JP2002082302A - 光走査方法・光走査装置・感光媒体・画像形成装置 - Google Patents

光走査方法・光走査装置・感光媒体・画像形成装置

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JP2002082302A
JP2002082302A JP2000269130A JP2000269130A JP2002082302A JP 2002082302 A JP2002082302 A JP 2002082302A JP 2000269130 A JP2000269130 A JP 2000269130A JP 2000269130 A JP2000269130 A JP 2000269130A JP 2002082302 A JP2002082302 A JP 2002082302A
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optical
light
photosensitive medium
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JP2000269130A
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English (en)
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Hiromichi Atsumi
広道 厚海
Kenichi Takanashi
健一 高梨
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偏向光束の結像状態を主走査方向および副走査
方向について検出し、主走査方向と副走査方向とについ
て、結像位置を調整可能とする。 【解決手段】光源1から放射される1以上の光束を、走
査光学系により偏向させ、且つ、感光媒体7上に1以上
の光スポットとして形成し、1以上の走査線を光走査す
る光走査方法において、感光媒体7の画像形成領域外
に、感光媒体の一部として形成され、偏向光束の主走査
方向および副走査方方向の結像位置と感光媒体表面との
ずれを検知するための光透過性の検知パターン70を、
偏向光束により光走査し、検知パターンによる透過光の
変化を検出し、検出結果に基づき、偏向光束の結像位置
と感光媒体表面とのずれを、主走査方向および副走査方
向につき独立に補正して光走査を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光走査方法・光
走査装置・感光媒体・画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、デジタル複写機やレーザプリンタ
等、光走査装置を用いる画像形成装置において、光書込
みの高密度化に伴い、被走査面上での光スポット径の小
径化が要請されている。このような要請に応え、30μ
m程度の光スポット径が実用化されつつある。しかし、
一方において、光スポット径を小径化すると、それに伴
なって部品精度や組み付け制度が厳しくなるという問題
がある。例えば、光スポット径を上記の30μm程度に
設定すると、実際の光スポット径が30±3μm程度の
範囲に収まるための機械誤差的な余裕(所謂深度余裕)
は1mm程度しかとれず、このような余裕内に部品精度
や組み付け精度を収めるのは必ずしも容易ではない。そ
こで、偏向光束の結像状態を検知して、結像位置を被走
査面に対して調整する方法として、偏向光束の結像位置
を調整するために「光源からの光束を、以後の光学系に
カップリングさせるカップリングレンズ」を光軸方向に
変位させる方法が提案されている(特開平2−2898
12号公報、特開平10−142546号公報)。しか
し、光走査装置の光学系は、主走査方向と副走査方向と
で結像作用が異なるものが一般的であり、カップリング
レンズを光軸方向に調整しても主走査方向の結像位置と
副走査方向の結像位置とを同時に調整できるとは限らな
い。また、上記公報記載の検知手段では、主走査方向の
結像状態は検知できるが、副走査方向の結像状態は検知
できない。また近来、光走査の高速化を目して、複数の
光束により光走査を行う所謂「マルチビーム走査方式」
が実用化されているが、マルチビーム走査方式では、副
走査方向に隣接する光スポットによる走査線の間隔であ
る走査線ピッチが適正でないと、良好な画像を形成する
ことができない。このため、マルチビーム走査方式で
は、走査線ピッチを検出できることが好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記事情に
鑑み、偏向光束の結像状態を主走査方向および副走査方
向について検出し、主走査方向と副走査方向とについ
て、結像位置を調整可能とすることを課題とする。
【0004】この発明はまた、マルチビーム走査方式に
おいて、走査縁ピッチを簡便に検知できるようにするこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光走査方
法は「光源から放射される1以上の光束を、走査光学系
により偏向させ、且つ、感光媒体上に1以上の光スポッ
トとして形成し、1以上の走査線を光走査する光走査方
法」であって、以下の如き特徴を有する。即ち、「偏向
光束の主走査方向および副走査方方向の結像位置と感光
媒体表面とのずれを検知するための光透過性の検知パタ
ーン」が、感光媒体の画像形成領域外に感光媒体の一部
として形成されている。この検知パターンを偏向光束に
より光走査し、検知パターンによる透過光の変化を検出
する。この検出結果に基づき、偏向光束の結像位置と感
光媒体表面とのずれを、主走査方向および副走査方向に
つき独立に補正して光走査を行う。この請求項1記載の
光走査方法において、光透過性の検知パターンを「副走
査方向に長いスリットと、主走査方向に対して傾いた方
向に長いスリット」により構成し、副走査方向に長いス
リットを透過した光の変化に基づき、偏向光束の結像位
置と感光媒体表面とのずれを主走査方向につき補正し、
主走査方向に対して傾いた方向に長いスリットを透過し
た光の変化に基づき、上記ずれを副走査方向につき補正
することができる(請求項2)。なお、この明細書にお
いて、検知パターンに関してスリットというのは「スリ
ット状の透光部」を意味する。
【0006】あるいはまた、上記光透過性の検知パター
ンを「副走査方向に長い辺と、主走査方向に対して傾い
た方向に長い辺とを持つ単一の透過部」により構成し、
副走査方向に長い辺の部分での透過光の変化に基づき、
偏向光束の結像位置と感光媒体表面とのずれを主走査方
向につき補正し、主走査方向に対して傾いた方向に長い
辺の部分での透過光の変化に基づき、上記ずれを副走査
方向につき補正することができる(請求項3)。上記請
求項1または2または3記載の光走査方法においては、
光源から2以上の光束を放射して、複数の走査線を同時
に光走査し、光透過性の検知パターンによる透過光に基
づき、走査線ピッチの検知を行うことができる(請求項
4)。即ち、この請求項4記載の光走査方法は、マルチ
ビーム走査方式に適用され、結像位置の調整とともに、
走査線ピッチの検知を行うのである。上記請求項1〜4
の任意の1に記載の光走査方法において、偏向光束の結
像位置と感光媒体表面とのずれの補正のための検知を行
