JP2002082638A - 発光性表示プレート、階段用段差表示材及び巾木材 - Google Patents

発光性表示プレート、階段用段差表示材及び巾木材

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JP2002082638A
JP2002082638A JP2000272761A JP2000272761A JP2002082638A JP 2002082638 A JP2002082638 A JP 2002082638A JP 2000272761 A JP2000272761 A JP 2000272761A JP 2000272761 A JP2000272761 A JP 2000272761A JP 2002082638 A JP2002082638 A JP 2002082638A
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mol
luminous
resin portion
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Hiroyuki Sakurai
宏之 桜井
Hideo Saito
秀雄 斉藤
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着色ライン部の剥がれや色落ちが少なく、夜
間や停電等の非常時の暗闇でも発光して段差等を表示で
き、また設置面からのずれや剥がれを防止できる発光性
表示プレート、階段用段差表示材及び巾木材を提供す
る。 【解決手段】 本発明の発光性表示プレート、階段用段
差表示材及び巾木材は、着色合成樹脂部2と発光性顔料
及び蓄光性含有の合成樹脂部3とが一体に形成されてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光性表示プレー
ト、特には階段用段差表示材、巾木材として有効な発光
性表示プレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、駅構内等の公共施設あるいは街中
の歩道橋、縁石等、また、階段等には、視覚障害者(弱
視者)のために、歩行の誘導や危険個所の警告を示すた
めの黄色の点字ブロックが設置されているが、さらに近
年のバリアフリー化に伴い、階段の昇降時に視覚障害者
が階段の段差を容易に識別できるように、鮮やかな黄色
や赤色のラインを表示した表示プレートが階段の踏板部
に設置されたり、歩行の誘導のために、傾斜面等に設置
されるようになってきた。
【0003】これらの表示プレートは、表面に黄色や赤
色のラインを形成した、厚さが1.0〜1.5mm×幅
50〜60mm×長さ200mmのステンレス製や合成
樹脂製の板状体で、階段の踏板面や傾斜面等に接着剤で
貼着して設置されている。上記ステンレス製の表示プレ
ートは、ステンレス板の表面に黄色や赤色の着色ライン
層を塗装により形成したものであり、また、合成樹脂製
の表示プレートは、合成樹脂からなるクリア層と着色ラ
イン層とが積層されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ステンレス製
の表示プレートは、着色ライン層が塗装によるため、歩
行量の多い駅の階段等では、摩耗により着色ライン層が
容易に剥がれ落ちて下地のステンレスが露出し、また、
合成樹脂製の表示プレートは、クリア層と着色ライン層
との積層構造のため耐摩耗性に劣り、着色ライン層が簡
単に剥離して消失するという重大な欠点がある。
【0005】さらに、従来の表示プレートは、階段の踏
板上等に貼着して段差表示材として設置しているが、下
地の凹凸や材質等により、充分な接着力が発揮できず、
経時的に、あるいは歩行量の多い設置場所では、表示プ
レート自体が設置面からずれたり、剥がれてしまうとい
う問題があった。加えて、従来の段差表示材は、周囲が
明るい場合には、その効果を発揮できるが、照明設備の
ない場所での夜間や、照明設備があっても停電等の暗闇
下では、全く視認されないという難点もあった。
【0006】したがって、本発明の課題は、着色ライン
層の剥がれや色落ちが少なく、夜間や停電等の非常時の
暗闇でも発光して段差等を表示でき、また設置面からの
ずれや剥がれを防止できる発光性表示プレート等を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の発光性表示プレ
ートは、着色合成樹脂部と発光性顔料及び蓄光性蛍光体
含有の合成樹脂部とが一体に形成されてなり、かつ前記
