JP2002087811A - インクジェット記録シート用非晶質シリカ - Google Patents

インクジェット記録シート用非晶質シリカ

Info

Publication number
JP2002087811A
JP2002087811A JP2000220058A JP2000220058A JP2002087811A JP 2002087811 A JP2002087811 A JP 2002087811A JP 2000220058 A JP2000220058 A JP 2000220058A JP 2000220058 A JP2000220058 A JP 2000220058A JP 2002087811 A JP2002087811 A JP 2002087811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amorphous silica
silica
less
particles
distribution ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000220058A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4580072B2 (ja
Inventor
Tadayuki Akasaki
忠行 赤崎
Yuichiro Nakamura
優一郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Silica Corp
Original Assignee
Nippon Silica Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Silica Industrial Co Ltd filed Critical Nippon Silica Industrial Co Ltd
Priority to JP2000220058A priority Critical patent/JP4580072B2/ja
Publication of JP2002087811A publication Critical patent/JP2002087811A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4580072B2 publication Critical patent/JP4580072B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクの吸収性に優れかつ鮮明画像を保った
まま、高濃度配合しても分散液粘度が安定し、分散液粘
度のロット間のばらつきが無く、かつ分散液を製造する
際のトルクの急激な変化も無く安定した非晶質シリカを
提供する。 【解決手段】 インクジェット記録シート用非晶質シリ
カに、水銀法による全細孔容積が2.4ml/g以上
3.2ml/g未満、平均粒子径が4.0μm以上9.
0μm未満、かつ2.52μm未満の粒子の重量分布割
合が全重量の5.0%以下、16.0μm以上の粒子の
重量分布割合が全重量の3.0%以下、窒素吸着法によ
る全細孔容積が1.0ml/g以上2.0ml/g未
満、モード直径が100Å以上300Å未満、4%水懸
濁液のろ液の電気伝導度が50μS/cm未満のものを
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録シー
ト用に使用される非晶質シリカに関し、詳しくはインク
ジェット用紙やフィルムなどの塗工層に填料として使用
される場合に、インク吸収性に優れかつ鮮明画像を保っ
たまま、非晶質シリカの分散液が24.0%以上の高濃
度配合しても安定した粘度が得られ、塗工液の高濃度化
に有用な新規な非晶質シリカを提供する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式によるプリント
は、騒音が少なく、高速記録が可能で、しかも多色化が
容易である等の利点があり、各種プリンター、ファクシ
ミリ等への応用が行われている。
【0003】この用途に用いる記録シートとしては一般
に紙やフィルム等が挙げられるが、例えば通常の上質紙
やコート紙では性能の点で使用困難であり、紙面に付着
したインク液が速やかに紙内に吸収されること、紙面上
でのインク滴の広がりや滲みが抑制されること、濃度の
ある鮮明な画像が形成されること等の特性が要求され
る。このためインクジェット記録シートは基質シート表
面にインク受容層、すなわち塗工層を設けたものが多
く、これらの特性を紙基質の表面の塗工層に与えるため
に、例えば、非晶質シリカのほかにクレー、タルク、炭
酸カルシウム、カオリン、酸性白土、等種々の無機固体
物質が、必要により結着剤と共に基質シート表面に塗工
されている。
【0004】非晶質シリカはこれらの無機固体物質のう
ち最も代表的なもので、各種の物性を有する非晶質シリ
カが多く使用されている。
【0005】非晶質シリカは一般的には乾式製造法によ
って得られる乾式シリカ(無水ケイ酸)と湿式製造法に
よって得られる湿式シリカ(含水ケイ酸)に分類でき、
さらに湿式シリカに属するシリカには、製法により沈降
法シリカとゲル法シリカに分類出来る。これらは製造条
件によりシリカの多孔構造、比表面積、表面状態等を様
々にコントロールし、使用目的に合った使われ方をして
いる。
【0006】このインクジェット記録方式によるプリン
トに使用される記録シートに要求される特性としては、
インクジェット記録シートの表面に形成された塗工層に
付着したインク滴が、速やかに内部に吸収され、且つで
きる限り表面近傍にインクが留まれることが必要になっ
てくるとともにドットの真円性が保たれ、にじみがな
く、色彩性が良いなどが挙げられる。
【0007】インクジェット記録紙用として適したシリ
