JP2002083884A - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法

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JP2002083884A
JP2002083884A JP2000269723A JP2000269723A JP2002083884A JP 2002083884 A JP2002083884 A JP 2002083884A JP 2000269723 A JP2000269723 A JP 2000269723A JP 2000269723 A JP2000269723 A JP 2000269723A JP 2002083884 A JP2002083884 A JP 2002083884A
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film
etching
gate electrode
electrode material
mask material
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JP2000269723A
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Inventor
Wakako Moriyama
和歌子 森山
Hiroshi Kawamoto
浩 川本
Kunihiro Miyazaki
邦浩 宮崎
Soichi Nadahara
壮一 灘原
Masami Saito
真美 齋藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート電極短絡を確実に防止する半導体記憶
装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板1上に第1のゲート絶縁膜3
を介して第1の浮遊ゲート電極材料膜4aを形成した
後、素子分離溝8を加工し、この素子分離溝8に素子分
離絶縁膜10が第1の浮遊ゲート電極材料膜4aの面位
置より突出した状態に埋め込み、この上に、第2の浮遊
ゲート電極材料膜4bを堆積し、この第2の浮遊ゲート
電極材料膜4b上に、マスク材11の酸化膜を形成した
後、このマスク材11をマスクに第2の浮遊ゲート電極
膜4bをエッチング加工して、素子分離絶縁膜10上に
おいてスリット13で分離する。その後、そのスリット
13内におけるゲート電極材料膜4bの残渣をエッチン
グ除去し、次いで、水洗処理し、その後、マスク材11
をエッチング除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置(EEPROM)の製造方法に関し、特に浮遊ゲ
ート電極と制御ゲート電極とが積層された電気的書き換
え可能なNAND型EEPROMの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】浮遊ゲート電極と制御ゲート電極が積層
された電気的書き換え可能なメモリトランジスタを用い
たEEPROMが知られている。なかでも、複数のメモ
リトランジスタをそれらのソース、ドレイン拡散層を隣
接するもの同士で共用する形で直列接続してNANDセ
ルを構成するNAND型EEPROMは高集積化ができ
るものとして注目されている。
【0003】一般に、この種のNAND型EEPROM
のメモリセルアレイは、図11(a)の等価回路および
図11(b)の平面図に示すように構成されている。
【0004】即ち、図11(a)に示すように、浮遊ゲ
ート電極と制御ゲート電極が積層されたNチャネルMO
S FETからなる複数個のメモリトランジスタCG1.
1、CG2.1、CG3.1…CGn.1が直列に接続され、一
端側のドレインが選択用のNMOSトランジスタSG
1.1を介してビット線コンタクトによりビット線BL1
に接続され、他端側のソースが選択用のNMOSトラン
ジスタSG2.1を介してソース線コンタクトによりソー
ス線Sに、それぞれ接続されて1つのNAND型メモリ
セルを構成する。同様に、2列目のSG1.2、CG1.2、
CG2.2、CG3.2…CGn.2、SG2.2のようにNAND
型メモリセル群が複数個アレイ状に配置され、メモリセ
ルアレイを構成する。
【0005】そして、このメモリセルアレイは、図11
(b)に示すように、前記各トランジスタが半導体基板
の同一ウエル領域に形成されており、メモリトランジス
タCG1.1、CG2.1、CG3.1…、CGn.1(CG1.2、
CG2.2、CG3.2…CGn.2)の制御ゲート電極は、ビ
ット線BLに対して略直交する行方向に連続的に配設さ
れてワード線WL1、WL2、…WLnとなる。また、選
択トランジスタSG1.1、SG1.2(SG1.2、SG2.2)
の制御ゲート電極も同様に連続的に配設されて選択線S
L1,SL2となる。各メモリセルの浮遊ゲート電極
は、破線のエッチングで示すように、各トランジスタ毎
に制御ゲート電極下で分離独立している。
【0006】従来、この種のNAND型EEPROMの
メモリセルアレイは、一般に、図12乃至図21に示す
ような製造工程により製造されている。図12乃至図2
1は、それぞれ、図11(a)のA−A’線およびB−
B’線に沿って切断し、矢印方向から眺めた縦断面図で
ある。
【0007】まず、図12(a)に示すように、P型シ
リコン基板(P型ウエル)101上に熱酸化法により、
シリコン酸化膜102を形成する。
【0008】次に、図12(b)に示すように、このシ
リコン酸化膜102を、NH3ガスを用いて窒化処理し
た後、更に、酸化処理することにより、オキシナイトラ
イド膜103に置換する。このオキシナイトライド膜1
03は、第1のゲート絶縁膜として働き、一般に、トン
ネル酸化膜と称される。
【0009】次いで、図12(c)に示すように、前記
オキシナイトライド膜103上に、CVD法により、第