蓄光性蛍光体が、一般式:MAl24・Xk・YL・ZP
[但し、Mはカルシウム、バリウム、ストロンチウム、
マグネシウム及びこれらの混合物からなる群から選択さ
れた一種の金属、Xはユウロピウムからなる賦活剤、Y
及びZは、ランタン系列元素の群及びマンガン、スズ、
ビスマスからなる群からそれぞれ選択された元素からな
る賦活助剤、KはMに対するモル%で、0.001〜1
0、LはMに対するモル%で0〜10、そしてPは、M
に対するモル%で0〜10を表す。]で表されるアルミ
ン酸塩蓄光性蛍光体を含んでなる。
【0008】また、本発明の階段用段差表示材は、着色
合成樹脂部と発光性顔料及び蓄光性蛍光体含有の合成樹
脂部とが一体に形成されてなり、前記蓄光性蛍光体が、
一般式:MAl24・Xk・YL・ZP[但し、Mはカル
シウム、バリウム、ストロンチウム、マグネシウム及び
これらの混合物からなる群から選択された一種の金属、
Xはユウロピウムからなる賦活剤、Y及びZは、ランタ
ン系列元素の群及びマンガン、スズ並びにビスマスから
なる群からそれぞれ選択された元素からなる賦活助剤、
KはMに対するモル%で0.001〜10、LはMに対
するモル%で0〜10、そしてPは、Mに対するモル%
で0〜10を表す。]で表されるアルミン酸塩蓄光性蛍
光体を含み、かつこの階段用段差表示材の表面に凹凸部
が形成されてなる。
【0009】さらに、本発明の巾木材は、着色合成樹脂
部と発光性顔料及び蓄光性蛍光体含有の合成樹脂部とが
一体に形成されてなり、前記蓄光性蛍光体が、一般式:
MAl24・Xk・YL・ZP[但し、Mはカルシウム、
バリウム、ストロンチウム、マグネシウム及びこれらの
混合物からなる群から選択された一種の金属、Xはユウ
ロピウムからなる賦活剤、Y及びZは、ランタン系列元
素の群及びマンガン、スズ、ビスマスからなる群からそ
れぞれ選択された元素からなる賦活助剤、KはMに対す
るモル%で、0.001〜10、LはMに対するモル%
で0〜10、そしてPは、Mに対するモル%で0〜10
を表す。]で表されるアルミン酸塩蓄光性蛍光体を含ん
でなる。なお、本発明における着色合成樹脂部と発光性
顔料及び蓄光性蛍光体含有の合成樹脂部との一体形成と
は、接着、圧着、共押出成形による場合だけでなく、嵌
合による場合をも含むものとする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の発光性表
示プレートを階段用段差表示材として用いた一例を示す
斜視図であり、図2は、本発明の階段用段差表示プレー
トの他の例を示す部分斜視図である。また、図3は、本
発明の発光性表示プレートを巾木材として用いた一例を
示す部分斜視図である。
【0011】図1に示すように、本発明の階段用段差表
示材1は、長方形の着色合成樹脂部2の上面に、ライン
状の発光性顔料及び蓄光性蛍光体含有の合成樹脂部(以
下、着色ライン部と略記する)3が埋設一体化されてい
る。なお、本発明の階段用段差表示材は、図に示すよう
に、長手方向に沿って数条の溝からなる滑り止め用の凹
凸部4を形成するのが好ましい。
【0012】図2に示す本発明の階段用段差表示材11
は、長方形の着色合成樹脂部12の上面に、着色ライン
部13、13’が一体に形成され、かつ、この着色ライ
ン部13、13’を挟んで平行に溝5、5’が形成さ
れ、この溝5、5’の底面には、所定間隔に取付孔6、
6’が設けられている。この取付孔6、6’は、段差表
示材を階段踏板部にネジ止めするために使用するもの
で、取付孔6、6’にネジ7を挿通して段差表示材を階
段の踏板上に取付固定する。上記取付孔6、6’は、溝
5、5’の底部に設けられているので、締結後にネジ7
の頭部が段差表示材11の上面に露出することがなく、
また目立たないため、安全性の確保と美観の保持が図れ
る。
【0013】図3は、本発明の発光性表示プレートを巾
木材に適用した場合を示している。図3に示すように、
巾木材21は、着色合成樹脂部22に着色ライン部23
が溝内に嵌合状に埋設一体化された構成である。巾木材
21は、壁面と床面または壁面と階段の踏板部との界面
をなすが、この巾木材21の表面に着色ライン部23を
一体に形成することにより、着色ライン部23が際立っ
て視認でき、かつ暗闇でも発光するため、例えば着色ラ
イン部に矢印形状等を組み込むことにより夜間や停電等
の非常時にも方向を容易に示すことができるので、視覚
障害者を安全かつ確実に誘導することができる。
【0014】着色ライン部3、13、13’、23は、
通常、接着もしくは圧着により、着色合成樹脂部2、1
2、22と一体に形成されるが、溝内に嵌合状に一体形
