JP2002084255A - デジタル伝送方法と受信機 - Google Patents

デジタル伝送方法と受信機

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JP2002084255A JP2001172224A JP2001172224A JP2002084255A JP 2002084255 A JP2002084255 A JP 2002084255A JP 2001172224 A JP2001172224 A JP 2001172224A JP 2001172224 A JP2001172224 A JP 2001172224A JP 2002084255 A JP2002084255 A JP 2002084255A
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道宏 上原
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智 木村
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寛 藤沢
Shigeki Moriyama
繁樹 森山
Makoto Sasaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上デジタル放送の受信機側で、チャンネル
切り替え時の遅延時間の主要因であるフレーム同期確立
の時間を短縮する。 【解決手段】 OFDM方式による地上デジタル放送の
伝送方法およびその受信機において、 放送のチャンネ
ル切り替え時にも、短時間でフレーム同期を確立できる
よう、エネルギ拡散の初期化をOFDM伝送フレームの
先頭以外のところで実行したり、TMCCキャリアの伝
送シンボルをTMCCキャリア毎に予め定められたシン
ボル数だけシフトして伝送したり、ACキャリアを使用
してフレーム同期信号を伝送したりして、チャンネル切
り替えから信号復号までの時間を短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、OFDM方式を
使ったデジタル伝送、例えば地上デジタルテレビジョン
放送あるいは地上デジタル音声放送の伝送方法およびそ
の受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本の地上デジタルテレビジョン放送と
地上デジタル音声放送の伝送方法は、帯域幅は異なるが
伝送方法はほぼ同じである。以下、特に区別しない限
り、両伝送方法をあわせて地上デジタル放送の伝送方法
と呼ぶ。日本の地上デジタル放送はISDB−T(Inte
grated System Digital BroadcastingーTerrestrial)と
呼ばれ、OFDM(Orthogonal Frequency Division Mu
ltiplex)という変調方法を採用している。OFDMは複
数のキャリアを利用したマルチキャリアの変調方法であ
る。ISDB−Tは帯域幅約430kHzのOFDMセ
グメントで構成され、13個のOFDMセグメントを用
いると地上デジタルテレビジョン放送の伝送方法、1個
または3個のOFDMセグメントを用いると地上デジタ
ル音声放送の伝送方法となる。
【0003】表1にISDB−Tの伝送パラメータを示
す。ISDB−Tには、キャリア本数の違いにより3種
類のモードがある。1つのOFDMセグメントあたりの
キャリア本数はモード1では108本、モード2では2
16本、モード3では432本である。キャリア間隔は
それぞれ、約4kHz、約2kHz、約1kHzであ
る。有効シンボル長はキャリア間隔の逆数であり、それ
ぞれ、252μs 、504μs 、1008μs である。
有効シンボルに付随して、ガードインターバルという干
渉を緩和する時間があり、有効シンボルとガードインタ
ーバルを合わせてシンボルと呼ぶ。ガードインターバル
長は、有効シンボル長の1/4、1/8、1/16、1
/32と4種類ある。1フレームは204シンボルから
なるため、1フレーム長は、ガードインターバル長を1
/4とすると、モード1では約65ms、モード2では
約130ms、モード3では約260msとなる。
【0004】ところで、OFDMキャリアの中には、T
MCC(Transmission and Multiplexing Configuratio
n Control)という伝送制御キャリアが複数あり、TM
CCで16ビットのフレーム同期信号を伝送している。
フレーム同期信号は、全てのTMCCを使って、フレー
ムの先頭で1回のみ伝送される。また、エネルギー拡散
は、各階層毎にOFDM伝送フレームの先頭で初期化さ
れる。受信側でフレーム同期を確立するためには、フレ
ーム同期信号を検出する必要がある。フレーム同期の誤
検出を避けるためにフレーム同期信号を2度検出する場
合には、信号受信からフレーム同期確立までの時間は平
均値で1.5フレーム、最大値で2フレームとなる。
1.5フレームの時間は、モード1では約100ms、
モード2では約200ms、モード3では約400ms
となる。また、2フレームの時間は、モード1では約1
30ms、モード2では約260ms、モード3では約
