JP2002089130A - 引き戸用反発防止装置 - Google Patents

引き戸用反発防止装置

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JP2002089130A JP2000249945A JP2000249945A JP2002089130A JP 2002089130 A JP2002089130 A JP 2002089130A JP 2000249945 A JP2000249945 A JP 2000249945A JP 2000249945 A JP2000249945 A JP 2000249945A JP 2002089130 A JP2002089130 A JP 2002089130A
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    • E05YINDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
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    • E05Y2600/10Adjustable or movable
    • E05Y2600/12Adjustable or movable by manual operation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き戸を閉止する時の引き戸を止める壁・柱
と引き戸の衝撃による引き戸の反発を防止する引き戸の
構造を提供する。 【解決手段】 弾力性を調節する機構を含む弾力性を有
する本体部4を引き戸2の上角部に取り付け、該本体部
4と嵌合する突起部3を上部の鴨居1の溝内に取り付け
た引き戸の構造とする。さらに本体部4をスライドさせ
るための移動調節部60を本体部4の下部に設けた構造
を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き戸の反発を防
止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】居住設備において引き戸は広範に設置さ
れている。ところが引き戸を勢いよく閉じた時、引き戸
の端面が戸枠と衝突し、引き戸が反発して戸枠との間に
隙間が生じる。
【0003】そこで引き戸が閉じる直前に引き戸が減速
するように、軌道側に障害物を設ける方策が取られてい
る。すなわち軌道(鴨居や敷居)の末端部分に板バネを
設け、引き戸が閉塞間際となった時に引き戸の一部に板
バネを接触させて引き戸を減速させる。すなわち引き戸
が閉塞間際となった時、板バネによって引き戸にブレー
キをかける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した様に、引き戸
を閉じる時の反発対策として、軌道に板バネを取り付け
る方策が知られているが、従来技術の方策は、引き戸に
適正強度のブレーキをかけることが困難であった。その
ため引き戸が完全に閉じずに途中で停止してしまった
り、逆にブレーキが不十分で引き戸が反発するといった
問題があった。
【0005】そこで本発明は、従来技術の上記した問題
点に注目し、引き戸を適正な速度に減速し、且つ調整が
可能な引き戸用反発防止装置の開発を課題するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして上記した課題を解
決するための請求項1に記載の発明は、軌道側に取り付
けられる突起部と、引き戸側に取り付けられる摺動路
と、摺動路の幅を変更する調整手段を有し、前記摺動路
は弾性体によって狭窄方向に付勢されていると共に摺動
路の末端に前記突起部が嵌合する嵌合部が設けられてい
ることを特徴とする引き戸用反発防止装置である。
【0007】本発明の引き戸用反発防止装置は、軌道側
に突起部が取り付けられ、引き戸側に摺動路が取り付け
られる。本発明の引き戸用反発防止装置では、引き戸を
閉じる際に突起部が摺動路の中に入る。ここで本発明で
は、摺動路が弾性体によって狭窄方向に付勢されている
ので、突起部が摺動路を通過する際に突起部と摺動部と
の間で摩擦が生じる。そのため摺動路が取り付けられた
引き戸にブレーキがかかる。また本発明の引き戸用反発
防止装置では、摺動部の幅を変更する調整手段を持つの
で、ブレーキの強度を調整することができる。さらに本
発明の引き戸用反発防止装置では、摺動路の末端に嵌合
部が設けられているので、引き戸が閉じた状態の時、突
起部が嵌合部と嵌合する。そのため引き戸が戸枠と衝突
しても、嵌合部が突起部と嵌合しているので、反発力に
抗して閉じた状態を維持する。
【0008】また請求項2に記載の発明は、摺動路は弾
性を有する帯金によって構成され、摺動路は前記帯金自
身の持つ弾性によって狭窄方向に付勢され、さらに摺動
路にはテーパ部が設けられていることを特徴とする請求
項1に記載の引き戸用反発防止装置である。
【0009】本発明の引き戸用反発防止装置は、摺動路
は弾性を有する帯金によって構成され、摺動路は前記帯
金自身の持つ弾性によって狭窄方向に付勢されている。
そのため本発明の引き戸用反発防止装置は、部品点数が
少なく、作りやすい。また本発明の引き戸用反発防止装
置では、摺動路にテーパ部が設けられている。そのため
引き戸にかかるブレーキを徐徐に強めることができる。
【0010】また請求項3に記載の発明は、摺動路は帯
金によって構成され、調整手段はネジを有していてネジ
の回動に応じて摺動路の幅が増減し、当該ネジの工具と
の係合部が引き戸の端部に位置することを特徴とする請
求項2に記載の引き戸用反発防止装置である。
【0011】本発明の引き戸用反発防止装置では、ネジ
を回動することにより、摺動路の幅を調整することがで
きる。また本発明の引き戸用反発防止装置では、ネジの
工具との係合部が引き戸の端部に位置するので、引き戸
