JP2002082075A - 蛍光x線分析装置及び蛍光x線分析方法 - Google Patents

蛍光x線分析装置及び蛍光x線分析方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、分析面形状を測定して、蛍光X線
分析における分析精度を高める蛍光X線分析方法及び蛍
光X線分析装置を提供する。 【解決手段】 予め分析面の形状により蛍光X線強度が
どのように変化するのかを形状の関数で補正できるよう
に準備された蛍光X線分析装置において、光学式又は触
針式変位測定装置で分析面形状を測定し、その形状に基
づいて強度変化を推定し、補正した後、補正X線強度で
蛍光X線分析を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光X線分析装置
及び蛍光X線分析方法に関し、特に、蛍光X線分析法に
より試料の定量分析を行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】試料例えばセラミックス、鉄鉱石、セメ
ント、金属材料、薄膜材料等の元素の含有量を求めるの
に、元素の含有量により蛍光X線強度が異なることを利
用した蛍光X線分析が一般に広く用いられている。この
蛍光X線分析を行う場合には、試料の分析面の形状が分
析精度に影響するため、試料の分析面は平坦平滑にし
て、蛍光X線分析に適した形態に調整する必要がある。
【0003】この調整を行う方法としては、例えばセラ
ミックス、鉄鉱石、セメントなどの酸化物を主体とする
材料では、粉末プレス法、ガラスビード法などが知られ
ている。
【0004】ガラスビード法は、粉末試料と融剤とを配
合し、ガラスビード作製皿内において加熱融解した後、
冷却固化(鋳込み)させてガラスビード試料を作製し
て、作製皿と接した底面を分析面とする。ガラスビード
作製皿は、白金(Pt)を主成分とする貴金属で作られ
ており、この皿の中で、融解と鋳込みの両方を行う場合
と、融解と鋳込みを別の皿で行う場合がある。通常は、
融解と鋳込みは同じ皿で連続して行われる。
【0005】また、金属材料では、研削、研磨した面を
分析面とする。さらに、薄帯状の試料や薄膜材料では、
分析面よりひと回り大きなリングなどに貼り付けて測定
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガラスビー
ド法にあっては、ガラスビード分析面の平坦・平滑を実
現するために鋳込皿の底面の平坦・平滑を維持すること
を行っている。すなわち、鋳込み皿は定期的にその底面
の研磨を行い、数個のガラスビード試料を作製する。そ
して、各試料について分析を行い、数個のガラスビード
試料を作製し、分析値のバラツキが所定値以下になるか
を調べる。ここで、ガラスビード分析面は、ガラスビー
ド内外の熱膨張の差のため、必ず毎回異なる形状となっ
てしまい、分析精度が低下するという問題があった。
【0007】さらに、薄帯、薄膜試料においては、自重
によるたわみや貼り付け時の力が加わることによって、
分析面が変形し、平坦でなくなるという問題がある。
【0008】また、金属材料などの分析面の研削・研磨
は、平坦・平滑になるものの汚染などの問題があり、試
料調整の十分な管理が必要となってしまう。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、分析面が十分に平坦
平滑でなくとも、分析精度が低下しない蛍光X線分析装
置及び蛍光X線分析方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、試料の分析面の形状の測
定に基づいて、前記試料の蛍光X線分析を行う蛍光X線
分析装置であって、前記試料の蛍光X線強度を検出する
検出手段と、前記試料の分析面の形状を測定する分析面
形状測定手段と、前記分析面形状測定手段での測定結果
に基づき、前記蛍光X線強度を補正演算する補正演算手
段と、を含むことを特徴としている。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、試料の分
析面の形状の測定に基づいて、前記試料の蛍光X線分析
を行う蛍光X線分析装置であって、前記試料の蛍光X線
強度を検出する検出手段と、前記試料の分析の基準とな
る基準面に対する分析面の高さ変位を測定する分析面形
状測定手段と、予め設定された前記分析面の高さと前記
蛍光X線強度との相関関係を定義した相関テーブルを格
納した格納手段と、前記相関テーブルと、前記分析面形
状測定手段での測定結果に基づき、前記蛍光X線強度を