520msとなる。
【0005】図2に、送信側の伝送路符号化部の系統図
を示す。MPEG(Moving Picturecoding Experts Gro
up の作業により生み出された通信・放送・蓄積の3分
野に汎用的に使用可能な動画像符号化方式)−2 TS
(Transport Stream)が再多重201され、(204,
188)RS(Reed・ Solomon)符号による誤り訂正符号
のパリティが付加202された後、最大3階層まで階層
分割203される。各階層に分けられた後、エネルギ拡
散205され、遅延補正206され、バイトインターリ
ーブ208され、畳み込み符号化210された後、キャ
リア変調211(ビットインターリーブしてからマッピ
ング)され、階層合成212される。エネルギ拡散、遅
延補正、畳込み符号はビット処理であり、バイトインタ
ーリーブはバイト処理であるため、204,209では
バイトからビットへ変換され、207ではビットからバ
イトへ変換される。その後、時間インターリーブ213
および周波数インターリーブ214がかけられ、OFD
Mフレーム構成215がパイロット信号216およびT
MCC信号217の付加のもとに実施され、IFFT
(Inverse Fast Fourier Transform) 218されて、ガ
ードインターバルが付加219される。ここで、エネル
ギ拡散の初期化は、各階層毎にフレームの先頭で行われ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】地上デジタル放送の視
聴でチャンネルを切り替える場合には、チャンネルを切
り替えるたびに、フレーム同期確立、時間デインターリ
ーブ、映像復号などを行わなければならない。チャンネ
ルを切り替えてから映像を画面に表示するまでにかかる
時間では、フレーム同期確立、時間デインターリーブ、
映像復号が支配的である。時間デインターリーブは約1
00ms、映像復号は約300ms程度と考えられ、フ
レーム同期確立の時間はモード3では平均約400ms
であるとすると、全体のほぼ半分を占める。チャンネル
を切り替えてから映像が画面に表示されるまでに約1秒
もかかることになり、チャンネル切り替えに煩わしさを
伴ってしまう。そこで本発明の目的は、チャンネル切り
替えの際の遅延時間の主要因であるフレーム同期確立の
時間を短縮することの可能な地上デジタル放送の伝送方
法並びにそれ用の受信機を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明デジタル伝送方法は、エネルギ拡散された信
号がOFDM変調方式によって伝送されるデジタル伝送
方法において、チャンネル切り替え時のフレーム同期確
立の時間を短縮するため、送信側および受信側における
エネルギ拡散の初期化をOFDM伝送フレームの先頭以
外のところでも実行することを特徴とするものである。
【0008】また、本発明デジタル伝送方法は、OFD
M方式によるデジタル伝送の伝送方法において、チャン
ネル切り替え時のフレーム同期確立の時間を短縮するた
め、TMCCキャリアの伝送シンボルをTMCCキャリ
ア毎に予め定められたシンボル数だけシフトして伝送す
ることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明デジタル伝送方法は、OFD
M方式によるデジタル伝送の伝送方法において、チャン
ネル切り替え時のフレーム同期確立の時間を短縮するた
め、ACキャリアを使用してフレーム同期信号を伝送す
ることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明デジタル伝送の受信機は、エ
ネルギ拡散された信号がOFDM変調方式によって伝送
されるデジタル伝送方式の送信信号を受信する受信機に
おいて、チャンネル切り替え時のフレーム同期確立の時
間を短縮するため、前記受信側におけるエネルギ拡散の
初期化をOFDM伝送フレームの先頭以外のところでも
実行するよう構成したことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明デジタル伝送の受信機は、一
度受信した局のTMCC情報を記録する手段と、該手段
によって記録されたTMCC情報を使ってフレーム同期
を確立する手段とを具えたことを特徴とするものであ
る。
【0012】また、本発明デジタル伝送の受信機は、エ
ネルギ拡散の初期値を計算する手段を具え、該手段によ
って計算されたエネルギ拡散の初期値と前記記録された
TMCC情報とを使ってエネルギ拡散の初期化を実行す
ることにより、フレームの先頭以外でもフレーム同期を
確立するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】また、本発明デジタル伝送の受信機は、O
FDM方式によるデジタル伝送の送信信号を受信する受
信機において、チャンネル切り替え時のフレーム同期確
立の時間を短縮するため、TMCCキャリアの伝送シン
ボルをTMCCキャリア毎に予め定められたシンボル数
だけシフトして送信されてきた送信信号を受信し、フレ
ーム内の複数個所にあるフレーム同期信号を使用してフ
