JP2002085508A - 介護用浴槽 - Google Patents

介護用浴槽

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JP2002085508A
JP2002085508A JP2000298557A JP2000298557A JP2002085508A JP 2002085508 A JP2002085508 A JP 2002085508A JP 2000298557 A JP2000298557 A JP 2000298557A JP 2000298557 A JP2000298557 A JP 2000298557A JP 2002085508 A JP2002085508 A JP 2002085508A
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bathtub
hot water
door
storage tank
water supply
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JP2000298557A
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English (en)
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Toshinori Tsuchiya
利紀 土屋
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YUFLEX KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車椅子に乗ったままで入浴でき、ドア閉鎖時の
ロックを自動で行い、給排水の自動化を実現する完全自
立型の介護用浴槽を提供する。 【解決手段】浴槽の開口部2に開閉自在なドア3を設
け、浴槽の内底部には、車椅子23の車輪が通れる走行
ピット24を形成する。ドアの開放を自動ドア開閉機構
Aにより自動で行い、ドア閉状態を近接センサー7で感
知して、ドアロック機構4でドア3を施錠する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽に関するもの
であり、特に高齢者や病人等の入浴に使用して好適な完
全自立入浴タイプの介護用浴槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平4−289号公報や特開平
6−296561号公報に記載されているように、浴槽
の側壁に開口部が設けられ、この開口部に開閉自在なド
アを取り付けたものが知られている。このような浴槽
は、高齢者や病人等が入浴する際、浴槽の側壁がなくて
も容易に出入りすることができるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記実開平
4−289号公報記載のものや特開平6−296561
号公報記載のものは、利用者が出入りする都度、すなわ
ちドアを開閉する都度せっかく貯留したお湯を排出しな
ければならないという欠点があった。
【0004】そこで、本発明者は、先に特願平7−26
0648号(特開平9−66089号)を以て、上記問
題点を解決した浴槽を提案している。この浴槽は、浴槽
の内部にお湯を貯留する貯湯タンクを設け、このお湯を
浴槽内に供給すると共に、浴槽内に供給したお湯を再度
貯湯タンク内に収容するための給排水手段を設けること
により、使用するお湯を節約できるようにしたものであ
る。
【0005】また、このようなドアを有した浴槽におい
ては、ドアを閉めた状態において高い水密性が要求され
るため、従来の手動式のものなどはドアの開閉作業にか
なりの腕力を要し、入浴の介助作業において介助者には
多大な肉体的な負担が強いられていた。このため、油圧