補正する補正演算手段と、を含むことを特徴としてい
る。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、前記補正
演算手段にて算出された補正X線強度に基づき、前記試
料の含有量を算出する含有量算出手段をさらに有するこ
とを特徴としている。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、前記含有
量算出手段にて算出された算出結果を表示する表示手段
と、前記算出結果に基づき、前記表示手段に算出結果を
表示制御するデータ処理手段と、をさらに有することを
特徴としている。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、前記格納
手段の前記相関テーブルの各数値を設定入力するための
操作入力手段をさらに有し、前記データ処理手段は、前
記操作入力手段の操作入力に基づき、前記相関テーブル
の各数値を更新制御することを特徴としている。
【0015】また、請求項6に記載の発明は、前記含有
量算出手段にて算出された算出結果を記録する記録手段
をさらに有し、前記データ処理手段は、前記算出結果に
基づき、前記記録手段の記録動作を制御することを特徴
としている。
【0016】また、請求項7に記載の発明は、前記補正
演算手段は、前記相関テーブルに基づき、X線強度の変
化を算出する第1の算出手段と、前記第1の算出手段の
算出結果と、前記蛍光X線強度とに基づき、前記基準面
に相当する蛍光X線強度に換算する第2の算出手段と、
を含むことを特徴としている。
【0017】また、請求項8に記載の発明は、前記格納
手段の相関テーブルは、試料の中心から所定の径位置で
の前記分析面の高さに対するX線強度の第1相関テーブ
ルを含むものであることを特徴としている。
【0018】また、請求項9に記載の発明は、前記格納
手段の相関テーブルは、複数の異なる前記径位置での各
々の前記相関テーブルを含むことを特徴としている。
【0019】また、請求項10に記載の発明は、前記格
納手段の相関テーブルは、複数の異なる成分元素での各
々の前記相関テーブルを含むことを特徴としている。
【0020】また、請求項11に記載の発明は、試料に
対する分析面の形状の測定に基づいて、前記試料の蛍光
X線分析を行う蛍光X線分析方法であって、前記分析面
の形状を三次元の数値データとして測定するステップ
と、前記数値データを変数とする補正係数に基づき、蛍
光X線強度を補正するステップと、を含むことを特徴と
している。
【0021】また、請求項12に記載の発明は、試料に
対する分析面の形状の測定に基づいて、前記試料の蛍光
X線分析を行う蛍光X線分析方法であって、前記分析面
の高さを、光学式又は触針式の測定装置にて測定するス
テップと、前記試料の第1の蛍光X線強度を測定するス
テップと、前記高さと、前記高さに対応する既知の補正
係数と、に基づき、前記第1の蛍光X線強度を、第2の
蛍光X線強度に補正するステップと、を含むことを特徴
としている。
【0022】また、請求項13に記載の発明は、前記第
2の蛍光X線強度に基づき、前記試料の含有量を算出す
るステップをさらに有することを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0024】(概略説明)先ず、本発明の全体の概略構
成について、図1を参照して説明する。図1は、本発明
を実施する際に使用される蛍光X線分析装置の一例の構
成を概略的に示す機能ブロック図である。
【0025】本例では、蛍光X線分析装置10と、この
分析結果を出力処理するためのデータ処理装置30と、
を含んで構成されている。
【0026】蛍光X線分析装置10は、図1に示すよう
に、支持台に支持される試料12と、この試料12に照
射される励起X線を発生するX線発生手段14と、照射
された励起X線によって試料12から発生する蛍光X線
の強度をこの強度に比例した電気信号(パルス)に変換
するためのX線検出手段16と、前記X線検出手段16
からのパルスを増幅し、特定の波高範囲のパルスを選別
してその数を計数することにより蛍光X線強度を算出す
る蛍光X線算出手段18と、前記試料の分析面形状を測
定するための分析面形状測定手段20と、各種データが
格納される格納手段である記憶手段22と、この記憶手
段22に格納されたデータと、前記分析面形状測定手段
20からの測定結果と、に基づき、蛍光X線強度の補正
係数(補正関数)を算出する第1の算出手段である補正
係数算出手段24と、この補正係数算出手段24での補
正係数と、前記蛍光X線算出手段18での蛍光X線強度
