JP2002081035A - 路面清掃車及び路面の清掃方法 - Google Patents

路面清掃車及び路面の清掃方法

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JP2002081035A
JP2002081035A JP2000271466A JP2000271466A JP2002081035A JP 2002081035 A JP2002081035 A JP 2002081035A JP 2000271466 A JP2000271466 A JP 2000271466A JP 2000271466 A JP2000271466 A JP 2000271466A JP 2002081035 A JP2002081035 A JP 2002081035A
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surfactant
cleaning
brush
road surface
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Shigeo Matsui
繁雄 松井
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MENTEKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路面清掃において散布する水13の量を低減
させる路面清掃車1を提供する。 【解決手段】 路面を清掃する回転ブラシを備えた路面
清掃車が、水13を貯溜した水タンク10と、界面活性
剤14を貯溜した界面活性剤タンク11と、水13と界
面活性剤14とを所定の割合で混合する定率希釈ポンプ
34と、水13と界面活性剤14との混合液15を泡沫
化するフォームジェットノズル16〜19とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面を清掃する路
面清掃車、及び路面の清掃方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、幹線道路等の清掃には路面清
掃車が使用されている。この路面清掃車は、路面に接触
した状態で回転する回転ブラシを備えており、路面の汚
れを上記回転ブラシで掻き取りながら移動して路面を清
掃する。
【0003】回転ブラシによって路面の汚れを掻き落と
す際には多量の粉塵が発生するが、従来の路面清掃作業
においては、清掃作業前、及び清掃作業中に路面に水を
散布することで粉塵が飛散することを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
清掃作業において、粉塵の飛散を防止するためには、毎
分17〜30リットルもの多量の水を清掃作業前、及び
清掃作業中に散布する必要がある(合計2回の散水)。
また、上記のように多量の水を散布する必要があること
から、路面清掃車以外に散水車を使用する必要があり、
長距離にわたって路面を清掃する場合、水を補給するた
めに散水車を給水基地に移動させなければならず、作業
効率が悪いという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記問
題点を解決するためになされたもので、本発明に係る路
面清掃車は、路面を清掃するための清掃手段と、界面活
性剤と水とからなる混合液を泡沫化する泡沫化手段と、
上記泡沫化した混合液を路面に噴射する噴射手段とを備
えたことを特徴としている。
【0006】第2の発明に係る路面清掃車は、上記路面
清掃車が、水が貯溜される水タンクと界面活性剤が貯溜
される界面活性剤タンクと、上記水タンクに貯溜された
水と界面活性剤タンクに貯溜された界面活性剤とを所定
の割合で混合する混合手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0007】第3の発明に係る路面清掃車は、第2の発
明に係る路面清掃車の上記混合手段が定率希釈ポンプ、
若しくは定量ポンプであることを特徴としている。
【0008】第4の発明に係る路面清掃車は、第1から
第3のいずれかの発明に係る路面清掃車の上記泡沫化手
段がフォームジェットノズルであることを特徴としてい
る。
【0009】第5の発明に係る路面清掃車は、第1から
第3のいずれかの発明に係る路面清掃車の上記泡沫化手
段が、上記混合液と圧縮空気とを混合して泡沫を発生さ
せる発泡器であることを特徴としている。
【0010】第6の発明に係る路面清掃車は、第1から
第5のいずれかの発明に係る路面清掃車の上記界面活性
剤が陰イオン界面活性剤であることを特徴としている。
【0011】第7の発明に係る路面清掃車は、第1から
第6のいずれかの発明に係る路面清掃車の上記清掃手段
が、路面清掃車の側部に配置された回転可能な第1のブ
ラシと、清掃車の後部に配置された回転可能な第2のブ
ラシとで構成され、清掃車の後部に粉塵収容部を備えて
おり、上記第1のブラシは清掃車の底面に粉塵を寄せ集
め、上記第2のブラシは清掃車の底面に寄せ集められた
上記粉塵を粉塵収容部に収容することを特徴としてい
る。
【0012】第8の発明に係る路面清掃車では、第7の
発明に係る路面清掃車が、泡沫化した混合液を第1のブ
ラシの周辺に噴射する噴射口を備えたことを特徴として
いる。
【0013】第9の発明に係る路面清掃車では、第8の
発明に係る路面清掃車が混合液を霧化する霧化手段を有
し、霧化された混合液を路面清掃車の底面に噴射する第
2の噴射口を備えたことを特徴としている。
【0014】本発明に係る路面の清掃方法は、界面活性
剤と水とからなる混合液を泡沫化して路面に噴射した状
態で該路面に回転するブラシを接触させることを特徴と
している。
【0015】第2の発明に係る路面の清掃方法は、界面
活性剤と水とからなる混合液を泡沫化して路面に噴射し
た状態で該路面に回転するブラシを接触させ、上記路面
から掻き取られた粉塵に、界面活性剤と水とからなる混
合液を霧化して噴射することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る実施の形態について説明する。図1は、本発明
に係る路面清掃車1の右側面を表しており、図2は車体
2を除いた路面清掃車1の平面を表している。
【0017】路面清掃車1は、車体2の底面の略中央部
左右両側に、左側ブラシ3と右側ブラシ4とをそれぞれ
備えており、該左側ブラシ3と左後輪5との間に左側補
助ブラシ6を、右側ブラシ4と右後輪7との間に右補助
ブラシ8を備えている。また、車体2の後端部底面には
主ブラシ9を備えている。
【0018】路面清掃車1は水タンク10と界面活性剤
タンク11を有しており、これらに貯溜された水13と
界面活性剤14とを混合して得られた混合液15を、車
体2の前部左側に設けられた第1左側ノズル16と左側
ブラシ3の上部に設けられた第2左側ノズル17、若し
くは車体2の前部右側に設けられた第1右側ノズル18
と右側ブラシ4の上部に設けられた第2右側ノズル19
とから泡沫化して噴射できるように設けてある。
【0019】本発明に係る路面清掃車1は、左側第1ノ
ズル16と左側第2ノズル17とから泡沫化した混合液
15(泡沫20)を噴射しながら左側ブラシ3と左側補
助ブラシ6とを使用して、若しくは上記右側第1ノズル
18と右側第2ノズル19とから泡沫化した混合液15
(泡沫20)を噴射しながら右側ブラシ4と右側補助ブ
ラシ8とを使用して、泡沫20に濡れた砂利やゴミを路
面21から掻き取って清掃する。
【0020】路面20から掻き取られた砂利やゴミは、
車体2の後部に設けられた回収機構22に主ブラシ9に
よって回収される。
【0021】以上、路面清掃車1の構成及び動作につい
ての概略を説明したが、以下、路面清掃車1の構成及び
動作について詳細に説明する。
【0022】上記のように、路面清掃車1は混合液15
を泡沫化して噴射することができるようになっている。
ここで、路面清掃車1の配管系24について図3を使用
して説明する。水タンク10には水用配管25が接続さ
れている。この水用配管25には、電動ポンプ26、電
磁弁27、フィルタ29、手動バルブ30、及び流量計
31が水タンク10側から表記した順に接続されてい
る。
【0023】また、界面活性剤タンク11には上記水用
配管25に接続された界面活性剤用配管32が接続され
ている。この界面活性剤用配管32には水用配管25側
から順番に逆止弁33、定率希釈ポンプ34が接続され
ている。なお、上記定率希釈ポンプ34は、DSA社製
ディスペンサーが使用されるが、公知の定量ポンプを使
用してもよい。上記界面活性剤タンク11には、陰イオ
ン界面活性剤の一種であるαオレフィンスルホン酸ナト
リウムからなる界面活性剤14が貯溜されているが、界
面活性剤の種類は上記の陰イオン界面活性剤に限定され
るものではなく陽イオン界面活性剤、非イオン系界面活
性剤等の界面活性剤であってもよい。
【0024】水用配管25と界面活性剤用配管32の接
続部分には、混合液用配管36が接続されている。この
混合液用配管36は左側ノズル用配管37と右側ノズル
用配管38とに分岐されている。左側ノズル用配管37
と右側ノズル用配管38には、それぞれ電磁弁39と4
0が接続されており、左側ノズル用配管37は左側第1
ノズル16と左側第2ノズル17に、右側ノズル用配管
38は右側第1ノズル18と右側第2ノズル19とに接
続されている。上記ノズル16、17、18、及び19
はスプレーイングシステムスジャパン株式会社製フォー
ムジェットノズルが使用される。これらノズル16〜1
9の外周にはそれぞれ空気孔が形成されており、内部を
通過した水13と界面活性剤14とからなる混合液15
は、上記空気孔から侵入した空気と混合して噴射される
際には泡沫20となって噴射される。
【0025】次に、左側ブラシ3の構成について説明す
る。なお、右側ブラシ4は左側ブラシ3と左右対称の同
一構成であって、車体2の右側に設けられた点のみが異
なるため説明を省略する。
【0026】図4は左側ブラシ3の側面を表しており、
図5は左側ブラシ3の平面を表している。車体2の底面
には垂直方向に回転軸51が取り付けてある。この回転
軸51には左側ブラシ支持フレーム52が回転自在に取
り付けられている。また、車体2の下側側部には、油圧
シリンダ53が取り付けてあり、この油圧シリンダ53
のロッド54が上記左側ブラシ支持フレーム52に回動
自在に取り付けてある。
【0027】これより、油圧シリンダ53が動作するこ
とで、左側ブラシ支持フレーム52が車体2の下側から
車体の側部に向かって回転移動できるようになっている
(矢印52a方向)。上記左側ブラシ支持フレーム52
の上端部には油圧シリンダ56が、下端部には支持軸5
7がそれぞれ上下方向に回転可能に取りつけてある。上
記油圧シリンダ56のロッド58は上記支持軸57の他
端部近傍に回動自在に取り付けてあり、支持軸57の他
端には油圧モータ支持フレーム59が取り付けてある。
【0028】油圧モータ支持フレーム59には、ブラシ
本体60を回転駆動するための油圧モータ61が取り付
けてある。ブラシ本体60は、油圧モータ61の回転軸
に取り付けられた円盤62と、該円盤62の下側面の円
周方向に取り付けられたワイヤブラシ63とで構成され
ている。ブラシ本体58は上記油圧モータ59により、
路面21から掻き出した泡沫20で覆われた粉塵を車体
2の底面中央に向かって移動させる方向に回転するよう
になっている(矢印60a)。
【0029】上記円盤60の上面には、複数の左側第2
ノズル17が配置してあり、ブラシ本体60の前方(路
面清掃車1の清掃方向に向かって前方向)に泡沫20を
噴射できるようになっている。また、泡沫20の噴射位
置には、泡沫飛散防止板65が設けてある。この泡沫飛
散防止板65は、油圧モータ支持フレーム59に取り付
けられた支持棒66に吊り下げられるようにして取り付
けてある。
【0030】以下、上記図1、及び図2を参照して各部
の構成を説明する。左側補助ブラシ6のブラシ本体は車
体2の底面に固定して設けられている。左側補助ブラシ
6のブラシ本体、及び油圧モータは、上記左側ブラシ3
のブラシ本体60、及び油圧モータ61と同一の部材に
よって構成されている。また、左側補助ブラシ6のブラ
シ本体の回転方向も上記ブラシ本体60と同一の60a
方向に設けてある。
【0031】車体2の底面中央部には、車体2の底面を
長手方向に仕切るための粉塵移動防止板67が設けられ
ている。この粉塵移動防止板67によって、左側ブラシ
3と左側補助ブラシ6、若しくは右側ブラシ4と右側補
助ブラシ8によって車体2の底面中央に向かって移動さ
せられた泡沫20で覆われた粉塵が、それぞれ車体2の
反対側からはみ出ることが防止されるようになってい
る。
【0032】回収機構22の構成について説明する。回
収機構22は、車体の後方内部上側に設けられた回収部
70と、該回収部70と主ブラシ9との間に設けられた
コンベア71、及びコンベアガイド板72とから構成さ
れている。上記コンベア71は回転移動するベルトに所
定間隔で粉塵回収板73が取り付けられている。
【0033】路面清掃車1の運転席75には、左側ブラ
シ3、右側ブラシ4、左側補助ブラシ6、右補助ブラシ
8、及び回収機構22を操作するための操作制御盤76
と、泡沫混合液15(泡沫20)を噴射するために設け
られた上記配管系24を操作するための操作制御盤77
とが設けてあり、運転手は路面清掃車1を運転しなが
ら、これら操作制御盤76、77を操作することができ
るようになっている。
【0034】次に上記構成からなる路面清掃車1を使用
して路面を清掃する手順について説明する。車体2の左
側を清掃する場合、路面清掃車1の運転手は操作制御盤
76を操作して油圧シリンダ53を駆動してブラシ本体
60を車体2の底面から左側部にはみ出るように移動さ
せ、油圧シリンダ56を駆動してブラシ本体60を下げ
てワイヤブラシ63を路面に当接させる。
【0035】続いて操作制御盤77を操作して配管系2
4の電動ポンプ26を駆動させ、電磁弁27と左側ノズ
ル用配管37の電磁弁39を開き、右側ノズル用配管3
8の電磁弁40を閉じる。なお、手動バルブ30は予め
開いておく。電動ポンプ26が駆動することにより、水
タンク10に貯溜された水13が水用配管25に吸い上
げられる。
【0036】水用配管25に吸い上げられた水13に
は、定率希釈ポンプ34によって界面活性剤タンク11
から吸い上げられた界面活性剤14が混合される。上記
定率希釈ポンプ34は、水13と界面活性剤14とが所
定の比率で混合されるように界面活性剤14を吸い上げ
る。このようにして、定率希釈ポンプ34によって界面
活性剤の濃度が約0.2%に調節された混合液15は、
混合液用配管36に流入して左側ノズル用配管37に流
れ込み、左側第1ノズル16と左側第2ノズル17とか
ら泡沫20となって路面に噴射される。上記水13(泡
沫20)は1分当たり約5〜10リットル噴射される。
このように、路面清掃車1では、従来の路面清掃車に比
較して、水13の使用量が約3分の1から6分の1で済
む。
【0037】泡沫20が路面に噴射されたところで路面
清掃車1を約時速6kmで運転しながら操作制御盤76
を操作し、左側ブラシ3の油圧モータ61、及び左側補
助ブラシ6の油圧モータを駆動して、それぞれのブラシ
を回転させる。
【0038】路面21上のゴミや埃、及び路面21にこ
びり付いたゴミ等は、路面に噴射された泡沫20で覆わ
れているため、回転する左側ブラシ3によって路面21
から掻き取られる際、粉塵となって飛散することが防止
される。左側ブラシ3によって路面21から掻き取られ
た泡沫20で覆われたゴミ等は車体2の底面中央に寄せ
集められて、左側補助ブラシ6によって車体2の後部に
移動する。この際、粉塵移動防止板67によって、泡沫
20で覆われたゴミ等が車体2の右側にはみ出て行くこ
とが防止される。
【0039】車体2の後部に寄せ集められた泡沫20で
覆われたゴミは、主ブラシ9で掻き上げられてコンベア
ガイド板72を介して粉塵回収板73に送られ、コンベ
ア71の回転に伴って回収部70に回収される。
【0040】以上、車体2の左側を清掃する場合につい
て説明したが、車体2の右側を清掃する場合には右側ブ
ラシ4、及び右側補助ブラシ8を使用して上記清掃動作
と同様に行うため説明を省略する。
【0041】次に、本発明に係る第2の実施の形態につ
いて説明する。第2の実施の形態に係る路面清掃車80
は、混合液15を泡沫化する手段を上記フォームジェッ
トノズル16〜19に代えて、発泡器81、扇型ノズル
97及び98で構成し、また、混合液15を噴霧するた
めの霧化器82を備えている。以下、路面清掃車80に
ついて、路面清掃車1と異なる部分について説明する。
【0042】図6は路面清掃車80の配管系85を示し
ている。配管系85において、上記配管系24と共通す
る構成部分については同一符号を付して説明を省略す
る。
【0043】配管系85は発泡器81を備えている。こ
の発泡器81は混合液配管36に接続された空気供給管
86で構成されている。空気供給管86は一端が混合液
供給管36に接続されており、他端がコンプレッサー8
7に接続されている。また、空気供給管86にはエアレ
ギュレーター89、圧力計90、手動バルブ91、流量
計92、手動バルブ93、及び逆止弁94が、表記した
順番に上記コンプレッサー87側から接続されている。
また、混合液供給管36には、該混合液供給管36と空
気供給管86との接続部の上流側に手動バルブ95、及
び逆止弁96が接続されている。
【0044】左側ノズル用配管37には左側第1ノズ
ル、及び左側第2ノズルとして扇型ノズル97が、右側
ノズル用配管38には右側第1ノズル、及び右側第2ノ
ズルとして同じく扇型のノズル98がそれぞれ6つずつ
接続されている。
【0045】発泡器81は、コンプレッサー87で圧縮
された空気を混合液供給管36に供給し、混合液15を
泡沫化するもので、泡沫化された混合液15は上記ノズ
ル97、98から噴射される。これらノズル97、98
から噴射される泡沫20は、上記路面清掃車1が備える
フォームジェットノズル16〜19から噴射される泡沫
20に比較して、混合液15の界面活性剤の濃度が同一
であってもきめの細かいものとなり、泡沫20で覆われ
た粉塵の飛散を効率良く防止できる。
【0046】また、配管系85は霧化器82と83とを
備えている。霧化器82は、上記空気供給管86に接続
された第2空気供給管100と、上記混合液供給管36
に接続された第2混合液供給管101とで構成されてい
る。第2空気供給管100には電磁弁102が接続され
ており、第2混合液供給管101には電磁弁103が接
続されている。また、第2空気供給管100と第2混合
液供給管101とは接続された後、端部にミストノズル
104を備えた噴霧液供給管105が接続してある。
【0047】霧化器83は、上記第2空気供給管100
に接続された第3空気供給管106と上記第2混合液供
給管101に接続された第3空気供給管107とで構成
されている。第3空気供給管106には電磁弁108が
接続されており、第3混合液供給管107には電磁弁1
09が接続されている。また、第3空気供給管106と
第3混合液供給管107とは接続された後、端部にミス
トノズル110を備えた噴霧液供給管111が接続して
ある。
【0048】図7は路面清掃車80の部分側面図であ
り、図8は路面清掃車80の左側補助ブラシ6を平面か
ら見た状態を示す図である。上記ミストノズル104
は、車体2の底面、後部左側部分に設けられており、ミ
ストノズル110は車体2の底面、後部右側部分に設け
られている。また、ミストノズル104と110とは、
噴射口が路面21に向けて配置されている。
【0049】第2の実施の形態に係る路面清掃車80で
は、上記路面清掃車1と同様に、左側ブラシ3と左側補
助ブラシ6、または右側ブラシ4と右側補助ブラシ8と
を使用して車体2の左側、若しくは右側を清掃する。こ
の際、操作制御盤77を操作してコンプレッサー87を
駆動させるとともにエアレギュレーター89により圧力
を調整して混合液用配管36に圧縮空気を流入させ、発
泡器81で混合液15を泡沫化する。なお、手動バルブ
91と93は予め調節しておく。混合液供給管36に流
入した泡沫20は、電磁弁39と40とを調節すること
で第1左側ノズル97と第2左側ノズル97、または第