などの補助動力を使用してドアを開閉させる機能を搭載
したものも提案されているが、機器操作が複雑で煩わし
いことと、高価であるため広く一般に普及していないの
が実状であった。さらに、本発明者は、特願平8−33
2637号(特開平10−137313号)を以て、入
浴用に車椅子を使用して、高齢者や身体障害者を浴槽内
に導き入れて入浴可能にし、介助者の労力を軽減させる
浴槽を提案しているが、この浴槽はあくまで介助者を要
するものであり、入浴者が自力で浴槽内に入ることはで
きなかった。
【0006】一方、近年入浴者が単に自力で浴槽内に入
れるだけでなく、入浴前後のお湯の給排水を一人で行え
るようにした浴槽、いわゆるバリアフリーの完全自立入
浴型の介護用浴槽の開発が要請されている。この場合、
浴槽に気泡発生装置等を取り付けたものでは、給排水の
配管システムが複雑になると共に、給排水処理の操作容
易性の確保が困難になるという課題がある。また、ドア
を一旦閉じたらドアが不意にロック解除しないように、
セキュリティーの面を考慮する必要がある。本発明は、
上記のような種々の問題点に鑑みなされたものであり、
車椅子に乗ったまま入浴でき、簡易な構造で自動ドアロ
ックと水密性を確保し、身障者等の完全自立入浴を可能
にした介護用浴槽を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】本発明では、車椅子利用者が自立で入浴で
きるようにするためとくに留意した点がある。例えば、
貯湯、給湯及び排水の一連の作業は、すべて簡単なボタ
ン操作で可能にする。そのためには、操作ボタンの取り
付け位置、配列を考慮し、特に誤操作の防止策として、
操作ボタンの選定順序とその機能の明確な表示を工夫す
る。また、給湯循環ポンプの圧送による始動時の衝撃緩
和を図ることである。ポンプの給湯能力は90秒前後で
入浴可能となるようにし、ポンプ始動時の給湯衝撃を和
らげるために、一定量までは自然落下を利用してゆっく
り給湯した後にポンプが作動するように制御する。最初
浴槽に必要量のお湯を準備することで、湯量及び湯温を
自らの手肌で確認でき、安心して快適に入浴を楽しむこ
とができる。更に、浴槽にお湯を貯めることで、入浴時
の浴槽の冷たさを取り除くことができ、浴室全体の室温
を上昇させてより快適に入浴することができる。尚、給
湯栓の能力、水道圧によって貯湯の時間は決まるので、
タイマーによるセットではなく、必要湯量をタンクに貯
めて給湯制御を行う方法とする。また、タンクと浴槽
は、互いに分離して設置可能とし、設置条件に対応して
設置面積の有効活用を図る。タンク架台内には給湯ユニ
ットをセットし、給湯ユニットとタンクとは互いに分離
可能に構成する。このようにすれば、専用貯湯タンク以
外の箇所、例えば他の場所に設置した一般浴槽あるいは
集合施設に設置した共用貯湯タンクより給湯する場合、
最適な給湯システムを採用すべく対応することができる
からである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため請求項1に係る
本発明は、浴槽の側壁に設けた開口部に開閉自在なドア
を設けると共に、一旦浴槽内に貯留したお湯を収容して
浴槽を空にする貯湯タンクを設け、該貯湯タンクに収容
したお湯を再度浴槽内に供給するようにされると共に、
入浴者が車椅子に搭乗したままの状態で乗入れ可能にさ
れた介護用浴槽において、該浴槽の内底部に前記車椅子
の車輪が通過可能にされた走行ピットを設けたことを第
1の特徴とする。
【0009】走行ピットは車椅子の車輪と対応する離間
幅をもつ左右一対のもので、浴槽の開口内底部から真っ
直ぐ奥方に延びて、車椅子を浴槽内の所定位置まで走行
可能とする。車輪が浴槽内の所定位置に停止した状態で
は、車椅子の端部が浴槽の開口部よりも内側に位置し、
ドアが支障なく完全に閉じられるように構成する。ま
た、走行ピットの底面は、浴槽の外の床面とほぼ略面一
に形成し、走行ピットの底面が床面よりも若干高いとき
