JP2002090723A - 液晶装置および電子機器 - Google Patents

液晶装置および電子機器

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JP2002090723A
JP2002090723A JP2000277209A JP2000277209A JP2002090723A JP 2002090723 A JP2002090723 A JP 2002090723A JP 2000277209 A JP2000277209 A JP 2000277209A JP 2000277209 A JP2000277209 A JP 2000277209A JP 2002090723 A JP2002090723 A JP 2002090723A
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crystal display
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JP2000277209A
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Kimitaka Kamijo
公高 上條
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より鮮明なカラー表示を可能にする液晶装置
を提供する。 【解決手段】 液晶表示装置10において、下側基板1
1の液晶層13側表面上に、赤の蛍光体20R、緑の蛍
光体20G、青の蛍光体20Bからなる蛍光体層20が
形成され、蛍光体層20と液晶層13との間に、複数の
微粒子21aを内包した透明樹脂層からなる、光を散乱
する散乱層21が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置および電
子機器に係り、特に蛍光体を用いてカラー表示を行う液
晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ノートパソコン、携帯電話機、腕時計等
の携帯用電子機器などにおいて、各種の情報を表示する
手段として液晶表示装置が広く使用されており、特に表
示品質の良好なものとしてカラー表示が可能な液晶表示
装置が開発されている。従来、カラー表示が可能な液晶
表示装置としては、カラー表示を行うために、赤
(R)、緑(G)、青(B)の顔料によって着色された
アクリル樹脂などからなる着色層を具備するカラーフィ
ルタを内蔵したものが実用化されているが、屋外や明る
い外光下などで使用した場合においては、外光の影響で
表示の明るさや輝度が低下して、カラー表示の鮮明性が
低下することがあった。
【0003】そこで、近年、屋外や明るい外光下で使用
した場合においても、表示の明るさや輝度を確保し、よ
り鮮明なカラー表示を可能にする目的で、蛍光体を用い
た液晶表示装置が提案されている。
【0004】図15、図16に基づいて、蛍光体を用い
たパッシブマトリクス型の液晶表示装置を例として、従
来の蛍光体を用いた液晶表示装置の構造について説明す
る。
【0005】図15は従来の蛍光体を用いたパッシブマ
トリクス型の液晶表示装置100を観察者側から見た概
略斜視図、図16は図15に示す液晶表示装置100の
3画素分を拡大して示す部分分解斜視図である。
【0006】はじめに図15に基づいて液晶表示装置1
00の全体構造の概略について説明する。液晶表示装置
100においては、図15に示すように、下側基板10
1と上側基板102とが対向配置され、これら基板間に
液晶層(図1では図示略)が挟持されている。
【0007】また、下側基板101の図示下方には照明
手段105として、光源(バックライト)105A、及
び光源105Aからの光を効率よく、液晶層側に照射す
るために、光源105Aから出射された光を図示上方に
導く構造を有する導光板105Bが設けられている。液
晶表示装置100において、光源105Aは紫外光を出
射可能な紫外線光源などから構成されている。
【0008】上側基板102の外側(観察者側)には後
述する偏光子が形成されているが、図15においては省
略している。
【0009】下側基板101の液晶層側には多数の信号
電極106がストライプ状に設けられ、それと対向する
上側基板102の液晶層側には信号電極106と交差す
る方向に延在する多数の走査電極107がストライプ状
に設けられている。そして、信号電極106と走査電極
107とが交差する部分が個々の画素108となってお
り、多数の画素108がマトリクス状に配列した領域が
表示領域109となっている。なお、液晶表示装置10
0において、すべての信号電極106あるいはすべての
走査電極107は同一の幅で形成されている。
【0010】液晶表示装置100において、各画素10
8は赤(R)、緑(G)、青(B)のうちいずれかの色
を表示することが可能となっており、赤、緑、青を表示
する3つの画素108により1個の表示が可能になって
いる。
【0011】次に、図16に基づいて、液晶表示装置1
00の構造について詳細に説明する。図16は、赤、
緑、青を表示する3つの画素108を拡大して示す部分
分解斜視図である。
【0012】図16において、符号103は液晶層、符
号110は蛍光体層、符号111、112は特定の偏光
のみを透過し、それ以外の偏光を吸収する偏光子を示し
ている。
【0013】図16に示すように、下側基板101の液
晶層103側には蛍光体層110、偏光子111、信号
電極106が順次積層形成されている。また、上側基板
102の液晶層103側には走査電極107が形成され
ており、上側基板102の外面側(観察者側)には偏光
子112が形成されている。なお、信号電極106、走
査電極107の液晶層103側表面上には配向膜が形成
されているが図面上は省略している。
【0014】蛍光体層110は赤、緑、青を表示する画
素108に各々対応して設けられた、蛍光体110R、
110G、110Bからなっており、蛍光体110R、
110G、110Bは光源105Aから出射される光を
吸収して励起され、それぞれ580〜780nmの波長
の光(赤色光)、460〜650nmの波長の光(緑色
光)、380〜580nmの波長の光(青色光)を発光
する性質を有している。
【0015】また、蛍光体110R、110G、110
Bによって発光される光は非偏光であるため、蛍光体層
110の表面には蛍光体110R、110G、110B
によって発光された光を偏光するための偏光子111が
設けられている。
【0016】上記構造を有する液晶表示装置100は光
源105Aより出射される光が下側基板101を透過
し、蛍光体層110に照射される。このとき、蛍光体1
10R、110B、110G、110Bからそれぞれ赤
色光、緑色光、青色光が発光されるので、各画素108
毎に表示させたい色を観察者側に表示することができ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記構造を有する従来
