JP2002087660A - ウェブつなぎ装置の接合テープセット装置 - Google Patents

ウェブつなぎ装置の接合テープセット装置

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JP2002087660A
JP2002087660A JP2000275898A JP2000275898A JP2002087660A JP 2002087660 A JP2002087660 A JP 2002087660A JP 2000275898 A JP2000275898 A JP 2000275898A JP 2000275898 A JP2000275898 A JP 2000275898A JP 2002087660 A JP2002087660 A JP 2002087660A
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tape
joining
web
holding surface
base
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JP2000275898A
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English (en)
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Masato Takano
正人 高野
Masashi Kuze
昌司 久世
Terunao Tsuchiya
輝直 土屋
Masayuki Murata
村田  正幸
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で接合テープをテープ台上にたる
むことなくセットすることを可能とする、簡単な構造の
接合テープセット装置を提供する。 【解決手段】 テープ台15の一端近傍に、接合テープ
9を繰り出す接合テープリールとテープカッタ24を備
えたテープ供給手段16を配置し、他端にテープ固定ピ
ン31を有する第一テープホルダ17を配置し、更にテ
ープカッタ24の近傍にテープ押えピン35を備えた第
二テープホルダ18を配置する構成とする。この構成に
より、接合テープ9を手で引き出してテープ固定ピン3
1の下からテープ固定ピンに接着固定し、テープ押えピ
ン35で接合テープ9をテープ台15に押し付けること
で接合テープ9を切断すると共にそのテープ押えピン3
5に接着固定でき、接合テープをたるみのない状態に保
持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブ加工機等の
ように紙、フィルム等のウェブを取り扱う装置において
ウェブをつなぎ合わせる装置に関し、特に、接合テープ
をウェブのつなぎ目に貼り付ける際に用いるテープ台に
対して、接合テープをセットするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェブ加工機等において、新しい原反ロ
ールから引き出したウェブを、機械に通しているウェブ
につなぎ合わせるとか、ウェブ中の不良部分等を切り取
ってその前後のウェブの端部同志をつなぎ合わせるとい
ったウェブつなぎ作業が行われている。つなぎ仕様とし
ては、一方のウェブの後端と他方のウェブの先端とを、
ウェブの絵柄を合わせた状態で突き合わせ、その両面に
接合テープ(通常、片面に粘着剤層を備えたテープ)を
貼るものが多い。そして、つなぎ作業は、作業者が、定
規、カッター、仮止めテープ、接合テープ等を用いて手
作業で且つ以下の手順で行っていた。 1.原反ロールの上でウェブの端部近傍を直定規を用い
て横一線に切断し、つなぎ用の端縁を形成する。不良部
分がある場合には、その不良部分を切断除去する。 2.一方のウェブの端部を、絵柄を合わせながら他方の
ウェブ上に重ね、小さな仮止めテープ(片面に粘着剤層
を備えたテープ)で仮固定する。 3.ウェブのつなぎ部分の表面側に接合テープをウェブ
全幅に渡って貼る。 4.ウェブを裏返しにしてつなぎの余分な部分を直定規
を用いて切除する(これにより、両側のウェブの端縁同
志が突き合わされた状態となる)。 5.裏面側に接合テープをウェブ全幅に渡って貼り、つ
なぎ作業を終了する。
【0003】しかし、かかる従来の方法では、不安定な
原反ロール上でウェブの切断や貼り合わせを行っている
ため、作業が困難で且つ多大なスキルを必要とし、しか
も作業時間が多くかかるという問題があった。また、裏
面側に接合テープを貼り付けるために、ウェブを裏返し