レーム同期確立を行うよう構成したことを特徴とするも
のである。
【0014】また、本発明デジタル伝送の受信機は、O
FDM方式によるデジタル伝送の送信信号を受信する受
信機において、チャンネル切り替え時のフレーム同期確
立の時間を短縮するため、ACキャリアで送られてきた
フレーム同期信号を使ってフレーム同期確立を行うよう
構成したことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面および表を使用し
て本発明の実施の形態を詳細に説明する。地上デジタル
放送の伝送諸元を表1に示す。地上デジタル放送ではデ
ータを伝送するキャリア以外に、SP(Scattered Pilo
t)とCP(Continual Pilot)のパイロット信号、TMC
C(Transmision and Multiplexing Configuration Con
trol)の伝送信号、ACl(Auxiliary Channel 1) と
AC2の付加情報伝送信号がある。
【0016】
【表1】
【0017】地上デジタル放送には、同期系セグメント
構成と差動系セグメント構成の2種類があり、モード1
の場合の前者の構成を図3に、後者の構成を図4に示
す。図中でSijは、iキャリア番号、jシンボル番号の
OFDMシンボルを示す。シンボル番号はモードによら
ず0〜203の値を取る。キャリア番号はモードによっ
て異なり、モード1の場合は0〜107、モード2の場
合は0〜215、モード3の場合は0〜431である。
TMCC、ACl、AC2のキャリア番号は、セグメン
ト毎に決まっており、同期系セグメントの場合のTMC
CおよびACのキャリア配置を、モード1,2および3
についてそれぞれ表2の(a),(b)および(c)に
示し、差動系セグメントの場合のTMCCおよびACの
キャリア配置を、モード1,2および3についてそれぞ
れ表3の(a),(b)および表4に示す。
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】同期系セグメント構成の場合のTMCCの
キャリア本数は、モード1では1本、モード2では2
本、モード3では4本である。また、差動系セグメント
構成の場合のTMCCキャリア本数は、モード1では5
本、モード2では10本、モード3では20本である。
【0022】次に、TMCCの内容を示す。TMCCは
表5に示す内容で構成されている。TMCCは204ビ
ットからなり、最初のビットであるB0 が差動復調の基
準、B1 〜B16の16ビットが同期信号、B17〜B19
3ビットがセグメント形式識別、B20〜B121 の102
ビットが変調方式、誤り訂正符号化率、時間インターリ
ーブ長などの伝送パラメータを示す情報、B122 〜B
203 の82ビットが誤り訂正のためのパリティビットで
ある。TMCCがセグメント内に複数キャリアある場合
は同一内容を送ることになっている。なお、地上デジタ
ル放送では、変調方式や誤り訂正符号化率などの組み合
わせを変えて最大3階層までの階層伝送を行うことがで
きる。各階層毎にOFDM伝送フレームの先頭でエネル
ギ拡散の初期化を行うことになっている。
【0023】
【表5】
【0024】ところで、地上デジタル放送の1フレーム
は204シンボルで構成されるが、ガードインターバル
比が1/4の場合、1フレーム長はモード1では約65
ms、モード2では約130ms、モード3では約26
0msである。モード2のフレーム長は、モード1のフ
レーム長の2倍、モード3のフレーム長は、モード1の
フレーム長の4倍である。ここで、階層伝送している場
合の多重フレームパターンは、モード2ではモード1の
多重フレームパターンを2回繰り返し、モード3ではモ
ード1の多重フレームパターンを4回繰り返す。エネル
ギ拡散の初期化はOFDM伝送フレームの先頭で行われ
るため、通常、フレームの先頭(0シンボル番号)から
データを復調する。しかし、モード2の場合は、フレー
ムの先頭以外にフレームの真中、つまり102シンボル
番号で各階層毎にエネルギ拡散の初期値がわかっていれ
ば、その値を使ってエネルギ逆拡散が可能であり、フレ
ームの真中からもデータを復調することが可能となる。
もしくは、102シンボル番号で送信側および受信側と
もに各階層毎にエネルギ拡散の初期化を行うことによっ
て、フレームの真中からもデータを復調することが可能
となる。つまり、フレームの先頭と真中の2箇所からデ
ータを復調することが可能になる。また、モード3の場
合は、51シンボル番号、102シンボル番号、153
シンボル番号で各階層毎のエネルギ逆拡散の初期値を予
め計算しておくことにより、フレームの先頭以外のこれ
らのところでフレーーム同期の確立が可能であり、フレ
ームの先頭箇所と合わせ、フレームの4箇所のシンボル
番号からフレーム同期確立が可能で、そこからデータを
復調することが可能となる。
【0025】〔実施例1〕TMCCのB0 がOFDMシ
ンボル番号の0に割り当てられている場合を本発明の第
1の実施例として以下に示す。図1は、本発明に係るチ
ャンネル選択からフレーム同期に至るまでのフローチャ
ートを示す。まず、図1のフローチャートに従って、地
上デジタル放送受信機の動作について説明する。受信者