の蛍光体を用いた液晶表示装置においては、以下のよう
な問題点を有している。
【0018】すなわち、蛍光体によって発光される光は
指向性がなく、さまざまな角度(360度方向)に向け
て出射されるため、観察者側に到達する光量が限られて
おり、その結果、液晶表示装置の明るさや輝度が低下
し、カラー表示の鮮明性が低下する恐れがある。
【0019】蛍光体から出射される光のうち観察者側に
到達しない光の例を図17に基づいて具体的に説明す
る。なお、図17においては簡略化のため、液晶表示装
置100の下側基板101、上側基板102、蛍光体層
110のみを取り出して示している。また、実際には、
上側基板102の外面側には偏光子112が形成されて
いるが、説明を簡略化するため、上側基板102の外面
側には特に何も形成されておらず、空気のみが存在する
ものとする。
【0020】図17に示すように、蛍光体層110から
出射される光のうち、上側基板102の外面に対してあ
る所定の入射角θで入射する光は、上側基板102とそ
の外側の空気との屈折率の差が大きいことに起因して、
観察者側(空気側)に出射せずに、上側基板102の外
面で全反射して再び照明手段105側に戻される。さら
に、この光は上側基板102の外面に入射したときの入
射角θと同じ入射角で、下側基板101の外面(照明手
段105側表面)に入射し、同様に、下側基板101と
その外側の空気との屈折率の差が大きいことに起因し
て、下側基板101の外面で全反射される。このよう
に、蛍光体層110から出射される光のうち、上側基板
102の外面に対してある所定の入射角θで入射する光
は、上側基板102の外面と下側基板102の外面での
全反射を繰り返す結果、最終的に液晶表示装置100の
側方に出射され、観察者側に到達しない。
【0021】なお、ここでは、上側基板102の外面側
には特に何も形成されておらず、空気のみが存在するも
のとして説明したが、上側基板102の外面側に偏光子
112が形成されている場合についても同様であり、液
晶表示装置100の最表面と空気との屈折率の差が大き
いことに起因して、上記と同様の現象が発生する。
【0022】そこで、本発明は、以上の課題を解決する
ためになされたものであって、液晶装置の側方に出射さ
れる光を低減することができ、より鮮明なカラー表示を
可能にし、表示品質を向上させることができる、液晶装
置及びこの液晶装置を備えた電子機器を提供することを
目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の液晶装置は、液晶層を挟持して対向配置
された一対の基板を具備する液晶装置であって、前記一
対の基板のうち、一方の基板の液晶層側に、所定のパタ
ーンの複数の蛍光体を具備する蛍光体層が設けられ、か
つ前記一対の基板のうち、少なくとも一方の基板の液晶
層側に、光を散乱する散乱層が設けられたことを特徴と
する。
【0024】本発明者は、少なくとも一方の基板の表面
上に光を散乱する散乱層を設ける構成とすることによ
り、上述したように液晶装置の最表面と空気との屈折率
の差に起因して液晶装置の最表面で全反射を繰り返す光
を、基板間に設けた散乱層により散乱させて、その光路
を変化させ、液晶装置の最表面で全反射しない光、すな
わち、観察者側に出射する光に変化させることができる
ことを見出した。
【0025】したがって、本発明の液晶装置によれば、
液晶装置の側方に出射される光を低減し、観察者側に出
射される光を増加することができ、液晶装置の明るさや
輝度を向上することができ、より鮮明なカラー表示を可
能にし、表示品質を向上させることができる。
【0026】本発明の液晶装置において、散乱層は例え
ば、複数の微粒子を内包した透明樹脂層から構成するこ
とができる。
【0027】また、蛍光体層と散乱層を独立して設けず
に、蛍光体層内に微粒子を内包させることにより、蛍光
体層に光を散乱する機能を持たせる構成としてもよい。
【0028】この場合には、本発明の液晶装置は、液晶
層を挟持して対向配置された一対の基板を具備する液晶
装置であって、一対の基板のうち、一方の基板の液晶層
側に、複数の微粒子を内包した、所定のパターンの複数
の蛍光体を具備する蛍光体層が設けられたことを特徴と
する。
【0029】このように、蛍光体層に光を散乱する機能
を持たせる場合においても、蛍光体層により、光を発光
させるとともに、発光された光を散乱させることができ
るので、蛍光体層と別に散乱層を設ける場合と同等の効
果を得ることができる。
【0030】また、一対の基板のうち、一方の基板の液
晶層側に反射層が設けられた反射型又は半透過反射型液
晶装置においては、散乱層を反射層と別に独立して設け
ずに、反射層の液晶層側に複数の微細な凹凸を形成し、
反射層表面で光を反射するとともに光を散乱させる構造
としてもよい。なお、このように、反射層が液晶層側に
複数の微細な凹凸を有し、散乱層を構成する場合には、
蛍光体層は反射層と液晶層との間に設けられる。
【0031】また、本発明者は、一対の基板のうち、一
方の基板の液晶層側に反射層が設けられた反射型又は半
透過反射型液晶装置であって、散乱層を反射層と別に独
立して設けた液晶装置においては、散乱層を反射層の直
上に配置させる場合よりも反射層と離れた位置に散乱層
を配置させる方が、散乱層による光の散乱効率を向上で
きることを見出した。
【0032】したがって、一対の基板のうち、一方の基
板の液晶層側に反射層が設けられた反射型又は半透過反
射型液晶装置においては、散乱層が、反射層が設けられ
た基板と対向するもう一方の基板の液晶層側に設けられ
ていることが望ましく、このように散乱層を配置させる
ことにより、散乱層による光の散乱効率を向上させるこ
とができる。
【0033】また、以上の液晶装置を備えることによ
り、より鮮明なカラー表示が可能な表示品質の優れた電
子機器を提供することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の第1の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明す
る。
【0035】本実施の形態は、本発明の液晶装置をパッ
シブマトリクス型液晶表示装置に適用した例であって、
光源(バックライト)を内蔵した透過型液晶表示装置の
例である。
【0036】図1は本実施の形態の液晶表示装置10を
観察者側から見た概略斜視図、図2は図1に示す液晶表
示装置10の一部分を拡大して示す図であって、画素の
パターンを示す図、図3は液晶表示装置10の概略断面
図、図4は本実施の形態の液晶表示装置10の3画素分
を拡大して示す部分分解斜視図である。なお、図3は液
晶表示装置10を図1のA−A’線に沿って切断したと
きの断面図、図4は液晶表示装置10を図1のB方向か
ら見た部分分解斜視図である。
【0037】はじめに図1、図2に基づいて液晶表示装
置10の全体構造の概略について説明する。
【0038】本実施の形態の液晶表示装置10において
は、図1に示すように、下側基板11と上側基板12と
が対向配置され、これら基板間に液晶層(図1では図示
