可能となる。
【0099】次のステップ220では、光量補正データ
に基いて、LEDの発光光量値が最適かを判断する。こ
の判断は、各カウンタ120から入力される検出タイミ
ングと、基準検出タイミングとの差がゼロ、或いは、予
め設定した許容範囲内であれば最適としてステップ22
2に移行し、前記差がゼロでなく、或いは、予め設定し
た許容範囲外であれば最適でないと判断して、ステップ
224に移行する。
【0100】ステップ224では、光量補正回数mが予
め定めた規定回数P(例えば、5回;但し、Pは自然
数)であるかを判断する。ステップ224において、光
量補正回数mが規定回数Pでないと判断された場合は、
ステップ226に移行して、光量補正データに基いて電
流値を算出し、LEDに算出した電流値の電流を印加
し、ステップ227にてmをインクリメント(m←m+
1)した後、ステップ222に移行する。
【0101】ステップ222では、画像形成位置検出回
数n(nは自然数)が、例えば、5回等のように、予め
決定した所定回数Qであるかを判断する。所定回数Qで
ないと判断されると、画像形成位置検出補正及び光量補
正のための処理サイクルが終了していないので、ステッ
プ230にてnをインクリメントして(n←n+1)ス
テップ204に戻り、上述した処理を繰返す。
【0102】また、ステップ222において、予め決定
した所定回数Qであると判断されると、画像形成位置検
出補正及び光量補正のための処理サイクルの終了である
ので、本ルーチンを終了する。
【0103】一方、ステップ224において、光量補正
回数mが規定回数Pで有ると判断された場合は、規定し
た回数光量補正を行ったにもかかわらず、正常な値にな
らないということであるので、LED94に何らかの異
常が発生している可能性が高い。そのため、ステップ2
28では、ディスプレイ84Bにエラーメッセージを表
示して異常の発生を報知し、本ルーチンを終了する。
【0104】なお、ステップ218以降の処理は本発明
の光量制御方法に対応している。また、本実施の形態で
は、ステップ218以降の処理は、画像形成位置を検出
するための画像形成位置検出用パターン132の検出時
に得られた電圧波形を用いて光量制御処理を行う構成で
あるので、光量制御処理を画像形成位置検出処理と並列
して行っている。
【0105】なお、本実施の形態では、ディスプレイに
警告を発して自動的にLED光量制御処理を終了する構
成としたが、本発明はこの構成に限らず、例えば、ディ
スプレイに警告を発するだけの構成としたり、ブザーな
どの警告音を発して操作者に注意を促すように構成して
もよい。
【0106】このように本実施の形態では、画像形成位
置検出の検出時に、以下で説明するLED光量制御処理
を実行するので、例えば、LED光量制御処理を頻繁に
実行することで、カラー画像形成装置10の画像形成に
要する平均時間が長くなったり、LED光量制御時に利
用者が待たされることで利用者に不快感を与えたりする
ことを回避できる。
【0107】なお、温度センサや湿度センサを配設し、
カラー画像形成装置10の設置環境が変化したことが検
出された場合(例えばLED光量制御処理を前回実行し
てから温度が3度以上変化した、或いは湿度が20%以
上変化したことが検出された等の場合)に画像形成位置
検出と共にLED光量制御処理を行うようにしてもよ
い。
【0108】なお、以上説明した実施の形態では、「パ
ターン検出波形信号」が上下に山が形成される波形形状
の場合の実施の形態であるが、本発明は、この波形形状
に限らず、上側又は下側のみに山が形成される波形形状
にも適用出来る。
【0109】例えば、図13に示す構成の画像位置検出
ユニットや、図15に示す構成の画像位置検出ユニッ
ト、及び図17に示す構成の画像位置検出ユニットから
の出力信号などのように、2つの検出信号の比較により
画像形成位置を検出する構成であれば適用出来る。な
お、上述した図4と同じ部位は同一の符号を付して説明
は省略する。
【0110】図13に示す画像位置検出ユニットは、画
像形成位置検出パターンに光を照射する1つのLED9
4、画像形成位置検出パターンにより反射された光をそ
れぞれ検出する受光素子としての2つのフォトダイオー
ド96A、96B、各々のフォトダイオード96A、9
6Bにより検出された光電流を電圧値に変換する電流−
電圧変換器102、112、加算アンプ113、減算ア
ンプ115、コンパレータ116、ゼロクロスコンパレ
ータ117、及び、タイミング判断回路119から構成
されている。
【0111】図13に示す画像位置検出ユニットでは、
中間転写ベルト30の進行方向に沿って所定距離離れて
2つのフォトダイオード96A、96Bが形成されてお
り、LED94からの光が照射され、中間転写ベルト3