は走行傾斜面を設け、浴槽開口部における車輪の走行が
容易になる構造(バリアフリー構造)にする。したがっ
て本発明では、ドアを開ければ、浴槽内底部の走行ピッ
トを車椅子が通れるため、利用者は車椅子に乗ったまま
で浴槽内に入ることができ、介助協力者が要らなくな
る。
【0010】また、請求項1記載の介護用浴槽におい
て、ドアの開放(開閉)を駆動装置により自動で行うと
共に、ドアの閉状態を感知してドアと浴槽本体との施錠
動作を行なうドアロック機構を設けたことを第2の特徴
とする。このドア用駆動装置は、ギア機構及び駆動モー
タを有するもので、ドアの回転軸に設けたギアと歯合連
係して浴槽開口部に組み込む。例えば、駆動モータの軸
端にピニオンを取り付け、モータ側ピニオンと軸側ギア
との間に、大小二個の中間切換ギアをスライド可能に設
ける。中間切換ギアを操作するドア開閉釦スイッチは浴
槽本体に配置し、この釦スイッチ操作により、中間切換
ギアをスライドさせてドアの開閉を行う。
【0011】さらに浴槽の開口部には、近接センサーな
どのドア感知手段を取り付ける。ドアが閉じたときはド
ア感知手段でこれを感知し、ドアロック機構に制御信号
を送り、ドアの施錠を行なうように動作制御する。ドア
ロック機構は、ドア側のドアロック孔に係合するフック
を備え、このフックをバネ等の付勢手段でロック解除方
向(ロック方向も可能)に付勢する。ドアを閉めるとこ
れに関連して、付勢力と反対方向の力がフックに働くよ
うに構成し、これによりフックをドアロック孔に係合さ
せてドアを施錠する。逆にドアの解錠はドア開閉スイッ
チでドアを開放し、これに関連して、ロック解除方向に
フックを移動させ、ドアロック孔との係合を解除するよ
うにする。
【0012】この構成では、駆動装置(ドア自動開閉装
置)によりドアが閉じられると、ドアの閉状態を感知
し、ドアロック機構によりドアの施錠が確実に行われ
る。このため、利用者は車椅子からドア側を振り返るこ
となく、手元でスイッチ操作するだけで、ドアの閉鎖及
び施錠を行うことができる。
【0013】さらに本発明は、気泡発生用の噴水供給管
が連結された浴槽と、排水口をもつ貯湯タンクとを、給
湯循環ポンプを設けた主給湯管により接続した介護用浴
槽であって、給湯循環ポンプに対し浴槽側に3ポート形
切換弁を設け、該切換弁と給湯循環ポンプとの間の主給
湯管を前記噴水供給管に接続し、前記切換弁と貯湯タン
クとを揚水管で接続し、前記切換弁を操作する操作スイ
ッチを浴槽本体に配設したことを第3の特徴とする。
【0014】この構成において、入浴前は混合水栓等か
ら浴槽にお湯を一旦貯める。この後、揚水管を介して浴
槽内のお湯を貯湯タンクに揚水する。次いで、入浴時に
は3ポート形切換弁を主給湯管側に切り換え、循環ポン
プで貯湯タンク内のお湯を浴槽に給湯する。そして入浴
中、切換弁を切換えて主給湯管を噴水供給管に連通さ
せ、貯湯タンク内のお湯を噴水供給管側に送って、気泡
発生装置にて気泡を発生させることができる。入浴後は
切換弁を元位置に戻し、揚水管により浴槽内のお湯を貯
湯タンクに揚水し、貯湯タンクの排水口を開いて排水さ
せる。これら一連の操作は、浴槽に配設した操作スイッ
チで行うことができる。したがって、利用者は車椅子に
乗ったまま容易に操作でき、他人の手助けを受けずに一
人でお湯の給排水を全て行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明に係る
浴槽の一実施例を示す正面斜視図、図2は浴槽と貯湯タ
ンクとの関係を示す平面図、図3はドア自動開閉機構を
示す要部斜視図、図4はドア自動開閉機構の無負荷時を
示す要部側面図、図5はドア自動開閉機構の負荷時を示
す要部側面図、図6は浴槽のドアロック機構を示す要部
側面図、図7は浴槽の給排水システムを示す配管図であ
る。
【0016】
【実施例】図1において、1は、入浴者が車椅子23に
搭乗したままの状態で乗入れ可能とされたFRP製の浴
