JP4541677B2 - 蓄光性表示構造体の施工方法並びに棒状充填材 - Google Patents

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本発明は、暗闇で誘導表示の役目を果たす蓄光性表示構造体の施工方法、並びに、これに用いる棒状充填材に関する。
非常時に暗闇の中で避難する場合、安全に非難できるように誘導表示の役目を果たすものとして、通路の床や壁に蓄光性塗料を塗布したり、蓄光性シールを貼付けたりして誘導表示を形成し、暗闇の中で誘導表示が発光するようにした通路が知られている(特開2002−341811号公報参照)。
また、樹脂製床タイルに所望の表示形状の穴を開け、この穴の形状に合うように切抜いた蓄光性シートを埋込むことによって、暗闇の中で発光する誘導表示を形成した床タイルも知られている(特開平8−152842号公報参照)。
しかしながら、前者の通路のように蓄光性塗料や蓄光性シールで誘導表示を形成したものは、歩行時や清掃時の摩擦によって誘導表示が早期に磨滅したり剥離したりするという問題があった。そして、後者の床タイルは、穴の形状に合致するように蓄光性シートを切抜いて隙間なく埋込む作業が容易でなく、特に、床タイルを貼付けた後は誘導表示を追加形成することが難しいという問題があった。また、これらはいずれも、壁面、床面、床タイル等が光反射性に劣る暗色に着色されていると、誘導表示の発光輝度が低下して明瞭に視認し難いという問題もあった。
特開2002−341811号公報 特開平8−152842号公報
本発明は上記の問題に対処すべくなされたもので、早期に磨滅したり剥離することがなく、既に貼付けられた既設のシートに対しても簡単に施工することができ、シートが暗色であろうとなかろうと発光輝度が高くて明瞭に視認できる蓄光性表示構造体の施工方法と、この施工方法に使用される棒状充填材を提供することを解決課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明に係る蓄光性表示構造体の施工方法は、シートの表面に切込み溝を所望の表示形状となるように形成し、蓄光性発光体を含んだ樹脂コアの外面全体を白色樹脂層で被覆してなる棒状充填材を加熱により軟化溶融させながらシートの切込み溝に盛り上がるように充填して溶着し、この盛り上がり部分を切除して樹脂コアの上面を露出させることを特徴とするものである。
また、本発明に係る棒状充填材は、上記の蓄光性表示構造体の施工方法に使用される棒状充填材であって、蓄光性発光体を含んだ樹脂コアの外面全体を白色樹脂層で被覆してなることを特徴とするものである。
本発明の蓄光性表示構造体の施工方法は、そのシートが貼付け前のシートの場合でも貼付け後の既設シートの場合でも、簡単に施工することができる。そして本発明の施工方法によって施工される蓄光性表示構造体は、シート表面に所望の表示形状となるように形成された切込み溝に、棒状充填材樹脂コアの上面を露出して埋設されて蓄光性の表示形成された構造であり、棒状充填材の樹脂コアに含まれている蓄光性発光体が暗闇の中で発光して樹脂コアの露出した上面からその光を放出するため、その表示を確実に視認することができ、非常時に誘導表示の役目を果たす。しかも、この棒状充填材樹脂コアは、切除された上面を除いた外面白色樹脂層で被覆されているから、太陽光や照明灯の光があるときは、露出上面から樹脂コアに入った光が蓄光性発光体に当たると共に、樹脂コアを透過した光が白色樹脂層で反射されて再び蓄光性発光体に当たるため、蓄光性発光体の蓄光作用が助長される。そして、暗闇の中では蓄光性発光体からの発光が樹脂コアの露出上面から直接放出されると共に、白色樹脂層で反射された光も樹脂コアの露出上面から放出されるので、蓄光性発光体の発光作用も助長されて発光輝度が向上する。従って、本発明の施工方法で施工される蓄光性表示構造体は、そのシートが暗色であろうとなかろうと、良好な蓄光作用と発光作用を発揮して十分な発光輝度を得ることができるため、視認性が良好で安全に誘導、避難させることができる。また、シートに形成された切込み溝に棒状充填材が埋設されているので、歩行時や清掃時の摩擦によって棒状充填材が早期に磨滅したり剥離することがなく、耐久性も向上する。