1の非晶質シリコン膜104a、シリコン窒化膜105
及び酸化膜106を順次堆積させる。この非晶質シリコ
ン膜104aは、浮遊ゲート電極となる第1のゲート電
極材料膜である。
【0010】次いで、図13(d)に示すように、前記
酸化膜106上には、リソグラフィーにより、素子分離
領域に開口を持つレジストパターン107を形成し、こ
のレジストパターン107をマスクとして前記酸化膜1
06をエッチング加工する。
【0011】次いで、図13(e)に示すように、前記
レジストパターン107を除去した後、前記酸化膜10
6をマスクとして前記シリコン窒化膜105をエッチン
グ加工する。続いて、ウエット処理により、前記シリコ
ン窒化膜105及び前記酸化膜106を後退させた後、
このシリコン窒化膜105及び酸化膜106をマスクと
して、異方性ドライエッチングであるRIEにより、前
記非晶質シリコン膜104a、前記オキシナイトライド
膜103、前記シリコン基板101をエッチング加工し
て、図示のような素子分離溝108を形成する。これに
より、ストライプパターンの素子領域109が形成され
る。前記第1のゲート電極材料膜の非晶質シリコン膜1
04aも、素子領域109と同じパターンに加工される
が、この段階ではまだ、NANDセル内のメモリトラン
ジスタ毎に分離はされない。
【0012】次いで、図14(f)に示すように、前記
素子分離溝108の内壁を酸化した後に、プラズマCV
D法により素子分離絶縁膜としてのシリコン酸化膜11
0を堆積する。そして、このシリコン酸化膜110を前
記シリコン窒化膜105をストッパマスクとするCMP
処理により研磨して、図示のように、前記シリコン窒化
膜105が露出して素子分離溝108には、シリコン酸
化膜110が埋め込まれて平坦化された状態を得る。
【0013】次いで、図14(g)に示すように、ウエ
ット処理で前記シリコン酸化膜110を後退させて高さ
を低くした後、前記シリコン窒化膜105をウエット処
理により剥離する。このとき、前記シリコン酸化膜11
0は、前記非晶質シリコン膜104aの面位置より突出
した状態となる。次に、ウエット処理により、前記シリ
コン酸化膜110の上端部コーナAを後退させる。
【0014】その後、図14(h)に示すように、CV
D法により、浮遊ゲート電極となる第2のゲート電極材
料膜としての第2の非晶質シリコン膜104bを堆積す
る。この第2の非晶質シリコン膜104bは、導電型不
純物としてのリンがドープされてなり、また前記第1の
非晶質シリコン膜104aとで、最後に浮遊ゲート電極
を構成する。
【0015】次いで、図15(i)に示すように、この
第2の非晶質シリコン膜104b上に、CVD法により
酸化膜111aを堆積した後、この酸化膜111a上に
は、リソグラフィーにより素子分離絶縁膜である前記シ
リコン酸化膜110上にストライプ状の開口を持つレジ
ストパターン112を形成する。そして、このレジスト
パターン112をマスクとして前記酸化膜111aをエ
ッチング加工し、図16(j)に示すように、前記レジ
ストパターン112を除去する。
【0016】続いて、図16(k)に示すように、CV
D法により酸化膜111bを堆積し、この酸化膜111
bを異方性エッチングして、前記酸化膜111aの側壁
に酸化膜のサイドウオール111bを形成する。この酸
化膜111a、111bとで、後述する第2のゲート電
極材料膜104bを素子分離絶縁膜のシリコン酸化膜1
10上で分離するための、分離用のスリット形成のマス
ク材111として作用する。
【0017】次いで、図17(l)に示すように、この
酸化膜のマスク材111(111a、111b)をマス
クとして、前記第2の非晶質シリコン膜104bをRI
Eによる異方性ドライエッチングにより、前記シリコン
酸化膜110上において、前記第2の非晶質シリコン膜
104bに分離用のスリット112を加工する。
【0018】続いて、図17(m)に示すように、前記
酸化膜のマスク材111(111a、111b)を、H
F溶液をN2バブリングして蒸気としたHF蒸気エッチ
ング(以下、HF Vaporと称する)で剥離する。
【0019】次いで、図18(n)に示すように、第2
のゲート絶縁膜(層間ゲート絶縁膜)113を形成した
後、その上に、図18(o)に示すように、制御ゲート
電極材料膜として第3の非晶質シリコン膜114をLP
CVD法により堆積する。この非晶質シリコン膜114
は、導電型不純物としてのリンが添加されてなる。更
に、この非晶質シリコン膜114上には、LPCVD法
によりシリコン窒化膜115を堆積し、続いて、このシ
リコン窒化膜115上に、レジスト116を塗布する。
【0020】次いで、図19(p)に示すように、リソ
グラフィーにより、ストライプ状の素子領域109と直
交する方向にストライプ状の開口を持つレジストパター
ン116aを形成し、このレジストパターン116aを
マスクとして、前記シリコン窒化膜115をパターンニ
ングする。
【0021】次いで、図20(r)に示すように、前記
レジストパターン116aを除去した後、このシリコン
窒化膜116aをマスクとして前記制御ゲート電極材料
膜の第3の非晶質シリコン膜114を、図11に示すよ
うに、ストライプ状の素子領域109と直交する方向に
連続するワード線としてパターニングする。この制御ゲ
ート電極114と同時に第2のゲート絶縁膜113およ
び第2、第1の非晶質シリコン膜104b、104aを
順次、パターニングし、ワード線と自己整合された形で
各メモリトランジスタの浮遊ゲート電極が、図中のハッ
チングで示すように、分離され、且つ独立に形成され
る。
【0022】そして、図21(s)に示すように、熱酸
化法により浮遊ゲート電極としての前記第1、第2の非
晶質シリコン膜104a、104b及び制御ゲート電極
としての第3の非晶質シリコン膜115の側面に、シリ
コン酸化膜117を形成する。一般に、この酸化工程は
後酸化工程と呼ばれ、これにより形成される前記酸化膜
117は、後酸化膜と称される。この酸化膜117を形