うときは、感光媒体を静止させることが好ましい(請求
項5)。
【0007】また、上記請求項4記載の光走査方法にお
いて、走査線ピッチの検知を行うときは、感光媒体を静
止させることが好ましい(請求項6)。通常、光走査に
おける光スポットの光走査速度は、感光媒体の感光面の
副走査方向への移動速度に比して十分に早いので、感光
面を走行させつつ、結像状態の検知や走査線ピッチの検
知を行うこともできるが、請求項5に記載の光走査方法
のように「偏向光束の結像状態を検知するとき」や、請
求項6に記載の発明のように「感光媒体上での複数の光
スポットの走査ピッチを検知するとき」に感光媒体を静
止させることにより、結像状態や走査線ピッチの検知精
度をより高くすることができる。上記請求項5記載の光
走査方法において、走査光学系に含まれる光偏向器を回
転鏡とし、偏向光束の結像位置と感光媒体表面とのずれ
の補正のための検知を行うときは「回転鏡の回転速度を
低速化する」ことができる(請求項7)。また、請求項
6記載の光走査方法において、走査光学系に含まれる光
偏向器を回転鏡とし、走査線ピッチの検知を行うときは
「回転鏡の回転速度を低速化する」ことができる(請求
項8)。「回転鏡」は、偏向反射面の回転により光束を
偏向させる光偏向器であり、具体的には回転単面鏡、回
転2面鏡や回転多面鏡である。
【0008】請求項5や6に記載の光走査方法では、検
知が行われる際、感光媒体が静止しているので、回転鏡
の回転速度を低速化し、光スポットの光走査速度を低速
にしても精度の良い検知を行うことができる。この場
合、光走査速度が低速なので、検知パターンによる透過
光の変化を検出する検知手段の応答速度を下げることが
出来、コストを下げることができる。また、光走査周波
数(単位時間当たりの光走査回数)を低くできるので、
検知精度を向上させることが出来る。上記請求項1〜7
の任意の1に記載の光走査方法においては、走査光学系
に含まれる光偏向器を回転2面鏡もしくは回転多面鏡と
し、偏向光束の結像位置と感光媒体表面とのずれの補正
のための検知を行うときは「検知を行う1サイクル内に
用いる偏向反射面を同一とする」ことができ(請求項
9)、請求項4または6または8記載の光走査方法にお
いても、走査光学系に含まれる光偏向器を回転2面鏡も
しくは回転多面鏡とし、走査線ピッチの検知を行うとき
は「検知を行う1サイクル内に用いる偏向反射面を同一
とする」ことができる(請求項10)。このように、検
知を行う1サイクル内に用いる偏向反射面を同一にする
ことにより、回転鏡の各偏向反射面での反射率のばらつ
きによる光スポットの「光量ばらつき」に起因する検知
精度の劣化を防ぐことが出来る。
【0009】上記請求項1〜10の任意の1に記載の光
走査方法において、偏向光束の結像位置と感光媒体表面
のずれを補正する方法として「光源と光偏向器との間
に、主走査方向にのみパワーを有する第1のシリンドリ
カルレンズと、副走査方向にのみパワーを有する第2の
シリンドリカルレンズとを設け、偏向光束の結像位置と
感光媒体表面との主走査方向のずれの補正は第1のシリ
ンドリカルレンズを光軸方向へ変位させて行い、副走査
方向のずれの補正は第2のシリンドリカルレンズを光軸
方向へ変位させて行うことができる(請求項11)。こ
のようにする代わりに、例えば、上記第2のシリンドリ
カルレンズのみを設け、主走査方向における結像位置の
補正を「カップリングレンズ」で行い、カップリングレ
ンズによる主走査方向の結像位置調整後に、第2シリン
ドリカルレンズの光軸方向への変位により副走査方向の
結像位置調整を行うようにすることもできる。但し、カ
ップリングレンズは「光源に対する位置精度」が要求さ
れ、変位による光軸ずれ等の可能性もあるので、カップ
リングレンズの変位は慎重に行う必要がある。
【0010】請求項12記載の光走査方法は「光源から
放射される2以上の光束を、走査光学系により偏向さ
せ、且つ、感光媒体上に1以上の光スポットとして形成
し、2以上の走査線を光走査する光走査方法」におい
て、感光媒体の画像形成領域外に、感光媒体の一部とし
て形成され、走査線ピッチを検知するための光透過性の
検知パターンを、各偏向光束により走査し、検知パター
ンによる透過光の変化を検出し、検出結果に基づき、走
査線ピッチを検知することを特徴とする。この請求項1
2記載の光走査方法においても、検知パターンは「副走
査方向に長いスリットと、主走査方向に対して傾いた方
向に長いスリット」や「副走査方向に長い辺と、主走査
方向に対して傾いた方向に長い辺とを持つ単一の透過
部」により構成することができ、上に説明したのと同じ
理由で、走査線ピッチの検知を行うときは、感光媒体を
静止させることが好ましく、走査光学系に含まれる光偏
向器を回転鏡とする場合、走査線ピッチの検知を行うと
きは「回転鏡の回転速度を低速化する」ことが好まし
く、回転鏡が回転2面鏡もしくは回転多面鏡である場合
には、走査線ピッチの検知を行うときは「検知を行う1
サイクル内に用いる偏向反射面を同一とする」ことが好
ましい。
【0011】請求項13記載の光走査装置は「光源から
放射される1以上の光束を、走査光学系により偏向さ
せ、且つ、感光媒体上に1以上の光スポットとして形成
し、1以上の走査線を光走査する光走査装置」であっ
て、以下の如き特徴を有する。即ち、光源からの光束の
結像位置を、主走査方向と副走査方向に独立に調整する
調整手段が設けられる。また、感光媒体には、その画像
形成領域外に、偏向光束の主走査方向および副走査方方
向の結像位置と感光媒体表面とのずれを検知するための
光透過性の検知パターンが、感光媒体の一部として、偏
向光束により光走査可能に設けられる。さらに、検知パ
ターンを透過した光束を受光する受光手段が設けられ、
この受光手段の出力に基づき「偏向光束が、主走査方向
および副走査方向において、感光媒体表面上に結像す
る」ように、制御手段により調整手段を制御する。請求
項13記載の光走査装置において、光透過性の検知パタ
ーンは「副走査方向に長いスリットと、主走査方向に対
して傾いた方向に長いスリット」により構成することも
できるし(請求項14)、「副走査方向に長い辺と、主
走査方向に対して傾いた方向に長い辺とを持つ単一の透
過部」により構成することもできる(請求項15)。
【0012】請求項13または14または15記載の光
走査装置は、光源が2以上の光束を放射するものであ
り、制御手段が、走査線ピッチを検知する機能を有する
ように構成できる(請求項16)。この場合において、
光走査装置が「走査線ピッチを調整する走査線ピッチ調
整手段」を有するようにし、制御手段が「検知した走査
線ピッチに応じて、走査線ピッチ調整手段を制御して、
走査線ピッチの補正を行う機能」を有するようにできる
(請求項17)。上記請求項12〜16の任意の1に記
載の光走査装置において「光源からの光束の結像位置
を、主走査方向と副走査方向に独立に調整する調整手
段」は、光源と光偏向器との間に設けられ、主走査方向
にのみパワーを有する第1のシリンドリカルレンズおよ
び副走査方向にのみパワーを有する第2のシリンドリカ
ルレンズと、これら第1および第2のシリンドリカルレ
ンズを独立して光軸方向へ変位させる変位手段とを有す
る構成とすることができる(請求項18)。請求項19
記載の光走査装置は「光源から放射される2以上の光束
を、走査光学系により偏向させ、且つ、感光媒体上に1
以上の光スポットとして形成し、2以上の走査線を光走
