JP2002087438A - 筒状ラベル付容器及び筒状ラベル - Google Patents
筒状ラベル付容器及び筒状ラベルInfo
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- JP2002087438A JP2002087438A JP2000279404A JP2000279404A JP2002087438A JP 2002087438 A JP2002087438 A JP 2002087438A JP 2000279404 A JP2000279404 A JP 2000279404A JP 2000279404 A JP2000279404 A JP 2000279404A JP 2002087438 A JP2002087438 A JP 2002087438A
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Abstract
設けられた補助ラベルを、予め形成された窓から統一し
た形状及び位置で目視できるようにして、全体で一体感
のあるデザインが得られると共に、店頭等でのいたずら
を防止したり、不用意に剥がれたりするのを防止するこ
とを課題とする。 【解決手段】 容器本体10に、印刷が施こされたフィ
ルム3を筒状に構成してなる筒状ラベル本体4が装着さ
れた筒状ラベル付き容器において、前記フィルム3に
は、任意形状の窓5が形成され、しかも、前記フィルム
3の内面には、前記窓5を介して目視できるように、補
助ラベル8が設けられていることにある。
Description
窓から目視可能なデザイン等の表示が施された補助ラベ
ルが貼着された筒状ラベル付容器及び筒状ラベルに関す
る。
器として、内容物である清涼飲料等を充填するガラスや
プラスチック製の容器本体に、商品名やデザイン、内容
物に関する説明等の表示が印刷されたフィルムからなる
筒状ラベルを嵌挿装着したものが公知である。前記飲料
商品では、例えば販売促進のために、飲料商品の購入者
が応募することにより、種々の景品が当たるといった景
品キャンペーン等が頻繁に行われており、そのようなキ
ャンペーンを行う場合には、図6(イ)に示すように応
募シール(タックラベル)30を前記フィルム31の外
面に貼付している。
ラー又は作業者がフィルム31に貼着しているのである
が、タックラベル30を所定の位置に精度良く貼着する
のは困難である。また、タックラベル30の形状が星形
等の多角形状のものや、キャラクター形状のもである場
合に、タックラベル30が不特定の方向に傾いたり、位
置ずれしたりすると、商品価値が低下する。特に、タッ
クラベル30とフィルム31の印刷表示32との位置が
ずれると統一感がなく、何を意味する図柄なのか解らな
くなるおそれがある(図6(ロ)及び(ハ)参照)。
は、筒状ラベル本体を構成するフィルムの外面に貼着さ
れていることから、店頭等でいたずらにより応募シール
が剥がされてしまったり、また、商品の流通時の取扱い
により、タックラベルが擦れて不用意に剥がれてしまう
おそれがある。
は、容器本体から材質の相違する筒状ラベルを剥離して
回収するのが好ましいが、ほとんどの購入者が回収の目
的で筒状ラベルを容器本体から剥離するとは限らず、筒
状ラベルが装着された状態で容器本体が回収されている
のが現状である。
ルムの内面に設けられた補助ラベルを、予め形成された
窓から統一した形状及び位置で目視できるようにして、
全体で一体感のあるデザインが得られると共に、店頭等
でのいたずらを防止したり、不用意に剥がれたりするの
を防止することを課題とする。更に、補助ラベルを応募
シール等のタックラベルとして使用することにより、購
入者に筒状ラベルを積極的に分離させて容器本体の回収
に寄与することを課題とする。また、これまで加熱収縮
作用による悪影響のためシュリンクラベルには適用する
ことができなかったホログラムなどのデザインを使用し
たシュリンクラベルを提供することを課題とする。
解決するために、筒状ラベル付容器及び筒状ラベルとし
てなされたものであり、筒状ラベル付容器としての特徴
は、容器本体10に、印刷が施こされたフィルム3を筒
状に構成してなる筒状ラベル本体4が装着された筒状ラ
ベル付き容器において、前記フィルム3には、任意形状
の窓5が形成され、しかも、前記フィルム3の内面に
は、前記窓5を介して目視できるように、補助ラベル8
が設けられていることにある。
施こされたフィルム3を筒状に構成してなる筒状ラベル
本体4を備える筒状ラベルにおいて、前記フィルム3に