成した後、イオン注入によってイオンを素子領域109
間の前記シリコン基板101内に打込み、熱アニールに
より活性化させて各メモリトランジスタのソース、ドレ
イン拡散層119を形成する。
【0023】次いで、通常の工程に従って、図示しない
が、層間絶縁膜を堆積し、その上にビット線BLを形成
することにより、メモリセルアレイが完成する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法では、図17(i)に示すように、マスク材
としての酸化膜111(111a、111b)を用い
て、浮遊ゲート電極としての前記非晶質シリコン膜11
4bに、素子領域109に沿ってストライプ状のスリッ
ト112をエッチング加工して、前記非晶質シリコン膜
104bを前記素子分離絶縁膜110上で分離した後、
このマスク材としての酸化膜111を、HFVapor
により剥離しているが、前記素子分離絶縁膜110が、
前記スリット112のエッジ部で局所的に横方向にオー
バエッチングされてしまうという問題が発生する。これ
は次のような理由による。
【0025】HF Vaporにより酸化膜エッチング
を行う場合、まず、次のようにHFがHF2-イオンとな
ることが必要である。
【0026】 H2O + 2HF → (H2O)H+ + HF2- (1) 次に、式(2)のような反応によって酸化膜がエッチン
グされる。
【0027】 SiO2 + 2(H2O)H+ + 2HF2 - → SIF4 + 4H2O (2) 非晶質シリコン膜104bをエッチングした場合、スリ
ット112のエッジ部に非晶質シリコン104bの残渣
(残留物)が生じ、HF Vaporの初期段階で、上
記式(2)のような残渣(残留物)のエッチングが進行
しH2Oが生成される。本来、酸化膜111は素子分離
絶縁膜110と選択的に剥離が出来るはずであるが、こ
の新たに生成されたH2OによりHFとH2Oとの均衡が
崩れ、H 2O生成量が多いスリット112のエッジ部の
素子分離絶縁膜110が横方向にのオーバエッチングさ
れる。その結果、図22に拡大して示すように、第2の
ゲート絶縁膜113及び制御ゲート電極材料膜114の
形成工程において、スリット112のオーバエッチング
部分に第2のゲート絶縁膜113及び制御ゲート電極材
料膜114が入り込む。そのため、制御ゲート電極材料
膜114の加工時に、前記第2のゲート絶縁膜113が
マスクとなり、図23においてハッチングで示すよう
に、素子領域109に沿って前記オーバーエッチング部
分に制御ゲート電極材料膜114の一部が残ってしま
う。従って、制御ゲート電極(ワード線)間が電気的に
短絡するという問題があった。
【0028】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、目的とするところは、ゲート電極間短絡を確実に防
止する半導体記憶装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の本発明に係わる半導体記憶装置の製造方法で
は、半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前
記ゲート絶縁膜上にゲート電極材料膜を形成する工程、
前記ゲート電極材料膜を、マスク材をマスクにエッチン
グしてゲート電極を分離形成する工程と、前記ゲート電
極の分離形成工程後、前記マスク材を剥離する工程を具
備してなり、前記マスク材の剥離工程は、前記ゲート電
極材料膜の残渣をエッチング除去する工程と、前記エッ
チング除去工程後、前記ゲート電極材料膜の残渣除去部
分を水洗処理する工程と、前記水洗処理工程後、前記マ
スク材をエッチング除去する工程とからなることを特徴
としている。
【0030】また、上記目的を達成するために、第2の
発明に係わる半導体記憶装置の製造方法では、半導体基
板に形成された溝に素子分離絶縁膜を埋め込む工程と、
前記素子分離絶縁膜で囲まれた領域上にゲート絶縁膜を
形成する工程と、前記素子分離絶縁膜表面及びゲート絶
縁膜上にゲート電極材料膜を形成する工程と、前記ゲー
ト電極材料膜を、マスク材をマスクにエッチングして前
記素子分離絶縁膜上で分離する工程と、前記ゲート電極
材料膜の分離工程後、前記マスク材を前記素子分離絶縁
膜に対して選択的に剥離する工程を具備してなり、前記
マスク材の剥離工程は、前記ゲート電極材料膜の残渣を
エッチング除去する工程と、前記エッチング除去工程
後、前記ゲート電極材料膜の残渣除去部分を水洗処理す
る工程と、前記水洗処理工程後、前記マスク材をエッチ
ング除去する工程とからなることを特徴としている。
【0031】更に、上記目的を達成するために、第3の
発明に係わる半導体記憶装置の製造方法では、半導体基
板に形成された素子分離溝に素子分離絶縁膜を埋め込む
工程と、前記素子分離絶縁膜で囲まれた領域上に第1の
ゲート絶縁膜を形成する工程と、前記素子分離絶縁膜及
び前記第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極材料膜を
形成する工程と、前記ゲート電極材料膜を、マスク材を
マスクにエッチングして、前記素子分離絶縁膜上で分離
するスリットを形成する工程と、前記マスク材を前記素
子分離絶縁膜に対して選択的に剥離する工程と、前記第
1のゲート電極材料膜上に第2のゲート絶縁膜を介して
第2のゲート電極を形成する工程と、前記第2のゲート
電極と自己整合的に前記第1のゲート電極材料膜をパタ
ーンニングして第1のゲート電極を分離形成する工程
と、前記第1及び第2のゲート電極と自己整合的に前記
半導体基板に拡散層を形成する工程を具備してなり、前
記マスク材の剥離工程は、前記ゲート電極材料膜の残渣
をエッチング除去する工程と、前記エッチング除去工程
後、前記ゲート電極材料膜の残渣除去部分を水洗処理す
る工程と、前記水洗処理工程後、前記マスク材をエッチ
ング除去する工程とからなることを特徴とする半導体記
憶装置の製造方法。
【0032】更にまた、上記目的を達成するために、第