0に形成された画像形成位置検出用パターンに反射され
た反射光をそれぞれ検出する。
【0112】各々のフォトダイオード96A、96B
は、それぞれ検出した光電流を電流−電圧変換器10
2、112に出力する。電流−電圧変換器102、11
2では、入力された光電流を電圧値に変換し(図14
(A)参照)、各々のフォトダイオード96A、96B
の検出信号V1、V2として加算アンプ(加算AMP)
113、減算アンプ(減算AMP)115にそれぞれ出
力する。
【0113】加算AMP113は、2つのフォトダイオ
ード96A、96Bからの検出信号V1、V2を加算し
て図14(B)に示すように、検出信号V1、V2の和
に比例した加算信号V3をコンパレータ116に出力す
る。
【0114】また、減算AMP115は、2つのフォト
ダイオード96A、96Bからの検出信号V1、V2を
減算して図14(C)に示すように、検出信号V1、V
2の差に比例した減算信号V4を、ゼロクロスコンパレ
ータ117に出力する。
【0115】コンパレータ116は、入力された加算信
号V3と予め定めた閾値電圧VTとを比較し、その比較
結果をタイミング判断回路119に出力する。また、ゼ
ロクロスコンパレータ117は、入力された減算信号V
4が0になる(ゼロクロスする)タイミングT1を検出
してタイミング判断回路119に出力する。
【0116】タイミング判断回路119は、コンパレー
タ及びゼロクロスコンパレータの出力信号に基づいて、
加算信号V3閾値電圧VTよりも大きく、かつ、減算信
号V4がゼロクロスしたときのタイミングで、パターン
検出信号を出力する。
【0117】この構成においても上述した実施の形態と
同様に光量変動によりゼロクロスするタイミング(ゼロ
クロスタイミング)がずれる。このゼロクロスタイミン
グのずれ量は、光量変動量に対応する。そのため、光量
変動が起こったときの光量変動量とゼロクロスタイミン
グのずれ量との関係を、所定の関係式又はLUT(ルッ
クアップテーブル)等の対応関係を表わすデータとして
予め記録しておき、該データに基づいてゼロクロスタイ
ミングのずれ量に応じて光量変動量を検出することが出
来る。
【0118】また、図15に示す構成の画像位置検出ユ
ニットは、画像形成位置検出パターンに光を照射する1
つのLED94、画像形成位置検出パターンにより反射
された光をそれぞれ検出する受光素子としての2つのフ
ォトダイオード96A、96B、各々のフォトダイオー
ド96A、96Bにより検出された光電流を電圧値に変
換する電流−電圧変換器102、112、アンプ(AM
P)111、コンパレータ116、及び、タイミング判
断回路119から構成されている。
【0119】図15に示す画像位置検出ユニットでは、
各々のフォトダイオード96A、96Bは、それぞれ検
出した光電流を電流−電圧変換器102、112に出力
する。電流−電圧変換器102、112では、入力され
た光電流を電圧値に変換し(図16(A)及び図16
(B)参照)、各々のフォトダイオード96A、96B
の検出信号V1、V2としてAMP111を介してコン
パレータ116に出力する。
【0120】コンパレータ116は、入力された検出信
号V1、V2とを比較し、その比較結果(図16(C)
参照)をタイミング判断回路119に出力する。タイミ
ング判断回路119は、2つのフォトダイオード96
A、96Bからの出力のうち、遅れて検出信号を出力す
るフォトダイオード96Bからの出力が、先に検出信号
を出力するフォトダイオード96Aからの出力を超える
タイミングで、パターン検出信号(図16(D)参照)
を出力する。
【0121】また、図17は、図15に示す構成の画像
位置検出ユニットに、遅れて検出信号を出力するフォト
ダイオード96Bからの出力に対してオフセット分を上
乗せして出力するオフセット電圧印加回路が設けられて
いる点が上述した図15の構成と異なるだけであるの
で、詳細な説明は省略する。
【0122】図18(A)及び図18(B)は、図17
に示す構成の画像位置検出ユニットの電流−電圧変換器
102、112からの出力波形を示し、図18(C)は
コンパレータ116の比較結果を示し、図18(D)は
タイミング判断回路119から出力されるパターン検出
信号を示している。
【0123】これら図15及び図17の構成においても
上述した実施の形態と同様に光量変動により2つの信号
が交差するタイミングがずれる。この交差タイミングの
ずれ量は、光量変動量に対応する。そのため、光量変動
が起こったときの光量変動量と交差タイミングのずれ量
との関係を、所定の関係式又はLUT(ルックアップテ
ーブル)等の対応関係を表わすデータとして予め記録し
ておき、該データに基づいて交差タイミングのずれ量に