と、に基づき、補正X線強度を算出する第2の算出手段
である補正X線強度算出手段26と、この補正X線強度
算出手段26での補正X線強度に基づき、定量計算を行
う(試料の含有量を算出する)定量演算手段(含有量算
出手段)28と、を含んで構成される。
【0027】なお、本例では、補正係数算出手段24と
補正X線強度算出手段26とで本発明の補正演算手段を
構成している。また、X線検出手段16と蛍光X線強度
算出手段18とで本発明の検出手段を構成している。
【0028】分析面形状測定手段20は、図3に示す試
料12の基準面Aからの高さを検出する、図1に示す分
析面高さ検出手段20aを含む。
【0029】記憶手段22は、前記分析面高さの平均高
さと、X線強度との相関関係を定義した相関テーブルで
ある平均高さ−X線強度相関テーブル22a等を有す
る。
【0030】より詳細には、図4に示すように、平均高
さ−X線強度相関テーブル22a、平均高さ−X線強度
変化率相関テーブル22b、等を含む。
【0031】なお、本例では、上記テーブルとして分析
面の「平均高さ」を一例として挙げたが、「平均高さ」
に限定されるものではない。すなわち、分析面の「高
さ」であってもよく、さらには、この「高さ」に限定さ
れずに分析面の3次元的な「形状」であってもよい。
【0032】平均高さ−X線強度相関テーブルは、図3
に示す試料12の中心線Cより直径が約10mm(φ1
0)の範囲内における平均的な分析面高さZ1の変化に
対する、X線強度の変化の相関を示した、試料12の主
成分元素例えばPb(鉛)等に関する第1のテーブルを
含む。
【0033】さらに、φ10について、試料12の他の
複数の主成分元素例えばZn(亜鉛)、Ti(チタ
ン)、Zr(ジルコニウム)、Sr(ストロンチウ
ム)、Nb(ニオブ)等に関する各テーブルが格納され
ている。また、φ15、φ20、φ23、φ25、φ2
6についても各々上記各種主成分元素Pb、Zn、T
i、Zr、Sr、Nb等に関する各テーブルが格納され
ている。
【0034】以上があるタイプの機種のX線蛍光分析装
置Aについてのデータである。結果として平均高さ−X
線強度変化率相関テーブルは、装置が検出可能な元素の
テーブルを形成している。
【0035】前記データ処理装置30は、測定結果や各
種の分析データ、記憶手段22内のデータ等を表示する
ための表示手段36と、各種データの操作入力や操作指
示を行うための操作入力手段32と、測定結果等を印字
記録出力するための記録手段34と、これらの制御を司
るデータ処理手段38と、を含んで構成される。
【0036】(機械的構成)ここで、上述の蛍光X線分
析装置10の機械的構成について、図2及び図3を用い
て説明する。
【0037】蛍光X線分析装置10は、図2に示すよう
に、試料12を支持する支持台と、この支持台を支持す
るとともに弾性変形により基準面に弾性圧着する弾性部
材13と、前記試料12の分析面を所定の範囲にマスク
するマスク部材15と、これらマスク部材15・弾性部
材13・支持台を支持固定する筒状の筺体と、前記筺体
と対向して配置されるX線発生手段であるX線管14
と、を含んで構成される。
【0038】前記試料12は、たとえばガラスビード作
製皿にて形成されるものであり、図3にて誇張して示す
ように、分析面が平坦ではない。
【0039】そして、マスク部材15の底面位置を基準
面Aとして、この基準面Aからの高さを測定することに
より、分析面の形状を3次元の数値データとし、この数
値データと強度変化の補正係数からX線強度の補正を行
う。
【0040】(蛍光X線分析装置A〜D)図5から図8
には、複数例えば4台の多元素同時型X線分析装置にお
いて、分析面の高さが変化したときに蛍光X線強度がど
う変化するかを示した図を開示している。
【0041】ここで言う分析面の高さとは、図3に示す
分析用試料ホルダーの試料マスクと分析試料12が接す
る面の高さを基準面の高さとし、分析面がどれだけ高い
のかを(正の高さ)、あるいは低いのか(負の高さ)を
示すものである。
【0042】図5〜図8で明らかなように、装置毎、元
素毎に分析面高さが変化すると、蛍光X線強度も変化す
る。
【0043】例えば、図5に示す特性を示す装置Aで
は、元素Pbのみが異なる特性を示している。図6に示
す特性を示す装置Bでは、元素Ba、Si等が異なる特
性を示している。
【0044】図7に示す特性を示す装置Cでは、分析面
高さが800μm以上で一部の元素で特性がやや異なる
ものの、全ての元素がほぼ同一の特性を示している。
【0045】図8に示す特性を示す装置Dでは、全ての
元素がほぼ同一の特性を示ししている。
