JP2002084308A - データ配信方法およびデータ配信システム - Google Patents

データ配信方法およびデータ配信システム

Info

Publication number
JP2002084308A
JP2002084308A JP2000274990A JP2000274990A JP2002084308A JP 2002084308 A JP2002084308 A JP 2002084308A JP 2000274990 A JP2000274990 A JP 2000274990A JP 2000274990 A JP2000274990 A JP 2000274990A JP 2002084308 A JP2002084308 A JP 2002084308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
destination
facsimile
terminal
destination terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000274990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3674482B2 (ja
Inventor
Hiroshi Morishita
洋 森下
Yukio Tanabe
幸雄 田辺
Junichi Enomoto
純一 榎本
Satoshi Sasaki
聡 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000274990A priority Critical patent/JP3674482B2/ja
Publication of JP2002084308A publication Critical patent/JP2002084308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3674482B2 publication Critical patent/JP3674482B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 宛先側から不達データの再送信操作を行うこ
とのできる不達データの処理方法を提供する。 【解決手段】 複数の端末とセンタとからなるデータ配
信システムであって、センタは、端末から送信依頼され
たデータを蓄積する蓄積部と、蓄積したデータを発信端
末からの依頼内容または予め設定された条件に基づいて
複数の宛先端末に送信制御を行う制御部と、宛先端末に
送信できず不達となったデータの諸情報を宛先端末毎に
蓄積管理する不達情報管理手段と、宛先端末に対して送
信できなかったデータの諸情報を通知する通知手段と、
送信できなかったデータの再送信要求があると蓄積部か
ら取り出して送信する手段と、データの再送信が成功す
ると発信端末に対しデータの再送信を通知する手段とを
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種データの蓄積
交換や配信サービスに関し、特に、ファクシミリ、画
像、音声、その他データを、センタ装置を介して端末へ
送信するようなストア・アンド・フォワード型のデータ
配信システムにおいて、データを端末へ送信できなかっ
た場合の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】センタ装置を介して各種入出力端末へデ
ータを送信するストア・アンド・フォワード型のシステ
ムとしては、例えばファクシミリ蓄積交換装置とファク
シミリ端末からなるファクシミリ蓄積交換システムがあ
る。
【0003】ファクシミリ蓄積交換装置が、宛先ファク
シミリ端末にデータ送信を試みても原稿を送信できない
場合に、その宛先ファクシミリ端末への再送信を中止す
る処理のことを、不達電文処理と言う。一般的な不達電
文処理は、例えば特開昭53−31904号公報に記載
されているように、予め再送信許容回数を設定してお
き、その許容回数まで一定時間間隔で送信を繰り返して
も成功しない場合に不達と判断し、宛先ファクシミリ端
末への送信失敗を発信ファクシミリ端末に不達通知とし
て返信したのちに、発信ファクシミリ端末からの依頼原
稿を消去して同報通信を終了するというものである。
【0004】不達判断後の処理としては、特開平8−2
37409号公報に記載されているようなものもある。
特開平8−237409号公報では、ファクシミリ蓄積
交換装置は、発信ファクシミリ端末に、送信できなかっ
た原稿の番号、受付年月日、相手ファクシミリ端末の電
話番号等を示した不達通知を送信する。不達通知を受け
た発信側では、ファクシミリ蓄積交換装置に再送信をす
る場合に、原稿の再送信を依頼するコマンドとともに不