を軌道から外すことなくブレーキ力の調整を行うことが
できる。
【0012】さらに請求項4に記載の引き戸用反発防止
装置は、軌道側に取り付けられる突起部と、本体部を有
し、前記本体部は二以上の解放面を有する本体ケース
と、弾性を有する帯金によって構成された摺動路と、調
整手段を有し、前記摺動路は本体ケースの内部にあって
テーパ部を有し、摺動路の末端に前記突起部が嵌合する
嵌合部が設けられ、調整手段は、ネジによって直線移動
するスライダーを持ち、当該スライダーは本体部内にあ
って摺動路を構成する帯金の一部と当接しスライダーの
移動に応じて摺動路の幅が増減し、さらに前記ネジの工
具との係合部が本体部の端部に位置することを特徴とす
る引き戸用反発防止装置である。
【0013】本発明の引き戸用反発防止装置は、軌道側
に突起部が取り付けられ、引き戸側に摺動路が取り付け
られる。本発明の引き戸用反発防止装置では、引き戸を
閉じる際に突起部が摺動路の中に入るが、摺動路が弾性
体によって狭窄方向に付勢されているので、突起部が摺
動路を通過する際に突起部と摺動部との間で摩擦が生じ
る。そのため摺動路が取り付けられた引き戸にブレーキ
がかかる。また本発明の引き戸用反発防止装置では、摺
動部の幅を変更する調整手段を持つので、ブレーキの強
度を調整することができる。
【0014】さらに本発明の引き戸用反発防止装置で
は、摺動路の末端に嵌合部が設けられているので、引き
戸が閉じた状態の時、突起部が嵌合部と嵌合し、反発力
に抗して閉じた状態を維持する。また本発明の引き戸用
反発防止装置は、摺動路は弾性を有する帯金によって構
成され、摺動路は前記帯金自身の持つ弾性によって狭窄
方向に付勢されている。そのため本発明の引き戸用反発
防止装置は、部品点数が少なく、作りやすい。また本発
明の引き戸用反発防止装置では、摺動路にはテーパ部が
設けられている。そのため引き戸にかかるブレーキを徐
徐に強めることができる。
【0015】さらに本発明の引き戸用反発防止装置で
は、ネジを回動することにより、摺動路の幅を調整する
ことができる、さらにネジの工具との係合部が引き戸の
端部に位置するので、引き戸を軌道から外すことなくブ
レーキ力の調整を行うことができる。
【0016】さらに請求項5に記載の引き戸用反発防止
装置は、スライダーには側面にスリットが設けられ、帯
金の一部がスリットを通過しており、スライダーの移動
に応じて帯金のスリットと当接する部分が絞られること
により摺動路の幅が増減されることを特徴とする請求項
4記載の引き戸反発防止装置である。
【0017】本発明の引き戸用反発防止装置では、ネジ
によってスライダーが直線移動すると、スライダーの側
面に設けたスリットに当接する帯金の部分がスリットに
より絞られるか又は拡げられることにより摺動路の幅が
調整でき、簡単な構造で操作が容易である。
【0018】さらに請求項6に記載の引き戸用反発防止
装置は、帯金は当接部が設けられ、スライダーは該当接
部において帯金と当接し、スライダーの移動によって帯
金が長手方向に圧押され、幅方向へ撓むことにより摺動
路の幅が増減されることを特徴とする請求項4記載の引
き戸反発防止装置である。
【0019】本発明の引き戸用反発防止装置では、スラ
イダーが移動するとスライダーに当接した帯金が長手方
向に加わる圧押力により幅方向に撓み、その撓みの増減
により摺動路の幅が調整出来る。スライダーがテーパー
部から最遠の位置にある時は帯金には圧押力が加わら
ず、従って帯金は変形前の状態で摺動路の幅は最大にな
る。本方式は簡単な構造で操作が容易であり、前記の請
求項5の方式の様に帯金がスリットと摩擦することがな
く耐久性がより優れている。
【0020】さらに請求項7に記載の引き戸用反発防止
装置は、摺動路を軌道の幅方向に平行移動させる移動調
節手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項6
までに記載の引き戸反発防止装置である。
【0021】本発明の引き戸用反発防止装置では、当初
の製作誤差および、使用継続による変形により軌道と引
き戸の間の幅方向のずれが大きすぎるため摺動路の幅を
調整するのみでは対応出来ない場合に、移動調節手段に
より、摺動路を軌道の幅方向に平行移動させて上記のず
れを調整することにより、引き戸にかかるブレーキ強度
を適正に調整出来る。
【0022】また請求項8に記載の引き戸用反発防止装
置は、摺動路は軌道の幅方向へスライド可能であり、か
つ長さ方向への移動が規制されており、移動調節手段は
軸方向へ動く可動部と、ランナーと、前記摺動路に対し
て傾きを持つと共にランナーと係合する移動用軌道を有
し、移動用軌道又はランナーのいずれか一方は摺動路と
共に移動し、他方は前記可動部と共に移動し、前記摺動
路と可動部は移動用軌道とランナーを介して互いに係合
されており、可動部の軸方向への移動に応じて摺動路が
軌道の幅方向に移動することを特徴とする請求項7記載
の引き戸反発防止装置である。
【0023】本発明の引き戸用反発防止装置では、移動
調節手段は軸方向へ動く可動部と、ランナーと、当該ラ
ンナーと係合する移動用軌道を備える。そして摺動路
は、移動用軌道およびランナーを介して可動部と係合す
る。ここで本発明の引き戸用反発防止装置では、移動用
軌道が摺動路に対して傾きを持つので、摺動路は可動部
の軸方向移動によって軸方向に対して斜め方向に移動す
る力が働く。しかし摺動路は、幅方向へはスライド可能
であるが長さ方向への移動は規制されているため、幅方
向へのみスライドする。従って本発明の引き戸用反発防
止装置は摺動路の幅方向への移動調整を簡単な構造で達
成出来る。
【0024】さらに請求項9に記載の引き戸用反発防止
装置は、移動調節手段の可動部は移動調節スライダーを
有すると共に該移動調節スライダーを軸方向に直線移動
させる移動調節ネジを有し、前記移動調節スライダーと
移動調節ネジは移動調節ケースに内蔵され、摺動路は本
体ケースに収容され、さらに本体ケースは移動調節接合