【0046】いづれの装置でも分析面高さが変化すると
蛍光X線強度が変化している。
【0047】このように、各々の装置A〜Dは、各々元
素毎に分析面高さに対する蛍光X線強度の変化率は異な
るが、同じ装置の同じ元素の測定では元素の含有量が異
なっても高さの変化に対する蛍光X線強度の変化率は一
定である。
【0048】図9は、ZrO2の含有量の異なる試料に
おいて、分析面高さと蛍光X線強度の変化率との関係を
示す図である。
【0049】ZrO2の含有量の異なる試料でも、分析
面高さに対する蛍光X線強度の変化率は一定であり、基
準面での強度に補正できることとなる。
【0050】ここで、図10、図11は、同じ粉末試料
から2個のガラスビード作製皿を使い、各々連続して作
製した試料(ガラスビード)の分析面の断面形状を示し
たものである。
【0051】例えば皿Aにおいては、ビード位置と基準
面からの高さ(分析面高さ)との関係は、試料の中心領
域にて凸状に形成され、この凸状の頂部では、略平面に
形成される。
【0052】ここで、皿Aにて作製された複数例えば4
つの試料のうち、分析面高さのバラツキは、高さが約1
20μm前後〜160μm前後のオーダーとなってい
る。このように、同一の皿Aにて作製された複数例えば
4個の試料においても分析面高さにバラツキが存在す
る。
【0053】同様に、図11に示すように、皿Bにて作
製された複数例えば4つの試料においては、分析面高さ
のバラツキは、上述の皿Aの場合に比して広くなってい
る。
【0054】以上のように、同じ作製皿を用いても分析
面形状は異なる。この分析面形状は曲線で構成されてお
り、この場合の分析面高さは分析面内のある領域の平均
高さを指すことにする。
【0055】図12〜図17は、同一の粉末試料から、
複数例えば6個のガラスビード作製皿を用いて、複数例
えば10個の試料(ガラスビード)を作製し、分析面の
中心からの領域別に、平均高さと蛍光X線強度の関係を
示したものである。
【0056】例えば図12では、Pbにおける平均高さ
とX線強度との相関を示し、特に中心からφ10mmの
領域での高さを示している。
【0057】ここで、この領域での特性に基づき、分析
面平均高さXと測定X線強度から補正X線強度を算出す
るためには、例えば以下のような(式1)にて算出する
ことができる。 補正X線強度=測定X線強度+(1E―05)X2−0.0279X ・・・・・・・・・・・・・・(式1) ここで、(1E―05)は、1×10-5を意味する。例
えば、平均高さXが169μmであれば、補正X線強度
=499.54+0.00001×1692−0.02
79×169≒459.11となる。この計算結果が図
18に開示されている。
【0058】同様に、図13では、φ15mmの領域で
の特性を示しており、この場合の補正X線強度を算出す
るためには、以下のような(式2)にて算出することが
できる。 補正X線強度=測定X線強度+(2E―05)X2−0.0312X ・・・・・・・・・・・・・(式2) 同様に、図14では、φ20mmの領域での特性を示し
ており、この場合の補正X線強度を算出するためには、
以下のような(式3)にて算出することができる。 補正X線強度=測定X線強度+(2E―05)X2−0.0373X ・・・・・・・・・・・・・(式3) 同様に、図15では、φ23mの領域での特性を示して
おり、この場合の補正X線強度を算出するためには、以
下のような(式4)にて算出することができる。 補正X線強度=測定X線強度+(3E―05)X2−0.0428X ・・・・・・・・・・・・・(式4) 同様に、図16では、φ25mmの領域での特性を示し
ており、この場合の補正X線強度を算出するためには、
以下のような(式5)にて算出することができる。 補正X線強度=測定X線強度+(4E―05)X2−0.047X ・・・・・・・・・・・・・(式5) 同様に、図17では、φ26mmの領域での特性を示し
ており、この場合の補正X線強度を算出するためには、
以下のような(式6)にて算出することができる。 補正X線強度=測定X線強度+(4E―05)X2−0.0498X ・・・・・・・・・・・・・(式6) このように、いずれの領域の平均高さを用いても、平均
高さと蛍光X線強度との相関関係は、図12〜図17中
の各数式にて表せるような状態にある。
【0059】基準面の高さでの強度(補正X線強度)
は、分析面の平均高さと測定強度から補正計算すること
ができる。
【0060】なお、上述の各特性は、上述したように各
々テーブルとして記憶手段に格納されることとなり、補
正計算に利用されることとなる。