そして、蓄光性発光体を含んだ樹脂コアの外面全体を白色樹脂層で被覆した本発明の棒状充填材は、本発明の施工方法に使用される。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述するが、本発明はこの実施形態のみに限定されるものではない。
図1は本発明に係る蓄光性表示構造体の一実施形態を示す斜視図、図2はその拡大部分断面図である。
図1の実施形態は階段の踊り場に施工した本発明の蓄光性表示構造体を例示している。即ち、この階段の踊り場には、合成樹脂製の正方形のシート1(通称、床タイル)が縦横に並べられて貼付けられている。このシート1は、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、或いは、ポリ塩化ビニルなどのビニル系樹脂を基材樹脂とし、必要に応じて充填材、可塑剤、着色剤、改質剤、強化剤等を配合することにより諸物性を改善した単層又は複層のシートである。この踊り場に貼付けられるシートは正方形のものに限らず、長尺の合成樹脂製シートでも勿論良い。
上記のシート1の表面には、建物の階数を示す「2F」の文字形状の蓄光性の表示2aと、進行方向を示す「矢印」形状の蓄光性の表示2bが形成されている。また、階段に貼着されたシート1の表面(段鼻部の上面)にも、直線形状の蓄光性表示2cが形成されている。特に、踊り場に隣設している階段の第1段目は、他の段よりも蓄光性表示2cの本数を増減させることにより、第一段目又は最終段であることが視覚的に認識できるようにしている。
これらの蓄光性の表示2a,2b,2cはいずれも、図2に示すような断面構造を有している。即ち、シート1の表面にはV字形の断面形状を有する切込み溝3が形成され、この切込み溝3に合致した三角形の断面形状を有する棒状充填材4が隙間なく埋設されている。この棒状充填材4は、蓄光性発光体を含んだ三角形の断面形状を有する樹脂コア4aと、白色顔料を含んだ白色樹脂層4bとからなるもので、樹脂コア4aの上面を除いた外面、つまりV字状に傾斜した両側面が白色樹脂層4bによって被覆されている。そして、この樹脂コア4aの上面が露出するように棒状充填材4が切込み溝3に埋設固定され、樹脂コア4aの露出した上面とシート1の表面が面一になっている。尚、シート1に施す切込み溝3の断面形状は、図2に示すようなV字形のみならず、半円形、U字形、凹形などでもよく、それぞれの断面形状の切込み溝3に合致するように棒状充填材4が充填される。
樹脂コア4aや白色樹脂層4bは、シート1の基材樹脂と同様の熱可塑性樹脂又は相溶性のある熱可塑性樹脂を基材樹脂としたもので、例えばシート1が上記のようなオレフィン系樹脂やビニル系樹脂などを基材樹脂とする場合には、同様のオレフィン系樹脂やビニル系樹脂などが樹脂コア4a及び白色樹脂層4bの基材樹脂として好適に使用される。このように樹脂コア4a及び白色樹脂層4aの基材としてシート1の基材樹脂と同様の熱可塑性樹脂を使用すると、後述するように棒状充填材4を切込み溝3の内面に溶着又は接着することによって、剥離しないように強固に固定することができる。
樹脂コア4aに含有させる蓄光性発光体は、従来からから汎用されている硫化物系の蓄光性発光体でもよいが、硫化物系の蓄光性発光体に比べて残光時間や発光輝度が10倍以上と優れたアルミン酸塩系の蓄光性発光体を含有させることが望ましい。
