JP2002085214A - 陳列商品の情報表示具及びその使用方法 - Google Patents
陳列商品の情報表示具及びその使用方法Info
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Abstract
に渡って、表示ボードを縦方向に安定して傾斜設置する
ことができる陳列商品の情報表示具及びその使用方法を
提供すること。 【解決手段】 陳列商品の情報を表示したボードAを保
持するグリップ部1と、グリップ部1を縦方向に回動可
能、横方向に回動不能に支持すると共に、商品陳列棚な
どに着脱自在に取付可能な取付部と、を有する陳列商品
の情報表示具10。
Description
ケット、コンビニエンスストアー及びドラッグストアー
等の商品陳列棚に使用される陳列商品の情報表示具及び
その使用方法に関するものである。
には陳列商品に関する種々の情報を客に提供するために
陳列商品の情報表示具が設置されている。例えば、複数
段の棚を有する商品陳列棚の縦(鉛直)方向あるいは僅
かに傾斜した縦方向に、陳列商品の情報を比較的大きく
表示したボードを掲示する方法は客の目に留まり易く有
効な方法である。
商品陳列棚の前方端に形成される商品表示カード保持レ
ール(POSレール)にグリップ状の表示具を各々取付
け、ボードの複数箇所を側面から挟持して設置する方法
がある。このグリップ状の表示具は、例えば、ボード挟
持部とPOSレール取付け部とが一体化した固定式のも
のや、客が陳列商品を取り出す際、接触しても元に復元
するようにボード挟持部とPOSレール取付け部の接合
部に可撓性の部材を設けたものなどがある。これらのグ
リップ状表示具は、複数段の陳列棚が上下方向に傾斜が
無く、且つボードの掲示が鉛直方向である場合には有効
な表示具である。
ーマーケット等に設置されている複数段の商品陳列棚
は、人間工学的に上方の棚ほど急傾斜で、更に、奥行き
が狭いものが多い。この場合、演出効果を高めるため、
商品陳列棚の上下の傾斜に沿って表示のボードを傾斜さ
せることがある。このような場合、従来のグリップ状表
示具では、長さの違う種々の表示具を取り揃える必要が
あり、在庫管理が煩雑であった。更に、紙状物と異な
り、少々厚でのボードを傾斜させて支持する場合、グリ
ップ部が浅くならざるを得ず、客が陳列商品を取り出す
際、僅かな接触で脱落してしまうという問題もあった。
傍に、該商品陳列棚の複数段に渡って、表示ボードを縦
方向に安定して傾斜設置することができる陳列商品の情
報表示具及びその使用方法を提供することにある。
発明者は鋭意検討を行った結果、陳列商品の情報を表示
したボードを保持するグリップ部を縦方向に回動可能、
横方向に回動不能に支持すると共に、商品陳列棚などに
着脱自在に取付可能な表示具とすれば、少々厚でのボー
ドを傾斜させて支持しても、グリップ部が浅くならず、
従って客が陳列商品を取り出す際、接触しても脱落する
ことがなく、表示ボードを縦方向に安定して傾斜設置す
ることができることなどを見出し、本発明を完成するに
至った。
報を表示したボードを保持するグリップ部と、前記グリ
ップ部を縦方向に回動可能、横方向に回動不能に支持す
ると共に、商品陳列棚などに着脱自在に取付可能な取付
部と、を有する陳列商品の情報表示具を提供するもので
ある。また、本発明(2)は、前記グリップ部は、二つ
の挟持片からなるグリップ本体部と、前記挟持片の一方
に連接される中空穴を備える円板状支持部材とからな
り、前記取付部は、前記円板状支持部材の両側から挟持
し、前記中空穴に嵌合する突状部を有する二つの挟持片
を備える陳列商品の情報表示具を提供するものである。
また、本発明(3)は、前記円板状支持部材の下端外周
部に複数の歯状突起を設け、前記取付部に固定される係
止部にひとつの歯状突起を設け、前記円板状支持部材の
歯状突起の歯と前記取付部の歯状突起の歯との噛み合い
により前記グリップ部の位置決めを行う陳列商品の情報
表示具を提供するものである。また、本発明(4)は、
前記陳列商品の情報表示具を複数段の商品陳列棚の前方
端に形成される商品表示カード保持レールに2以上設置
し、当該2以上の情報表示具で陳列商品の情報を表示し
たボードを垂直又は傾斜状態で保持する陳列商品の情報
表示具の使用方法を提供するものである。
させて支持する場合でも、ボードの傾斜に係わらず、グ