達通知に示された原稿番号を入力することにより、再度
原稿を読み取らせることなく再送信できる。
【0005】以上は、不達通知を発信ファクシミリ端末
に送るものであるが、不達通知を受信ファクシミリ端末
に送るものとして特願平8−116422号公報および
特願平11−317763号公報に記載された技術があ
る。これらは、不達通知を電子メールにして宛先側の電
子メール端末に送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、宛先側への不達通知は電子メールで宛先ファクシ
ミリ端末とは別の電子メール端末に送られていた。その
ため、予めファクシミリ蓄積交換装置にファクシミリ端
末と対応づけて不達通知メールの送付先アドレスを登録
しておいたり、不達となった場合のデータおよび不達通
知の転送先メールアドレスをファクシミリ送信開始時に
指定する必要があった。また、不達通知は電子メールで
送信するため、宛先側においては不達通知メールの有無
を確認するためにファクシミリ端末とは別のメール端末
の前に行って不達通知メールが届いているかどうか確認
しなければいけなかった。
【0007】さらに、不達通知メールを受信すること
で、不達となった通信があったことを知り得たとして
も、再送信の操作を行えるのは送信側のみであり、受信
側からは再送信の操作をすることはできなかった。ま
た、送信側において再送信操作を行う場合にも、不達と
なった宛先がいくつもある場合には、それらの宛先を一
つ一つ個別に指定して再送信しなくてはならず、大変手
間がかかるものであった。
【0008】通常、ファクシミリ通信が不達となるの
は、紙切れや電源OFF等の理由により一時的にファク
シミリ端末が受信不能となっているような場合である。
この間に不達となった原稿は、ファクシミリ蓄積交換装
置に登録されたファクシミリ端末であれば、大半はファ
クシミリ蓄積交換装置経由でファクシミリ原稿を受信し
ているので、ファクシミリ蓄積装置等のセンタ設備内に
蓄積保存することが可能である。
【0009】本発明は上記を踏まえ、先に述べた課題を
解決するためになされたもので、その目的は、宛先側か
ら不達データの再送信操作を行うことのできる不達デー
タの処理方法およびデータ配信システムを提供すること
にある。
【0010】また、その目的は、宛先側の端末が復旧
し、データを受信できる状態になった際に、宛先側の操
作で速やかに不達となったデータを再送信してもらうこ
とができる不達データ処理方法およびデータ配信システ
ムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、センタ装置に接続された端末装置が別の
端末装置にデータを送る場合、データを送信する端末装
置はセンタ装置に送信データを蓄積し、センタ装置は少
なくとも一つの宛先端末装置に蓄積した送信データを送
信し、センタ装置から宛先端末への送信データが不達と
なると、センタ装置は送信端末に不達通知を送信すると
ともに送信データを蓄積保存し、宛先端末復旧後に、宛
先端末側からの要求により不達電文リストを宛先端末に
送信するようにしたものである。
【0012】また、不達電文リストを受信した宛先端末
は、センタ装置に不達となったデータの再送信を要求す
ると、センタ装置は宛先端末に対して不達となったデー
タを再送信するようにしたものである。
【0013】また、センタ装置は、不達となったデータ
を宛先端末に再送信すると、送信端末に対し不達データ
を再送信したことを通知するようにしたものである。
【0014】より詳しくは、センタ装置は、データを発
信する端末から送信依頼されたデータを蓄積する蓄積部
と、蓄積したデータを発信端末装置からの依頼内容また
は予め設定された条件に基づいて複数の宛先端末装置に
データの送信制御を行う制御部と、宛先端末装置に送信
できなかったデータの依頼情報、不達情報、付属アイテ
ム情報等の諸情報を宛先端末装置毎に蓄積管理する不達
情報管理手段と、宛先端末装置に対して前記送信できな
かったデータの諸情報(付属アイテムファイル無し)を
通知する通知手段とを設けるようにしたものである。
また、さらに送信できなかったデータ(アイテムファイ
ル)の再送信要求があると、送信できなかったデータを
前記蓄積部から取り出して送信する手段とを設けたもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図6を用いて説明する。以下の実施の形態におい
ては、本発明をファクシミリ蓄積交換システムで実現す
る場合を例にとって説明する。この場合、前述の発信端
末装置と宛先端末装置はファクシミリ装置、センタ装置
はファクシミリ蓄積交換装置、電文の付属アイテムとは
ファクシミリ原稿画像に相当する。
【0016】図1は、本実施の形態における本発明のシ
ステム構成および同報通信における不達処理の流れを示
