JP2002089477A - 加圧遠心ポンプ - Google Patents

加圧遠心ポンプ

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JP2002089477A JP2000282437A JP2000282437A JP2002089477A JP 2002089477 A JP2002089477 A JP 2002089477A JP 2000282437 A JP2000282437 A JP 2000282437A JP 2000282437 A JP2000282437 A JP 2000282437A JP 2002089477 A JP2002089477 A JP 2002089477A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸い込んだ流体を加圧面による押し出し力と
羽根による遠心力を付加させながら円滑に送出すると共
に、簡潔で廉価な構成を以て流量及び流圧とも高く所望
に設定することができる加圧遠心ポンプを提供する。 【解決手段】 ドラム状のケース2内で羽根車3を回転
させることにより、流体を吸込口20から吸い込み送出
口21から外部へ送出するポンプで、前記ケース2内で
羽根車3の中心部の側方に仕切り壁60を設置し、該仕
切り壁60の周囲に、吸込口20側から流体の吸い込み
を促進させる吸込室61と、吸い込まれた流体を底壁2
5a側の圧縮開始点65aから羽根車3側に向けて斜設
した加圧面65で加圧する圧縮室62とからなる加圧室
6を形成し、上記加圧面65の圧縮終了点65bと吸込
口20との間に、羽根車3の側面に近接し羽根室35内
の流体の漏出を防止する加圧仕切り壁63を設けると共
に、送出口21を上記圧縮開始点65aと圧縮終了点6
5bの共に羽根車回転方向下手側の近傍位置とにわたる
長さで、羽根31巾と略同巾状に開設する加圧遠心ポン
プにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプケース内で
羽根車を回転させることにより、気体或いは液体等の流
体を吸い込み送出する加圧遠心ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアー或いは水,油等の流体の吸
い込み送出を行う遠心ポンプは、単一なドラム状のポン
プケース内で、凹溝状の羽根室を形成する複数の羽根を
有した羽根車を回転させることにより、該ケースの一側
同壁面に設けた吸入口から流体を吸い込み、これを持ち
回り回転させて加速し、送出口から流体の送出を行うよ
うに構成したものが既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記のような従
来の構成による遠心ポンプは、流体をケース内で羽根車
によって単に加速回転させて送出するだけなので、送出
流体の量(流量)は比較的簡単な手段で大きくすること
ができるものの、送出流体の圧力(流圧)は該流量に対
して増大させることが困難である等の欠点がある。また
これを補う上で、羽根車の回転を高めると羽根室内での
流体の乱流が生じ易くなってポンプ効率を低下させると
共に、流圧及び流量を共に高めようとすると、羽根車の
羽根形状が複雑になること、及び羽根車が径大になって
ポンプ全体が大型化し高コストになる等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解消
するために本発明による加圧遠心ポンプは、第1に、吸
込口20と送出口21を有するドラム状のケース2内
で、複数の羽根31を放射状に形成した羽根車3を回転
させることにより、流体を吸込口20から吸い込み送出
口21から外部へ送出するポンプにおいて、前記ケース
2内で羽根車3の中心部の側方に仕切り壁60を設置
し、該仕切り壁60の周囲に、吸込口20側から流体の
吸い込みを促進させる吸込室61と、吸い込まれた流体
を底壁25a側の圧縮開始点65aから羽根車3側に向
けて斜設した加圧面65で加圧する圧縮室62とからな
る加圧室6を形成し、上記加圧面65の圧縮終了点65
bと吸込口20との間に、羽根車3の側面に近接し羽根
室35内の流体の漏出を防止する加圧仕切り壁63を設
けると共に、送出口21を上記圧縮開始点65aと圧縮
終了点65bの共に羽根車回転方向下手側の近傍位置と
にわたる長さで、羽根31巾と略同巾状に開設すること
を特徴としている。
【0005】第2に、送出口21の長さ方向の中途部
に、流体の送出案内を行うガイド部材9を設けることを
特徴としている。
【0006】第3に、圧縮開始点65aを、羽根車回転
方向上手側に向けて加圧面65の内周側から外周側に向
けて形成することを特徴としている。
【0007】第4に、加圧面65の表面を耐磨耗性部材