槽本体1で、その後部にはFRP製の貯湯タンク20が
設置されている。浴槽本体1の最底部には排水口(図
略)が設けられ、浴槽内のお湯を全て排出できるように
なっている。浴槽本体1の正面上部には鏡25が取り付
けられ、入浴者は車椅子23に乗った状態で身繕いする
ことができるようにされている。この浴槽はサーモスタ
ット付き混合給水栓22を備え、この混合給水栓22に
は、シャワーヘッド27が連結されている。このシャワ
ーヘッド27は、例えば貯湯タンク20の壁面に上下移
動可能に取り付けられ、所望の高さで使用可能とされて
いる。また、貯湯タンク20の前面には、石鹸、シャン
プー等を載せるためのコンパネ(合板)製の洗面台30
が設けられている。コンパネ製部材は、浴槽本体1の上
面内部にも取り付けられ、手摺等の補強固定手段として
機能している。
【0017】図2に示すように、浴槽本体1の浴槽側壁
1a上面には、気泡発生停止釦スイッチ64、タンク用
揚水釦スイッチ68及び浴槽用給湯釦スイッチ67が設
けられ、気泡発生停止釦スイッチ64の操作により、浴
槽の気泡発生装置38における気泡の発生及び停止を行
えるようになっている。又、揚水釦スイッチ68の操作
により、浴槽内のお湯を貯湯タンク20に揚水でき、給
湯釦スイッチ67の操作により、貯湯タンク20内のお
湯を浴槽に給湯できるようにされている。さらに、給湯
釦スイッチ67の後方には、入浴準備用の貯湯釦スイッ
チ60及びタンク排水釦スイッチ61が設けられてい
る。貯湯釦スイッチ60の操作により、お湯供給手段
(後述する混合水栓42等)から浴槽内にお湯を供給で
き、タンク排水釦スイッチ61の操作により、貯湯タン
ク20内のお湯を排水できるようになっている。
【0018】一方、浴槽本体1の浴槽側壁1b上面に
は、ドア解錠釦スイッチ19A及びドア施錠釦スイッチ
19Bを一組とするドア開閉釦スイッチ19が設けられ
ている。ドア解錠釦スイッチ19Aの操作により、ドア
3を開じた状態でドアロックを行い、ドア施錠釦スイッ
チ19Bの操作により、ドアロックを解除してドア3が
開くようになっている。
【0019】浴槽本体1の内底部には一対の走行ピット
24が設けられ、走行ピット24には車椅子23の車輪
が通過可能にされている。一対の走行ピット24の幅寸
法は、大きさの異なる車椅子23の車輪に対応できるよ
うに、所定範囲の寸法値に設定されている。走行ピット
24は、浴槽の開口内底部から真っ直ぐ後方に延び、車
椅子23を浴槽内の入浴位置まで移動案内できるように
なっている。車椅子23が入浴位置に停止したとき、車
椅子23の後端部は、浴槽の開口周縁面1cよりも内側
に位置し、ドア3が車椅子23に当たることなく完全に
閉じられるようになっている。
【0020】走行ピット24の底面は、浴槽の外側の設
置床面とほぼ略面一に形成することが好ましい、ここ
で、走行ピット24の底面が床面レベルよりも若干高い
場合は、浴槽開口部2において車椅子23の走行移動を
円滑にするため、走行ピット24の底面と床面との段差
をなくす走行傾斜面(傾斜部材)を取り付けるものとす
る。このように、本実施例では、浴槽の内底面に、車輪
の走行を許容する走行ピット24を形成したことに第一
の特徴がある。したがってドア3を開ければ、浴槽内底
部の走行ピット24を車椅子23がスムースに通れるた
め、利用者は車椅子23に乗ったままで浴槽内に移動で
き、介助なしで入浴することができる。
【0021】浴槽本体1の正面側開口部2には、回転軸
9を介してFRP製のドア3が開閉可能に取付けられ
る。ドア取付側の浴槽側壁1aと対向する浴槽側壁1b
には、ドア3を閉鎖するためのドアロック機構4が内装
されており、このドアロック機構4のフック(係止爪)
5は、浴槽本体1の開口周縁面1cから前方へ突出可能
とされている。そして、フック5と対応するドア3の先
端側内面にはドアラッチ孔6が設けられ、ドアラッチ孔
6には、フック5が係脱自在に係合するようにされてい
る。