がチャンネルAを選択(101)したとする。するとこ
の受信機は、チャンネルAを以前受信した時のTMCC
情報103を読み出す(102)。次にモード、ガード
インターバル比に従い、OFDM波を復調する(10
4)。OFDM波を復調すると、TMCC情報が得られ
るので、復調されたOFDMシンボル毎にTMCC情報
を1ビット読み取る(105)。TMCCを連続して読
み取り、読み取った16ビットをWordXとする(1
06)。以前読み取ったTMCC情報は、Bl〜B16
の16ビットをWordYl、B52〜B67の16ビ
ットをWordY2、BlO3〜l18の16ビットを
WordY3、B154〜B169の16ビットをWo
rdY4として記憶しておく(108)。WordX
と、WordYl、WordY2、WordY3、Wo
rdY4それぞれとの相互相関を取る(107)。
【0026】相互相関を取り、いずれかと一致するかど
うかをチェックする(109)。一致しなかった場合
は、105に戻り、TMCCの次の1ビットを読み取
り、1ビットずれたTMCCをWordXとして、同様
の動作を繰り返す。109において、WordYnと一
致したとする。例えば、WordY3と一致したとす
る。すると、受信した信号から51ビット後のTMCC
を読み取り、WordX’とする(110)。次に、W
ordX’とWordY(n+1)(この例では、Wo
rdY4)との相互相関を取る(111)。相互相関の
結果が一致していなかった場合は、105に戻り、次の
TMCCを1ビット読み取って、同様な動作を繰り返
す。112において、一致した場合は、フレーム同期が
確立したと見なす(113)。ここで、フレーム同期確
立とは、本フローの動作により、フレーム内のシンボル
位置が一意に定まることを意味する。つまり、Yl,Y
2,Y3,Y4のいずれかの位置で、フレーム同期が確
立したことを意味する。この例の場合は、Y4の位置で
フレーム同期が確立した。113によってフレーム同期
が確立したと見なされたら、115において各階層毎に
フレーム同期位置に応じたエネルギ拡散の初期値を計算
する。OFDM伝送フレームの先頭、つまり、Ylでフ
レーム同期が確立した場合は、初期値は既知であるの
で、初期値の計算の必要があるのは、OFDM伝送フレ
ームの先頭以外でフレーム同期が確立した場合である。
114においては、115から得られた各階層毎のエネ
ルギ拡散の初期値を読み込み、各階層のデータの復号を
開始する。
【0027】この第1の実施例の103では、前回受信
した時のTMCC情報のみを記憶しているが、TMCC
以外にモード、ガードインターバル比の情報も記憶して
おいてもよい。また、前回ではなく、そのチャンネルで
最も長く視聴されている放送のTMCC情報を記憶して
おいてもよい。また、この実施例の102では、前回の
TMCC情報のみを読み込んでいるが、加えて、モー
ド、ガードインターバル比も読み込んでもよい。またさ
らに、この実施例の106、108では、相互相関を取
るためのそれぞれのWordのビット数を16ビットと
しているが、例えば8ビット、24ビット、32ビット
など16ビット以外でもよい。また、この実施例の10
8では、相互相関を取るためのWordYnは4種類と
しているが、2種類でも、3種類でも、6種類でも、1
2種類でも、204が割り切れるならいくらでもよい。
なお、その場合、110で相互相関を取るためのWor
dX’は51ビット後ではなく、2種類の場合は102
ビット、3種類の場は68ビット、6種類の場合は34
ビットなどとなる。また、この108では、WordY
lはBl〜B16などとしているが、例ばYlはB18
8〜203、Y2はB35〜B50、Y3はB86〜B
lOl、Y4はB137〜B152など、WordYn
の種類が4種類の場合、51ビット間隔ならどこでもよ
い。WordYnの数が異なる場合も同様である。
【0028】この第1の実施例の109や112では、
相互相関が一致と言っているが、完全に一致していなく
てもよい。場合によっては、1ビットや2ビットの相違
があってもよい。114はデータの復号開始するところ
であるが、モード1の場合はシンボル0、モード2の場
合はシンボル0かシンボル102の2箇所、モード3の
場合はシンボル0、シンボル51、シンボル102、シ
ンボル153の4箇所が適切である。もちろん、それ以
外のシンボルのところからも復号の開始は可能である。
また、この第1の実施例は、TMCCのB0 がOFDM
シンボル番号の0に割当てられている場合の例であった
が、OFDMシンボル番号の187や186など、OF
DMシンボル番号0よりWordXのビット数以上前の
シンボル番号に割り当てられている場合も同様である。
この場合、フレーム同期が確立してから、データ復号開
始までの時間が短縮される。また、この第1の実施例
は、115でフレーム同期位置がわかってからエネルギ
拡散の初期値を計算しているが、予め初期値を計算して
おき、115に記憶しておく方が適切である。
【0029】〔実施例2〕TMCCの差動復調の基準B
0 が割当てられるOFDMシンボル番号(Pj )がTM
CCのキャリア番号毎に異なる場合の本発明に係る第2