す図である。図2は、不達情報管理部における不達情報
の格納および不達電文リストの作成イメージを示す図で
ある。図3は、宛先ファクシミリ装置からの操作で不達
電文リストを取出す際のデータの流れを示す図である。
図4は、宛先ファクシミリ装置から不達電文の再送要求
操作を行い、宛先ファクシミリ装置へ不達電文が再送さ
れるまでのデータの流れを示す図である。図5は、不達
時の動作を示すシーケンス図である。図6は、宛先ファ
クシミリ端末が復旧した後の動作を示すシーケンス図で
ある。
【0017】図1に示すように、本実施形態における本
発明のシステムは、ファクシミリ蓄積交換装置と複数の
ファクシミリ装置から構成される。図1において、ファ
クシミリ装置1は、ファクシミリ蓄積交換装置12に同
報通信サービスを依頼する発信ファクシミリ装置であ
る。ファクシミリ装置2は、ファクシミリ装置1より指
定された複数の同報原稿送信先のひとつである。図1で
は、発信ファクシミリ装置および宛先ファクシミリ装置
はそれぞれ1台ずつ図示し、その他の発信ファクシミリ
装置および宛先ファクシミリ装置は図示を省略してい
る。なお、ファクシミリ蓄積交換装置12の受付部3お
よび出力部5も、複数のファクシミリ装置に対応してそ
れぞれ複数備えているが、図1においては図示を省略し
ている。
【0018】次に、動作を図1および図5を参照しなが
ら説明する。
【0019】まず、発信ファクシミリ装置1から、ファ
クシミリ蓄積交換装置12を呼び出すと(500,50
1)、ファクシミリ蓄積交換装置12の受付部3がこの
呼び出しを受信して受付を開始する(502)。発信フ
ァクシミリ装置1はファクシミリ蓄積交換装置12に依
頼するサービス内容と宛先とをPB信号またはOCRシ
ート、あるいはOMRシート等により指定する(50
3,504)。PB信号によるサービス指定の場合に
は、発信者はまず同報通信のサービスコードをPB信号
により入力し、続けて同報通信を行う宛先の番号を入力
していく。宛先の番号は宛先となるファクシミリ装置の
電話番号か、ファクシミリ装置毎に割り振られた論理端
末番号(ID番号)か、またはあらかじめ複数の宛先が
登録された同報群のグループ番号を指定する。
【0020】OCRシートを用いる場合には、発信ファ
クシミリ装置1側でシートに記入された文字・数字等の
情報を光学的に読み取り、これをファクシミリ画像情報
に変換してファクシミリ蓄積交換装置12に送り、ファ
クシミリ蓄積交換装置12側ではその画像情報を文字・
数字等の受付情報に変換する。
【0021】また、OMRシートは、同じく光学的に読
み取りしたシートをファクシミリ画像情報に変換してフ
ァクシミリ蓄積交換装置12に送り、ファクシミリ蓄積
交換装置12側ではシート上に記入されたマーキング位
置から受付情報を得る。
【0022】受付部3はPB信号、OCR、OMRシー
ト等により入力されたサービス内容、オプションサービ
ス、及び宛先を解読後、これらの情報の正規性について
チェックを行う(505)。正常な場合、PB信号によ
るサービス指定の場合は発信ファクシミリ装置1にその
旨をガイダンスにより通知して(506)、同報原稿の
画像情報受付を開始する。OCR、OMRシートによる
サービス指定の場合には、発信ファクシミリ装置1にフ
ァクシミリ画像情報にして出力して通知する。
【0023】発信ファクシミリ装置1は、この正常受付
の通知を受けた後、発信者の操作によりファクシミリ手
順を開始し、ファクシミリ蓄積交換装置12に対して同
報原稿の画像情報送信を開始する(507,508)。
【0024】受付部3で受付けられた画像情報はファク
シミリ蓄積交換装置12の蓄積形式に符号化されて(5
09)、ファクシミリ画像蓄積部4に蓄積される(51
0)。また、受付部3は受付した同報原稿を正常にファ
クシミリ画像蓄積部4に蓄積した後、先に解読したサー
ビス、宛先等の受付情報を制御部10に転送する(51
1)。
【0025】制御部10は指定されたサービスの内容に
基づき各部の制御を行う(512)。また宛先の電話番
号等の情報を主記憶部11に記憶させ、宛先管理を行う
(513)。そして、主記憶部11に展開した宛先管理
情報にもとづき、各宛先ファクシミリ装置への電文送信
制御を開始するよう、出力部5を起動する(514)。
【0026】ファクシミリ蓄積交換装置11は、前にも
述べたが、複数の回線を有しており、複数回線の同時通
信制御が可能である。従って図示は省略しているが受付
部3と出力部5は、ファクシミリ蓄積交換装置が収容し
ている回線毎に設けられており、複数の発信ファクシミ
リ装置1と、複数の宛先ファクシミリ装置2との同時通
信が可能となっている。
【0027】制御部10は、主記憶部11に展開した宛
先管理情報にもとづき、各宛先との電文送信制御を開始
するよう、上記複数の出力部5を起動する。
【0028】出力部5は制御部10の指示に従い宛先フ