応じて光量変動量を検出することが出来る。
【0124】このように、本実施の形態では、LEDの
発光光量が最適な場合のカウント値の検出タイミングを
基準タイミングとして、該基準タイミングに対するずれ
量と発光光量との対応関係を予め調べておき、該対応関
係に基いてLEDの駆動電流を制御する構成であるた
め、実際のLEDの発光光量を検出せずに、LEDの発
光光量を制御することが出来る。
【0125】なお、本実施の形態では中間転写ベルト3
0により反射された光を検出する構成を例に挙げて説明
したが、本発明は、この構成に限らず、中間転写ベルト
30を透過した光を検出する構成とすることもできる。
この場合、検出する信号のオンオフレベルは、反射光を
検出する場合とは逆に、画像形成位置検出用パターンを
検出していないときはオン、画像形成位置検出用パター
ンを検出しているときはオフとなる。したがって、オン
オフレベルに対応した画像形成位置検出用パターン検出
状態に合わせてその後の処理を行う。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
光手段の発光光量を直接検出せずとも最適化することが
実現できる、という効果がある。発光手段の発光光量を
容易な構成で最適化できる、という効果がある。
【0127】また、別の本発明によれば、発光手段の発
光光量を最適化するためだけの部品やソフトウエア、及
び、専用サイクルが不要で、部品点数が少なく、良好に
発光手段の発光光量を最適化でき、生産性の高い画像形
成装置を提供できる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 中間転写ベルト30の一周期を検出する基準
信号、パターン検出波形、及び最終出力を対応して説明
する線図である。
【図2】 本実施形態に係るカラー画像形成装置の概略
構成図である。
【図3】 図3(A)は画像検出部の各画像検出ユニッ
トの配置を示す斜視図であり、図3(B)は画像検出部
の各画像検出ユニットの配置とを示す上面図である。
【図4】 画像検出ユニットの概略構成を示すブロック
図である。
【図5】 図5(A)は画像検出ユニットのLED及び
フォトダイオードの配置を示す斜視図、図5(B)はフ
ォトダイオードの受光部の形状を示す平面図である。
【図6】 光量が適切に制御されているときの中間転写
ベルトの外周面上に形成された光量制御用パターン及び
画像形成位置検出用パターンの一例を示す平面図であ
る。
【図7】 LED光量制御処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【図8】 図8(A)はY、図8(B)はM、図8
(C)はC、図8(D)はBkの各色のトナーの可視域
における光反射率特性の一例を示す線図である。
【図9】 図9(A)はY、図9(B)はM、図9
(C)はC、図9(D)はBkの各色のトナーの赤外域
における光反射率特性の一例を示す線図である。
【図10】 外乱により画像形成位置検出用パターンの
検出タイミングがずれる場合の一例を示す説明図であ
る。
【図11】 光量が低くなっているときの中間転写ベル
トの外周面上に形成された光量制御用パターン及び画像
形成位置検出用パターンの一例を示す平面図である。
【図12】 LEDの発光光量が変化したときの差動入
力増幅器及びコンパレータの出力の変化を示す線図であ
る。
【図13】 別の構成の画像検出ユニットの概略構成を
示すブロック図である。
【図14】 図14(A)は図13に示したフォトダイ
オード96A、96Bの出力に基く電圧波形を示す線図
であり、図14(B)は図14(A)の電圧波形を加算
した電圧波形を示す線図であり、図14(C)は図14
(A)の電圧波形を減算した電圧波形を示す線図であ
る。
【図15】 さらに別の構成の画像検出ユニットの概略
構成を示すブロック図である。
【図16】 図16(A)は、図15に示したフォトダ
イオード96Aの出力に基く電圧波形V1を示す線図で
あり、図16(B)は、図15に示したフォトダイオー
ド96Bの出力に基く電圧波形V2を示す線図であり、
図16(C)は図16(A)及び図16(B)の電圧波
形を重ね合わせた場合の線図であり、図16(D)は最
終的に得られる電圧波形を示す線図である。
【図17】 図15に示した画像検出ユニットにおい
て、オフセット処理を施した場合の画像検出ユニットの
概略構成を示すブロック図である。
【図18】 図18(A)は、図17に示したフォトダ
イオード96Aの出力に基く電圧波形V1を示す線図で
あり、図18(B)は、図17に示したフォトダイオー
ド96Bの出力に基く電圧波形V2を示す線図であり、
図18(C)は図18(A)及び図18(B)の電圧波
形を重ね合わせた場合の線図であり、図18(D)は最