査する光走査装置」であって、以下の点を特徴とする。
【0013】即ち、走査線ピッチを調整する走査線ピッ
チ調整手段を設ける。また、感光媒体には、その画像形
成領域外に、感光媒体の一部として、走査線ピッチを検
知するための光透過性の検知パターンを、各偏向光束に
より走査可能に設ける。さらに、上記検知パターンを透
過した光束を受光する受光手段を設ける。そして、この
受光手段の出力に基づき、適正な走査線ピッチが得られ
るように、走査線ピッチ制御手段により走査線ピッチ調
整手段を制御する。請求項20記載の感光媒体は、上記
請求項13〜18記載の光走査装置に用いられる感光媒
体であって「画像形成領域外に、偏向光束の主走査方向
および副走査方方向の結像位置と感光媒体表面とのずれ
を検知するための光透過性の検知パターンを、感光媒体
の一部として、偏向光束により光走査可能に設けられ
た」ことを特徴とする。この感光媒体は「光導電性の感
光体」であることができる(請求項21)。請求項22
に記載の感光媒体は、請求項19記載の光走査装置に用
いられる感光媒体であって「画像形成領域外に、走査線
ピッチを検知するための光透過性の検知パターンを、感
光媒体の一部として、偏向光束により光走査可能に設け
られた」ことを特徴とする。この感光媒体は「光導電性
の感光体」であることができる(請求項23)。これら
請求項20ないし23記載の感光媒体の形態は、円筒状
あるいは無端のベルト状が好適である。
【0014】なお、上に説明した検知パターン(副走査
方向に長いスリットと、主走査方向に対して傾いた方向
に長いスリットの対や、副走査方向に長い辺と、主走査
方向に対して傾いた方向に長い単一の光透過部によるパ
ターン)は、感光媒体の画像領域外において、副走査方
向に繰り返して、あるいは連続して形成することもでき
る。この発明の画像形成装置は「感光媒体の感光面に光
走査により潜像を形成し、この潜像を可視化して所望の
画像を形成する画像形成装置」である(請求項24、2
6)。感光媒体としては、銀塩フィルムを用いることも
できる。この場合、感光媒体に光走査により書込まれる
潜像は、通常の銀塩写真プロセスの現像・定着手法に従
い可視化することができる。このような画像形成装置
は、光製版装置や光描画装置等として実施することがで
きる。また、感光媒体として「光導電性の感光体」を用
い、その均一帯電と光走査とにより静電潜像を形成し、
この静電潜像をトナー画像として可視化することもでき
る(請求項25、27)このような画像形成装置は、デ
ジタル複写装置や光プリンタとして実施することができ
る。トナー画像は、転写紙やOHPシート(オーバヘッ
ドプロジェクタ用のプラスチックシート)等のシート状
の記録媒体に転写・定着することができる。請求項24
記載の画像形成装置は、感光媒体の光走査を行う光走査
装置として、請求項14〜18の任意の1に記載の光走
査装置を用いることを特徴とする。また、請求項26記
載の画像形成装置は、感光媒体の光走査を行う光走査装
置として、請求項19記載の光走査装置を用いることを
特徴とする。
【0015】なお、請求項1〜11および請求項12記
載の光走査方法において、また、上記請求項13〜18
および請求項19記載の光走査装置において、光走査時
に、検知パターンを透過した偏向光束を検知し、検知信
号を「光書込み同期用の信号として使用する」ことがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の光走査装置の
実施の1形態を説明するための図である。この実施の形
態の光走査装置はシングルビーム方式のものであり、光
源1は半導体レーザである。光源1から放射された発散
性の光束は、カップリングレンズ2により以後の光学系
に適した光束形態に変換される。この実施の形態におい
て、カップリングレンズ2は、光源1側から入射する光
束を「集束性の光束」に変換する。カップリングレンズ
2から射出した集束性の光束は、第1のシリンドリカル
レンズ3に入射する。第1のシリンドリカルレンズ3は
「主走査方向にのみ」パワーを有する。この実施の形態
において、シリンドリカルレンズ3の有するパワーは
「負のパワー」である。シリンドリカルレンズ3は、入
射してくる集束性の光束を、基準状態としては「主走査
方向に平行な光束」に変換する。シリンドリカルレンズ
3は、ステージ等の変位手段3Aに搭載され、光軸方向
へ変位させることができるようになっている。シリンド
リカルレンズ3を透過した光束(主走査方向には平行光
束で、副走査方向には集束性の光束である)は、第2の
シリンドリカルレンズ4に入射する。第2のシリンドリ
カルレンズは副走査方向のみにパワーを有する。この実
施の形態においてはシリンドリカルレンズ4は副走査方
向に正のパワーを有する。このため、シリンドリカルレ
ンズ4を透過した光束は、主走査方向には平行光束、副
走査方向には集束光束となって、光偏向器としての回転
多面鏡5の偏向反射面に入射する。このとき、入射光束
は偏向反射面の近傍に「主走査方向に長い線像」として
結像する。
【0017】偏向反射面により反射された光束は、回転
多面鏡5の矢印方向への等速回転に共ない、等角速度的
に偏向する偏向光束となり、走査結像光学系6(図の簡
単化のため、単純化して描いている。走査結像光学系6
は図のようにレンズ1枚構成とすることもできるし、複
数枚のレンズで構成することもでき、更には結像機能を
持つミラーや、ミラーとレンズの混合系として構成する
こともできる)を透過し、走査結像光学系6の作用によ
り、被走査面の実体をなす感光媒体7の感光面上に光ス
ポットとして集光する。この実施の形態において、感光
媒体7は「光導電性の感光体」である。従って、以下で
は感光体7と称する。光スポットは偏向光束の偏向に伴
ない、感光体7を主走査方向(図面に平行な方向)へ変
位して主走査を行う。走査結像光学系6は「fθ機能」
を有し、主走査速度を等速化する。ここで、図1(b)
を参照する。感光体7は、円筒状に形成されたものであ
るが「画像形成領域」外に、偏向光束の主走査方向およ
び副走査方方向の結像位置と感光体表面とのずれを検知
するための光透過性の検知パターン70を「感光体の一
部」として、偏向光束により光走査可能に設けられてい
る。
【0018】図1(d)に示すように、検知パターン7
0は、副走査方向(感光体7の回転方向)に長いスリッ
ト71(スリット状の光透過部であり、連続して形成さ
れている)と、主走査方向に対して傾いた方向に長いス
リット72(スリット状の光透過部で、副走査方向に繰
り返し形成されている)により形成されている。そし
て、図1(a)、(c)、(d)に示すように、感光体
7の内側には、検知パターン70を透過した光束を受光
する受光手段8が設けられている。受光手段8は、図1
(c)、(d)に示すように、集光レンズ81と受光素
子82とにより構成されている。この例では、受光手段
は1つで、スリット71と72とに共用されているが、
必要に応じて、スリット71と72にそれぞれ個別的に
受光手段を設けるようにしてもよい。次ぎに、偏向光束
の結像位置を感光体7の表面に合致させる「結像位置の
ずれの補正」を説明する。図1(e)は、光スポットS
Pがスリット71を主走査方向へ横切るように変位する
ときの様子を示している。この図において、光スポット
SPは、偏向光束の結像位置が感光体表面(即ちスリッ
ト71)に対してずれたことにより、主走査方向にも副