ァクシミリ装置2への接続制御を行い、出力部5は宛先
への同報原稿送信処理を開始する(515〜518)。
【0029】出力部5は交換機と接続されている回線を
オフフックして宛先ファクシミリ装置への接続番号(電
話番号)を送出し、同報原稿の送信を試みる。この際、
相手ビジー、相手無応答、相手応答があってもファクシ
ミリ手順に入れない(音声端末への着信)、ファクシミ
リ手順後の通信品質NG等、様々な送信失敗要因が発生
しうる(519)。このような要因で宛先ファクシミリ
装置への送信が失敗した場合(520)、出力部5は同
報原稿送信処理を中止し、その宛先ファクシミリ装置へ
の通信結果とを制御部10に通知して、次の送信処理に
備える(521)。
【0030】制御部10は、出力部5からの通知によ
り、宛先ファクシミリ装置に対する通信結果と再送信回
数を送信結果記憶部6に書き込むよう制御する(52
2)。また、図5には示していないが、宛先ファクシミ
リ装置への再送信の時刻起動手続きを行った後、次の同
報宛先への電文送信制御のために出力部5を起動する。
【0031】以下、同様に制御部10の操作により、複
数の同報宛先への電文送信制御が同時進行する。送信が
成功した宛先については、制御部10より結果と確定時
刻を送信結果記憶部6に書き込む。送信失敗した宛先に
ついては、システムで許容する回数まで再送信を繰り返
すが、それでも送信できない宛先については不達とし、
制御部10より結果と確定時刻を送信結果記憶部6に書
き込む。全ての宛先の送信結果(成功、または不達)が
確定した後、制御部10は不達通知の作成とともに発信
ファクシミリ装置1に対して不達通知返信制御を開始す
るよう、編集部9及び通知表出力部8を起動する(52
3)。
【0032】不達通知とは同報通信において、不達とな
った宛先がある場合のみ、同報原稿送信処理が終了した
こと、その際に規定回数送信を繰り返しても送信できな
かった宛先(不達宛先)があったことを通知するため
に、ファクシミリ蓄積交換装置12が発信ファクシミリ
装置1に対して生成・送信するファクシミリ画像通知文
である。
【0033】編集部9は、送信した宛先の送信結果一覧
を送信結果記憶部6から読み出し、不達通知を文字情報
として編集する(524)。
【0034】通知表出力部8は発信ファクシミリ装置1
を呼び出し、相手応答後、編集部9によって編集された
不達通知をファクシミリ画像情報に変換して(52
5)、発信ファクシミリ装置1に返信する(526)。
【0035】発信者は発信ファクシミリ装置1に返信さ
れた不達通知により同報通信処理の終了を知るととも
に、不達通知の内容を確認し、特に原稿を送信できなか
った宛先(不達となった宛先)の情報について知ること
ができる。発信者はそこでファクシミリ蓄積交換装置
に、不達通知内容を確認しながら不達宛先に対して再送
信を依頼できるが、不達宛先を一つ一つ個別に指定しな
ければならないこと、原稿を発信ファクシミリ装置1か
ら再送信しなければならないこと等、発信者側の運用で
対処しなければならないので、再送信が実施されない場
合も多い。
【0036】本発明では、発信者側からでなく、宛先側
から不達電文の再送操作を行うことができる。
【0037】不達となった宛先について、その後、宛先
ファクシミリ装置が復旧したとする。たとえば不達とな
った当日は定休日で電源OFFとなっていた宛先ファク
シミリ装置については、翌日復電後には送信可能となる
ようになる。紙切れ・故障等で停止していた宛先ファク
シミリ装置等については、用紙の補充や機器修理を実施
しての復旧が可能である。
【0038】復旧後、本発明では、宛先ファクシミリ装
置はファクシミリ蓄積交換装置に自分宛の不達電文の有
無を確認することができる。図2、図3を用いて一実施
例を説明する。
【0039】発信ファクシミリ装置1へ不達通知を返信
した後、通知表出力部8は制御部10にその旨通知する
(527)。ここで本発明では、制御部10は発信者か
ら依頼された電文を消去せず、図2に示す通り不達情報
管理部7に保管する(528〜530)。図2は不達情
報をファクシミリ装置固有に割り当てた論理端末番号
(ID番号)毎に管理している様子を模式的に示してお
り、保管している電文を仮想の封筒に見立ててチェーン
方式で記録している。封筒内には発信元、宛先、対応画
像のファクシミリ画像蓄積部4内のディスク蓄積位置な
ど電文に関する全ての情報が記憶されており、ファクシ
ミリ端末毎の不達電文管理・検索が容易となっている。
電文が不達となる度にファクシミリ端末の不達封筒チェ
ーン末尾に不達電文封筒を追加していくことにより、時
系列に不達情報を管理できる。
【0040】さて、不達になりうる状態から復旧したフ
ァクシミリ装置は、障害から復旧までの間に不達となっ
た自分宛の電文について、ファクシミリ蓄積交換装置に
問い合わせることができる。図3および図6を用いて、
その動作を説明する。なお、図6においては、図5とは
