JP3102483U - 蓄光性タイルカーペット - Google Patents
蓄光性タイルカーペット Download PDFInfo
- Publication number
- JP3102483U JP3102483U JP2003273391U JP2003273391U JP3102483U JP 3102483 U JP3102483 U JP 3102483U JP 2003273391 U JP2003273391 U JP 2003273391U JP 2003273391 U JP2003273391 U JP 2003273391U JP 3102483 U JP3102483 U JP 3102483U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile carpet
- luminous
- carpet
- thread
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Abstract
【課題】感触や風合いを損なわずに暗闇で発光する蓄光性タイルカーペットを提供する。
【解決手段】パイル層（カーペット部２）と裏打ち層（バッキング部１）とを有するタイルカーペットにおける前記裏打ち層に蓄光性繊維からなる糸（４）を植え付け、その糸先を前記パイル層の表面に露出させたものとする。
【選択図】図１
【解決手段】パイル層（カーペット部２）と裏打ち層（バッキング部１）とを有するタイルカーペットにおける前記裏打ち層に蓄光性繊維からなる糸（４）を植え付け、その糸先を前記パイル層の表面に露出させたものとする。
【選択図】図１
Description
本考案は、暗闇で発光する蓄光性タイルカーペットに関するものである。
近年、建築物が大型化し、照明が消失すると、通路や階段室などは日中でも殆ど暗闇になるということが珍しくない状況にある。このような建物において、特に地震や火災などの際に停電した場合には真の暗闇となるので、居住者は方向感覚を失う結果、冷静な判断力を失ってパニックを引き起こす恐れがある。
このような問題を解決するために、発光性塗料によって文字、図形、模様、写真等の発光性イメージをタイルカーペットの表面に印刷し、さらに印刷面に透明材質層を設けるようにした床材が提案されている（特開２００２−１４２９５６号公報を参照されたい）。
特開２００２−１４２９５６号公報
しかしながらこの従来の技術によると、カーペットとしての折角の感触や風合いが損なわれるという欠点があった。
このような従来技術の問題点を解消し、感触や風合いを損なわずに暗闇で発光する蓄光性タイルカーペットを提供するために、本考案の請求項１は、パイル層（カーペット部２）と裏打ち層（バッキング部１）とを有するタイルカーペットにおける前記裏打ち層に蓄光性繊維からなる糸（４）を植え付け、その糸先を前記パイル層の表面に露出させたことを特徴とするものとした。
このような本考案の請求項１の構成によれば、蓄光性繊維の糸をタイルカーペットの基部に植え付けるので、耐久性に富み、繊維材からなるカーペットとしての感触や風合いを損なうことがなく、しかも市販の一般的なタイルカーペットに後加工で蓄光面を形成することができるので、蓄光性タイルカーペットの適用範囲を拡大する上に多大な効果を奏することができる。
以下に添付の図面を参照して本考案について詳細に説明する。
図１は、本考案が適用されたタイルカーペットの断面図である。このタイルカーペットは、例えばＰＶＣなどの合成樹脂材（エラストマ材）などで形成された裏打ち層としてのバッキング部１と、例えばナイロン繊維材をパイル織りするなどして形成されたカーペット部２とを接着剤３で一体化してなるものである。
このタイルカーペットのバッキング部１には、皮革材などにも適用可能なミシンを用い、例えばタフティング刺繍などの手法を利用して蓄光性繊維で形成した糸４が植え付けられている。この植え付けた糸４は、その糸先をカーペット部２の表面に合わせて刈り込むことにより、違和感の無いように仕上げてある。
植え付ける糸としては、粒子の組成の選択自由度が高く、色数のバリエーションも豊富な点に鑑み、適宜な透明樹脂メディウムに微細粉末からなる蓄光材を混入した蓄光インクを天然素材あるいは合成繊維の表面にコーティングしてなるものを選択することが好ましい。
蓄光インクに用いる蓄光材としては、アルカリ土類アルミン酸塩を母体結晶とし、ユウロピウム（Ｅｕ）を賦活剤とし、そしてデスプロシウム（Ｄｙ）、又はネジウム（Ｎｄ）を賦活助剤とした酸化物系蓄光材と、ＣａＳ：Ｂｉ（紫青色発光）、ＣａＳｒＳ：Ｂｉ（青色発光）、ＺｎＳ：Ｃｕ（緑色発光）、ＺｎＣｄＳ：Ｃｕ（黄色〜橙色発光）等の硫化物蛍光体からなる硫化物系蓄光材とが知られているが、これらを適宜に混合することにより、多彩な発光の態様を得ることができる。
これによると、一般的な刺繍の技法を利用して蓄光性繊維で形成した糸４をバッキング部１に植え付ければ良いので、市販のタイルカーペットに後加工で蓄光面を形成することができ、経済的であり、他品種、少量生産に適し、ユーザーの好みに合わせて極めて容易に対応することができる。しかも通常は目立たないが暗闇では浮かび上がるので、タイルカーペットとしての日常使用に違和感のないように仕上げることができる。
糸４を植え付けることで形成する蓄光面のパターンとしては、例えば非常口のマークや、文字、ラインなど、刺繍の技法で形成し得るものであれば、その形態は適宜に選択することが可能である。
本考案に関わる蓄光性タイルカーペットは、オフィスビル、レストラン、病院、劇場、マンションの共用部分などの床材として広汎に利用できる。
１．バッキング部
２．カーペット部