ているが、この際、長い紙パスを必要とし、ウェブがた
るみ、床に着き衛生上問題になるとか、ウェブにしわや
擦り傷が付くという問題もあった。更に、ウェブ同志を
仮止めテープで仮固定する必要があり、余計な材料を消
費しなければならないという問題もあった。
【0004】そこで、本出願人はこの問題点を解決する
ため、ウェブのつなぎ作業を容易に実施できる装置を開
発した。このウェブつなぎ装置は、図5、図6に示すよ
うに、ウェブ1をその全幅に渡って真空吸着等によって
固定、保持可能な一対のウェブ保持面2a、2bをウェ
ブの長手方向に間隔をあけて設けたウェブ固定テーブル
2と、その一対のウェブ保持面2a、2bの間に挿入可
能で且つ上面にウェブカット用溝3aを形成したカット
台3と、一対のウェブ保持面2a、2bの間に挿入可能
で且つ上面に接合テープを吸着保持可能なテープ保持面
4aを形成したテープ台4と、そのカット台3とテープ
台4とを保持して水平に移動する移動台5と、カット台
3又はテープ台4を移動台5から持ち上げて前記一対の
ウェブ保持面2a、2bの間に挿入させる昇降装置6等
を設けたものであり、次のようにしてウェブつなぎ動作
を行う。
【0005】まず、図7(a)に示すように、一対のウ
ェブ保持面2a、2b間にカット台3を位置させた状態
で、そのウェブ保持面2a、2b上に、接合すべきウェ
ブの一方(例えば、残量が残り少なくなった原反ロール
7から引き出しているウェブ1)を乗せて真空吸着し、
その状態で、作業者がカッターナイフ8を手に持ってそ
の刃先をカット台3に形成しているウェブカット用溝3
a内に挿入し、その溝3aに沿って移動させることで、
ウェブ1を切断し、その後、図7(b)に示すように、
原反ロール側のウェブ1を原反ロール7と共に取り外
す。次に、テープ台4のテープ保持面4a上に接合テー
プ9を手で乗せ、真空吸着させる。
【0006】次に、図8(a)に示すように、新たな原
反ロール7Aを所定位置にセットし、それから引き出し
た新たなウェブ1Aを一方のウェブ保持面2aに吸着保
持されているウェブ1上に重ね、絵柄を合わせると共に
そのウェブ1Aを他方のウェブ保持面2bに吸着保持さ
せ、カッターナイフ8でウェブ1Aを切断し、先端側の
不要部分を除去する。これにより、図8(b)に示すよ
うに、ウェブ1、1Aが端縁同志を突き合わせた状態で
ウェブ保持面2a、2bに保持された状態となるので、
作業者がそのウェブのつなぎ部分の上面に表面用の接合
テープ10を貼り付ける。その後、図9(a)、(b)
に示すように、カット台3を移動台5上に降ろし、移動
台5を水平に移動させてテープ台4をウェブ1、1Aの
つなぎ部分の下方に位置させ、次いで、そのテープ台4
を上昇させてウェブ1、1Aのつなぎ部分の裏面に裏面
用の接合テープ9を貼り付ける。その後、接合テープ
9、10のウェブ1、1Aの両側縁の外側に伸び出して
いる部分を切断して除去する。以上のようにして、容易
にウェブの端縁同志を絵柄を合わせた状態で突き合わ
せ、その両面にそれぞれ接合テープ9、10を貼り付け
て、つなぐことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したウェ
ブつなぎ装置にも、更に改良すべき点の有ることが判明
した。すなわち、上記装置では、テープ台に接合テープ
を保持させる手段として真空吸着を利用したが、真空吸
着だけでは接合テープの両端がカールすることがあり、
また、真空吸着領域は一定であるため、ウェブ幅を小さ
くした場合にその変更に応じて接合テープの長さを小さ
くすることができず(真空リークを生じるため)、接合
テープの無駄な消費が多くなるという問題があった。更
に、真空吸着を行うためにはテープ台の構造が複雑とな
り、更に、真空源並びに接続配管が必要となってコスト
高となるという問題もあった。
【0008】本発明はかかる状況に鑑みてなされたもの
で、簡単な操作で接合テープをテープ台上にたるむこと
なくセットすることを可能とする、簡単な構造の接合テ
ープセット装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、所望長さの接
合テープをテープ台のテープ保持面上に容易に且つたる
むことなくセットすることを可能とするため、接合テー
プを繰り出すテープ供給手段を前記テープ台の一端近傍
に配置し、該テープ台の他端近傍には、前記テープ保持
面の上方にテープ保持面から小さい間隔を開けて平行に
且つテープ保持面の長手方向に直角に配置されたテープ
固定ピンを備えた第一テープホルダを設け、前記テープ