リップ部をボードに直角に挟持でき、グリップが浅くな
らない。更に、横方向には回動不能で位置が固定される
から、例えば、客が陳列商品を取り出す際の僅かな接触
などで複数個の表示具のうち、一個の表示具の向きが変
わることによる表示ボードのねじりや変形などを防止で
き、表示ボードを縦方向に安定して傾斜設置することが
できる。また、グリップ部と取付部の二つの部品の組合
せで製作できるため、構造が簡単で且つ安価である。ま
た、歯と歯の噛み合いによりグリップ部の位置が固定さ
れるから、より安定な表示が可能となる。
る陳列商品の情報表示具を図1〜図6を参照して説明す
る。図1は本実施の形態例の陳列商品の情報表示具の斜
め正面から見た斜視図、図2は図1の情報表示具の斜め
後方から見た斜視図、図3は一部を断面で示す正面図、
図4は図3のX−X線に沿って見た図、図5(A)は図
3の記号Yで示す円内の拡大図、図5(B)は歯が歯を
乗り越える際、固定係止部の撓み状況を説明する図、図
6(A)、(B)及び(C)は2つの表示具で陳列商品
の情報を表示したボードを垂直又は傾斜状態で保持する
使用状態を説明する図である。陳列商品の情報表示具1
0は、陳列商品の情報を表示したボードAを保持するグ
リップ部1と、グリップ部1を縦方向に回動可能、横方
向に回動不能に支持すると共に、商品陳列棚などに着脱
自在に取付可能な取付部2と、を有するものである。
に抗してグリップ口を開ける把手部11aを有する一つ
の挟持片11と、他方の挟持片12からなるグリップ本
体部1aと、一方の挟持片12に連接される中空穴32
を備える樹脂製の円板状支持部材3とからなる。円板状
支持部材3の下端外周部には複数の歯状突起31が形成
され、歯状突起31は後述する固定係止部4のひとつの
歯状突起41と噛み合うようになっている。
挟持し、中空穴32に嵌合する突状部28を有する一対
の樹脂製の挟持片2aと、商品陳列棚の前方端のPOS
レールに着脱自在に取付可能な取付部本体2bとを備え
る。また、一対の挟持片2aの底部には一部を穴空き2
6とした基板29の上に固定される固定係止部4を有
し、該固定係止部4の中央にはひとつの歯状突起41が
形成され、歯状突起41はグリップ部の円板状支持部材
3の複数の歯状突起31と噛み合うようになっている。
に着脱自在に取付可能なものであれば、特に制限され
ず、本実施の形態例では、商品陳列棚の前方端のPOS
レールに装着されるもので、垂直基板29と、上下係止
片23で形成される略コ字状のものである。下方係止片
中央には丸穴23bと、丸穴23bの周りに一対のナッ
ト保持枠25が形成され、把手22を有するネジ棒を丸
穴23bから差し込み上端を上係止片23に当接せしめ
てナット24を閉めれば、POSレールの上下端の係止
部に上下係止片の両端係止部23aが係止するようにな
っている。
は、上記構成を採ることから、取付部2を商品陳列棚の
前方端のPOSレールに装着した場合、グリップ部1は
縦方向に回動可能であり、横方向には回動不能である。
すなわち、陳列商品の表示具10はグリップ部1の円板
状支持部材3を取付部2の一対の挟持片2aで形成され
る隙間に嵌め込むことで形成され、グリップ部1を縦方
向(上下方向)に動かすと、円板状支持部材3の中空穴
32に嵌合する突状部28が軸となり、適当な摩擦力を
保持して円滑に回動する。この際、図5に示すように、
円板状支持部材3の複数の歯状突起31と固定係止部4
のひとつの歯状突起41が噛み合い状態となり、グリッ
プ部1の位置決めが容易に行える(図5(A))。ま
た、グリップ部1の位置を変えるため、グリップ部1を
回動させると、円板状支持部材3の複数の歯状突起31
が固定係止部4のひとつの歯状突起41を乗り越える
際、固定係止部4の中央部42が基板29の穴26に押
し込まれて撓むため、回動が円滑に行われると共に、歯
状突起31が歯状突起41を乗り越えた後は、撓んだ固
定係止部4の復元により再び歯の噛み合い状態が実現で
きる。
a、4b、4cの商品陳列棚7のうち、4a及び4c棚
の前方端に形成されるPOSレール5に設置し、該2個
の表示具10、10で陳列商品の情報を表示したボード
Aを垂直(図6(C))、又は傾斜状態で保持する状態
を示す(図6(A)及び(B))。このような、ボード
Aを商品陳列棚7の縦方向の複数段に渡る垂直又は傾斜
する設置形態であっても、陳列商品の表示具10のグリ