カとしては、例えば、特公平5−71394号公報で
は、平均粒子径が2.5〜3.5μm、窒素吸着による
細孔測定で60〜130Åの範囲内の細孔が全細孔の2
0%以上であり、吸油量が250ml/100g以上の
無定型シリカ(非晶質シリカ)をインクジェット記録紙
用填料に用いることが提案されている。
【0008】また、特開平9−95042号公報では、
BET比表面積が270〜400m 2 /g、水銀圧入法
で測定された細孔半径のピーク位置が37.5〜75
Å、平均粒子径が3.5μmを超えて、10μm以下の
範囲である非晶質シリカが提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、上述
したような物性を有する非晶質シリカであっても、イン
クの吸収性に優れ、鮮明な画像は得られるものの、高濃
度配合が困難であったり、とくにシリカ濃度を24.0
%以上に高濃度配合した時の粘度が安定化しなかったり
する現象、すなわち、分散トラブルがしばしば発生し、
生産性の低下を引き起こしていた。本発明が解決しよう
とする、インクの吸収性に優れ、かつ鮮明な画像を保っ
たまま、非晶質シリカの分散が24.0%以上の高濃度
配合しても安定した粘度が得られ、生産性のよい塗工液
の高濃度化に有用であるには不充分であった。
【0010】一般にインクジェット記録シートの塗工層
に使用される塗工液は、非晶質シリカを含む填料と水ま
たは有機溶媒を含む水の分散液を調整し、次いでバイン
ダーを加えて塗工液とするが、現状の非晶質シリカを用
いて分散液を調整すると、同一配合条件でも分散液の粘
度が高くなったり、或いはロット間のばらつきが大きい
などの問題が発生し、塗工液を製造する際の作業性を悪
化させる原因となっている。そればかりか、分散液を製
造する際にも非晶質シリカを投入すると、攪拌機のトル
クが急激に上昇し、分散液の粘度が安定するまでに時間
がかかるなどの現象がしばしば観察された。
【0011】特に大量生産(大量塗工や高速塗工)を行
う場合には、填料をできるだけ高濃度に配合出来る方が
良いが、分散液の粘度が不安定になると非晶質シリカを
高濃度に配合することが困難になり、結果的に作業性及
び生産性を悪化させてしまう。
【0012】分散液粘度を安定化させる方法としては、
例えば填料濃度を低くし、分散液粘度を低くすること
が、誤差範囲も小さくなり最も適当な方法と言える。し
かしこの場合、填料濃度を低くしなければならないため
に、結果としてバインダーを加えて塗工液にした際に一
度に塗工できる量が少なくなってしまい生産性を悪化さ
せてしまう。また、填料濃度が低い場合は塗工層を乾燥
するための熱エネルギーコストがかかってしまうために
あまり好ましくない。
【0013】一方、非晶質シリカの平均粒子径を大きく
したり、吸油量を低くすることによっても分散液の粘度
は高濃度でも安定化させることができる。しかし平均粒
子径を大きくすることにより、ドットが粗くなり、画像
鮮明性が低下したり、吸油量を低くすることによって、
インク吸収性が不充分となり、画像鮮明性が低下する等
の問題が発生し、インク吸収性、画像鮮明性、を追求す
れば、非晶質シリカ物性は、小粒子径・高吸油量化し、
高濃度分散、高濃度分散時粘度の安定化、を追求すれ
ば、大粒径・低吸油量化する相反する物性のコントロー
ルを余儀なくされていた。
【0014】このような問題を解決する方法として、特
願平11−292011に開示されるような、BET比
表面積が270m2 /g以上320m2 /g未満であ
り、かつ4%水懸濁液のろ液の電気伝導度が50μS/
cm未満の非晶質シリカを用いる方法も挙げられるが、
このような非晶質シリカを用いることは、17〜23%
程度の高濃度分散液では非常に有用な方法である。しか
し需要家の間からは、例えば高級インクジェット用紙や
光沢調のインクジェット用紙あるいはフィルムなど、一
般的なインクジェットシートと比べて、非晶質シリカの
塗工量を多くしたいシートでも、一度に大量塗工可能と
すること、例えば24%以上のより高濃度の分散液を調
製し、この状態で安定した粘度が得られるようにできる
非晶質シリカが求められていた。
【0015】そこで本発明者は、インクの吸収性に優れ
かつ鮮明画像を保ったまま、非晶質シリカを高濃度配合
した場合でも安定した分散液粘度が得られるような非晶
質シリカを提供するために鋭意研究を行った結果、第1
に非晶質シリカの二次粒子(一次粒子凝集体)が形成す
る構造性の指標である、水銀法による細孔容積を特定す
ること、第2に二次粒子の大きさを特定し、さらに2.
52μm未満の粒子の存在量及び16.0μm以上の粒
子の存在量を特定することにより、インクの吸収性に優
れかつ鮮明画像を保ったまま、非晶質シリカを24.0
%以上の高濃度配合した場合でも安定した分散液粘度が
得られ、高濃度配合を行った場合でも分散液粘度のロッ
ト間のばらつきが無く、かつ分散液を製造する際のトル
クの急激な変化も無く安定した非晶質シリカを得られる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0016】また上記に加えて、第3に非晶質シリカの
一次粒子が形成する構造性の指標である、窒素法による
細孔容積、そのモード径の位置、を特定すること、第4
に非晶質シリカに含まれる、水溶性不純物の総量の指標
である非晶質シリカ4%懸濁液の電気伝導度を特定する
ことの条件を満足することで、より優れた効果を奏する
ことを見出した。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録シート用シリカは、後述の内容により特定されるも
のである。 (1)水銀法による全細孔容積が2.4ml/g以上
3.2ml/g未満で、平均粒子径が4.0μm以上
9.0μm未満であり、かつ2.52μm未満の粒子の
重量分布割合が、全重量の5.0%以下であり、16.