部を有し、該移動調節接合部は幅方向へスライド可能
で、長さ方向への移動が規制されて移動調節ケースに収
納され、移動調節接合部の底面と移動調節スライダーの
いずれか一方にランナーとなる突起が設けられ、他方に
移動用軌道となるスリットが設けられ、移動調節ネジに
よる移動調節スライダーの直線移動により摺動路を幅方
向に平行移動させることを特徴とする請求項8記載の引
き戸反発防止装置である。
【0025】本発明の引き戸用反発防止装置では、移動
調節ネジによって移動調節スライダーを直線移動させる
と、移動調節接合部の底面に設けた突起またはスリット
と移動調節スライダーに設けたスリットまたは突起が係
合して、本体ケースには移動調節接合部を介して長手方
向に対して斜め方向に移動する力が働くが、本体ケース
は移動調節接合部と一体なので、幅方向へはスライド可
能であるが長さ方向への移動は規制されているため、幅
方向へのみスライドする。従って本発明の引き戸用反発
防止装置では、摺動路の幅方向への移動調整機構は少な
い部品で製作出来、引き戸を軌道から外すことなく移動
調整を行える。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の引き戸の構造を図面
を用いて具体的に説明する。
【0027】(実施の形態1)図1は本発明の引き戸用
反発防止装置を上部側から見た斜視図である。図2は、
本発明の引き戸用反発防止装置を下部側から見た斜視図
である。図3は、図1の引き戸用反発防止装置の帯金及
びスライダーの斜視図である。図4は、図1のA−A断
面図(a)及びB−B断面図(b)である。図5は、本
発明の引き戸用反発防止装置を軌道及び引き戸に設置し
た状態における図1のC−C断面図であり、(a)は引
き戸の閉止の初期の状況を示し、(b)は引き戸の閉止
の中間段階の状況を示し、(c)は引き戸の閉止完了時
を示す。図6は、スライダーを移動した時の動作を説明
する図1のC−C断面図である。
【0028】図1,5において、1は鴨居(軌道)、2
は引き戸を示す。また30は、本発明の実施形態の引き
戸用反発防止装置を示す。本実施形態の引き戸用反発防
止装置30は、大きく分けて鴨居側部材31と本体部4
によって構成されている。
【0029】鴨居側部材31は、図2の様に板状部材3
2を有し、その一方の面に突起部3が設けられたもので
ある。突起部3の形状は略五角形の柱状である。すなわ
ち、突起部3の平面断面は略五角形であり、一方の端部
3aが尖っており、他方の端部3bは平坦面である。ま
た突起部3の高さは後記する本体部4の箱体10の内側
の高さより小さい。突起部3は、板状部材32の端部近
傍に設けられ、前記した尖った側3aは、板状部材32
の外側を向いている。図1,2を参照して説明すると、
板状部材32の左の端部に突起部3が設けられ、尖った
側3aは左の外側を向き、平坦な端部3bは内側を向い
ている。鴨居側部材31は、図1の様に引き戸2が取り
付けられる上部の鴨居1の溝の内部に取り付けられ、突
起部3は下側に位置する。また鴨居側部材31は鴨居1
の溝の端部に位置し、板状部材32の端部は、鴨居溝の
端部と一致する。
【0030】突起部3の尖った側3aは、図1、図5の
様に鴨居1の内側に向いて取り付けられる。また前記し
た様に板状部材32の端部を鴨居溝の端部と一致させて
取り付けられるため、突起部3の鴨居溝の端部からの距
離は一定となる。すなわち鴨居側部材31の板状部材3
2は、突起部3の鴨居1への取付けを容易且つ確実に行
わしめる機能と、突起部3の位置決めを行う機能を発揮
する。
【0031】一方、本体部4は、箱体10、帯金5およ
びスライド調節部14によって構成される。またスライ
ド調節部14はさらに調節ネジ16とスライダー11に
よって構成されている。以下順次説明する。
【0032】箱体10は、大小二つの箱35,36が結
合したものであり、その全長は前記した鴨居側部材31
と等しい。幅は後記する移動調接ケース70より短い。
上記した二つの箱35,36の内、大きい方の箱35
は、帯金配置箱であり、上面10aと一方の側面10b
が開放された直方体をしている。帯金配置箱35の開放
側の側面10bの近傍は、他の部位に比べて内幅が広く
スライド調節部14となっている。帯金配置箱35の閉
鎖側の側面10cの近傍には、底板に突起10dが設け
られている。一方、小さい箱36は、調整用ネジ配置箱
であり、前記した帯金配置箱35の底面側に設けられて
いる。調整用ネジ配置箱36は帯金配置箱35の開放側
の端部にあり、二つの箱35,36の側面は同一平面内
にある。
【0033】帯金配置箱35と調整用ネジ配置箱36
は、図4の様に連通している。調整用ネジ配置箱36の
両端部には図4の様に支持孔18a、18bが設けられ
ている。そして当該支持孔18a、18bには調節ネジ
16が挿通されている。調節ネジ16は、図示しない係
合部によって軸方向に移動しないように調整用ネジ配置
箱36に取り付けられている。したがって調節ネジ16
は、その場で回転し、自身は軸方向に移動しない。また
ネジの工具との係合部37は、図1,2,4の様に調整
用ネジ配置箱36の端面に露出している。
【0034】帯金5は薄板で帯状をなす弾力性を有する
鋼であり、一枚の鋼板を折り曲げて作られたものであ
る。帯金5の形状は、図1、3の通りであり、ヘアピン
状に中央から折り返されていてそれぞれの内面によって
摺動路38が形成されている。すなわち帯金5は、鋼板
が中央部から折り返されて一対の鋼板5a,5bが対向
している。そして一対の鋼板5a,5bは、一端側が開
放されており、他端側は閉塞している。鋼板5a,5b
の間には隙間があり、この隙間が摺動路38として機能
する。図1,図2を参照しつつ説明すると、図面左端は
閉じており、右部分は開放し、右端の開放側から左端の
閉塞部に至る一連の通路が形成されている。
【0035】前記した摺動路38の形状は、図6の様に
大きく4つの部分に分割される。すなわち。帯金5によ