の実施例を次に説明する。TMCCのビットとOFDM
シンボル番号との対応表を表6に示す。モード1の場合
は、全てのTMCCキャリアについて、B0→P0とい
うように、TMCCの0ビット目のデータをOFDMシ
ンボル番号の0に割当て、TMCCの1ビット目以降も
順次OFDMシンボルに割当てる。モード2の場合は、
半分のTMCCキャリアについては、モード1と同様B
0→P0というように割当てる。一方、残りの半分のT
MCCキャリアについては、B0→P102というよう
にTMCCの0ビット目のデータをOFDMシンボル番
号の102に割当て、TMCCの1ビット目以降順次O
FDMシンボルに割当てる。つまり、OFDMフレーム
の真中からTMCCのビットを割り付け始める。モード
3の場合は、全TMCCキャリアを4種類に分割し、最
初の1/4のTMCCキャリアについては、モード1と
同様B0→P0というように割当てる。次の1/4のT
MCCキャリアについては、B0→P51というよう
に、OFDMフレームの1/4のところからTMCCの
ビットを割り付け始める。次の1/4のTMCCキャリ
アは、B0→P102というように、モード2と同様に
OFDMフレームの真中からTMCCのビットを割り付
け始める。残りの1/4のTMCCキャリアは、B0→
P153というように、OFDMフレームの3/4のと
ころからTMCCのビットを割り付け始める。なお、上
記のすべてのビットの割当てを16ビットまたは17ビ
ット程度前にずらして割当ててもよい。このようにTM
CCのビットをキャリア毎にずらして割り付けると、モ
ードに関わらず、TMCC内のフレーム同期信号が一定
時間間隔で入ることになり、モード2やモード3の場合
もモード1と同様に素早くフレーム同期を確保すること
ができるようになる。
【0030】
【表6】
【0031】図5は、本発明第2の実施例に係るチャン
ネル選択からフレーム同期に至るまでのフローチャート
を示す。なお、ここではまず、モード3の同期系セグメ
ントの例について示す。図5のフローチャートに従っ
て、地上デジタル放送受信機の動作について説明する。
受信者がチャンネルAを選択(501)したとする。す
るとこの受信機は、モード、ガードインターバル比を合
わせ、OFDM波を復調する(504)。モードがわか
ると、TMCCのキャリア番号がわかるので、TMCC
l、TMCC2、TMCC3、TMCC4に相当するキ
ャリアを差動復調し、0であるか1であるか検出して読
み出す(505)。TMCClから読み取った16ビッ
トはWordXlとし、TMCC2から読み取った16
ビットはWordX2とし、TMCC3から読み取った
16ビットはWordX3とし、TMCC4から読み取
った16ットはWordX4とする(506)。16ビ
ットのフレーム同期信号でWordW0およびWord
Wl(508)と、WordXl、WordX2、Wo
rdX3、WordX4それぞれとの相互相関を取る
(507)。相互相関を取った後いずれかと一致するか
どうかをチェックする(509)。
【0032】いずれとも一致しなかった場合は505に
戻り、各TMCCキャリアから1ビットずつ読み取り、
1ビットずれたビット列をWordXl〜WordX4
として同様の動作を繰り返す。509においていずれか
のWordXmがWordW0かWordW1と一致し
たとする(例えば、WordX3がWordW0と一致
したとする)。すると、TMCC(m+1)キャリアに
ついて51ビット後のデータを読み取りWordX′と
する(510)。次に、WordX′とWordW0か
WordWl(この例では、WordX4’とWord
W0)との相互相関を取る(511)。512におい
て、相互相関の結果が一致していなかった場合は505
に戻り、各TMCCキャリアのデータを1ビットずつ読
み取って、同様な動作を繰り返す。512において相互
相関が一致した場合は、フレーム同期が確立したと見な
す(513)。513によってフレーム同期が確立した
と見なされたら、514によりデータ復号を開始する。
なお、フレーム同期が確立されたときのTMCCキャリ
アを知ることにより、フレームの先頭を把握することが
できる。
【0033】前述の実施例ではモード3の同期系セグメ
ントの例であったが、モード2の場合はTMCCキャリ
アはTMCClとTMCC2となり、同様なフローで実
施することができる。なおこの場合210では、102
ビット後のデータを読み取ることになる。第2の実施例
の504では、モード、ガードインターバル比をOFD
M信号から検出しているが、前回チャンネルAを受信し
たときのモード、ガードインターバル比情報を読み込ん
で復調してもよい。またこの実施例の509や512で
は、相互相関が一致と言っているが、完全に一致してい
なくてもよく、場合によっては、1ビットや2ビットの
相違があってもよい。さらにまたこの実施例の514は
データの復号を開始するところであるが、モード1の場
合はシンボル0、モード2の場合はシンボル0かシンボ
ル102の2箇所、モード3の場合はシンボル0、シン
ボル51、シンボル102、シンボル153の4箇所が
適切である。もちろん、それ以外のシンボルのところか
らも復号開始可能である。
【0034】前述の第2の実施例では、TMCClのB