0μm以上の粒子の重量分布割合が全重量の3.0%以
下であることを特徴とするインクジェット記録シート用
非晶質シリカ。 (2)上記(1)の発明において、窒素吸着法による全
細孔容積が1.0ml/g以上2.0ml/g未満で、
モード直径が100Å以上300Å未満であり、かつ4
%水懸濁液のろ液の電気伝導度が50μS/cm未満で
あることを特徴とするインクジェット記録シート用非晶
質シリカ。
【0018】上記の発明(1)において、非晶質シリカ
二次粒子の形成する凝集体の構造指標である、水銀法に
よる全細孔容積は、2.4ml/g以上3.2ml/g
未満が好ましい。より好ましくは、2.6ml/g以上
3.0ml/g未満が好ましい。
【0019】細孔容積が2.4ml/g未満の場合、二
次粒子の形成する構造が発達していないためか、分散液
粘度は低いもののインク吸収性能が不充分となり、鮮明
な画像を得ることができない。一方3.2ml/g以上
の場合、二次粒子の形成する構造が発達しているため
か、24%以上の高濃度分散を行うと、分散液粘度が高
くなり好ましくない。さらに、最も好ましいのは、水銀
細孔分布において、細孔半径2,000〜20,000
Åの範囲の細孔が1.2ml/g以上のものが、最も粘
度が低く、鮮明な画像が得られる。
【0020】非晶質シリカ二次粒子の大きさを表す平均
粒子径は、4.0μm以上9.0μm未満が好ましい。
より好ましくは、4.5μm以上8.0μm未満が好ま
しい。ここでいう平均粒子径とは、コールターカウンタ
ー法による平均粒子径をいい、当業界では広く一般的に
使用されている測定方法である。
【0021】平均粒子径が、4.0μm未満の場合は、
2.52μm未満の粒子の重量分布割合を5.0%以下
に調整しようとした場合、極めて狭い範囲に粒子をコン
トロールしなければならず、生産が困難で工業的に有効
でない。一方9.0μm以上では、高い印字濃度が得ら
れるもののドットの形状が安定せず、滲みの少ない鮮明
な画像を得ることができない。
【0022】また、2.52μm未満の粒子の重量分布
割合は、5.0%以下、より好ましくは4.0%以下が
良い。さらに、最も好ましいのは、個数分布において、
2.52μm未満の粒子の個数割合が、全個数の65%
以下のものが最も良い。
【0023】2.52μm未満の粒子の重量分布割合
が、5%より多い場合は、上述した如き構造を有する非
晶質シリカの場合は、24.0%以上の高濃度分散液の
粘度が上昇し、好ましくない。
【0024】逆に、16.0μm以上の粒子の重量分布
割合が3.0%以下、より好ましくは2.0%以下が良
い。
【0025】16.0μm以上の粒子の重量分布割合が
3.0%より多い場合もまた、ドットの形状が安定せ
ず、滲みの少ない鮮明な画像を得ることができない。
【0026】また、上記の発明(2)において、非晶質
シリカ一次粒子の形成する凝集体の構造指標である、窒
素法による全細孔容積は、1.0ml/g以上2.0m
l/g未満が好ましい。より好ましくは、1.2ml/
g以上1.8ml/g未満とされる。
【0027】全細孔容積が1.0ml/g未満の場合、
インクの吸収性能が不充分となって、インクは塗工層表
面でにじみ、画像の鮮明さが損なわれる傾向となり、一
方2.0ml/g以上の場合は、逆にインクの吸収性能
が高すぎて、塗工層の内部にまで、必要以上のインクが
吸収されるために、発色が不充分となり、画像の鮮明さ
が損なわれる傾向となるので、上記の範囲が好ましい。
【0028】また、上述の細孔のモード径は100Å以
上300Å未満が好ましい。より好ましくは、130Å
以上200Å未満が好ましい。モード径が100Å未満
の場合は、インクを有効に吸収するための細孔が少なく
なるためか、細孔容積が小さい時と同様、インクの吸収
性能が不充分となり、画像の鮮明さが損なわれる傾向と
なり、一方300Å以上の場合は、塗工後の乾燥時に細
孔の収縮が起きるためか、塗工表面に亀裂が生じ好まし
くないので、上記の範囲とされる。
【0029】非晶質シリカ中の水溶性不純物量の指標で
ある、非晶質シリカ4%水懸濁液の電気伝導度は、50
μS/cm未満、好ましくは30μS/cm未満が好ま
しい。
【0030】なお、4%(wt%)水懸濁液の電気伝導
度とは、非晶質シリカ(通常105℃で2時間乾燥した
ときの加熱減量が6%以下)4.0gに蒸留水50ml
を加えて数分間煮沸し、冷却後さらに蒸留水を加えて全
体を100mlとした後、該懸濁液をろ過したろ液の電
気伝導度(25℃)をいう。
【0031】電気伝導度が50μS/cm以上の場合、
分散液粘度の急激な上昇や粘度のばらつきが観察され、
塗工液を製造する際の作業性や生産性を著しく悪化させ
てしまうため好ましくない。
【0032】本発明のインクジェット記録シート用非晶
質シリカの窒素吸着法による細孔容積及び細孔直径のモ
ード径は、例えば特開平9−30809号公報に記載さ
れている公知の技術を用いてコントロールすることがで
きる。
【0033】さらに、二次粒子の凝集構造の指標であ
る、水銀細孔容積は、一次粒子の大きさをコントロール
すると同時に、本発明による所の平均粒子径及び2.5
2μm未満,16.0μm以上重量の粒子をコントロー
ルすることにより得ることができる。