走査方向にも径が大きくなっている。
【0019】図1(e)の右図は、光スポットSPがス
リット71を横切るときに、受光手段8における受光素
子82の出力の様子を示している。軸は時間、縦軸は出
力である。光スポットSPが、主走査方向(図の左右方
向)にも副走査方向にも「径が大きく(このため、光ス
ポットの最大光強度は小さくなっている)なっている」
ため、出力信号は出力の最大値が低い「裾野の広い山
形」になる。光スポットSPの形状が、図1(f)に示
すように「主走査方向に狭くなった状態(この状態は、
偏向光束が、主走査方向において感光体表面近傍に結像
していることに対応する)」になると、受光素子82の
出力は、(f)の右図のように最大出力が大きくなり、
裾野が狭くなる。図1(g)、(h)は、光スポットS
Pがスリット72を主走査方向に横切るときの様子と、
このときの受光素子82の出力の様子を示している。
(g)では光スポットSPは主走査方向に短く、副走査
方向に長い形状をしているが、スリット72が「主走査
方向に対して傾いている」ため、裾野がある程度広くな
っている。(h)では、光スポットSPは主走査方向に
も副走査方向にも径が小さく(即ち、主走査・副走査方
向において偏向光束が感光面近傍に結像している)、こ
のため、受光素子82の出力は、出力のピークが大き
く、裾野の狭い形状になっている。
【0020】図(e)〜(h)に示すように、受光素子
82の出力曲線の最大値をP、上記出力曲線を破線で示
す「閾値」で切ったときの出力幅をtとすると、Pとt
とは互いに反比例的な関係にあることが分かる。このた
め、上記時間:tもしくはPの逆数:1/Pと、偏向光
束の結像位置と感光面との「ずれ量」の関係をプロット
してみると、主走査方向のずれ・副走査方向のずれと
も、図1(i)に示す如く「最小値をもった曲線」とな
る。
【0021】ここで、図1(a)に戻ると、偏向光束の
結像位置と感光体7の感光面とのずれの補正を行うとき
には、感光体7の回転を停止して、感光体7を静止さ
せ、同時に、回転多面鏡5の回転速度を低速化した状態
で、光走査を繰り返す。光走査が繰り返されるたびに、
受光手段8(の受光素子82)からの信号は制御手段と
しての制御部9へ入力する。制御部9はマイクロコンピ
ュータと入出力装置とを有する。制御部9は、受光手段
8からの入力信号に応じ、プログラムされた制御工程に
従い、先ず、変位手段3Aを駆動して、シリンドリカル
レンズ3を光軸方向へ変位させる。シリンドリカルレン
ズ3は「主走査方向にのみパワーを有する」から、この
変位により偏向光束の「主走査方向の結像位置」が変化
することになる。制御部9は、シリンドリカルレンズ3
の変位に伴なう受光手段からの出力から例えば、上記時
間:tもしくは「1/P」を検出し、これらが最小値を
とるように、変位手段3Aの変位を制御する。その結
果、上記最小値が実現されると、偏向光束は、主走査方
向において感光面上に結像していることになる。
【0022】このようにして、主走査方向の結像位置の
補正が終了したら、今度は、変位手段4Aを制御してシ
リンドリカルレンズ4を光軸方向へ変位させ、上記と同
様に時間:tもしくは「1/P」が最小値をとるように
変位手段4Aの変位を制御する。このようにして最小値
が実現すると、偏向光束は、主走査・副走査の両方向に
おいて感光面上に結像していることになり、主・副走査
方向とも最小のスポット径が実現されたことになる。な
お、上記のような制御に代えて、以下のようにすること
もできる。即ち、主走査方向・副走査方向の各々につ
き、図1(i)の如き特性曲線を予め測定で設定し、こ
れを制御部に記憶させておき、検出部の2回の光走査
(シリンドリカルレンズ3、4の基準位置における光走
査結果と、基準位置から所定位置変位させたときの光走
査結果から、各シリンドリカルレンズの「補正変位量」
を演算もしくはテーブルにより求め、このように得られ
た補正変位量に基づき各シリンドリカルレンズ3、4を
変位させるようにしてもよい。上には、スリット71で
主走査方向、スリット72で副走査方向の結像位置を補
正する場合を説明したが、スリット72のみを用いて主
・副走査方向の結像位置を補正することもできる。しか
し、補正の精度は、スリット71、72を用いる方が高
い。
【0023】図2は、光走査装置の実施の別形態を説明
するための図である。繁雑を避けるため、図1(a)に
おけると同じものについては、図1(a)におけると同
一の符号を付し、これらについての説明を省略する。図
2(a)に示す光走査装置は、光走査装置は「マルチビ
ーム方式」のものであり、光源1Aから複数の光束が放
射されるようになっている。光源1から放射される光束
の数は2以上の適宜である。このような光源1Aは、マ
ルチビーム走査装置の光源として周知の「半導体レーザ
アレイを用いるもの」や「独立した半導体レーザからの
光束をビーム合成プリズムを用いて合成するもの」とし
て実現することができる。以下の説明では、説明の簡単
のため、光源1Aから2本の光束が放射されるものとす
る。これら2本の光束は、カップリングレンズ2から走
査結像光学系6に至る光学素子により構成される「走査
光学系」により偏向され、且つ、感光体7の感光面上に
「副走査方向に互いに分離した2つの光スポット」とし
て集光され、2走査線を同時に光走査する。
【0024】「各偏向光束の結像位置と感光面とのず
れ」は、図1に即して説明したのと同様の方法で補正さ
れる。この場合、補正は、2つの偏向光束の「適宜のも
の」について行われる。すると、他方の偏向光束につい
ての補正も自動的に行われる。図2の光走査装置では、
走査線ピッチの検知と補正とが行われるようになってい
る。このための補正が行われるときには、感光体7を静
止させ、回転多面鏡5の回転速度を低速化する。図2
(b)は、検出パターン70を構成するスリット71、
72を、2つの光スポットSP1、SP2が主走査方向
に横切るときの様子を示している。光スポットSP1、
SP2は主走査方向および副走査方向(図の上下方向)
に分離しており、スリット72は主走査方向に対して
角:θだけ傾いているので、光スポットSP1がスリッ
ト71、72間を横切る時間:T1と、光スポットSP
2がスリット71、72間を横切る時間:T2とは互い
に異なる。光スポットSP1、SP2の光走査速度:v
は、検知の条件として一義的に与えることができる。す
ると、上記の時間:T1、T2が知れると、走査線ピッチ
は「(T1−T2)v×tanθ」で求まる。即ち、制御
手段としての制御部9は、受光手段8の出力に基づき、
時間:T1、T2を求め、演算:(T1−T2)v×tan
θを行って現に行われているマルチビーム走査の走査線
ピッチを検知する。
【0025】検知された結果が「本来設定されている走
査線ピッチ」と異なるとき、制御部9は、走査線ピッチ
調整手段10を制御して、走査線ピッチを適正な大きさ
に補正する。走査線ピッチ調整手段10は、例えば、
「光源1Aをカップリングレンズ2の光軸の回りに回転
させる機構」や、光源1A全体をカップリングレンズの
光軸方向へ変位させて、結像倍率を変化させる機構とし
て構成できる。
【0026】上には、検知パターンとして、2つのスリ
ット71、72を組み合わせたものを説明したが、検知
パターンとしてはまた、図3(a)に示す如きものを用
いることができる(混同の虞はないと思われるので、感
光体に対して図1、図2におけると同様、符号7を付し