台の、テープ供給手段側の端部近傍にはそのテープ供給
手段から前記テープ固定ピンに延びている接合テープを
前記テープ保持面に押し付け可能なテープ押えピンを備
えた第二テープホルダを設けるという構成としたもので
ある。この構成により、テープ供給手段から延び出して
る接合テープの先端を手でつかみ、第一テープホルダの
テープ固定ピンのところまで引き出し、そのテープ先端
をテープ固定ピンの下側に通した後、上面の粘着剤層を
テープ固定ピンに接着させて固定し、次いで、第二テー
プホルダのテープ押えピンをテープ台に向かって降ろ
し、接合テープをテープ保持面に押し付けると共にその
接合テープ上面の粘着剤層をテープ押えピンに接着させ
て固定するという簡単な操作を行うことで、接合テープ
をテープ保持面上に位置させ且つその両端をテープ固定
ピン及びテープ押えピンによって固定し、たるみのない
状態に保持させることができる。また、テープ台上にセ
ットした接合テープをウェブのつなぎ目に押し付けるこ
とで、接合テープを良好にウェブに貼り付けることがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る接合テ
ープセット装置は、テープ台のテープ保持面上に接合テ
ープをセットするためのテープセット装置であって、前
記テープ台の一端近傍に配置され、接合テープを繰り出
すテープ供給手段と、前記テープ台の、前記テープ供給
手段から遠い方の端部近傍に設けられ、前記テープ保持
面の上方にテープ保持面から小さい間隔を開けて平行に
且つテープ保持面の長手方向に直角に配置されたテープ
固定ピンを備えた第一テープホルダと、前記テープ台
の、前記テープ供給手段から近い方の端部近傍に設けら
れ、前記テープ供給手段から前記テープ固定ピンに延び
ている接合テープを前記テープ保持面に押し付け可能な
テープ押えピンを備えた第二テープホルダを有するとい
う構成を備えており、テープ供給手段から接合テープを
手で引き出し、そのテープ先端をテープ固定ピンの下側
に通した後、上面の粘着面をテープ固定ピンに接着させ
て固定し、次いで、第二テープホルダのテープ押えピン
をテープ台に向かって降ろし、接合テープをテープ保持
面に押し付け、固定するという簡単な操作で、接合テー
プをテープ保持面上に位置させ且つその両端をテープ固
定ピン及びテープ押えピンによって固定し、たるみのな
い状態に保持させることができる。
【0011】ここで、前記テープ供給手段を、接合テー
プを繰り出す接合テープリールを保持するリールホルダ
と、前記接合テープリールから引き出される接合テープ
の下方に位置するように配置され、上向きの刃を備えた
テープカッタを有する構成とすることが好ましい。この
構成とすると、接合テープリールから接合テープを引き
出し、その先端をテープ固定ピンに固定すると、その接
合テープがテープカッタの上に位置する状態となるの
で、第二テープホルダのテープ押えピンをテープ台に向
かって降ろし、接合テープをテープ保持面に押し付けた
時、同時に接合テープがテープカッタに押し付けられて
切断されることとなり、接合テープの切断作業を別途行
う必要がなくなる。
【0012】また、前記第二テープホルダに、前記テー
プ押えピンを、接合テープをテープ保持面に押し付ける
位置とテープ保持面から上方に離れた位置に旋回させる
旋回アームを設け、更に、その旋回アームの旋回中心
を、前記テープ押えピンが自重で前記接合テープをテー
プ保持面に押し付けることができる位置としておくこと
が好ましい。この構成とすると、接合テープを固定する
際には単に第二テープホルダを旋回させてテープ押えピ
ンを接合テープの上に乗せるのみで、そのテープ押えピ
ンの自重で接合テープを押えて、接着、固定でき、固定
操作をきわめて簡単とすることができる。
【0013】また、前記第一テープホルダを、前記テー
プ台のテープ保持面に対して長手方向の取り付け位置を
調整可能としておくことが好ましい。この構成とする
と、ウェブ幅に応じて第一テープホルダの取り付け位置
を調整することで、テープ台上にセットする接合テープ
の長さをウェブ幅に応じたものとすることができ、無駄
な接合テープの消費を削減できる。
【0014】また、前記テープ台を、前記テープ供給手
段とは別の部材に保持させ、テープ供給手段に対して移
動可能としておくことが好ましい。この構成とすると、
テープつなぎ作業のためにテープ台を移動させる際に、
テープ供給手段は移動させる必要がなく、このため移動
部品点数を少なくでき、構造を簡単化できる。
【0015】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例による接合テープセッ