成しても良い。この場合、溝は、図1、図3に示すよう
に蟻溝とすることが好ましい。このように溝内に一体形
成にした場合には、着色ライン部3、23が、擦り減っ
た場合にも、着色ライン部3、23のみを取り替えでき
るので経済的である。
【0015】本発明の発光性表示プレート、階段用段差
表示材及び巾木材に使用される発光性顔料としては、硫
化カルシウム/ビスマス系(CaS:Bi)、硫化亜鉛
/銅系(ZnS:Cu)、硫化カルシウム・ストロンチ
ウム/ビスマス系[(Ca,Sr)S/Bi]、及び硫
化亜鉛・カドミウム/銅系[(Zn,Cd)S/Cu]
等従来から使用されている硫化物系蛍光体の中から、適
宜条件に応じて選択される。
【0016】また、本発明の着色ライン部に使用される
蓄光性蛍光体としては、アルミン酸塩蓄光性蛍光体が挙
げられ、特には、MAl24;Xk・YL・ZP[但し、
Mは、カルシウム、バリウム、ストロンチウム、マグネ
シウム、及びこれらの混合物からなる群から選択された
一種の金属;Xは、ユウロピウムからなる賦活剤;K
は、Mに対するモル%で、0.001ないし10、L
は、Mに対するモル%で0ないし10、そしてPは、M
に対するモル%で0ないし10を表す。]で表されるも
のが好適である。
【0017】上記一般式に包含される蛍光体としては、
例えば、ユウロピウム賦活アルミン酸ストロンチウム
(SrAl24:Eu)、ユウロピウム賦活−ジスプロ
シウム共賦活アルミン酸ストロンチウム(SrAl
24:Eu、Dy)、ユウロピウム賦活−ネオジム共賦
活アルミン酸ストロンチウム(SrAl24:Eu、N
d)、ユウロピウム賦活−プラセオジム共賦活アルミン
酸ストロンチウム(SrAl 24:Eu、Pr)、ユウ
ロピウム賦活−サマリウム共賦活アルミン酸ストロンチ
ウム(SrAl24:Eu、Sm)、ユウロピウム賦活
−スズ共賦活アルミン酸ストロンチウム(SrAl
24:Eu、Sn)、ユウロピウム賦活−ネオジム共賦
活アルミン酸カルシウム(CaAl24:Eu、N
d)、ユウロピウム賦活−サマリウム共賦活アルミン酸
カルシウム(CaAl24:Eu、Sm)、ユウロピウ
ム賦活−ツリウム共賦活アルミン酸カルシウム(CaA
24:Eu、Tm)、ユウロピウム賦活−ネオジム−
ランタン共賦活アルミン酸カルシウム(CaAl24
Eu、Nd、La)、ユウロピウム賦活−ネオジム−ガ
ドリニウム共賦活アルミン酸カルシウム(CaAl
24:Eu、Nd、Gd)、ユウロピウム賦活−ネオジ
ム−エルビウム共賦活アルミン酸カルシウム(CaAl
24:Eu、Nd、Er)、ユウロピウム賦活−マンガ
ン共賦活アルミン酸カルシウム(CaAl24:Eu、
Mn)、ユウロピウム賦活−ビスマス共賦活アルミン酸
カルシウム(CaAl24:Eu、Bi)、ユウロピウ
ム賦活−ジスプロシウムーマンガン共賦活アルミン酸カ
ルシウム(CaAl24:Eu、Dy、Mn)等が例示
される。
【0018】本発明の表示プレートを構成する着色合成
樹脂部は、合成樹脂材料に着色剤及び充填剤等を添加配
合してなるものである。上記合成樹脂材料としては、特
に制限はないが、例えば、塩化ビニル樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化
ビニル−塩化ビニリデン共重合体等が代表的に挙げられ
る。
【0019】着色剤は、従来プラスチックの着色に慣用
されているものの中から任意のものを選択して用いるこ
とができる。このような着色剤としては、例えば、アル
ミニウム粉、ブロンズ粉等の金属粉類、カーボンブラッ
ク等の炭素類、酸化チタン、亜鉛華、べんがら等の酸化
物類、沈降性硫酸バリウム等の硫酸塩類、塩基性炭酸マ
グネシウム等の炭酸塩類、クレー、群青等のケイ酸塩
類、黄鉛等のクロム酸塩類、コバルトブルー等のアルミ
ン酸塩類、紺青等のフェロシアン化合物類等の無機顔
料,トルイジンレッド、パーマネントカーミンFB、ジ
スアゾイエローAAA、レーキレッドC等のアゾ顔料
類、フタロシアニンブルー、インダントロンブルー、キ
ナクリドンレッド等の多環式顔料類、ビクトリアピュア
ブルーBOレーキ、アルカリブルートーナー等の染付レ
ーキ類、アジン顔料類、蛍光顔料類等の有機顔料及び塩
基性染料、酸性染料、油溶染料、分散染料等の染料が挙
げられ、これらは1種単独または2種以上の組み合せで
使用される。
【0020】充填剤としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、炭酸バリウム、タルク、硫酸バリウム、硫酸カルシ
ウム、ケイ酸アルミニウム、クレー、カオリン、ベント