【0034】一次粒子の大きさは、非晶質シリカの場
合、その形状を球として考えると、窒素吸着法により、
BET比表面積を測定し、下記の式により計算すること
ができる。
【0035】6000/(ρ×A)=D ρ:非晶質シリカ真比重(g/ml) A:BET比表面積(m2 /g) D:非晶質シリカ一次粒子直径(nm) 水銀細孔のコントロールは、本方法にのみ限定されるも
のではないが、BET比表面積は、250m2 /g以上
400m2 /g未満が、粒子径2.52μm未満の粒子
重量等、他物性とのバランスを考慮した場合好ましい一
次粒子の大きさである。
【0036】上記の本発明(1),(2)の非晶質シリ
カは、上記範囲を満足するものであれば他の物性は特に
限定されない。
【0037】本発明のシリカの製造方法も特に限定され
るものではなく、先述の湿式製造法による製造方法が適
用出来る。
【0038】湿式製造法のうち、沈降法シリカの製造方
法は、例えば、あらかじめ一定量の温水を張り込んだ反
応槽中に、一定のpHと温度を保ちながら珪酸アルカリ
水溶液と鉱酸とを一定時間添加する同時滴下方法と、一
定濃度にあらかじめ調整して反応槽中に張り込んだ珪酸
アルカリ水溶液(または鉱酸)に対して鉱酸(または珪
酸アルカリ水溶液)を一定時間滴下する片側滴下方式等
が利用できる。
【0039】ただし、このような方法で析出した非晶質
シリカは本発明の目的から考えてもその反応スラリー
(シリカスラリー)中に残留するアルカリイオン、酸性
イオン、塩類などを除去するためにろ過、水洗を十分に
行わなければならない。水洗後は乾燥、粉砕し必要に応
じて分級することで最終的に目的とする非晶質シリカを
製造することができる。
【0040】また、ゲル法シリカの製造方法は例えば、
珪酸ソーダ水溶液と鉱酸とをノズルを用いて急速に剪
断、混合することにより、シリカヒドロゾルが形成さ
れ、このシリカヒドロゾルを数時間放置する事によりシ
リカヒドロゲルを得る方法が利用できる。このシリカヒ
ドロゲルをアルカリイオン、酸性イオン、塩類などを除
去するための中和等を含めた水洗を十分に行い、その後
BET比表面積や細孔を調節するための水熱処理等を行
ったのち、乾燥、粉砕し、必要に応じて分級することで
最終的に目的とする非晶質シリカを製造する。
【0041】水洗方法も特に限定されるものではない
が、水洗水として利用する水は電気伝導度が10〜10
0μS/cmのものを用い、十分に水洗するのが好まし
い。
【0042】水洗水の電気伝導度が100μS/cmを
超えた水洗水を用いると、非晶質シリカの4%水懸濁液
の電気伝導度を50μS/cm未満にするための水洗時
間がより長くなるために非晶質シリカの製造工程上好ま
しくない。例を挙げると水洗水の電気伝導度が2倍にな
れば非晶質シリカの4%水懸濁液の電気伝導度を50μ
S/cm未満にするための時間は4倍以上になる。ま
た、10μS/cm未満の水洗水とは、純水あるいは純
水に近い水を指し、創水コストの面で好ましくないし水
洗時間も極端に短くはならない。より好ましくは電気伝
導度が20〜80μS/cmの範囲内で一定の電気伝導
度を有する水洗水を用いて一定時間の水洗を施すことが
よい。
【0043】沈降法シリカとゲル法シリカを比較した場
合、本発明者の経験則によれば、本発明が示すところに
よる物性を有する非晶質シリカであれば、いずれの方法
の非晶質シリカも同様の傾向にあるが、製造工程を考え
ればゲル法シリカの方が、細孔・平均粒子径・粒度分布
・電気伝導度等のコントロールが容易で、適した方法と
いえる。
【0044】本発明の非晶質シリカを用いて基質シート
上に塗工する方法も特に限定されることはない。
【0045】一般には非晶質シリカのほかに他の填料、
定着剤、耐水性付与剤等の添加剤等を加えてpHが中性
〜アルカリ性の分散液としたのち、バインダー水溶液を
加えて塗工液として使用されている。
【0046】バインダーとしては、ポリビニルアルコー
ル(PVA)、澱粉、ポリアクリルアミド(PAM)、
水溶性セルロース類等の水溶性樹脂が一般に使用され
る。
【0047】分散媒としては一般に水やアルコール類な
どの有機溶媒が単独あるいは併用して使用される。
【0048】また、塗工液中のバインダー濃度は一般に
3〜20wt%、非晶質シリカ濃度は3〜30wt%の
範囲内で必要に応じて調整され、使用されている。
【0049】これらの塗工液は、基質シート上に固形分
重量として1〜50g/m2 の割合で一層あるいは二層
以上塗工され、乾燥後、カレンダリングを行ってインク
ジェット記録シートとなる。
【0050】
【実施例】以下本発明を具体的に説明するために実施例
および比較例を挙げて説明するが、もちろんこれらに限
定されるものではない。なお各物性値等の測定は次に示
す方法により実施し、実施例及び比較例で得られた非晶
質シリカの物性値は表1に示した。
【0051】●4%水懸濁液の電気伝導度 50ml蒸留水(電気伝導度1μS/cm以下)中に4
gの非晶質シリカ(105℃,2時間後の加熱減量が6
%以下)を添加し、よく混合した後5分間煮沸処理し
た。その後蒸留水を用いて全容量を100mlに調整し
た後ろ別する。このろ液について、電気伝導度計(堀場
製作所製:型式 DS−15)を用いて測定した(測定
温度25℃)。
【0052】●平均粒子径 コールターマルチサイザーII(Coulter Ele
ctronics Ltd.製;コールターカウンター
法)を用いて測定した。粒子の最大粒径が30μm以内
(シリカ平均粒径でおよそ1〜7μm)のものは50μ
mのアパーチャーチューブを用い、粒子の最大粒径が4
2μm以内(平均粒径でおよそ4〜13μm)のものは
70μmのアパーチャーチューブを用いた(アパーチャ
ーチューブの大きさにより最適測定範囲、及び測定限界
があるため)。
【0053】なお、試料の分散は40秒間の超音波分散
を行い、分散は付属のIsoton−II液を使用した。
【0054】上述の方法で測定した粒度分布における、
重量積算値の50%の値を平均粒子径とした。
【0055】●窒素吸着法によるBET比表面積、全細
孔容積、モード直径測定 島津製作所製ASAP2400を用いて、非晶質シリカ
を200℃、100ミリトール以下の条件で2時間脱気
した後、窒素の吸脱着曲線を測定し、その結果から、B
ET比表面積および全細孔容積を求めた。
【0056】また、細孔分布を、Barrett−Jo
yner−Halenda法、J.Am.Chem.S
oc.,73,373(1951)記載の方法を用いて
求め、縦軸に細孔量、横軸に細孔直径をとり、最も細孔
量の多い細孔直径をモード直径とした。
【0057】●水銀(圧入)法による全細孔容積測定 非晶質シリカを105℃、2時間乾燥した後、ポロシメ
ーター2000((株)アムコ社製)を用いて細孔分布
を測定し、全細孔容積を求めた。
【0058】●基質シート(紙)への塗工方法 0.01N(規定)の水酸化ナトリウム水溶液150g
に非晶質シリカ48gを投入し、ハイスピードミキサー
で2,000rpm、10分間分散を行い、24.2%
分散液とした。この分散液の2分の1量(99g)をポ
リビニルアルコール((株)クラレ社製PVA117)
の14%水溶液70gを入れた容器中に投入し、調整水
として蒸留水を25g加え、ハイスピードミキサーで
1,000rpm、10分間の攪拌を行い塗工液とし
た。
【0059】この塗工液を秤量66g/m2 のPPC用
紙にNo.30バーコーターを用いて塗工(塗工量;約
13g/m2 )し、風乾した。風乾後、線圧20kg/
cmでカレンダリングを行ない塗工紙を得た。
【0060】●分散液の粘度測定 前項記載の分散液の残りを50ccのトールビーカーに
入れB型粘度計((株)東京計器社製)でNo.3ロー
ター、60rpm、の条件で60秒後の粘度測定(A)
を行った後さらに120秒後(測定開始から3分後)の
粘度測定(B)を行った。
【0061】ここで、B/A=0.90〜1.03のと
き塗工液の粘度が安定しているとみなして○、そうでな
い場合は粘度が安定していないとみなして×とした。
【0062】●インクジェット記録方法 エプソン社製のPM−2000Cプリンターを用いて印
字した。印字パターンはブラック、イエロー、シアン、
マゼンダの各単色及びこれらの混合色のベタ塗り(3c
m×3cmでベタ塗り間のにじみが観察できるようにし
たもの)と、階調をつけたブラック、イエロー、シア
ン、マゼンダの各単色ドット、及びこれら4色を混合し
たドットについて印字した。
【0063】このように印字した画像について次の項目
の評価を行った。
【0064】(a)インクの吸収性と滲み 印字画像についてドットおよびベタぬり部分、あるいは
ベタぬり間をビデオマイクロスコープ(スカラ
((株))社製VMS−70A)による肉眼観察を行い
次のような評価基準で評価を行った。
【0065】○…ドットが重なった部分や、ベタぬり間
の境界部分でもインクが流れ出したり滲んでいない。
【0066】△…特定の色と色が重なった場合、滲むこ
とがある。
【0067】×…ドットの重なった部分や、ベタぬり間
の境界部分が全体的ににじんでいる。
【0068】(b)印字濃度(参考値) ブラック、イエロー、シアン、マゼンダの各単色ベタ塗
りの印字濃度測定をグレタグマクベス反射濃度計RD−
918を用いて行った。
【0069】実施例1 SiO2 濃度25wt%、SiO2 /Na2 Oモル比
3.3の珪酸ソーダ水溶液と40wt%の硫酸水溶液を
過剰硫酸が0.6Nになるように混合させシリカヒドロ
ゾルを得た。
【0070】このシリカヒドロゾルをしばらく放置し、
シリカヒドロゲルを得たのち、90℃、pH9.5の条
件で12時間の水熱処理後、アルカリを除去するために
過剰硫酸が0.03Nになるまで硫酸を加え、さらに6
0℃で1時間放置した。その後充分な水洗を行い、純粋
なシリカヒドロゲルを得た。
【0071】このシリカヒドロゲルを、水分が10%に
なるまで、乾燥機を用いて乾燥した後、過熱蒸気を用い
たジェットミルにより粉砕し、さらに風力分級機を用い
て分級を行い、平均粒子径6.6μm、2.52μm未
満の粒子の重量分布割合が3.0%、かつ16.0μm
以上の粒子の重量分布割合が0.1%のゲル法シリカを
得た。
【0072】得られたゲル法シリカの物性及び塗工した
時の粘度、さらにインクジェット紙としての性能を表3
に記載した。
【0073】実施例2 実施例1で得られたのと同じシリカヒドロゲルを、付着
水分が25%になるまで乾燥し、これを、過熱蒸気を用
いたジェットミルにより粉砕し、さらに風力分級機を用
いて分級を行い、平均粒子径6.7μm、2.52μm
未満の粒子の重量分布割合が3.8%、かつ16.0μ
m以上の粒子の重量分布割合が0.1%のゲル法シリカ
を得た。
【0074】得られたゲル法シリカの物性及び塗工した
時の粘度、さらにインクジェット紙としての性能を表3
に記載した。
【0075】また、参考として実施例2で得られた非晶
質シリカの粘度分布、水銀法による細孔分布を、下記表
1,表2及び図1〜2に示した。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】実施例3 実施例1で得られたのと同じシリカヒドロゲルを、付着
水分が50%になるまで乾燥し、これを、過熱蒸気を用
いたジェットミルにより粉砕し、さらに風力分級機を用
いて分級を行い、平均粒子径6.3μm、2.52μm
未満の粒子の重量分布割合が4.6%、かつ16.0μ
m以上の粒子の重量分布割合が0.0%のゲル法シリカ
を得た。
【0079】得られたゲル法シリカの物性及び塗工した
時の粘度、さらにインクジェット紙としての性能を表3
に記載した。
【0080】比較例1 実施例1で得られたのと同じシリカヒドロゲルを、付着
水分が70%になるまで乾燥し、これを、過熱蒸気を用
いたジェットミルにより粉砕し、さらに風力分級機を用
いて分級を行い、平均粒子径6.0μm、2.52μm
未満の粒子の重量分布割合が4.3%、かつ16.0μ
m以上の粒子の重量分布割合が0.8%のゲル法シリカ
を得た。
【0081】得られたゲル法シリカの物性及び塗工した
時の粘度、さらにインクジェット紙としての性能を表4
に記載した。
【0082】比較例2 SiO2 濃度13.0wt%、SiO2 /Na2 Oモル
比3.55の珪酸ソーダ水溶液0.7リットルと温水1
45リットルを仕込み、これを60℃に加温し充分に攪
拌を行った。次いで珪酸ソーダ水溶液73リットルと濃
度49%の硫酸5.6リットルとを攪拌を行いながら1
60分間にわたり同時に添加して中和反応を行った。そ
の後、さらに硫酸を添加して含水珪酸スラリーのpHを
3.5にして全反応を終了した。
【0083】このようにしてできたシリカスラリーをフ
ィルタープレスでろ過、水洗を行いシリカケークを得
た。このシリカケークを再度水に懸濁し、該懸濁液のp
Hが4.0以下になるまで硫酸を加えた後、炭酸アンモ
ニウム水溶液を加えてpHを7.0以上にした後、ヌッ
チェを用いてろ過、水洗を行った。水洗後は静置乾燥を
行い乾燥後は粉砕し、さらに風力分級機を用いて分級を
行い、平均粒子径6.0μm、2.52μm未満の粒子
の重量分布割合が4.9%、かつ16.0μm以上の粒
子の重量分布割合が2.3%の沈降法シリカを得た。
【0084】得られた沈降法シリカの物性及び塗工した
時の粘度、さらにインクジェット紙としての性能を表4
に記載した。
【0085】比較例3 実施例1で得られたのと同じシリカヒドロゲルを70
℃、pH9.5の条件で12時間の水熱処理した以外は
同様の条件で、純粋なシリカヒドロゲルを得た。
【0086】このシリカヒドロゲルを、水分が10%に
なるまで、乾燥機を用いて乾燥した後、過熱蒸気を用い
たジェットミルにより粉砕し、さらに風力分級機を用い
て分級を行い、平均粒子径12.5μm、2.52μm
未満の粒子の重量分布割合が3.2%、かつ16.0μ
m以上の粒子の重量分布割合が7.1%のゲル法シリカ
を得た。
【0087】得られたゲル法シリカの物性及び塗工した
時の粘度、さらにインクジェット紙としての性能を表4
に記載した。
【0088】比較例4 実施例1で得られたのと同じシリカヒドロゲルを、付着
水分が70%になるまで乾燥し、これを、過熱蒸気を用
いたジェットミルにより粉砕し、さらに風力分級機を用
いて分級を行い、平均粒子径3.0μm、2.52μm
未満の粒子の重量分布割合が28.3%、かつ16.0
μm以上の粒子の重量分布割合が0.0%のゲル法シリ
カを得た。
【0089】得られたゲル法シリカの物性及び塗工した
時の粘度、さらにインクジェット紙としての性能を表4
に記載した。
【0090】比較例5 実施例1で得られたのと同じシリカヒドロゲルを、水熱
処理を実施せずに、純粋なシリカヒドロゲルを得た。
【0091】このシリカヒドロゲルを、水分が10%に
なるまで、乾燥機を用いて乾燥した後、過熱蒸気を用い
たジェットミルにより粉砕し、さらに風力分級機を用い
て分級を行い、平均粒子径4.2μm、2.52μm未
満の粒子の重量分布割合が3.0%、かつ16.0μm
以上の粒子の重量分布割合が0.0%のゲル法シリカを
得た。
【0092】得られたゲル法シリカの物性及び塗工した
時の粘度、さらにインクジェット紙としての性能を表4
に記載した。
【0093】比較例6 実施例1で得られたのと同じシリカヒドロゲルを、付着
水分が25%になるまで乾燥し、これを、過熱蒸気を用
いたジェットミルにより粉砕し、さらに風力分級機を用
いて分級を行い、平均粒子径6.2μm、2.52μm
未満の粒子の重量分布割合が6.3%、かつ16.0μ
m以上の粒子の重量分布割合が2.0%のゲル法シリカ
を得た。
【0094】得られたゲル法シリカの物性及び塗工した