そのようなアルミン酸塩系蓄光性発光体としては、例えば根本特殊化学(株)製の「N−夜光」(商品名)が挙げられる。このアルミン酸塩系蓄光性蛍光体は、一般式:MAl・X・Y・Z(ここで、Mはカルシウム、バリウム、ストロンチウム、マグネシウム及びこれらの混合物からなる群れから選択された一種の金属、Xはユーロピウムからなる賦活剤、Y及びZはランタン系列元素並びにマンガン、スズ及びビスマスからなる群れから選択された賦活助剤、KはMに対するモル%で0.001〜10、LはMに対するモル%で0〜10、PはMに対するモル%で0〜10である)で表されるものである。
上記の一般式に包含される蓄光性としては、ユーロピウム賦活アルミン酸ストロンチウム、ユーロピウム賦活−ジスプロシウム共賦活アルミン酸ストロンチウム、ユーロピウム賦活−ネオジム共賦活アルミン酸ストロンチウム、ユーロピウム賦活−プラセオジム共賦活アルミン酸ストロンチウム、ユーロピウム賦活−サマリウム共賦活アルミン酸ストロンチウム、ユーロピウム賦活−スズ共賦活アルミン酸ストロンチウム、ユーロピウム賦活−ネオジム共賦活アルミン酸カルシウム、ユーロピウム賦活−サマリウム共賦活アルミン酸カルシウム、ユーロピウム賦活−ツリウム共賦活アルミン酸カルシウム、ユーロピウム賦活−ネオジム−ランタン共賦活アルミン酸カルシウム、ユーロピウム賦活−ネオジム−ガドリニウム共賦活アルミン酸カルシウム、ユーロピウム賦活−ネオジム−エルビウム共賦活アルミン酸カルシウム等が例示される。ちなみに、これらのアルミン酸塩系蓄光性発光体は、十分に蓄光した状態では、暗闇で20〜30時間発光できる。
樹脂コア4aの蓄光性発光体の含有量は、10〜50重量%の範囲とするのが適当であり、好ましくは20〜40重量%の範囲である。
一方、白色樹脂層4bに含有させる白色顔料としては、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム等が使用される。この白色顔料の含有量は、1〜20重量%の範囲とするのが適当であり、好ましくは2〜10重量%の範囲である。
白色樹脂層4bの厚さは0.05〜2.0mmの範囲とするのが好ましく、これよりも薄くなると、白色樹脂層4bによる光の反射能が低下するため、樹脂コア4aに含まれる蓄光性発光体の蓄光作用及び発光作用を助長することが難くなって、発光輝度の低下を招くといった不都合が生じる。逆に、上記の範囲よりも厚くなると、相対的に樹脂コア4aの占める割合が少なくなるので、発光が弱くなるといった不都合を生じる。
蓄光性の表示2a、2b、2cの太さ、換言すれば切込み溝3の上端開口部の幅寸法は、通常2〜5mm程度とするのが適当であり、これより細くなると表示が見辛くなるといった不都合を生じ、逆に上記より太くなると、溝切り作業や棒状充填材4を埋設する作業が面倒になるといった不都合を生じる。ただし、溝切り作業が可能であれば、最大80mm程度の極太の表示2a,2b,2cを形成することも可能である。なお、図11に示すように、表示2dを輪郭で表すようにすると、切込み溝や棒状充填材が細くても、太くて見やすい表示2dを形成できる利点がある。
上記のような蓄光性表示構造体は、棒状充填材4の樹脂コア4aに含まれる蓄光性発光体が太陽光や照明灯の下で蓄光し、暗闇の中では発光して樹脂コア4aの露出した上面からその光を放出するため、非常時の暗闇の中で発光する表示2a,2b,2cを確実に視認することができる。従って、図1に例示の実施形態においては、発光する表示2cを見て階段を踏み外すことなく昇降でき、踊り場では発光する表示2a,2bを見て避難方向と階数を確認しながら安全に避難することができる。
しかも、棒状充填材4の樹脂コア4aの上面を除いた外面(V字状に傾斜した両側面)が白色樹脂層4bで被覆され、既述したように白色樹脂層4bの光の反射によって、樹脂コア4aに含まれる蓄光性発光体の蓄光作用及び発光作用が助長されるため、シート1(切込み溝3の内面)が暗色であろうとなかろうと、十分な発光輝度を得ることができる。そして、シート1の切込み溝3に埋設された棒状充填材4は、歩行時や清掃時の摩擦によって早期に磨滅することがなく、勿論、剥離することもないので、耐久性が大幅に向上する。