逆に、発信ファクシミリ装置1を右に、宛先ファクシミ
リ装置2を左に示している。
【0041】障害復旧後(600)、宛先ファクシミリ
装置2がファクシミリ蓄積交換装置12を呼び出すと
(601,602)、この呼び出しが受付部3により受
信されて受付が開始される(603)。宛先ファクシミ
リ装置2はファクシミリ蓄積交換装置12に自分の論理
端末番号(ID番号)と、自分宛の不達電文リスト取出
しのサービスをPB信号またはOCRシート、あるいは
OMRシート等により指定する(604,605)。
【0042】受付部3はPB信号、OCR、OMRシー
ト等により入力された論理端末番号やサービス内容を解
読後、これらの情報の正規性についてチェックを行う
(606)。正常な場合、PB信号によるサービス指定
の場合は宛先ファクシミリ装置2にその旨をガイダンス
により通知して(607)、不達電文リスト作成を制御
部10に依頼する(608)。
【0043】宛先ファクシミリ装置2は、この正常受付
の通知を受けた後、オペレータが受信操作をすることに
よりファクシミリ手順を開始し、ファクシミリ蓄積交換
装置12に対して同報原稿の不達電文リスト受信を開始
する(609)。
【0044】制御部10は受付した宛先ファクシミリ装
置2の論理端末番号より、不達情報管理部7において宛
先の不達電文チェーンを検索し(610)、不達電文リ
ストの作成を編集部9に依頼する(611)。
【0045】編集部9は図2のように宛先の不達電文チ
ェーンから情報を取出して通知表を作成する(61
2)。編集された不達電文リストは、通知表出力部によ
りファクシミリ画像情報に変換され(613)、ファク
シミリ画像蓄積部4から取出した原稿の一部を列信化し
て、宛先ファクシミリ装置2に送信される(614)。
【0046】不達電文リストには、不達となった原稿の
先頭ページ一部が添付され、どのような原稿内容かがわ
かるようになっている。また、各不達電文にはメッセー
ジ通番がファクシミリ蓄積交換装置によって付与されて
おり、不達電文リストを受け取った宛先ファクシミリ装
置2の管理者は、自分宛の不達電文すべてを、または必
要な電文だけを選んで取出しすることができる。図4に
おいて、本発明による不達電文の取出し方法について説
明する。
【0047】図4において、まず宛先ファクシミリ装置
2がファクシミリ蓄積交換装置12を呼び出すと(61
5,616)、この呼び出しが受付部3により受信され
て受付が開始される(617)。宛先ファクシミリ装置
2はファクシミリ蓄積交換装置12に自分の論理端末番
号(ID番号)、暗証番号、自分宛の不達電文取出しの
サービスコードと、取出しを行う電文のメッセージ通番
をPB信号またはOCRシート、あるいはOMRシート
等により指定する(618,619)。メッセージ通番
は不達電文リストを見ながら行うことができ、またメッ
セージ通番指定のないときには自分宛の不達電文すべて
を取出すことができる。
【0048】受付部3はPB信号、OCR、OMRシー
ト等により入力された論理端末番号やサービス内容を解
読後、これらの情報の正規性についてチェックを行う
(620)。正常な場合、PB信号によるサービス指定
の場合は発信ファクシミリ装置1にその旨をガイダンス
により通知して(621)、不達電文送信を制御部10
に依頼する(622)。
【0049】宛先ファクシミリ装置2においては、この
正常受付の通知を受けた後、操作者が受信操作をする
(623)。これを受けて送信側であるファクシミリ蓄
積交換装置12はファクシミリ手順を開始し、宛先ファ
クシミリ装置に対して不達電文の送信を以下のように行
う。
【0050】制御部10は受付した宛先ファクシミリ装
置2の論理端末番号より、宛先の不達電文チェーンを検
索し(624)、不達電文の送信を出力部5に依頼する
(625)。
【0051】出力部5は制御部10の指示に従い、ファ
クシミリ画像蓄積部4から不達電文の原稿を取出し(6
26,627)、ファクシミリ信号に復号化して(62
8)宛先ファクシミリ装置2へ送信する(629)。正
常送信完了後、出力部5は制御部10にその旨通知す
る。
【0052】制御部10は、出力部5からの通知によ
り、宛先ファクシミリ装置に対する通信結果を送信結果
記憶部6に書き込む。この動作は、図5のシーケンスに
おける521および522と同様である。
【0053】さらに制御部は、宛先ファクシミリ装置の
不達情報管理部7のチェーンを更新した後、電文の発信
者へ不達再送通知作成および送信を開始する。制御部1
0は不達再送通知の作成とともに発信ファクシミリ装置
1に対して不達再送通知送信制御を開始するよう、編集
部9及び通知表出力部8を起動する(630)。
【0054】不達再送通知とは本発明において、一度不
達となった宛先より再送信依頼があり、当宛先へ正常送
信を完了したことを発信元に通知するために、ファクシ