略)が挟持されている。下側基板11と上側基板12の
周縁部間には、双方の基板を接着するとともに液晶層を
基板間に封止するためのシール材(図1では図示略)が
形成されている。下側基板11、上側基板12は、ガラ
スあるいはポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、
アクリル系樹脂等の透明基板により構成されている。
【0039】下側基板11の外面側(図示下方)には照
明手段15として、光源(バックライト)15A、及び
光源15Aから出射される光を効率よく、液晶層側に照
射するために、光源15Aから出射される光を図示上方
に導く(反射する)構造を有する導光板15Bが設けら
れている。上側基板12の外面側(観察者側)には後述
する偏光子が形成されているが、図1においては省略し
ている。
【0040】本実施の形態において、光源15Aとして
は特に限定されず、紫外光を出射可能な紫外線光源や所
定の波長の可視光を出射可能なエレクトロルミネッセン
スや発光ダイオードを例示することができる。
【0041】下側基板11の液晶層側には、多数の信号
電極16がストライプ状(帯状)に設けられ、それと対
向する上側基板12の液晶層側には、信号電極16と交
差する方向に延在する多数の走査電極17がストライプ
状(帯状)に設けられている。
【0042】そして、信号電極16と走査電極17とが
交差する部分が個々の画素18となっており、多数の画
素18がマトリクス状に配列した領域が表示領域19と
なっている。なお、本実施の形態では下側基板11側の
電極を信号電極、上側基板12側の電極を走査電極とし
て説明するが、これは逆であっても一向にかまわない。
【0043】液晶表示装置10において、図2に示すよ
うに、各画素18は赤(R)、緑(G)、青(B)のう
ちいずれかの色を表示することが可能となっており、赤
を表示する画素18R、緑を表示する画素18G、青を
表示する画素18Bが所定のパターンで配置されてお
り、赤、緑、青を表示する画素18R、18G、18B
の3つの画素により1個の表示が可能になっている。な
お、図2に示す画素18のパターンは一例であって、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0044】次に、図3、図4に基づいて、液晶表示装
置10の構造について詳細に説明する。
【0045】図3において、符号24、25は配向膜、
符号26はスペーサー、符号14はシール材を示してい
る。また、図3、図4において、符号13は液晶層、符
号20は蛍光体層、符号21は散乱層、符号22、23
は特定の偏光のみを透過し、それ以外の偏光を吸収する
偏光子を示している。なお、図4においては簡略化のた
め、配向膜24、25及びスペーサー26の図示を省略
している。
【0046】図3に示すように、下側基板11と上側基
板12の周縁部間には、双方の基板を接着するとともに
液晶層13を基板間に封止するためのシール材14が形
成されている。また、液晶層13の内部には液晶層13
の厚み(セルギャップ)を均一化するための二酸化珪
素、ポリスチレン等からなる多数の球状のスペーサー2
6が配置されている。
【0047】また、下側基板11、上側基板12の液晶
層13側には種々の層が形成されているが、最上層は液
晶層13を所定の方向に配向させるための配向膜24、
25となっている。
【0048】図3、図4に示すように、本実施の形態に
おいて、下側基板11の液晶層13側には、蛍光体層2
0、散乱層21、偏光子22、信号電極16、配向膜2
4が順次積層形成されている。
【0049】一方、上側基板12の液晶層13側には走
査電極17と配向膜25とが順次積層形成されている。
また、上側基板12の外面側(観察者側)には偏光子2
3が設けられている。
【0050】蛍光体層20は図3、図4に示すように、
赤、緑、青を表示する画素18R、18G、18Bに対
応して各々設けられた蛍光体20R、20G、20B、
及び隣接する蛍光体20R、20G、20Bの間に設け
られた遮光層(ブラックマトリクス、図4では省略)2
0Aとから構成されている。
【0051】蛍光体20R、20G、20Bはアクリル
樹脂などの透明樹脂に蛍光材料を分散させたものからな
り、光源15Aから出射される光により励起され、それ
ぞれ580〜780nmの波長の光(赤色光)、460
〜650nmの波長の光(緑色光)、380〜580n
mの波長の光(青色光)を発光可能なものとなってい
る。
【0052】また、蛍光体20R、20G、20Bから
発光される光には、発光させたい波長(色)の光の他
に、異なる波長(色)の光が混在する場合があり、この
ような場合には表示させたい色の色純度が低下する恐れ
がある。
【0053】そこで、色純度を向上させるために、蛍光
体20R、20G、20Bに、各蛍光体から発光される
光に対応した色の顔料(赤、緑、青の顔料)を含有させ
ることが望ましい。
【0054】また、このように、蛍光体20R、20
G、20Bに顔料を含有させる代わりに、蛍光体層20
の観察者側に、各蛍光体20R、20G、20Bから発
光される光に対応した色のパターンを有するカラーフィ
ルタ(図示略)を設ける構成としても良い。すなわち、
蛍光体20R、20、20BGに対応させて、赤、緑、
青の着色層を有するカラーフィルタを設ける構成として
も良い。
【0055】このように、蛍光体20R、20G、20
Bに、各蛍光体20R、20G、20Bから発光される
光に対応した色の顔料を含有させる、あるいは蛍光体2
0R、20G、20Bの観察者側に、各蛍光体20R、
20G、20Bから発光される光に対応した色のパター
ンを有するカラーフィルタを設けることにより、表示さ
せたい色を強調することができるので、色純度を向上さ
せることができる。
【0056】また、図3、図4に示すように、蛍光体層
20の直上には、蛍光体層20から発光される光を散乱
させるための散乱層21が設けられている。散乱層21
は、複数の微粒子21aを内包したアクリル樹脂等の透
明樹脂層からなっており、微粒子21aとしては例え
ば、シリコン樹脂製やフッ素樹脂製のものを例示するこ
とができるが、これらに限定されるものではなく、散乱
層21を構成する透明樹脂と異なる屈折率のものであれ
ばいかなるものでもよい。
【0057】また、複数の微粒子21aは、光を散乱す
る機能を持つ程度に大きく、液晶層13の厚み(セルギ
ャップ)に影響を与えない程度に小さく設定することが
望ましく、例えば、直径1〜3μmのものが望ましい。
【0058】このような、複数の微粒子21aを内包し
た透明樹脂層からなる散乱層21は、透明樹脂を溶媒に
溶解させた溶液に微粒子21aを分散させて、蛍光体層
20を形成した下側基板11の表面上にスピンコート法
などにより塗布した後、溶媒を乾燥除去することにより
形成することができる。
【0059】また、蛍光体20R、20G、20Bによ
って発光される光は非偏光であるため、蛍光体20R、
20G、20Bと液晶層13との間に、蛍光体20R、
20G、20Bによって発光される光を偏光するための