【0061】図18には、補正X線強度に基づいて算出
された補正強度と、実際に測定される「生強度」とを比
較するための各種のデータが開示されている。
【0062】なお、同図において、Avは、平均を示
し、Rは最大最小差を示し、SDは標準偏差を各々示
す。
【0063】この例では、異なる白金皿で作製した10
個のガラスビードのPbの測定蛍光X線強度と補正蛍光
X線強度のバラツキを示している。
【0064】この図18から明らかなように、補正強度
のほうがバラツキが少なく、補正された蛍光X線強度か
ら分析値を計算するため、分析精度が改善されることが
わかる。
【0065】図19〜図24は、上記10個の試料(ガ
ラスビード)に含まれる例えば6元素の蛍光X線強度と
平均高さとの関係を示したものである。
【0066】これらは、領域がφ10mmのとなる場合
の各元素における、平均高さ−X線強度特性である。
【0067】例えば図19では、Pbにおける平均高さ
とX線強度との相関を示し、特に中心からφ10mmの
領域での高さを示している。
【0068】ここで、この領域での特性に基づき、分析
面平均高さXから補正X線強度を算出するためには、例
えば以下のような(式7)にて算出することができる。 補正X線強度=測定X線強度+(1E―05)X2−0.0279X ・・・・・・・・・・・・・・(式7) 同様に、図20では、Znの特性を示しており、この場
合の補正X線強度を算出するためには、以下のような
(式8)にて算出することができる。 補正X線強度=測定X線強度+(5E―07)X2−0.001X ・・・・・・・・・・・・・(式8) 同様に、図21では、Tiの特性を示しており、この場
合の補正X線強度を算出するためには、以下のような
(式9)にて算出することができる。 補正X線強度=測定X線強度―(1E―07)X2−0.0004X ・・・・・・・・・・・・・(式9) 同様に、図22では、Zrの特性を示しており、この場
合の補正X線強度を算出するためには、以下のような
(式10)にて算出することができる。 補正X線強度=測定X線強度+(3E―06)X2−0.0078X ・・・・・・・・・・・・(式10) 同様に、図23では、Srの特性を示しており、この場
合の補正X線強度を算出するためには、以下のような
(式11)にて算出することができる。 補正X線強度=測定X線強度+(2E―06)X2−0.0035X ・・・・・・・・・・・・・(式11) 図19〜図23までのPb、Zn、Ti、Zr、Sr
は、各々パターンは異なるが、高さの影響を受け、蛍光
X線強度が変化する。このような場合は、基準面高さで
の補正強度を計算し、濃度への計算を行うと効果的であ
る。
【0069】一方、図24のNbのように、平均高さが
変化しても蛍光X線強度がほとんど変化しない場合は補
正計算を行わなくてもよい。それぞれの元素毎に補正計
算の計算式や計算の有無を予め、調べておけばよい。
【0070】さらに、図25には、従来の蛍光X線分析
装置により算出された分析値と、本例での分析結果とを
比較するための各種データが開示されている。
【0071】同図から明らかなように、補正強度で分析
値を算出したほうがばらつきが改善している。
【0072】(処理について)次に、上述のような構成
の蛍光X線分析装置における蛍光X線分析の処理につい
て図26を参照しつつ説明する。
【0073】先ず、図26に示すように、分析試料をホ
ルダーに装着する(ステップ、以下「S」101)。次
に、分析試料の形状、特に、基準面からの高さを測定す
る(S102)。そして、蛍光X線強度を測定する(S
103)。
【0074】次いで、形状の数値データにより、蛍光X
線強度の補正演算を行う(S104)。そして、補正し
た蛍光X線強度に基づき、定量計算を行う。すなわち、
含有量の算出を行う(S105)。
【0075】このように算出された算出結果を、記録手
段に出力することにより結果報告を行う(S106)。
【0076】以上のように本実施の形態によれば、分析
面の形状のデータからX線強度の補正を行うことで分析
精度を高めることができる。これにより、従来のような
分析面の加工によって生じる分析面の形状のバラツキが
生じたり、平坦、平滑でない分析面が形成されたとして
も、既知のデータに基づき補正できるので、分析精度を
高めることができる。
【0077】なお、本発明にかかる装置と方法は、その
いくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、
当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく
本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形
が可能である。例えば、各種データを格納した記憶手段
は、操作入力に基づき、常時更新できる構成であっても
よい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、分
析面の形状のデータからX線強度の補正を行うことで分
析精度を高めることができる。これにより、従来のよう
な分析面の加工によって生じる分析面の形状のバラツキ
が生じたり、平坦、平滑でない分析面が形成されたとし
ても、既知のデータに基づき補正できるので、分析精度
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光X線分析装置の全体の概略構成の
一例を示す機能ブロック図ある。
【図2】図1の蛍光X線分析装置を示す外観図である。
【図3】図1の蛍光X線分析装置にて測定される試料の
部分を一部を誇張して表した説明図である。
【図4】図1の蛍光X線分析装置に格納されるテーブル
の一例を示す説明図である。
【図5】分析面平均高さと蛍光X線強度の変化率との関
係を示す特性図である。
【図6】分析面平均高さと蛍光X線強度の変化率との関
係を示す特性図である。
【図7】分析面平均高さと蛍光X線強度の変化率との関
係を示す特性図である。
【図8】分析面平均高さと蛍光X線強度の変化率との関
係を示す特性図である。
【図9】分析面高さとX線強度の変化率との関係を示す
特性図である。
【図10】皿Aで鋳込まれたガラスビードの断面形状を
示す説明図である。
【図11】皿Bで鋳込まれたガラスビードの断面形状を
示す説明図である。
【図12】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図13】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図14】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図15】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図16】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図17】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図18】測定X線強度と補正後のX線強度との比較を
説明するための説明図である。
【図19】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図20】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図21】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図22】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図23】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図24】平均高さとX線強度との関係を示す特性図で
ある。
【図25】測定算出された分析値と、補正された分析値
との比較を説明するための説明図である。
【図26】図1の蛍光X線分析装置の処理の一例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 蛍光X線分析装置 12 試料 14 X線発生手段 16 X線検出手段 18 蛍光X線強度算出手段 20 分析面形状測定手段 22 記憶手段 22a 平均高さ−X線強度相関テーブル 26 補正X線強度算出手段 28 定量演算手段 30 データ処理装置 32 操作入力手段 34 記録手段 36 表示手段 38 データ処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F067 AA07 AA23 FF13 HH04 JJ03 KK01 TT01 UU33 2G001 AA01 BA04 CA01 EA03 FA06 FA14 GA08 HA01 JA13 KA01 MA04 RA03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の分析面の形状の測定に基づいて、
    前記試料の蛍光X線分析を行う蛍光X線分析装置であっ
    て、 前記試料の蛍光X線強度を検出する検出手段と、 前記試料の分析面の形状を測定する分析面形状測定手段