4の発明に係わる半導体記憶装置の製造方法では、浮遊
ゲート電極とこれに容量結合する制御ゲート電極とを持
つ不揮発性メモリトランジスタが配列形成されたメモリ
セルアレイを有する半導体記憶装置の製造方法であっ
て、半導体基板にゲート絶縁膜を介して第1のゲート電
極材料膜及び第1のマスク材を順次堆積する工程と、前
記第1のマスク材、前記第1のゲート電極材料膜、前記ゲ
ート絶縁膜及び前記半導体基板を異方性エッチングによ
り順次エッチングして素子分離領域に素子分離溝を形成
する工程と、前記第1のマスク材を残したまま前記素子
分離溝にマスク材の面位置と略同じ面位置をもって素子
分離絶縁膜を埋め込む工程と、前記第1のマスク材を除
去した後、前記第1のゲート電極材料膜と共に浮遊ゲー
ト電極を構成する第2のゲート電極材料膜を堆積する工
程と、前記第2のゲート電極材料膜上に第2のマスク材
を形成する工程と、前記第2のゲート電極材料膜を、第
2のマスク材をマスクにエッチングして前記素子分離絶
縁膜上で分離するスリットを形成する工程と、前記第2
のマスク材を剥離する工程と、前記第2のゲート電極材
料膜上に層間ゲート絶縁膜を介して制御ゲート電極材料
膜を堆積する工程と、前記制御ゲート電極材料膜上に第
3のマスク材を形成する工程と、前記第3のマスク材を
マスクに前記制御ゲート電極材料膜、前記層間ゲート絶
縁膜、前記第2のゲート電極材料膜及び前記第1の電極
材料膜を異方性エッチングにより順次エッチングして、
各メモリセルアレイの制御ゲート電極を分離形成すると
共に各メモリトランジスタの浮遊ゲート電極を分離形成
する工程と、前記制御ゲート電極及び前記浮遊ゲート電
極と自己整合的に前記半導体基板に拡散層を形成する工
程とを具備してなり、前記第2のマスク材の剥離工程
は、前記第2のゲート電極材料膜の残渣をエッチング除
去する工程と、前記エッチング除去工程後、前記第2の
ゲート電極材料膜の残渣除去部分を水洗処理する工程
と、前記水洗処理工程後、前記第2のマスク材をエッチ
ング除去する工程とからなることを特徴とする半導体記
憶装置の製造方法。
【0033】上記各発明において、具体的には、次のよ
うに構成することが望ましい。 (1)第2のマスク材が、酸化膜からなること。 (2)素子分離絶縁膜が、熱酸化膜、またはプラズマC
VD法による酸化膜からなり、且つマスク材膜が、LP
CVD法による酸化膜からなること。 (3)残渣の除去工程のエッチングは、希フッ酸溶液、
或いはフッ酸と弗化アンモニウムとの混合溶液のウエッ
トエッチングであり、前記酸化膜の除去工程のエッチン
グは、希フッ酸溶液の蒸気エッチングであり、前記ウエ
ットエッチングのエッチング量より前記蒸気エッチング
のエッチング量が大きいこと。 (4)残渣の除去工程及び前記酸化膜の除去工程のエッ
チングは、いずれも、希フッ酸溶液の蒸気エッチングで
あり、前記残渣の除去工程に比べ前記酸化膜の除去工程
における温度を低温でおこなうこと。
【0034】上記発明によれば、ゲート電極材料膜を、
マスク材をマスクにエッチングして素子分離絶縁膜上で
分離するスリットを形成した後、まず、そのスリット内
におけるゲート電極材料膜の残渣をエッチング除去し、
次いで、ゲート電極材料膜の残渣除去部分を水洗処理
し、その後、マスク材をエッチング除去するため、マス
ク材のエッチング除去時おいて、スリット底部の素子分
離絶縁膜は殆どエッチングされない。従って、その後の
制御ゲート電極の加工において、ゲート電極材料膜を残
渣(膜残り)なくエッチングすることができ、制御ゲー
ト電極間短絡を確実に防止できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態(以下、実施形態と称する)を説明する。
【0036】図1乃至図10は、この発明の実施の形態
に係わるNANDメモリセルアレイの製造方法を示す工
程断面図で、図11のA−A’線、B−B’線に沿って
切断し、矢印方向から眺めた縦断面図である。
【0037】まず、図1(a)に示すように、P型シリ
コン基板(P型ウエル)1上に、熱酸化法によりシリコ
ン酸化膜2を形成する。
【0038】次いで、このシリコン酸化膜2をNH3
スを用いて窒化処理した後、更に酸化処理することによ
り、第1のゲート絶縁膜としてのオキシナイトライド膜
3に置換する。第1のゲート絶縁膜3は、この実施形態
の場合、熱酸化によるトンネル酸化膜である。
【0039】次いで、前記オキシナイトライド膜3上
に、CVD法により、浮遊ゲート電極となる第1のゲー
ト電極材料膜の非晶質シリコン膜4aを堆積し、更にそ
の上に、素子分離絶縁膜のCMP処理時のストッパマス
ク材となるシリコン窒化膜5を堆積し、更にこの上に、
素子分離溝のエッチング加工時のマスク材となる酸化膜
6を堆積する。第1のゲート電極材料膜4aは、アモル
ファスシリコン又は多結晶シリコン膜からなる。
【0040】次いで、図2(d)に示すように、前記酸
化膜6上には、リソグラフィーにより素子分離領域に開
口をもつレジストパターン7を形成する。そして、この
レジストパターン7をマスクとして、前記酸化膜6をエ
ッチング加工する。
【0041】次いで、図2(e)に示すように、前記レ
ジストパターン7を除去し、続いて前記シリコン窒化膜
5をエッチング加工する。次に、ウエット処理により、
前記シリコン窒化膜5及び前記酸化膜6を後退させた
後、このシリコン窒化膜5及び酸化膜6をマスクとし
て、異方性ドライエッチングであるRIEにより、前記
非晶質シリコン膜4a、前記オキシナイトライド膜3、
前記シリコン基板1をエッチング加工して、図示のよう
な素子分離溝8を形成する。これにより、ストライプパ
ターンの素子領域9が形成される。前記第1のゲート電
極材料膜4aも素子形成領域9と同じパターンに加工さ
れるが、この段階ではまだ、NANDセル内のメモリト
ランジスタ毎の分離はなされない。
【0042】次いで、図3(f)に示すように、前記素
子分離溝8の内壁を酸化した後に、プラズマCVD法に