8によって形成することを特徴としている。
【0008】第5に、羽根31を、羽根車回転方向下手
側に向けて緩傾斜の後退角で形成した基部面36から、
屈曲面37を介して急傾斜の後退角で形成した案内面3
8で形成することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1〜図7において符号1は、本発明の
第1実施形態に係わる加圧遠心型のポンプを示す。この
ポンプ1は、後述する構成によって吸込口20と送出口
21を有しドラム状に形成したケース2と、該ケース2
内で回転可能に軸支する回転軸(ポンプ軸)30に固定
した複数の羽根31を放射状に突出形成する羽根車3と
からなり、回転軸30を矢印正転方向に回転させること
により、空気等の気体或いは水,油等の液体(以下これ
らを流体という)を、吸込口20側から直接的に又は点
線で示す吸込ホース20aを介してケース2内に吸い込
み、これをケース2内で圧縮することにより加圧付勢
し、送出口21から直接的に又は送出ホース21aを介
し、所望の箇所に良好に送り出すことができるようにし
ている。
【0010】以下各部の詳細な構成及び作用等について
詳述する。先ずこの実施形態におけるケース2は、吸込
口20を有する加圧ケース2aと、送出口21を有する
羽根車ケース2bとを左右一対として円筒椀型状に分割
形成してなり、両者の開口端面をリング状のシール部材
2c並びに後述する耐磨耗性部材8を介挿して接合させ
た状態で、取付ネジ等の固定具2dで複数箇所を締着し
た接合手段にすることにより、気密構造のポンプ室とな
る中空状ドラムケースを、簡潔で廉価な構成を以て提供
することができるようにしている。尚、接合手段は上記
のものに限ることなく、加圧ケース2aと羽根車ケース
2bとを、図4で後述する流体送出調節構造7を以て相
対的に位置決め回動可能にしながら、気密接合を維持す
ることができる位置決め調節可能型の接合手段にしても
よいものである。
【0011】上記羽根車ケース2bは、円盤状の側壁2
2の外周に羽根車3を内嵌する巾の周壁23を一体的に
形成し、図示例の周壁23はその上部に羽根車3の羽根
31と略同巾状の送出口21を、複数の羽根31,31
・・に跨がって後述する所定の長さに穿設すると共に、
送出口21には流体の送出方向に湾曲状に収束指向させ
た送出管21bを一体的に設けている。そして、上記側
壁22の中心部には回転軸30を軸支するメタル部5を
外側に向けて設けると共に、複数の羽根31を放射方向
に同心円で突設した羽根車3を周壁23内で小隙を有し
て回転軸30に軸支している。
【0012】また上記羽根車3は、図4に示すように回
転軸30への取付け部材を兼ねる円柱状のボス部32の
一側周囲に、円盤状の羽根側壁33を一体的に展開形成
し、このボス部32及び羽根側壁33から、各放射状の
羽根31を所定間隔毎に一体的に突出させて、各羽根3
1の間に流体を内包させる羽根室35を形成し、回転軸
30の外側端を適宜な駆動源から回転駆動することによ
り羽根車3を回転させるようにしている。尚、図示例の
回転軸30は、その他端に設けたプーリ30aにベルト
伝動で駆動させるようにしているが、駆動手段はこれに
限られるものではない。
【0013】また羽根車3に放射状に設ける羽根31の
形状は、羽根車回転方向上手側(以下上手側という)に
向けて略直線状面で後退傾斜させていると共に、加圧ケ
ース2a側になる側端を基部側よりも羽根車回転方向下
手側(以下下手側という)に先行偏寄させるように形成
し、これにより、羽根車3の回転に伴い流体を吸込口2
0から掻込み易くし吸い込みを的確に行わせると共に、
羽根室35内での流体の回転保持を確実にし、且つこれ
が送出口21部位に至るとき、羽根室35内の流体を後
退傾斜させた羽根形状によって遠心力を加えながら、あ
たかもキックさせるように押し出し付勢をすることがで
き、流体の放射方向への加圧送出を効率よく行うと共に
流圧を的確に高め、また羽根31を簡潔な形状にしてそ
の製作を容易にすることができる等の利点がある。
【0014】また羽根車3は羽根車ケース2bに装着し
た際に、ボス部32及び羽根31の側端を共に羽根車ケ
ース2bの開口端面と略同高さになるようにしており、
上記ボス部32の端面は後述する加圧ケース2aの中心
部に柱状に突設させた仕切り壁60の端面と近接状態で
接合可能にしている。尚、羽根車3は回転軸30に対し
そのボス部32をナットやネジ、キー止め構造で止め固
定しているが、両者を一体的に構成してもよいものであ
ると共に、また上記仕切り壁60はボス部32から一連
に形成してもよいものである。また羽根31の形状は、
図示例のものに限定されることなく、送出口21の位置
及び形状等によって適宜な羽根形状に設定可能であり、