偏光子22が設けられている。図3、図4では例とし
て、散乱層21の直上に偏光子22を設けた場合につい
て図示している。
【0060】また、蛍光体層20と散乱層21とを独立
して設けなくても良く、図5に示すように、蛍光体層2
0を構成する各蛍光体20R、20G、20Bに複数の
微粒子20aを内包させて、蛍光体層20に光を散乱す
る機能を持たせてもよい。
【0061】なお、このように、蛍光体層20に複数の
微粒子20aを内包させる場合、蛍光体層20におい
て、蛍光材料は、微粒子20aと微粒子20aの外側の
透明樹脂のいずれに含有させても良い。
【0062】このような、複数の微粒子20aを内包し
た各蛍光体20R、20G、20Bは、例えば以下のよ
うにして形成することができる。
【0063】蛍光材料を微粒子20aに含有させる場合
には、感光性を有するアクリル樹脂などの透明樹脂を所
定の溶媒に溶解した溶液に、蛍光材料を含有する複数の
微粒子20aを分散させた後、この溶液をスピンコート
法などにより下側基板11の表面上の全面に塗布し、溶
媒を乾燥除去した後、フォトリソグラフィー法により所
定のパターンに形成することにより、蛍光材料を含有す
る微粒子20aを内包した各蛍光体20R、20G、2
0Bを形成することができる。
【0064】一方、蛍光材料を微粒子20aの外側の透
明樹脂に含有させる場合には、感光性を有するアクリル
樹脂などの透明樹脂を所定の溶媒に溶解した溶液に蛍光
材料を分散させ、さらに複数の微粒子20aを分散させ
た後、この溶液をスピンコート法などにより下側基板1
1の表面上の全面に塗布し、溶媒を乾燥除去した後、フ
ォトリソグラフィー法により所定のパターンに形成する
ことにより、蛍光材料を含有しない微粒子20aを内包
した各蛍光体20R、20G、20Bを形成することが
できる。
【0065】次に、本実施の形態の液晶表示装置10の
表示の機構について簡単に説明する。
【0066】本実施の形態の液晶表示装置10において
は、照明手段15により出射される光は下側基板11を
透過して蛍光体層20に照射される。このとき、照明手
段15により出射される光を吸収して、蛍光体20R、
20G、20Bが励起され、それぞれ赤色光、緑色光、
青色光を発光する。
【0067】蛍光体20R、20G、20Bによって発
光される光は蛍光体層20の直上に設けられた散乱層2
1、あるいは蛍光体層20に内包された微粒子20aに
よって散乱される。その後、液晶層13、上側基板12
を透過して観察者側に出射され、赤、緑、青を表示する
ことができる構造になっている。
【0068】本実施の形態によれば、下側基板11の液
晶層13側に光を散乱する散乱層21あるいは複数の微
粒子20aを内包した蛍光体層20を設けることによ
り、液晶表示装置10の最表面と空気との屈折率の差に
起因して液晶表示装置10の最表面で全反射を繰り返す
光を、散乱層21あるいは複数の微粒子20aを内包し
た蛍光体層20により散乱させて、その光路を変化さ
せ、液晶表示装置10の最表面で全反射しない光、すな
わち、観察者側に出射する光に変化させることができる
ので、観察者側に出射される光を増加させて、明るさや
輝度を向上することができ、より鮮明なカラー表示を可
能にし、表示品質を向上させることができる。
【0069】なお、本実施の形態においては散乱層21
を蛍光体層20の直上に設けた場合についてのみ説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、散乱層
21は下側基板11、上側基板12のうち、少なくとも
一方の基板の液晶層13側に設けられていれば良く、こ
のような構成であれば本実施の形態と同等の効果を得る
ことができる。
【0070】[第2の実施の形態]以下、本発明の第2
の実施の形態を図6に基づいて説明する。
【0071】本実施の形態も第1の実施の形態と同様、
本発明の液晶装置をパッシブマトリクス型液晶表示装置
に適用した例であって、透過型液晶表示装置に適用した
例である。
【0072】本実施の形態が第1の実施の形態と大きく
異なる点は、蛍光体層を上側基板の液晶層側に設けた
点、蛍光体層の観察者側に蛍光体を励起することが可能
な励起光を吸収する吸収層を設けた点である。
【0073】このように、本実施の形態の液晶表示装置
の概略構成は第1の実施の形態と共通であるため、共通
な構成については説明を省略する。図6は第1の実施の
形態の図4に対応する図であって、本実施の形態の液晶
表示装置30の3画素分を拡大して示す部分分解斜視図
である。また、図6において、図4と共通の構成要素に
ついては同一の符号を付し説明は省略する。
【0074】本実施の形態の液晶表示装置30において
は、図6に示すように、上側基板12と液晶層13との
間(上側基板12と走査電極17との間)に蛍光体層2
0が設けられており、蛍光体層20と上側基板12との
間に散乱層21が設けられている。
【0075】また、蛍光体層20の観察者側に、蛍光体
20R、20G、20Bを励起することが可能な励起光
を吸収する吸収層31が設けられている。図6には例と
して、上側基板12の外面側(観察者側)に吸収層31
を設けた場合について図示している。
【0076】このように、蛍光体層20の観察者側に、
蛍光体20R、20G、20Bを励起することが可能な
励起光を吸収する吸収層31を設ける構成とすることに
より、外光によって蛍光体20R、20G、20Bが励
起され、液晶層13によるスイッチングとは無関係に発
光することを防止することができる。
【0077】また、第1の実施の形態では、蛍光体層2
0が下側基板11の表面上に設けられ、蛍光体層20か
ら発光される光が液晶層13を透過するが、蛍光体層2
0から発光される光は非偏光であるため、液晶層13を
透過する前に蛍光体層20から発光される光を偏光させ
る必要があり、蛍光体層20と液晶層13との間に偏光
子22を設ける構成とした。
【0078】これに対して、本実施の形態では、光源1
5Aから出射される光は液晶層13を透過した後、蛍光
体層20に照射されるので、偏光子22を蛍光体層20
と液晶層13との間に設ける必要がなく、偏光子22は
信号電極16よりも照明手段15側であればいかなる箇
所に設けられていてもよい。図6には例として、偏光子
22を下側基板11と照明手段15との間に設けた場合
について図示している。
【0079】また、第1の実施の形態では、上側基板1
2の外面側に偏光子23を設けたのに対し、本実施の形
態では偏光子23を蛍光体層20と走査電極17との間
に設ける構成としているが、偏光子23は第1の実施の
形態の偏光子23と同じ機能を有するものである。
【0080】次に、本実施の形態の液晶表示装置30の
表示の機構について簡単に説明する。本実施の形態の液
晶表示装置30においては、第1の実施の形態と同様
に、照明手段15から出射される光を利用して、透過型
により赤、緑、青の表示を行うことができる構造になっ
ている。
【0081】本実施の形態の液晶表示装置30において
は、照明手段15から出射される光は下側基板11、液
晶層13を透過した後、蛍光体層20に照射される。こ
のとき、照明手段15から出射される光を吸収して、蛍
光体20R、20G、20Bが励起され、それぞれ赤色
光、緑色光、青色光を発光する。蛍光体20R、20
G、20Bによって発光される光は蛍光体層20の直上
に設けられた散乱層21によって散乱された後、上側基
板12を透過して観察者側に出射され、赤、緑、青を表
示することができる構造になっている。
【0082】このように、本発明の液晶装置は上側基板
12の表面上に蛍光体層20を設ける場合にも適用する
ことができ、第1の実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。すなわち、本実施の形態によれば、より鮮明
なカラー表示を可能にし、表示品質を向上させることが
できる。
【0083】なお、本実施の形態においては散乱層21
を蛍光体層20の直上に設けた場合についてのみ説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、散乱層
20は下側基板11、上側基板12のうち少なくとも一
方の基板の液晶層13側に設けられていれば良く、この
ような構成であれば本実施の形態と同等の効果を得るこ
とができる。
【0084】また、本実施の形態においては、蛍光体層
20と散乱層21とを独立して設ける場合についてのみ
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
散乱層21を設ける代わりに、蛍光体層20を構成する
各蛍光体20R、20G、20Bに複数の微粒子を内包
させて、蛍光体層20に光を散乱する機能を持たせても
同等の効果を得ることができる。
【0085】[第3の実施の形態]以下、本発明の第3
の実施の形態を図7を参照して説明する。
【0086】本実施の形態も第1、第2の実施の形態と
同様、本発明の液晶装置をパッシブマトリクス型液晶表
示装置に適用した例であって、第1の実施の形態を、外
光を利用して表示を行う反射型液晶表示装置に適用した
例である。
【0087】本実施の形態が第1の実施の形態と大きく
異なる点は、照明手段を設けない点、及び下側基板の液
晶層側に光を反射する反射層を設けた点である。
【0088】本実施の形態の液晶表示装置の概略構成は
第1の実施の形態と共通であるため、共通な構成につい
ては説明を省略する。図7は第1の実施の形態の図4に
対応する図であって、本実施の形態の液晶表示装置40
の3画素分を拡大して示す部分分解斜視図である。な
お、図7において、図4と共通の構成要素については同
一の符号を付す。
【0089】本実施の形態の液晶表示装置40において
は、図7に示すように、下側基板11の外面側に照明手
段が設けられておらず、下側基板11と蛍光体層20と
の間にアルミニウム、銀(銀を含有する合金)などから
なる反射層41が設けられている。
【0090】なお、図7においては、蛍光体層20と散
乱層21とを独立して設ける場合について図示している
が、蛍光体層20と散乱層21とを独立して設けなくて
も良く、図8に示すように、蛍光体層20を構成する各
蛍光体20R、20G、20Bに複数の微粒子20aを
内包させて、蛍光体層20に光を散乱する機能を持たせ
る構造としてもよい。
【0091】次に、本実施の形態の液晶表示装置40の
表示の機構について簡単に説明する。
【0092】本実施の形態の液晶表示装置40において
は、観察者側から太陽光などの外光が入射し、上側基板
12、液晶層13を透過した後、蛍光体層20に到達す
る。このとき、各蛍光体20R、20G、20Bを励起
する光が外光に含まれているので、蛍光体20R、20
G、20Bは励起され、発光する。そして、蛍光体20
R、20G、20Bにより発光される光は、蛍光体層2
0と下側基板11との間に設けられた反射層41によっ
て、反射されて再び蛍光体層20を透過して、蛍光体層
20の直上に設けられた散乱層21あるいは蛍光体層2
0に内包された複数の微粒子20aによって散乱された
後、液晶層13、上側基板12を透過して、観察者側に
出射し、赤、緑、青を表示することができる構造になっ
ている。
【0093】このように、本発明の液晶装置は太陽光な
どの外光を利用して表示を行う反射型液晶装置にも適用
することができ、第1、第2の実施の形態と同様の効果
を得ることができる。すなわち、本実施の形態によれ
ば、より鮮明なカラー表示を可能にし、表示品質を向上
させることができる。
【0094】さらに、本実施の形態においては、照明手
段を内蔵しないので、第1、第2の実施の形態に比較し
て軽量化と消費電力の低減を図ることができる。
【0095】なお、本実施の形態においては散乱層21
を下側基板11の表面上であって、蛍光体層20の直上
に設けた場合についてのみ説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、散乱層20は下側基板11、
上側基板12のうち、少なくとも一方の基板の液晶層1
3側であって、反射層41の観察者側に設けられていれ
ば良く、このような構成であれば本実施の形態と同等の
効果を得ることができる。
【0096】ただし、散乱層21による光の散乱効率を
向上させるためには、散乱層21を、反射層41を設け
た下側基板11と対向する上側基板12の液晶層13側
に設けることがより望ましい。
【0097】[第4の実施の形態]以下、本発明の第4
の実施の形態を図9を参照して説明する。
【0098】本実施の形態も第3の実施の形態と同様、
本発明の液晶装置をパッシブマトリクス型液晶表示装置
に適用した例であって、反射型液晶表示装置に適用した
例である。
【0099】本実施の形態が第3の実施の形態と異なる
点は、散乱層と反射層とを独立して設けずに、下側基板
の液晶層側に光を反射するとともに散乱する機能を有す
る反射層(散乱層)を設けた点である。
【0100】本実施の形態の液晶表示装置の概略構成は
第3の実施の形態と共通であるため、共通な構成につい
ては説明を省略する。図9は第3の実施の形態の図7に
対応する図であって、本実施の形態の液晶表示装置50
の3画素分を拡大して示す部分分解斜視図である。な
お、図9において、図7と共通の構成要素については同
一の符号を付す。
【0101】本実施の形態の液晶表示装置50において
は、図9に示すように、下側基板11と蛍光体層20と
の間に、液晶層13側に複数の微細な凹凸を有し、光を
反射するとともに散乱する機能を有するアルミニウム、
銀(銀を含有する合金)などからなる反射層(散乱層)
51が設けられている。
【0102】反射層51表面の凹凸は、観察者側から入
射する光を観察者側に効率よく反射するとともに散乱す
るように形成することが望ましい。例えば、凹凸のピッ
チを均一に形成した場合には、反射光に指向性が生じ、
均一に散乱されないため、凹凸にピッチは不均一にラン
ダムに形成することが望ましく、また、凹凸のピッチは
80μm以下、より好ましくは10μm以下と小さく設
定することが望ましい。また、凹凸の高さは液晶層13
の配向安定性を確保するとともに反射光を観察者側に集
中させるために、0.6μm以下、より好ましくは0.