た。検知パターン73は、光透過性で「副走査方向に長
い辺と、主走査方向に対して傾いた方向に長い辺とを持
つ単一の透過部(図の例では、このようなパターンが副
走査方向に繰り返し、連続的に形成され、主走査方向に
対して傾いた辺の繋りが鋸歯状になっている)」であ
る。図3(b)は、検出パターン73を、2つの光スポ
ットSP1、SP2が主走査方向に横切るときの様子を
示している。光スポットSP1、SP2は主走査方向お
よび副走査方向(図の上下方向)に分離しており、検出
パターン73の1辺73bは主走査方向に対して角:θ
だけ傾いているので、光スポットSP1が辺73a、7
3b間を横切る時間:T1と、光スポットSP2が辺7
3a、73b間を横切る時間:T2とは互いに異なる。
光スポットSP1、SP2の光走査速度:vは設定値で
あるから、時間:T1、T2が知れると、走査線ピッチは
「(T1−T2)v×tanθ」で求まる。
【0027】制御手段としての制御部9は、受光手段8
の出力に基づき、時間:T1、T2を求め、演算:(T1
−T2)v×tanθを行って現に行われているマルチ
ビーム走査の走査線ピッチを検知することができる。ま
た、検知パターン73を用いて偏向光束の結像位置と感
光面とのずれを検知することができる。図3(c)に示
すように、光スポットSP(上記光スポットSP1、S
P2の適宜のもの)が、検知パターン73を主走査方向
に走査すると、受光手段8からの出力は、図3(d)の
上の図のようになる。即ち、出力は、光スポットSPが
検知パターン73の副走査方向に長い辺73aの部分を
横切ることにより、増大し、一定値となったのち、主走
査方向に対して傾いた方向73bの部分を横切ることに
より次第に減少する。この出力信号の立ち上がりと立下
りをモニタしても良いが、例えば、上記出力を微分する
と、図3(d)の下の図のようになる。この図の山部の
頂部と谷部の底との間隔である時間:Tは、上記時間:
1、T2に対応するものである。
【0028】図3(d)の下の図の山部の高さ:P1
は、偏向光束の主走査方向の結像位置と感光面とのずれ
に応じて変化し、主走査方向の結像位置が感光面に合致
するときに最大となるので、このことに着目して、高
さ:P1が最大となるように、シリンドリカルレンズ3
の位置を制御調整すれば、偏向光束の主走査方向の結像
位置を感光体7の感光面に合致させることができる。同
様に、図3(d)下図の谷部の深さ:P2は、偏向光束
の副走査方向の結像位置と感光面とのずれに応じて変化
し、副走査方向の結像位置が感光面に合致するときに最
大となるので、深さ:P2が最大となるように、シリン
ドリカルレンズ4の位置を制御調整すれば、偏向光束の
副走査方向の結像位置を感光体7の感光面に合致させる
ことができる。上記の如くする代わりに、高さ:P1の
逆数:1/P1、深さ:P2の逆数:1/P2のそれぞ
れにつき、図1(i)で説明したようなグラフデータを
予め作成して制御部に記憶させておき、これらに基づ
き、シリンドリカルレンズ3、4の変位量を決定するよ
うにしてもよい。
【0029】図4は、光走査装置の実施の他の形態であ
る。この図においても、図1におけると同一のものにつ
いては、図1におけると同一の符号を付し、これらにつ
いての説明を省略する。この実施の形態は、図2に示し
た実施の形態と同様のマルチビーム方式の光走査装置で
ある。図2の実施の形態との差異は、図4の実施の形態
においては、偏向光束の結像位置と感光体7の感光面と
のずれの補正は行わず、走査線ピッチの検知と補正を行
うことである。走査線ピッチの検知と補正は、図2の実
施の形態と全く同様にして行う。検知パターンとして
は、図3に即して説明した検知パターン73を用いるこ
ともできる。
【0030】図5は、画像形成装置の実施1形態を示し
ている。この画像形成装置100はレーザプリンタであ
る。レーザプリンタ100は、感光媒体として、円筒状
に形成された光導電性の感光体111を有している。感
光体111の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ1
12、現像装置113、転写ローラ114、クリーニン
グ装置115が配備されている。帯電手段としては周知
の「コロナチャージャ」を用いることもできる。感光体
としては「ベルト状のもの」を用いることもできる。ま
た、レーザ光束による光走査装置116が設けられ、帯
電ローラ112と現像装置113との間で「光走査によ
る露光」で、画像書き込みを行うようになっている。光
走査装置116は、図1、図2、図4に即して実施の形
態を説明したものを適宜に用いることができる。
【0031】図5において、符号117は定着装置、符
号Sは「シート状の記録媒体」としての転写紙を示して
いる。画像形成を行うときは、光導電性の感光体111
が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ11
2により均一帯電され、光走査装置116のレーザ光束
の光書き込による露光を受けて静電潜像が形成される。
形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって画像部
が露光されている。この静電潜像は、現像装置113に
より反転現像され、感光体111上にトナー画像が形成
される。転写紙Sは矢印方向へ搬送されつつ、転写部に
おいてトナー画像と重ね合わせられ、転写ローラ114
の作用によりトナー画像を静電転写される。トナー画像
を転写された転写紙Sは定着装置117でトナー画像を
定着され、装置外へ排出される。トナー画像転写後の感
光体111の表面は、クリーニング装置115によりク
リーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。な
お、転写紙に代えて前述の「OHPシート」等を用いる
こともでき、トナー画像の転写は、中間転写ベルト等の
「中間転写媒体」を介して行うようにすることもでき
る。
【0032】光走査装置として、図1の実施形態のもの
を用いると、偏向光束が主走査方向・副走査方向とも、
感光体111の感光面上に結像した状態で光走査を行う
ことができるので、高密度の良好な書き込みが可能であ
る。また、光走査装置として、図2の実施の形態のもの
を用いると、偏向光束が主走査方向・副走査方向とも、
感光体111の感光面上に結像し、かつ、適正な走査線
ピッチでマルチビーム走査を行うことができ、高密度の
良好な書き込みが可能である。光走査装置として、図4
の実施の形態のものを用いると、適正な走査線ピッチで
マルチビーム走査を行うことができ、良好な書き込みが
可能である。
【0033】図1および図2に即して実施の形態を説明
した光走査装置は、光源1、1Aから放射される1以上
の光束を、走査光学系2、3、4、5、6により偏向さ
せ、且つ、感光媒体7上に1以上の光スポットとして形
成し、1以上の走査線を光走査する光走査装置におい
て、光源1、1Aからの光束の結像位置を、主走査方向
と副走査方向に独立に調整する調整手段3、3A、4、
4Aを設け、感光媒体7の画像形成領域外に、偏向光束
の主走査方向および副走査方方向の結像位置と感光媒体
表面とのずれを検知するための光透過性の検知パターン
70を、感光媒体7の一部として、偏向光束により光走
査可能に設けるとともに、検知パターン70を透過した
光束を受光する受光手段8を設け、この受光手段8の出