例えば羽根車3の矢印回転方向の上手側に向けて放物線
状の軌跡を以て、湾曲状に後退傾斜させるように形成し
てもよいものである。
【0015】次に加圧ケース2aについて説明する。図
3〜図7に示すように加圧ケース2aは、羽根車3を装
着した状態の羽根車ケース2bを組付けた状態におい
て、その内壁と羽根車3との間で、吸込口20から流体
を大きな抵抗を伴うことなく円滑に吸い込むことができ
ると共に、吸い込んだ流体を効率よく的確に加圧しなが
ら、羽根車3を介し送出口21から良好に送出すること
ができるところの、加圧室6を形成するようにしてい
る。即ち、上記加圧室6は、流体の吸い込みを促進させ
る吸込室61と、これに連通して流体の加圧を行う圧縮
室62とからなり、また圧縮室62の終端と吸込口20
との間に、羽根室35内の流体漏出防止用の加圧仕切り
壁63を、仕切り壁60から所定長にわたって面一な平
坦面状となるように一体的に形成し、この仕切り壁60
を側壁25の中心部に前記羽根車3のボス部32の端面
に対向させて、これと略同径で支柱状に突出させること
により、仕切り壁60周りに吸込室61と圧縮室62及
び加圧仕切り壁63を一連に形成している。
【0016】そして上記吸込室61は、加圧ケース2a
の側壁25内の底壁25aと周壁26と仕切り壁60及
び羽根車3との間で、吸込口20側から略180度程度
或いはそれ以下の範囲に形成することにより、流体を吸
込口20側からケース2内に吸い込む際に、長い通路の
吸込室61に複数の羽根31を臨ませて、その羽根室3
5内で流体を多量に回転保持し、流体の吸込抵抗を可及
的に低減させながら回転方向に加速させることができる
ようにしている。
【0017】また圧縮室62は、吸込室61の終端に通
じこの底壁25aから、羽根車3の側端に徐々に近接さ
せるように収束する滑らかな斜面に形成した加圧面65
を、底壁25a側の圧縮開始点65aから加圧仕切り壁
63の始端側の圧縮終了点65bまで、回転方向に略9
0度程度又はそれ以上の角度範囲に設けて形成してお
り、これにより吸込室61から回転方向下手側に加速さ
れて移行する流体を、加圧面65に沿わせて徐々に収束
し、圧縮室62において大きな圧縮抵抗等を伴うことな
く円滑に加圧することができ、加圧面65及び加圧仕切
り壁63に対し後述する開口範囲を以て臨設させた送出
口21から、加圧流体を効率よく押し出すように送出す
ることができるようにしている。
【0018】そして、この実施形態における加圧面65
は図3,図5,図7に示すように圧縮開始点65aを形
成することにより、流体の加圧を良好に行うことができ
るようにしている。即ち、加圧面65の始端部は、圧縮
開始点65aを羽根車回転方向上手側に向け内周側Nか
ら外周側Sに向けて順次形成しており(図7)、これに
より圧縮開始点65aは加圧面65巾に後退傾斜した軌
跡を前記羽根車3の羽根31の後退傾斜面と略同方向と
なるように描いている。
【0019】従って、相隣合う後退傾斜の羽根31で放
射方向に拡開状に形成される羽根室35は、その内部の
流体が外周側から圧縮開始点65aを介し加圧面65に
よって順次内周側に向けて徐々に加圧されるので、流体
が加圧面65によって急激に加圧されることによる加圧
衝撃負荷を羽根車3にかけることを緩和することができ
ると共に、羽根室35内の流体全体の加圧の促進及びそ
の保持を適切に行った状態で、流体を送出口21に至る
とき最高圧力に高め、遠心押出作用と相挨って勢いよく
多量に送出することができる等の利点がある。
【0020】また圧縮室62は、上記加圧面65の終端
(圧縮終了点65b)から複数の羽根室35に跨がって
近接する平坦面状の加圧仕切り壁63を連続的に形成し
ており、該加圧仕切り壁63で圧縮終了後の複数の羽根
室35を塞ぐことにより、該羽根室35内の流体の吸込
口20側への漏出を防止しながら、圧縮室62側の圧力
を維持させてその送出を良好に行うことができるように
している。そして加圧仕切り壁63の始端部は、その終
端を羽根車3に近接する側に薄肉で延長させることによ
り形成した延長加圧仕切り壁63aを設け、これにより
加圧面65の長さを短くすることなく加圧仕切り壁63
の面積を可及的に拡大させて、上記の圧力維持をより確
実に行わせると共に、吸い込み効率を向上させることが
できる吸込口20の形成を簡単に行うことができるよう
にしている。
【0021】即ち、図示例において延長加圧仕切り壁6
3aは、側面視で吸込室61の始端に位置する吸込口2
0の中途部迄を覆う長さに徐々に先鋭に形成していると
共に、この延長加圧仕切り壁63aの裏側を滑らかな湾
曲面状の吸込案内面63bを形成し、該吸込案内面63
bを介して吸込口20と連通させている。また吸込口2
0の入口は吸込案内面63bと対向する底壁25a側