３．接着剤
４．蓄光性繊維の糸
２．カーペット部
３．接着剤
４．蓄光性繊維の糸
Claims (1)
- パイル層と裏打ち層とを有するタイルカーペットにおける前記裏打ち層に蓄光性繊維からなる糸を植え付け、その糸先を前記パイル層の表面に露出させたことを特徴とする蓄光性タイルカーペット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003273391U JP3102483U (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 蓄光性タイルカーペット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003273391U JP3102483U (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 蓄光性タイルカーペット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3102483U true JP3102483U (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=43256018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003273391U Expired - Lifetime JP3102483U (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 蓄光性タイルカーペット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3102483U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06286776A (ja) * | 1993-03-26 | 1994-10-11 | Seiichi Kitabayashi | 噴射ノズル部分を有する噴射頭構造体 |
-
2003
- 2003-12-25 JP JP2003273391U patent/JP3102483U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06286776A (ja) * | 1993-03-26 | 1994-10-11 | Seiichi Kitabayashi | 噴射ノズル部分を有する噴射頭構造体 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5811174A (en) | Phosphorescent article | |
| JP5899560B2 (ja) | 白色蓄光発光膜材 | |
| CN101868572A (zh) | 簇状织物 | |
| US5084309A (en) | Product presenting different artistic images in the presence and absence of ambient light and fabrication method therefor | |
| US20100003472A1 (en) | Luminescent article | |
| JP2002205500A (ja) | 発光装飾装置 | |
| JP3102483U (ja) | 蓄光性タイルカーペット | |
| JP2009142998A (ja) | 蓄光性化粧材 | |
| CA2625490C (en) | Pathway marker, especially fire escape marker in a floor or wall | |
| TW202104542A (zh) | 高亮度夜光紗及其製法 | |
| JP2006205809A (ja) | 内装体および内装装置 | |
| JP3127198B2 (ja) | 有彩色残光性複合体および有彩色残光性物品 | |
| JP5133772B2 (ja) | 蓄光性カーペット | |
| CN106393891A (zh) | 具有光致发光功能的写真胶片 | |
| JPH11158420A (ja) | カラー蓄光塗料 | |
| JP2009037080A (ja) | 屋外用内照式膜材及びそれを用いた施工物 | |
| JP3107887U (ja) | 蓄光標示具 | |
| JP3546320B2 (ja) | 発光性床材 | |
| JP2017219616A (ja) | 電光／蓄光ハイブリッドマルチパネル | |
| JP4477737B2 (ja) | 床用化粧材 | |
| JPH0593457A (ja) | 床材用表示材 | |
| JP2009214427A (ja) | 加飾方法及び加飾部材 | |
| JP2008006160A (ja) | 蛍光カーペット | |
| JP2002294622A (ja) | 発光人工芝およびその製造方法 | |
| JP2006200125A (ja) | 蓄光剤入り建材 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080331 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331 Year of fee payment: 6 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331 Year of fee payment: 6 |