は、任意形状の窓5が形成され、しかも、前記フィルム
3の内面には、前記窓5を介して目視できるように、補
助ラベル8が設けられていることにある。
ィルムに設けられた全く印刷することのない無印刷の状
態の部分であることは無論、補助ラベルが目視できる程
度に着色された半透明の状態の部分も含む。
どのデザインが施されたタックラベルを使用することが
好ましいが、これに限定されるものではなく、これまで
シュリンクラベルでは表現することが困難であったデザ
インをもつもの、例えば、転写箔、金属メタリック紙、
ホイル紙、和紙、偏光パール印刷された紙またはフィル
ムなど、を単独または複数組み合わせたものであっても
良い。
いて図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る筒
状ラベル1を示す。筒状ラベル1はフィルム3の両端部
を接着することにより、筒状に形成してなるラベル本体
4を備え、該筒状ラベル1は、図3に示す如く例えばポ
リエステル製で断面略矩形状(角形)の容器本体10の
任意の位置に装着される。本実施の形態では、筒状ラベ
ル1は容器本体10の胴部分の上部に装着されている。
その一面(筒状ラベルの内側)には、例えば商品名やデ
ザイン、内容物に関する説明やバーコード等を表示する
特定印刷としてのラベル印刷層6が設けられている。筒
状ラベル1としては、容器本体10をリサイクルし易く
するために、切断することで容器本体10から簡単に外
すことができるように、熱収縮性を有するシュリンクラ
ベルや弾性伸縮性を有するストレッチラベル等の非接着
性(接着剤を使用することなく容器本体に装着される)
のフィルムが一般的に採用されている。尚、フィルムの
破断を容易にするために、図3に示す如くミシン目9を
設けるのが好ましい。
は、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプ
ロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル等からなる厚さ20μ
m〜80μmの熱収縮性フィルムが使用される。
しては、弾性伸縮性を有するポリエチレン系樹脂等から
なるフィルムが使用される。
単数または複数個形成されている。各窓5は無印刷によ
り生じる透明な部分をいう。かかる窓5の形状は任意に
設定されており、例えば、星形状の窓5aや円形の窓5
b等が挙げられる。また、円形の窓5b内には、文字等
の表示7が適宜印刷されている。
するように、補助ラベルとしてのタックラベル8が剥離
可能に貼着されている。タックラベル8の大きさは、図
1及び図2(イ)に示す如くそれぞれの窓5a,5bの
大きさよりも大きく設定されている。また、タックラベ
ル8は、窓5a,5bが星形状等の尖鋭のものや上下方
向が定められているものであっても、窓5aの形状とは
無関係な円形や矩形状等の製造が極めて簡単な形状のも
のが採用されている。尚、窓5a,5bの周縁部分は印
刷されていることから、タックラベル8は窓5a,5b
に対応する部分のみが目視でき、タックラベル8の周縁
部分は、フィルム3の印刷で隠蔽されている。
例えば厚さ10μm〜100μmの透明のプラスチック
フィルム(好ましくは耐熱性を有するポリエステルフィ
ルム)10と、該プラスチックフィルム10の一面に設
けられた透明の粘着剤層(例えば、弱粘着層)11と、
フィルムの他面に設けられた内側のホログラム加工面層
12及び外側の蒸着層13とからなる。また、タックラ
ベル8は、図2(ハ)に示す如く前記プラスチックフィ
ルム10の他面側にホログラム加工面層12、蒸着層1
3及び粘着剤層11を順次設けても良い。
合は、例えば蒸着層13の表面に、「当り」または「ハ
ズレ」等の表示や、応募点数「1点」〜「5点」等を印
刷しておいて、購入者は「当り」又は「ハズレ」の表示
や、応募点数「1点」〜「5点」等のように、所定の点
数となるように複数枚のラベルをまとめて応募する場合
のように、筒状ラベル1を剥離した後に、それぞれの表
示を確認することができようにするのが好ましい。
示や応募点数の印刷は、これらが容器外側からは見えな
いようにしておく必要があり、容器がPETボトルのよ
うに透明な容器である場合には、前記表示方法は容器の
内容物がコーヒーやコーラーのような不透明なものであ
る場合に適用される。前記内容物が透明又は半透明であ
る場合には印刷層をシュリンクラベルと補助ラベルとの
間に施す方法や剥離可能な二重ラベル等を選択すること
ができる。
ルム10及び粘着剤層11を介してホログラム加工面1