ミリ蓄積交換装置12が発信ファクシミリ装置1に対し
て生成・送信するファクシミリ画像通知文である。
【0055】編集部9は、再送信した宛先の送信結果を
送信結果記憶部6から読み出し、不達再送通知を文字情
報として編集する(631)。
【0056】通知表出力部8は発信ファクシミリ装置1
を呼び出し(632)、相手応答後(633)、編集部
9によって編集された不達再送通知をファクシミリ画像
情報に変換して発信ファクシミリ装置1に返信する(6
34)。
【0057】発信者は発信ファクシミリ装置1に送信さ
れた不達再送通知により、その宛先への再送信の情報に
ついて知ることができる。本発明においては、このよう
にして発信者にとって、自分の手を煩わすことなく、宛
先への不達電文再送信がなされるようになる。
【0058】上記実施の形態では、宛先端末が復旧した
後に、一旦不達電文リストを取り寄せ、そのなかから必
要な電文を指定して再送してもらう場合について説明し
たが、リストを出力せずに直接不達電文を送信するよう
にしてよい。
【0059】以上の実施の形態によれば、ファクシミリ
蓄積交換装置等を介して同報通信を行う場合において、
一度不達になった電文について、宛先側のファクシミリ
装置から不達情報や不達電文を取出すことができる。こ
のため、ファクシミリ装置の話中や故障、紙切れによる
原稿の紛失を防止でき、ファクシミリ蓄積交換装置とし
ての利便性を向上することができる等の効果がある。
【0060】また本発明によれば、原稿の発信者側から
しても、不達となった宛先への再送信処理を、宛先側の
操作で行うことができるため、発信者の手間を軽減で
き、使い勝手向上等の効果がある。
【0061】以上、本発明をファクシミリ蓄積交換装置
に適用した場合の実施の形態について説明した。本発明
は上記の他、蓄積交換機能や同報機能を有するセンタ装
置において端末装置に対してデータ配信サービスを提供
するようなシステムに応用することが可能である。本発
明をファクシミリ蓄積交換装置以外の装置やシステムに
適用した場合でも、上記実施の形態の効果と同等の効果
が期待できる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、受信側から不達データ
の再送信操作を行うことができる。
【0063】また、受信側の端末が復旧しデータを受信
できる状態に戻った際に、受信側の操作で速やかに不達
となったデータを再送信してもらうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における本発明のシステム構成お
よび同報通信における不達処理の流れを示す図である。
【図2】不達情報管理部における不達情報の格納および
不達電文リストの作成イメージを示す図である。
【図3】宛先ファクシミリ装置からの操作で不達電文リ
ストを取出す際のデータの流れを示す図である。
【図4】宛先ファクシミリ装置から不達電文の再送要求
操作を行い、宛先ファクシミリ装置へ不達電文が再送さ
れるまでのデータの流れを示す図である。
【図5】不達時の動作を示すシーケンス図である。
【図6】宛先ファクシミリ端末が復旧した後の動作を示
すシーケンス図である。
【符号の説明】
1…発信ファクシミリ装置、2…宛先ファクシミリ装
置、3…受付部、4…ファクシミリ画像蓄積部、5…出
力部、6…送信結果記憶部、7…不達情報管理部、8…
通知表出力部、9…編集部、10…制御部、11…主記
憶部、12…ファクシミリ蓄積交換装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 純一 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所社会・ネットワークシステ ム事業部内 (72)発明者 佐々木 聡 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所社会・ネットワークシステ ム事業部内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA21 AB07 AB40 AC42 AE02 AF02 BC01 BC05 5K030 GA16 HA07 HB04 JT05 KA18 LD13 MB18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタ装置と該センタ装置に接続された
    複数の端末とからなるシステムにおけるデータ処理方法
    であって、 前記センタ装置は前記端末から送信依頼されたデータを
    蓄積し、少なくとも一つの宛先端末に前記蓄積したデー
    タを送信し、前記宛先端末が前記データを受信できない
    場合、該データを宛先端末毎に管理して保管し、データ
    の受信が可能となった前記宛先端末からの問合せに応答