を、該吸込案内面63bの湾曲面に沿う湾曲面状の吸込
案内面63cに形成することにより、両者の湾曲面で形
成される吸込口20から吸込室61内に向けて、流体を
羽根車3の回転方向下手側に向けて、吸い込み抵抗を低
減させた状態で効率よく円滑に吸い込むことができるよ
うにしている。
【0022】また以上のように構成してなる加圧仕切り
壁63は、延長加圧仕切り壁63aの延長分だけ吸込室
61側にさらに長く形成されるから、羽根車3はさらに
複数の羽根室35で大量の圧縮状態の流体を保持するこ
とができ、また加圧範囲も長くとることが可能になると
共に、送出口21も所望の範囲に可及的に長く大きくす
ることができるので、簡潔な構成を以て長孔状の送出口
21から多量で高圧な流体の送出を良好に行うことがで
きる等の特徴がある。また吸込口20の吸込案内面63
bは上記のように側面視で円弧状湾曲面にすると、延長
加圧仕切り壁63aの端部は図7に示すような円弧面に
形成され、凹入した円弧中心部を吸込室61巾の中心に
位置させることができるので、吸込口20から流入する
流体の主流を羽根31の長さ方向の中心部に向けさせ、
羽根車3による流体の掻込みを良好に行うことができる
等の利点がある。
【0023】尚、延長加圧仕切り壁63aは、加圧仕切
り壁63に対し着脱及び長さ調節可能に設けるようにし
てもよいものであり、この場合には延長加圧仕切り壁6
3aを所望の形状に簡単に製作することができると共
に、その位置決め調節を必要により簡単に行うことがで
きて、ケース本体を共通化しながら多様な用途の加圧遠
心ポンプを廉価で簡潔な構成を以て提供できる等の利点
がある。また上記のように延長加圧仕切り壁63aを有
して長く形成された加圧仕切り壁63は、後述する図4
で示す流体送出調節構造7を設ける場合に、その位置決
め調節量を広くとることができる等の利点もある。
【0024】次に、羽根車ケース2bの送出口21につ
いて説明する。この吸込口20は圧縮室62と加圧仕切
り壁63側に対向する羽根車ケース2bの周壁23に、
次のように開設することにより多量の流体を高圧で効率
よく送出することができるようにしている。即ち、送出
口21は周壁23に対し、羽根31の巾と略同巾で前記
圧縮開始点65a側からと圧縮終了点65b側とから、
それぞれ回転方向下手側近傍で、加圧開始と加圧を所定
の距離だけ行う圧縮案内代Lと、加圧をされた流体の加
圧保持を所定の距離だけ行う圧縮仕切り代Hを有して、
両者の間を加圧された流体を最も効率よく送出すること
ができる範囲として開口位置させるようにしている。従
って、送出口21は、羽根車3が高回転し羽根31が高
周速になった状態においても、圧縮案内代Lと圧縮仕切
り代Hとの間で加圧された流体の送出範囲を可及的に長
く形成した加圧面65に対向し、流体の送出を良好に行
うことができるので、高回転型の高性能なポンプ1の提
供を容易にする等の利点がある。
【0025】また図2,図6に示すように上記送出口2
1は、その長さ方向の中途部適所に流体の送出案内を行
うガイド部材9を、流体の種類或いは羽根31の枚数並
びに形状等によるポンプ特性に対応し、流体抵抗を低減
した形状で適数設けることにより、加圧流体を上手側の
ものから乱流を防止しながら順次的確に誘導送出するこ
とができるようにしている。即ち、この実施形態のポン
プ1は、エアー等機体の吸い込み送出をするに好適なポ
ンプ形態にしていることから、図示例のガイド部材9
は、羽根31巾或いはそれ以上の巾の1枚の肉薄板状片
とし、送出口21の長さ方向の中途部上手側に偏寄させ
た位置で羽根31の回転軌跡に近接させて設け、その他
端側を流体の送出方向に沿わせた後退傾斜状で所定長に
延設した構成にしている。
【0026】従って、このポンプ1の送出口21は、ガ
イド部材9の上手側と下手側で複数に区画され、上手側
の送出口21から羽根室35の外周側の流体を掻き取る
ように送出案内しながら、下手側の送出口21から羽根
室35の内周側の流体を充分な送出距離を有して的確に
送出するようにできるので、両流体は送出初期において
混合することなく上記ガイド部材9によって区画されな
がら、送出管21bの形状に沿った送出方向に整流され
のち合流送出されることになり、上記両流体が送出初期
に同時送出することによる乱流の発生を防止した送出を
良好に行うことができるものである。
【0027】次に、図5〜図7を参照し前出の加圧面6
5に設ける耐磨耗性部材8について説明する。図示例に
おいて加圧面65の表面を形成する耐磨耗性部材8は、
耐摩耗性のゴム又は合成樹脂材で所定の弾力と一定の厚
さに形成した可撓性板状体にしており、加圧面65の形
状及び加圧仕切り壁63並びに仕切り壁60等の形状に
合わせて形成したものを、加圧ケース2aの所定の部位
に接着剤或いはネジ止め等の取付け手段によって着脱交