【0022】開口周縁面1cには、ドア3側のスイッチ
プレート(図略)が接近したことを感知する近接センサ
ー(ドア感知センサー)7が設置され、近接センサー7
によりドア3の閉動作が検出されるようになっている。
近接センサー7の検出信号は電気制御手段(図略)に送
られ、これに基づき電気制御手段は、ドアロック機構4
にロック指示信号を発するようになっている。ドア3内
面の全周縁部には、環状のゴムパッキング8が取り付け
られ、このゴムパッキング8より、ドア閉鎖時における
浴槽本体1とドア3の間の水密性が確保されている。
【0023】ここで図3乃至図5に基づいて、ドア3の
自動ドア開閉機構A及びその取付構造を詳述する。ドア
3は一枚板状に形成され、自動ドア開閉機構Aにより自
動的に開閉するようになっている。すなわち、ドア3の
縦辺の一側端には、回転軸9が上下に貫通し、この回転
軸9を介してドア3は浴槽本体1に対し開閉可能に取り
付けられている。回転軸9の上下端は、浴槽側壁1a
(又は1b)から前方側に延出して固定された軸受け板
10に回動可能に保持され、回転軸9の上端部には軸側
ギア11が一体に取り付けられている。
【0024】軸受け板10には、ギア11と離間して駆
動モータ12が取り付けられ、駆動モータ12の駆動軸
12aには、ピニオンギア13が一体に取り付けられて
いる。軸側ギア11とモータ側ピニオンギア13の間に
は、大小二個の大ギア14a及び小ギア14bを持つ遊
動(中間)ギア14が上下動可能に設けられている。ド
ア開閉釦スイッチ19をオンオフ操作することで、遊動
ギア14を上下動させることができると共に、駆動モー
タ12を回転させることができる。すなわち、ドア3の
開放時には、遊動ギア14は下動した状態、つまり図4
に示すようにドア3は無負荷の状態となる。一方、ドア
3の閉塞時には、遊動ギア14は上動した状態、つまり
図5に示すように、大ギア14aがモータ側ピニオンギ
ア13と連繋し、且つ小ギア14bが軸側ギア11と連
繋した状態となり、駆動モータ12によるドア3の開放
が可能となる。
【0025】次に図6に基づいて、フック跳ね上げ防止
装置15を備えたドアロック機構4について詳述する。
ドアロック機構4のフック5は、略鉤状に形成された係
止爪5aを先端に有し、基端部には長孔5bが形成され
ている。フック5の基端部は、長孔5bに係合する係止
軸16にて保持されると共に、フック5の略中央部はコ
イルバネ17により上方に牽引されている。フック5の
上面には傾斜段差部5cを挟んで後側下段面5dと前側
上段面5eとが連続して形成されている。これにより、
フック5が後方に移動することでフック跳ね上げ防止装
置15のコロ18が後側下段面5dから前側上段面5e
に乗り上げ、その結果、フック5が押し下げられてこれ
に伴って係止爪5aが下方に移動する。
【0026】ドア3を閉めたときは、近接センサー7が
これを感知し、電気制御部を介してドアロック機構4の
施錠動作を指示し、フック5を後方に移動させる。これ
により、フック5の係止爪5aは上記のごとく作動し
て、ドアロック孔6と係合してドア3を施錠する。逆
に、施錠されたドア3を開きたいときは、浴槽本体1上
部の解錠釦スイッチ19Aを軽く押せばよい。すると、
フック5はドア3の前方側に移動し、上記コロ18が前
側上段面5eから後側下段面5dに乗り下りる。そのた
め、コイルバネ17の牽引力によりフック5は上方に引
き上げられ、係止爪5aとドアロック孔6との係合が解
除される。その際、ドア3で圧縮されていたゴムパッキ
ング8の復元力により、ドア3はゆっくりと外側へ自然
開放する。尚、ドア3を閉じた際は、ドア3と浴槽側開
口周縁面1cとの間にゴムパッキング8が密着挟持され
ることでドア3の水密性が保持される。
【0027】浴槽本体1の後部に立設した貯湯タンク2
0内のお湯は、必要により給水口(図略)から浴槽内に
自然落下させて供給できるようになっている。貯湯タン