ップ部1はボードを深く且つ安定して把持するように回
動できるため、陳列商品の情報を大きく表示した数mm〜
10cmの厚みのあるボードAであっても安定した表示が
可能となる。
斜させて支持する場合でも、ボードの傾斜に係わらず、
グリップ部をボードに直角に挟持でき、グリップが浅く
ならない。更に、横方向には回動不能で位置が固定され
るから、例えば、客が陳列商品を取り出す際の僅かな接
触などで複数個の表示具のうち、一個の表示具の向きが
変わることによる表示ボードのねじりや変形などを防止
でき、表示ボードを縦方向に安定して傾斜設置すること
ができる。また、グリップ部と取付部の二つの部品の組
合せで製作できるため、構造が簡単で且つ安価である。
また、歯と歯の噛み合いによりグリップ部の位置が固定
されるから、より安定な表示が可能となる。
正面から見た斜視図である。
ある。
(B)は歯が歯を乗り越える際、固定係止部の撓み状況
を説明する図である。
状態で保持する使用状態を説明する図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 陳列商品の情報を表示したボードを保持
するグリップ部と、前記グリップ部を縦方向に回動可
能、横方向に回動不能に支持すると共に、商品陳列棚な
どに着脱自在に取付可能な取付部と、を有することを特
徴とする陳列商品の情報表示具。 - 【請求項2】 前記グリップ部は、二つの挟持片からな
るグリップ本体部と、前記挟持片の一方に連接される中
空穴を備える円板状支持部材とからなり、前記取付部
は、前記円板状支持部材の両側から挟持し、前記中空穴
に嵌合する突状部を有する二つの挟持片を備えることを
特徴とする請求項1記載の陳列商品の情報表示具。 - 【請求項3】 前記円板状支持部材の下端外周部に複数
の歯状突起を設け、前記取付部に固定される係止部にひ
とつの歯状突起を設け、前記円板状支持部材の歯状突起
の歯と前記取付部の歯状突起の歯との噛み合いにより前
記グリップ部の位置決めを行うことを特徴とする請求項
1又は2記載の陳列商品の情報表示具。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の陳
列商品の情報表示具を複数段の商品陳列棚の前方端に形
成される商品表示カード保持レールに2以上設置し、当
該2以上の情報表示具で陳列商品の情報を表示したボー
ドを垂直又は傾斜状態で保持することを特徴とする陳列
商品の情報表示具の使用方法。
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---|---|---|---|
JP2000285039A JP4656708B2 (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 陳列商品の情報表示具及びその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|---|
JPS56164278A (en) * | 1980-05-22 | 1981-12-17 | Naoji Isshiki | Axial sealing device for rolling seal ring |
JP2000200041A (ja) * | 1999-01-07 | 2000-07-18 | Kawajun Kk | 陳列商品の情報表示具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56164278U (ja) * | 1980-05-10 | 1981-12-05 |
-
2000
- 2000-09-20 JP JP2000285039A patent/JP4656708B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS56164278A (en) * | 1980-05-22 | 1981-12-17 | Naoji Isshiki | Axial sealing device for rolling seal ring |
JP2000200041A (ja) * | 1999-01-07 | 2000-07-18 | Kawajun Kk | 陳列商品の情報表示具 |
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