    して、前記宛先端末に前記保管していたデータを送信す
    ることを特徴とするデータ配信方法。
  2. 【請求項2】 前記センタ装置は、データの受信が可能
    となった前記宛先端末から問合せに応答して、未送信デ
    ータのリストを送信し、 前記宛先端末が、前記リストに基づいて未送信データの
    再送信を要求すると、 前記センタ装置は、前記要求された未送信データを前記
    宛先端末に再送信することを特徴とする前記請求項1に
    記載のデータ配信方法。
  3. 【請求項3】 前記センタ装置は、前記未送信データを
    前記宛先端末へ再送信すると、前記送信依頼をした端末
    に対しデータを再送信したことを通知することを特徴と
    する前記請求項1または2に記載のデータ配信方法。
  4. 【請求項4】 複数の端末と、前記複数の端末が接続さ
    れたセンタ装置とからなるデータ配信システムであっ
    て、 前記センタ装置は、端末から送信依頼されたデータを蓄
    積する蓄積部と、前記蓄積したデータを前記送信依頼端
    末からの依頼内容または予め設定された条件に基づいて
    宛先の端末へ送信するよう制御する制御部と、前記宛先
    端末がデータを受信できない場合、前記データおよびそ
    の依頼内容を前記宛先端末毎に管理する情報管理部とを
    有し、前記宛先端末からの問い合わせに応答して、前記
    制御部は、前記宛先端末毎に管理していた未送信データ
    を検索して前記問い合わせのあった宛先端末に送信する
    よう制御することを特徴とするデータ配信システム。
  5. 【請求項5】 前記センタ装置は、データの受信が可能
    となった前記宛先端末から問合せに応答して、前記情報
    管理部で管理している情報を検索して未送信データのリ
    ストを作成して送信する通知手段を有し、 前記宛先端末は、前記リストに基づいて未送信データの
    再送信を要求すると、 前記制御部は、前記要求された未送信データを前記宛先
    端末に再送信することを特徴とする前記請求項4に記載
    のデータ配信システム。
  6. 【請求項6】 前記未送信データを前記宛先端末へ再送
    信すると、前記通知手段は、前記送信依頼をした端末に
    対しデータを再送信したことを通知することを特徴とす
    る前記請求項4または5に記載のデータ配信システム。
JP2000274990A 2000-09-06 2000-09-06 データ配信方法およびデータ配信システム Expired - Fee Related JP3674482B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000274990A JP3674482B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 データ配信方法およびデータ配信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000274990A JP3674482B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 データ配信方法およびデータ配信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002084308A true JP2002084308A (ja) 2002-03-22
JP3674482B2 JP3674482B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=18760679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000274990A Expired - Fee Related JP3674482B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 データ配信方法およびデータ配信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3674482B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219814A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム
JP2015002515A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 富士ゼロックス株式会社 画像送信装置およびプログラム
US10032152B2 (en) 2013-10-22 2018-07-24 Seiko Epson Corporation Transmission system that enables correlation between a sending device and each of multiple receiving devices