3μm以下とすることが望ましい。
【0103】このような構造を有する反射層51は、例
えば、CVD法、スパッタリング法などにより、下側基
板11の表面上に平坦な反射層を形成した後、その表面
をホーニング処理することにより形成することができ
る。ホーニング処理する際に用いる研磨粒子としては例
えば、酸化セリウム粒子を例示することができる。
【0104】また、ホーニング処理は下側基板11に対
して鉛直(垂直)方向から行うと、形成される凹凸の高
さが大きくなり凹凸の形状を制御しにくくなるため、鉛
直方向に対して所定の角度(例えば45度)傾斜させた
方向から行うことが望ましく、このようにホーニング処
理することにより、均一で浅い凹凸を形成することがで
きる。
【0105】また、反射層51表面は凹凸を有するもの
となっているため、反射層51を形成した下側基板11
の表面を平坦化するために、反射層51と蛍光体層20
との間に、有機膜などからなる平坦化膜(図示略)を形
成することが望ましい。
【0106】次に、本実施の形態の液晶表示装置50の
表示の機構について簡単に説明する。
【0107】本実施の形態の液晶表示装置50において
は、観察者側から太陽光などの外光が入射し、上側基板
12、液晶層13を透過した後、蛍光体層20に照射さ
れ、蛍光体20R、20G、20Bが励起され、発光す
る。そして、蛍光体20R、20G、20Bにより発光
される光は、蛍光体層20と下側基板11との間に設け
られた反射層51によって、反射されるとともに散乱さ
れて再び蛍光体層20、液晶層13、上側基板12を透
過して、観察者側に出射し、赤、緑、青を表示すること
ができる構造になっている。
【0108】本実施の形態によれば、下側基板11の液
晶層13側に、光を反射するとともに、散乱する機能を
有する反射層(散乱層)51を設けたことにより、第1
〜第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
すなわち、本実施の形態によれば、より鮮明なカラー表
示を可能にし、表示品質を向上させることができる。
【0109】また、本実施の形態も第3の実施の形態と
同様、本発明を反射型液晶表示装置に適用した例である
ので、照明手段を内蔵せず、第1、第2の実施の形態に
比較して軽量化と消費電力の低減を図ることができる。
【0110】[第5の実施の形態]以下、本発明の第5
の実施の形態を図10に基づいて説明する。
【0111】本実施の形態も第1の実施の形態と同様、
本発明の液晶装置をパッシブマトリクス型液晶表示装置
に適用した例であって、第1の実施の形態を半透過反射
型液晶表示装置に適用した例である。
【0112】本実施の形態が第1の実施の形態と大きく
異なる点は、蛍光体層の照明手段側に特定の波長の光を
透過し、特定の光を反射する選択反射層を設けた点であ
る。
【0113】このように、本実施の形態の液晶表示装置
の概略構成は第1の実施の形態と共通であるため、共通
な構成については説明を省略する。図10は第1の実施
の形態の図4に対応する図であって、本実施の形態の液
晶表示装置60の3画素分を拡大して示す部分分解斜視
図である。また、図10において、図4と共通の構成要
素については同一の符号を付し説明は省略する。
【0114】本実施の形態の液晶表示装置60は、図1
0に示すように、蛍光体層20の照明手段15側に照明
手段15から出射される光を透過し、蛍光体20R、2
0G、20Bから発光される光を反射する選択反射層6
1が設けられている。図10には、例として、下側基板
11と蛍光体層20との間に選択反射層61を設けた場
合について図示している。
【0115】選択反射層61を、赤を表示する画素18
Rに対応させて設けた赤色光を反射する誘電体(ダイク
ロイックミラー)と、緑を表示する画素18Gに対応さ
せて設けた緑色光を反射する誘電体(ダイクロイックミ
ラー)と、青を表示する画素18Bに対応させて設けた
青色光を反射する誘電体(ダイクロイックミラー)とか
ら構成しても良いが、製造工程を簡略化するために、選
択反射層61を、赤色光を反射する誘電体(ダイクロイ
ックミラー)と緑色光を反射する誘電体(ダイクロイッ
クミラー)と青色光を反射する誘電体(ダイクロイック
ミラー)との積層構造により構成することが望ましく、
このような構成とすることにより、個々の画素18毎に
異なる誘電体を形成する必要がなく、蛍光体20R、2
0G、20Bに対応させて一括して選択反射層61を形
成することができる。
【0116】また、本実施の形態においても、散乱層2
1を下側基板11、上側基板12の液晶層13側であっ
て、選択反射層61の観察者側であればいかなる箇所に
設けても良いが、散乱層21による光の散乱効率を向上
させるために、図10に示すように、散乱層21を選択
反射層61を設けた下側基板11と対向する上側基板1
2の液晶層13側に設けることが望ましい。
【0117】次に、本実施の形態の液晶表示装置60の
表示の機構について簡単に説明する。
【0118】本実施の形態の液晶表示装置60において
は、第1の実施の形態と同様に、照明手段15から出射
される光を利用して、透過型により赤、緑、青の表示を
行うことができる構造になっている。透過型により赤、
緑、青の表示を行う機構は第1の実施の形態と全く同様
であるので説明は省略する。
【0119】さらに、本実施の形態の液晶表示装置60
においては、太陽光などの外光を利用して、反射型によ
り赤、緑、青の表示を行うことができる構造になってい
る。
【0120】反射型により表示を行う場合、観察者側か
ら外光が入射し、上側基板12、液晶層13を透過し
て、蛍光体層20に照射され、蛍光体20R、20G、
20Bは励起され、発光する。そして、蛍光体20R、
20G、20Bにより発光される光は、蛍光体層20と
下側基板11との間に設けられた選択反射層61によっ
て反射されて、再び蛍光体層20、液晶層13を透過
し、散乱層21で散乱された後、上側基板12を透過し
て、観察者側に出射し、赤、緑、青を表示することがで
きる構造になっている。
【0121】このように、本発明の液晶装置は半透過反
射型の液晶表示装置にも適用することができ、第1〜第
4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。すな
わち、本実施の形態によれば、より鮮明なカラー表示を
可能にし、表示品質を向上させることができる。
【0122】さらに、本実施の形態においては、太陽光
や明るい外光を利用して反射型でも表示を行うことがで
きるので、第1、第2の実施の形態の透過型液晶表示装
置に比較して消費電力を低減することができる。
【0123】また、第3、第4の実施の形態の反射型液
晶表示装置においては暗所では表示を観察することがで
きないのに対し、本実施の形態においては内蔵した光源
から出射される光を利用して透過型でも表示を行うこと
ができるので、暗所でも良好に表示を観察することがで
きる。
【0124】さらに、本実施の形態においては、散乱層
21を選択反射層61を設けた下側基板11と対向する
上側基板12の液晶層13側に設ける構成としたので、
反射層41と散乱層21とを同じ基板上に形成した第3
の実施の形態よりも散乱効率を向上させることができ
る。
【0125】[第6の実施の形態]以下、本発明の第6
の実施の形態を図11を参照して説明する。
【0126】上記第1〜第5の実施の形態ではパッシブ
マトリクス型液晶表示装置の例を示したが、本実施の形
態では、TFD素子をスイッチング素子に用いたアクテ
ィブマトリクス型の液晶表示装置への本発明の適用例を
示す。図11(a)は本実施の形態の液晶表示装置の全
体構成を示す概略斜視図であり、図11(b)は図11
(a)における一画素の拡大図であり、図11(a)は