より素子分離絶縁膜となるシリコン酸化膜10を堆積す
る。そして、このシリコン酸化膜10を前記シリコン窒
化5をストッパマスクとするCMP処理により研磨し
て、図示のように、前記シリコン窒化膜5が露出して前
記素子分離溝8には、前記シリコン酸化膜10が埋め込
まれて平坦化された状態を得る。
【0043】次いで、図3(g)に示すように、ウエッ
ト処理で前記シリコン酸化膜10を後退させて高さを低
くした後、前記シリコン窒化膜5をウエット処理により
剥離する。このとき前記シリコン酸化膜10は、前記第
1の非晶質シリコン膜4aの面位置より突出した状態と
なる。次に、前記シリコン酸化膜10を等方性エッチン
グ、例えば前記第1の非晶質シリコン膜4aに対して選
択比の大きいウエット処理を利用して、図示のように、
前記シリコン酸化膜10の上端部コーナAを後退させ
る。
【0044】その後、図3(h)に示すように、CVD
により、浮遊ゲート電極である第2のゲート電極材料と
しての第2の非晶質シリコン膜4bを堆積する。この第
2の非晶質シリコン膜4bは、導電型不純物としてリン
がドーピングされてなり、またこの第2の非晶質シリコ
ン膜4bは、前記第1の非晶質シリコン膜4aとで浮遊
ゲート電極を構成する。
【0045】次いで、図4(i)に示すように、第2の
非晶質シリコン膜4b上に、CVD法で酸化膜11aを
堆積した後、この酸化膜11a上には、リソグラフィー
により素子分離絶縁膜10上にスリット状の開口をもつ
レジストパターン12を形成する。そして、このレジス
トパターン12をマスクとして、前記酸化膜11aをエ
ッチング加工し、図5(j)に示すように、このレジス
トパターン12を除去する。
【0046】続いて、図5(k)に示すように、CVD
法で酸化膜を堆積し、この酸化膜を異方性エッチングし
て、前記酸化膜11aの側壁に酸化膜のサイドウォール
11bを形成する。この酸化膜11a及びサイドウール
11bは、後述する第2の電極材料膜4bを素子分離膜
上で分離するための分離用スリット形成のマスク材11
として機能する。
【0047】次いで、図6(l)に示すように、この酸
化膜11a、11bからなるマスク材11をマスクにし
て、前記非晶質シリコン膜4bを異方性エッチングし
て、図6(m)に示すように、素子分離絶縁膜10上に
おいて、前記非晶質シリコン膜10に分離用のスリット
13を加工する。このスリット13は、前記素子領域9
に沿ってストライプ状に形成される。
【0048】次いで、希フッ酸で前記マスク材11の表
面を軽くエッチングすると共に、前記非晶質シリコン膜
4bのスリット11加工によって生じた前記非晶質シリ
コン膜4bの残渣を除去した後、続いて、水洗処理して
スリット11内壁面を清浄化する。
【0049】そして、このスリット11の加工に用いた
分離用のマスク材11としての前記酸化膜11a、11
bを、HF溶液をN2バブリングして蒸気としたHF蒸
気エッチング(以下、HF Vapor称する)で剥離
する。
【0050】次いで、図7(n)に示すように、第2の
ゲート絶縁膜(層間ゲート絶縁膜)14を形成した後、
その上に、図7(o)に示すように、制御ゲート電極で
あるゲート電極材料膜としての第3の非晶質シリコン膜
15をLPCVD法により堆積する。この非結晶質シリ
コン膜15は、導電型不純物としてリンが添加されてな
る。更に、この非晶質シリコン膜15上に、LPCVD
法でシリコン窒化膜16を堆積し、続いて、このシリコ
ン窒化膜16上に、フォトレジスト17を塗布する。
【0051】次いで、図8(p)に示すように、リソグ
ラフィーにより、ストライプ状の素子領域9とは直交す
る方向に連続するレジストパターン17aを形成し、こ
のレジストパターン17aをマスクにして前記シリコン
窒化膜16をパターングする。
【0052】次いで、図9(q)に示すように、前記レ
ジストパターン17aを除去した後、このシリコン窒化
膜16をマスクにして前記制御ゲート電極材料膜15
を、図11に示すように、ストライプ状の素子領域9と
直交する方向に連続するワード線としてパターニングす
る。この制御ゲート電極15と同時に、第2のゲート絶
縁膜14、下地の第2のゲート電極材料膜4b及び第1
のゲート電極材料膜4aを順次、パターニングし、ワー
ド線と自己整合された形で各メモリトランジスタの浮遊
ゲート電極4が分離される。
【0053】そして、図10(r)に示すように、ゲー
ト端でのリーク電流を抑制し、高耐圧の周辺回路MOS
トランジスタのサーフエス耐圧、即ちゲート絶縁膜の耐
圧を向上させ、RIEエッチングによるゲート電極を介
してゲート酸化膜に導入されたダメージを回復させるな
どの目的で、熱酸化法を用いてシリコン酸化膜18を形
成する。一般に、この酸化工程は後酸化工程と呼ばれ、
この際に形成される酸化膜17は、後酸化膜と称され
る。
【0054】この後、図10(r)に示すように、前記
シリコン酸化膜17を形成した後、イオン注入によって
イオンをシリコン基板1内に打込み、熱アニールにより
活性化させ各メモリトランジスタのソース、ドレイン拡
散層19を形成する。
【0055】この後は、通常の工程に従って、図示しな
いが、層間絶縁膜を堆積し、その上にビット線BLを形
成することにより、メモリセルアレイが完成される。
【0056】この実施形態によると、非晶質シリコン膜
4bのスリット13加工後に、まず、希フッ酸で前記マ
スク材Mの表面を軽くエッチングすると共に、前記非晶
質シリコン膜4bのスリット13加工によって生じた前
記非晶質シリコン膜4bの残渣を除去し、更に、水洗処
理してスリット13内壁面を清浄化する。この非晶質シ
リコン膜4bの残渣除去してから、マスク材11の酸化
膜11a,11bをHF Vaporで剥離している。
このため、スリット13底部の素子分離絶縁膜10は、
殆どエッチングされず、そのため、スリット13のエッ
ジ部に制御ゲート電極15の膜残り、即ち残渣が残るこ
とがない。従って、NANDセル内の隣接するメモリト
ランジスタの制御ゲート電極間が短絡するという問題は