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219814A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム
US8213036B2 (en) 2007-03-07 2012-07-03 Ricoh Company, Ltd. Distribution system for scan image data and validating the scan image data
JP2015002515A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 富士ゼロックス株式会社 画像送信装置およびプログラム
US10032152B2 (en) 2013-10-22 2018-07-24 Seiko Epson Corporation Transmission system that enables correlation between a sending device and each of multiple receiving devices

Also Published As

Publication number Publication date
JP3674482B2 (ja) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6600750B1 (en) Email to fax processing when no secondary storage is available
US7274476B2 (en) Facsimile apparatus having a function of archiving an image data into an external device through a network
US6825955B1 (en) Method and apparatus for facsimile that notifies an e-mail transmission using facsimile protocol
US20020062363A1 (en) One-touch system for sending electronic mail and facsimiles from a fax machine
JP3608024B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置の制御方法
JPH11103322A (ja) ネットワーク対応通信装置
JP2002135505A (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP3748036B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP3867781B2 (ja) Httpサーバ
US20030164990A1 (en) Facsimile apparatus and control method thereof
JP2002084308A (ja) データ配信方法およびデータ配信システム
JPH10126551A (ja) インターネットファクシミリ装置
JPH1141406A (ja) データ通信システムにおける送信結果通知方法
JP3518789B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH0514407A (ja) Fax送信方法およびその装置
JPH10304128A (ja) ネットワークファクシミリ装置の制御方法
JP3466887B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP2678271B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2000358122A (ja) Fax配信装置
JP3380234B2 (ja) Fax送信装置
JP2000339240A (ja) 通信端末装置
JPH11103315A (ja) ネットワーク対応通信装置
JP2863849B2 (ja) 電子メール配送装置
JPH11317763A (ja) ネットワークファクシミリ装置の制御方法
JP2002252736A (ja) ネットワークファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050418

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees