JP2002081131A - 建物構法 - Google Patents

建物構法

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JP2002081131A
JP2002081131A JP2000275229A JP2000275229A JP2002081131A JP 2002081131 A JP2002081131 A JP 2002081131A JP 2000275229 A JP2000275229 A JP 2000275229A JP 2000275229 A JP2000275229 A JP 2000275229A JP 2002081131 A JP2002081131 A JP 2002081131A
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JP
Japan
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floor
roof
panel
building
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JP2000275229A
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Inventor
Makoto Tsuzuki
誠 都筑
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JUKANKYO KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
JUKANKYO KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木造建物において、建て始めから屋根の仮雨
仕舞までを短時間に完了すること。 【解決手段】 基礎11の上に通し柱12を立て、通し
柱12の中間部に1階横架材13を取付ける第1工程
と、1階横架材13で囲われた構面に2階床パネル14
を取付ける第2工程と、通し柱12の上端側に小屋組1
7を取付ける第3工程と、小屋組17に屋根パネル18
を取付ける第4工程とを有してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物構法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建物を構築する建て方の基準
として、特開平11-190065号公報に記載の如く、基礎の
上に通し柱を立て、通し柱に1階部分の壁パネルを取付
け、通し柱の中間部に1階横架材を取付け、通し柱に2
階部分の壁パネルを取付け、次に通し柱の上端部に小屋
組を取付け、小屋組に屋根パネルを取付けるものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、通し柱を基礎の上に立ててから屋根パネルを取付
けるまでの中間過程で、1階部分と2階部分の壁パネル
を取付ける作業が入るため、建物の建て始めから屋根の
仮雨仕舞の完了までに長時間を必要とする。
【0004】本発明の課題は、木造建物において、建て
始めから屋根の仮雨仕舞までを短時間に完了することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る建
物構法は、木造建物を構築するに際し、基礎の上に通し
柱を立て、通し柱の中間部に下階横架材を取付ける第1
工程と、下階横架材で囲われた構面に上階床パネルを取
付ける第2工程と、通し柱の上端側に小屋組を取付ける
第3工程と、小屋組に屋根パネルを取付ける第4工程と
を有してなるようにしたものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記床パネルを金物類を介して下階横架材に固
定するようにしたものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記屋根パネルを金物類を介して上階横架材と
小屋組に固定するようにしたものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば下記の作用がある。 通し柱を基礎の上に立ててから屋根パネルを取付ける
までの中間過程では、下階床パネルや下階〜上階の壁パ
ネルの取付けを行なわず、それらは後日でも行なえるよ
うにした。従って、建物の建て始めから屋根の仮雨仕舞
までを短時間に完了できる。尚、上階床パネルは、小屋
組の取付け前に取付けられ、小屋組や屋根パネルの取付
作業の足場として利用される。
【0009】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 床パネルは金物類を介して下階横架材に固定されるも
のであり、その取付の迅速、確実を図ることができる。
【0010】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 屋根パネルは金物類を介して上階横架材と小屋組に固
定されるものであり、その取付の迅速、確実を図ること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は建物構法の第1工程を示す
斜視図、図2は建物構法の第2工程を示す斜視図、図3
は建物構法の第3工程を示す斜視図、図4は建物構法の
第4工程を示す斜視図、図5は2階床パネルを示す平面
図、図6は図5のA−A線に沿う断面図、図7は図5の
B−B線に沿う断面図、図8は床パネルに設けた遮音装
置を示す断面図、図9は2階床パネルの変形例を示す平
面図、図10は図9のA−A線に沿う断面図、図11は
図9のB−B線に沿う断面図、図12は屋根パネルを示
す平面図、図13は図12のA−A線に沿う断面図、図
14は図12のB−B線に沿う断面図、図15は屋根パ
ネルの変形例を示す平面図、図16は図15のA−A線
に沿う断面図、図17は図15のB−B線に沿う断面図
である。
【0012】木造建物10は、上棟日に屋根の仮雨仕舞
まで完了するように以下の手順で構築される。
【0013】(1)第1工程(図1) 基礎11上の土台111の上に1階〜2階に渡る通し柱
12を立て、通し柱12の中間部に1階横架材(胴差)
13を取付ける。
【0014】(2)第2工程(図2) 1階横架材13で囲われた構面に、工場生産による遮音
装置15(図5、図8)を組込んだ大型の2階床パネル
14をレッカー等で取付ける。床パネル14の構成につ
いては後述する。
【0015】(3)第3工程(図3) 通し柱12の上端部に2階横架材(屋根梁)16を取付
け、2階横架材16で囲われた構面に小屋組17を取付
ける。小屋組17は、束17A、棟木17B、母屋17
Cからなる。
【0016】(4)第4工程(図4) 2階横架材16及び小屋組17に、工場生産による断熱
材及び防水紙を取付けた大型の屋根パネル18をレッカ
ー等で取付ける。屋根パネル18の構成については後述
する。
【0017】上述(1)〜(4)によれば、屋根を支えるため
に必要最小限の通し柱12、1階横架材13、2階横架
材16、小屋組17や、作業足場となる2階床パネル1
4、屋根パネル18等の大型で少数のパネルを取付ける
だけで仮雨仕舞を完了でき、1日で上棟が可能になる。
また、屋根を1日で架けることで、次工程の1階の床パ
ネルや、1階及び2階の壁パネルは雨に濡れることが少
なく施工できる。また、床パネル14に遮音装置15
を、屋根パネル18に断熱材や防水紙を、それぞれ工場
で組込むこととしたから、寸法精度が良く高精度で高品
質な木造建物を構築できる。
【0018】以下、床パネル14と屋根パネル18の構
成について説明する。 (床パネル14の構成)(図5〜図11) 床パネル14は、図5〜図7に示す如く、複数本の根太
21を合板受22でつないだ床枠組20の上に構造用合
板23を取着して構成される。床パネル14は、合板2
3の四隅の通し柱12との取り合い部に柱型欠き込み2
4を備え、四隅の近傍の根太21に吊り金物25をボル
ト結合し、この吊り金物25に丸環ボルト26を固定
し、この丸環ボルト26を合板23の孔から上方に延在
している。相対する1階横架材13には根太受金物27
が先付けされており、2階床パネル14の根太21の両
端部をそれらの根太受金物27に嵌め込み取付け可能と
している。尚、2階床パネル14において、相隣る根太
21には、図8に示す如く、遮音装置15を構成する制
振ダンパが架け渡される。
【0019】従って、2階床パネル14にあっては、レ
ッカー等の吊り具を四隅の丸環ボルト26に接続して吊
上げられ、建物10の1階横架材13で囲われた構面に
搬入され、根太21の両端部を相対する1階横架材13
の根太受金物27に嵌め込み固定される。
【0020】図9〜図11の床パネル14Aは、上述の
床パネル14の変形例であり、複数本の根太31と両側
の側根太31Aを合板受32でつないだ床枠組30の上
に構造用合板33を取着して構成される。相対する側根
太31Aには根太受金物37が取着され、各根太31の
両端部が根太受金物37に嵌め込み取付けられる。床パ
ネル14Aは、合板33の四隅の通し柱12との取り合
い部に柱型欠き込み34を備え、四隅の近傍の根太31
に吊り金物35をボルト結合し、この吊り金物35に丸
環ボルト36を固定し、この丸環ボルト36を合板33
の孔から上方に延在している。相対する1階横架材13
にはホゾパイプ付ブラケット38がボルト接合されてお
り、床パネル14Aの両側根太31Aの下面に穿設した
ホゾ孔39をホゾパイプ付ブラケット38のパイプ38
Aに上から嵌め込み、側根太31Aとパイプ38Aにド
リフトピン38Bを打ち込み固定する。
【0021】従って、床パネル14Aにあっては、レッ
カー等の吊り具を四隅の丸環ボルト36に接続して吊上
げられ、建物10の1階横架材13で囲われた構面に搬
入され、両側根太31Aのホゾ孔39を相対する1階横
架材13のホゾパイプ付ブラケット38のパイプ38A
に嵌め込まれ、ドリフトピン38Bで固定される。
【0022】(屋根パネル18の構成)(図12〜図1
7) 屋根パネル18は、図12〜図14に示す如く、複数本
の垂木41と両側の棟桟材42、軒桟材43を四角枠状
に接合し、相隣る垂木41を受木桟44でつないだ屋根
枠組40の両面に合板45を千鳥配置に張り、内部にグ
ラスウール又は発泡ウレタンを充填し、表面には仮雨仕
舞のために防水紙46を貼る。屋根パネル18は、屋根
枠組40の四隅の近傍に吊り金物47をボルト結合し、
この吊り金物47に丸環ボルト48を固定し、この丸環
ボルト48を合板45の孔から上方に延在している。屋
根パネル18は、屋根枠組40に棟金物49A、軒金物
49B、妻壁金物49Cを先付けし、これらを小屋組1
7の棟木17B、2階横架材16、妻壁17Dに固定す
る。
【0023】従って、屋根パネル18にあっては、レッ
カー等の吊具を四隅の丸環ボルト48に接続して吊上げ
られ、建物10の2階横架材16で囲われた構面に搬入
され、屋根枠組40の棟金物49A、軒金物49B、妻
壁金物49Cを小屋組17の棟木17B、2階横架材1
6、妻壁17Dに固定される。
【0024】図15〜図17の屋根パネル18Aが上述
の屋根パネル18と異なる点は、建物10の2階横架材
16、小屋組17への固定構造にある。屋根パネル18
Aでは、棟桟材42寄りの受木桟44にホゾボルト51
を、軒桟材43寄りの受木桟44にホゾパイプ52を、
垂木41にホゾボルト53を予め内蔵しており、ホゾボ
ルト51は棟木17Bにボルト接合してあるホゾ孔付ブ
ラケット54に、ホゾパイプ52は2階横架材16の上
面に予め穿設してあるホゾ孔55に、ホゾボルト53は
妻壁17Dにボルト結合してあるホゾ孔付ブラケット5
6に上から嵌め込み、ホゾボルト51はナット51Aで
ホゾ孔付ブラケット54に、ホゾパイプ52はドリフト
ピン52Aで2階横架材16のホゾ孔55に、ホゾボル
ト53はナット53Aでホゾ孔付ブラケット56に固定
される。
【0025】本実施形態によれば、以下の作用がある。 通し柱12を基礎11の上に立ててから屋根パネル1
8を取付けるまでの中間過程では、下階床パネルや下階
〜上階の壁パネルの取付けを行なわず、それらは後日で
も行なえるようにした。従って、建物の建て始めから屋
根の仮雨仕舞までを短時間に完了できる。尚、2階床パ
ネル14は、小屋組17の取付け前に取付けられ、小屋
組17や屋根パネル18の取付作業の足場として利用さ
れる。
【0026】床パネル14は金物類を介して1階横架
材13に固定されるものであり、その取付の迅速、確実
を図ることができる。
【0027】屋根パネル18は金物類を介して2階横
架材16と小屋組17に固定されるものであり、その取
付の迅速、確実を図ることができる。
【0028】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、通
し柱12は、土台111を介さず、直接基礎11の上に
立てても良い。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、木造建物
において、建て始めから屋根の仮雨仕舞までを短時間に
完了できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は建物構法の第1工程を示す斜視図であ
る。
【図2】図2は建物構法の第2工程を示す斜視図であ
る。
【図3】図3は建物構法の第3工程を示す斜視図であ
る。
【図4】図4は建物構法の第4工程を示す斜視図であ
る。
【図5】図5は2階床パネルを示す平面図である。
【図6】図6は図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図7は図5のB−B線に沿う断面図である。
【図8】図8は床パネルに設けた遮音装置を示す断面図
である。
【図9】図9は2階床パネルの変形例を示す平面図であ
る。
【図10】図10は図9のA−A線に沿う断面図であ
る。
【図11】図11は図9のB−B線に沿う断面図であ
る。
【図12】図12は屋根パネルを示す平面図である。
【図13】図13は図12のA−A線に沿う断面図であ
る。
【図14】図14は図12のB−B線に沿う断面図であ
る。
【図15】図15は屋根パネルの変形例を示す平面図で
ある。
【図16】図16は図15のA−A線に沿う断面図であ
る。
【図17】図17は図15のB−B線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
10 木造建物 11 基礎 12 通し柱 13 1階横架材(下階横架材) 14、14A 床パネル(上階床パネル) 17 小屋組 18、18A 屋根パネル 27、37 根太受金物 38 ホゾパイプ付ブラケット 49A 棟金物 49B 軒金物 49C 妻壁金物 51、53 ホゾボルト 52 ホゾパイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造建物を構築するに際し、 基礎の上に通し柱を立て、通し柱の中間部に下階横架材
    を取付ける第1工程と、 下階横架材で囲われた構面に上階床パネルを取付ける第
    2工程と、 通し柱の上端側に小屋組を取付ける第3工程と、 小屋組に屋根パネルを取付ける第4工程とを有してなる
    ことを特徴とする建物構法。
  2. 【請求項2】 前記床パネルを金物類を介して下階横架
    材に固定する請求項1記載の建物構法。
  3. 【請求項3】 前記屋根パネルを金物類を介して上階横
    架材と小屋組に固定する請求項1記載の建物構法。
JP2000275229A 2000-09-11 2000-09-11 建物構法 Pending JP2002081131A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104389443A (zh) * 2014-10-27 2015-03-04 成都川雅木业有限公司 一种集成木屋及其制造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104389443A (zh) * 2014-10-27 2015-03-04 成都川雅木业有限公司 一种集成木屋及其制造方法

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