ナイト、ケイ酸カリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マ
グネシウム、シリカ、ケイソウ土、酸化カルシウム、酸
化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム等が挙げられ、これらは単独ま
たは2種以上を組み合わせて使用される。
【0021】着色合成樹脂部は、上記各成分の他に、必
要に応じて、通常用いられる可塑剤、安定剤等の各種の
添加剤を配合することもできる。本発明を構成する着色
合成樹脂部は、合成樹脂、着色剤及び充填剤等の各成分
を、ヘンシェルミキサー等の混合機によって混合した
後、押出機により押出成形を行なって成形される。
【0022】
【実施例】[実施例1]段差表示材の着色合成樹脂部と
して、下記成分割合の材料を用いて、これを配合し、押
出機により押出成形を行って、厚さ10mmの帯材を形
成すると同時に、着色ライン部として下記成分割合の材
料を用いて、これを配合し、押出機により共押出成形を
行い、所定長さに切断して図1に示すような段差表示材
を作製した。得られた段差表示材について、下記の評価
方法に従って評価を行ない、その結果を表1に示した。
【0023】 [段差表示材の着色合成樹脂部]の成分割合 塩化ビニル樹脂(重合度2500) 19重量部、 架橋塩化ビニル樹脂(重合度1300) 19重量部、 アクリル樹脂 1重量部、 合成ゴム 3重量部、 可塑剤 42重量部、 炭酸カルシウム 12重量部、 安定剤 2重量部、 ワックス 1重量部、 顔料 1重量部。
【0024】 [着色ライン部]の成分割合 塩化ビニル樹脂(重合度1300) 49重量部、 アクリル樹脂 1重量部、 可塑剤 22重量部、 安定剤 2重量部、 ワックス 1重量部、 発光性顔料(G−300M、根本特殊化学社製商品名)25重量部。
【0025】[評価の方法] .滑り試験 JIS A 1407に準拠して行い、床滑り抵抗係数
を測定した。 .着色ライン部のりん光試験 常円光源D65で200ルクスの光を4分間照射した
後、10分後と20分後の平均残光輝度を測定した。 .着色ライン部の残存時間試験 残光輝度が0.3mcd/m2に減衰するまでの時間を
測定した。 .着色ライン部の摩耗性試験 JIS A 1451に準拠して摩耗量を測定した。
【0026】[実施例2]巾木材の着色合成樹脂部とし
て、下記成分割合の材料を用いて、これを配合し、押出
機により押出成形を行って、厚さ10mmの帯材を形成
すると同時に、着色ライン部として下記成分割合の材料
を用いて、これを配合し、押出機により共押出成形を行
って図3に示すような巾木を作製した。得られた巾木に
ついて、実施例1と同様の評価方法により評価を行な
い、その結果を表1に示した。
【0027】 [巾木材の着色合成樹脂部] 塩化ビニル樹脂(重合度800) 40重量部、 可塑剤 16重量部、 炭酸カルシウム 38重量部、 安定剤 3重量部、 ワックス 1重量部、 顔料 2重量部。
【0028】 [巾木材の着色ライン部] 塩化ビニル樹脂(重合度1300) 49重量部、 アクリル樹脂 1重量部、 可塑剤 22重量部、 安定剤 2重量部、 ワックス 1重量部、 発光性顔料(G−300M、根本特殊化学社製商品名)25重量部。
【0029】
【表1】
【0030】[評価の結果]実施例1及び実施例2の結
果から明らかなように、本発明の表示プレート及び巾木
材では、全ての評価結果において良好であった。
【0031】
【発明の効果】本発明の発光性表示プレート、階段用段
差表示材及び巾木材によれば、着色ライン部が適当な厚
さがあるので表面が擦れても、着色ライン部に含有され
た発光性顔料により、いつまでも発光して色落ちするこ
とがなく、また着色合成樹脂部と一体に形成されている
ため、着色合成樹脂部からの剥離が少なく、さらに、擦
り減って、色が落ちれば交換することも可能である。ま
た、着色ライン部が継続的に発光するため、夜間や停電
等の非常時の暗闇でも着色ライン部を視認できるため、
視覚障害者のみならず健常者に対しても、歩行の誘導や
危険個所の警告を安全かつ確実に行うことができる。さ
らに、階段用段差表示材にあっては、ビス止めが可能と
なるため、設置面からのずれや剥がれを防止できる。加
えて、着色合成樹脂部上に着色ライン部を形成するた
め、着色のコントラストが図れることにより、従来にな
い美観に優れた発光性表示プレート、階段用段差表示材
及び巾木材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の階段用段差表示材の一例を示す斜視図