って形成される摺動路38は機能上、嵌合口部6、弾力
調節部7、ガイド部(テーパ部)8、嵌合部9の4の部
分に分かれている。ここで嵌合口部6は、対向する二枚
の鋼板5a,5bが略平行に位置する。嵌合口部6にお
ける帯金5の開きの間隔は前記突起部3の幅より大であ
る。
【0036】弾力調節部7では、対向する二枚の鋼板5
a,5bに約30°程度のテーパが設けられている。ま
た帯金5は弾力調節部7において後述するスライダー1
1のスリット12を通過している。
【0037】ガイド部(テーパ部)8は、前記した弾力
調節部7よりも角度の小さいテーパが形成された部位で
ある。そして本実施形態では、ガイド部8の末端までの
間において、開き間隔が前記突起部3の幅より小となる
ように僅かずつ狭められている。ガイド部(テーパ部)
8の全長は、前記した嵌合口部6、弾力調節部7、ガイ
ド部(テーパ部)8、嵌合部9の4部分の中で最も長
く、40mm〜80mm程度である。
【0038】嵌合部9は、ガイド部8の末端にあり、二
枚の鋼板5a,5bの幅が急激に広げられた部位であ
る。嵌合部9において、開きの間隔が前記突起部3の幅
より大である様に広げられ、嵌合部9の左端において閉
じられている。嵌合部9の内法の長さは前記突起部3の
長さより長くなっており、従って嵌合部9の内部に前記
突起部3が嵌合して納められる寸法に設計されている。
スライド調節部14を構成するスライダー11は、図3
の様に略「コ」の字状をした摺動部11aと、当該摺動
部11aの背面に設けられた支持板13によって構成さ
れている。すなわち摺動部11aは、二つの側面と底面
を持ち、他の面は解放されている。そして二つの側面に
はスリット12が設けられている。一方、支持板13は
摺動部11aの底板に対して垂直に立設された壁体であ
り、中央にネジ孔15が設けられている。
【0039】前記した帯金5は、嵌合部9が開口端面に
対して奥側となる様に帯金配置箱35に配置されてい
る。また帯金5の折り返し部分が帯金配置箱35の奥側
の内壁と突起10dとの間に挟まれており、帯金5は帯
金配置箱35から脱落することはない。特に帯金5の折
り返し部分と突起10dとが係合するため、帯金5の長
手方向の移動は阻止される。帯金5が帯金配置箱35に
配置された状態の時、帯金配置箱35の開放側の側面1
0bから嵌合部9までの距離は、前記した鴨居側部材3
1の端部から突起部3までの距離と等しい。
【0040】スライダー11は、略「コ」状の開放側を
上に開いた「コ」状態で、摺動部11aが帯金配置箱3
5のスライド調節部14に配されている。そしてスライ
ダー11の支持板13は箱体10の下外側に設けた調整
用ネジ配置箱36の内部に突き出ている。すなわち調整
用ネジ配置箱36の内部は直方体の小室となっており、
当該小室内に支持板13が配置される。
【0041】そして前記した様に調整用ネジ配置箱36
の両端部には支持孔18a、18bが設けられ、内部に
調節ネジ16があり、調節ネジ16はこの支持孔18
a、18bに支持され、円周方向に回転可能になってい
る。調節ネジ16はスライダー11の支持板13のネジ
孔15を貫通することにより、支持板13を保持してい
る。調節ネジ16の中央部の外周にはネジ部17が設け
られており、該ネジ部17は前記の支持板13のネジ孔
15とネジ係合している。前記した様に、調節ネジ16
は軸方向には移動しないから、端部に露出した工具との
係合部37を回転させると、ネジ部17と係合する支持
板13が軸方向に移動する。従って調節ネジ16を回動
させることにより、スライダー11の摺動部11aが帯
金配置箱35で軸方向に直線移動する。
【0042】前記した様に、スライダー11の両側面に
はスリット12が設けられ、帯金5の弾力調節部7がこ
のスリット12を通過し嵌合口部6は、スライダー11
の外側から帯金配置箱35の開放端側に延びている状態
で組み立てられている。
【0043】以上説明した鴨居側部材31は、図1の様
に引き戸2の上角部に取り付けられる。また鴨居側部材
31の取付けに際しては、鴨居側部材31の端面が引き
戸2の端面と同一平面となる様に配慮されている。
【0044】以上の様な構造の引き戸2が閉止される時
の状況を図5によって説明する。引き戸2が閉じられる
時、本体部4は引き戸2と一体となって図5の右方向に
移動し、本体部4が鴨居1側の突起部3に近づく。ここ
で本体部4の帯金配置箱35は、上面10aと側面10
bが開放されているので、上部の鴨居1から垂下された
突起部3は、本体部4の中に入り得る。そして引き戸2
の移動により、最初に帯金5の嵌合口部6が突起部3に
架かる(図5a参照)。
【0045】さらに右方向への移動が続き、弾力調節部
7を経てガイド部8が突起部3に架かる(図5b参
照)。ガイド部8においては、帯金5が弾力性を有して
いるので、ガイド部8は突起部3に押し拡げられ、ガイ
ド部8が突起部3を挟んだ状態で本体部4と引き戸2と
の一体の移動が続く。この時、ガイド部8の摺動路38
は、帯金5自身の弾力性によって狭窄方向に付勢されて
いるので、ガイド部8と突起部3の間に弾性圧力に因る
摩擦力が生じ、引き戸2は強制的に減速されながらさら
に図面右方向への移動が続く。またガイド部8は、テー
パ状であって、奥へ行くほど摺動路38の幅が狭まり、
引き戸2が鴨居1の終端に近づくに従ってより強いブレ
ーキ力が働く。
【0046】そして引き戸2がちょうど閉じた状態の
時、嵌合部9が突起部3に架かり、最終的に突起部3が
嵌合部9の内部に嵌合された状態になり、引き戸2の移
動が停止される(図5c参照)。
【0047】また嵌合部9とガイド部8との接続部分
は、幅が狭いので、一旦嵌合部9に嵌まりこんだ突起部
3は、嵌合部9から脱出しにくい。すなわち引き戸2の
移動と共に突起部3が嵌合部9に達すると、突起部3は
ガイド部8には移動しにくい。従って引き戸2が勢いよ
く戸枠側に当たっても、突起部3が嵌合部9と嵌合して
いるので、引き戸は反発せず、閉じたままの状態を維持