0 がOFDMシンボル番号の0に割当てられている場合
の例であったが、OFDMシンボル番号の187や18
6など、OFDMシンボル番号0より16ビット以上前
のシンボル番号に割り当てられている場合も同様であ
る。この場合、フレーム同期が確立してからデータ復号
開始までの時間がさらに短縮できる。この第2の実施例
は同期系セグメントの例であったが、差動系セグメント
の場合はTMCCのキャリアの本数は5倍となる。Wo
rdXの各ビットは、各キャリアを差動復調した後のア
ナログ値を5本のキャリアで平均した後0,1判定した
値を用いてもよいし、各キャリアを差動復調した後0,
1判定し、5本のキャリアの多数決を取ったものを用い
てもよい。
【0035】〔実施例3〕地上デジタル放送にはTMC
Cキャリア以外にACキャリアがあり、ACキャリアを
使ってフレーム同期信号を送った場合の実施例を、本発
明に係る第3の実施例として以下に説明する。AC(Au
xiliary Channel)には同期系セグメントと差動系セグメ
ントに共通に存在するAClと、差動系にしかないAC
2の2種類がある。AClを使ってフレーム同期信号を
送る場合を以下に示す。なお、AClは1フレームあた
り204ビットあり、1ビット目をC0、2ビット目を
Cl、3ビット目をC2とし、最後のビットをC203
とする。またC0はTMCCと同様差動基準とし、例え
ばClからC16の16ビットをフレーム同期信号とす
る。フレーム同期信号のパターンは、例えばTMCCの
フレーム同期信号のパターンと同様、W0(00110
10111101110)とWl(110010100
0010001)とする。
【0036】AClのビットとOFDMシンボル番号と
の対応表を表7に示す。表6のTMCCへの割当てと同
様な方法により表7のように割当てられる。なお、前述
のすべてのビットの割当てを16ビットまたは17ビッ
ト程度前にずらして割当ててもよい。このようにACl
のビットをキャリア毎にずらして割り付けると、モード
に関わらずACl内のフレーム同期信号がほぼ一定時間
間隔で入ることになり、素早くフレーム同期を確保する
ことができるようになる。なお、フレーム同期信号W0
とWlは、TMCCと同様フレーム毎に交互に入れても
よいし、フレーム内でAClのキャリア位置に応じて交
互に入れてもよい。表7のようにAClにフレーム同期
信号をキャリア毎にずらして割り付けると、モードに関
わらずACl内のフレーム同期信号がほぼ一定時間間隔
で入ることになり、モード2やモード3の場合もモード
1と同様に素早くフレーム同期を確保することができる
ようになるし、モード1の場合でも従来の方法と比較
し、素早くフレーム同期を確保できるようになる。
【0037】
【表7】
【0038】図6に本発明第3の実施例に係るチャンネ
ル選択からフレーム同期に至るまでのフローチャートを
示す。なお、ここでは、モード3の例について示す。図
6のフローチャートに従って、地上デジタル放送受信機
の動作について以下に説明する。受信者がチャンネルA
を選択(601)したとする。するとこの受信機はモー
ド、ガードインターバル比を合わせ、OFDM波を復調
する(604)。モードがわかると、AClのキャリア
番号がわかるので、ACl_1、ACl_2、ACl_
3、ACl_4、ACl_5、ACl_6、ACl_
7、ACl_8に相当するキャリアを差動復調し、0で
あるか1であるか検出して読み出す(605)。ACl
lから読み取った16ビットはWordXlとし、A
C1 2から読み取った16ビットはWordX2、同
様にWord3〜WordX8を得る(606)。16
ビットのフレーム同期信号であるWordW0およびW
ordW1(608)とWordXl〜WordX8そ
れぞれとの相互相関を取る(607)。相互相関を取っ
ていずれかと一致するかどうかをチェックする(60
9)。一致しなかった場合は605に戻り、各AClキ
ャリアから1ビットずつ読み取り1ビットずれたビット
列をWordXl〜WordX8として、同様の動作を
繰り返す。
【0039】609において、いずれかのWordXm
がWordW0かWordWlと一致したとする(例え
ば、WordX3がWordW0と一致したとする)。
すると、ACl_(m+1)キャリアについて25ビッ
ト後(または26ビット後)のデータを読み取り、Wo
rdX’とする(610)(WordXmがWordX
3の場合は、AC1 4キャリアのデータを読み取
る)。次に、WordX′とWordW0かWordW
1(ここの例では、WordX4’とWordW0)と
の相互相関を取る(611)。612において、相互相
関の結果が一致していなかった場合は605に戻り、各
AClキャリアのデータを1ビットずつ読み取って同様
な動作を繰り返す。612において相互相関が一致した
場合は、フレーム同期が確立したと見なす(613)。
613によってフレーム同期が確立したと見なされたら
614によりデータ復号を開始する。なお、フレーム同
期が確立されたときのAClキャリアがいずれであるか
を知ることにより、フレームの先頭を把握することがで
きる。
【0040】前述の第3の実施例はモード3の例であっ