換可能に貼着するようにしている。
【0028】これにより、ポンプ1は加圧面65又は加
圧仕切り壁63等を、アルミ等金属部材からなる加圧ケ
ース2aと同材質で一体的に形成したものよりも、その
損耗を的確に防止し耐久性を格段に向上させることがで
きると共に、該耐磨耗性部材8が長期の使用において損
耗した際にも、交換等のメンテナンス作業を簡単に行う
ことができる。さらに、耐磨耗性部材8はその厚さ或い
は形状を適宜に変更することも容易であるから、一つの
加圧ケース2aを用いてこれに異なる形状の耐磨耗性部
材8を取付固定することにより、各種の用途に適応した
仕様のポンプ1を能率よく簡単に製作することができる
等の利点がある。
【0029】次に、上記のように構成した本発明のポン
プ1を大気中で使用した場合の使用態様並びに作用等に
ついて説明する。先ず、駆動源を介して羽根車3を回転
駆動すると、各羽根31が既述の形状を以て吸込口20
からエアーを羽根室35内に確実に掻き込んで吸い込む
と共に、吸い込んだエアーを加圧室6の吸込室61内で
各羽根室35に収容した状態で持ち回り回転しながら、
吸込室61内のエアーを回転方向に加速させて、上記吸
込口20の次位のエアー吸い込みを、吸い込み抵抗を低
減させた状態で連続的に行い圧縮室62内に至らせる。
【0030】次いで、圧縮室62内に至ったエアーは、
上記吸込室61の底壁25a側から羽根車3に徐々に近
接する滑らかな斜面の加圧面65に沿って徐々に収束さ
れて圧縮されるとき、加圧面65によって羽根室35内
で圧力を高めながら入り込むことになり、次いでこの状
態から加圧仕切り壁63に至ると、羽根室35内のエア
ーは最高圧に維持された状態で送出口21に至り、ここ
で羽根31の形状及び回転による押し出し力と遠心力を
付加されながら、高圧なエアーを多量に一挙に送出する
ことができるものである。
【0031】この場合、本実施形態においては圧縮室6
2の終端に設けた加圧仕切り壁63を複数の羽根室35
に跨がる長さにしていると共に、該加圧仕切り壁63に
薄肉で吸込口20の上方を吸込空間を有して延長させた
延長加圧仕切り壁63aを設け、且つ送出口21を吸込
口20の回転方向上手側において複数の羽根室35に跨
がる長孔状に形成していることにより、羽根車3は複数
の羽根室35内に加圧状態のエアーを多量に収容保持し
ながら、これを長孔状の送出口21から同時に送出する
ことができるので、簡潔な構成を以て風量及び風圧を共
に高くしながら円滑に送出することができる。
【0032】また羽根31を、ボス部32と該ボス部3
2から立設した羽根側壁33とから放射方向に後退傾斜
させて一体的に突設すると共に、相隣なる羽根31間で
形成される羽根室35の側面と周面を開放させ、且つ送
出口21を羽根室35に対向する羽根車ケース2bの周
壁23に形成したことにより、吸込室61及び圧縮室6
2内でエアーを各羽根室35内に的確に収容させると共
に、吸込室61内のエアーを回転方向に良好に加速させ
て加圧を促進し、且つ送出口21からのエアー送出を良
好に行うことができる等の特徴がある。
【0033】従って、上記のように構成したポンプ1
は、羽根車3を小径で小巾にすることが可能になり全体
の小型化を図ることができるものでありながら、風量及
び風圧を共に高くしてエアーの吸い込み送出を効率よく
行うことができるので、騒音の発生も低減することがで
きると共に、利便性を有しその用途分野を拡大すること
ができる等の利点がある。
【0034】一方、上記のように構成した加圧遠心ポン
プは、図4で示すようにケース2を、送出口21を備え
た加圧ケース2aと吸込口20を備えた羽根車ケース2
bとに分割形成することにより、各ケース2a,2bを
個別に加工することができ中空ドラム状のケース2の製
作及び組付けを容易に行うことができる。また加圧面6
5を形成する部材は、加圧ケース2aの底壁25aに対
し着脱可能に設けると、両者を個別に簡単に製作するこ
とができると共に、加圧面65が摩損した際の交換や補
修等のメンテナンス作業を容易に行うことができ、また
単一な加圧ケース2aを共用しながら加圧面65部材を
変更することにより、各種の用途に適応した所望のポン
プ1を能率よく廉価に製作することができる等の利点が
ある。
【0035】また加圧面65を前述のとおりゴム板等の
耐磨耗性部材8を着脱可能に設けて形成するようにした
ポンプ1は、砂や金属粉等の異物を含有する種々の流体
を送出するとき、加圧面65の損耗を抑制することがで
きると共に、耐磨耗性部材8を交換することにより設定
初期状態のポンプ性能の維持を簡単に行うことができ
る。
【0036】次に、上記のように構成してなるポンプ1
の別使用態様並びに応用使用例等について説明する。先
ず、このポンプ1は図4に示すように、加圧ケース2a