    と、 前記分析面形状測定手段での測定結果に基づき、前記蛍
    光X線強度を補正演算する補正演算手段と、 を含むことを特徴とする蛍光X線分析装置。
  2. 【請求項2】 試料の分析面の形状の測定に基づいて、
    前記試料の蛍光X線分析を行う蛍光X線分析装置であっ
    て、 前記試料の蛍光X線強度を検出する検出手段と、 前記試料の分析の基準となる基準面に対する分析面の高
    さ変位を測定する分析面形状測定手段と、 予め設定された前記分析面の高さと前記蛍光X線強度と
    の相関関係を定義した相関テーブルを格納した格納手段
    と、 前記相関テーブルと、前記分析面形状測定手段での測定
    結果に基づき、前記蛍光X線強度を補正する補正演算手
    段と、 を含むことを特徴とする蛍光X線分析装置。
  3. 【請求項3】 前記補正演算手段にて算出された補正X
    線強度に基づき、前記試料の含有量を算出する含有量算
    出手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の蛍光X線分析装置。
  4. 【請求項4】 前記含有量算出手段にて算出された算出
    結果を表示する表示手段と、 前記算出結果に基づき、前記表示手段に算出結果を表示
    制御するデータ処理手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか一項に記載の蛍光X線分析装置。
  5. 【請求項5】 前記格納手段の前記相関テーブルの各数
    値を設定入力するための操作入力手段をさらに有し、 前記データ処理手段は、前記操作入力手段の操作入力に
    基づき、前記相関テーブルの各数値を更新制御すること
    を特徴とする請求項4に記載の蛍光X線分析装置。
  6. 【請求項6】 前記含有量算出手段にて算出された算出
    結果を記録する記録手段をさらに有し、 前記データ処理手段は、前記算出結果に基づき、前記記
    録手段の記録動作を制御することを特徴とする請求項4
    又は請求項5に記載の蛍光X線分析装置。
  7. 【請求項7】 前記補正演算手段は、前記相関テーブル
    に基づき、X線強度の変化を算出する第1の算出手段
    と、 前記第1の算出手段の算出結果と、前記蛍光X線強度と
    に基づき、前記基準面に相当する蛍光X線強度に換算す
    る第2の算出手段と、 を含むことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれ
    か一項に記載の蛍光X線分析装置。
  8. 【請求項8】 前記格納手段の相関テーブルは、試料の
    中心から所定の径位置までの前記分析面の高さに対する
    X線強度の第1相関テーブルを含むものであることを特
    徴とする請求項2に記載の蛍光X線分析装置。
  9. 【請求項9】 前記格納手段の相関テーブルは、複数の
    異なる前記径位置までの各々の前記相関テーブルを含む
    ことを特徴とする請求項8に記載の蛍光X線分析装置。
  10. 【請求項10】 前記格納手段の相関テーブルは、複数
    の異なる成分元素での各々の前記相関テーブルを含むこ
    とを特徴とする請求項8に記載の蛍光X線分析装置。
  11. 【請求項11】 試料に対する分析面の形状の測定に基
    づいて、前記試料の蛍光X線分析を行う蛍光X線分析方
    法であって、 前記分析面の形状を三次元の数値データとして測定する
    ステップと、 前記数値データを変数とする補正係数に基づき、蛍光X
    線強度を補正するステップと、 を含むことを特徴とする蛍光X線分析方法。
  12. 【請求項12】 試料に対する分析面の形状の測定に基
    づいて、前記試料の蛍光X線分析を行う蛍光X線分析方
    法であって、 前記分析面の高さを、光学式又は触針式の測定装置にて
    測定するステップと、 前記試料の第1の蛍光X線強度を測定するステップと、 前記高さと、前記高さに対応する既知の補正係数と、に
    基づき、前記第1の蛍光X線強度を、第2の蛍光X線強
    度に補正するステップと、 を含むことを特徴とする蛍光X線分析方法。
  13. 【請求項13】 前記第2の蛍光X線強度に基づき、前
    記試料の含有量を算出するステップをさらに有すること
    を特徴とする請求項12に記載の蛍光X線分析方法。
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