第1の実施の形態における図1の下側基板11、上側基
板12に相当する図である。
【0127】本実施の形態の液晶表示装置70は、図1
1(a)に示すように、2枚の基板、すなわちTFD素
子が形成された側の素子基板71と対向基板72とが対
向配置され、これら基板間に液晶層(図示略)が封入さ
れている。なお、図示は省略するが、実際には液晶層と
接する各基板の内面には配向膜が形成されている。
【0128】素子基板71の内面側には、多数のデータ
線74が設けられており、各データ線74に対して多数
の画素電極75がTFD素子76を介して接続されてい
る。一方、対向基板72の内面側には、短冊状の多数の
走査線77がデータ線74に交差する方向に形成されて
いる。
【0129】TFD素子76は、図11(b)に示すよ
うに、例えばタンタル膜からなる第1の導電膜78と、
第1の導電膜78の表面に陽極酸化によって形成された
タンタル酸化膜からなる絶縁膜79と、絶縁膜79の表
面に形成されたクロム、アルミニウム、チタン、モリブ
デン等の金属膜からなる第2の導電膜80とから構成さ
れている。そして、TFD素子76の第1の導電膜78
がデータ線74に接続され、第2の導電膜80が画素電
極75に接続されている。
【0130】液晶表示装置70において、個々の画素電
極75が形成された領域が画素となっており、第1の実
施の形態と同様に、各画素は赤(R)、緑(G)、青
(B)のうちいずれかの色を表示することが可能となっ
ており、例えば第1の実施の形態において図2で示した
ように赤を表示する画素、緑を表示する画素、青を表示
する画素が所定のパターンで配置されている。
【0131】本発明はこのようなTFD素子をスイッチ
ング素子に用いたアクティブマトリクス型の液晶表示装
置70にも適用することができ、第1〜第5の実施の形
態と同様に、素子基板71、対向基板72のうち一方の
基板の液晶層側に赤の蛍光体、緑の蛍光体、青の蛍光体
からなる蛍光体層を設け、一方の基板の液晶層側に散乱
層を設ける、あるいは素子基板71、対向基板72のう
ち一方の基板の液晶層側に、複数の微粒子を内包した蛍
光体層を設ける構成とすればよい。
【0132】このような構成とすることにより上記第1
〜第5の実施の形態のパッシブマトリクス型液晶表示装
置の例と同様の効果を得ることができる。すなわち、本
実施の形態によれば、より鮮明なカラー表示を可能に
し、表示品質を向上させることができる。
【0133】[第7の実施の形態]以下、本発明の第7
の実施の形態を図12を参照して説明する。
【0134】本実施の形態では、TFT素子をスイッチ
ング素子に用いたアクティブマトリクス型の液晶表示装
置への本発明の適用例を示す。図12(a)は本実施の
形態の液晶表示装置の全体構成を示す斜視図であり、図
12(b)は図12(a)における一画素の拡大図であ
る。
【0135】本実施の形態の液晶表示装置90は、図1
2(a)に示すように、TFD素子を用いた液晶表示装
置である第6の実施の形態とほぼ同様の構成を有してい
る。すなわち、TFT素子が形成された側の素子基板8
4と対向基板85とが対向配置され、これら基板間に液
晶層(図示略)が封入されている。
【0136】素子基板84の液晶側には、多数のソース
線86(データ線)および多数のゲート線87(走査
線)が互いに交差するように格子状に設けられている。
各ソース線86と各ゲート線87の交差点の近傍にはT
FT素子88が形成されており、各TFT素子88を介
して画素電極89が接続されている。一方、対向基板8
5の液晶層側には、表示領域に対応して共通電極95が
形成されている。
【0137】TFT素子88は、図12(b)に示すよ
うに、ゲート線87から延びるゲート電極91と、ゲー
ト電極91を覆う絶縁膜(図示略)と、絶縁膜上に形成
された多結晶シリコン、アモルファスシリコン等からな
る半導体層92と、半導体層92中のソース領域に接続
されたソース線86から延びるソース電極93と、半導
体層92中のドレイン領域に接続されたドレイン電極9
4とを有している。そして、TFT素子88のドレイン
電極94が画素電極89に接続されている。
【0138】液晶表示装置90において、個々の画素電
極89が形成された領域が画素となっており、第1の実
施の形態と同様に、各画素は赤(R)、緑(G)、青
(B)のうちいずれかの色を表示することが可能となっ
ており、例えば第1の実施の形態において図2で示した
ように赤を表示する画素、緑を表示する画素、青を表示
する画素が所定のパターンで配置されている。
【0139】本発明はこのようなTFT素子をスイッチ
ング素子に用いたアクティブマトリクス型の液晶表示装
置90にも適用することができ、第1〜第5の実施の形
態と同様に、素子基板84、対向基板85のうち一方の
基板の液晶層側に赤の蛍光体、緑の蛍光体、青の蛍光体
からなる蛍光体層を設け、一方の基板の液晶層側に散乱
層を設ける、あるいは素子基板84、対向基板85のう
ち一方の基板の液晶層側に、複数の微粒子を内包した、
赤の蛍光体、緑の蛍光体、青の蛍光体からなる蛍光体層
を設ける構成とすればよい。このような構成とすること
により上記第1〜第5の実施の形態のパッシブマトリク
ス型液晶表示装置の例と同様の効果を得ることができ
る。すなわち、本実施の形態によれば、より鮮明なカラ
ー表示を可能にし、表示品質を向上させることができ
る。
【0140】[電子機器]次に、本発明の第1〜第7の
実施の形態の液晶表示装置10、30、40、50、6
0、70、90のいずれかを備えた電子機器の具体例に
ついて説明する。
【0141】図13(a)は、携帯電話の一例を示した
斜視図である。図13(a)において、500は携帯電
話本体を示し、501は前記の液晶表示装置10、3
0、40、50、60、70、90のいずれかを備えた
液晶表示部を示している。
【0142】図13(b)は、ワープロ、パソコンなど
の携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図
13(b)において、600は情報処理装置、601は
キーボードなどの入力部、603は情報処理本体、60
2は前記の液晶表示装置10、30、40、50、6
0、70、90のいずれかを備えた液晶表示部を示して
いる。
【0143】図13(c)は、腕時計型電子機器の一例
を示した斜視図である。図13(c)において、700
は時計本体を示し、701は前記の液晶表示装置10、
30、40、50、60、70、90のいずれかを備え
た液晶表示部を示している。
【0144】図14は、前記の液晶表示装置10、3
0、40、50、60、70、90のいずれかを光変調
装置として用いた投射型表示装置の要部を示す概略構成
図である。図14において、810は光源、813、8
14はダイクロイックミラー、815、816、817
は反射ミラー、818は入射レンズ、819はリレーレ
ンズ、820は出射レンズ、822、823、824は
液晶光変調装置、825はクロスダイクロイックプリズ
ム、826は投写レンズを示す。
【0145】光源810はメタルハライド等のランプ8
11とランプの光を反射するリフレクタ812とからな
る。青色光、緑色光反射のダイクロイックミラー813
は、光源810からの光束のうちの赤色光を透過させる
とともに、青色光と緑色光とを反射する。透過した赤色
光は反射ミラー817で反射されて、赤色光用液晶光変
調装置822に入射される。
【0146】一方、ダイクロイックミラー813で反射
された色光のうち緑色光は緑色光反射のダイクロイック
ミラー814によって反射され、緑色光用液晶光変調装
置823に入射される。一方、青色光は第2のダイクロ
イックミラー814も透過する。青色光に対しては、長
い光路による光損失を防ぐため、入射レンズ818、リ
レーレンズ819、出射レンズ820を含むリレーレン