1右側ノズル98と第2右側のズル98とから噴射され
る。
【0050】このようにして、発泡器81で泡沫化され
た混合液15は、きめの細かい微細なものであるため、
1分当たり約3〜6リットルの噴射量で粉塵の飛散を防
止することができ、路面清掃車80では、従来の路面清
掃車に比較して、水13の使用量が約6分の1から10
分の1で済む。また、路面21の洗浄効果も高い。ま
た、混合液15の界面活性剤濃度を約0.15%に低下
させて、1分当たりの噴射量を約3〜6リットルとした
場合、清掃後の濡れた路面21が滑り難いものとなる。
【0051】また、車体2の左側の路面21を清掃する
際には、操作制御盤77を操作して電磁弁102と10
3とを開き、電磁弁108と電磁弁109とを閉じるこ
とで、ミストノズル104から霧化された混合液15を
車体2の後部左側底面に向かって噴射する。この霧化さ
れた混合液15は、左側補助ブラシ6でで車体2の底面
を主ブラシ9に向かって移動する際に舞い上がった泡沫
20で覆われたゴミ等に付着して、上記ゴミ等が車体1
の下側から側面に向かって飛散することを防止する。同
様に、車体2の右側の路面21を清掃する際には、電磁
弁102と103とを閉じ、電磁弁108と電磁弁10
9とを開くことでミストノズル110から霧化された混
合液15を車体2の後部右側底面に向かって噴射して、
上記ゴミ等が車体1の下側から側面に向かって飛散する
ことを防止する。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る路面清掃車は、泡沫化した混合液を路面に噴射す
るので、清掃手段によって路面から掻き取られたゴミ等
が混合液の泡沫で覆われ、粉塵となって飛散することが
防止される。また、上記泡沫化した混合液は水に比較し
て少量で粉塵の飛散を防止することができる。このよう
に、本発明に係る路面清掃車では、省資源で粉塵の飛散
を防止することができる。
【0053】また、混合手段を定率希釈ポンプ、若しく
は定量ポンプとした路面清掃車では水の流量の変化に応
じて一定濃度の混合液を得ることができる。また、泡沫
化手段にフォームジェットノズルを使用した路面清掃車
は、設備を簡略化することができるので、安価に製造す
ることができるとともに、メンテナンス性に優れてい
る。
【0054】泡沫化手段が発泡器である路面清掃車で
は、混合液の発泡性を向上させることができるので、路
面の清掃性が向上する。また、界面活性剤の使用量を低
減させて使用することもできるので、環境問題に配慮す
ることができる。さらに、界面活性剤の使用量を低減さ
せることで、清掃後の濡れた路面を滑り難いものとする
ことができ、清掃された後の濡れた路面を通行する軽車
両や通行人等が転倒すること等が防止される。
【0055】界面活性剤に陰イオン界面活性剤を使用す
れば、清掃性、及び粉塵の飛散防止に優れたものとな
る。
【0056】上記第1のブラシと上記第2のブラシを備
えた路面清掃車では、粉塵が粉塵収容部に収容されるの
で路面の清掃と粉塵の回収とが行える。
【0057】泡沫化された混合液が第1のブラシの周辺
に噴射される路面清掃車では、泡沫で濡れた粉塵が第1
のブラシで清掃されるので、高い粉塵飛散防止効果が得
られるとともに、路面の清掃性が向上する。
【0058】霧化された混合液が路面清掃車の底面に噴
射される路面清掃車では、第1のブラシによって車体の
底面に移動させられた粉塵が第2の噴射口から噴射され
る霧化した混合液で濡れるので、車体の底面に移動する
際の泡沫で覆われた粉塵の飛散を防止することができ
る。
【0059】界面活性剤と水とからなる混合液を泡沫化
し、該泡沫化した混合液を路面に噴射した状態で該路面
に回転するブラシを接触させて路面を清掃する方法で
は、粉塵の飛散が少量の混合液の泡沫で防止できる。
【0060】泡沫化した混合液を路面に噴射した状態で
該路面に回転するブラシを接触させ、上記路面から掻き
取られた粉塵に、霧化した混合液を噴射する路面の清掃
方法では、粉塵の飛散が少量の混合液の泡沫で防止でき
るとともに、飛散している泡沫で覆われた粉塵が霧化し