と羽根車ケース2bの対向面をシール部材2c,耐磨耗
性部材8等を介して気密に接合すると共に、送出口21
を吸込口20の下手側に位置させた状態において、両ケ
ース2a,2bを相対的にスライド回動させて、上記送
出口21と吸込口20との間隔を遠近可能に調節すると
ころの流体送出調節構造7を、簡潔な構成を以て廉価に
製作するようにしていると共に、送出口21から送出さ
れる流体の圧力及び流量を自由に調節することができる
ようにしている。
【0037】即ち、同図のポンプ1は流体送出調節構造
7を、加圧ケース2a側の周端面に形成した段部70内
に羽根車ケース2b側の周端面に突出形成した鍔部71
を嵌合した状態で、該鍔部71をリング状の押圧片72
で複数の取付ネジ2dを介して押接することにより、加
圧ケース2aと羽根車ケース2bとの接合面を周方向に
摺動(スライド回動)することができるように構成して
いる。
【0038】これにより、送出口21を吸込口20の回
転方向上手側に位置させた状態において、該送出口21
と吸込口20との間隔を相対的に調節可能とし、送出口
21から送出される流体の圧力を簡単に調節することが
できる。またこの調節操作は、送出口21を吸込口20
と接近状態にさせると、送出口21を流体の圧縮工程側
に移動させることができるので、圧縮流体であるエアー
の圧力を高め送出口21から強く排出すると共に、逆に
送出口21を吸込口20から離間させると、圧縮工程側
を少なくしながら上記のものより大量のエアーを送出す
ることがき、またその調節程度を自由に行うことができ
る。
【0039】また上記のように構成した流体送出調節構
造7には、同図の点線で示すような調節駆動機構7aを
付設してもよく、この場合には、流体送出調節操作を動
力を以て随時簡単に行うことができると共に、一定風量
或いは一定圧力を所望に維持させる等の目的を有した、
自動制御による流体送出自動調節操作を簡単且つ的確に
行うことができる等の利点がある。尚、図示例の調節駆
動機構7aは、油圧,水圧又は空圧等の流体シリンダ7
5を、羽根車ケース2bを支持する機体フレーム76側
に取付支持した状態で、そのピストンロッド77を加圧
ケース2aに取付軸78を介して枢止し、該ピストンロ
ッド77の進退動作で加圧ケース2aを、羽根車ケース
2bに対し相対回動させるアクチェータ構造にしている
が、これに限ることなく適宜な駆動モータ等によって加
圧ケース2a側を回動させるようにしてもよい。
【0040】一方、上記ポンプ1で水の吸い込み送出を
行わせる場合には、図1の点線で示すように、送出管2
1bに呼び水を行わせることが可能な供給室21cを設
置するとよい。即ち、同図の供給室21cは送出管21
bの中途部で、適量の水を溜めることができる中空な部
屋に形成していると共に、その上側に給水栓を開閉可能
に設け、該給水栓から呼び水を所望に供給することによ
って行う。
【0041】また上記各実施形態において流体送出調節
構造7を設ける際には、前記第1実施形態のものと同様
な構成してもよいが、これに限ることなく例えば、羽根
車ケース2b及び加圧ケース2aを固定した状態におい
て、送出口21或いは吸込口20を周方向に移動調節可
能に構成することにより、送出口21を吸込口20に対
し羽根車3の回転方向上手側で近設させながら、該送出
口21と吸込口20との間隔を相対的に遠近調節して送
出流体の流量や圧力を調節するようにしてもよいもので
ある。
【0042】次に、図8〜図10を参照し本発明の別実
施形態に係わるポンプ1について説明する。尚、上記実
施形態のものと同様な構成については説明及び図示を省
略する。このポンプ1は、小さな砂等の異物を含む泥水
等を吸い込み送出するに好適なサンドポンプとして構成
する一実施形態を示しており、このため羽根車3の外周
と羽根車ケース2b及び加圧ケース2aの内周との間
は、平均的な砂粒径の通過を可能とする3〜10ミリ程
度の間隙を形成して、羽根車3をケース2内に回転可能
に組付けている。
【0043】また羽根車ケース2bの周壁23は送出口
21下手側の先端部23aに、既述の耐磨耗性部材8と
同様な材質或いはセラミック等の超硬材質からなる耐磨
耗性部材8aを、先端部内面で所定の範囲に着脱交換可
能に設けており、これにより砂等の異物が激しく接触す
る先端部23aにおいて、耐磨耗性部材8aがこの部の
摩損を長期にわたって防止すると共に、必要により耐磨
耗性部材8aの交換も簡単に行うことができるようにし
ている。
【0044】また図10に示すように、羽根車3のボス
部32は回転軸30を中心とする凹入穴を所定の深さに
穿設して外周に鍔部32aを形成すると共に、仕切り壁
60から上記鍔部32a内に気密状態で回転可能に嵌合
する加圧仕切り部63eを突出形成し、両者を印籠状の
嵌合をさせることにより、羽根車3と仕切り壁60間