2aを目視できるため、微細な凹凸パターン形状のホロ
グラム加工面表面への入射光によって反射した反射光を
互いに干渉させて、購入者の目に、装飾的色彩を帯びた
ホログラム画像として目視させるものである。
説明する。先ず、広幅の透明フィルム3を長尺ロールか
ら繰り出し、凸版輪転印刷またはスクリーン印刷、グラ
ビア印刷等の公知の印刷機によって飲料等の商品表示等
からなる所定の印刷を連続して印刷すると共に、フィル
ムの所定の位置に窓5を形成(無印刷部を残す)した後
に、再びフィルム3を巻き取る。各窓5は印刷により形
成されるため、傾いたり、ずれたりすることはなく確実
な位置に形成することができる。また、前記広幅のフィ
ルムを所定幅に切断(容器本体の周方向の所定長さに対
応するように広幅の透明フィルムを複数条に切断)する
のであるが、かかる切断に際しては、ロール状の透明フ
ィルムを巻き戻してスリッターによってスリットし、そ
の後ロール状に巻き取られる。
れたロール状のフィルムの長尺体15からフィルム3を
繰り出し、例えばラベラー(図示省略)にセットされた
タックラベル8a,8bを、セパレータから順次剥離し
てフィルム3の内面側で且つ窓部分に順次貼着させる。
かかるタックラベル8a,8bのフィルム3への貼着
は、仮にタックラベルの貼着位置が窓に対して若干ずれ
たり、傾いたりしても、タックラベルは、窓の形状とは
無関係で且つ大きく形成されていることから、従来公知
のラベラーを使用して高速作業を行っても窓からはみ出
すことはない。
ル20が設けられており、この接着剤ノズル20で、繰
り出されるフィルム3の一方側端縁15aに接着剤を塗
布し、両側端縁15a,15bを重ねて接着(接合)
し、再び、長尺筒状体(ロール製品)15aとしてロー
ル状に巻き取る。尚、同図に示す仮想線Lは、長尺状の
フィルム3を各筒状のラベル1毎の長さに切断するため
の切断位置を示す。
程において、筒状ラベルがシュリンクラベルの場合は、
シュリンクラベラーに前記ロール製品15aをセット
し、ロール製品15aを偏平状態で繰り出し、前記切断
線Lの位置をカッターで切断(分断)することにより単
体の筒状ラベル1を形成すると共に、各ラベル1を開口
させて、空又は内容物が充填された容器本体10へ嵌挿
し、その後、容器本体10に嵌挿されたラベル1を、熱
風やスチームヒーター等の加熱手段によって収縮させ装
着することにより、ラベル付容器を製造する(図3参
照)。
タックラベル8の面積は小さく、また、タックラベル8
は弱粘着力でフィルム3に貼着されていることから、フ
ィルム収縮時に、タックラベル8とフィルム3との間に
は、粘着剤を介して若干のずれを生じるため、タックラ
ベル8のホログラム機能が悪影響を受けて低下すること
はない。キャンペーン用など剥離が必要な場合を除い
て、フィルムの収縮による影響を受けない限り、強粘着
性の粘着剤を採用することも可能である。筒状ラベル1
がストレッチラベルである場合には、ラベルを径方向に
伸長させて拡開して容器本体に嵌挿し、弾性収縮力によ
って装着するため、加熱工程は不要である。従って、タ
ックラベルのホログラム機能に影響はない。
ル8a,8bは、ホログラム加工が施されていることか
ら、容器が店頭で陳列された際に、タックラベルが光沢
等を有し高級感が得られる。容器本体10に装着された
筒状ラベル1は、各タックラベルがラベルの裏側に位置
するため、タックラベルが不用意に剥がされたり、搬送
時や取扱時にタックラベルが擦れて剥がれてしまうこと
もない。
ら目視できる以外の部分は、フィルム3の印刷層6で隠
蔽されてしまうため、タックラベル8a,8bをフィル
ム3に貼着しているにもかかわらず、タックラベルの縁
部分が目立ち難くなり、フィルム3の印刷層6に施され
た絵柄6aとタックラベルとは一体感がある。よって、
従来のシュリンクラベル等では困難であった複雑なデザ
イン、形状(即ち、ラベルの外面にタックラベルを貼着
することでは表現することが難しいデザイン、例えば、
ホログラム)を施すことができる。
したり又は引き抜いたりして筒状ラベル1を容器本体1
0から取り除いた後に、フィルム3の内面に施されたタ
ックラベル8a,8bを剥離することができる。例え
ば、単数または複数枚のタックラベルをまとめて応募す
る場合に、それぞれのルールに基づいて応募等すること
が可能である。
ラベル1を容器本体10から剥離して除去しなければな
らないため、容器本体を回収するに際して、容器本体1
0と筒状ラベル1を分離させることに一役買える利点が
ある。
のではなく、タックラベルはホログラム加工されている