ト装置を示す概略斜視図、図2はその概略側面図であ
り、9は片面に粘着剤層を備えた接合テープ、15は、
その接合テープ9を保持するテープ保持面15aを備え
たテープ台である。このテープ台15は、ウェブつなぎ
装置において、接合テープをウェブのつなぎ目に貼り付
ける際に使用するものであり、例えば、図5〜図9に示
したウェブつなぎ装置におけるテープ台4として使用さ
れうるものであり、適当な移動機構(図示せず)に保持
されている。
【0016】このテープ台15に接合テープ9をセット
するための接合テープセット装置は、テープ台15の一
端近傍に配置されたテープ供給手段16と、テープ台1
5の他端近傍に配置された第一テープホルダ17と、テ
ープ台15のテープ供給手段16に近い方の端部近傍に
配置された第二テープホルダ18を備えている。テープ
供給手段16は、接合テープ9を繰り出す接合テープリ
ール21を保持するリールホルダ22と、繰り出された
接合テープ9を案内するよう且つテープ台15の一端の
上方にまで延びるように設けられた供給台23と、その
先端に設けられ、上向きの刃を備えたテープカッタ24
と、接合テープ9を供給台23に押し付けて保持する押
えロール25と、その押えロール25に押し付け力を付
与するばね26等を備えている。このテープ供給手段1
6は、テープ台15を保持した移動機構(図示せず)と
は別のフレーム(図示せず)に保持されており、従っ
て、テープ台15はテープ供給手段16とは別個に移動
可能である。接合テープリール21は、それから引き出
した接合テープ9を供給台23及びテープ台15上に乗
せた時、粘着剤層が上面側となるように取り付けられて
いる。
【0017】第一テープホルダ17は、図3にも示すよ
うに、ホルダ本体30と、そのホルダ本体30に保持さ
れたテープ固定ピン31を有している。このテープ固定
ピン31は、接合テープ9を一時的に貼り付けて固定す
るためのものであり、テープ台15のテープ保持面15
aから小さい間隔(例えば、1〜2mm程度)をあけて
平行に且つ手保持面15aの長手方向に対して直角方向
に設けられている。テープ固定ピン31は接合テープ9
の全幅を固定する必要はなく、テープ幅の半分程度を固
定しうる長さとすればよい。また、テープ固定ピン31
の先端下面を斜めに切り欠いて斜面31aとしており、
接合テープ9をテープ固定ピン31の先端側からその下
に挿入する操作を容易に実施可能としている。ホルダ本
体30は、テープ台15の両側面に形成されているガイ
ド溝15b内を移動可能なコロ32と、ホルダ本体30
をテープ台15に動かないように固定する止めネジ33
を備えており、ホルダ本体30をテープ台15の長手方
向の所望位置に移動させてその位置に固定することがで
きる。かくして、第一テープホルダ17をつなぎ合わせ
るウェブの幅に応じた位置に位置決めすることができ
る。
【0018】第二テープホルダ18は、テープ台15
の、テープ供給手段16に近い側の端部近傍に設けられ
ており、図4にも示すように、接合テープ9をテープ保
持面15aに押し付け可能なテープ押えピン35と、そ
のテープ押えピン35を、接合テープをテープ保持面に
押し付ける位置〔図4(b)に示す位置〕とテープ保持
面から上方に離れた位置〔図4(a)に示す位置〕に旋
回させる旋回アーム36を備えている。この旋回アーム
36の旋回中心Oは、図4(b)に示すように、テープ
押えピン35が接合テープ9をテープカッタ24の直ぐ
前でテープ保持面15aに押し付けることができ且つそ
の際、テープ押えピン35が自重で接合テープをテープ
保持面に押し付けた状態に保持できる位置としている。
また、テープ押えピン35を4(a)に示す位置に旋回
させた時、そのテープ押えピン35をその位置に維持す
るため、ストッパ37も設けられている。なお、テープ
押えピン35は接合テープ9をテープ保持面15aに押
し付け、固定するためのものであるが、その際接合テー
プ9はその粘着剤層がテープ押えピン35に接着し、主
としてその接着力によって固定されるため、テープ押え
ピン35が接合テープ9をテープ保持面15aに押し付
ける押圧力はさほど大きくする必要はなく、従って、多
くの場合小さいテープ押えピン35及びそれを保持した
旋回アーム36の自重で十分である。もし、大きい押圧
力が必要とされる場合には、ばねを連結して押圧力を大
きくするとか、エアシリンダ等を用いる等の変更を行っ
ても良い。テープ押えピン35の形状は、図4(b)に
示すように、矩形状断面とし且つその一つの平面を接合
テープ9に押し付けて接着させるようにすることが、接