確実に防止される。
【0057】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、種々の
変形をしても良いことは勿論である。
【0058】例えば、本実施形態では、スリット加工に
よって生じた非晶質シリコン膜の残渣を除去しするのに
希フッ酸を用いているが、それに限られるものではな
く、例えば、フッ酸と弗化アンモニウムとの混合溶液で
も良い。
【0059】また、希フッ酸でマスク材の表面を軽くエ
ッチングすると共に、非晶質シリコン膜のスリット加工
によって生じた前記非晶質シリコン膜の残渣を除去し、
更に、水洗処理して前記スリット内壁面を清浄化した
後、マスク材の酸化膜をHFVaporで剥離している
が、非晶質シリコン膜及びマスク材の除去を、いずれ
も、HF Vaporで行っても良い。但し、HF V
aporによるエッチング処理の酸化膜エッチング量の
温度依存性は、温度が低い程、エッチング量が多いた
め、前記残渣の除去は、高温で行う。これにより、酸化
膜のエッチングを抑えながら、残渣を選択的に除去する
ことができ、スリット底部のオーバエッチの発生の恐れ
がない。そして、マスク材の酸化膜の剥離は、既に非晶
質シリコン膜の残渣を除去しているので、一気に剥離す
るために、エッチング量の多い低温で行うことが好まし
い。
【0060】更に、マスク材を除去するのに、HF V
aporを用いているが、これに限ったものではなく、
スリット加工のためのマスク材を剥離することができ
て、素子分離絶縁膜との選択比が取れる条件であれば良
い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゲート電極材料膜を、マスク材をマスクにエッチングし
て素子分離絶縁膜上で分離するスリットを形成した後、
まず、そのスリット内におけるゲート電極材料膜の残渣
をエッチング除去し、次いで、ゲート電極材料膜の残渣
除去部分を水洗処理し、その後、マスク材をエッチング
除去するため、マスク材のエッチング除去時おいて、ス
リット底部の素子分離絶縁膜は殆どエッチングされな
い。従って、その後の制御ゲート電極の加工において、
ゲート電極材料膜を残渣(膜残り)なくエッチングする
ことができ、制御ゲート電極間短絡を確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるNAND型EEPRO
Mの製造方法を説明するための工程断面図で、図11の
A−A’線の縦断面図である。
【図2】同実施形態の工程断面図で、図11のA−A’
線の縦断面図である。
【図3】同実施形態の工程断面図で、図11のA−A’
線の縦断面図である。
【図4】同実施形態の工程断面図で、図11のA−A’
線の縦断面図である。
【図5】同実施形態の工程断面図で、図11のA−A’
線の縦断面図である。
【図6】同実施形態の工程断面図で、図11のA−A’
線の縦断面図である。
【図7】同実施形態の工程断面図で、図11のA−A’
線の縦断面図である。
【図8】同実施形態の工程断面図で、図11のA−A’
線及びB−B’線の縦断面図である。
【図9】同実施形態の工程断面図で、図11のA−A’
線及びB−B’線の縦断面図である。
【図10】同実施形態の工程断面図で、図11のA−
A’線及びB−B’線の縦断面図である。
【図11】一般のNAND型EEPROMのメモリセル
アレイを示す図で、(a)はその等価回路図、(b)は
その平面図である。
【図12】従来のNAND型EEPROMの製造方法を
説明するための工程断面図で、図11のA−A’線の縦
断面図である。
【図13】同製造の工程断面図で、図11のA−A’線
の縦断面図である。
【図14】同製造の工程断面図で、図11のA−A’線
の縦断面図である。
【図15】同製造の工程断面図で、図11のA−A’線
の縦断面図である。
【図16】同製造の工程断面図で、図11のA−A’線
の縦断面図である。
【図17】同製造の工程断面図で、図11のA−A’線
の縦断面図である。
【図18】同製造の工程断面図で、図11のA−A’線
の縦断面図である。
【図19】同製造の工程断面図で、図11のA−A’線
及びB−B’線の縦断面図である。
【図20】同製造の工程断面図で、図11のA−A’線
及びB−B’線の縦断面図である。
【図21】同製造の工程断面図で、図11のA−A’線
及びB−B’線の縦断面図である。
【図22】図18(o)の要部を拡大して示す拡大縦断
面図である。
【図23】図19(p)の要部を拡大して示す拡大縦断
面図である。
【符号の説明】
1、101…シリコン基板(ウエル)、 2、102…シリコン酸化膜、 3、103…オキシナイトライド膜(第1のゲート絶縁
膜)、 4、104…浮遊ゲート電極 4a、104a…第1のゲート電極材料膜(第1の非晶
質シリコン膜)、 4b…第2のゲート電極材料膜(第2の非晶質シリコン
膜)、 5…シリコン窒化膜、 6…酸化膜、 7、12…レジストパターン、 8…素子分離溝、 9…素子領域、 10…シリコン酸化膜(素子分離絶縁膜)、 11…マスク材 11a、11b…酸化膜、 13…スリット、 14…第2のゲート絶縁膜、 15…制御ゲート電極材料膜(第3の非晶質シリコン
膜) 16…シリコン窒化膜、 17…レジスト、 17a…レジストパターン、 18…酸化膜、 19…拡散層、 BL…ビット線、 WL…ワード線、 CG…メモリトランジスタ、 SG…選択用トランジスタ、 S…ソース線、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 邦浩 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 灘原 壮一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 齋藤 真美 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 5F001 AA03 AA31 AD41 AD44 AD53 AD60 AG21 AG29 AG40 5F032 AA34 AA44 AA45 AA77 BA01 BA05 CA17 CA24 DA04 DA23 DA25 DA33 DA78 5F083 EP05 EP23 EP76 ER21 GA24 JA33 KA01 LA10 LA12 LA16 NA01 PR06 PR07 PR42 PR52 5F101 BA13 BA17 BD22 BD27 BD34 BD35 BH02 BH15 BH21