力に基づき、偏向光束が、主走査方向および副走査方向
において、感光媒体表面上に結像するように、制御手段
9により調整手段3、3A、4、4Aを制御するように
した光走査装置(請求項13)であり、光透過性の検知
パターン70が、副走査方向に長いスリット71と、主
走査方向に対して傾いた方向に長いスリット72により
構成され(請求項14)、光源1、1Aからの光束の結
像位置を、主走査方向と副走査方向に独立に調整する調
整手段が、光源1、1Aと光偏向器5との間に設けら
れ、主走査方向にのみパワーを有する第1のシリンドリ
カルレンズ3および副走査方向にのみパワーを有する第
2のシリンドリカルレンズ4と、これら第1および第2
のシリンドリカルレンズを独立して光軸方向へ変位させ
る変位手段3A、4Aにより構成されている(請求項1
8)。
【0034】また、図3に即して説明したように、光透
過性の検知パターンとして、副走査方向に長い辺73a
と、主走査方向に対して傾いた方向に長い辺73bとを
持つ単一の透過部により構成された検知パターン73を
用いることもできる(請求項15)。図2に実施の形態
を示した光走査装置は、光源1Aが2以上の光束を放射
するものであり、制御手段9が、走査線ピッチを検知す
る機能を有するものである(請求項16)。そして、走
査線ピッチを調整する走査線ピッチ調整手段10を有
し、制御手段9が、検知した走査線ピッチに応じて、走
査線ピッチ調整手段10を制御して、走査線ピッチの補
正を行う機能を有する(請求項17)。図4に実施の形
態を示した光走査装置は、光源1Aから放射される2以
上の光束を、走査光学系2、3、4、5、6により偏向
させ、且つ、感光媒体7上に1以上の光スポットとして
形成し、2以上の走査線を光走査する光走査装置におい
て、走査線ピッチを調整する走査線ピッチ調整手段10
を設け、感光媒体7の画像形成領域外に、感光媒体の一
部として、走査線ピッチを検知するための光透過性の検
知パターン70(73)を、各偏向光束により走査可能
に設けるとともに、検知パターン70(73)を透過し
た光束を受光する受光手段8を設け、この受光手段8の
出力に基づき、適正な走査線ピッチが得られるように、
走査線ピッチ制御手段9により走査線ピッチ調整手段1
0を制御するようにしたものである(請求項19)。
【0035】また、図1、図3に即して実施の形態を説
明した感光媒体7は、画像形成領域外に、偏向光束の主
走査方向および副走査方方向の結像位置と感光媒体表面
とのずれを検知するための光透過性の検知パターン70
(73)を、感光媒体7の一部として、偏向光束により
光走査可能に設けられたものであって(請求項20)、
光導電性の感光体である(請求項21)。図4に実施の
形態を示した光走査装置に用いられる感光媒体7も、画
像形成領域外に、走査線ピッチを検知するための光透過
性の検知パターン70(73)を、感光媒体7の一部と
して、偏向光束により光走査可能に設けられたものであ
り(請求項22)、光導電性の感光体である(請求項2
3)。図1および図2に実施の形態を示した光走査装置
によれば、光源1、1Aから放射される1以上の光束
を、走査光学系2〜6により偏向させ、且つ、感光媒体
7上に1以上の光スポットとして形成し、1以上の走査
線を光走査する光走査方法において、感光媒体7の画像
形成領域外に、感光媒体7の一部として形成され、偏向
光束の主走査方向および副走査方方向の結像位置と感光
媒体表面とのずれを検知するための光透過性の検知パタ
ーン70を、偏向光束により光走査し、検知パターン7
0による透過光の変化を検出し、検出結果に基づき、偏
向光束の結像位置と感光媒体7表面とのずれを、主走査
方向および副走査方向につき独立に補正して光走査を行
う光走査方法(請求項1)が実施される。
【0036】そして、光透過性の検知パターン70は、
副走査方向に長いスリット71と、主走査方向に対して
傾いた方向に長いスリット72により構成され、副走査
方向に長いスリット71を透過した光の変化に基づき、
偏向光束の結像位置と感光媒体7表面とのずれを、主走
査方向につき補正し、主走査方向に対して傾いた方向に
長いスリット72を透過した光の変化に基づき、上記ず
れを副走査方向につき補正する光走査方法が実施される
(請求項2)。また、図3に示すように、光透過性の検
知パターン73を、副走査方向に長い辺73aと、主走
査方向に対して傾いた方向に長い辺73bとを持つ単一
の透過部により構成し、副走査方向に長い辺73aの部
分での透過光の変化に基づき、偏向光束の結像位置と感
光媒体表面とのずれを、主走査方向につき補正し、主走
査方向に対して傾いた方向に長い辺73bの部分での透
過光の変化に基づき、上記ずれを副走査方向につき補正
する光走査方法(請求項3)を実施することができる。
また、図2に実施の形態を示す光走査装置によれば、光
源1Aから2以上の光束を放射して、複数の走査線を同
時に光走査し、光透過性の検知パターン70による透過
光に基づき、走査線ピッチの検知を行う光走査方法が実
施される。
【0037】また、図1〜図3に示した実施の形態の説
明において述べたように、偏向光束の結像位置と感光媒
体7表面とのずれの補正のための検知を行うときは、感
光媒体7が静止させられ(請求項5)、図2の光走査装
置で実施される光走査方法では、走査線ピッチの検知を
行うとき、感光媒体7を静止させる(請求項6)。ま
た、図1、図2の光走査装置とも、走査光学系に含まれ
る光偏向器5は回転鏡であり、この装置により実施され
る光走査方法では、偏向光束の結像位置と感光媒体表面
とのずれの補正のための検知を行うときは、回転鏡の回
転速度を低速化し(請求項7)、図2の光走査装置で実
施される光走査方法では、走査線ピッチの検知を行うと
きは、回転鏡5の回転速度を低速化する(請求項8)。
そして、図1、図2の光走査装置により実施される光走
査方法では、光偏向器5は回転多面鏡であり、偏向光束
の結像位置と感光媒体表面とのずれの補正のための検知
を行うときは、検知を行う1サイクル内に用いる偏向反
射面を同一とし(請求項9)、走査線ピッチの検知を行
うときも、検知を行う1サイクル内に用いる偏向反射面
を同一とする(請求項10)。
【0038】図1、図2の光走査装置で実施される光走
査方法では、光源1、1Aと光偏向器5との間に、主走
査方向にのみパワーを有する第1のシリンドリカルレン
ズ3と、副走査方向にのみパワーを有する第2のシリン
ドリカルレンズ4とが設けられ、偏向光束の結像位置と
感光媒体表面との主走査方向のずれの補正は第1のシリ
ンドリカルレンズ3を光軸方向へ変位させて行い、副走
査方向のずれの補正は第2のシリンドリカルレンズ4を
光軸方向へ変位させて行う(請求項11)。図4の光走
査装置では、光源1Aから放射される2以上の光束を、
走査光学系2〜6により偏向させ、且つ、感光媒体7上
に1以上の光スポットとして形成し、2以上の走査線を
光走査する光走査方法であって、感光媒体7の画像形成
領域外に、感光媒体の一部として形成され、走査線ピッ
チを検知するための光透過性の検知パターン70(7
3)を、各偏向光束により走査し、検知パターンによる
透過光の変化を検出し、検出結果に基づき、走査線ピッ
チを検知する光走査方法(請求項12)が実施される。
【0039】図5に実施の形態を示した画像形成装置
は、感光媒体111の感光面に光走査により潜像を形成
し、この潜像を可視化して所望の画像を形成する画像形