以上のような蓄光性表示構造体は、以下に説明する本発明の施工方法によって貼付前のシートは勿論、貼付後の既設シートにも簡単に施工することができる。
図3は本発明の施工方法の一実施形態を説明する断面図、図5はこの施工方法に用いられる本発明の棒状充填材の一実施形態を示す斜視図である。
この施工方法によれば、図3(a)に示すように、シート1の表面にV字状の断面形状を有する切込み溝3を所望の表示形状となるように形成する。この溝切り作業はV字形の切断刃を備えた溝切りカッターを用いて既設のシートに対しても簡単に行うことができる。
次いで、図5に示す棒状充填材40を樹脂溶接機等に填装し、棒状充填材40を加熱により軟化溶融させて変形しながら、図3(b)に示すように棒状充填材40をシート1の切込み溝3に盛り上がるように充填して溶着する。
この棒状充填材40は、蓄光性発光体を含んだ円形の断面形状を有する樹脂コア4aの外面全体を厚さ0.05〜2.0mm程度の白色樹脂層4bで被覆したものであって、既述したように、樹脂コア4a及び白色樹脂層4bは、シート1の基材樹脂と同様又は相溶性のある熱可塑性樹脂(例えば、既述したオレフィン系樹脂やビニル系樹脂)を基材樹脂とし、樹脂コア4aには既述した蓄光性発光体を既述した含有量で含有させる一方、白色樹脂層4bには既述した白色顔料を既述した含有量で含有させたものである。
棒状充填材40の充填、溶着が終わると、図3(c)に示すように棒状充填材40の盛り上がり部分を切除して樹脂コア4aの上面を露出させ、蓄光性の表示を形成して施工を完了する。
図4は本発明の施工方法の他の実施形態を説明する断面図、図6〜図10はこの施工方法に用いられる本発明の棒状充填材の種々の実施形態を示す斜視図である。
この施工方法によれば、図4(a)に示すように、シート1の表面にV字状の断面形状を有する切込み溝3を所望の表示形状となるように形成し、切込み溝3の両側縁にマスキングテープ5,5を貼付ける。そして、図6に示す棒状充填材41を使用し、図4(b)に示すように、該棒状充填材41の樹脂コア4aの上面が露出するように該棒状充填材41を切込み溝3に埋め込んで接着する。
この棒状充填材41は、切込み溝3に対応した三角形の断面形状を有するもので、蓄光性発光体を含んだ三角形の断面形状を有する樹脂コア4aの傾斜した両側面が厚さ0.05〜2.0mm程度の白色樹脂層4bで被覆されている。そして、樹脂コア4aには既述した蓄光性発光体が既述した含有量で含有されており、白色樹脂層4bには既述した白色顔料が既述した含有量で含有されている。この棒状充填材41は、シート1の切込み溝3に溶着されるものではなく、接着されるものであるため、樹脂コア4a及び白色樹脂層4bの基材樹脂は、必ずしもシート1の基材樹脂と同様又は相溶性のある熱可塑性樹脂(例えば、既述したオレフィン系樹脂やビニル系樹脂)である必要はなく、シート1との接着性に優れた樹脂であればよい。
棒状充填材41を切込み溝3に接着する接着剤は特に限定されないが、溶剤型の接着剤を使用するのが適当である。溶剤型接着材としては、例えば、シート1や棒状充填材41の基材樹脂がビニル系樹脂である場合には、テトラヒドロフランとメチルエチルケトンを混合した溶剤型接着剤などが好ましく使用される。
棒状充填材41の切込み溝3への埋め込み及び接着が終わると、図4(c)に示すように、マスキングテープをはがして施工を完了する。図4(a)に示すようにシート1の切込み溝3の両側縁にマスキングテープ5,5を貼付け、棒状充填材41の埋設後にマスキングテープ5,5を剥がすようにすると、接着剤が切込み溝3の両側縁に滲み出てもマスキングテープ5,5と共に除去できるため、施工仕上がりが良くなる。