た混合液で濡らされて路面に降下するので、上記泡沫で
覆われた粉塵の飛散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 路面清掃車の側面図である。
【図2】 路面清掃車の車体を除いた平面図である。
【図3】 路面清掃車の配管系を示す図である。
【図4】 左側ブラシの側面図である。
【図5】 左側ブラシの平面図である。
【図6】 第2の実施形態に係る路面清掃車の配管系を
示す図である。
【図7】 第2の実施形態に係る路面清掃車の部分側面
図である。
【図8】 第2の実施形態に係る路面清掃車の部分平面
図である。
【符号の説明】
1…路面清掃車、2…車体、3…左側ブラシ、4…右側
ブラシ、6…左側補助ブラシ、8…右側補助ブラシ、9
…主ブラシ、16〜19…フォームジェットノズル。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面を清掃するための清掃手段と、界面
    活性剤と水とからなる混合液を泡沫化する泡沫化手段
    と、上記泡沫化した混合液を路面に噴射する噴射手段と
    を備えたことを特徴とする路面清掃車。
  2. 【請求項2】 水が貯溜される水タンクと界面活性剤が
    貯溜される界面活性剤タンクと、上記水タンクに貯溜さ
    れた水と界面活性剤タンクに貯溜された界面活性剤とを
    所定の割合で混合する混合手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の路面清掃車。
  3. 【請求項3】 上記混合手段が定率希釈ポンプ、若しく
    は定量ポンプであることを特徴とする請求項2に記載の
    路面清掃車。
  4. 【請求項4】 上記泡沫化手段がフォームジェットノズ
    ルであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の路面清掃車。
  5. 【請求項5】 上記泡沫化手段が、上記混合液と圧縮空
    気とを混合して泡沫を発生させる発泡器であることを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載の路面清掃
    車。
  6. 【請求項6】 上記界面活性剤が陰イオン界面活性剤で
    あることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    の路面清掃車。
  7. 【請求項7】 上記清掃手段が路面清掃車の側部に配置
    された回転可能な第1のブラシと、清掃車の後部に配置
    された回転可能な第2のブラシとで構成され、清掃車の
    後部に粉塵収容部を備えており、上記第1のブラシは清
    掃車の底面に粉塵を寄せ集め、上記第2のブラシは清掃
    車の底面に寄せ集められた上記粉塵を粉塵収容部に収容
    することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載
    の路面清掃車。
  8. 【請求項8】 泡沫化した混合液を第1のブラシの周辺
    に噴射する噴射口を備えたことを特徴とする請求項7に
    記載の路面清掃車。
  9. 【請求項9】 混合液を霧化する霧化手段を有し、霧化
    された混合液を路面清掃車の底面に噴射する第2の噴射
    口を備えたことを特徴とする請求項8に記載の路面清掃
    車。
  10. 【請求項10】 界面活性剤と水とからなる混合液を泡
    沫化して路面に噴射した状態で該路面に回転するブラシ
    を接触させることを特徴とする路面の清掃方法。
  11. 【請求項11】 界面活性剤と水とからなる混合液を泡
    沫化して路面に噴射した状態で該路面に回転するブラシ
    を接触させ、上記路面から掻き取られた粉塵に、界面活
    性剤と水とからなる混合液を霧化して噴射することを特
    徴とする路面の清掃方法。
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