ク20の架台内には、給排水ユニットYが一体化して組
み入れられ、浴槽の給排水システムYを構成している。
次に、図7に基づいて本給排水システムYを説明する。
同図において、42は、サーモスタットを付設した先止
め式混合水栓で、給湯器からのお湯と水道管からの水と
を混合するものである。混合水栓42と浴槽(本体1)
とは浴槽用貯湯管43で接続され、貯湯管43の途中に
は、浴槽側に給湯する電磁弁44が設けられている。
【0028】浴槽1と貯湯タンク20とは、互いに並列
をなす主給湯管45及び補助給湯管(ポンプ始動前に使
用)46で接続され、主給湯管45の途中には給湯循環
ポンプ47が設けられ、補助給湯管46の途中には、電
磁弁48が設けられている。主給湯管45における給湯
循環ポンプ47の浴槽側及びタンク側には、それぞれ3
ポート形切換弁である電動ボール(三方)弁50A、電
動ボール(三方)弁50Bが設けられ、電動ボール弁5
0A、電動ボール弁50Bは方向切換操作により、揚水
管52、還流管53を介して、それぞれ貯湯タンク2
0、浴槽本体1に連通可能とされている。揚水管52、
還流管53の途中にはそれぞれ、揚水ポンプ62、還流
ポンプ63が設置されている。これにより、浴槽内のお
湯は、揚水ポンプ62により揚水管52を通って貯湯タ
ンク20に揚水でき、また主給湯管45内の浴槽側のお
湯は、還流ポンプ63により還流管53を通って、タン
ク側の電動ボール弁50Bに還流できるようになってい
る。
【0029】浴槽1と主給湯管45とは噴水供給管37
で接続され、噴水供給管37の途中には、主給湯管45
内のお湯を気泡発生装置38に供給する電磁弁56が設
けられている。噴水供給管37から浴槽に噴出されたお
湯は、エア取込口39から吸引されるエアーと混合され
て噴水流を発生させるようになっている。
【0030】その他、図7において、58、59は、そ
れぞれ浴槽内の所定の水面位置に取り付けた高水位セン
サー、低水位センサーで、これらのセンサー検出信号に
より、電動ボール弁50A及び50B等の機器類が動作
制御されるようになっている。41は、貯留タンク20
内に設けた越流管で、オーバーフローしたお湯を排出す
るものである。66は、貯留タンク20内底の排水口2
1に接続した排水管で、その途中にドレン65が取り付
けられている。
【0031】次に、上記給排水システムによる水回りに
ついて説明する。先ず、入浴準備では、混合水栓42に
既存の給湯器及び水道を接続し、混合水栓42内でお湯
と水を混合して適当温度のお湯を得る。その上で、貯湯
釦スイッチ60をオンにして電動弁44を作動させる。
すると、混合水栓42内のお湯は、浴槽用貯湯管43を
通じて浴槽内に供給される。この供給水が所定の高水位
まで上がると、これを高水位センサー58が検知し、電
動弁44を自動停止して、浴槽内に所定量のお湯が貯め
られる。
【0032】入浴直前においては、タンク用揚水釦スイ
ッチ61をオンにし、電動ボール弁50Aを揚水管52
側に切り換えて揚水ポンプ62を作動させる。すると、
浴槽内のお湯は、揚水管52を通って貯湯タンク20に
揚水される。そして、浴槽内のお湯が所定の低水位まで
下がると、これを低水位センサー59が検知し、揚水ポ
ンプ62を自動停止して、貯湯タンク20内へのお湯の
揚水が完了する。
【0033】そして入浴時には、浴槽用給湯釦スイッチ
67をオンにして、給湯循環ポンプ47を作動させる。
すると、貯湯タンク20内の湯は、主給湯管45を通っ
て浴槽に移送給湯される。浴槽内のお湯が所定の高水位
まで上がると、これを高水位センサー58が検知し、給
湯循環ポンプ47を自動停止し、浴槽内への給湯が完了
する。その際、給湯循環ポンプ47の始動前5〜10秒
間は、補助給湯管46の電磁弁48を開いて、貯湯タン
ク20から浴槽に所定量のお湯を自然落下させ、この
後、循環ポンプ47を始動して、浴槽へお湯を強制的に
圧送するものとする。
【0034】入浴中に入浴者は、気泡発生装置38によ