する。このように引き戸2の端面と柱・壁との衝撃の緩
和程度が十分に安全な程度で、かつ、引き戸2の開閉が
円滑であれば、そのままで当面は使用出来る。一方、引
き戸2を閉じる時の引き戸2の端面と柱・壁との衝撃の
緩和の程度が十分に安全な程度でないか、または引き戸
2の開閉が円滑でない場合は以下の様な調節をおこな
う。まず、スライド調節部14の調節ネジ16をネジ回
しなどを用いて回転させる。ここで本実施形態の引き戸
用反発防止装置30では、調節ネジ16のネジ回し等と
の係合部37が、引き戸2の端面に露出しているから、
調節ネジ16の回動は容易である。すなわち引き戸2を
取り外すことなく調節ネジ16を回転させることができ
る。
【0048】調節ネジ16が回転すると調節ネジ16の
ネジ部17とネジ結合された支持板13が水平方向に移
動し、支持板13と一体となってスライダー11が水平
方向に直線移動する。スライダー11が軸方向に移動す
るとスライダー11の摺動部11aに設けられたスリッ
ト12と帯金5との接触位置が変化する。
【0049】一方、帯金5のスリット12と接触する部
位たる弾力調節部7にはテーパが設けられているから、
スライダー11の移動に応じて帯金5の開放側が絞ら
れ、あるいは緩められる。そのため調節ネジ16を回動
してスライダー11を移動させることにより、帯金5の
間隔が変化する。例えば図4(a)の状態から調節ネジ
16が回転してスライダー11を開口側(図面右側)に
移動させると、図4(b)に示す様に帯金5のガイド部
8の開き間隔は狭められ、引き戸2を閉じる時の突起部
3がガイド部8に挟まれる圧力に因る摩擦力が増加する
ので、引き戸2の端面と柱・壁との衝撃は弱められる。
【0050】逆にスライダー11が左に移動すると前記
帯金5のガイド部8の開き間隔は拡げられ、引き戸2を
閉じる時の突起部3が前記帯金5のガイド部8に挟まれ
る圧力に因る摩擦力が減少するので、引き戸2の開閉時
は調節前より円滑になるが、閉止時の引き戸の端面と柱
・壁との衝撃は調節前より強くなる。従って本発明の引
き戸2の最初の使用前に、鴨居1に取り付けた後、引き
戸2の開閉と前記の様な調節ネジ16の回転による調節
を繰り返すことにより、引き戸2が閉じられる時の引き
戸2の端面と柱・壁との衝撃の程度と引き戸2の開閉時
の円滑さとを適切に調節するのが望ましい。以上説明し
た実施形態では、摺動路38を弾性を有する帯金で製作
したが、例えば摺動路38を摺動性に優れた樹脂で製作
し、当該樹脂をバネやゴム等の弾性体で狭窄方向に付勢
してもよい。
【0051】また上記した実施形態では、引き戸用反発
防止装置を引き戸2の上部に取付けたが、これを下部、
すなわち敷居側に取り付けてもよい。
【0052】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施形態について説明する。図7は、本発明の実施の形態
2の反発防止装置を上部側から見た斜視図である。図8
は、本発明の上記の引き戸用反発防止装置(移動調節部
を含まず)を下部側から見た斜視図である。図9は、図
7の引き戸用反発防止装置の帯金及びスライダーの斜視
図である。図10は、図7のA−A断面図(a)および
B−B断面図(b)である。図11は上記の引き戸用反
発防止装置のスライダーを移動した時の動作を説明する
図7のC−C断面図である。
【0053】以下において前記した実施の形態1と共通
する部材に対しては同じ番号を付して説明する。図7か
ら11において、1は鴨居(軌道)、2は引き戸を示
す。また50は本発明の実施形態の引き戸用反発防止装
置を示す。本実施形態の引き戸用反発防止装置50は、
大別して鴨居側部材31と本体部4によって構成されて
いる。
【0054】鴨居側部材31の構造と鴨居(軌道)1へ
の取り付け方は実施の形態1と同様である一方、本体部
4の主構成は、図7および図8の様に箱体10、帯金
5、スライド調節部14を有する点で前記した実施の形
態1と同様であるが、本実施の形態ではさらに、移動用
接合部48が追加されている。以下順次説明する。
【0055】箱体10は図8、10に示すように帯金配
置箱35を有し、その本体部分は前記した実施の形態1
と共通するが、調節ネジ箱に代わって箱体10と一体的
に成型されたネジ台座45が、箱体10の引き戸端側の
底面部に設けられている。ネジ台座45の底面には、溝
46a、46bが設けられている。溝46aはネジ台座
45の長さ方向の中心線上をネジ台座45の両端まで貫
き、溝46bは引き戸端側の端部の近くにあり、溝46
aと直交している。調節ネジ16は溝46aに回転可能
に収容されている。調節ネジ16のネジ部とネジ頭16
aの間にはCリング47が取り付けてあり、Cリング4
7が溝46bに強制的に嵌め込まれて取り付けられてい
る。これにより、調節ネジ16はCリング47を介して
溝46bに支持され、溝46a内で回転可能であるが、
Cリング47に束縛されて軸方向への移動を阻止されて
いる。
【0056】帯金5も実施の形態1とほぼ同様であり、
弾力性を有する帯状の鋼の薄板をヘアピン状に折り曲げ
て作られ、ヘアピンの内面が摺動路38を形成してい
る。
【0057】摺動路38は、実施の形態1と同様に機能
する図11の様な4つの部分に分割される。すなわち、
嵌合口部6、弾力調節部7、ガイド部(テーパ部)8、
嵌合部9の4部分である。ただし弾力調節部7の構成は
実施の形態1と異なり、帯金5は図11の様にガイド部
8側の端部が外方向へL字型に折れた当接部7aとな
り、当接部7aに後述するスライダー11の端部11b
が当接して帯金の弾力調節が行われる。帯金5は当接部
7aからL字型に折れ、スライダー11の端部11bの
外側へ出た地点で弾力調節部7が終わり、嵌合口部6に
至っている。従って本実施の形態2では弾力調節部7は
上記の当接部7aを含む極く狭い範囲となっている。ス
ライド調節部14を構成するスライダー11も外観形状
は実施の形態1と類似しており、図9の様に略「コ」の
字状をした摺動部11aと、摺動部11aの底面のガイ
ド部8側の端部の下方向に設けたられた支持板13によ
って構成されている。すなわち、摺動部11aは底面と
二つの側面とを持ち、他の面は解放されている。支持板
13は摺動部11aの底板に対して垂直に立設された壁
体であり、中央にネジ孔15が設けられている。ただし
本実施の形態では摺動部11aはスリットがない単純な
板である。
【0058】スライダー11は、略「コ」状の開放側を
上に開いた「コ」状態で、摺動部11aが箱体10内に
ある帯金5の弾力調節部7に配されている。そしてスラ
イダー11の支持板13は下方向に突き出て、箱体10
の下外側に設けたネジ台座45の引き戸端と反対側の端
面に当接し、ネジ孔15と調節ネジ16が係合すること
により調節ネジ16に支持されている。
【0059】そして前記した様に調節ネジ16はネジ台
座45の溝46aに収納され、Cリング47を介して溝
46bに支持され、軸方向への移動を阻止された状態で
回転可能である。従って調節ネジ16を回転させると、
ネジ部17と係合するスライダー11の支持板13が軸
方向に移動し、摺動部11aが箱体10内で軸方向に直
線移動する。
【0060】本実施の形態のスライダー11による帯金
5の弾力調節方法を図11によって説明する。先ず、ス
ライド調節部14の調節ネジ16をネジ回しなどを用い
て回転させ、調節ネジ16が回転すると調節ネジ16の
ネジ部17とネジ結合された支持板13が軸方向に移動
し、支持板13と一体となってスライダー11が軸方向
に直線移動する。スライダー11が軸方向に移動する
と、スライダー11の摺動部11aの端部11bに当接
している帯金5の弾力調節部7の当接部7aに押圧応力
が加わり、帯金5のガイド部8は内側に撓められる。そ
のため調節ネジ16を回動してスライダー11を移動さ
せることにより、帯金5の間隔が変化する。例えば図1
1(a)の状態から調節ネジ16が回転してスライダー
11を開口側(図面右側)に移動させると、図11
(b)に示す様に帯金5のガイド部8の開き間隔は狭め
られ、引き戸2を閉じる時の突起部3とガイド部8の間
の摩擦力が増加するので、引き戸2の端面と柱・壁との
衝撃は弱められる。図11(b)の状態から調節ネジ1
6が回転してスライダー11を開口の反対側側(図面左
側)に移動させると、図11(a)に示す様に帯金5の
ガイド部8の開き間隔は拡げられ、引き戸2を閉じる時
の突起部3とガイド部8の間の摩擦力が減少するので、
引き戸2の端面と柱・壁との衝撃は強められる。
【0061】次に本実施の形態に新たに追加された摺動
路38を移動させる部位を説明する。図12は図7のD
−D断面図(a)およびE−E断面図(b)である。図
13は上記の引き戸用反発防止装置の本体ケースが移動
調節ケースに収納された状態の正断面図(a)およびそ
のA−A断面図(b)〜(d)であり、(b)は移動調
節スライダーにより本体ケースが一方の端にスライドし
た時の状態を示し、(c)は本体ケースが中央にある時
の状態を示し、(d)は本体ケースが他方の端へスライ
ドした時の状態を示す。図14は図7の移動調節部60
の要部を示す分解斜視図である。以下順次説明する。
【0062】移動調節部60は移動調節スライダー61
と、移動調節ネジ62およびそれらを収容する移動調節
ケース70が主構成である。これとは別に、本体部4に
後記する移動用接合部48が箱体10と一体的に成型さ
れて設けられている。
【0063】移動調節ケース70は上側が開放された矩
形の箱で、その外径寸法は、長さが本体部4の箱体10
と等しく、幅は引き戸の上角部に埋め込まれるために引
き戸の幅より短くなっている。さらに、移動調節ケース
70の引き戸の端側は下部の中央に円形の孔63と、上
端の中央に略長方形の開放口64が設けられている。移
動調節ケース70の内部の底は引き戸の端側の一部が厚
くなって移動調節ネジ台座65になっており、残りの部
分は平坦である。移動調節ネジ台座65の表面には溝6
7a、67bが設けられている。溝67aは移動調節ネ
ジ台座65の表面の長さ方向の中央線上をネジ台座65
の両端まで貫いており、溝67bは引き戸の端部の近く
にあり、溝67aと直交している。溝67aの引き戸の
端側は前記の孔63に開孔している。
【0064】溝67aには移動調節ネジ62が収容され
て、ネジ頭62aは孔63へ露出している。移動調節ネ
ジ62のネジ部62bとネジ頭62aの間にCリング6
6が取り付けられており、Cリング66は溝67bに強
制的に嵌め込まれて固定されていることにより、移動調
節ネジ62はCリング66を介して溝67bに支持され
ている。これにより移動調節ネジ62は軸方向への移動
を阻止され、工具を当ててネジ頭62aを回転させるこ
とにより、その場に留まる状態で回転可能である。
【0065】移動調節スライダー61の主要部は金属製
の長方形の平板71であり、その長さ方向の中心線上に
2個のスリット74a、74bが設けられている。スリ
ット74a、74bは略長方形で長さ方向は移動調節ス
ライダー61の長さ方向に対して約30度の傾きを持っ
て設けられている。
【0066】移動調節スライダー61の図面右側の端部
は平板71に対して垂直に延びる仕切板72となってお
り、仕切板72の下部の中央にはネジ孔73が設けら
れ、ネジ孔73に上記の移動調節ネジ62のネジ部62
bが貫通して係合されている。これにより、移動調節ス
ライダー61は移動調節ネジ62に支持され、移動調節
ネジ62の回転に従って移動調節ケース70の内底を長
さ方向に直線移動される構成となっている。
【0067】移動用接合部48は図7の様に箱体10の
下側のネジ台座45の反対側に設けられた略直方体であ
り、移動用接合部48の幅は箱体10と同一であるかま
たはやや短い。全長は箱体10より短く、高さはネジ台
座45側の一部が少し低くなっている。さらに移動用接
合部48の下底部には長さ方向の中央線上に2個の円柱
状の突起49a、49bが設けられている。