図4に示す実施形態では、シート1にV字形の切込み溝3を形成するため、この切込み溝3に対応合致した図6に示す三角形断面の棒状充填材41を使用しているが、棒状充填材としては種々の断面形状のものを使用することができる。即ち、シートにU字形の断面形状を有する切込み溝を形成する場合は、これに対応した図7に示すようなU字形の断面形状を有する棒状充填材42を使用でき、シートに四角形の断面形状を有する切込み溝を形成する場合には、これに対応した図8又は図10に示すような四角形の断面形状を有する棒状充填材43,45を使用することができる。また、シートに逆台形の断面形状を有する切込み溝を形成する場合には、これに対応した図9に示すような逆台形の断面形状を有する棒状充填材44を使用することができる。
図6〜図9に示す棒状充填材41,42,43,44はいずれも、樹脂コア4aの上面を除いた外面を白色樹脂層4bで被覆しているが、図10に示す棒状充填材45のように、樹脂コア4aの上面と左右側面を除いた底面のみを白色樹脂層4bで被覆したものでもよい。このように樹脂コア4aの底面のみを白色樹脂層4bで被覆した棒状充填材45でも、白色樹脂層4bの光反射により樹脂コア4a中の蓄光性発光体の蓄光作用及び発光作用が助長されて発光輝度が向上するため、本発明の目的を達成できるからである。
尚、これらの棒状充填材41,42,43,44,45の樹脂コア4a及び白色樹脂層4bはいずれも既述した通りであるので、説明を省略する。
以上、代表的な実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は階段の踊り場や段鼻部の他、例えば通路の床シート、家屋壁面の壁シートなど、目につきやすい箇所の全てに施工し得るものである。
本発明に係る蓄光性表示構造体の一実施形態を示す斜視図である。 同蓄光性表示構造体の拡大部分断面図である。 (a)(b)(c)は本発明の施工方法の一実施形態を順次説明する断面図である。 (a)(b)(c)は本発明の施工方法の他の実施形態を順次説明する断面図である。 本発明の棒状充填材の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の棒状充填材の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の棒状充填材の更に他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の棒状充填材の更に他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の棒状充填材の更に他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の棒状充填材の更に他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の蓄光性表示構造体の表示の一例を示す平面図である。
符号の説明
1 シート
2a,2b,2c,2d 蓄光性の表示
3 切込み溝
4,40,41,42,43,44,45 棒状充填材
4a 樹脂コア
4b 白色樹脂層
5 マスキングテープ

Claims (2)

  1. シートの表面に切込み溝を所望の表示形状となるように形成し、蓄光性発光体を含んだ樹脂コアの外面全体を白色樹脂層で被覆してなる棒状充填材を加熱により軟化溶融させながらシートの切込み溝に盛り上がるように充填して溶着し、この盛り上がり部分を切除して樹脂コアの上面を露出させることを特徴とする蓄光性表示構造体の施工方法。
  2. 請求項1に記載の蓄光性表示構造体の施工方法に使用される棒状充填材であって、蓄光性発光体を含んだ樹脂コアの外面全体を白色樹脂層で被覆してなることを特徴とする棒状充填材。
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