たが、モード2の場合はAClキャリアはACl_1、
ACl_2、ACl_3、AC1 4の4種類となり、
同様なフローで実施できる。なお、この場合、610で
は51ビット後のデータを読み込む。また、モード1の
場合は、AClキャリアはACl_1、AC1 2の2
種類となり同様なフローで実施でき、610は102ビ
ット後のデータを読み込むことになる。この第3の実施
例においても、第2の実施例で述べたように、モード、
ガードインターバル比情報の読み込み、相関一致の多少
の相違等、同様な手法が適用できる。この第3の実施例
では、フレーム同期はAClのみを使って確立したが、
TMCCを併用してもよい。またこの実施例では、フレ
ーム同期信号は、W0(00110101111011
10)とWl(1100101000010001)と
したが、1種類でもよいし、別のパターンでもよい。ま
た、16ビットでなく、8ビットや24ビット等でもよ
い。なお、この第3の実施例によれば、第2の実施例よ
りも素早くフレーム同期が確立され、より短い時間でデ
ータ復号が開始できる。
【0041】以上いくつかの実施例により本発明の実施
の形態を詳細に説明してきたが、本発明はこれに限定さ
れることなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨
内で各種の変形、変更の可能なことは自明であろう。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、地上デジタル放送のチ
ャンネルを切り替えて視聴する際、チャンネルを切り替
えてから映像が画面に表示されるまでの時間を短縮する
ことができ、チャンネル切り替えによって生じる映像が
画面に表示されるまで待つという煩わしさを軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明第1の実施例に係るフローチャートを
示す図。
【図2】 地上デジタル放送の伝送路符号化部の系統を
示す図。
【図3】 本発明でモード1の場合の同期系OFDMセ
グメントの構成を示す図。
【図4】 本発明でモード1の場合の差動系OFDMセ
グメントの構成を示す図。
【図5】 本発明第2の実施例に係るフローチャートを
示す図。
【図6】 本発明第3の実施例に係るフローチャートを
示す図。
【符号の説明】
101 チャンネルAを選択 102 以前にチャンネルAを受信した時のTMCCを
読み込む 103 チャンネルAを以前受信した時のTMCC情報 104 OFDM波を復調 105 TMCCを1ビットずつ読み取る 106 読み取った16ビットをWordXとする 107 WordXとWordYn(n=1,2,3,
4)それぞれとの相互相関を取る 108 Bl〜B16の16ビットをWordYl、B
52〜B67の16ビットをWordY2、BlO3〜
l18の16ビットをWordY3、B154〜B16
9の16ビットをWordY4として記憶しておく 109 WordYnと一致するかどうか 110 51ビット後のTMCCを読み取りWord
X′とする 111 WordX′とWordYn+1との相互相関
を取る 112 相互相関が一致するかどうか 113 フレーム同期確立 114 各階層毎に、フレーム同期位置に応じたエネル
ギ拡散の初期値を読み込み、データの復号を開始 115 フレーム同期位置に応じたエネルギ拡散の初期
値を各階層毎に計算 201 TS再多重部 202 外符号(204,188)の追加部 203 階層分割部 204 バイト→ビット変換部(MSBファースト) 205 エネルギ拡散処理部 206 遅延補正部 207 ビット→バイト変換部(MSBファースト) 208 バイトインターリーブ処理部 209 バイト→ビット変換部(MSBファースト) 210 畳込み符号化処理部 211 キャリア変調部 212 階層合成部 213 時間インターリーブ処理部 214 周波数インターリーブ処理部 215 OFDMフレーム構成部 216 パイロット信号 217 TMCC信号 218 IFFT処理部 219 ガードインターバル付加部 501 チャンネルAを選択 504 OFDM波を復調 505 TMCC1〜4の各キャリアから1ビットずつ
読み取る 506 TMCC1から読み取った16ビットはWor
dXl、TMCC2はWordX2、TMCC3はWo
rdX3、TMCC4はWordX4とする 507 WordXn(n=1,2,3,4)それぞれ
とWordW0,W1との相互相関を取る 508 WordW0(00110101111011
10)とWordW1(11001010000100
01) 509 いずれかのWordXm(X1〜X4のいずれ
か)とWordWp(W0かW1)が一致するかどうか 510 TMCCm+1のキャリアについて51ビット
後のデータを読み取りWordX′とする(mが4の場
合はm+1は1) 511 WordX′とWordW0との相互相関を取
る(WpがW0の場合、但し、mが4の場合はWord
W1との相互相関を取る) 512 511の相互相関が一致するかどうか 513 フレーム同期確立 514 データ復号開始 601 チャンネルAを選択 604 OFDM波を復調 605 AC1 1〜AC1 8の各キャリアから1ビ