時の粘度、さらにインクジェット紙としての性能を表4
に記載した。
【0095】比較例7 実施例1で得られたのと同じシリカヒドロゲルの水洗
を、付着水分が50%になるまで乾燥し、これを過熱上
記を用いたミルにより粉砕し、さらに風力分級機を用い
て分級を行い平均平均粒子径6.0μm、2.52μm
未満の粒子の重量分布割合が4.8%、かつ16.0μ
m以上の粒子の重量分布割合が3.4%のゲル法シリカ
を得た。
【0096】得られたゲル法シリカの物性及び塗工した
時の粘度、さらにインクジェット紙としての性能を表4
に記載した。
【0097】
【表3】
【0098】
【表4】
【0099】
【発明の効果】以上の説明より分かるように、本発明の
非晶質シリカは、インクジェット記録シートの塗工層に
使用される塗工液を製造する際の分散液を高濃度に配合
しても安定した粘度が得られるため、結果として特に塗
工量の多い高級インクジェット用紙、光沢調のインクジ
ェット用紙あるいはフィルムなどのシート用塗工液の高
濃度配合が可能でしかも安定した粘度が得られるという
効果がある。
【0100】また、上記の塗工作業性に優れていなが
ら、インク吸収性に優れ、かつ鮮明な画像を形成するこ
とが出来るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2で得られた非晶質シリカの粒度分布を
示した図。
【図2】実施例2で得られた非晶質シリカの水銀法によ
る細孔分布を示した図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水銀法による全細孔容積が2.4ml/
    g以上3.2ml/g未満で、平均粒子径が4.0μm
    以上9.0μm未満であり、かつ2.52μm未満の粒
    子の重量分布割合が、全重量の5.0%以下であり、1
    6.0μm以上の粒子の重量分布割合が全重量の3.0
    %以下であることを特徴とするインクジェット記録シー
    ト用非晶質シリカ。
  2. 【請求項2】 窒素吸着法による全細孔容積が1.0m
    l/g以上2.0ml/g未満で、モード直径が100
    Å以上300Å未満であり、かつ4%水懸濁液のろ液の
    電気伝導度が50μS/cm未満であることを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェット記録シート用非晶質シ
    リカ。
JP2000220058A 2000-07-12 2000-07-21 インクジェット記録シート用非晶質シリカ Expired - Lifetime JP4580072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000220058A JP4580072B2 (ja) 2000-07-12 2000-07-21 インクジェット記録シート用非晶質シリカ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000210938 2000-07-12
JP2000-210938 2000-07-12
JP2000220058A JP4580072B2 (ja) 2000-07-12 2000-07-21 インクジェット記録シート用非晶質シリカ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002087811A true JP2002087811A (ja) 2002-03-27
JP4580072B2 JP4580072B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=26595862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000220058A Expired - Lifetime JP4580072B2 (ja) 2000-07-12 2000-07-21 インクジェット記録シート用非晶質シリカ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4580072B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126281A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Tosoh Silica Corp 非晶質シリカ
JP2005220010A (ja) * 2004-01-07 2005-08-18 Mitsubishi Paper Mills Ltd シリカ分散液及びそれを用いたインクジェット記録材料

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0375215A (ja) * 1989-08-17 1991-03-29 Nippon Shirika Kogyo Kk 多孔質シリカの製造法
JPH0437603A (ja) * 1990-05-29 1992-02-07 Mizusawa Ind Chem Ltd 分散性に優れた非晶質シリカ系填料