である。
【図2】本発明の階段用段差表示材の他の例を示す部分
斜視図である
【図3】本発明の巾木材の一例を示す部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、11 階段用段差表示材 2、12、22 着色合成樹脂部 3、13、13’、23 着色ライン部 4 凹凸部 5、5’ 溝 6、6’ 取付孔 7 ネジ 21 巾木材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H001 CA04 XA08 XA12 XA13 XA19 XA38 XA56 YA00 YA35 YA39 YA50 YA83 5C096 AA01 AA29 BA03 BB21 CA03 EA03 FA07 FA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色合成樹脂部と発光性顔料及び蓄光性
    蛍光体含有の合成樹脂部とが一体に形成されてなること
    を特徴とする発光性表示プレート。
  2. 【請求項2】 前記蓄光性蛍光体が、一般式:MAl2
    4・Xk・YL・ZP[但し、Mはカルシウム、バリウ
    ム、ストロンチウム、マグネシウム及びこれらの混合物
    からなる群から選択された一種の金属、Xはユウロピウ
    ムからなる賦活剤、Y及びZは、ランタン系列元素の群
    及びマンガン、スズ、ビスマスからなる群からそれぞれ
    選択された元素からなる賦活助剤、KはMに対するモル
    %で、0.001〜10、LはMに対するモル%で0〜
    10、そしてPは、Mに対するモル%で0〜10を表
    す。]で表されるアルミン酸塩蓄光性蛍光体を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の発光性表示プレート。
  3. 【請求項3】 着色合成樹脂部と発光性顔料及び蓄光性
    蛍光体含有の合成樹脂部とが一体に形成されてなる階段
    用段差表示材であって、前記蓄光性蛍光体が、一般式:
    MAl24・Xk・YL・ZP[但し、Mはカルシウム、
    バリウム、ストロンチウム、マグネシウム及びこれらの
    混合物からなる群から選択された一種の金属、Xはユウ
    ロピウムからなる賦活剤、Y及びZは、ランタン系列元
    素の群及びマンガン、スズ並びにビスマスからなる群か
    らそれぞれ選択された元素からなる賦活助剤、KはMに
    対するモル%で0.001〜10、LはMに対するモル
    %で0〜10、そしてPは、Mに対するモル%で0〜1
    0を表す。]で表されるアルミン酸塩蓄光性蛍光体を含
    み、かつこの階段用段差表示材の表面に凹凸部が形成さ
    れてなることを特徴とする階段用段差表示材。
  4. 【請求項4】 着色合成樹脂部と発光性顔料及び蓄光性
    蛍光体含有の合成樹脂部とが一体に形成されてなる巾木
    材であって、前記蓄光性蛍光体が、一般式:MAl24
    ・Xk・YL・ZP[但し、Mはカルシウム、バリウム、
    ストロンチウム、マグネシウム及びこれらの混合物から
    なる群から選択された一種の金属、Xはユウロピウムか
    らなる賦活剤、Y及びZは、ランタン系列元素の群及び
    マンガン、スズ、ビスマスからなる群からそれぞれ選択
    された元素からなる賦活助剤、KはMに対するモル%
    で、0.001〜10、LはMに対するモル%で0〜1
    0、そしてPは、Mに対するモル%で0〜10を表
    す。]で表されるアルミン酸塩蓄光性蛍光体を含むこと
    を特徴とする巾木材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290404A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Panefuri Kogyo Kk 木口材
JP2009150163A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Sadoshima:Kk 誘導用タイルとその製造方法
JP2012117311A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Naka Ind Ltd 階段用滑り止め、および階段用滑り止め用の蓄光ユニット

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