【0068】本体部4と移動調節部60は、図13
(a)の様に重ね合わされ、移動用接合部48が移動調
節ケース70に納められることによって一体化される。
この時、移動用接合部48は、移動用スライダー61の
仕切板71と移動調節ケース70左端の間の空間に、長
さ方向へ動ける隙間がない状態で納められる。同時に移
動用接合部48の下底の突起49a、49bがそれぞれ
スリット74a、74bに嵌め込まれ互いに係合する。
そして移動調節ケース70の両側壁に設けた接合孔75
a、75bと移動用接合部48の両側壁に設けた接合孔
51a、51bが重なり合った孔状部にピン52a、5
2bを通してネジ止めして本体部4と移動調節部60と
の結合を堅固にし、かつ本体部4の長さ方向および高さ
方向への移動を阻止する。
【0069】本体部4と移動調節部60は前記の様に一
体化された状態で引き戸2の上角部に埋め込み式に取り
付けられる。この時、本体部4のネジ台座45の右端の
一部は移動調節ケース70の右端の開放口64へ露出し
ている。従って本体部4と移動調節部60が一体化され
て引き戸2に取り付けられた状態では、調節ネジ16の
ネジ頭16aと移動調節ネジ62のネジ頭62aは、引
き戸2の上角部の端から露出しており、両者とも外から
工具を当てて回すことが可能である。
【0070】次に図13を参照して移動調節部60の作
用を説明する。当初の製作誤差および、使用継続による
変形により軌道と引き戸の間の幅方向のずれが大きすぎ
るため、前記の摺動路のガイド部8の開き幅を調整する
のみでは対応出来ず、引き戸2の閉閉具合が満足でない
場合に、以下の調整を行う。
【0071】本体部4と移動調節部60が引き戸2に取
り付けられた時の状態の正断面図は上記の図13(a)
の様であり、平断面図は図13(c)の様である。
【0072】本実施形態の引き戸用反発防止装置50で
は、ネジ頭62aに工具を当てて移動調節ネジ62を回
転させると、ネジ部62bに係合された移動調節スライ
ダー61が引き戸の上端において長さ方向へ直線移動す
る。ここで本実施形態の引き戸用反発防止装置50で
は、移動調節ネジ62のネジ頭62a(係合部)につい
ても引き戸2の端面に露出しているから、移動調節ネジ
62の回動も容易である。すなわち引き戸2を取り外す
ことなく移動調節ネジ62を回転させることができる。
【0073】具体的に説明すると、本実施形態の引き戸
用反発防止装置50では、移動調節ネジ62を正(右)
回転させると移動調節スライダー61は引かれて図の右
方向に移動する。この時、本体部4の移動用接合部48
の下底部の突起49a、49bは移動調節スライダー6
1のスリット74a、74bにそれぞれ係合されている
ので、移動用接合部48を図の斜め手前へ移動させる力
が働くが、移動用接合部48は長さ方向への移動を阻止
されているので、本体ケース4の全体が手前の幅方向に
スライドする。(図13(b)参照))
【0074】移動調節ネジ62を反対(左)回転させる
と移動調節スライダー61は押されて図の左方向に移動
する。この時、突起49a、49bはスリット74a、
74bにそれぞれ係合されているので、移動用接合部4
8を図の斜め奥へ移動させる力が働くが、移動用接合部
48は長さ方向への移動を阻止されているので、本体ケ
ース4の全体が奥の幅方向にスライドする。(図13
(d)参照))
【0075】以上の様に、箱体10内に収容された摺動
路38が移動調節部60により幅方向へ移動されること
により、鴨居1の突起3と摺動路38の幅方向のずれが
修正され、引き戸2を閉じる時の引き2戸が柱・壁に当
たるの衝撃の程度、および引き戸の開閉の円滑さが適正
に調整される。なお上記した実施形態の説明では、調節
ネジ16,移動調節ネジ62は、いずれもCリング4
7,66を使用して軸方向の移動を阻止する構造を採用
したが、Cリング47,66によらずに、つば付きネジ
をしようしてもよい。
【0076】
【発明の効果】本発明の引き戸用反発防止装置では引き
戸を閉じる際に適度のブレーキをかけることができる効
果があり、本発明の引き戸用反発防止装置を引き戸に装
着すると、引き戸を適正な速度に減速し、引き戸が反発
するといった不具合が生じない。
【0077】また前記のブレーキの強度を調整する機構
が設けられているので、引き戸の開閉の円滑の程度を適
切に保つことができる。
【0078】さらに加えて、本発明の引き戸用反発防止
装置は、引き戸側の部分が軌道の幅方向へ移動出来る機
構を備えているので、当初の製作誤差および、使用継続
による変形により軌道と引き戸の間の幅方向のずれが過
大であり、引き戸用反発防止装置の引き戸側部分と敷居
側部分との位置関係が適当でないためブレーキの強度の
調整作用が無効または不十分である場合にも、引き戸用
反発防止装置の引き戸側部分と敷居側部分との位置関係
を調整することにより、引き戸を閉じる時の引き戸が柱
・壁に当たる衝撃の程度、および引き戸の開閉の円滑の
程度を適切に保つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の引き戸用反発防止装置を上部側から見
た斜視図である。
【図2】本発明の引き戸用反発防止装置を下部側から見
た斜視図である。
【図3】図1の引き戸用反発防止装置の帯金及びスライ
ダーの斜視図である。
【図4】図1のA−A断面図及びB−B断面図である。
【図5】本発明の引き戸用反発防止装置を軌道及び引き
戸に設置した状態における図1のC−C断面図であり、
(a)は引き戸の閉止の初期の状況を示し、(b)は引
き戸の閉止の中間段階の状況を示し、(c)は引き戸の
閉止完了時を示す。
【図6】スライダーを移動した時の動作を説明する図1
のC−C断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2の反発防止装置を上部側
から見た斜視図である。
【図8】図1の戸用反発防止装置(移動調節部を含ま
ず)を下部側から見た斜視図である。