JPH0571394B2 (ja) * 1984-12-14 1993-10-07 Tokuyama Soda Kk
JPH10324517A (ja) * 1997-05-22 1998-12-08 Mizusawa Ind Chem Ltd 破砕法によるシリカゲル粒子、その製法及びその用途

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0571394B2 (ja) * 1984-12-14 1993-10-07 Tokuyama Soda Kk
JPH0375215A (ja) * 1989-08-17 1991-03-29 Nippon Shirika Kogyo Kk 多孔質シリカの製造法
JPH0437603A (ja) * 1990-05-29 1992-02-07 Mizusawa Ind Chem Ltd 分散性に優れた非晶質シリカ系填料
JPH10324517A (ja) * 1997-05-22 1998-12-08 Mizusawa Ind Chem Ltd 破砕法によるシリカゲル粒子、その製法及びその用途

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126281A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Tosoh Silica Corp 非晶質シリカ
JP4590179B2 (ja) * 2003-10-23 2010-12-01 東ソー・シリカ株式会社 非晶質シリカ
JP2005220010A (ja) * 2004-01-07 2005-08-18 Mitsubishi Paper Mills Ltd シリカ分散液及びそれを用いたインクジェット記録材料
JP4648708B2 (ja) * 2004-01-07 2011-03-09 三菱製紙株式会社 シリカ分散液

Also Published As

Publication number Publication date
JP4580072B2 (ja) 2010-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2877740B2 (ja) 被記録媒体及びこれを用いた画像形成方法、印字物
JP2670454B2 (ja) 被記録材及びこれを用いた記録方法
EP1114794A1 (en) Moniliform silica sol, process for producing the same, and ink-jet recording medium
JPH0999627A (ja) 被記録媒体、その製造方法及び画像形成方法
JP2010501651A (ja) アルミニウム酸化物の分散液、被覆組成物およびインク吸収媒体
KR101003264B1 (ko) 콜로이드성 실리카를 포함하는 코팅 조성물 및 이로부터제조된 광택이 있는 잉크 제트 기록 시이트
JP4158274B2 (ja) シリカ微粒子分散液の製造方法
JPH0571394B2 (ja)
JP3046060B2 (ja) 微粉末状アルミナ系複合酸化物、その製法及びインクジェット記録紙用填料
JP4199885B2 (ja) インクジェット記録シート用非晶質シリカおよびその製造方法
JP4580072B2 (ja) インクジェット記録シート用非晶質シリカ
JP4439041B2 (ja) 軽質炭酸カルシウム及びそれを用いたインクジェット用記録紙
JP2005520719A (ja) コロイド状シリカ含有コーティング用組成物およびこれから製造した光沢のあるインクジェット記録用シート
JP2006232592A (ja) シリカ微粒子分散液の製造方法
JP3324937B2 (ja) インクジェット記録用紙用填料
JP5693005B2 (ja) 表面処理炭酸カルシウム及びインクジェット印刷記録媒体
JP2005528996A (ja) コロイド状シリカ含有コーティング用組成物およびこれから製造した光沢のあるインクジェット記録用シート
JPH0452231B2 (ja)
JP4085883B2 (ja) インクジェット記録シート
JP2000127615A (ja) カラーインクジェット用紙用充填剤
JP3880736B2 (ja) インクジェット記録紙用充填剤及びこれを用いた記録用紙
JP2006289779A (ja) インクジェット記録用シート
JP4235337B2 (ja) インクジェット記録シート用填料
JP2003191617A (ja) インクジェット記録シート
JP3854879B2 (ja) カチオン性シリカ微粒子凝集体分散液の製造方法及び記録用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070315

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100827

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4580072

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term