成装置であって、光走査装置116として、図1、図2
に実施の形態を示した各光走査装置を用いる(請求項2
4)ことも、図42に実施の形態を示した光走査装置を
用いる(請求項26)こともでき、感光媒体111が光
導電性の感光体で、静電潜像が、感光媒体111の均一
帯電と光走査とにより形成され、トナー画像として可視
化される(請求項25、27)。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な光走査方法・光走査装置・感光媒体・画像形成
装置を実現できる。この発明の感光媒体は、その一部と
して、画像形成領域外に「検知パターン」を有するの
で、この感光媒体を用いる光走査方法・光走査装置で
は、光学部品誤差・組み付け誤差や温・湿度変動等によ
る「偏向光束の結像位置と感光媒体表面とのずれ」を、
主走査方向と副走査方向とで独立に精度良く補正し、適
正な光スポットで光走査を行うことができる。また、感
光媒体の透過光を直接検知しているので、走査光学系と
感光媒体との位置精度によらず、結像位置ずれを精度良
く補正できる。また、マルチビーム方式の光走査を行う
場合においては、「偏向光束の結像位置と感光媒体表面
との位置ずれの補正」および/または「走査線ピッチの
補正」を行い、良好なマルチビーム走査を実現できる。
また、この発明の画像形成装置は上記光走査装置を用い
て画像の書き込みを行うことにより、良好な画像形成を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光走査装置の実施の1形態を説明するための図
である。
【図2】光走査装置の実施の別形態を説明するための図
である。
【図3】感光媒体の実施の1形態を説明するための図で
ある。
【図4】光走査装置の実施の他の形態を説明するための
図である。
【図5】画像形成装置の実施の1形態を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 光源 2 カップリングレンズ 3 第1のシリンドリカルレンズ 4 第2のシリンドリカルレンズ 5 回転多面鏡 6 走査結像光学系 7 感光体 8 受光手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 350 H04N 1/29 H 5C072 21/14 B41J 3/00 D 5C074 H04N 1/113 G03G 21/00 372 1/29 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 AA48 BA34 BA57 BA68 BA69 BA71 BA84 BB30 BB32 BB37 BB40 BB46 BB47 CA23 CB59 CB73 DA03 2H027 DA23 DD09 DE02 DE07 ED02 ED04 ED06 EE02 EE03 ZA07 2H035 CA07 CB03 CZ00 2H045 AA52 BA22 BA33 CA89 CA98 CB22 CB24 DA41 2H076 AB05 AB06 AB12 AB16 AB18 AB67 AB68 EA05 5C072 AA03 BA03 BA04 DA02 HA02 HA06 HA13 HB08 HB10 XA01 XA05 5C074 AA07 AA10 BB03 BB26 CC22 CC26 DD15 EE02 EE04 GG02 GG03 GG04 GG09 GG12

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から放射される1以上の光束を、走査
    光学系により偏向させ、且つ、感光媒体上に1以上の光
    スポットとして形成し、1以上の走査線を光走査する光
    走査方法において、 感光媒体の画像形成領域外に、上記感光媒体の一部とし
    て形成され、偏向光束の主走査方向および副走査方方向
    の結像位置と感光媒体表面とのずれを検知するための光
    透過性の検知パターンを、偏向光束により光走査し、上
    記検知パターンによる透過光の変化を検出し、検出結果
    に基づき、偏向光束の結像位置と感光媒体表面とのずれ
    を、主走査方向および副走査方向につき独立に補正して
    光走査を行うことを特徴とする光走査方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光走査方法において、 光透過性の検知パターンは、副走査方向に長いスリット
    と、主走査方向に対して傾いた方向に長いスリットによ
    り構成され、 上記副走査方向に長いスリットを透過した光の変化に基
    づき、偏向光束の結像位置と感光媒体表面とのずれを、
    主走査方向につき補正し、 上記主走査方向に対して傾いた方向に長いスリットを透
    過した光の変化に基づき、上記ずれを、副走査方向につ
    き補正することを特徴とする光走査方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光走査方法において、 光透過性の検知パターンは、副走査方向に長い辺と、主
    走査方向に対して傾いた方向に長い辺とを持つ単一の透
    過部により構成され、 上記副走査方向に長い辺の部分での透過光の変化に基づ
    き、偏向光束の結像位置と感光媒体表面とのずれを、主
    走査方向につき補正し、 上記主走査方向に対して傾いた方向に長い辺の部分での
    透過光の変化に基づき、上記ずれを、副走査方向につき
    補正することを特徴とする光走査方法。
  4. 【請求項4】請求項1または2または3記載の光走査方
    法において、 光源から2以上の光束を放射して、複数の走査線を同時
    に光走査し、 光透過性の検知パターンによる透過光に基づき、走査線
    ピッチの検知を行うことを特徴とする光走査方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の任意の1に記載の光走査方
    法において、 偏向光束の結像位置と感光媒体表面とのずれの補正のた
    めの検知を行うときは、感光媒体を静止させることを特
    徴とする光走査方法。
  6. 【請求項6】請求項4記載の光走査方法において、 走査線ピッチの検知を行うときは、感光媒体を静止させ
    ることを特徴とする光走査方法。
  7. 【請求項7】請求項5記載の光走査方法において、 走査光学系に含まれる光偏向器を回転鏡とし、 偏向光束の結像位置と感光媒体表面とのずれの補正のた
    めの検知を行うときは、上記回転鏡の回転速度を低速化
    することを特徴とする光走査方法。
  8. 【請求項8】請求項6記載の光走査方法において、 走査光学系に含まれる光偏向器を回転鏡とし、 走査線ピッチの検知を行うときは、上記回転鏡の回転速
    度を低速化することを特徴とする光走査方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜7の任意の1に記載の光走査方
    法において、 走査光学系に含まれる光偏向器を回転2面鏡もしくは回
    転多面鏡とし、 偏向光束の結像位置と感光媒体表面とのずれの補正のた
    めの検知を行うときは、検知を行う1サイクル内に用い
    る偏向反射面を同一とすることを特徴とする光走査方
    法。