【図9】図7の引き戸用反発防止装置の帯金及びスライ
ダーの斜視図である。
【図10】図7のA−A断面図(a)およびB−B断面
図(b)である。
【図11】上記の引き戸用反発防止装置のスライダーを
移動した時の動作を説明する図7のC−C断面図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態3の図7のD−D断面図
(a)およびE−E断面図(b)である。
【図13】上記の引き戸用反発防止装置の本体ケースが
移動調節ケースに収納されたた状態の正断面図(a)お
よびそのA−A断面図(b)〜(d)であり、(b)は
移動調節スライダーにより本体ケースが一方の端にスラ
イドした時の状態を示し、(c)は中央にある時の状態
を示し、(d)は他方の端へスライドした時の状態を示
す。
【図14】本発明の実施の形態2の反発防止装置の移動
調節部60の要部を示す図7の分解斜視図である
【符号の説明】
1 鴨居 2 引き戸 3 突起部 4 本体部 5 帯金 6 嵌合口部 7 弾力調節部 8 ガイド部 9 嵌合部 10 箱体 11 スライダー 12 スリット 13 支持板 14 スライド調節部 15 ネジ孔 16 調節ネジ 17 ネジ部 18a、18b 支持孔 38 摺動路 45 ネジ台座 46a、46b 溝 47 Cリング 48 移動用接合部 49a、49b 突起 60 移動調節部 61 移動調節スライダー 62 移動調節ネジ 63 孔 64 開口 65 移動調節ネジ台座 66 Cリング 67a、67b 溝 70 移動調節ケース 71 平板 72 仕切板 73 ネジ孔 74a、74b スリット 75 接合孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道側に取り付けられる突起部と、引き
    戸側に取り付けられる摺動路と、摺動路の幅を変更する
    調整手段を有し、前記摺動路は弾性体によって狭窄方向
    に付勢されていると共に摺動路の末端に前記突起部が嵌
    合する嵌合部が設けられていることを特徴とする引き戸
    用反発防止装置。
  2. 【請求項2】 摺動路は弾性を有する帯金によって構成
    され、摺動路は前記帯金自身の持つ弾性によって狭窄方
    向に付勢され、さらに摺動路にはテーパ部が設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の引き戸用反発防
    止装置。
  3. 【請求項3】 摺動路は帯金によって構成され、調整手
    段はネジを有していてネジの回動に応じて摺動路の幅が
    増減し、当該ネジの工具との係合部が引き戸の端部に位
    置することを特徴とする請求項2に記載の引き戸用反発
    防止装置。
  4. 【請求項4】 軌道側に取り付けられる突起部と、本体
    部を有し、前記本体部は二以上の解放面を有する本体ケ
    ースと、弾性を有する帯金によって構成された摺動路
    と、調整手段を有し、前記摺動路は本体ケースの内部に
    あってテーパ部を有し、摺動路の末端に前記突起部が嵌
    合する嵌合部が設けられ、調整手段は、ネジによって直
    線移動するスライダーを持ち、当該スライダーは本体部
    内にあって摺動路を構成する帯金の一部と当接しスライ
    ダーの移動に応じて摺動路の幅が増減し、さらに前記ネ
    ジの工具との係合部が本体部の端部に位置することを特
    徴とする引き戸用反発防止装置。
  5. 【請求項5】 スライダーには側面にスリットが設けら
    れ、帯金の一部がスリットを通過しており、スライダー
    の移動に応じて帯金のスリットと当接する部分が絞られ
    ることにより摺動路の幅が増減されることを特徴とする
    請求項4記載の引き戸反発防止装置。
  6. 【請求項6】 帯金は当接部が設けられ、スライダーは
    該当接部において帯金と当接し、スライダーの移動によ
    って帯金が長手方向に圧押され、幅方向へ撓むことによ
    り摺動路の幅が増減されることを特徴とする請求項4記
    載の引き戸反発防止装置。
  7. 【請求項7】 摺動路を軌道の幅方向に平行移動させる
    移動調節手段を設けたことを特徴とする請求項1から請
    求項6のいずれかに記載の引き戸反発防止装置。
  8. 【請求項8】 摺動路は軌道の幅方向へスライド可能で
    あり、かつ長さ方向への移動が規制されており、移動調
    節手段は軸方向へ動く可動部と、ランナーと、前記摺動
    路に対して傾きを持つと共にランナーと係合する移動用
    軌道を有し、移動用軌道又はランナーのいずれか一方は
    摺動路と共に移動し、他方は前記可動部と共に移動し、
    前記摺動路と可動部は移動用軌道とランナーを介して互
    いに係合されており、可動部の軸方向への移動に応じて
    摺動路が軌道の幅方向に移動することを特徴とする請求
    項7記載の引き戸反発防止装置。
  9. 【請求項9】 移動調節手段の可動部は移動調節スライ
    ダーを有すると共に該移動調節スライダーを軸方向に直
    線移動させる移動調節ネジを有し、前記移動調節スライ
    ダーと移動調節ネジは移動調節ケースに内蔵され、摺動
    路は本体ケースに収容され、さらに本体ケースは移動調
    節接合部を有し、該移動調節接合部は幅方向へスライド
    可能で、長さ方向への移動が規制されて移動調節ケース
    に収納され、移動調節接合部の底面と移動調節スライダ
    ーのいずれか一方にランナーとなる突起が設けられ、他
    方に移動用軌道となるスリットが設けられ、移動調節ネ
    ジによる移動調節スライダーの直線移動により摺動路を
    幅方向に平行移動させることを特徴とする請求項8記載
    の引き戸反発防止装置。
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