ットずつ読み取る 606 AC1 1から読み取った16ビットはWor
dXl、AC12はWordX2、同様にAC1 8は
WordX8とする 607 WordXn(n=1〜8)それぞれとWor
dW0,W1との相互相関を取る 608 WordW0(00110101111011
10)とWordW1(11001010000100
01) 609 いずれかのWordXm(X1〜X4のいずれ
か)とWordWp(W0かW1)が一致するかどうか 610 AC1 m+1のキャリアについて、25また
は26ビット後のデータを読み取りWordX′とする
(mが8の場合はm+1は1) 611 WordX′とWordW0との相互相関を取
る(WpがW0の場合、但し、mが8の場合はWord
W1との相互相関を取る) 612 611の相互相関が一致するかどうか 613 フレーム同期確立 614 データ復号開始
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 智 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 藤沢 寛 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 森山 繁樹 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 佐々木 誠 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 5C025 AA01 DA01 5K022 DD01 DD19 DD42 5K047 AA02 CC01 CC08 HH15 LL06 MM13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギ拡散された信号がOFDM変調
    方式によって伝送されるデジタル伝送方法において、チ
    ャンネル切り替え時のフレーム同期確立の時間を短縮す
    るため、送信側および受信側におけるエネルギ拡散の初
    期化をOFDM伝送フレームの先頭以外のところでも実
    行することを特徴とするデジタル伝送方法。
  2. 【請求項2】 OFDM方式によるデジタル伝送の伝送
    方法において、チャンネル切り替え時のフレーム同期確
    立の時間を短縮するため、TMCCキャリアの伝送シン
    ボルをTMCCキャリア毎に予め定められたシンボル数
    だけシフトして伝送することを特徴とするデジタル伝送
    方法。
  3. 【請求項3】 OFDM方式によるデジタル伝送の伝送
    方法において、チャンネル切り替え時のフレーム同期確
    立の時間を短縮するため、ACキャリアを使用してフレ
    ーム同期信号を伝送することを特徴とするデジタル伝送
    方法。
  4. 【請求項4】 エネルギ拡散された信号がOFDM変調
    方式によって伝送されるデジタル伝送方式の送信信号を
    受信する受信機において、チャンネル切り替え時のフレ
    ーム同期確立の時間を短縮するため、前記受信側におけ
    るエネルギ拡散の初期化をOFDM伝送フレームの先頭
    以外のところでも実行するよう構成したことを特徴とす
    るデジタル伝送の受信機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の受信機において、一度受
    信した局のTMCC情報を記録する手段と、該手段によ
    って記録されたTMCC情報を使ってフレーム同期を確
    立する手段とを具えたことを特徴とするデジタル伝送の
    受信機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の受信機において、エネル
    ギ拡散の初期値を計算する手段を具え、該手段によって
    計算されたエネルギ拡散の初期値と前記記録されたTM
    CC情報とを使ってエネルギ拡散の初期化を実行するこ
    とにより、フレームの先頭以外でもフレーム同期を確立
    するようにしたことを特徴とするデジタル伝送の受信
    機。
  7. 【請求項7】 OFDM方式によるデジタル伝送の送信
    信号を受信する受信機において、チャンネル切り替え時
    のフレーム同期確立の時間を短縮するため、TMCCキ
    ャリアの伝送シンボルをTMCCキャリア毎に予め定め
    られたシンボル数だけシフトして送信されてきた送信信
    号を受信し、フレーム内の複数個所にあるフレーム同期
    信号を使用してフレーム同期確立を行うよう構成したこ
    とを特徴とするデジタル伝送の受信機。
  8. 【請求項8】 OFDM方式によるデジタル伝送の送信
    信号を受信する受信機において、チャンネル切り替え時
    のフレーム同期確立の時間を短縮するため、ACキャリ
    アで送られてきたフレーム同期信号を使ってフレーム同
    期確立を行うよう構成したことを特徴とするデジタル伝
    送の受信機。
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