  10. 【請求項10】請求項4または6または8記載の光走査
    方法において、 走査光学系に含まれる光偏向器を回転2面鏡もしくは回
    転多面鏡とし、 走査線ピッチの検知を行うときは、検知を行う1サイク
    ル内に用いる偏向反射面を同一とすることを特徴とする
    光走査方法。
  11. 【請求項11】請求項1〜10の任意の1に記載の光走
    査方法において、 光源と光偏向器との間に、主走査方向にのみパワーを有
    する第1のシリンドリカルレンズと、副走査方向にのみ
    パワーを有する第2のシリンドリカルレンズとを設け、
    偏向光束の結像位置と感光媒体表面との主走査方向のず
    れの補正を、上記第1のシリンドリカルレンズを光軸方
    向へ変位させて行い、副走査方向のずれの補正を、上記
    第2のシリンドリカルレンズを光軸方向へ変位させて行
    うことを特徴とする光走査方法。
  12. 【請求項12】光源から放射される2以上の光束を、走
    査光学系により偏向させ、且つ、感光媒体上に1以上の
    光スポットとして形成し、2以上の走査線を光走査する
    光走査方法において、 感光媒体の画像形成領域外に、上記感光媒体の一部とし
    て形成され、走査線ピッチを検知するための光透過性の
    検知パターンを、各偏向光束により走査し、上記検知パ
    ターンによる透過光の変化を検出し、検出結果に基づ
    き、走査線ピッチを検知することを特徴とする光走査方
    法。
  13. 【請求項13】光源から放射される1以上の光束を、走
    査光学系により偏向させ、且つ、感光媒体上に1以上の
    光スポットとして形成し、1以上の走査線を光走査する
    光走査装置において、 上記光源からの光束の結像位置を、主走査方向と副走査
    方向に独立に調整する調整手段を設け、 感光媒体の画像形成領域外に、偏向光束の主走査方向お
    よび副走査方方向の結像位置と感光媒体表面とのずれを
    検知するための光透過性の検知パターンを、感光媒体の
    一部として、偏向光束により光走査可能に設けるととも
    に、 上記検知パターンを透過した光束を受光する受光手段を
    設け、 この受光手段の出力に基づき、偏向光束が、主走査方向
    および副走査方向において、感光媒体表面上に結像する
    ように、制御手段により上記調整手段を制御するように
    したことを特徴とする光走査装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の光走査装置において、 光透過性の検知パターンが、副走査方向に長いスリット
    と、主走査方向に対して傾いた方向に長いスリットによ
    り構成されたことを特徴とする光走査装置。
  15. 【請求項15】請求項13記載の光走査装置において、 光透過性の検知パターンが、副走査方向に長い辺と、主
    走査方向に対して傾いた方向に長い辺とを持つ単一の透
    過部により構成されたことを特徴とする光走査装置。
  16. 【請求項16】請求項13または14または15記載の
    光走査装置において、 光源が2以上の光束を放射するものであり、 上記制御手段が、走査線ピッチを検知する機能を有する
    ことを特徴とする光走査装置。
  17. 【請求項17】請求項16記載の光走査装置において、 走査線ピッチを調整する走査線ピッチ調整手段を有し、 制御手段が、検知した走査線ピッチに応じて、走査線ピ
    ッチ調整手段を制御して、走査線ピッチの補正を行う機
    能を有することを特徴とする光走査装置。
  18. 【請求項18】請求項13〜17の任意の1に記載の光
    走査装置において、 光源からの光束の結像位置を、主走査方向と副走査方向
    に独立に調整する調整手段が、 上記光源と光偏向器との間に設けられ、主走査方向にの
    みパワーを有する第1のシリンドリカルレンズおよび副
    走査方向にのみパワーを有する第2のシリンドリカルレ
    ンズと、これら第1および第2のシリンドリカルレンズ
    を独立して光軸方向へ変位させる変位手段とを有するこ
    とを特徴とする光走査装置。
  19. 【請求項19】光源から放射される2以上の光束を、走
    査光学系により偏向させ、且つ、感光媒体上に1以上の
    光スポットとして形成し、2以上の走査線を光走査する
    光走査装置において、 走査線ピッチを調整する走査線ピッチ調整手段を設け、 感光媒体の画像形成領域外に、上記感光媒体の一部とし
    て、走査線ピッチを検知するための光透過性の検知パタ
    ーンを、各偏向光束により走査可能に設けるとともに、
    上記検知パターンを透過した光束を受光する受光手段を
    設け、 この受光手段の出力に基づき、適正な走査線ピッチが得
    られるように、走査線ピッチ制御手段により上記走査線
    ピッチ調整手段を制御するようにしたことを特徴とする
    光走査装置。
  20. 【請求項20】請求項13〜18記載の光走査装置に用
    いられる感光媒体であって、 画像形成領域外に、偏向光束の主走査方向および副走査
    方方向の結像位置と感光媒体表面とのずれを検知するた
    めの光透過性の検知パターンを、感光媒体の一部とし
    て、偏向光束により光走査可能に設けられたことを特徴
    とする感光媒体。
  21. 【請求項21】請求項20記載の感光媒体において、 光導電性の感光体であることを特徴とする感光媒体。
  22. 【請求項22】請求項19記載の光走査装置に用いられ
    る感光媒体であって、 画像形成領域外に、走査線ピッチを検知するための光透
    過性の検知パターンを、感光媒体の一部として、偏向光
    束により光走査可能に設けられたことを特徴とする感光
    媒体。
  23. 【請求項23】請求項22記載の感光媒体において、 光導電性の感光体であることを特徴とする感光媒体。
  24. 【請求項24】感光媒体の感光面に光走査により潜像を
    形成し、この潜像を可視化して所望の画像を形成する画
    像形成装置において、 感光媒体の光走査を行う光走査装置として、請求項12
    〜18の任意の1に記載の光走査装置を用いることを特
    徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】請求項24記載の画像形成装置におい
    て、 感光媒体が光導電性の感光体であり、静電潜像が、感光
    媒体の均一帯電と光走査とにより形成され、トナー画像
    として可視化されることを特徴とする画像形成装置。
  26. 【請求項26】感光媒体の感光面に光走査により潜像を
    形成し、この潜像を可視化して所望の画像を形成する画
    像形成装置において、 感光媒体の光走査を行う光走査装置として、請求項19
    記載の光走査装置を用いることを特徴とする画像形成装
    置。
  27. 【請求項27】請求項26記載の画像形成装置におい
    て、 感光媒体が光導電性の感光体であり、静電潜像が、感光
    媒体の均一帯電と光走査とにより形成され、トナー画像
    として可視化されることを特徴とする画像形成装置。
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