ものに限らず、通常の印刷が施されたものであっても良
い。
置は、任意に設定可能であり、例えば、図5(イ)に示
す如く、熱収縮性を有するシュリンクフィルムからなる
筒状ラベル1を容器本体10の略全体(肩部分から胴部
の下方にわたって)に設けた場合には、肩部分のみに、
胴部分の上方位置又は下方位置に設けることも可能であ
る。筒状ラベル1の収縮率の大きい肩部分には、小さな
タックラベル8を貼着するのが好ましい。また、タック
ラベル8の面積が大きい場合には、弱粘着性の粘着剤を
使用するのが好ましいが、フィルムの収縮による影響を
受けない限り、強粘着性の粘着剤を採用することも可能
である。
用するタックラベル以外に、ホットメルト型接着剤やデ
ィレード型接着剤などの感熱接着剤を介してフィルムに
接着した構成(感熱ラベル)であっても良い。容器本体
10が丸ボトルである場合も同様に、図5(ロ)に示す
ように、筒状フィルム本体4の任意の部分にタックラベ
ル8を設けることが可能である。また、容器本体10の
材質も特に限定されるものではなく、例えば、ペットボ
トル(PETボトル)、ガラス瓶、金属缶、プラスチッ
クカップ又は紙コップが挙げられる。
構成するフィルムには、任意形状の窓が形成され、しか
も、前記フィルムの内面には、前記窓を介して目視でき
るように、補助ラベルが設けられているので、補助ラベ
ルを窓と無関係の大きさに設定しても、また、補助ラベ
ルが若干傾いて設けられても、補助ラベルを窓から統一
した形状及び位置で目視でき、補助ラベルとフィルムの
印刷とが一体感のあるデザインとすることができる。
られることから、店頭等でのいたずらを防止したり、擦
れて不用意に剥がれたりするのを防止できる。更に、補
助ラベルを応募シール等のタックラベルとして使用する
ことにより、購入者に筒状ラベルを積極的に分離させて
容器本体の回収に寄与することもできる利点がある。
が施されたタックラベルからなる場合には、これまでシ
ュリンクラベルでは表現することが困難であった光沢の
ある高級感を得ることが可能となる。
状ラベルの斜視図。
(ハ)はタックラベルの断面図。
程を示す斜視図。
の容器を示す斜視図、(ロ)は円形の容器を示す斜視
図。
着した状態をそれぞれ示す正面図。
5…窓、8…タックラベル(補助ラベル)、10…容器
本体
Claims (5)
- 【請求項1】 容器本体(10)に、印刷が施こされた
フィルム(3)を筒状に構成してなる筒状ラベル本体
(4)が装着された筒状ラベル付き容器において、前記
フィルム(3)には、任意形状の窓(5)が形成され、
しかも、前記フィルム(3)の内面には、前記窓(5)
を介して目視できるように、補助ラベル(8)が設けら
れていることを特徴とする筒状ラベル付き容器。 - 【請求項2】 印刷が施こされたフィルム(3)を筒状
に構成してなる筒状ラベル本体(4)を備える筒状ラベ
ルにおいて、前記フィルム(3)には、任意形状の窓
(5)が形成され、しかも、前記フィルム(3)の内面
には、前記窓(5)を介して目視できるように、補助ラ
ベル(8)が設けられていることを特徴とする筒状ラベ
ル。 - 【請求項3】 前記フィルム(3)が熱収縮性フィルム
からなる請求項2に記載の筒状ラベル。 - 【請求項4】 前記補助ラベル(8)は、ホログラム加
工が施されたタックラベルからなる請求項2に記載の筒
状ラベル。 - 【請求項5】 前記補助ラベル(8)は、クジ情報等の
任意の表示が、ラベル本体(4)の外側から一部又は全
部が目視不可能に構成され、且つ、補助ラベル(8)
は、剥離可能に前記フィルム(3)に貼着されている請
求項2又は3に記載の筒状ラベル。
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JP2000279404A JP4451557B2 (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 筒状ラベル付容器及び筒状ラベル |
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Cited By (6)
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2000
- 2000-09-14 JP JP2000279404A patent/JP4451557B2/ja not_active Expired - Fee Related
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