終的に得られる電圧波形を示す線図である。
【図19】 従来の光量最適化サイクルを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 カラー画像形成装置 12 原稿読取装置 13 センサ 14 プラテンガラス 16 原稿 18 画像形成装置 20,22,24,26 画像形成部 20A 走査露光部 20B 現像装置 20C 感光体 20D 帯電器 20E クリーニング装置 20F 転写装置 20G トナー供給部 20H ミラー 28 画像検出部 30 中間転写ベルト 32,36 駆動ローラ 40 吸着ローラ 42 クリーニング装置 44 基準位置検出センサ 46 定着装置 50 用紙 52 ローラ 54 トレイ 55,62 搬送ローラ対 60 転写ローラ 64 用紙トレイ 80 制御部 82 画像蓄積部 84B キーボード 84A, 84B ディスプレイ 84 操作部 90A,90B,90C 画像検出ユニット 92A,92B 反射光量検出部 96A,96B, 100A,100B フォトダイオー
ド 102,112 電圧変換器 108 マイクロコンピュータ 110 ドライバ 113 加算アンプ(AMP) 114 差動入力増幅器 115 減算アンプ(AMP) 116 コンパレータ 117 ゼロクロスコンパレータ 118 バッファ 119 タイミング判断回路 120 カウンタ 132 画像形成位置検出用パターン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定めた所定の間隔で複数の画像形成
    位置検出用パターンが形成され、かつ、予め定めた所定
    方向に移動される媒体に、前記画像形成位置検出用パタ
    ーンを含むように光を照射し、該媒体からの光を検出し
    て前記画像形成位置検出用パターンの形成位置の検出を
    行う際に、 前記画像形成位置検出用パターンの検出タイミングと予
    め定めた基準の検出タイミングとのずれ量に基いて前記
    画像形成位置検出用パターンに照射される光の光量変動
    量を求め、該光量変動量に応じて前記媒体に照射する光
    の光量を制御することを特徴とする光量制御方法。
  2. 【請求項2】 前記検出タイミングは、前記媒体からの
    光を電気信号に変換して得られる信号波形と予め定めた
    閾値とのクロスポイントタイミングである請求項1に記
    載の光量制御方法。
  3. 【請求項3】 前記媒体からの光として、赤外域の波長
    の光を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の光量制御方法。
  4. 【請求項4】 予め定めた所定方向に移動される転写体
    に画像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により予め定めた所定の間隔で前記転
    写体に複数形成された画像形成位置検出用パターンを通
    過するように前記転写体に光を照射する発光手段と、 前記転写体からの光を検出して画像形成位置を検出する
    画像形成位置検出手段と、 前記画像形成位置検出用パターンの検出タイミングのず
    れ量に応じて求められる光量変動量に基いて、前記発光
    手段の発光光量を制御する光量制御手段と、 を備えた画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成位置検出手段は、前記転写
    体からの光を電気信号に変換して得られる信号波形と予
    め定めた閾値レベルとを比較する比較手段を含み、 前記検出タイミングは、前記比較手段による信号波形と
    予め定めた閾値レベルとのクロスポイントタイミングで
    あることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成位置検出手段は、赤外域の
    波長の光を検出することを特徴とする請求項4又は請求
    項5に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100846379B1 (ko) 2005-11-25 2008-07-15 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 화상 형성 장치 및 방법
KR101228804B1 (ko) * 2010-02-26 2013-01-31 엔이씨 커뮤니케이션 시스템즈, 리미티드 발광 구동 조정 방법 및 시스템과 가시광 통신 장치

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