り浴槽内に気泡を発生させることができる。すなわち、
気泡発生停止釦スイッチ64を押すことで、電動ボール
弁50A、電動ボール弁50Bをそれぞれ噴水供給管3
7側、主給湯管45側に切り換えて、給湯循環ポンプ4
7を作動させればよい。すると、貯湯タンク20内のお
湯は、主給湯管45及び噴水供給管37を通って浴槽に
圧送される。これにより、噴水供給管37からの噴出水
は、エアー取込口39からのエアーと混合することで強
力な噴水流を発生し、これが浴槽内を循環するようにな
る。尚、気泡の発生を停止したいときは、気泡発生停止
釦スイッチ64を再度押してオフにすればよい。
【0035】最後に、入浴を終えて浴槽のお湯を排水す
るときは、浴槽内のお湯を貯湯タンク20に揚水した
後、タンク排水釦スイッチ61を押して電磁弁65を開
けばよい。すると、貯湯タンク20内の湯は、排水管6
6を通って外に排出される。尚、タンク排水釦スイッチ
61の設置箇所については、誤操作防止の観点から、気
泡発生停止釦スイッチ64等の他の操作釦スイッチと
は、別の箇所に設けることが好ましい。
【0036】このように、介護用浴槽を使用する際は、
混合給水栓22から給湯して一旦浴槽内にお湯を貯め、
このお湯を循環ポンプ47で貯湯タンク20に揚水して
おく。そして、利用者が入浴した後、貯湯タンク20内
のお湯を浴槽に再度移送する。この給湯方式では、浴槽
にお湯を一旦貯めることで、湯加減を手肌で確認でき、
寒い時でも温まった浴槽にすぐ入浴できる。
【0037】本発明は上記実施例に限定されず、種々の
応用例が考えられる。例えば、本給排水システムでは、
1回ごと使い捨てを原則とするが、貯湯タンク20に移
送して連続使用も可能である。この場合、貯湯タンク2
0には加温装置がないので、差し湯用の混合給水栓22
にて湯温を調整する。
【0038】上記のごとく本発明は、ドアを前開きと
し、自走シャワーチェアにて入浴可能とし、浴槽内への
車椅子の進入退出と停止安定性を考えて、浴槽床面に走
行ピットを設けたものである。この場合、車椅子は前向
きで入庫するようにし、車椅子の前方上部の空きスペー
スを利用して、洗面台、引出し式シャワーヘッド及びミ
ラー等を設置する。併せて、これら洗面台等を浴槽内に
配設することで、入浴に必要な実使用湯量が極力少なく
なる。又、大きな設置工事をなくすため、浴槽は直置き
タイプとする。ドアの取付については、設置面積などの
条件によって右側または左側の浴槽側壁に取り付けるこ
とができ、さらに貯湯タンクについては浴槽とは分離型
に構成し、より狭い場所にも設置できるようにする。
【0039】ドアの開閉は、電動モータでドア取付軸を
回転させ、自動開閉するようにする。ドアの閉状態を感
知する感知センサーを付設し、このセンサーと電動モー
タで協働してドアのロック及びロック解除を行うように
する。ロック駆動手段には回転ギアを組み込み、この回
転ギアはスイッチ操作で作動するようにし、それ以外は
無負荷状態としてフリーに開閉するものとする。
【0040】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によれば、浴槽の
内底部に車椅子が通れる走行ピットを設けたことによ
り、利用者は車椅子に乗ったままで浴槽内に入ることが
でき、介助協力者が要らなくなるという優れた効果があ
る。
【0041】請求項2の浴槽では、ドアの閉状態を感知
してドアの施錠を行なうロック機構を設けたことによ
り、駆動装置によりドアが閉じられると共に、ロック機
構によりドアの施錠が自動で行われるので、ドア部分の
防水性が向上するばかりか、利用者は車椅子からドア側
を向いてドアの閉鎖及び施錠操作を行う必要がなく、ド
アロックが不測の外力で解除されずに、入浴時における
利用者のプライバシーも守ることができる。
【0042】請求項3の浴槽では、3ポート形切換弁と
給湯循環ポンプとの間の主給湯管を噴水供給管で気泡発
生装置に接続し、切換弁と貯湯タンクとを揚水管で接続