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工
    程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極材料膜を形成す
    る工程と、前記ゲート電極材料膜を、マスク材をマスク
    にエッチングしてゲート電極を分離形成する工程と、前
    記ゲート電極の分離形成工程後、前記マスク材を剥離す
    る工程を具備してなり、 前記マスク材の剥離工程は、前記ゲート電極材料膜の残
    渣をエッチング除去する工程と、前記エッチング除去工
    程後、前記ゲート電極材料膜の残渣除去部分を水洗処理
    する工程と、前記水洗処理工程後、前記マスク材をエッ
    チング除去する工程とからなることを特徴とする半導体
    記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記マスク材が、酸化膜からなることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記残渣の除去工程のエッチングは、希フ
    ッ酸溶液、或いはフッ酸と弗化アンモニウムとの混合溶
    液のウエットエッチングであり、前記酸化膜の除去工程
    のエッチングは、希フッ酸溶液の蒸気エッチングであ
    り、前記ウエットエッチングのエッチング量より前記蒸
    気エッチングのエッチング量が大きいことを特徴とする
    請求項2に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記残渣の除去工程及び前記酸化膜の除去
    工程のエッチングは、いずれも、希フッ酸溶液の蒸気エ
    ッチングであり、前記残渣の除去工程に比べ前記酸化膜
    の除去工程における温度を低温でおこなうことを特徴と
    する請求項2に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】半導体基板に形成された溝に素子分離絶縁
    膜を埋め込む工程と、前記素子分離絶縁膜で囲まれた領
    域上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記素子分離絶
    縁膜表面及びゲート絶縁膜上にゲート電極材料膜を形成
    する工程と、前記ゲート電極材料膜を、マスク材をマス
    クにエッチングして前記素子分離絶縁膜上で分離する工
    程と、前記ゲート電極材料膜の分離工程後、前記マスク
    材料膜を前記素子分離絶縁膜に対して選択的に剥離する
    工程を具備してなり、 前記マスク材の剥離工程は、前記ゲート電極材料膜の残
    渣をエッチング除去する工程と、前記エッチング除去工
    程後、前記ゲート電極材料膜の残渣除去部分を水洗処理
    する工程と、前記水洗処理工程後、前記マスク材をエッ
    チング除去する工程とからなることを特徴とする半導体
    記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記マスク材が、酸化膜からなることを特
    徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記素子分離絶縁膜が、熱酸化膜、または
    プラズマCVD法による酸化膜からなり、且つ前記マス
    ク材が、LPCVD法による酸化膜からなることを特徴
    とする請求項5に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記残渣の除去工程のエッチングは、希フ
    ッ酸溶液、或いはフッ酸と弗化アンモニウムとの混合溶
    液のウエットエッチングであり、前記酸化膜の除去工程
    のエッチングは、希フッ酸溶液の蒸気エッチングであ
    り、前記ウエットエッチングのエッチング量より前記蒸
    気エッチングのエッチング量が大きいことを特徴とする
    請求項6、または7に記載の半導体記憶装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】前記残渣の除去工程及び前記酸化膜の除去
    工程のエッチングは、いずれも、希フッ酸溶液の蒸気エ
    ッチングであり、前記残渣の除去工程に比べ前記酸化膜
    の除去工程における温度を低温でおこなうことを特徴と
    する請求項6、または7に記載の半導体記憶装置の製造
    方法。
  10. 【請求項10】半導体基板に形成された溝に素子分離絶
    縁膜を埋め込む工程と、前記素子分離絶縁膜で囲まれた
    領域上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記素
    子分離絶縁膜及び前記第1のゲート絶縁膜上に第1のゲー
    ト電極材料膜を形成する工程と、前記ゲート電極材料膜
    を、マスク材をマスクにエッチングして、前記素子分離
    絶縁膜上で分離するスリットを形成する工程と、前記マ
    スク材を前記素子分離絶縁膜に対して選択的に剥離する
    工程と、前記第1のゲート電極材料膜上に第2のゲート
    絶縁膜を介して第2のゲート電極を形成する工程と、前
    記第2のゲート電極と自己整合的に前記第1のゲート電
    極材料膜をパターンニングして第1のゲート電極を分離