ズ系からなる導光手段821が設けられ、これを介して
青色光が青色光用液晶光変調装置824に入射される。
【0147】各光変調装置により変調された3つの色光
はクロスダイクロイックプリズム825に入射する。こ
のプリズムは4つの直角プリズムが貼り合わされ、その
内面に赤光を反射する誘電体多層膜と青光を反射する誘
電体多層膜とが十字状に形成されている。これらの誘電
体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像
を表す光が形成される。合成された光は、投写光学系で
ある投写レンズ826によってスクリーン827上に投
写され、画像が拡大されて表示される。
【0148】図13(a)〜(c)、図14に示す電子
機器は、上記実施の形態の液晶表示装置を備えたもので
あるので、より鮮明なカラー表示が可能な表示品質の優
れたものとなる。
【0149】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0150】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
液晶装置の構成によれば、少なくとも一方の基板の液晶
層側に光を散乱する散乱層を設けることにより、液晶装
置の最表面と空気との屈折率の差に起因して液晶装置の
最表面で全反射を繰り返す光を散乱層により散乱させ
て、その光路を変化させて、液晶装置の最表面で全反射
しない光、すなわち、観察者側に出射する光に変化させ
ることができるので、観察者側に出射される光を増加さ
せて、液晶装置の明るさや輝度を向上することができ、
より鮮明なカラー表示を可能にし、表示品質を向上させ
ることができる。
【0151】また、本発明の液晶装置を備えることによ
り、より鮮明なカラー表示が可能な表示品質の優れた電
子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る第1の実施の形態の液
晶表示装置を観察者側から見た概略斜視図である。
【図2】 図2は、本発明に係る第1の実施の形態の液
晶表示装置の画素のパターンを示す図である。
【図3】 図3は、本発明に係る第1の実施の形態の液
晶表示装置の概略断面図である。
【図4】 図4は、本発明に係る第1の実施の形態の液
晶表示装置の3画素分を拡大して示す部分分解斜視図で
ある。
【図5】 図5は、本発明に係る第1の実施の形態の液
晶表示装置の3画素分を拡大して示す部分分解斜視図で
ある。
【図6】 図6は、本発明に係る第2の実施の形態の液
晶表示装置の3画素分を拡大して示す部分分解斜視図で
ある。
【図7】 図7は、本発明に係る第3の実施の形態の液
晶表示装置の3画素分を拡大して示す部分分解斜視図で
ある。
【図8】 図8は、本発明に係る第3の実施の形態の液
晶表示装置の3画素分を拡大して示す部分分解斜視図で
ある。
【図9】 図9は、本発明に係る第4の実施の形態の液
晶表示装置の3画素分を拡大して示す部分分解斜視図で
ある。
【図10】 図10は、本発明に係る第5の実施の形態
の液晶表示装置の3画素分を拡大して示す部分分解斜視
図である。
【図11】 図11は、本発明に係る第6の実施の形態
の液晶表示装置を示す図であって、(a)全体を観察者
側から見た斜視図、(b)一画素の拡大図である。
【図12】 図12は、本発明に係る第7の実施の形態
の液晶表示装置を示す図であって、(a)全体を観察者
側から見た斜視図、(b)一画素の拡大図である。
【図13】 図13(a)は、上記実施の形態の液晶表
示装置を備えた携帯電話の一例を示す図、図13(b)
は、上記実施の形態の液晶表示装置を備えた携帯型情報
処理装置の一例を示す図、図13(c)は、上記実施の
形態の液晶表示装置を備えた腕時計型電子機器の一例を
示す図である。
【図14】 図14は、上記実施の形態の液晶表示装置
を光変調装置として用いた投射型表示装置の要部を示す
概略構成図である。
【図15】 図15は、蛍光体を用いた従来の液晶表示
装置を観察者側から見た概略斜視図である。
【図16】 図16は、蛍光体を用いた従来の液晶表示
装置の3画素分を拡大して示す部分分解斜視図である。
【図17】 図17は、蛍光体を用いた従来の液晶表示
装置の問題を説明するための図である。
【符号の説明】
10、30、40、50、60、70、90 液晶表示
装置(液晶装置) 11 下側基板 12 上側基板 13 液晶層 14 シール材 15 照明手段 15A 光源 15B 導光板 16 信号電極 17 走査電極 18 画素 18R 赤を表示する画素 18G 緑を表示する画素 18B 青を表示する画素 19 表示領域 20 蛍光体層 20R、20G、20B 蛍光体 20A 遮光層(ブラックマトリクス) 20a 微粒子 21 散乱層 21a 微粒子 22、23 偏光子 24、25 配向膜 26 スペーサー 31 吸収層 41 反射層 51 反射層(散乱層) 61 選択反射層 71、84 素子基板 72、85 対向基板 74 データ線 75、89 画素電極 76 TFD素子 77 走査線 86 ソース線(データ線) 87 ゲート線(走査線) 88 TFT素子 95 共通電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 BA02 BA03 BA20 2H048 BA47 BB02 BB08 BB10 BB42 GA01 GA14 GA61 2H091 FA02Y FA08X FA08Z FA16Y FA23Z FA35Y FA41Z FA44Z FA45Z FA50Y GA01 GA08 LA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶層を挟持して対向配置された一対の
    基板を具備する液晶装置であって、 前記一対の基板のうち、一方の基板の液晶層側に、所定
    のパターンの複数の蛍光体を具備する蛍光体層が設けら
    れ、 かつ前記一対の基板のうち、少なくとも一方の基板の液
    晶層側に、光を散乱する散乱層が設けられたことを特徴
    とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 前記散乱層が複数の微粒子を内包した透
    明樹脂層からなることを特徴とする請求項1に記載の液
    晶装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の基板のうち、一方の基板の液
    晶層側に反射層が設けられ、 前記散乱層が、前記反射層が設けられた基板と対向する
    もう一方の基板の液晶層側に設けられたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の基板のうち、一方の基板の液
    晶層側に反射層が設けられ、 該反射層が液晶層側に複数の微細な凹凸を有し、前記散
    乱層を構成するものであるとともに、 前記蛍光体層が前記反射層と前記液晶層との間に設けら
    れたことを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 液晶層を挟持して対向配置された一対の
    基板を具備する液晶装置であって、 前記一対の基板のうち、一方の基板の液晶層側に、複数
    の微粒子を内包した、所定のパターンの複数の蛍光体を
    具備する蛍光体層が設けられたことを特徴とする液晶装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか一
    項に記載の液晶装置を備えたことを特徴とする電子機
    器。
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