で、流体の漏出移動を簡潔な構成を以て確実に防止する
ことができるようにしている。
【0045】そして図9に示すように、羽根車3はその
各羽根31の形状を、ボス部32から立設する平坦面状
の基部面36から、上手側に後退傾斜する平坦面状の案
内面38を、屈曲面37を介して略く字状に形成し、こ
れにより非圧縮流体としの水の吸い込み及び送出を効率
よく円滑に行うことができるようにしている。即ち、各
羽根31は屈曲面37を羽根長さの略4分の1程度の基
部側寄りに位置させた状態において、羽根車3の中心線
に対し、基部面36は略15度程度の後退角で緩傾斜さ
せていると共に、基部面36より長い案内面38は略4
5度程度の後退角で急傾斜させた形状にしている。
【0046】上記のように形成した羽根31を有する羽
根車3は、従来のように放物線状の後退面で滑らかに湾
曲形成した各羽根を有する羽根車の場合に、相隣なる羽
根間で形成される基部側の羽根室容量が小さくなるもの
であるのに対し、これを小さくすることなく、基部面3
6を緩傾斜の後退角にしていることにより、上記基部側
の羽根室容量を可及的に拡大させることができると共
に、吸込口20及び吸込室61側における水の掻込み初
期において、略起立状態の基部面36で水の掻込みを外
周への逃げを抑制し確実に行うと共に羽根室35内に収
容した状態で持ち回り、従来のもののように掻込んだ水
を羽根室35から一挙に放出させることによる気泡の発
生等の不具合いを生じさせることなく、回転に伴い屈曲
面37を介して案内面38側に移行させることができ
る。
【0047】また羽根室35内の水は送出口21に至る
と羽根31によって送出されるが、このとき略45度程
度又はそれ以上に急傾斜の後退角で前記基部面36より
も長く形成している案内面38が、略直線状の平坦面と
先端で水を押し上げるように順次強制的に送出するの
で、羽根室35内の水の送出を確実にすると共に、送出
口21内の送出圧力を高めて大量の水を高圧で送出する
ことができる。従って、サンドポンプのように砂土等を
含み送出管路内の抵抗が大きいような場合でも、砂土等
の異物を含有する泥水類の送出を円滑に行うことができ
る等の特徴がある。尚、以上のように構成した本発明
は、気体や水等のポンプに限ることなく、羽根車回転方
式の油圧ポンプとしても効果的に用いることができるも
のである。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したことによ
り、次のような効果を奏する。ケース内で羽根車の中心
部の側方に仕切り壁を設置し、該仕切り壁の周囲に、吸
込口側から流体の吸い込みを促進させる吸込室と、吸い
込まれた流体を底壁側の圧縮開始点から羽根車側に向け
て斜設した加圧面で加圧する圧縮室とからなる加圧室を
形成し、上記加圧面の圧縮終了点と吸込口との間に、羽
根車の側面に近接し羽根室内の流体の漏出を防止する加
圧仕切り壁を設けると共に、送出口を上記圧縮開始点と
圧縮終了点の共に羽根車回転方向下手側の近傍位置とに
わたる長さで略羽根巾に開設することにより、吸い込ん
だ流体を仕切り壁周りの各羽根室に収容しながら吸込室
内の流体も、回転方向に加速させると共に圧縮室内で徐
々に収束させるので、流圧を無理なく高めることができ
ると共に、送出口の略全長を加圧面に臨ませた状態で下
手側を加圧仕切り壁に一部対向させるので、送出口にお
いて加圧面による押し出し力と羽根による遠心力を付加
させながら円滑に送出することができる。従って、流量
及び流圧とも高く所望に設定することができる加圧遠心
ポンプを、簡潔で廉価な構成を以て製作することができ
ると共に、小型化を図ることを可能にする。
【0049】また送出口の長さ方向の中途部に、流体の
送出案内を行うガイド部材を設けることにより、ガイド
部材で区画された上手側の送出口から羽根室の外周側の
流体を掻き取るように送出案内しながら、下手側の送出
口から羽根室の内周側の流体を送出距離を有して的確に
送出するので、送出初期における流体の乱流を防止した
整流状態で送出を良好に行う。
【0050】また圧縮開始点を、羽根車回転方向上手側
に向けて加圧面の内周側から外周側に向け形成すること
により、相隣なる羽根で拡開状に形成される羽根室の流
体を外周側から内周側に向けて徐々に加圧するので、加
圧面による急激な加圧を緩和しながら、羽根室内の流体
全体の加圧の促進及びその保持を適切に行い、流体を送
出口に至るとき最高圧力に高め、羽根車の遠心押出作用
と相挨って勢いよく多量に送出することができる。
【0051】また加圧面の表面を耐磨耗性部材で形成す
ることにより、加圧面の損耗を防止しポンプ性能を長期
間にわたり維持することができる。
【0052】そして、羽根を、羽根車回転方向下手側に
向けて緩傾斜の後退角で形成した基部面から、屈曲面を