    形成する工程と、前記第1及び第2のゲート電極と自己
    整合的に前記半導体基板に拡散層を形成する工程を具備
    してなり、 前記マスク材の剥離工程は、前記第1のゲート電極材料
    膜の残渣をエッチング除去する工程と、前記エッチング
    除去工程後、前記ゲート電極材料膜の残渣除去部分を水
    洗処理する工程と、前記水洗処理工程後、前記マスク材
    をエッチング除去する工程とからなることを特徴とする
    半導体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記マスク材が、酸化膜からなることを
    特徴とする請求項10に記載の半導体記憶装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】前記素子分離絶縁膜が、熱酸化膜、また
    はプラズマCVD法による酸化膜からなり、且つ前記マ
    スク材が、LPCVD法による酸化膜からなることを特
    徴とする請求項10に記載の半導体記憶装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】前記残渣の除去工程のエッチングは、希
    フッ酸溶液、或いはフッ酸と弗化アンモニウムとの混合
    溶液のウエットエッチングであり、前記酸化膜の除去工
    程のエッチングは、希フッ酸溶液の蒸気エッチングであ
    り、前記ウエットエッチングのエッチング量より前記蒸
    気エッチングのエッチング量が大きいことを特徴とする
    請求項11、または12に記載の半導体記憶装置の製造
    方法。
  14. 【請求項14】前記残渣の除去工程及び前記酸化膜の除
    去工程のエッチングは、いずれも、希フッ酸溶液の蒸気
    エッチングであり、前記残渣の除去工程に比べ前記酸化
    膜の除去工程における温度を低温でおこなうことを特徴
    とする請求項11、または12に記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
  15. 【請求項15】浮遊ゲート電極とこれに容量結合する制
    御ゲート電極とを持つ不揮発性メモリトランジスタが配
    列形成されたメモリセルアレイを有する半導体記憶装置
    の製造方法であって、 半導体基板にゲート絶縁膜を介して第1のゲート電極材
    料膜及び第1のマスク材を順次堆積する工程と、 前記第1のマスク材、前記第1のゲート電極材料膜、前記
    ゲート絶縁膜及び前記半導体基板を異方性エッチングに
    より順次エッチングして素子分離領域に溝を形成する工
    程と、 前記第1のマスク材を残したまま前記溝にマスク材の面
    位置と略同じ面位置をもって素子分離絶縁膜を埋め込む
    工程と、 前記第1のマスク材を除去した後、前記第1のゲート電極
    材料膜と共に浮遊ゲート電極を構成する第2のゲート電
    極材料膜を堆積する工程と、 前記第2のゲート電極材料膜上に第2のマスク材を形成
    する工程と、 前記第2のゲート電極材料膜を、第2のマスク材をマス
    クにエッチングして前記素子分離絶縁膜上で分離するス
    リットを形成する工程と、 前記第2のマスク材を剥離する工程と、 前記第2のゲート電極材料膜上に層間ゲート絶縁膜を介
    して制御ゲート電極材料膜を堆積する工程と、 前記制御ゲート電極材料膜上に第3のマスク材を形成す
    る工程と、 前記第3のマスク材をマスクに前記制御ゲート電極材
    料、前記層間ゲート絶縁膜、前記第2のゲート電極材料
    膜及び前記第1の電極材料膜を異方性エッチングにより
    順次エッチングして、各メモリセルアレイの制御ゲート
    電極を分離形成すると共に各メモリトランジスタの浮遊
    ゲート電極を分離形成する工程と、 前記制御ゲート電極及び前記浮遊ゲート電極と自己整合
    的に前記半導体基板に拡散層を形成する工程とを具備し
    てなり、 前記第2のマスク材の剥離工程は、前記第2のゲート電
    極材料膜の残渣をエッチング除去する工程と、前記エッ
    チング除去工程後、前記第2のゲート電極材料膜の残渣
    除去部分を水洗処理する工程と、前記水洗処理工程後、
    前記第2のマスク材をエッチング除去する工程とからな
    ることを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  16. 【請求項16】前記第2のマスク材が、酸化膜からなる
    ことを特徴とする請求項15に記載の半導体記憶装置の
    製造方法。
  17. 【請求項17】前記素子分離絶縁膜が、熱酸化膜、また
    はプラズマCVD法による酸化膜膜からなり、且つ前記
    第2のマスク材が、LPCVD法による酸化膜からなる
    ことを特徴とする請求項15に記載の半導体記憶装置の
    製造方法。
  18. 【請求項18】前記残渣の除去工程のエッチングは、希
    フッ酸溶液、或いはフッ酸と弗化アンモニウムとの混合
    溶液のウエットエッチングであり、前記酸化膜の除去工
    程のエッチングは、希フッ酸溶液の蒸気エッチングであ
    り、前記ウエットエッチングのエッチング量より前記蒸
    気エッチングのエッチング量が大きいことを特徴とする
    請求項16、または17に記載の半導体記憶装置の製造
    方法。
  19. 【請求項19】前記残渣の除去工程及び前記酸化膜の除
    去工程のエッチングは、いずれも、希フッ酸溶液の蒸気
    エッチングであり、前記残渣の除去工程に比べ前記酸化
    膜の除去工程における温度を低温でおこなうことを特徴
    とする請求項16、または17に記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
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