合テープのテープ押えピン35に対する接着力を大きく
できるので好ましいが、矩形状以外の形状、例えば、円
形断面等を用いても良い。
【0019】次に、上記構成の接合テープセット装置の
動作を説明する。図1、図2において、いま、接合テー
プリール21から接合テープ9が粘着剤層を上向きにし
て引き出され、その先端がテープカッタ24の上に乗っ
ている状態とする。そして、図示したように、テープ台
15がテープ供給手段16の前に位置する状態で、テー
プ供給手段16のテープカッタ24のところに延びてい
る接合テープ9の先端を手でつかみ、その接合テープ9
をテープ台15のテープ保持面15a上を通って引き出
してゆき、第一テープホルダ17のテープ固定ピン31
のところまで引き出した後、その接合テープ9の先端を
テープ固定ピン31の下側に通し、次いで上に引き上げ
て、上面の粘着剤層をテープ固定ピン31に接着させて
固定する。この時、引き出された接合テープ9はテープ
カッタ24の上に乗った状態となっている。次に、第二
テープホルダ18のテープ押えピン35を手でテープ台
15に向かって降ろし、接合テープ9をテープ保持面1
5aに押し付けるとと共にその接合テープ9の上面の粘
着剤層をテープ押えピン35に接着させて固定する。こ
の時、同時に接合テープ9はテープカッタ24によって
切断される。以上の操作により、接合テープ9が、テー
プ台15のテープ保持面15a上に置かれ且つその両端
がテープ固定ピン31及びテープ押えピン35によって
固定され、たるみのない状態に保持される。
【0020】その後、接合テープ9を保持したテープ台
15を、その接合テープ9を貼り付けるべき位置(例え
ば、図9に示すウェブ1、1Aのつなぎ目)に移動さ
せ、接合テープ9を貼り付ける。貼り付けた後は、テー
プ固定ピン31及びテープ押えピン35から接合テープ
9を手で剥がし、テープ台15を元の位置(テープ供給
手段15の前)に戻し、次の動作に備える。以上のよう
にして、所望長さの接合テープ9をテープ台15上に張
った状態にセットでき、その接合テープ9をウェブのつ
なぎ目に良好に貼り付けることができる。
【0021】なお、上記実施例では、テープ台15上に
位置させた接合テープ9をテープ固定ピン31及びテー
プ押えピン35のみによって固定、保持する構成として
いるが、必要に応じ、テープ台15に真空吸着手段を設
け、真空吸着を併用してもよい。この場合、真空吸着は
テープ台15上に置かれた接合テープの全長に渡って設
ける必要はなく、主に中央部分のみでよいので、ウェブ
幅の変更に応じてテープ台15上に保持する接合テープ
9の長さを変更した場合でも真空のリークの問題は生じ
ない。
【0022】また、上記実施例では、テープ台15に保
持した接合テープ9を、図9に示すウェブ1、1Aのつ
なぎ目に貼り付ける場合を説明したが、本発明の接合テ
ープセット装置は、図5〜図9に示すウェブつなぎ装置
に限らず、任意のウェブつなぎ装置に用いるテープ台に
対して接合テープをセットするために使用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、テープ台の一端近傍にテープ供給手段を配置し、他
端近傍には、テープ台のテープ保持面から小さい間隔を
開けて平行に且つテープ保持面の長手方向に直角に配置
されたテープ固定ピンを備えた第一テープホルダを設
け、前記テープ台の、テープ供給手段側の端部近傍には
そのテープ供給手段から前記テープ固定ピンに延びてい
る接合テープを前記テープ保持面に押し付け可能なテー
プ押えピンを備えた第二テープホルダを設けるという構
成としたことにより、テープ供給手段から延び出してい
る接合テープの先端を手でつかみ、第一テープホルダの
テープ固定ピンのところまで引き出し、そのテープ先端
をテープ固定ピンの下側に通した後、上面の粘着剤層を
テープ固定ピンに接着させて固定し、次いで、第二テー
プホルダのテープ押えピンをテープ台に向かって降ろ
し、接合テープをテープ保持面に押し付けると共に接合
テープをテープ押えピンに接着、固定するという簡単な
操作を行うことで、接合テープをテープ保持面上に位置
させ且つその両端をテープ固定ピン及びテープ押えピン
によって固定し、たるみのない状態に保持させることが
でき、その接合テープをウェブのつなぎ目に良好に貼り
付けることができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による接合テープセット装置
を示す概略斜視図
【図2】図1に示す接合テープセット装置の概略側面図
【図3】図2のA−A矢視概略断面図