介して急傾斜の後退角で形成した案内面で形成すること
により、基部側の羽根室容量を拡大させることができる
と共に、流体の掻込み及び持ち回りを良好に行い、また
送出口への流体の送出を確実にすることができる。従っ
て、水等液体の吸い込み送出を効率よく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる加圧遠心ポンプ
の正面図。
【図2】図1の左側面図。
【図3】図1の加圧ケースの内側の構成を示す側面図。
【図4】図1の断面構造及び流体送出調節構造を付加し
た構造を示す断面図。
【図5】図3の加圧ケースの各断面を示し、(A)はA
ーA線の断面図。(B)はBーB線の断面図。(C)は
CーC線の断面図。
【図6】加圧室の構成を展開して示す展開断面図。
【図7】加圧ケース及び羽根車を一部破断をして示す斜
視図。
【図8】図1のポンプの送出管に供給室を付加する態様
を示す側面図。
【図9】本発明の第2実施形態に係わる加圧遠心ポンプ
の正面図。
【図10】本発明の第3実施形態に係わる加圧遠心ポン
プの正面図。
【符号の説明】
1 ポンプ 1a 多連型のポンプ 2 ケース 2a 加圧ケース 2b 羽根車ケース 3 羽根車 6 加圧室 8 耐磨耗性部材 9 ガイド部材 20 吸込口 21 送出口 30 回転軸 31 羽根 32 ボス部 33 羽根側壁 35 羽根室 36 基部面 37 屈曲面 38 案内面 60 仕切り壁 61 吸込室 62 圧縮室 63 加圧仕切り壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/24 F04D 29/24 B 29/28 29/28 D 29/30 29/30 D 29/44 29/44 D Q E W Fターム(参考) 3H033 AA01 AA02 AA03 AA11 BB04 BB06 CC01 CC03 CC06 CC07 DD01 DD02 DD03 DD06 DD25 DD28 DD29 DD30 EE04 EE05 EE06 EE07 EE09 EE11 EE15 EE16 EE19 3H034 AA01 AA02 AA03 AA11 BB04 BB06 CC01 CC03 CC06 CC07 DD01 DD02 DD05 DD12 DD22 DD24 DD26 DD27 DD28 DD30 EE04 EE05 EE06 EE07 EE09 EE11 EE12 EE14 EE15 EE17 EE18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口(20)と送出口(21)を有す
    るドラム状のケース(2)内で、複数の羽根(31)を
    放射状に形成した羽根車(3)を回転させることによ
    り、流体を吸込口(20)から吸い込み送出口(21)
    から外部へ送出するポンプにおいて、前記ケース(2)
    内で羽根車(3)の中心部の側方に仕切り壁(60)を
    設置し、該仕切り壁(60)の周囲に、吸込口(20)
    側から流体の吸い込みを促進させる吸込室(61)と、
    吸い込まれた流体を底壁(25a)側の圧縮開始点(6
    5a)から羽根車(3)側に向けて斜設した加圧面(6
    5)で加圧する圧縮室(62)とからなる加圧室(6)
    を形成し、上記加圧面(65)の圧縮終了点(65b)
    と吸込口(20)との間に、羽根車(3)の側面に近接
    し羽根室(35)内の流体の漏出を防止する加圧仕切り
    壁(63)を設けると共に、送出口(21)を上記圧縮
    開始点(65a)と圧縮終了点(65b)の共に羽根車
    回転方向下手側の近傍位置とにわたる長さで、羽根(3
    1)巾と略同巾状に開設することを特徴とする加圧遠心
    ポンプ。
  2. 【請求項2】 送出口(21)の長さ方向の中途部に、
    流体の送出案内を行うガイド部材(9)を設ける請求項
    1の加圧遠心ポンプ。
  3. 【請求項3】 圧縮開始点(65a)を、羽根車回転方
    向上手側に向けて加圧面(65)の内周側から外周側に
    向けて形成する請求項1又は2の加圧遠心ポンプ。
  4. 【請求項4】 加圧面(65)の表面を耐磨耗性部材
    (8)によって形成する請求項1又は2又は3の加圧遠
    心ポンプ。
  5. 【請求項5】 羽根(31)を、羽根車回転方向下手側
    に向けて緩傾斜の後退角で形成した基部面(36)か
    ら、屈曲面(37)を介して急傾斜の後退角で形成した
    案内面(38)で形成する請求項1又は2又は3又は4
    の加圧遠心ポンプ。
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