し、切換弁用操作スイッチを浴槽本体に配設したことに
より、配管構造が簡易であるだけでなく、利用者は車椅
子に乗ったままスイッチ操作のみで、お湯の給排水を全
て一人で行うことができ、もって、従来から要請されて
いた完全自立型の介護用浴槽を安価に提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る浴槽の一実施例を示す正
面斜視図である。
【図2】浴槽と貯湯タンクの関係を示す平面図である。
【図3】ドア自動開閉機構を示す斜視図である。
【図4】ドア自動開閉機構の無負荷時を示す詳細側面図
である。
【図5】ドア自動開閉機構の負荷時を示す詳細側面図で
ある。
【図6】ドアロック機構を示す要部正面図である。
【図7】浴槽の給排水システムを示すシステム配管図で
ある。
【符号の説明】
1 浴槽本体 1a 浴槽側壁 1b 浴槽側壁 1c 開口周縁面 2 開口部 2a 凹段部面 3 ドア 4 ドアロック機構 5 フック 5a 係止爪 5b 長孔 5c 傾斜段差部 5d 後側下段面 5e 前側上段面 6 ラッチ孔 7 近接センサー(ドア感知センサー) 8 ゴムパッキング 9 回転軸 10 軸受け板 11 軸側ギア 12 駆動モータ 12a駆動軸 13 ピニオンギア 14 遊動(中間)ギア 14a大ギア 14b小ギア 15 フック跳ね上げ防止装置 16 係止軸 17 コイルバネ 18 コロ 19 ドア開閉釦スイッチ 19Aドア解錠釦スイッチ 19Bドア施錠釦スイッチ 20 貯湯タンク 21 排水口 22 混合給水栓 23 車椅子 24 走行ピット 25 鏡 27 シャワーヘッド 30 洗面台 37 噴水供給管 38 気泡発生装置 39 エアー取込口 41 越流管 42 混合水栓(お湯供給手段) 43 浴槽用貯湯管 44 電動(二方)弁 45 主給湯管 46 補助給湯管 47 給湯循環ポンプ 48 電磁弁 50A電動ボール(三ポート切換弁) 50B電動ボール 52 揚水管 53 還流管 56 電磁弁 58 高水位センサー 59 低水位センサー 60 貯湯釦スイッチ 61 タンク排水釦スイッチ 62 揚水ポンプ 63 還流ポンプ 64 気泡発生停止釦スイッチ 65 排水用ドレン 66 排水管 68 タンク用揚水釦スイッチ 67 浴槽用給湯釦スイッチ A 自動ドア開閉機構(駆動装置) Y 給排水システム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の側壁に設けた開口部に開閉自在な
    ドアを設けると共に、一旦浴槽内に貯留したお湯を収容
    して浴槽を空にする貯湯タンクを設け、該貯湯タンクに
    収容したお湯を再度浴槽内に供給するようにされると共
    に、入浴者が車椅子に搭乗したままの状態で乗入れ可能
    にされた介護用浴槽において、該浴槽の内底部に前記車
    椅子の車輪が通過可能にされた走行ピットを設けたこと
    を特徴とする介護用浴槽。
  2. 【請求項2】 ドアの開放を駆動装置により自動で行う
    と共に、ドアの閉状態を感知してドアと浴槽本体との施
    錠動作を行なうドアロック機構を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の介護用浴槽。
  3. 【請求項3】 気泡発生用の噴水供給管が連結された浴
    槽と、排水口をもつ貯湯タンクとを、給湯循環ポンプを
    設けた主給湯管により接続した介護用浴槽であって、給
    湯循環ポンプに対し浴槽側に3ポート形切換弁を設け、
    該切換弁と給湯循環ポンプとの間の主給湯管を前記噴水
    供給管に接続し、前記切換弁と貯湯タンクとを揚水管で
    接続し、前記切換弁を操作する操作スイッチを浴槽本体
    に配設したことを特徴とする介護用浴槽。
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