【図4】図1に示す接合テープセット装置の第二テープ
ホルダによる接合テープ固定動作を説明するもので、
(a)はテープ押えピンを上方に移動させた状態を示す
概略断面図、(b)はテープ押えピンで接合テープを固
定した状態を示す概略断面図
【図5】ウェブつなぎ装置の1例を示す概略斜視図
【図6】図5に示すウェブつなぎ装置の概略断面図
【図7】(a)、(b)は図5のウェブつなぎ装置にお
けるつなぎ作業の手順を説明する概略断面図
【図8】(a)、(b)は図5のウェブつなぎ装置にお
けるつなぎ作業の手順を説明する概略断面図
【図9】(a)、(b)は図5のウェブつなぎ装置にお
けるつなぎ作業の手順を説明する概略断面図
【符号の説明】
1、1A ウェブ 9 接合テープ 15 テープ台 15a テープ保持面 16 テープ供給手段 17 第一テープホルダ 18 第二テープホルダ 21 接合テープリール 22 リールホルダ 23 供給台 24 テープカッタ 30 ホルダ本体 31 テープ固定ピン 35 テープ押えピン 36 旋回アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 輝直 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 村田 正幸 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3F064 BB06 BB21 DA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ台のテープ保持面上に接合テープ
    をセットするための接合テープセット装置であって、前
    記テープ台の一端近傍に配置され、接合テープを繰り出
    すテープ供給手段と、前記テープ台の、前記テープ供給
    手段から遠い方の端部近傍に設けられ、前記テープ保持
    面の上方にテープ保持面から小さい間隔を開けて平行に
    且つテープ保持面の長手方向に直角に配置されたテープ
    固定ピンを備えた第一テープホルダと、前記テープ台
    の、前記テープ供給手段から近い方の端部近傍に設けら
    れ、前記テープ供給手段から前記テープ固定ピンに延び
    ている接合テープを前記テープ保持面に押し付け可能な
    テープ押えピンを備えた第二テープホルダを有する、ウ
    ェブつなぎ装置の接合テープセット装置。
  2. 【請求項2】 前記テープ供給手段が、接合テープを繰
    り出す接合テープリールを保持するリールホルダと、前
    記接合テープリールから引き出される接合テープの下方
    に位置するように配置され、上向きの刃を備えたテープ
    カッタを有することを特徴とする請求項1記載のウェブ
    つなぎ装置の接合テープセット装置。
  3. 【請求項3】 前記第二テープホルダが、前記テープ押
    えピンを、接合テープをテープ保持面に押し付ける位置
    とテープ保持面から上方に離れた位置に旋回させる旋回
    アームを備えており、その旋回アームの旋回中心を、前
    記テープ押えピンが自重で前記接合テープをテープ保持
    面に押し付けることができる位置としていることを特徴
    とする請求項1又は2記載のウェブつなぎ装置の接合テ
    ープセット装置。
  4. 【請求項4】 前記第一テープホルダが、前記テープ台
    のテープ保持面に対して長手方向の取り付け位置を調整
    可能に設けられていることを特徴とする請求項1から3
    のいずれか1項記載のウェブつなぎ装置の接合テープセ
    ット装置。
  5. 【請求項5】 前記テープ台が、前記テープ供給手段と
    は別の部材に保持され、テープ供給手段に対して移動可
    能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1
    項記載のウェブつなぎ装置の接合テープセット装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014181096A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Lintec Corp 繋ぎ用シート保持装置および保持方法、並びに、長尺体繋ぎ装置および繋ぎ方法
CN109230707A (zh) * 2018-08-28 2019-01-18 中山市科莱森自动化机械有限公司 一种包装膜的接膜装置

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